All language subtitles for Beach Boys_S01E10_Episode 10.ja.closedcaptions

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Original subtitles

(桜井(さくらい)広海(ひろみ))閉めちゃうんだよな

(鈴木(すずき)海都(かいと))ああ

何か 短いよな

ついこの間 店 始めたと思ってたのにさ

(広海)うん

-(広海)何かさ -(海都)ん?

もったいないよな

-(海都)ここ 住めば -(広海)うん

いや 冗談で 言ったつもりなんだけど

でも あんたならやりそうだよ

まあね

(海都)でも さすがに 冬はつらいだろうな

(広海)冬か…

どんななんだろうな ほら ここの冬とかって…

(海都)うん

見てみたい気もすんな

ハハッ

(和泉(いずみ)勝(まさる))おう 昼メシか?

(前田(まえだ)春子(はるこ))うん

でもさ やなもんだよね

(勝)何が?

海の家 畳むときがさ あたしは1年で一番嫌い

なんで?

また1つ年取っちまったあ って感じなんだよね

そうか?

まあ 勝さんぐらいまでに なっちゃえばね

どういう意味だ?

フフフ… ごめん ごめん ごめん

(和泉真琴(まこと))ああ~ おなかすいた

(真下(ました)裕子(ゆうこ))どこで食べる?

-(内藤(ないとう)祐介(ゆうすけ))屋上! -(真琴)いいね

-(教師)和泉さん -(真琴)はい

(教師)あしたの 三者面談なんだけど…

(真琴)あっ すいません あたし1人でもいいですか?

(教師)う~ん

できれば ご両親のどちらかに 来ていただくようにできないかな?

あなたの将来を決める 大事な面接だから

ねっ

(広海)あん!

ねえ 素朴な疑問なんだけど

ほら あそこ なんで“渚(なぎさ)2号”なの?

-(海都)ああ 俺もそれ思ってた -(広海)でしょ

ああ そのこと

あそこの海の家はさ

“ダイヤモンドヘッド2”って 名前だったんだ

-(広海)へえ~ -(海都)それがどうして?

うん

あたしが ここ戻ってきたとき 勝さんがプレゼントしてくれた

社長が?

そう やってみないかって

ほら“渚”はさ 海の近くにはあるけど

海が見えるわけじゃないじゃない

ここにいれば 少しは 気が晴れるんじゃないかって

ふ~ん プレゼントか…

-(広海)社長 かっこいいね うん -(海都)あっ 社長

-(勝)マサじいも 腹 減ったぞ -(海都)あ…

-(広海)あん! -(海都)あっ!

(春子)あ…

お前ら 遠慮ってもんがねえのか?

(春子)待って 今 作ってくるからさ ねっ

(海都)ごめん 春子ちゃん よろしくね

(広海)よろしく!

(勝)ったくもう あ~あ

(広海)社長はさ ほら

こういうこと ずっと経験してきたんだろうけど

うん 何か…

寂しいもんすね

何 言ってんだ 大の男が 感傷的になっちゃってよ

情けねえな もう

-(広海)だって ねえ -(海都)うん

(勝)おい

これからだよ これからが楽しいんだ

-(広海)えっ これから? -(海都)どういうことですか?

夏はさ あの海も

この民宿もさ みんなのもんだろう

ここへ来る みんなのもんだ

だけどな 夏が終わって 誰も来なくなったら

みんな 俺のもんよ

分かんねえだろうな お前らガキには

よし 片付け終わったらな

これからの楽しい過ごし方 教えてやるぞ

いくよ

(海都)OK

♪~

~♪

(広海)何なの? ったく

これの どこが 楽しい過ごし方なんだよ

(海都)話が違うよな だまされたのかな? 俺たち

(広海)冗談じゃねえよ ホントに

(勝)おう やってるか?

“やってるか” じゃないですよ 社長

何なんですか? これは

どういうことですか?

バーカ いいか お前

さんざんお世話になった 民宿にだよ お前

感謝の気持ちを込めて 奇麗にして差し上げる

これは当然のことだろ お前

(広海)“差し上げる”って 言われてもねえ

おい 分かったら さっさとやれ!

(広海)ちょっと… 社長!

背番号9番の方

背番号9番の方

話が違うじゃないですか これ!

チッ! ったく…

(海都)ああ ごめん ごめん ごめん ごめん…

-(広海)絶対 わざと 絶対… -(海都)ハハハ…

-(広海)何やってんの? -(海都)だって これ…

ダメなんだよ

(ため息)

(勝)終わったか?

よし 支度しろ

(裕子)やだな 面接… うちの母親なんてさ

きっと あたし何にも 悪いことしてないのに謝るんだよ

“ご迷惑おかけします” とかって言って

(祐介)そんなの いいじゃんか お前

うちなんか“2人で行こう”とか 言ってんだよ もう

ホント 勘弁してほしいよ

(裕子)真琴 どうすんの?

どうするって 何が?

面接… 面接

(祐介)おふくろさん 呼ぶの?

そんなことできるわけないでしょ

(戸の開く音)

-(真琴)ただいま -(春子)ああ~

(春子)おかえり

あっ!

いい男だね 何度 見ても…

春子さん 親バカ

まあね

あ…

-(春子)どうした? -(真琴)何が?

いや 真琴が制服のまんま ここ寄るときってさ

何か 家に帰りにくいとか

モヤモヤしてるときとか そういうときだからさ

-(真琴)そう? -(春子)うん

そうかな?

そうだよ 何?

これ…

ああ~ 三者面談ね あったね こういうの

先生に⸺

“親は来れないのか”って 言われちゃった

えっ?

そんなこと言われたってね

しょうがないじゃんね

電話すりゃいいじゃん 慶子(けいこ)さんに

-(真琴)やだよ -(春子)なんで?

-(真琴)なんでって… -(春子)うわあ やだ

そういう歯切れの悪いの あたし嫌いだよ

そんなふうに言わなくたって いいでしょ

(春子)真琴

親子が意地張って 会わないなんてさ

そんなのダメだよ

あたしは認めない

(真琴)ただいま お~い

帰ってきたよ

何… 誰もいない…

何?

何 それ?

♪~

(勝)よし ここだ ここで止めろ

-(広海)えっ ここですか? -(勝)いいんだ ここで

(海都)危ない!

-(海都)どうするんですか? -(勝)ああ

ここからはな 歩きだぞ

-(広海)えっ? -(勝)よし 行くぞ

(海都)行くぞって…

社長?

(勝)おい 荷物 持ってこい

-(広海)社長 まだですか? -(勝)ああ もうちょっとだ

(広海)危ない 危ない…

-(広海)社長 まだですか? -(勝)もうちょっと

-(広海)まだですか? -(勝)まったく うるせえな お前は

ここだ

とっておきの場所だよ

ガキの頃 作んなかったか? 基地とかいってよ

やりました やりました そういうの

俺の場合 近くの公園に でっかい土管があって

大切な物とか 缶の中に入れたりとかして

隠したりしてたんですよ

-(広海)やった -(海都)やった?

そうそうそう それで しばらくして行ったらさ

土管ごと運ばれて なくなっちゃっててさ

悔しかったね あれは うん

泣いたよ 泣いた

まっ ここも そんなようなもんだ

何なのよ

なんで あたしだけ置いてくわけ?

-(勝)おい! -(海都)はい

(勝)そこの葉っぱ それ3枚ほど持ってこい

-(海都)どれですか? -(勝)それだよ それそれ

-(海都)これ? -(勝)うん

(勝)よし うまいんだ これが

-(海都)えっ? -(広海)それ食えんの?

(勝)おう その隣のやつあんだろ

それ ちょっと持ってこい

-(広海)これ? -(勝)うん それそれ

それでいいや

-(広海)はい -(勝)うん 食ってみな

えっ?

ブー!

プッ… それ ただの雑草

ハハハ…

ゲッ オエッ

(ため息)

(広海)お~い 社長さ~ん!

おい!

早く 早く 早く

(勝)おい 待てよ おい

待って お前 遊ぼうって言っただろう

いいよ もう!

~♪

-(海都)社長 -(勝)ん?

(海都)やっぱ モテたんですか? 若い頃は

(勝)若い頃?

フフフ… いやいや 今も

当たり前(めえ)だろ お前 男はな モテなくなったら終わりよ

モテたいと思わなくなったら 終わりよ

ほら それでね いつも あんな派手なシャツ着てんのよ

金魚とか 花柄とか

(勝)何だと お前

だけどな 大事なことを 決めるときだけは

女抜きで決めなくちゃいかんよ

女で人生を決めちゃいかん

まっ その点 お前は立派だったぞ

俺ですか?

うん わがままを通したもんな

まあ 桜(さくら)ちゃんが できた女って だけのことかもしれんがな

ええ

-(広海)社長 -(勝)ん?

毎年 この時期になると 来るんですか? ここ

うん もう客も あんまり来ねえからな

ああ~

ああ 今年は花火大会も 中止になっちまうし

うちには居候みたいな バイトが2人もいるしな

チッ 全然もうかってねえな

すいません

まっ 俺もよ にぎやかなのは 嫌いなほうじゃねえからな

そもそもさ もうけようなんて思ったら

こんなこと やってらんねえだろ

そうですよね

ですよね いいんすよ ほら もうけなんか どうでも

“どうでもいい”とは言ってません

フッ… そうですね うん うん

(真琴)うわっ!

何ですか?

迷ってるみたいだったからさ 背中 押してあげたの

もう… だからってホントに 押すことないじゃないですか

びっくりした

は~い すいません

あっ あたし外で待っててあげるよ

やっぱ いるとしにくいっしょ ねっ 早くしてよ

ちょっと 春子さん

もう…

(電話の操作音)

(呼び出し音)

あっ… もしもし

真琴です

(勝)でな アメリカの雑誌で 偶然 見たんだ

サーフィンっちゅうやつをさ

かっこよくてよ もう これだ! そう思ったね

これでさ 間違いなく

浜辺の女は独り占めできる こう思ったわけよ

ハハハ… なるほどね

だけどさ ボードが 手に入んないんだよ

自分で作ってみたりしたんだけどさ どうもうまくいかなくてな

それで まあ 何とか

やっとの思いで 手に入れたんだけどさ

よく考えてみたらよ

どうやってやっていいんだかも 分かんねえんだよ

浜辺のさ 女の前で かっこ悪いとこは見せらんねえだろ

フフフ… それで どうしたんですか?

だからよ 人のいない 朝の4時とか5時に海に入ってさ

必死に練習よ

夏が終わっちまったら どうしようかななんて思ったよ

まっ それ以来な サーファーというのは

朝早く海に入るという 伝統が生まれたわけだ

えっ?

いや それは 違うんじゃないですか? 社長

ウソだよ

(広海)蚊だ

-(海都)あっ! -(広海)痛(いて)えな

-(春子)あ… -(真琴)ん?

-(春子)そういえば みんなは? -(真琴)山

あ~ そっか そういう季節か

(真琴)うん

置いてかれたんだ

そう もう頭きちゃう

でもさ 男は男同士 女は女同士でいいじゃん

(真琴)うん

-(春子)飲むか -(真琴)えっ?

麦茶でも

-(真琴)うん -(春子)よし!

-(真琴)よいしょ -(寺尾(てらお)はづき)こんばんは

-(春子)あっ はづきちゃん -(真琴)こんばんは

(はづき)これ 母が持ってきたんですけど

1人じゃ食べ切れないんで みんなでって思って

グッドタイミング!

(真琴)おう!

ねえ 今夜 はづきちゃんも ここ泊まんなよ

-(はづき)えっ? -(真琴)そうしよう ねっ ねっ!

-(はづき)いいんですか? -(春子)いいの いいの

今夜は 女だけの民宿だよ!

-(真琴)イエーイ! -(春子)決定!

-(海都)社長 -(勝)ん?

(海都) 1つ 聞いてもいいですか?

何だ?

ほかの人生って 考えたことあります?

ほかの人生って お前 ほかに何があんだよ

いや 何がって言われちゃうと…

まあ まったく 今まで いろんなヤツが来たけどな

お前(めえ)らみてえなバカは 来なかったな

-(海都)フッ! -(広海)何ですか? それ

いろんな人 来たんでしょうね

いろんなの来た

何しろ お前 最初の客がよ 民宿荒らしだぞ

(広海)えっ?

こっちは 何にも知らねえからさ

手厚く もてなしてよ

初めての客だったから こっちも うれしいじゃないか

そしたら 根こそぎよ 仕入れの金から何も 全部だぞ

-(広海)ふ~ん -(海都)はあ~

それからな

あそこで出会って 結婚したヤツもいる

(広海)へえ~

大変だったのがよ

自殺騒ぎだ

えっ?

そんなことあったんですか?

うん

それ以来な その部屋は 客室としてはもう使ってねえんだよ

(広海)ん?

そんな部屋あったっけ?

今 従業員が寝泊まりしてる部屋だ

マジ?

ウソだ! ウソでしょ ウソだよね

(勝)さあな

いやいや でもさ

時々 何か こう 夜中に 寝苦しいときが最近あるんだよ

いや ホント 何かがさ

ここの… この辺りにさ 重く乗ってるっていう感じなの

いやいや それ 俺の脚 うん 俺の脚だと思う そう

-(海都)そうか そうだよな -(広海)そう

大体 あんたがいる部屋で お化けなんか出るわけがないんだよ

(海都・広海)ハハハ…

そうとばかりは限らんよ

え…

従業員部屋?

ホントですか?

ホントらしいよ 従業員部屋…

出るんだって~

でもさ ほら おじいちゃんが 言ったことでしょ? ウソだよ

行ってみる?

やめとこうよ

-(春子)いいじゃん -(真琴)やだやだ

-(春子)いいじゃん いいじゃん -(真琴)やめとこう

-(春子)行こうよ -(真琴)困るでしょ出たらホントに

行ってみましょう

-(真琴)ホントにダメなんだって -(春子)面白い… ケーキはあとで

(真琴)待って… 2人で行って

待ってよ… 嫌だ

(悲鳴)

(蓑田(みのだ)利夫(としお)と殿村(とのむら)公三(こうぞう)の悲鳴)

(一同の悲鳴)

ああ…

-(広海)何かさ -(海都)ん?

(広海)かっこいいよな 社長

(海都)ああ

あんたさ…

あんなふうに なりたいんじゃないの?

(広海)うん

何となく分かるよ

居ついちゃおっかなあ

-(広海)ほら… -(海都)ん?

あんなふうに 年取っていけたら 最高だと思うんだよね

(海都)うん

-(海都)社長さ -(広海)ん?

なんで俺たち ここに連れてきてくれたんだろうな

えっ?

いや…

何となくさ

社長の基地か…

社長が かっこいいのはさ

好きなこと自分で見つけて 何て言うのかな…

それに こだわって 生きてるからなんだろうな

(広海)うん

俺にとっての会社も あんたにとっての水泳もさ

そうじゃなかったんだよな

(広海)うん

うらやましいよ それがある人は

(広海)うん

-(広海)俺さ -(海都)ん?

もうちょっと 社長の背中 見ていたい気がすんな

(海都)うん

(和泉慶子)久しぶりだね 真琴

うん

髪形 変えてないんだね?

うん

ありがとう 来てくれて

何 言ってんの うれしかったよ

行こうか

うん

あのさ お母さんも この制服 着てたんだよね?

(慶子)うん

今日の洋服 どう? 派手?

-(真琴)ううん 全然 -(慶子)そう

こういうの初めてだから 迷っちゃった

あっ ねえ お母さん

(慶子)ん?

あたし 地元の大学 行きたいんだ

そう言うと思ってた

反対しないの?

あなたの人生だもん

あたしが言ったって 聞かないでしょ どうせ

-(海都)ねえ -(広海)えっ?

腹 減ったよ うわっ うまそうだ これ

えっ? 痛っ

おっかしいよな 社長 いねえんだよ

(広海) 何やってたんですか? 社長

(勝)おお まっ ちょっとな

-(勝)おい それ食ったら帰るぞ -(海都)えっ?

えっ? もう帰るんですか?

おう

おっ うまそうじゃん

どら…

うん うまいじゃんか

-(海都)俺も食べていい? -(広海)どうぞ

(海都)よいしょ

うん うまいじゃんか

フフフ…

(春子)慶子さん

おかえり

ただいま… でいいのかな?

(慶子)ありがとう

変わらないね ここは

(春子)うん

お父さんは?

ああ そういう季節か 相変わらずなんだ

(春子)仕事 大変? 雑誌の編集だっけ

(慶子)うん まあね

がむしゃらやってきて

やっと ちょっと 余裕が出たとこかな

でも 忙しい

(春子)へえ~

真琴は ここにいて 正解だったのかもね

いい子に育ってる 私に似て かわいいし

何か 面白いバイトが 2人いるんだって?

さっき 真琴が言ってた

いるいる

(足音)

ねえ ごはん 食べてくでしょ?

そうしようかな

(車の走行音)

あっ!

帰ってきた

(広海)社長 あとでいいですよね?

えっ?

おかえり

えっ?

おう

慶子

えっ?

慶子?

おかえりなさい

おう

-(海都)マコちゃん 電話したんだ -(真琴)うん

(広海)やるじゃん 真琴

まあね

まあ でも ほら 俺たちに 進路相談 無理だな

そうそう そうそう

自分の進路も決まってない人たちに 頼むわけにいかないもんねえ

ねえ

きっつ…

(勝)そうか 元気だったか?

(慶子)うん

-(慶子)いろいろ ありがとう -(勝)ん?

真琴のこととか…

いやいや いいんだよ

慶子 メシ食ってくだろ?

うん

(広海)ああ… 社長!

-(勝)おう -(広海)やっと終わりましたよ

(勝)よし ご苦労さん じゃあ 俺 魚 釣ってきてやる

お前の好きなやつ

-(慶子)うん -(広海)俺 手伝いますよ

-(勝)いい お前いらないから -(広海)えっ えっ えっ?

(春子)あ~ じゃあ 2人とも うちに来る?

あっ そうしようか

-(海都)そうしようか -(真琴)えっ なんで? なんで?

いや やっぱさ 今日は親子水入らず

やめてよ そんなの テレくさいし

いや でも…

そんな 急に気ぃ遣わないで

広海さんと海都さんでしょ?

-(海都)えっ? -(広海)はい

さっき 真琴や春子ちゃんから 聞きました

何か言ってませんでした?

それ 全部ウソですよ あんま気にしないでください

あたしは ウソなんて言ってません

あたしも

だとしたら相当変な2人なんだ

(春子)うん

-(広海)真琴 -(海都)春子ちゃん

ありがとう 真琴がお世話になりました

いや そんな… なあ?

世話になんかなってないよ 逆 逆 ねっ!

そうだね

-(真琴)世話してるよね~ -(春子)世話 こっちがしてるよ

よく言うよ 何 言ってんの? ねえ

おむすびみたいな面しやがってよ

(真琴)また そういうこと言う

(春子)真琴がグレたらね この2人のせい…

(広海)ああ そうですか そうですか あ~

(広海)社長 遅いな まったく だから言ったじゃん

俺が“手伝いましょうか” とかって言ったら

“いい”とかって言ってさ

こんな時間に釣れるわけ ないんだから まったくもう

だから 俺さ 言ったんだよね

難しいよ 釣るのさ

-(慶子)ねえ -(広海)はい

あなたたちは ずっと ここにいるつもり?

ずっとっていうか…

うん あの しばらくは…

そう

だって ほら 最高ですよ ここは

うん

お母さん

ん?

お母さんは どうして ここを出てったの?

おじいちゃんみたいに なりたくなかったから

どういう意味?

(慶子)ここにいると

何もできない気がしたの

ここは 人をダメにするような 気がしたの

へえ

あの…

社長の どこがいけないんですか?

あっ いや 僕は 社長の生き方っていうか

すごく好きなんですが…

“いけない”なんて言ってないよ

でも あの人は 民宿の経営者に なりたかったわけじゃないと思うの

それが悪いって 言ってるわけじゃないのよ

それで幸せなのかもしれないし

でも…

違うの

民宿をやりたかったわけじゃ ないと思うの

ほかにあったはずよ ここを選んだ理由が

でも ここにいると

それでもいいかって

そんなふうに思っちゃうような 気がするの

私は それが嫌だった

そうはなりたくなかった

だから 家を出たの

私 嫌いなわけじゃないのよ

ここも おじいちゃんも

私だって ここで育ったんだから

でも 私は違う道を選んだ それだけのこと

(春子)あたし ちょっとだけ 分かる気がするな

まあ あたしは そんな考えてたわけじゃないけど

それに 結局 戻ってきちゃったしね

(勝)お~い

釣れたぞ! ほれ

(慶子)うわあ すっごい

-(勝)いい型だろ -(慶子)ホントだ

-(春子)ねえ 今日は刺身だね -(勝)うん フフフ…

おう おい 支度しろ メシの

あっ 分かりました

-(勝)これ持ってけ おい -(海都)あっ…

(慶子)どうも ごちそうさま

-(春子)またね 慶子さん -(慶子)うん

-(慶子)遊びにおいでね -(春子)うん

(慶子)じゃあ

(慶子)ごめんね 真琴 仕事だから

(真琴)うん

今日は ありがとう

何 言ってんの

じゃあね

うん

またね

うん

(ため息)

(勝)おう

(勝)うん ああ

こいつじゃ もう寒いかな?

(広海)いやいや そんなことないですよ

(海都)いただきます

(勝)ああ~

-(広海)ああ… -(勝)ああ…

お前らのおかげかもしれねえな

何がですか?

今年の夏は いい夏になった

いい夏になったよ

そんな終わったみたいな言い方 よしてくださいよ

あとは お前らだけだな

そろそろだな

社長?

ここは俺の海だ

お前らの海は別にあるはずだ

そうだろ?

(広海)社長さ またやるぜ

(真琴)ファイト!

(公三) これ なんで走ってんですか?

(利夫)いいじゃないか

(広海)見てなよ 社長のこと

それが終わったら…

どうするの?

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