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Original subtitles

(滝沢美空) お忙しい中 ありがとうございます。

改めまして 警視庁捜査一課の滝沢です。

(心野朱梨) 心野です。 よろしくお願いします。

♪~

(辺見恭平) それは?

(朱梨) お気になさらないでください。

(滝沢) お父様は 長年 勤められた会社の→

役員をされてるそうですね。

>> ええ こうして平日でも→

家にいられるのは役得ですね。→

いやあ それにしても驚きました。→

妻から刑事さんが いらっしゃると聞いた時は→

まさか こんなに若い女性 お2人とは思わなくて。

(滝沢) はあ…。

>> この度は 不出来な息子が ご迷惑をお掛けして→

申し訳ありません。→

まったく あいつは何てことを…。

(滝沢) 辺見さん 辺見さん!

(滝沢) 大丈夫ですか?

(辺見悠哉) すいません…。

(朱梨) 気分が優れないようでしたら いつでも おっしゃってください。

>> はい…。

(滝沢) 2日前の午前1時頃→

杉並区に停まっていた車中で→

長谷川茉央さん 25歳の 遺体が発見されました。

見つけたのは 警ら中の警察官で→

駆け付けた救急隊員によって 死亡が確認されました。

死因は紐状のもので頸部を 絞められたことによる窒息死。

絞殺です。

車は被害者の自家用車。

凶器は まだ見つかっていません。

また 絞められた時に 抵抗したのか→

左手のネイルが剥がれています。

辺見悠哉さん。

あなたは亡くなった 長谷川茉央さんの恋人で→

確認できる限り 彼女と最後に会った人物です。

事件当日は 水族館に行かれていますよね。

>> はい。

(滝沢) その際 口論する様子が→

スタッフや他のお客さんに 目撃されています。

ケンカの原因は 何だったんですか?

(悠哉) 大したことじゃありません。

茉央との関係は順調でした。

最近 婚約して→

両親にも紹介したばかりなんです。

♪~

(悠哉) 確かに この時は ケンカしてしまいました。→

でも すぐに仲直りして…。

茉央とは これからもっと 幸せになるはずだったんです。

なのに どうして…。

♪~

(朱梨) 辺見さん。

>> すいません…。

(朱梨) 茉央さんの死亡推定時刻は 夜11時頃です。

あなたは自宅にいたそうですね。

(悠哉) はい。

(朱梨) ご両親と 同居されているそうですが→

そのことを 証言してくれそうですか?

>> あの日は 2人と顔を合わせる前に→

自分の部屋に戻ったので…。

(朱梨) 茉央さんとは 会社の同僚でもあるんですよね。

デートでは よく水族館に 行かれたんですか?

>> もともとは僕の趣味だったんです。

僕は子どもの頃から体が弱くて…。

(朱梨) 水族館なら ゆっくり過ごせますからね。

>> 水族館は 運動ができない僕を気ぃ使って→

母が よく 連れて行ってくれました。

両親に紹介した時も 茉央のやつ→

今度 一緒に行きましょうねって 母を誘ったりして…。

(朱梨) そうですか…。

>> もしかして 僕も疑われてるんですか?

(滝沢) おつらいでしょうけど 形式的な確認が必要で…。

>> 僕には茉央を殺す理由なんて ありません。

(朱梨) では…→

理由がある人に心当たりは?

茉央さんが何かトラブルを 抱えていたということは→

ありませんか?

>> 茉央は誰かから恨みを 買うような人ではありません。

そんなことよりも 一刻も早く 犯人を見つけてください。

♪~

(朱梨) 辺見悠哉さんから 見えていたのは→

「悲しみ」の感情でした。

〔気分が優れないようでしたら→

いつでも おっしゃってください〕

(坂東) 婚約者を亡くしたんだからね→

当然の反応じゃない?

(滝沢) あとから色 変わってましたよね?

(朱梨) はい。これは…「不安」の色です。

(今西) 自分に容疑が向いてると 考えたんですかね?

(朱梨) それもあると思いますが… 「不安」の感情は→

ご両親の お話をしている時にも 見えていたんです。

〔ご両親と 同居されているそうですが→

そのことを 証言してくれそうですか?〕

(滝沢) 茉央さんを紹介したとか→

実家で同居してるとか 話してましたよね。

(坂東) 辺見悠哉は 両親の話を避けていた?

♪~

(朱梨) 行ってきます。 (風早) え?

(朱梨) 聞き込みです 滝沢さんと。

(滝沢) 悠哉さんは会社に戻ったので 今のうちに→

ご自宅にいる両親から話をって 聞いてなかったんですか?

(風早) ごめん…気を付けて。

(滝沢) しっかりしてくださいよ~。

♪~

(恭平) この度は 不出来な息子が ご迷惑をお掛けして→

申し訳ありません。→

まったく あいつは何てことを…。

(滝沢) 悠哉さんから お話を伺ったのは→

念のための確認ですから。

>> そうですか…。

(朱梨) 息子さんが事件に 関与しているという心当たりが?

>> いえいえ…そういう意味では。

(辺見 環) だから言ったじゃないですか。

悠ちゃんは 犯人なんかじゃないって。

お前は黙ってろ。→

茉央さんのことは 本当に残念です…。

先月ですか。 悠哉に紹介された時から→

聡明で素敵な女性だと 思ってました。

息子には もったいないくらいでしたよ。

(茉央) 〔長谷川茉央と申します。→

本日は お時間つくっていただき ありがとうございます〕

〔はい。ハハハ…〕

(朱梨) お母様はいかがですか? >> はい?

(朱梨) 茉央さんの印象について。

一緒に水族館に行く 約束をしたそうですね。

>> ええ。息子が好きだったので いつか一緒にと…。

(朱梨) 事件のあった夜は→

悠哉さんには お会いに ならなかったんですよね?

>> ええ 早くに休んだので…。

(朱梨) 何時頃か 覚えていらっしゃいますか?

>> 確か…10時頃だったかと。

(朱梨) お父様も 同じ時間に休まれたんですか?

>> いや 私は家にいなかったんです。

(朱梨) どちらへ?

>> ひとりキャンプをしに 山梨県の キャンプ場へ行っていました。→

若い頃から休日には決まって→

山へ行くのが趣味なんです。

(朱梨) だから道具があるんですね。

(恭平) なので私も あの日は悠哉とは…。

(朱梨) ひとりキャンプということは→

お知り合いの方には 会っていませんか?

>> 人と会いたくないから 山へ行くので…。

ああ 私のアリバイもないですね。

(滝沢) キャンプ場へ問い合わせれば 確認できると思います。

後ほど教えていただけますか。

>> 刑事さん。私の知り合いには 警察の関係者も多いんです。

なにか お役に立てることがあれば→

何でも おっしゃってください。

(滝沢) ありがとうございます。

>> 大した話もできませんで すみませんね。

♪~

(朱梨) お父さんの恭平さんから 見えていたのは「不安」の色でした。

(滝沢) 悠哉さんのことを 心配してるんでしょうね。

お母さんの環さんの方は 冷静そうでしたけど。

(朱梨) そうでもありませんでした。 (滝沢) え?

(朱梨) 環さんからは もっと強い 「恐れ」の感情が見えていました。

(朱梨) それが次第に… 「怒り」の感情に変わりました。

(滝沢) 怒りの感情…?

(滝沢) 環さんも 息子が疑われてると 思ってたんですかね。

で 捜査に来た私たちに 怒りを覚えた。

(朱梨) だとすると 感情が見えた タイミングが気になります。

(滝沢) どういうことですか?

(朱梨) 最初にお会いした時に 見えていたのは→

「恐れ」の感情だったんです。

〔心野です。 よろしくお願いします〕

(朱梨) それが聴取の途中から…。

(朱梨) その後は ずっと 「怒り」の感情が見えて…→

それが私たちに対するものなら→

最初から 見えていたはずですよね?

(滝沢) 私たち以外の何かに怒ってた?

(朱梨) それが何かまでは 特定できなかったんですけど…。

(滝沢) あれですかね。 本当は息子が犯人だと思ってて→

「何してくれてんのバカ息子~! 許さないぞ~!」って。

(滝沢) 何とか言ってくださいよ。 (朱梨) え?

あ ここですね。

♪~

(滝沢) 茉央さんとは プライベートでも 親しくされていたそうですね。

(女子社員) 先週も一緒に 旅行に行ったばっかりです…→

茉央 とっても 楽しそうだったのに…。

(朱梨) 茉央さんに対して 動機がありそうな人に→

心当たりはありませんか?

仕事上のトラブルを 抱えていたとか→

誰かに恨まれてる様子だったとか。

>> 事件と関係あるかは 分からないんですけど。

(滝沢) 茉央さん あなたとの結婚を 悩んでいたそうですね。

婚約を破棄することまで 考えていたそうです。

前回の聴取で トラブルは なかったと言っていましたよね。

どうして隠していたんですか?

>> その件はもう 僕たちの間で 解決していました。→

わざわざお話しするまでもないと 思ったんです。

♪~

(滝沢) もしかして…あなたなんですか?

>> え…? (滝沢) 例えば あなたが→

茉央さんから一方的に 別れを切り出されていたとしたら。

水族館でのケンカも それが原因ですよね。

それでカッとなって 殺害したんです。

>> 違います。 (滝沢) では ケンカの原因は 何だったんですか?

>> 彼女に言われたんです。 このままじゃ結婚できないって。

(滝沢) やっぱり。 >> だからって殺してなんかいません。

最後には 彼女も納得してくれました。

(朱梨) 茉央さんが 婚約破棄したがっていた理由は→

何だったんですか?

>> きっと…僕みたいな男でいいのか 不安になったんだと思います。

(滝沢) マリッジブルーということですか。

>> 彼女がどれくらい本気で 言い出したのか分かりません。

でも 僕もムキになってしまって つい口論に…→

本当にそれだけなんです。

(風早) 恐れの感情…→

確か不安の先にある感情だったな。

(朱梨) 前回の聴取よりハッキリと 疑う言葉を投げたので→

当然の感情だと思います。

(滝沢) ちょっと言い過ぎましたかね?

(朱梨) そうでもないと思います。 悠哉さん→

婚約破棄の件は 解決したと言ってましたけど→

原因を訊ねたら 恐れの感情が増していました。

(風早) 何か やましいことでも あるってわけか。

(滝沢) 令状は取れないんですか。

家宅捜索すれば 何か出てくるかもしれません。

(風早) まだ無理だ 物証なしに。

(滝沢) やっぱりここですか。

(朱梨) 滝沢さん…。 (滝沢) 調べるつもりなら一緒にって 言ったじゃないですか。

あれですよね お姉さんが映ってたカメラ。

(朱梨) はい…。

〔それより 本当なんですか。 本当に姉が…〕

(刑事) 〔心野紫織が 二見智子を殺したんだ〕

(滝沢) 現場からだと 駅とは反対方向ですし→

電車で移動する気は なかったんですかね。

(朱梨) 避けたかったのかもしれません。 (滝沢) え?

(朱梨) 人混みを… もしくは 人そのものを。

📱(バイブ音)

(朱梨) 風早さんです。 📱(バイブ音)

📱(バイブ音) (朱梨) はい。

📱心野。長谷川茉央さん殺害の (風早) 凶器が見つかった。 (朱梨) 本当ですか。

(風早) 所轄から連絡を受けて 坂東さんと 今西が確認してきたんだ。

凶器は登山用のロープ。 辺見恭平のものだった。

📱お父さんの?

(坂東) 自宅近くのゴミ捨て場に 捨てられているのを→

収集日が違うって気付いた 住人が→

中身をね チェックして そうしたら→

登山用のロープと 血の付いた ネイルが出てきて 慌てて…。

📱(坂東) 通報したんだって。 📱(今西) 発見者のおばさんには…。

勝手に他人のゴミを 開けないようにと→

注意したそうです。 >> フッ…。

(風早) ネイルに付着した血を DNA鑑定したところ→

茉央さんのものと一致した。

(朱梨) ロープは恭平さんの物で 間違いないんですか?

📱検出された指紋は 茉央さんと (風早) 辺見恭平のものだけだった。

辺見恭平 事件の夜は キャンプに行ってたんだよな?

📱はい。キャンプ場にも (滝沢) 確認済みです。

>> ただ キャンプ場と 遺体発見現場まで→

往復しても4時間程度。

夜中にNシステムをかいくぐり 犯行に及ぶことは…可能です。

♪~

(滝沢) 心野さん。

聴取の時 恭平さんからは→

不安の色が見えていたって 言ってましたよね。 (朱梨) はい。

(滝沢) それって 恭平さんが犯人だから 疑われてると思って→

不安になってたんじゃ…。

(風早) ん?っていうか 心野と滝沢 どうして一緒にいるんだ?

📱2人で何してんだ?

捜査なら ちゃんと報告しろよ。

(滝沢) あれ?すいませ~ん。 📱おい…おい!

電波が~…。 📱聞こえるか?お…。 (電話の切れる音)

(朱梨) いいんですか。 (滝沢) いいんです。 そんなことより恭平さんです。

明日 聴取に呼び出しましょう。

(恭平) フーッ…→

私が茉央さんを?バカなことを…。

(滝沢) 犯行に使われていたロープは あなたのもので間違いないんです。

指紋も あなたと 茉央さんのもの以外→

検出されませんでした。

(恭平) 犯人なら手袋くらいするでしょう。

ロープだって なにも厳重に 保管していたわけじゃない。

盗もうと思えば 誰だって盗めます。

(ノック)

(風早) 聴取は中止だ。すぐに お帰ししろ。

(滝沢) え? (ドアが閉まる音)

(風早) 上から横やりが入ったんだ。

辺見恭平には 大学の同窓や 仕事上の付き合いなんかで→

警察関係者も多いらしい。

(滝沢) 本人も そんなこと言ってましたね…。

(風早) どっかで誰かが忖度したんだろう。

これだからウチは…。

(滝沢) だからって 風早さん それで納得するんですか。

もう凶器まで 見つかってるんですよ? (風早) それは…。

(朱梨) 私が担当だからですか? 姉のことがありますから。

聴取しているのが 私だということも→

問題になったんですね?

(風早) 心野。今回の件は別にしても→

お姉さんのことが落ち着くまで→

直接聴取するのは しばらくの間…。 (滝沢) 本気で言ってるんですか。

それで心野さんを 守ってるつもりですか。

(風早) そうだな 悪かった。

(朱梨) いえ。滝沢さんも ありがとうございます。

(滝沢) で これからどうするんですか?

さっきの話だと 凶器を手に入れるタイミングは→

悠哉さんにもあったってことに なっちゃいますけど。

(風早) 犯人は息子か 父親か…。

(朱梨) 恭平さんが犯人だった場合→

茉央さんを殺害した動機は 何だったんでしょうか。

(滝沢) そういえば 前に茉央さんのこと…。

>> 〔悠哉に紹介された時から→

聡明で素敵な女性だと 思ってました〕

〔息子には もったいないくらいでしたよ〕

(風早) まさか それが 異性としての意味だったと?

(滝沢) 茉央さんが悠哉さんとの結婚を ためらっていたのも→

恭平さんが 原因だったのかもしれません。

(朱梨) 確かめる必要がありますね。

>> で 俺たちまで 招集されたってわけですね。

上に圧力かけられたんじゃ ないんですか?

(風早) 捜査そのものを 止められたわけじゃない。

これは あくまでも 長谷川茉央さんの事件の捜査だ。

>> 子ども達と 約束しちゃったんですよね。

今日は早く帰るって。

僕もデートの予定 あったのに…。 (風早) ふ~ん。

え?何?じゃあ 帰っちゃうの?

>> 帰らない! >> います…。

(風早) よし!頑張ろう!なっ。ほい!

あ コーヒー飲む人いる?

♪~

(朱梨) どうぞ。 >> あ ああ ありがとうございます。

(朱梨) よかったら…。 >> ああ ありがとうございます。

(朱梨) どうぞ。

(風早) ありがとう。

(滝沢) ありがとうございます。

♪~

(滝沢) 心野さん…これって。

♪~

>> これ…。

(朱梨) 悠哉さん。

♪~

(滝沢) 心野さん!

♪~

(滝沢) やっぱり…!

(悠哉) 〔茉央との関係は順調でした。→

最近 婚約して→

両親にも 紹介したばかりなんです〕

(朱梨) 〔「不安」の感情は ご両親の→

お話をしている時にも 見えていたんです〕

(環) 〔息子が好きだったので いつか一緒にと…〕

(滝沢) 〔私たち以外の 何かに怒ってた?〕

〔では ケンカの原因は 何だったんですか?〕

(朱梨) 〔ロープは恭平さんの物で 間違いないんですか?〕

(恭平) 〔盗もうと思えば 誰だって盗めます〕

(悠哉) 〔これ…〕 (朱梨) 〔悠哉さん〕

(悠哉) 〔茉央とは これからもっと 幸せになるはずだったんです〕

(環) 〔だから 言ったじゃないですか。→

悠ちゃんは 犯人なんかじゃないって〕

(悠哉) 〔僕みたいな男でいいのか 不安になったんだと思います〕

(恭平) 〔息子には もったいないくらいでしたよ〕

(悠哉) 〔僕には茉央を殺す理由なんて ありません〕

(悠哉) 〔一刻も早く 犯人を見つけてください〕

♪~

(朱梨) 見えました 悠哉さんの色。

>> おかえりなさい。

悠ちゃん…?

(足音)

おい!待てよ! >> ああっ!

ふざけんな! >> やめて悠ちゃん!

ふざけんな!

なんでだよ! >> 悠哉!

こっち来んな! もう無茶苦茶じゃないか!→

ああああ!

(滝沢) 悠哉さん!落ち着いてください!

(坂東) 落ち着いて!落ち着いて!

(悠哉) あああ! >> 滝沢さん ロープ! (滝沢) はい!

>> 放せよ~! >> 落ち着いて!落ち着いて!

(風早) 逮捕状が出ました。

>> 逮捕…?悠ちゃんは悪くない!

息子は何もしてない!

(朱梨) 長谷川茉央さんを 殺害したのは→

辺見 環さん あなたですよね?

(滝沢) 悠哉さんにお見せしたのは→

こちらの防犯カメラの映像です。

(滝沢) この女性 あなたですよね?

(朱梨) 「ヘリコプターペアレント」 という言葉をご存じですか?

ヘリコプターがホバリング するように子どもを見張り→

子どものすることに 必要以上に 関わり続ける親のことです。

(滝沢) 環さん。あなたも悠哉さんのことを 監視していたんですよね。

悠哉さん 以前から 不満に思っていたそうです。

(悠哉) 一方的に進路を決められたり→

実家を出て1人暮らしするのを 反対されたり→

僕を束縛するのが 母の生きがいなんですよ。→

でも 茉央との結婚は 僕ひとりで決めました。

紹介した時は 喜んでくれてると思ったのに。

〔長谷川茉央と申します。 >> 本日は→

お時間つくっていただき ありがとうございます〕

〔はい。ハハハ…〕

〔立ち話もなんだから 奥へどうぞ〕 〔ありがとうございます〕

♪~

(朱梨) 聴取の際に見えた怒りの感情…。

〔事件のあった夜は 悠哉さんには→

お会いに ならなかったんですよね?〕

あれは 私たちに向けたものではなく→

息子を奪おうとする茉央さんに 対するものだったんですね。

そして あなたの監視は 茉央さんにも及ぶようになった。

連絡もせずに 突然 会いに行ったり→

家事の仕方に口を出したり することも多々あったそうですね。

>> 〔おかあさん?〕

〔休日だからって 昼間から そんな格好で…〕

〔だらしのない方は 悠ちゃんの 好みじゃありませんよ?〕

〔すいません…〕

〔あら… お片付けもしてないじゃない〕

(朱梨) そうした振る舞いについて→

茉央さんに相談された 悠哉さんは…。

>> 〔勝手に会いに行くのは やめてくれよ。→

茉央だって 本当は迷惑してるんだ〕

〔茉央さんがそう言ったの? ひどい人ね~〕

〔違う!母さん 俺だって もう 自分のことは自分で出来る。→

いい加減 放っといてくれ〕 〔まあ…私が何か ひどいことした?〕

〔母さん 茉央が母さんに 言えるわけないだろ!→

勝手なことすんなって!〕 〔私は…ねえ 悠ちゃん!〕

(環の声) ショックでした。

あの子が私を あんなふうに責めるなんて。

悠ちゃんはもう あの女に 毒されてしまったんです。

あの女がいる限り 息子は幸せには なれません。

(朱梨) だから事件の日も尾行を?

>> あの子ったら→

結婚した後も 一緒に暮らして くれるわよねって言ったら→

嬉しそうに頷いてたのに…。

(悠哉) 〔同居すれば母さんも 安心してくれるはずなんだ。→

今みたいに余計な詮索も してこなくなると思うし〕

〔本気で言ってるの?〕〔え?〕

〔無理だよ あんな人と 一緒に暮らすなんて…→

家族になる自信ない〕 〔茉央…〕

〔おかあさんとの関係を 考え直してくれないなら→

私 結婚はできない〕

〔母さんなりに 俺を心配してくれてるんだ〕

〔言ったろ?俺は 昔から体が弱かったから〕

〔信じらんない!まだ おかあさんの肩を持つの?→

私の気持ちも考えてよ!〕

〔どれだけ我慢してきたと 思ってんの!?〕 〔そういうつもりじゃなかった〕

(茉央) 〔もう帰る!〕 (悠哉) 〔ちょちょちょ!〕

あの子の あんな苦しそうな顔→

見てられませんでした。

私の前では絶対にしません。

それに…そのまま 別れ話になると思ったのに…。

〔分かった。分かった。分かった。→

同居の話は断る。結婚を機に 母さんとは距離を置くよ〕

〔言っても聞かないなら 縁を切る〕

それで やっぱり やるしかないと。

(朱梨) そのあとも尾行を続け→

茉央さんが1人になったところで 声を掛けたんですね。

>> あの女が 悠ちゃんを 家まで送っていったので…。

(悠哉) 〔じゃあ また明日ね〕 (茉央) 〔またね〕

(足音) (ノック)

〔こんばんは〕 (茉央) 〔こんばんは…〕

〔ちょっといい?〕 〔はい…〕

(環の声) 話があるって言って。→

悠ちゃんには 聞かれたくなかったから→

適当に車を走らせてって 頼んだんです。

♪~

〔ハァ…ハァ…〕

(朱梨) あのロープを使用したのは→

ご主人に容疑を掛けられるように しておくためですよね。

(滝沢) 平気なんですか? 息子さんを守るために→

ご主人に罪をなすりつけるなんて。

>> あの人 息子に興味ないですよ。

心配してるフリをしてますけど→

本当は 気にしてるのは 世間体だけです。

(滝沢) そんなことは…。

>> 言ってたじゃないですか。

若い頃から 休みには決まって 山へ行くんだって。

悠ちゃんの体が 弱いのを知ってて→

あの人は その趣味を 続けたんですよ。

あんな夫 いりません。

(滝沢) だからって…。

茉央さんにも ご両親がいるんです。

そのことを 想像できなかったんですか?

>> 子どもを守れない親が 悪いんじゃありません?

(滝沢) え…?

>> 悠哉は私の息子です。

私が このお腹を痛めて 産んだ子どもなんです。

小さい頃から体が弱くって→

片時も目を離せないから→

私は仕事を辞めて ずっとそばにいて…。

あの子のことは 一番 私が知っています。

あの子のために やったんですよ。

(朱梨) 本当に そうでしょうか?

(朱梨) 悠哉さんのためではなく あなた自身のためなのでは?

>> どういう意味ですか?

(朱梨) 悠哉さんも はじめは→

あなたが犯人だと 考えていなかったのだと思います。

しかし 私たちが→

茉央さんとのケンカについて 訊ねたことで→

その可能性に気付き 「恐れ」の感情が増すと…。

(滝沢) 〔ケンカの原因は 何だったんですか?〕

(朱梨) この映像を見たことで 確信に変わった。

あの時 悠哉さんからは 激しい怒りの感情が見えました。

〔悠哉さん〕

>> 嘘です! あの子が私を怒るなんて。

(滝沢) さっき襲われたばかり じゃないですか。

あれが怒りじゃなくて 何なんですか?

>> それは…。 (朱梨) 環さん。

悠哉さんは 怒ってるんです。あなたに。

そして 何もできなかった自分自身に。

家族だから→

あなたを守るためだから→

そうやって思いを 押し付けられる人の感情ほど→

苦しいものはありません。

(朱梨) 誰よりも あなたが 悠哉さんを苦しめ→

大切なものを奪ったんです。

そのことを忘れないでください。

♪~

(ドアが開く音)

(風早) お疲れ。

今回は色々 大変だったな。

(朱梨) いえ。

(風早) それに…その…あれだな…。

(滝沢) 大事な話ですか?

風早さん 隠してること ありますよね? (風早) え?

(滝沢) 最近 何か変だったんで。ね? (朱梨) はい。

(風早) あ…。

いや…実は…。

♪~

(風早) どう伝えたらいいのか 難しくて…。

知ったら余計 混乱するだけだと思って。

(朱梨) 何の話ですか?

(風早) 心野はさ ただでさえ お姉さんのことがあるのに→

普通にしてたから。

(風早) 俺 何とか 心野を守らなきゃって→

偉そうなこと思ってた。

けど よく考えたら 自分のためだなって…。

(滝沢) ハァ どうして私だけ…。

♪~

(風早) 逮捕の1週間前の写真だ。

あいつは お姉さんのもとを訪ねてた。

♪~

(風早) ただの偶然だと思うか?

♪~

(滝沢) 何 その傷?どうしたの?

(滝沢晴馬) ちょっと転んだだけだよ。

(滝沢) いや そんな 分かりやすい嘘ついて。

隠すってことは 何かあったんでしょ? >> うっさいなあ…。

(滝沢) また そうやって。

言いたくないなら 別にいいけどさ。

♪~

>> 〔自分の立場 分かってんだろ? >> ちゃんと聞き出してこいよ〕

♪~

そういやさぁ 美空ちゃんの職場に 新しい刑事 来なかった?

(滝沢) ん?

>> 心野朱梨っていうんだけど。

♪~

♪~

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