All language subtitles for Ryousangata Riko Saigo no Plamo Joshi no Jinsei Kumitateki - s03e06-jp

～

う～ん！

～

（リコ）この麻婆豆腐　ハオチーすぎ。

（侑美）でしょ？
私の作る本格麻婆豆腐は

そこいらのお店より　ハオツーよ。

（浩一郎）ビールにも合うね。
だからビールもハオフーよ。

（由里香）香絵はどう？　ハオチー？
（香絵）ハオチー　ハオチー。

う～ん　ハオチー。

明日　アイツ来るって。
ん？　えっ　リョウさん？

うん。
うん　いいじゃない　ねぇ？

賑やかで　ねぇ？

ごちそうさま。
あれ　もういいの？　侑美。

あれじゃないの　やっぱ
作ってる人って

お腹いっぱいになっちゃうからね。
あ～　そっか。

（やっさん）ここに並んでるのは
すべてＨＧだ！

ＨＧ？
押忍！

（アオ）プラモデルのグレードのことで
ＨＧは　ハイグレードの意味だ。

１４４分の１スケールで
ガンプラにおけるスタンダードと呼べる

ブランドだ。　ラインアップが豊富で
初心者でも安心して作れる。

ということは
ＨＧの先があるってことですか？

（２人）押忍！
次は　ＲＧだ　ドーン！

リアルグレードの意味だ。

ＨＧと同じ　１４４分の１スケールだが
緻密なパーツ構成や

質感表現を実現し
本物であることを追求している。

私　トライしたいです。
おっと。

ガンプラの深みは　まだまだ続くのだ。
えっ？

ＲＧよりも　サイズもパーツも
ランナーも多く

精巧な内部フレームを核とし
ベストプロポーションと自由自在な

可動ギミックを追求するＭＧ！
マスターグレードの意味だ。

押忍！　更には　内部構造も
ここまで作り込まれ

究極といえる最高峰ブランドの
パーフェクトグレード　ドーン！

誰でも楽しく簡単をモットーとした
エントリーグレードまで幅広く

ガンプラ道は　奥が深いのだ。

ガンプラ　ヤバいっす
自分　高鳴ってます。

（２人）押忍！

（ため息）

えっ！　あなたも
宇宙飛行士　目指してるの？

（亮太）はい。
ハハハ　そうなんだ。

えっ　同じ部署に配属されて
同じ夢ってすごいことですよね。

ホントですね。
お互い頑張りましょうね。

ああ。
いつか　一緒に宇宙に

行きたいですね。

あ　あの…。
ん？

あ　あの…　僕の彼女に
なってもらえませんか？

一目ぼれって　信じます？

～

仕事は？
今日は　休みもらった。

ケンカしてるの？
あ…　してるのかな…。

まっ　正確に言うと
してないんだろうけど。

私が　会いたくなくて
避けてるの　向こうは

理解できてないだろうし。

あ～　なんか　モヤモヤするな～。

お姉ちゃん。
ん？

今日　一日を私にちょうだい。

えっ？

ここって
リコがよく来てるっていう…。

そう　模型店。
１体どうですか？　お姉ちゃん。

えっ？

あっ　リコさん　いらっしゃいませ。

あっ　侑美です。

妹のリコが
いつもお世話になっております。

姉です。
はじめまして　アオです。

こちらこそ　いつもリコさんに
お世話になっています。

あっ　やっさんだ。
やっさん。

なんで　プラモデルにはまったの？

なんでだろ。

集中して作ってると

ものすごく　すっきりする
瞬間があるからかな。

リコが　そこまで言うなら
やってみようかな。

そうこなくっちゃだ。

さぁ　今日はどうする。

私　姉とグレードを上げたいんです。
グレード？

侑美は　どんな姉さんだ？

仕事も家事も
なんでもできる最強の姉です。

そうか　ならばこれしかないな。

ズゴックだ。
ズゴック。

なんか　曲線が多いですね。

箱の感じも違う。

この量産型ズゴックは
ネット通販限定のモデルで

やっさんの私物です。
そんな代物いいんですか？

いいよ。

機動戦士ガンダムに登場する

ジオン公国軍の
モビルスーツであるズゴックは

首のないフォルムが特徴で

水陸両用のモビルスーツの
代名詞でもある。

こんな姿だが　陸上でも
水上でも高速度で移動し

ガンダムをも追い込んだ。
すごい。

水陸で存在感を発揮するさまは

仕事も家事もできる
侑美に　ピッタリだろう。

ありがとうございます。

そして　これが
ご所望のリアルグレードでもある。

リコ　リアルグレード　行きます！

（３人）ご開帳！

今までのパーツの比じゃない。
すごすぎる。

いいところに気付いたな。

そのパーツの多さ　精密さが

本物であることを追求した
リアルグレードたるゆえんだ。

これって　パンフレットですか？

プラモの組み立て説明書だ。

あっ　プロの仕事だ。

どこかで
オモチャだと甘く見てました。

まずは　２人で両足を
作ってみるのはどうだ？

私たちも
全力でサポートします。

よろしくお願いします。

～

これだけの細かさがあるから
このリアルさなんだ。

何がリアルか
まだ　わかってないけど。

ねぇ　説明書のここって
どういうこと？

そこは…。
やっさん。

これは…。

これとこれを組んで…。

ここにはめる。

すごい　なるほど理解した。

よし　まずはここまでだ。
昼飯にするぞ。

えっ　もうそんな時間ですか。
お姉ちゃん　すごく集中してた。

どう？　プラモデル。
えっ　なんだろう。

ホントに頭が　すっきりしてるかも。
でしょ？

えっ？

（ハル）はじめまして。
アオちゃんのプラモデル仲間のハルです。

リアルグレードを
１日で仕上げるために

アオが　助っ人として呼んだんだ。

リコさん　侑美さん
微力ながら助太刀いたします。

かわいい　よろしくね。
ありがとう　ハルちゃん。

皆様　お食事ができました。

せっかくなので
外で食べましょう。

気のせいか　バーベキューまで
プラモデルのランナーに見えてくる。

あっ　確かに。
さすが　やっさん。

今度　レシピ教えて。
もちろんです　よかった。

やっさん　なんですかそれ。

ゴーゴーダンスだ。
ゆるキャラ的な？

アオちゃん　こうやってお店の
宣伝のために頑張ってるんです。

あ～　もう俺のはバズらん。
え～っ。
もう　もう。

やっさん　せめて
顔は笑いましょうよ。

怖いですよ。
こうか？

もっと　スマイル。
もっと　もっと。

あっ　あっ
じゃあ　リコさんが　お手本に…。

えっ？
（ハル）いいじゃないですか～。

よかったら　侑美さんも。
いやいや　いやいや。

見せてみろ！
（ハル）行きましょ　行きましょ。

やっちゃう？
やる？　え～。
え～　できるかな。

（アオ）え～　楽しみです。
リコ　踊れるの？
わかんない。

教えてください。
ええ？
（ハル）いきますよ～。

（亮太）どうもどうも　おう！

最悪。

なんか　盛り上がってんね。

ああ　はじめまして　あの

侑美の旦那の　亮太です。

リョウさん　早かったね。
うん。

あっ…。
（亮太）あっ　侑美。
お姉ちゃん。

あっ　ダンスには　自信ありますよ

アメリカに留学してたので。
（アオ）すごいです。

おっ　その前に　お茶でも飲むか？
（ハル／アオ）あっ　あっ　よければ…。

（亮太）いやいや　踊りましょ。
残り物だけど　食べるか？

（亮太）いやいや　いやいや。

あ　ありがとう。

（亮太）
わぁ～　わぁ～　わぁ～　わぁ～。

あっ　すみません　失礼します。

あっ　ごめん　ごめん。

ズゴックじゃん　え～っ！

説明書の精度が　すばらしい。

夫婦で
同じところに　反応するんだな。

お葬式のとき

四十九日が終わるまで
帰らないって伝えたよね？

いや…。

期日が
迫ってるものも　あるからさ。

あのさ…。
リョウさん　プラモデル作ったことは？

ああ　もちろん。

いや　懐かしいよ
しかも　ズゴックとは　渋いね～！

わ　わかるのか？
ええ。

赤い彗星ではなく

青い量産型ってところもね。

おお　気に入ったぞ　亮太くん！

ゆっくりしていってくれ。
おお　光栄です。

あっ…。
ふぅ～。

（亮太）ほら　視力の規定が
緩和されたんだから

君は　トライすべきだよ。

侑美：視力が下がってきてるの
わかってたんだけどね…。

侑美の頑張りは
僕が　誰よりも知ってるからね。

うん　ありがとう

じゃあ　亮太は？

いや
だから　僕は　もう　いいんだって。

ねっ　侑美を応援させて。

なんで　わからないの？

いやいや…。

リコさん
私たち　席を外しましょうか？

ううん　アオちゃん　ピンセット取って。

ピンセット…。

～

んっ？　んっ？

あ～　あ～
それ　違うんじゃないの？

うるさいな～。

いや
ちが…　違う　ちょ…　貸してみ。

違う違う　これね

ほら　あるんだよ。
んっ？

（亮太）これ　長い短いが。

これ　反対なんだよ。

こういうことじゃない？
うん。

（亮太）で　こうなんだよ。
あっ　ほらほら　ほらほら。

あっ　ホントだ。
ねっ。
おぉ～。

にしても
なんか　昔より　パーツ多くなったな。

リアルグレード　っていうんだって。

あ～。
うん。

う～ん。
ここ　グイーンってなるんですよ。

あっ　そうですか？
うん。
こ　ここ？
うん。

あっ！　おぉ～！

気持ちいい！

外側を　切っちゃうってこと。

はい　うん　いいね
そこで大丈夫　一応　うん。

うん　はいはい　で　あとやるから。
うん。

（侑美）
確かに　このほうが効率的かも。

うん。
ありがと。
いえいえ。

で　次が　Ｃの１１。

これ　Ｃ…　これ　Ｃ？

やっさん　ハルちゃん　アオちゃん。

さっきの動画の続き
撮りに行きません？

（やっさん）えっ？
いいですね。

（アオ）わかりました。
行こ。
（やっさん）そうか。

うんうん　９これだ。
ああん。

これ　お願いします。
細かいね　はいはい。

（アオ）お二人　息ピッタリでしたね。

どうして
外へ出るタイミングは　今だったんだ？

途中
気まずい瞬間がありましたね。

もし　誰かがケンカしてたら

止めてあげられなくても
ほっとけないし

そんなときこそ　２人に
しちゃいけない気がするんです。

でも　仲いいときは
２人にしてあげたいし…。

（アオ）リコさん…。

リコ
お前は　ホントに　ヒトちゃんの孫だな。

えっ？
んっ？

やっさん！　好きな人以外からの
頭ポンポンは　ご法度です！

いや　頭触るのが　そんな
ダ　ダ　ダ　ダメなのか？　えっ？　あっ？

えっ
あっ　あっ　気にしてませんから。

ああ　すまん…。
気にしてませんから。
ホントか？

（亮太）どれほど　タスクが多くても

一つ一つ　確実にやり遂げれば

必ず　完成する。

あのころも
完成するって信じてた。

毎日　生きてる実感があったな。

いやいや　僕は
諦めちゃったけど

侑美は　開発プロジェクトに
エンジニアとして

あのあとも残ったでしょ。

僕も　ダメだった。
えっ？　あぁ。

いやいや　きっぱり諦める。

侑美　僕と結婚してほしい。

この星で
誰よりも幸せな２人になろう

だから　チャンスが来たんだよ。

君には宇宙に飛び立つ権利がある。

それが　亮太のリアル？
えぇ？

私のリアルは　しがみついてただけ。

夢も　あのころの２人も
諦めきれなくて

だから　亮太が応援してくれる
って言ってくれて

どう接していいか
わからなくなった。

いや　僕のリアルはね…。

ずっと侑美の才能に嫉妬してた。
えっ？

あの２人　苦戦してないだろうか？

２人なら大丈夫です。

（２人）じゃあ　次は　リコさん！

えっ！？　ヘヘヘッ。
エヘヘヘ。

ドゥンドゥンドゥンドゥン
ドゥンドゥンドゥン　ヘイ！

ぎゅ～るるん　ぎゅ～るるん
ぎゅ～るん。

侑美だけがね。
ん？

宇宙にいる夢を何度も見た。
えっ？

私も　亮太だけが宇宙にいる夢を
何度も見たよ。

えぇ？
なんだったら　今でも　たまに見る。

だって…。

だって僕は…。
ん？

今でも…。

いっつも募集要項
チェックしてたよね？

いや　侑美のためだよ。
ううん　知ってるよ。

欠かさず運動してることも
いつかのために勉強してることも。

たまに夜中　ベランダで
空を見上げてることもね。

ありがとう。

僕より僕を見てくれて
ありがとう。

２人の夢は　一緒に宇宙から
地球を見ることだったから。

うん。
うん　フフフッ　ねっ。

はい。

せ～の。

（一同）ズゴック　リアルグレード　ギブバース。

途中から　ほぼお姉ちゃんと
リョウさんで作ってたけどね。

自分たちの手で作り上げると
こんなにも愛着が湧くんですね。

真剣に作ったからこそだ。
うん。

いや　作れてよかったです。
大切なこと　思い出しました。

２人の関係性も
グレードアップしたんだね。

（リコたち）え～っ！？
２人　ワカレルッティーノ？

ボーノボーノ。
ボーノボーノ　ボーノ！

ボーノ！
あの　り　り…　リコンスルーニョ？

ワカレテ　アミーゴから　やり直す～ノ。

ねぇ　なんで別れるの？

う～ん　リアル亮太に
気付いたからかな。

えっ　意味わかんない。

（亮太）宇宙で
改めてプロポーズするつもりだから

そのときは　またよろしく。

や～だ　何それ。

（侑美）いつか
一緒に宇宙に行きたいですね。

２人の夢は一緒に宇宙から
地球を見ることだったから。

ドーン　ドーン　ドーンドーンドーン。