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(加州宗一) どうして アンダーにゴーレムが?
(漆原冬馬) これは全て 父の仕業だ
(漆原徳秋) 優先すべきは タワーの安全だ
(柊木佳奈恵) 何やってんの!?
(下村海斗) お前は ヤツらの死を背負うな
支えにしろ
(佳奈恵) 海斗!
(坪井) これ以上 タワーの横暴を 許すことはできない
(新山明日葉) 待ってください
(明日葉) 私が タワーの代表になります
(加州) 俺は 明日葉さんを信じる
彼女のためなら――
何だってする
(明日葉) レジスタンスと 休戦しましょう
話し合うんです
要求は 何ひとつ のむつもりはない
でしたら 事実を公表します あなたには失脚してもらう
何のことだ?
(銃声)
(湯浅理一) 母は自殺しました
罪の重さに耐えきれず
(坪井) 交渉は決裂だ 撤退するぞ!
(漆原の うめき声)
(冬馬) 父さん
あとは…
頼んだぞ
(三原結月) 文明を取り戻さないと
(結月) 私たちの手で
(秋吉 蓮) ああ 我々の手で
父が――
息を引き取りました
(白樺晴子) アア…
やっぱり――
レジスタンスとの交渉なんて するべきじゃなかったのよ
(冬馬) 現代表が レジスタンスに殺された
これは タワーとアンダーの 力関係を大きく変えることです
早急に手を打たなくては
(明日葉) 待ってください
レジスタンスの行いは 許されることではありません
でも 先に彼らを殺そうとしたのは 漆原代表です
(晴子) 代表は 危険を察知して 先に動いただけよ!
アンダーにゴーレムウイルスを ばらまいたのは 漆原代表です
(議員) だ… 代表が?
(明日葉) 争いの発端は 漆原代表です
(晴子) 亡くなったのをいいことに なんてことを!
(明日葉) 証人がいるんです
(冬馬) 彼女は自殺したよ
(明日葉) えっ?
隠し持っていた拳銃で 頭を撃ち抜いた
理一くんの前で
まさか…
(冬馬) もはや真相は分からない
レジスタンスが――
タワーの犯行だと見せかけるために 彼女を利用した可能性だってある
(明日葉) そんはずない
理想を語るのは もうやめろ!
もう聞きたくない
(加州) 何があった?
交渉はワナだった
ヤツらのねらいは 俺たちを呼び出し 殺すことだったんだ
ワナ?
(坪井) だが いい知らせもある
漆原をやった
(住人たち) おおっ!
(坪井) 上は混乱してる
攻めるなら今だ
待て 明日葉さんは?
漆原が死んだなら 彼女が代表になるはずだ
それは どうかなぁ
切り札にしていた証人の女は 恐らくは もういない
殺されたんだろう
新山明日葉も裏切られたんだ
あるいは…
あの女もグルか
いいかげん 目ぇ覚ませ
あの女を取り戻すには 戦うしかないんだよ
聞け!
タワーは 俺たちを 殲滅しようとしている
平等など あるはずがない!
このまま殺されるのを待つのか?
(坪井) 俺たちは戦う
生き残りたい者たちには 武器を渡す
その意思がある者は ついてこい
戦いになれば 大勢が死ぬことになる
(突き飛ばす音)
やるしか道はないんだ
(冬馬) 父は 僕に――
何度も――
レジスタンスの危険性を訴えていた
それなのに…
この憎しみを忘れてはいけない
父の死をムダにしてはいけない
(冬馬) 父に代わり――
僕が代表になります よろしいですか?
(晴子) もちろんです
(議員たち) 異議なし!
(議員たち) 異議なし…
(冬馬) 警備兵を集めろ 準備できしだい アンダーに攻め込む
(警備兵たち) はっ!
(拍手)
(拍手)
(間宮 響) その手は 汚しちゃいけない
(響) お前が変わる必要なんてない
間違ってるのは この世界だ
(加州) やっぱり あなたは――
強い人です
あなたなら――
タワーを変えられるかもしれない
(拍手)
待ってください
いいかげんにしないか
彼らと 戦ってはいけません
(坪井) 何の用だ?
私は 明日葉さんを信じる
戦うのは やめて
(坪井) 手を出すな
長いつきあいだ
こいつは 僕が殺す
(加州) やめろ
(鞘の落ちる音)
(佳奈恵) いつまで そうやって生きるの?
(坪井) はぁ?
(佳奈恵) だって そうでしょう?
あなたは ずっと そう ハルさんが死んでから
(ハル) あなたに生きてほしいから
ずっと その憎しみに とらわれ続けてる
まるで 誰かを憎むことでしか 生きられないみたいに
(佳奈恵) レジスタンスのことだって――
結局は 誰かを 憎みたいだけなんじゃないの?
それの何が悪い?
(坪井) 何のために――
どう生きようと…
僕の自由だ
(佳奈恵) それで 誰かを 傷つけてもいいっていうの?
いいね
それが この世界だ
この狂った世界が…
俺たちの全てじゃないか
(坪井) 取れ
拾え!
(刀を抜く音)
(鞘の落ちる音)
確かに――
私の言ってることは 理想かもしれません
起きてしまったことは なかったことにはならない
憎しみも消えない
だからこそ 私たちにできることが…
私たち人間にしか できないことがある
お前だって 過去に とらわれてるじゃないか
お前は あいつを 忘れることができるのか!?
憎しみだろうが 何だろうが 何だっていい
僕はハルを…
(坪井) ンッ!
(佳奈恵) 忘れられるはずなんてない
でも だからこそ…
あの人が愛してくれた自分でいたい
(佳奈恵) 今のあなたは誰なの?
ハルさんが愛した人?
黙れ!
(刺す音)
(坪井) ンッ!
お前…
(刺す音)
(坪井) アア…
アッ…
(高城) 坪井さん! (坪井) 来るな!
(坪井) ウウッ…
ハァハァ…
ハァハァハァ…
柊木佳奈恵
ハァ…
ンンッ…
フゥ~…
フゥ…
グッ…
(ハル) 私には 自分の命より 大事なものがあります
(ハル) あなたに生きてほしいから
ハル
(斬る音)
(明日葉) 憎しみを乗り越えるのです
それが どんなに大きな思いでも
どんなに 手放し難い思いでも
未来のために
前に進むために
それが ゴーレムではない――
私たち人間にできること
私たちは 同じ人間です
(理一) 同じ人間じゃない
彼らは劣った人間だ
そう あなたたち大人が 言ったんじゃないか
里菜さんを殺したのは あなたね?
ずっと“憎め”と教えられてきたんだ
今更 変えられないよ
やめろ!
(刺す音)
(明日葉) ウウッ… (冬馬) 明日葉
(明日葉の うめき声)
(明日葉) ごめんね
ウッ…
ハァハァ ハァハァ…
こんな…
こんな争い…
もう 終わりにしましょう
この子たちの…
ハァハァ…
ためにも…
(ナイフの落ちる音)
ハァハァ…
ハァハァ…
(冬馬) 明日葉
明日葉!
明日葉!?
♪~
~♪
(冬馬) 漆原冬馬だ
聞こえるか? 聞こえてたら応えろ
我々は アンダーへの休戦を求める
明日葉さんが止めてくれたの?
(冬馬) ああ
(高城) 休戦を受け入れる
(冬馬) 感謝する
(冬馬) ごめん 明日葉
僕は 自分の気持ちを 抑えられなかった
そのせいで 君をこんな目に…
こんなに 君を…
愛してるのに
(秋吉) この無線は 全ての通信機器に送られている
ユートピアの全ての住人に告ぐ
我々は 共同体連合“希望と光”
(秋吉) 我々は――
ユートピア周辺を制圧した
(秋吉) 命が惜しければ ユートピアから立ち去れ
逃げる者は追わない
しかし 残る者は 抵抗の意思があると見なし――
誰であろうと容赦はしない
(秋吉) 君たちの内情は把握している
武力では こちらが 圧倒的に勝っている
君たちに勝ち目はない
3時間 君たちに猶予を与える
賢明な判断を願う 以上だ
報告だと 敵は全員 銃で武装しているそうです
人数も 警備兵の数を はるかに超えてると
冬馬さん
とにかく元老院を集めてくれ
はい
こんなときに…
こんなときを狙ったのかもしれない
しかし どうやって情報を?
様子を探ってきます
佳奈恵ちゃん
(佳奈恵) 結月ちゃんの仲間?
うん
小さなコミュニティーが 身を守るために 同盟を結んでる
(結月) 佳奈恵ちゃんも 私たちと…
(佳奈恵) 今すぐ――
やめさせて
(結月) それはできない
このままだと ユートピアは自滅する
貴重な文明を失うわけにはいかない
(佳奈恵) 結月ちゃん 間違ってる
(結月) この世界で――
何が正しいかなんて 立場によって いくらでも変わる
誰かを救うには――
必ず誰かが犠牲になる
だったら…
私は 私の大切なものを守る
(結月) 仲間がいるの
新しい仲間が
佳奈恵ちゃんでもない
響でもない
守られるんじゃなくて――
私が 守るべき仲間
(結月) 私は もう…
子供じゃない
私に 何も――
聞かなかったね
間宮さんのこと
(響) 俺は 来美を捜して 死にものぐるいで生きてきたんだ
来美に会うためだけに 生きてきたんだ
まだ やるべきことがあるんだ
私は ここに残る
元気でね
(結月) 響…
(結月) ずっと響のそばにいたかった
だけど…
それじゃダメなんだって 気づいたから
来美ちゃんを追いかける――
響を見て
(結月) 私は…
私も…
大切な人のために戦う
佳奈恵ちゃんとは戦いたくない
早く ここから逃げて
(冬馬) まだ時間はある とにかく交渉を…
(議員) そんなこと言ってる場合か!
私は逃げるぞ
待ちなさい! タワーを捨てるつもり!?
(議員) 犬死には ごめんだ
(殴る音) (議員) ウウッ!
ハァハァ ハァハァ…
逃げることなんて許されない 最後の1人になるまで戦うのよ
(晴子) ハァハァ…
(斬る音)
(住人たちの悲鳴)
(高城) 食糧をかき集めろ!
(殴る音)
(佳奈恵) やめて!
ユートピアは終わりだ 俺たちは ここを捨てる
待って タワーとアンダー 生き残った人たちで力を合わせれば
対抗できるはず
(高城) 今更 ムリだ
(富岡美津夫) おい 待ってくれ 俺たち どうすりゃいいんだ?
悪いが 自分たちが生き残るので 精いっぱいだ
てめえ ふざけんなよ この野郎!
黙れ タワーの犬が!
お前が裏で甘い汁を吸っていたのは 全員 知ってんだ!
(富岡) ウウッ… (男性) この野郎!
(蹴る音)
やめて! やめて!
(刺す音)
(泣き声)
ウオーッ!
(秋吉) ご苦労さま
(秋吉) どうした?
(結月) ううん
(秋吉) 彼らとの共存は不可能だ
見てきたんだろう? 彼らの愚かな争いを
(結月) うん
争いの火種を残すわけにはいかない
文明を守るんだ
我々の手で
(加州) 明日葉さん
(加州) 明日葉さん
加州
行きましょう
(明日葉) えっ?
逃げるんです
あなたが背負う必要はない
これからは――
私と2人で 生きていきましょう
(明日葉) 加州
さあ
アア…
ンッ…
ハァ… ハァ…
(冬馬) 明日葉
(明日葉) 状況は?
(冬馬) 時間がない 歩けるか?
えっ?
(明日葉) そんなことが…
(冬馬) 僕たちに勝ち目はない
既にタワー内部でも争いが起きてる
(明日葉) そんな…
(冬馬) ユートピアは もう終わりだ
その前に――
会ってほしい人間がいる
加州
(冬馬) 多くの警備兵に ケガを負わせた
処刑されるのは確実だ
君と 逃げるつもりだったんだろう
(冬馬) タワーは混乱してる
逃げるなら今だ
冬馬くん
(加州) 明日葉さん
久しぶりに 2人になれたんです
少し話をしませんか?
(加州) 覚えてますか?
初めて出会ったときのこと
(明日葉) ええ
私が10歳で あなたは18歳
(加州) 財団に入ったばかりで 盗難事件があったとき
真っ先に 俺が疑われて
(明日葉) ああ
加州 目つきが悪いって みんなが言ってて
(加州) フッ… はい
“お前がやったんだろ 白状しろ”って――
みんなに取り囲まれて
そのときに――
助けてくれたのが――
明日葉さんでした
(加州) 明日葉さんは――
俺の目を見て 言ってくれました
“あなたは やってない”って
“目を見れば分かる”って
あなたの そのまっすぐな目を 見た瞬間から――
俺は あなたのことが…
(明日葉) もういい
もう…
もう逃げましょう 一緒に
(明日葉) これからも――
ずっと一緒に
(加州) 諦めてはいけません
私に考えがあります
(ざわめき)
(晴子) 攻撃開始まで あと1時間
一体 何するつもりなんでしょう?
分かりません
ただ“集まってくれ”と
(杖をつく音)
(明日葉) ユートピアは今 存亡の危機に立たされています
ユートピアを守るためには――
タワーとアンダー 全員の力が必要です
今こそ 手を取り合って…
(高城) ふざけんな!
俺たちは お前らがしてきたことを 許していない!
(晴子) 黙りなさい! 漆原代表を殺しといて
(ざわめき)
ムリだ
明日葉
(明日葉) 真相が分かりました
タワーとアンダーの争い
その全ては――
ひとりの男による企てでした
(ざわめき)
(足音)
(加州) ウッ…
(明日葉) この男 加州宗一が 上下の分断をあおり――
我々が殺し合うよう しむけていたのです
多くの人々が犠牲になった レジスタンスの襲撃は――
この男の計画です
(男性) なんてヤツだ
(ざわめき)
(明日葉) アンダーを襲った ゴーレムウイルスを持ち込んだのも
この男です
(ざわめき)
タワーの仕業だと見せかけ――
アンダーの人たちの 怒りをあおるために
(ざわめき)
交渉の中での争いも――
彼が レジスタンスのリーダーに それがワナだと吹き込んだのです
どういうつもりだ?
そして この男は――
レジスタンスのリーダーをも 自らの手で殺しました
(ざわめき)
(明日葉) 今度は タワー側に取り入るつもりで
これが真相です
加州宗一 何か反論は?
ない そのとおりだ
なぜ そんなことを?
双方を争わせ 壊滅させ――
ユートピアを自分のものにするためだ
(住人たちの騒ぎ声)
レジスタンスには レジスタンスの正義があった
タワーにも タワーの正義がある
(明日葉) 私たちは――
歩み寄れたはずだったんです
この男さえいなければ
この男のせいで――
多くの命が奪われました
(住人たちの騒ぎ声)
(男性) 殺せ!
(ぶつかる音)
(住人たちの騒ぎ声)
(住人たちの騒ぎ声)
(明日葉) バカなこと言わないで!
(明日葉) そんなこと できるわけないじゃない
アンダーとタワー 歩み寄るためには――
誰かが罪を償うしかない
(明日葉) でも… (加州) 分かっています
とても残酷なお願いをしてるって
それでも…
死んでいった人々のために――
ここで暮らす人々の未来のために やるしかないんです
逃げてはいけない
ユートピアには――
あなたが必要なんです
あなただけが――
この世界の希望なんです
(住人たちの騒ぎ声)
憎むべきは この男 ただひとり
死をもって――
償ってもらう
加州宗一を死罪とします
(住人たちの騒ぎ声)
明日葉さん 待って!
明日葉さん!
(佳奈恵) ダメ! ダメ!
(住人たちの騒ぎ声)
やめて
(加州) 大丈夫
私は ずっと――
あなたのそばにいます
(加州) あなたをずっと…
愛してます
(銃声)
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
悪は罰しました
(明日葉) これで…
私たちに争う理由はありません
ユートピアは ひとつです
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
時間だ
(杖をつく音)
(明日葉) 代表の新山明日葉です
(秋吉) 降伏… していただけますか?
いえ
ムダな抵抗は やめてほしい
できれば 血は流したくない
目的は?
(秋吉) 僕たちは たくさん見てきた
内紛の末 自滅していくコミュニティーを
君たちに――
この人類最後の希望である ユートピアを 任せてはおけない
(明日葉) あなたたちなら 守れるというのですか?
(秋吉) 守れる
この共同体連合は――
信頼できる人間のみを集め 強い絆で結ばれている
守るだけじゃない 更に発展させることもできる
人を選ぶ
それは かつての ユートピアと同じです
(明日葉) それでは 必ず敵を生む
憎悪は募り――
いつか より大きな争いとなる
だったら 私は 共に生きる道を選びます
きれい事を
実際 ユートピアは…
ユートピアは ひとつになりました
今 中では 人々が一丸となり――
あなたたちとの戦いに備えています
(明日葉) でも――
私たちは 戦いを望みません
今なら まだ引き返せる
あなたたちとも 共に生きる道があるかもしれない
秋吉さん
甘すぎる
(秋吉) しかし 不思議だ
なぜか――
あなたを信じてみたいと思える
(ため息)
交渉がしたい
分かりました
(ノック)
どうぞ
(ドアの開く音)
(冬馬) そろそろ時間だ
みんなが待ってる
分かった
(冬馬) これ
置いとく
じゃ… あとで
(ドアの開閉音)
加州
(泣き声)
加州
(部屋から聞こえる泣き声)
(泣き声)
共同体連合“希望と光”との同盟が 締結されました
戦いは 避けることができました
(明日葉) 皆さんのおかげです
たくさんの犠牲がありました
多くの人が――
大切な人を失ったことでしょう
(明日葉) しかし――
いくら嘆いても 彼らは もう帰ってはきません
私たちができることは――
悲しみを乗り越え――
前を向くことだけです
(海斗) 佳奈恵
(佳奈恵) 海斗
よう
どうして?
言っただろ
そう簡単に死なないって
(海斗) 約束…
忘れてないだろうな?
(海斗) 生きて会えたらさ
俺と つきあってくれ
俺は生きて お前を支える!
約束だ
(佳奈恵) ごめん
(海斗) 佳奈恵?
(海斗) どこ行くんだよ?
人のいない所
これからも――
さまざまな苦難に 私たちは直面することでしょう
人と人が 共に生きる以上 争いは起きる
今だって――
怒りと憎しみを 持ち続けている人もいるのでしょう
争いは必ず起きる
そして また誰かが犠牲になる
そんなことを これからも ずっと繰り返すの
それでも…
私たちは 共に 生きていかなければいけない
憎しみを乗り越え――
真に平和な世界を実現させるには まだまだ時間がかかる
私たちが生きているうちには ムリかもしれない
明日葉さんは それに立ち向かう覚悟を決めてた
愛する人を殺し――
自分の幸せも 人生も捨てて
私には…
それが正しいことだとは思えなかった
でも…
ここで暮らす子供たちが 大人になるころには…
それがダメなら 次の世代
それでもダメなら その次の世代で
そのために 今 私たちは耐えるのです
憎しみと――
悲しみに耐えるのです
それが――
いつか訪れる――
平和な世界の礎になると信じて
こんな世界…
私には もう耐えられない
だから もう…
ひとりになる
分かった
(海斗) でも 約束は約束だ
今じゃなくていい
全部 終わったら…
いつか会いに行く
どこにいたって
ばばあになってたって
捜し出してやる
だから…
絶対に死ぬな
まだまだ時間は かかりそうですね
ゆっくりでいい
1歩ずつ――
前に進んでいくしかない
行きましょう
はい
♪~
~♪
Can't find what you're looking for?
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