All language subtitles for Beach Boys_S01E02_Episode 2.ja.closedcaptions

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Original subtitles

(桜井(さくらい)広海(ひろみ))そうそう “ダイヤモンドヘッド”

(広海)うん じゃあ 待ってっかんね

うん じゃあね

(鈴木(すずき)海都(かいと))何やってんの?

(広海)え? ほら 客よ 客

とにかく 客 呼んで 民宿 盛り上げて

まだまだいけるって そう思わせんの

でも その気はないって 昨日 言ってたじゃない

でも 帰れって言わなかったでしょ それってOKってことでしょ

-(海都)そうかな? -(広海)そうなの

それで 友達 呼んでんだ?

うん ほら 営業だって何だって

最初は家族とか親戚とか 友達とかからでしょ?

そのネタが尽きてきてから

ホントの営業活動が 始まるわけでしょ

そりゃそうだけどさ

誰かいない? お客

俺の知ってる人間は みんな 平日 ちゃんと働いてるんだよ

そんな すぐ来れるヤツなんて いないの

あっ 俺 俺 広海

うん 寝てた? うん ごめん ごめん

あっ ちょっと待って ねえねえ ねえねえ

-(海都)何? -(広海)暇でしょ?

暇だよねえ

あっ 悪いね ほら 助かっちゃった

(前田(まえだ)春子(はるこ))ううん 相棒 どうしたの?

ああ ほら 一応 誘ったんだけどさ

-(店主)まいど -(春子)“俺は客だから”

そういうこと

(ため息)

(和泉(いずみ)勝(まさる))おう どうした?

この写真…

おう これか

これは ちょうど ここ 始めた頃だな

これ ワイフよ なかなか べっぴんだろ

-(海都)へえ~ -(勝)お前 ホレてもダメだぞ

-(海都)いや… -(勝)もう死んじまったからな

それでな これが俺の娘

つまり 真琴(まこと)の母親だ

-(海都)へえ~ -(勝)うん

あれ? 今… じゃあ どうしてるんですか?

今 東京にいるわ

あいつ どうもな

ここが あんまり 好きじゃないらしくてな

高校 出たと思ったら すぐ出てっちまったよ

そうですか

で 十何年ぶりかで戻ってきたらな 離婚してて

それで 真琴をここに置いて あっという間に帰ってっちゃったよ

日本で最初のサーファー?

(春子)そう… と 本人は言ってるけどね

まあ ほかにも たくさん いるんじゃないかな

そう言ってる人は

-(春子)証拠ないから -(広海)へえ~

まあ たまたま 最初に始めたってだけの話よ

(海都)へえ~

え?

じゃあ いくつんとき ここ 始めたんですか?

(広海)19?

(春子)うん もう40年近く やってるんじゃないかな

(広海)へえ でもさ ほら

なんで ほら そんな民宿 閉めようとするわけ?

(春子)う~ん 年なんじゃないかな 勝さんも

(広海)んなことねえよ

んなことないじゃん ほら ダメ ダメ

そんな民宿 潰すわけいかないでしょ

どうして ここ 始めようと 思ったんですか?

ん? いや 楽しいかなと思ってな

いや 俺はな 難しいことなんか 何にも考えちゃいねえんだよ

自分がそうしたいと思った じゃあ やるか それだけ

シンプル イズ ベスト っちゅうやつだな

(真下(ました)裕子(ゆうこ))民宿 やめるって どういうこと?

(裕子)あいつら 帰ってきたんじゃないの?

(真琴)それとこれとは 違うからね

(内藤(ないとう)祐介(ゆうすけ))き… 聞いてないぞ そんなの

なんで 祐介に 言わなきゃいけないのよ

そりゃ…

東京のお母さんの所 帰るの?

うん そうなりそう

いつ?

夏休みになったら

え~?

すぐじゃねえかよ

そうだよ

そんな…

(真琴)ちょっと… そんな 暗くなんないでよ

(春子)ふう~ しっかし 暑いね この車

俺だって暑いんだよ

でもね 夏は暑い あの 自然のままが一番

あ~ なるほど

-(広海)あれ? -(春子)ん?

ほら あの子 確か別荘の子とか言ってたよな

ああ うん 何かね ここ 心臓 悪いんだってさ

時々 週末 来るんだ

でも ほら そうは見えないけどね

(春子)うん ねっ

こんちは

ピース! 乗ってく? 狭いけど

(寺尾(てらお)はづき)歩きたいんです

あっ そっか

あのさ ほら よかったらさ

今日 一緒にバーベキューやるから おいでよ ねえ

じゃあね

バイバイ

(エンジンがかかる音)

(広海)でもさ ほら 普通 体 弱かったりしたらさ

(春子)うん

空気のいい高原とかで 静養するんじゃないの?

うん 好きなんじゃない? 海が

だよな

やっぱ ほら 好きな所にいるのが 一番 体にいいんだよね

-(春子)うん アハハ -(広海)うんうん… そうだよな

(勝)シンプル イズ ベスト っちゅうやつだな

♪~

~♪

(広海)あ~ ちょっと失礼 あ~ 忙しい 忙しい

どっこいしょ どっこいしょ

どっこいしょ

どっこいしょ

どっこいしょ どっこいしょ

邪魔なんだけど 邪魔なんだけど どっこいしょ

何だよ

(広海)ふう~

-(海都)何が言いたいんだよ -(広海)えっ?

いや… いや~ 忙しい 忙しい

だから 何が言いたいんだって

(広海)あのね いや あの… 1人じゃ大変だなと思って

ほら 忙しいじゃん

(海都)何?

全然 全然 あの ほら 手伝ってもらう気なんかないから

(ため息)

-(広海)よろしく -(海都)え?

(広海)“え?”じゃないよ 俺 ほら 魚 釣ってくるから ねえ

まき やっといてよ

(ノック音)

貸して

(広海)ガキの頃さ ボーイスカウトやってたんだよね

こう見えても 結構 お坊ちゃんだったりして

見えないでしょ

ああ 全然

あんまり力 入れすぎないで こう 引力 利用するって感じ?

ちょっと待って

やってみる?

力むとさ 失敗すんだよね 何て言うの まあ 人生と一緒 うん

余計なこと言わなくていいんだよ

え?

普通の人生ここ ここ ほら この下 つっかえちゃうのよ

あっ…

(蓑田(みのだ)利夫(としお))800円です

-(海都)あれ? 桜(さくら) -(山崎(やまざき) 桜)来ちゃった

来ちゃった?

何してるの?

え? ああ

-(広海)痛(いた)っ 痛… -(海都)あっ ごめん

何だよ 痛いよ

どうも いらっしゃいませ お泊まりですか?

(桜)はい

何?

お宅もお客さん 呼んだんだ う~ん

違うんだよ

桜井広海と申します

山崎 桜です

-(広海)桜? 何 妹? -(海都)違うよ

えっ 妹じゃないの? 桜なんとか

違うって 何 言ってんだよ

-(桜)誰? この人 -(海都)あの 民宿の人 行こう

えっ 何?

(原(はら)富士子(ふじこ))やっほ~!

(富士子)おっす 広海

着いたのかよ あれ 1人か?

(富士子)みんな あした来るって

ふ~ん 何 何?

-(広海)新しい男は? -(富士子)別れた

-(広海)早いね -(富士子)まあね

(富士子)こんにちは

あっ この人が広海が言ってた 日本経済?

-(海都)え? -(富士子)そうでしょ?

エリートだけど すっごい いいヤツだって

俺の次ぐらいに かっこいいんだって

おいおい

(富士子)ここで 一緒に働くことにしたんだ

働く?

いや してません 客です 俺は

(富士子)なんだ

余計なこと ベラベラしゃべんなよ

(富士子)何よ わざわざ来てやったのに

分かったから もう黙ってろ バカ

(富士子)バカ? 何それ 頭 来た

あんたが“頼むから来てくれ” って言うから来たんでしょ

“パーッと盛り上がる すてきな民宿ね”とか

“今度 また来たいです” とか何とか言えっていうからさ

(広海)いや だから 俺が悪かった 分かった… 俺が悪かった

何の話?

何の話?

(富士子) ホントに分かってるの?

(富士子) ホントに分かってるの?

(富士子) ホントに分かってるの?

いや 大したことない話

いや 大したことない話

いや 大したことない話

(広海)フフフ…

(広海)思ってる 思ってる

(海都)行こう

あっ 行っちゃった

ったく お前が余計なこと ベラベラ ベラベラしゃべるからさ

台なしじゃんかよ バレバレだよ

ごめん じゃあ ご機嫌直しに…

-(富士子)ねえねえ どれがいい? -(広海)何 何 何…

どれでもいいよ そんなの…

あっ やっぱ… やっぱこれ ほら

-(富士子)これ? -(広海)このセット セット

(富士子)OK じゃあ 着替えよ 見てく?

あっ ダメ ダメ 俺 ほら ここの従業員だから

だから?

-(桜)迎えに来たの -(海都)どういうこと?

だって 突然 こんなもの渡して

いなくなっちゃうんだもん

もう戻ってこないつもりなのかな と思って

まさか

そう? ほら さっきだって

ここの人みたいに もう なじんじゃってたもん

いや そんなことないけどさ

会社の人 みんな ウワサしてるよ

あのプロジェクトのせいで 自信なくしたんじゃないかって

そう

(桜)あんなの よくあることじゃない

そんなに落ち込むような ことじゃないよ

(海都)いや 落ち込んでるわけ じゃないよ

そうじゃない

じゃあ 何?

ちょっと休んでみたくなっただけ

ほら 有給 まだ少し残ってるからさ それだけだって

そっか

そう

じゃあ 楽しんでいこうかな せっかく来たんだし

うん

すいません あの…

この民宿 セックス禁止なんですけど

-(海都)何 言ってんだ -(広海)あの⸺

お風呂の準備ができしだい お呼びしますので

何 何 何? いいね

何なの? あの人

え? ハア… バイト ここの

変な人

同感

遅いなあ

(真琴)ただいま

(春子)おかえり どうした? 今日 早いね

(真琴)うん 試験前だから

(春子)あっ そっか

(クラクション)

(殿村(とのむら)公三(こうぞう))おう

(春子)ねえ ちょっと 今日 遅いんじゃないの?

(公三)あっ ごめんね ハルちゃん えっと… あった あった

-(春子)え? -(公三)はい

何? これ 請求書じゃない

そう

-(春子)いらない -(公三)いらないって…

いらないよ いらない あんたにあげる

“あんたにあげる”って

いや ハルちゃん 受け取ってもらわないと困るのよ

もう 使えないな

-(公三)使えない… -(春子)はい 行った

(公三)じゃあ またね “使えないな”って…

-(春子)バイバイ -(真琴)お疲れさまでーす

(ため息)

(真琴)誰からの手紙 待ってんですか?

うん?

男の人?

そうだよ

え~ どんな どんな?

どんなって言われてもな

年は? 年は?

年下

へえ~

かわいい かわいい 年下の男の子ってやつ

春樹(はるき)君って言うの

春子さんと同じ“春”?

うん そう

ふ~ん

帰んなくていいの?

うん

どうした?

どうしもしないよ

そんなにお母さん 嫌?

そんなことないよ

そんなことないけど… ん~

(春子)うん 分かった

元気出せ 真琴 それ“だけ”が取りえだろ

“だけ”って なんで強調してんの?

-(真琴)失礼な -(春子)そうそうそう その顔

民宿の娘はね スマイルだけが命だよ

でも…

来てるらしいよ お客

ホント?

-(富士子)桜さん こっち こっち -(桜)わあ~ 奇麗

(富士子と桜のはしゃぎ声)

-(富士子)キャー -(桜)なんか 緊張するね

(富士子)うわ~

(桜)温かい 気持ちいい

(広海)どう?

ねえ どう? どうどうどう?

(富士子) もう極楽って感じ ねえ?

(桜)ホント すっごい気持ちいい

やっぱり? 一応さ これ ここの名物だからさ

(桜)ほかには何があるの?

ほかに? ほら ほかには やっぱ海でしょ

ほら 海にかなうもんは ないでしょ ねえ

あらら? あら あら 桜さん なかなかじゃん

そうですか?

ちょっと待った おい!

“ちょっと待った”って 「ねるとん」じゃないんだからさ

あら 速い 速い 速い

いいよ こっちは 俺がやるから 貸して もう

いや でも ほら お客さんに そんなことさせちゃ困る

-(海都)うるさいんだよ -(広海)ダメ ダメ ダメ…

-(海都)桜 熱い? -(桜)ううん ちょうどいい

(真琴)いらっしゃいませ

-(富士子・桜)こんにちは -(海都)おかえり

(広海)おかえり 真琴

あのね 呼び捨てにされる 覚えはありません

なんで そうやって僕のときだけ 冷たくすんの?

すんのって…

バーベキュー やるんでしょ? 着替えたら手伝います

-(広海)よろぴく -(真琴)は~い

-(桜)誰? -(海都)ああ ここの子

(桜)ふ~ん

(真琴)ただいま

おじいちゃん お客さん 入れたんだ

ってことは ここ 続けるんだよね?

じゃあ あたし ここにいてもいいでしょ?

あの人だけじゃ人手不足だし それにさ…

あいつが勝手に 連れてきただけだ

お前は学校が終わったら 慶子(けいこ)の所に行く

ここは閉める それは変わんない

おじいちゃん でもさ…

真琴

まあ そういう意味では 最後の客かもな

そっか

そうだよね

じゃあ 楽しんでってもらわないと

(一同)乾杯!

-(富士子)広海! -(広海)え?

-(富士子)あ~ん -(広海)あ~ん

(富士子)熱い…

(海都)お待たせ 桜に肉…

(桜)うん こっち

-(海都)こっち? -(桜)うん ありがとう

-(海都)飲み物はビールで大丈夫? -(桜)うん 大丈夫

(富士子)わざと やったでしょ?

(広海) わざとじゃないっつうの ホント

あっ ちょっと 真琴 これ 食ってみろよ

(真琴)焦げてるよ 下手くそ

(広海)おっ お前 焦げてる?

(広海)ねえ そっち… ねえ お~い そっち 随分 遠いんだよ

え? ああ ああ あっ あっ…

痛っ! 痛… 何ですか?

-(勝)まだ早いよ -(広海)え?

(春子)ホントだ

(広海)何? 随分 うれしそうじゃん

そんなんことないけど 何 ボーイスカウトでは習わなかったの?

当たり前じゃん こんなの教わるはずない… 何…

(富士子)ねえねえ ねえねえ いいこと教えちゃおっか?

-(春子)え~ 何? -(広海)何 何 何 何?

(富士子)広海の 恥ずかし~い決まり文句

(広海)おい どうして お前は飲むとそういう…

(広海)おい どうして お前は飲むとそういう…

(春子) 聞きたい 聞きたい

聞きたい? もう 広海ったらね フフッ エッチんとき…

おい ちょっと 待て待て待て! ダメ ダメ…

(広海)そういえばさ あの子 来なかったね

ああ… 来にくいのかもね

え?

ほら 体 弱いときってさ 健康な人 見ると 腹立つじゃない?

特に 君みたいなの

そっか

かえって よくなかったかな? ほら 誘ったりして

-(春子)ふ~ん -(広海)何?

結構 繊細なとこ あるんだね

あのね 俺は繊細 繊細そのものです 分かる?

あんなこと 言ったりするのに?

-(広海)え? -(春子)あっ あっ アハハ

ったく あのバカ

-(富士子)広海! -(広海)フッ 何?

-(富士子)ねえ! ねえねえねえ -(広海)何? 何 何 何?

-(富士子)ねえねえ ねえねえ -(広海)はいはい

-(富士子)ねえねえ -(広海)何 何 何?

練習どう?

-(広海)練習? -(富士子)うん

海にいるっていうのは そうなんでしょ?

もう一回 やる気になったんでしょ 水泳

あれ? 今度のオリンピックって どこだっけ?

だから そんなんじゃないって

違うの?

あたし てっきり海にいるって 言うから そうなのかと思って

(広海)ハア…

お前 ちょっと酔いすぎ ちょっと来い

(富士子)え~ 酔ってないよ…

(広海)何 訳 分からないこと 言ってんだよ ほら いいから

(広海)ごめん ごめん いやいやいや すいません 社長

すごいね これ

(春子)ねえ 大丈夫だった?

(広海)うん 何か 具合 悪いみたいでさ

あっ 悪(わり)い そっち サラダ油 取って

(桜)いい所だね

(海都)うん

みんな 面白い人たちだし

うん

でも ここに一生いるわけには いかないもんね

うん

分かってる

-(海都)あっ 何か 飲む? -(桜)うん

待ってて

(富士子のせき込み)

(海都)あっ ごめん 起こしちゃった?

うん 大丈夫 大丈夫

(せき込み)

大丈夫 大丈夫

-(海都)あっ そうだ -(富士子)ん?

あの さっきの話なんだけど

水泳の選手だったの? 彼

選手なんてもんじゃなかったの

ホントはオリンピックで

メダルだって 夢じゃなかったんだから

え?

水泳 自由形

日本ではトップクラスだったんだよ

それがさ 最終選考会の前の晩 ケガしちゃって

それでパア 何もかもパア

そう

それ以来 ずっと ああやって 人生 休んでんの あいつ

(ギターの演奏)

真琴

あたし…

あたし ここにいたい

(真琴のすすり泣き)

ここにいたいよ

ねえ おじいちゃん

あたし ずっと…

ずっと ここにいたい

だって ここが好きなんだもん

(春子)真琴

(春子)真琴

ごめんなさい

謝ることなんかないよ

謝ることなんかない

おやすみ

(広海)なんだ そういうことだったのか

じゃあ ほら 客がどうとかさ そういう問題じゃなかったんじゃん

(勝)誰が そんなこと言ったよ

お前が勝手にやったことだろ

いや まあ あの そりゃ そうですけども

で 真琴 東京に戻んですか?

勝さんは そうさせたいのよね

でも ほら 帰りたくないって 言ってんじゃないですか

関係ねえだろ お前には

これは俺と真琴の問題なんだよ

そのほうが あいつのためなんだ

(広海)でも なんで… ほら あの 民宿 潰すんですか?

そうでもしなきゃよ…

あいつは こっから 出ていかねえんだ

はい おやすみよ

(広海)あ~あ 結局 ここには いられないのか

-(海都)ねえ なんでさ… -(広海)うん?

(海都)いや…

なんで もっと 食い下がらなかったのかなと思ってさ

ちょっと意外だった

しょうがないっしょ

現実ってやつはさ なかなか手ごわいからね

社長みたいにさ ほら

ずっと好き勝手に 自由にやってきた人間だって

なかなか現実からは 逃げられないんじゃない?

やっぱ難しいんだよ きっと

好きなことだけやって 生きてくっつうのも

難しいんだよね

真琴もかわいそうだよね ほら

あんな年でさ いろんなこと背負って

それでも そんなこと 感じさせないで偉いよ

ねえ

うん?

どうしてさ…

どうして この場所に そんな こだわんの?

-(広海)いや 俺ね -(海都)え?

-(広海)ハハハ… いやいや -(海都)何だよ

いや 俺さ 海で泳いだことないんだよね

え?

正直 ちょっと怖いんだ

だって ほら コースもゴールも 何もないでしょ

だから 泳げないんだよね 海でね

でも…

今年の夏 ここで…

海で泳げるようになろうかなと 思って

そう思ってさ

分かる?

今のは 海っていうのをちょっと ほら 人生に例えてみたんだけど

でも すごいんだな オリンピックなんて

あっ 行ってない 行ってない オリンピック行ってないよ

そうだけどさ

でも すごいよ

すごいよ

(広海)悪かったな

(富士子) みんな来たら どうすんの?

追い返す ほら しょうがないだろ

-(海都)富士子ちゃん 悪いね -(富士子)ううん

じゃあ

うん 待ってるね

-(富士子)じゃあね -(広海)チャオ!

バーイ

(まきを割る音)

何してんの?

(勝)おい 何やってんだ? そんなに どうするつもりだ

(海都)知りません

あ? 何だって?

知りません

まき 見てたら やりたくなったんです

だから やってるだけ

どうするかなんて考えてません

(広海)おい どうしたんだよ

何が “シンプル イズ ベスト”だよ

今更 何が “真琴のためには それがいい”

ふざけんな ふざけんな!

おい!

あなたが ここを やめたいんだったら話は別ですよ

でも たとえ かわいい孫だろうが 何だろうが

“誰かのために”なんて 言ってほしくないんです

大体 どうして 真琴ちゃんの 好きにさせてやんないんですか?

彼女が自分で 決めればいいじゃないですか

社長は自分で自分のこと 決めてきたんでしょ

今まで好き勝手やって 生きてきたくせに

最後まで全うしてくださいよ

それが どんな結果になっても

見本を見せてくださいよ

話は それだけか?

終わったら片付けとけよ

-(春子)んっ -(勝)おう 悪いな

ウッ… ハア~

なあ 春子

何?

いや お前だったらさ…

どう思うかと思ってよ

そういうこと 私に聞く?

真琴の気持ちも慶子さんの気持ちも 分かるから?

いや そういう意味じゃ ないんだけどさ

いずれにしろ 離婚した場合はさ

悪いのは親だよ

悪かった

ううん

いや~ しかしさ 悔しいよな

-(春子)何が? -(勝)え?

いや あんなね 若造によ 言いたい放題 言われちまってよ

ったくもう チキショーめ あ~ 悔しい 悔しい

あ~ ったく 痛(いて)っ 痛…

春子 ちょっと電話 借りるぞ

はい

かっこよかったよ

ちゃかすな

ちゃかしてなんかないよ ほら

本気で“かっこよかった” っつってんじゃん

うるさいよ

(広海)あのさ…

まきっていうのは こうやってやんだ 見ててみな

(広海の笑い声)

“チャー シュー メン!” 分かる?

(勝) また やってんのか? お前ら

何かさ…

やっぱ もう こうやって 一緒に帰れないのかと思うとさ

何 言ってんの

別に外国 行っちゃうわけじゃ ないんだから ねえ

(裕子)うん

真琴

(真琴)ん?

俺に任せろ

はあ?

俺に任せろって言ってんだ 先 行くぞ

おい… お~い どこ行くの?

(春子)祐介

(祐介)あの お話があります

(真琴)ちょっと 祐介

僕は この民宿が好きです

お願いです 考え直してください

真琴は ここにいるべきだ

ここが一番 似合うんです

お願いします 閉めないでください

祐介

祐介

もういいの

よくないよ

(春子の笑い声)

何が おかしいんですか?

いや だから もう その話 もう終わったの

(祐介)終わってないですよ

だから もう 分かんないヤツだよね こいつね

(海都)真琴ちゃん いい友達 持ってんだね

(勝)おい バーベキューの準備しろ

(広海)え?

(勝)俺が本物の バーベキュー 教えてやるよ

2日 続けてですか?

おじいちゃん?

(勝)真琴

お前の好きにしろ

え? じゃあ…

慶子には電話しといたよ

♪~

♪~

おじいちゃん!

♪~

♪~

アハハ 大好き!

アハハ 大好き!

-(勝)やめろ ほら -(真琴)いいの

(広海)真琴! ほら 俺にも

(真琴)キャー

なんて行くわけないでしょ バーカ

早く行こ

-(広海)すっげえムカつく -(祐介)あの…

何? 何?

いいよ お前も手伝え ほら ったく あの野郎

(春子)裕子ちゃんも来な

(裕子)は~い! ラッキー!

おい そこのビジネスマン お前も手伝うんだよ

-(広海)え? -(勝)よし 食っていいぞ

(裕子)お皿 どうぞ

(広海)かけますよ いいですか?

(電話の着信音)

あっ あたし 出る

ホント?

-(真琴)大丈夫? ごめんね -(春子)任しとけ

うま! これ 昨日と全然…

何ですって?

(勝)あれで金 取っちゃいかんよ

(真琴)鈴木海都さん!

お電話です!

-(海都)え? -(真琴)電話!

-(広海)ほら 電話 電話 -(海都)ああ

(海都)はい 鈴木ですけど

(海都)はい 鈴木ですけど

~♪

~♪

~♪

山崎ですけど 今 部長と代わるね

山崎ですけど 今 部長と代わるね

部長 3番に鈴木さんです

あっ 部長

-(広海)いやいやいや えっと… -(海都)はい はい

そうですか はい 分かりました

はい 失礼します

(広海)どうかした?

俺…

-(海都)帰る -(広海)え?

休みは終わり

そっか

(春子)真琴 東京 行ったの?

(勝)ああ

(春子)慶子さんとこ?

会わせるだけだよ

海都さ~ん

(真琴)やっぱ しょうがないんだよね

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