All language subtitles for 劇場版 ほんとうにあった怖い話 2019 冬の特別篇 [字]
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1
00:01:49,270 --> 00:01:52,940
≫宇川さん。
2
00:01:52,940 --> 00:01:55,740
≫カトウさんですか。
≫はい。
3
00:01:57,780 --> 00:02:00,380
≫今日は 来てくださって
ありがとうございます。
4
00:02:03,720 --> 00:02:05,720
どうぞ。
5
00:02:34,580 --> 00:02:39,080
≫それで。
何があったんですか。
6
00:02:44,420 --> 00:02:47,720
≫去年のハロウィンの話なんですけど。
7
00:02:58,940 --> 00:03:04,140
これは 僕が 大学生の頃
実際に 体験した話です。
8
00:03:11,880 --> 00:03:13,880
≫いい天気だわ。
9
00:03:16,050 --> 00:03:19,720
≫うわーっ 雄都。
≫何 どうした。
10
00:03:19,720 --> 00:03:22,390
≫ムカデ ムカデだよ。
≫どこにだよ。
11
00:03:22,390 --> 00:03:25,730
≫そこ そこ。
≫えっ。
12
00:03:25,730 --> 00:03:28,570
いねえじゃんよ。
≫いたんだって マジで。
13
00:03:28,570 --> 00:03:31,070
≫そんなの 気にすんなよ。
≫知らないの。
14
00:03:31,070 --> 00:03:33,910
ムカデって毒あるし 危険なんだよ。
15
00:03:33,910 --> 00:03:36,710
≫マジ 安定のビビリだな
航一は。
16
00:03:41,080 --> 00:03:43,920
≫これ お前のおやじさんが
管理してるとこって。
17
00:03:43,920 --> 00:03:46,420
≫そう いい感じだろ。
18
00:03:46,420 --> 00:03:51,090
≫いい感じというか大丈夫か ここ。
19
00:03:51,090 --> 00:03:53,930
≫大丈夫だよ。
ちゃんと 許可 取ってあるし。
20
00:03:53,930 --> 00:03:58,930
≫そうじゃなくて 怖いよ。
不気味過ぎない。
21
00:03:58,930 --> 00:04:02,330
≫何 言ってんだよ。
こんな いいとこ ねえだろ。
22
00:04:04,540 --> 00:04:06,540
おいっ。
23
00:04:09,210 --> 00:04:12,380
本当のTrick Or Treat。
24
00:04:12,380 --> 00:04:16,550
~悪魔との契約儀式~。
25
00:04:16,550 --> 00:04:21,890
≫その日 大学のゼミ仲間である
僕と 龍 航一の3人は
26
00:04:21,890 --> 00:04:25,390
都市伝説好きの龍があるオカルトサイトで見つけた
27
00:04:25,390 --> 00:04:27,390
悪魔のTrick Or Treat
28
00:04:27,390 --> 00:04:29,390
という儀式をやろうと集まりました。
29
00:04:31,900 --> 00:04:34,730
その儀式はその日に よみがえる悪魔に
30
00:04:34,730 --> 00:04:37,900
呪われないようにごちそうをささげるという
31
00:04:37,900 --> 00:04:41,240
現代の 一般的な トリック・
オア・トリートとは 違い
32
00:04:41,240 --> 00:04:44,240
悪魔にささげた ごちそうを
みんなで 食べることで
33
00:04:44,240 --> 00:04:48,580
力を持つ悪魔と契約するというものでした。
34
00:04:48,580 --> 00:04:51,750
まず 五芒星の魔方陣の上で
35
00:04:51,750 --> 00:04:54,420
悪魔にささげるごちそうを作ります。
36
00:04:54,420 --> 00:05:00,030
このとき 調理は
年少者が 1人きりで行います。
37
00:05:00,030 --> 00:05:02,360
参加者 全員の髪を 5本ずつ
38
00:05:02,360 --> 00:05:05,530
くべた火に水 100ccを入れた 鍋をかけ
39
00:05:05,530 --> 00:05:08,870
生のトマトを 3個 入れて
煮込みます。
40
00:05:08,870 --> 00:05:13,040
お湯が 赤くなるまで 煮込んだら
他の具材を入れます。
41
00:05:13,040 --> 00:05:16,710
他の具材に 指定はありません。
42
00:05:16,710 --> 00:05:19,040
年少者が 調理をしている間
43
00:05:19,040 --> 00:05:22,710
残りの人間は 儀式を行う
建物の周りを囲むように
44
00:05:22,710 --> 00:05:25,550
5カ所に 逆十字を書きます。
45
00:05:25,550 --> 00:05:27,550
そして 準備が終わったら
46
00:05:27,550 --> 00:05:30,220
暗闇の中ごちそうを食べ切ります。
47
00:05:30,220 --> 00:05:34,730
食べるときに 使っていいのは
ろうそくの明かりだけ。
48
00:05:34,730 --> 00:05:37,900
全てを残さず 食べ切ることで
悪魔と契約して
49
00:05:37,900 --> 00:05:42,570
どんな願いでも 1つかなうと
サイトには 書かれていました。
50
00:05:42,570 --> 00:05:46,740
就活や 卒業研究の前で
退屈をしていた 僕たちにとっては
51
00:05:46,740 --> 00:05:50,080
十分な遊びのネタでした。
52
00:05:50,080 --> 00:05:54,750
≫なっ。
何だよ いまさら。
53
00:05:54,750 --> 00:05:57,750
≫暇だから 面白いことしようって
言ってたの 雄都だし
54
00:05:57,750 --> 00:06:00,520
航一だって 乗り気だったろ。
55
00:06:00,520 --> 00:06:04,360
≫まあ 確かに
来年は 卒業研究 あるし
56
00:06:04,360 --> 00:06:08,030
今のうちに 遊びたいなとは
思ってたけどさ。
57
00:06:08,030 --> 00:06:11,200
≫俺も 就活 やりたくないって
言ったけどさ。
58
00:06:11,200 --> 00:06:14,200
≫悪魔の儀式だぞ。
多少 怖いの 当たり前だろ。
59
00:06:14,200 --> 00:06:16,200
≫多少じゃないよ。
60
00:06:16,200 --> 00:06:18,200
最初に 1人で 入るの
俺なんだよ。
61
00:06:18,200 --> 00:06:20,540
≫仕方ないだろ誕生日が 一番 遅いんだから。
62
00:06:20,540 --> 00:06:27,050
ほらっ これ。
1 2 3 4 5。
63
00:06:27,050 --> 00:06:30,380
髪の毛な。
64
00:06:30,380 --> 00:06:33,050
≫えーっ。
65
00:06:33,050 --> 00:06:35,050
最初だけさ一緒に 入ってくんない。
66
00:06:35,050 --> 00:06:37,220
≫嫌です。
≫雄都。
67
00:06:37,220 --> 00:06:40,320
≫まあ 大丈夫だよ。
何かあったら 呼べよ。
68
00:06:44,560 --> 00:06:46,900
≫ああ 何か 吐き気してきた。
69
00:06:46,900 --> 00:06:50,700
≫それは 完全 気のせいだから。
≫ほらっ よろしくな。
70
00:07:02,350 --> 00:07:04,350
≫開かないけど。
≫でしょうね。
71
00:07:04,350 --> 00:07:06,850
だって 俺しか
分かんないからね。
72
00:07:06,850 --> 00:07:09,350
≫何だよ。
≫どけって。
73
00:07:17,860 --> 00:07:22,530
3 7 5 4。
74
00:07:22,530 --> 00:07:24,530
OK。
75
00:07:31,210 --> 00:07:35,050
うわっ いい感じじゃん。
76
00:07:35,050 --> 00:07:38,550
ほらっ 行くんだって。
はいっ。
77
00:07:38,550 --> 00:07:40,850
≫はい よろしく。
≫よろしくね。
78
00:07:47,230 --> 00:07:49,390
≫呼んだら ちゃんと 来てよ。
≫嫌です。
79
00:07:49,390 --> 00:07:52,730
≫いや 来てよ。
≫分かった 分かった 行くから。
80
00:07:52,730 --> 00:07:54,830
≫行く 行く。
≫ほんとだよ。
81
00:07:58,570 --> 00:08:01,170
≫じゃあ 俺たちは
逆十字でも 書いてくか。
82
00:08:01,170 --> 00:08:03,170
≫ういーっ。
83
00:08:39,210 --> 00:08:41,210
≫うわっ。
84
00:11:33,250 --> 00:11:35,250
臭っ。
85
00:12:32,910 --> 00:12:34,910
よしっ。
86
00:12:42,750 --> 00:12:44,750
雄都。
87
00:12:54,430 --> 00:12:56,430
雄都。
88
00:13:29,400 --> 00:13:32,570
≫効果が増すっていう感じだね。
≫するよね。
89
00:13:32,570 --> 00:13:35,570
≫太くね。
≫いや 太くないだろ。
90
00:13:35,570 --> 00:13:38,080
こんくらいしないと。
≫横のバランスが 大事だろ。
91
00:13:38,080 --> 00:13:40,180
≫うわーっ。
92
00:13:42,410 --> 00:13:46,250
≫何だ。
また ムカデか。
93
00:13:46,250 --> 00:13:48,920
≫大丈夫かな。
≫大丈夫だろ。
94
00:13:48,920 --> 00:13:51,220
≫航一 航一。
95
00:13:53,930 --> 00:13:56,930
≫絶対 正解だって。
96
00:13:56,930 --> 00:14:00,530
うわっ。
めっちゃ いいじゃん。
97
00:14:00,530 --> 00:14:03,870
≫航一 大丈夫か。
98
00:14:03,870 --> 00:14:07,040
≫大丈夫じゃないだろ。
≫返事なしだ。
99
00:14:07,040 --> 00:14:13,540
≫えっ 上もあるってよ。
上だよな あれ。
100
00:14:13,540 --> 00:14:17,540
どっちだろう。
≫1階から 行こう。
101
00:14:20,380 --> 00:14:24,220
航一。
≫航一。
102
00:14:24,220 --> 00:14:29,520
≫航一 航一。
103
00:14:31,560 --> 00:14:34,730
≫トイレでは 作んねえだろ。
104
00:14:34,730 --> 00:14:37,230
≫航一 おいっ。
105
00:14:39,240 --> 00:14:41,240
≫どこにいんの マジで。
106
00:15:07,030 --> 00:15:09,030
≫航一。
107
00:15:11,040 --> 00:15:13,040
うわーっ。
≫おい 雄都。
108
00:15:13,040 --> 00:15:15,870
うわっ。
109
00:15:15,870 --> 00:15:18,710
≫ごめん ごめん。
鍋 噴きこぼれちゃってさ。
110
00:15:18,710 --> 00:15:22,380
慌てて 消したんだけど
真っ暗でさ びっくりしちゃって。
111
00:15:22,380 --> 00:15:24,880
ごめん。
≫ビビった。
112
00:15:24,880 --> 00:15:28,720
≫マジ ビビらせんなよ。
≫ごめん。
113
00:15:28,720 --> 00:15:30,890
≫服 どろどろだぞ。
114
00:15:30,890 --> 00:15:33,560
≫やけどとかしなかった。
≫大丈夫 大丈夫。
115
00:15:33,560 --> 00:15:37,900
ちょっと 熱かったけど。
≫こぼし過ぎじゃね。
116
00:15:37,900 --> 00:15:41,900
≫すごいよね。
≫こんな こぼれる。
117
00:15:51,740 --> 00:15:55,750
≫結構 こぼれちゃったし
片付けして 帰らねえ。
118
00:15:55,750 --> 00:16:00,020
≫何 言ってんだよ。
鍋 こぼしただけじゃんかよ。
119
00:16:00,020 --> 00:16:02,350
こっからだろ。
120
00:16:02,350 --> 00:16:06,020
≫うん せっかくだし
最後まで やろうよ。
121
00:16:06,020 --> 00:16:08,860
≫えっ。
≫そうだな。
122
00:16:08,860 --> 00:16:12,860
≫じゃあ 終わったら 呼んで。
≫うん。
123
00:16:12,860 --> 00:16:14,860
≫行こうぜ。
≫ああ
124
00:16:25,880 --> 00:16:29,050
≫いや よかったな 航一も
やっと 乗り気になったみたいで。
125
00:16:29,050 --> 00:16:33,890
≫僕は 航一の 悲鳴の鋭さと
あの真っ赤な腕が忘れられず
126
00:16:33,890 --> 00:16:36,190
少し 嫌な予感がしていました。
127
00:16:45,230 --> 00:16:47,230
≫よしっ。
128
00:16:47,230 --> 00:16:51,030
悪魔崇拝の逆十字。
これで 最後だな。
129
00:16:53,400 --> 00:16:55,740
≫もう いいよ。
130
00:16:55,740 --> 00:16:59,840
≫おっ できたってよ。
行こうぜ。
131
00:16:59,840 --> 00:17:02,640
≫うん。
≫いや いいわ。
132
00:17:05,680 --> 00:17:07,680
中で つけんなよ。
133
00:17:20,530 --> 00:17:23,530
航一 できた。
≫うん。
134
00:17:27,200 --> 00:17:31,540
結構 いい匂い するでしょ。
≫ああ するわ。
135
00:17:31,540 --> 00:17:34,880
すげえ。
≫ほらっ 座れよ。
136
00:17:34,880 --> 00:17:37,180
≫おーっ。
137
00:17:42,050 --> 00:17:45,150
≫なかなかでしょ。
≫ああ すごいよ。
138
00:17:49,230 --> 00:17:52,030
≫はい 雄都の分。
≫ありがとう。
139
00:17:59,070 --> 00:18:01,270
≫はい 龍の。
≫ありがとう。
140
00:18:07,510 --> 00:18:09,510
≫いただきます。
141
00:18:25,200 --> 00:18:28,030
熱っ。
≫めっちゃ いい匂いする。
142
00:18:28,030 --> 00:18:30,870
≫でしょ。
≫すごい。
143
00:18:30,870 --> 00:18:32,870
≫熱っ。
≫いや 熱いわ。
144
00:18:32,870 --> 00:18:34,870
≫熱いね。
≫熱い 熱い。
145
00:18:37,040 --> 00:18:39,040
≫いける。
146
00:18:42,880 --> 00:18:44,880
≫うまい。
147
00:18:48,720 --> 00:18:50,720
≫うまい。
148
00:19:17,350 --> 00:19:20,450
うっ。
≫龍。
149
00:19:22,520 --> 00:19:26,190
龍。
おいっ 龍。
150
00:19:26,190 --> 00:19:28,690
おいっ 龍。
151
00:19:28,690 --> 00:19:31,030
何 入れたんだよ。
≫何も 入れてないよ。
152
00:19:31,030 --> 00:19:34,130
≫龍 どうした。
≫おいっ。
153
00:19:37,200 --> 00:19:39,500
龍 龍。
154
00:19:43,540 --> 00:19:45,640
≫なーんてな。
155
00:19:47,880 --> 00:19:50,210
ビビった。
156
00:19:50,210 --> 00:19:54,890
≫おいっ ふざけんなよ。
マジのやつかと思ったわ。
157
00:19:54,890 --> 00:19:57,890
≫よかった 俺 二度と
料理 作れないかと思ったよ。
158
00:19:57,890 --> 00:20:00,220
≫名演技だったろ。
159
00:20:00,220 --> 00:20:02,560
≫普通に うまい。
≫でしょ。
160
00:20:02,560 --> 00:20:05,060
≫うまい トマト鍋。
≫よかった。
161
00:20:05,060 --> 00:20:08,570
野菜のうまみとかも 出てて
いい感じだよね。
162
00:20:08,570 --> 00:20:11,170
≫料理 できんだな。
≫まあ 意外とね。
163
00:20:25,080 --> 00:20:27,580
≫雄都 どうかした。
164
00:20:29,750 --> 00:20:34,930
≫何か 臭くない。
腐ってるみたいな。
165
00:20:34,930 --> 00:20:40,430
≫えっ しないけど。
≫この肉かな。
166
00:20:43,600 --> 00:20:46,100
うわーっ。
167
00:20:46,100 --> 00:20:51,600
指 人間の。
≫何だよ 雄都まで。
168
00:20:55,950 --> 00:20:57,950
龍。
169
00:21:00,380 --> 00:21:03,050
お前のそれ 耳。
170
00:21:03,050 --> 00:21:06,150
≫お前 もうちょっと
ましなうそが つけねえのか。
171
00:21:08,890 --> 00:21:10,890
あっ。
172
00:21:13,730 --> 00:21:16,900
≫何だよ 今度は 2人してさ。
だまされねえぞ。
173
00:21:16,900 --> 00:21:19,200
≫冗談じゃねえって。
それ 見ろよ。
174
00:21:27,240 --> 00:21:31,750
えっ これ。
これが 指 人の。
175
00:21:31,750 --> 00:21:33,750
よく 見てみろよ。
176
00:21:39,090 --> 00:21:41,090
≫ウィンナー。
177
00:21:41,090 --> 00:21:43,760
≫そうだよ。
俺が作った 料理なんだから。
178
00:21:43,760 --> 00:21:49,260
≫でも じゃあ 龍のは。
≫きくらげだろ。
179
00:21:53,100 --> 00:21:58,900
2人とも ビビリ過ぎじゃね。
どんだけ ビビってんだよ。
180
00:22:01,210 --> 00:22:04,720
≫鍋の中に人間の指と 耳が入ってたの。
181
00:22:04,720 --> 00:22:08,050
≫いや その後で 見たときは
182
00:22:08,050 --> 00:22:11,390
確かに ウィンナーと
きくらげだったんですけど。
183
00:22:11,390 --> 00:22:14,230
≫つまり ただの見間違い。
184
00:22:14,230 --> 00:22:19,730
≫違います。
と思うんです。
185
00:22:21,900 --> 00:22:29,410
指と耳に見えた あのときだけは
何か 腐った肉みたいな。
186
00:22:29,410 --> 00:22:32,240
一緒にいた 龍も
同じこと 言うんです。
187
00:22:32,240 --> 00:22:35,910
≫そこで やめようとは
思わなかったの。
188
00:22:35,910 --> 00:22:41,710
≫もちろん 思いました。
でも 航一が。
189
00:22:54,600 --> 00:22:57,770
≫全然 食べてないじゃん
2人とも。
190
00:22:57,770 --> 00:22:59,870
≫ごめん。
俺 もう おなか いっぱいだわ。
191
00:23:25,230 --> 00:23:27,230
≫なあ 航一。
192
00:23:27,230 --> 00:23:31,070
結構 食ったし
そろそろ 片付けしてさ。
193
00:23:31,070 --> 00:23:33,900
≫そうだな。
楽しかったし そろそろ 帰ろうぜ。
194
00:23:33,900 --> 00:23:36,240
≫いや 儀式が。
≫儀式は いいよ。
195
00:23:36,240 --> 00:23:38,910
とにかく 片付けしてさ。
196
00:23:38,910 --> 00:23:42,410
≫ふざけんな。
≫航一。
197
00:23:42,410 --> 00:23:45,420
≫悪魔と契約するための儀式なんだ。
198
00:23:45,420 --> 00:23:48,920
途中で やめて たまるかよ。
199
00:23:48,920 --> 00:23:52,090
≫航一。
≫俺は 最後まで やるんだ。
200
00:23:52,090 --> 00:23:54,090
≫僕らは 直感的に
201
00:23:54,090 --> 00:23:56,260
航一を やめさせなければ
いけないと思いました。
202
00:23:56,260 --> 00:23:58,260
≫航一 帰るぞ。
203
00:24:00,530 --> 00:24:02,870
≫えっ 2人とも 帰るの。
204
00:24:02,870 --> 00:24:04,870
≫行こう。
≫片付けは あしたにしよう。
205
00:24:12,540 --> 00:24:16,210
雄都 何やってんだよ。
≫つかねえんだよ 懐中電灯が。
206
00:24:16,210 --> 00:24:20,220
≫離せ 離せ 離せ。
207
00:24:20,220 --> 00:24:24,560
≫航一。
どうしたんだよ やめろよ。
208
00:24:24,560 --> 00:24:27,560
≫逆十字だ。
逆十字の外へ 行こう。
209
00:24:27,560 --> 00:24:29,560
≫離せーっ。
210
00:24:34,730 --> 00:24:36,830
≫航一。
≫離せっ。
211
00:24:45,910 --> 00:24:48,210
≫うわーっ。
212
00:24:52,920 --> 00:24:55,920
≫航一 やめろって。
213
00:24:55,920 --> 00:25:00,120
おいっ。
航一 おいっ。
214
00:25:28,550 --> 00:25:32,560
≫僕も 龍も
気が付いたら 家にいました。
215
00:25:32,560 --> 00:25:36,060
どうやって 帰ったのか
覚えていないのです。
216
00:25:36,060 --> 00:25:38,400
航一に 電話しても 出ないので
217
00:25:38,400 --> 00:25:40,900
怖くなって廃虚を 見に行きました。
218
00:26:02,350 --> 00:26:04,350
≫おいっ 雄都。
219
00:26:04,350 --> 00:26:07,450
逆十字が。
≫えっ。
220
00:26:13,530 --> 00:26:16,200
うわっ。
221
00:26:16,200 --> 00:26:19,370
航一。
222
00:26:19,370 --> 00:26:22,870
≫お前ら 遅いよ。
もう 片付け 終わっちゃったよ。
223
00:26:22,870 --> 00:26:26,880
≫航一。
お前 昨日 どうした。
224
00:26:26,880 --> 00:26:28,880
≫どうしたって。
≫帰りだよ。
225
00:26:28,880 --> 00:26:32,220
どうやって 帰った。
≫どうやったって。
226
00:26:32,220 --> 00:26:36,050
俺ら 一緒に 帰ったじゃん。
≫えっ。
227
00:26:36,050 --> 00:26:38,060
≫お前ら ビビっちゃってさ
228
00:26:38,060 --> 00:26:41,230
途中で 帰るって言うから
一緒に 帰ったんじゃん。
229
00:26:41,230 --> 00:26:44,060
俺が せっかく 鍋 作ったのにさ。
230
00:26:44,060 --> 00:26:48,230
≫航一 1人で 片付けたの。
俺ら いないのに。
231
00:26:48,230 --> 00:26:51,400
≫だってお前ら 来ねえんだもん。
232
00:26:51,400 --> 00:26:53,900
≫怖くなかった。
233
00:26:53,900 --> 00:26:57,570
≫怖い。
こんなに 明るいのに。
234
00:26:57,570 --> 00:26:59,670
全然 怖くねえよ。
235
00:27:08,190 --> 00:27:11,190
≫あの日 たぶん 航一は
236
00:27:11,190 --> 00:27:15,190
1人で 儀式を
終わらせたんだと思います。
237
00:27:15,190 --> 00:27:17,190
鍋を 1人で 平らげて。
238
00:27:20,200 --> 00:27:23,870
カトウさん。
239
00:27:23,870 --> 00:27:26,200
龍の見つけたあのオカルトサイト
240
00:27:26,200 --> 00:27:28,300
管理されてるのってあなたなんですよね。
241
00:27:31,040 --> 00:27:33,210
あの儀式は いったい。
242
00:27:33,210 --> 00:27:35,710
≫えっ ちょっと待って。
243
00:27:35,710 --> 00:27:41,390
つまり あの儀式で
航一君の人が変わったってこと。
244
00:27:41,390 --> 00:27:46,060
≫あんなに 怖がりだったのに
全然 気にしなくなった。
245
00:27:46,060 --> 00:27:51,560
言葉遣いも 性格も。
≫気のせいでしょ。
246
00:27:51,560 --> 00:27:54,900
≫儀式の後 航一は すぐに
247
00:27:54,900 --> 00:27:58,900
推薦で 企業の内定を
もらっていました。
248
00:27:58,900 --> 00:28:02,170
特別成績が 良かったわけでもないのに
249
00:28:02,170 --> 00:28:06,970
指名で 話が来たんです。
≫ただの偶然よ。
250
00:28:09,180 --> 00:28:13,020
だいたい その儀式
251
00:28:13,020 --> 00:28:16,850
私が作った何の根拠もない 創作よ。
252
00:28:16,850 --> 00:28:22,030
≫えっ。
全部 でたらめなんですか。
253
00:28:22,030 --> 00:28:27,360
≫そう。
オカルトサイトを作ったら
254
00:28:27,360 --> 00:28:30,700
アクセス数が伸びるから面白くなって。
255
00:28:30,700 --> 00:28:38,500
私が 書いたの だから。
≫でも これ 見てください。
256
00:28:43,550 --> 00:28:48,220
数カ月前 あの廃虚で
白骨遺体が 見つかったんです。
257
00:28:48,220 --> 00:28:52,390
身元不明で情報提供者 募集も出ていて
258
00:28:52,390 --> 00:28:56,560
頭蓋骨や 遺留品から
制作されたって イラストが
259
00:28:56,560 --> 00:28:58,660
こちらです。
260
00:29:20,180 --> 00:29:22,180
これが 航一です。
261
00:29:39,540 --> 00:29:45,540
≫お力になれず すいません。
≫いえ ありがとうございました。
262
00:29:45,540 --> 00:29:50,380
あの日以来 航一と会うことは
少なくなりました。
263
00:29:50,380 --> 00:29:53,050
大学で 見掛けても
僕は 怖くて
264
00:29:53,050 --> 00:29:55,220
避けるようになっていたのかもしれません。
265
00:29:55,220 --> 00:30:00,060
しかし あのとき
あの廃虚から 出てきた 航一は
266
00:30:00,060 --> 00:30:04,160
ほんとに 僕や 龍が知っている
航一だったのでしょうか。
267
00:30:10,070 --> 00:30:12,070
僕の話は 以上です。
268
00:30:22,580 --> 00:30:26,920
≫これは ある年のハロウィンに
269
00:30:26,920 --> 00:30:30,920
私が 実際に
経験した 出来事です。
270
00:30:30,920 --> 00:30:34,220
≫あーっ。
271
00:30:48,270 --> 00:30:50,270
あーっ。
272
00:30:50,270 --> 00:30:52,780
≫何 今日は ゾンビ。
≫ああ。
273
00:30:52,780 --> 00:30:56,880
≫うわーっ 怖い。
これでいいね 時間ないの。
274
00:30:59,120 --> 00:31:02,390
≫おいっ。
もっと 本気で 怖がれよ。
275
00:31:02,390 --> 00:31:05,190
≫じゃあもっと 本気で 怖がらせてよ。
276
00:32:44,250 --> 00:32:50,590
≫うわっ。
何 もう 寝てたのかと思ったよ。
277
00:32:50,590 --> 00:32:53,760
≫昼間 掃除してたらね これ。
278
00:32:53,760 --> 00:32:57,930
≫それは 夫の姪である
アスカちゃんという女の子が
279
00:32:57,930 --> 00:33:00,700
一番 大事にしていた
縫いぐるみでした。
280
00:33:00,700 --> 00:33:02,800
≫もうすぐ 1年か。
281
00:33:06,540 --> 00:33:14,140
来年も 一緒に遊ぶって 約束して
これ もらったのにな。
282
00:33:17,890 --> 00:33:22,690
≫アスカちゃん シャイだから
恥ずかしがっちゃって かわいい。
283
00:33:25,060 --> 00:33:29,570
ほんと うち 来るの
楽しみにしてたのにね。
284
00:33:29,570 --> 00:33:32,400
毎年 ハロウィンに
彼女の家族は
285
00:33:32,400 --> 00:33:35,740
私たちの家に遊びに来てくれました。
286
00:33:35,740 --> 00:33:38,410
そして そのたびに 彼女は
287
00:33:38,410 --> 00:33:41,750
トリック・オア・トリートお菓子 ちょうだいと
288
00:33:41,750 --> 00:33:44,580
元気に声を掛けてきてくれました。
289
00:33:44,580 --> 00:33:48,250
私たちが ふざけて
お菓子をあげるのを 拒否すれば
290
00:33:48,250 --> 00:33:50,250
彼女は うれしそうに
291
00:33:50,250 --> 00:33:52,920
私たちを追い掛けてきてくれました。
292
00:33:52,920 --> 00:33:57,590
そんな彼女が 不慮の事故に遭い
帰らぬ人となったのは
293
00:33:57,590 --> 00:34:01,190
この年の 前年の
ハロウィン直後のことでした。
294
00:34:20,380 --> 00:34:22,380
マー君。
295
00:35:04,030 --> 00:35:09,830
その翌日の夕方 パートから
私が 帰宅したときのことでした。
296
00:35:26,380 --> 00:35:30,550
私は いつも 夫よりも
先に 仕事に 出掛けていましたが
297
00:35:30,550 --> 00:35:32,560
その隙を突いて
298
00:35:32,560 --> 00:35:36,560
彼が 仕掛けたものであることは
確実でした。
299
00:35:36,560 --> 00:35:40,560
トイレットペーパーを散乱させる行為は ハロウィンにて
300
00:35:40,560 --> 00:35:43,900
お菓子を もらうことを
拒絶された 子供たちが行う
301
00:35:43,900 --> 00:35:46,000
いらずらの代名詞でした。
302
00:36:39,560 --> 00:36:41,560
キャッ。
303
00:36:45,400 --> 00:36:47,400
≫大丈夫。
304
00:36:50,230 --> 00:36:54,230
いってらっしゃい。
≫いってきます。
305
00:37:14,690 --> 00:37:16,690
えっ。
306
00:37:21,700 --> 00:37:24,200
いつまで やるつもりなの。
307
00:37:24,200 --> 00:37:27,540
そんなことが続いた10月30日。
308
00:37:27,540 --> 00:37:31,140
ハロウィンを 翌日に控えた
夕方のことでした。
309
00:37:40,220 --> 00:37:42,220
キャッ。
310
00:37:47,060 --> 00:37:51,900
最初の数日は気にも留めてなかった いたずらも
311
00:37:51,900 --> 00:37:54,730
毎日 続くようになると。
312
00:37:54,730 --> 00:37:57,330
≫帰ってきたら一言 言ってやらないと。
313
00:38:07,180 --> 00:38:10,350
≫フフフ。
314
00:38:10,350 --> 00:38:12,350
≫えっ。
315
00:38:19,860 --> 00:38:21,860
その夜のことでした。
316
00:38:46,880 --> 00:38:50,890
≫美優 これ 何。
≫えっ。
317
00:38:50,890 --> 00:38:54,390
お菓子 欲しかったんじゃないの。
≫えっ。
318
00:38:54,390 --> 00:38:59,060
≫もう 分かったから。
怖がらせてとは言ったけど
319
00:38:59,060 --> 00:39:02,830
でも 物には
限度っていうのがあるの。
320
00:39:02,830 --> 00:39:05,670
毎日毎日あんな くだらないこと
321
00:39:05,670 --> 00:39:09,670
私だってね 仕事から 帰ってきて。
≫ちょっと待って。
322
00:39:09,670 --> 00:39:14,840
えっ どういうことだよ。
≫はぁ。
323
00:39:14,840 --> 00:39:18,510
≫俺はさ美優が パートに 出掛けて
324
00:39:18,510 --> 00:39:22,520
すぐ 仕事 行くでしょ。
そしたら 車ん中
325
00:39:22,520 --> 00:39:25,020
ひっちゃかめっちゃかになってんじゃん。
326
00:39:25,020 --> 00:39:27,190
トイレットペーパー散乱してるし
327
00:39:27,190 --> 00:39:32,200
いろんなとこからお菓子 出てくるし。
328
00:39:32,200 --> 00:39:34,200
しまいには。
329
00:39:42,370 --> 00:39:46,470
これ。
出していいよ。
330
00:39:50,210 --> 00:39:52,220
≫これ。
331
00:39:52,220 --> 00:39:55,220
≫俺が よくやる いたずらへの
仕返しかもしんないけど
332
00:39:55,220 --> 00:39:58,220
今日の それはさ あまりにさ。
333
00:39:58,220 --> 00:40:02,060
≫だから 違うって。
私じゃない。
334
00:40:02,060 --> 00:40:05,060
≫じゃあ 他に
誰が そんなことすんの。
335
00:40:05,060 --> 00:40:07,400
≫だって これ
これと おんなじのが
336
00:40:07,400 --> 00:40:11,570
今日 うちの洗濯籠にも
入ってたんだよ。
337
00:40:11,570 --> 00:40:14,900
≫えっ。
≫ほんとだって。
338
00:40:14,900 --> 00:40:18,410
だって 下の ごみ箱に。
339
00:40:18,410 --> 00:40:25,210
≫でも これ
どっかで 見たこと。
340
00:40:44,600 --> 00:40:46,600
≫こんな時間に 何で。
341
00:40:48,940 --> 00:40:50,940
マー君。
342
00:40:53,110 --> 00:40:55,110
≫見て。
343
00:40:57,280 --> 00:41:01,380
12時 きっかりに
セットしてある。
344
00:41:01,380 --> 00:41:07,060
10月31日 ハロウィンだ。
345
00:41:07,060 --> 00:41:11,560
≫えっ だって
自分で セットしたんでしょ。
346
00:41:11,560 --> 00:41:13,560
どういうこと。
347
00:41:22,570 --> 00:41:29,070
≫美優 これ
去年 あの子が着てた。
348
00:41:36,590 --> 00:41:38,590
≫キャッ。
349
00:41:46,100 --> 00:41:50,270
マー君。
≫ああ 大丈夫。
350
00:41:50,270 --> 00:41:52,270
大丈夫だよ。
351
00:42:20,230 --> 00:42:22,230
あっ。
352
00:42:37,910 --> 00:42:40,210
≫キャーッ。
≫美優。
353
00:43:32,570 --> 00:43:37,070
≫マー君。
≫美優 待ってて。
354
00:43:51,920 --> 00:43:53,920
明日香ちゃん。
355
00:44:36,400 --> 00:44:38,400
あっ。
356
00:44:46,580 --> 00:44:48,680
うわーっ。
≫キャーッ。
357
00:45:03,860 --> 00:45:06,360
ごめんね 明日香ちゃん。
358
00:45:06,360 --> 00:45:10,870
ごめんね。
気付いてあげられなくて。
359
00:45:10,870 --> 00:45:14,200
もっと 遊びたかったよね。
360
00:45:14,200 --> 00:45:17,200
もっと 遊びたかったよね。
361
00:46:49,230 --> 00:46:55,070
トリック・オア・トリートには1つ ルールがありました。
362
00:46:55,070 --> 00:47:00,170
それは 明かりの消えた家には
訪問をしないこと。
363
00:47:09,020 --> 00:47:14,120
私たちは 縫いぐるみを
お寺で 手厚く 供養しました。
364
00:47:20,860 --> 00:47:25,370
ハロウィンは過ぎ私たちの家では
365
00:47:25,370 --> 00:47:28,870
いたずらを 目にすることは
なくなりました。
366
00:47:28,870 --> 00:47:33,210
でも それからは
ハロウィンの日に
367
00:47:33,210 --> 00:47:36,210
1つ 明かりをつけて
368
00:47:36,210 --> 00:47:39,220
お菓子をいっぱい 用意しておこうって
369
00:47:39,220 --> 00:47:41,220
2人で 決めました。
370
00:47:44,550 --> 00:47:47,350
私の話は 以上です。
371
00:48:18,690 --> 00:48:21,860
≫これは 私が
実際に 経験した話です。
372
00:48:21,860 --> 00:48:25,690
私は 地元の短大を卒業後
すぐに 上京。
373
00:48:25,690 --> 00:48:29,190
都内の 小さな広告代理店
事務職として 就職しました。
374
00:48:42,210 --> 00:48:44,710
限界。
375
00:48:44,710 --> 00:48:47,880
しかし 仕事の忙しさと
初めての 1人暮らしは
376
00:48:47,880 --> 00:48:50,180
大きなストレスになっていました。
377
00:48:59,060 --> 00:49:01,160
そんな私の 唯一の癒やしは
378
00:49:01,160 --> 00:49:04,460
仕事場から 程近い場所にある
公園で お昼を食べることでした。
379
00:50:28,920 --> 00:50:30,920
私。
380
00:50:45,600 --> 00:50:47,600
誰だろう。
381
00:50:55,780 --> 00:50:58,380
はい。
すぐ 行きます。
382
00:51:02,220 --> 00:51:05,050
ヤバい 怒られる。
383
00:51:05,050 --> 00:51:07,350
それからというもの。
384
00:51:28,080 --> 00:51:30,580
公園には必ず 彼女の姿がありました。
385
00:51:42,930 --> 00:51:45,260
公園で あの女性を
見てからというもの
386
00:51:45,260 --> 00:51:48,260
私の周りで 奇妙なことが
起きるようになりました。
387
00:55:05,530 --> 00:55:09,530
≫ハハハ。
≫笑いごとじゃないから
388
00:55:09,530 --> 00:55:11,700
そのおばさん ほんとに
きもいし 怖いし。
389
00:55:11,700 --> 00:55:13,700
しゃべり掛けてくるわけでもないのに
390
00:55:13,700 --> 00:55:15,700
ただ 遠くから 黙って
じーって。
391
00:55:15,700 --> 00:55:19,540
≫絶対 あんたのこと
好きなんだよ 一目ぼれ。
392
00:55:19,540 --> 00:55:23,550
あっ それか もしかしたら
その人 幽霊でさ
393
00:55:23,550 --> 00:55:28,220
取り憑かれてんじゃない。
≫やめてよ ほんと。
394
00:55:28,220 --> 00:55:30,390
ふざけないで マジで。
395
00:55:30,390 --> 00:55:34,560
でも 他の人に見えてない
何かあるかもしんない。
396
00:55:34,560 --> 00:55:36,730
ほんとに 公園 行けない。
397
00:55:36,730 --> 00:55:41,060
最悪 マジで ほんとに
私の癒やしの場所だったのに。
398
00:55:41,060 --> 00:55:43,400
ハルカに 相談した
私が バカだった。
399
00:55:43,400 --> 00:55:45,400
≫ごめん ごめん。
400
00:55:45,400 --> 00:55:47,400
あっ そうだ。
あんたの その外人の話
401
00:55:47,400 --> 00:55:49,400
こないだ 妹にしたのね。
402
00:55:49,400 --> 00:55:52,910
ほらっ ノゾミ そういう霊感
みたいなのあるの 知ってるでしょ
403
00:55:52,910 --> 00:55:55,580
そしたら。
≫うん。
404
00:55:55,580 --> 00:55:58,080
≫最近 夢で見たんだって。
405
00:55:58,080 --> 00:56:03,190
緑色のスカーフを巻いた外人のおばさん。
406
00:56:03,190 --> 00:56:05,350
何か ずっと 自分に
手招きしてるって。
407
00:56:05,350 --> 00:56:07,360
≫えっ それって。
408
00:56:07,360 --> 00:56:11,160
≫でね ノゾミが そのおばさんに
会ってみたいって言ってんだけど。
409
00:56:13,860 --> 00:56:16,530
≫会うって。
410
00:56:16,530 --> 00:56:18,630
それから 数日後。
411
00:56:21,870 --> 00:56:25,870
≫どうなの いる。
412
00:56:25,870 --> 00:56:27,870
≫あれっ。
413
00:56:33,720 --> 00:56:35,720
≫亜矢子 あの人。
414
00:56:39,220 --> 00:56:41,220
≫あの人。
415
00:56:41,220 --> 00:56:45,390
≫夢で見てた人に そっくり。
≫ほんとに。
416
00:56:45,390 --> 00:56:51,900
≫でも 私にも 見えてるし
別に 全然 普通の人じゃん。
417
00:56:51,900 --> 00:56:53,900
≫ハルカ。
418
00:57:02,180 --> 00:57:06,520
≫すいません。
何か 用ですか。
419
00:57:06,520 --> 00:57:09,020
すいません。
話 聞こえてます。
420
00:57:13,860 --> 00:57:16,690
もしかして 日本語が。
421
00:57:16,690 --> 00:57:20,860
≫ああ 初めまして。
422
00:57:20,860 --> 00:57:24,460
私 ミシェル・ウォーカーです。
≫初めまして。
423
00:57:35,380 --> 00:57:37,380
≫そうですか。
424
00:57:37,380 --> 00:57:43,220
私のせいで そんな不快な思いを。
ほんとに すいません。
425
00:57:43,220 --> 00:57:45,220
≫いえ そんな。
426
00:57:45,220 --> 00:57:49,560
≫あなたに 迷惑 掛けるつもり
なかったんです。
427
00:57:49,560 --> 00:57:52,060
≫でも 何か
理由があるんですよね。
428
00:57:52,060 --> 00:57:54,900
だから 亜矢子のこと
ずっと 見てたんですよね。
429
00:57:54,900 --> 00:57:56,900
違うんですか。
430
00:58:06,840 --> 00:58:12,180
≫占いの方。
≫実は 魔術や 霊媒です。
431
00:58:12,180 --> 00:58:17,350
≫そんな方が 私に 何を。
≫1つ 気になることがある。
432
00:58:17,350 --> 00:58:20,520
≫気になること。
≫はい。
433
00:58:20,520 --> 00:58:26,020
今 あなたが暮らしてる あの部屋
何か 困ってることないですか。
434
00:58:30,030 --> 00:58:32,030
≫実は。
435
00:58:35,700 --> 00:58:40,040
≫そうですか。
≫あの部屋 何かあるんですか。
436
00:58:40,040 --> 00:58:42,880
管理会社の人に聞いたらあの部屋では 何も起きてない
437
00:58:42,880 --> 00:58:46,210
安心ですよってそう 言われてたんですけど。
438
00:58:46,210 --> 00:58:48,720
≫事故や 事件ではない。
439
00:58:48,720 --> 00:58:54,560
おそらく あの場所が
もともと そういう土地なんです。
440
00:58:54,560 --> 00:58:56,730
≫どういうこと。
441
00:58:56,730 --> 00:59:01,830
≫実は 私は あの家に
住んでたんです ずっと。
442
00:59:01,830 --> 00:59:06,840
それで 私 引っ越してから
あなたが 暮らし始めたんです。
443
00:59:06,840 --> 00:59:09,440
私はとっても 心配してたんです。
444
00:59:12,840 --> 00:59:17,940
あそこは あの世と この世を
つなぐ扉があるから。
445
00:59:20,850 --> 00:59:22,850
≫あの世への扉が
446
00:59:22,850 --> 00:59:26,190
亜矢子さんの部屋にあるってことですか。
447
00:59:26,190 --> 00:59:30,030
≫いいえ。
もともと 扉があった場所に
448
00:59:30,030 --> 00:59:34,530
あなたの部屋マンションが できたんです。
449
00:59:34,530 --> 00:59:37,870
≫マジ。
≫冗談ですよね。
450
00:59:37,870 --> 00:59:42,700
≫ほんとです。
≫どうしたら いいんですか 私。
451
00:59:42,700 --> 00:59:47,040
≫あなたが あの部屋に来てから
何か おかしいんです。
452
00:59:47,040 --> 00:59:52,550
もしかしたら 扉に
何か 悪いことが 起きてるかも。
453
00:59:52,550 --> 00:59:55,720
≫部屋を調べたら何か 出てきますか。
454
00:59:55,720 --> 00:59:58,050
≫もし 何かあるなら
455
00:59:58,050 --> 01:00:03,350
それを 全て
取り払わないといけません。
456
01:00:06,060 --> 01:00:08,060
≫ミシェルさん ごめんなさい。
457
01:00:08,060 --> 01:00:10,230
最近 亜矢子の
気味 悪いこと 続くのって
458
01:00:10,230 --> 01:00:13,240
てっきり あなたが
原因だと思ってたから。
459
01:00:13,240 --> 01:00:15,240
≫ごめんなさい。
460
01:00:15,240 --> 01:00:20,240
あなたに 何て
声 掛けたらいいか 分からなくて。
461
01:00:20,240 --> 01:00:22,240
≫そうだったんですね。
462
01:00:22,240 --> 01:00:24,250
こちらこそ 教えていただき
ありがとうございます。
463
01:00:24,250 --> 01:00:27,750
≫電話してください。
約束です。
464
01:00:35,760 --> 01:00:37,860
≫それはあの押し入れにありました。
465
01:00:55,440 --> 01:01:01,050
えっ きもっ。
466
01:01:01,050 --> 01:01:03,390
≫これかなあの人が 言ってたやつって。
467
01:01:03,390 --> 01:01:05,890
≫分かんない。
でも 絶対 私のじゃない。
468
01:01:05,890 --> 01:01:08,560
≫おかしいですよ。
もし それだとして
469
01:01:08,560 --> 01:01:11,230
ここに 越してきたとき
気付かなかったんですか。
470
01:01:11,230 --> 01:01:13,560
≫えーっ。
471
01:01:13,560 --> 01:01:16,060
≫もしくは ミシェルさんが
472
01:01:16,060 --> 01:01:18,730
亜矢子さんの前に住んでいたとして
473
01:01:18,730 --> 01:01:23,910
亜矢子さんが来る前に他の誰かが これを。
474
01:01:23,910 --> 01:01:26,210
≫いいからほらっ 開けてみ。
475
01:01:34,920 --> 01:01:37,020
≫大丈夫ですか。
476
01:01:45,590 --> 01:01:49,390
うそ。
何 これ。
477
01:01:52,270 --> 01:01:55,600
≫よしっ これで 何もないね。
≫ありがとう。
478
01:01:55,600 --> 01:01:57,610
≫でも これ 取りあえず
479
01:01:57,610 --> 01:01:59,710
マンションの ごみ置き場に
出しとかないとね。
480
01:01:59,710 --> 01:02:01,710
≫そうだよね。
私 行ってくる。
481
01:02:01,710 --> 01:02:03,880
≫あっ 私 行ってきます。
≫いいよ いいよ。
482
01:02:03,880 --> 01:02:07,180
≫私が 行ってきます。
≫ありがとう。
483
01:02:27,400 --> 01:02:30,740
イェーイ。
≫めっちゃ おいしそう。
484
01:02:30,740 --> 01:02:32,740
乾杯しよっか。
485
01:02:37,250 --> 01:02:43,080
せーの。
乾杯 イェーイ。
486
01:02:43,080 --> 01:02:45,420
こっち 向いて。
もっと 笑って。
487
01:02:45,420 --> 01:02:49,220
いい感じ いい感じ。
えっ。
488
01:03:14,880 --> 01:03:16,880
キャーッ。
489
01:03:45,080 --> 01:03:47,080
ノゾミちゃん。
490
01:03:50,920 --> 01:03:54,920
≫駄目 やめて。
491
01:03:54,920 --> 01:03:59,190
≫ちょっと ノゾミ。
ノゾミ ノゾミ。
492
01:03:59,190 --> 01:04:04,370
≫頭 痛い。
≫ノゾミ。
493
01:04:04,370 --> 01:04:06,370
救急車 呼んだ方がいいよね。
≫うん。
494
01:04:18,550 --> 01:04:20,550
ミシェルさんに 言われたとおり
495
01:04:20,550 --> 01:04:22,550
押し入れにあった不気味なものも 取って
496
01:04:22,550 --> 01:04:25,890
大丈夫って自分に 言い聞かせてたのですが
497
01:04:25,890 --> 01:04:27,890
ノゾミちゃんの様子が
498
01:04:27,890 --> 01:04:29,890
おかしくなったことが気になっていました。
499
01:05:17,540 --> 01:05:20,340
ノゾミ ハルカ。
500
01:08:03,500 --> 01:08:05,500
キャッ。
501
01:08:37,540 --> 01:08:39,540
キャーッ。
502
01:08:41,540 --> 01:08:44,050
≫亜矢子さん 聞こえますか。
503
01:08:44,050 --> 01:08:47,880
それを。
十字を向けてください。
504
01:08:47,880 --> 01:08:51,550
≫キャーッ。
505
01:08:51,550 --> 01:08:55,720
≫大丈夫。
超うなされてたよ。
506
01:08:55,720 --> 01:08:57,720
≫これ。
507
01:09:02,500 --> 01:09:07,000
≫おかけになった 電話番号は
現在 使われておりません。
508
01:09:07,000 --> 01:09:09,000
≫どういうこと。
509
01:09:31,860 --> 01:09:34,200
≫調べたんですが
510
01:09:34,200 --> 01:09:38,200
この部屋に 過去 外国人の女性が
住んでた記録はないですね。
511
01:09:38,200 --> 01:09:40,200
≫えっ。
512
01:09:45,710 --> 01:09:52,050
≫ただ 過去に住んでいた
513
01:09:52,050 --> 01:09:58,550
ある男性がこの部屋を退去するとき
514
01:09:58,550 --> 01:10:02,060
妙なことをおっしゃってまして。
515
01:10:02,060 --> 01:10:05,390
≫妙なこと。
516
01:10:05,390 --> 01:10:09,890
≫ここはあまり 良くない場所だと。
517
01:10:12,400 --> 01:10:16,400
だから 自分が
封印したとかなんとか。
518
01:10:20,580 --> 01:10:25,410
そのときは変なこと 言う人だなと
519
01:10:25,410 --> 01:10:28,750
気にしてなかったんですけど。
520
01:10:28,750 --> 01:10:34,260
≫それからすぐ 私は 引っ越しました。
521
01:10:34,260 --> 01:10:39,090
それ以来 おかしなことは
二度と 起こらなくなりました。
522
01:10:39,090 --> 01:10:42,260
ノゾミちゃんが 調べて
後で 教えてくれました。
523
01:10:42,260 --> 01:10:44,600
ヨーロッパの古代 ケルトの人々は
524
01:10:44,600 --> 01:10:48,440
ナナカマドの木をお守りとして 使っていること。
525
01:10:48,440 --> 01:10:53,110
その実の底が五角形の形になっていること。
526
01:10:53,110 --> 01:10:57,450
ノゾミちゃんは あのとき
捨てずに 私の部屋に持ち帰った。
527
01:10:57,450 --> 01:11:00,210
何か 悪いことが
起きてしまったときのために。
528
01:11:00,210 --> 01:11:02,210
私を 守るために。
529
01:11:06,220 --> 01:11:09,060
2本の枝と 壁の四隅にあった印。
530
01:11:09,060 --> 01:11:12,060
あれらは古代 ケルトのお守りであり
531
01:11:12,060 --> 01:11:16,400
そして それらが
あの世への扉を 封じ込めていた。
532
01:11:16,400 --> 01:11:19,230
そして 私が
公園で 出会った あの女性。
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01:11:19,230 --> 01:11:21,400
彼女は 自分では 解けない封印を
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01:11:21,400 --> 01:11:23,910
私に 解かしたのでは
ないでしょうか。
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01:11:23,910 --> 01:11:27,210
そのために 私の前に 姿を
見せたのではないでしょうか。
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01:11:48,430 --> 01:11:50,530
私の話は 以上です。
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