All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E45-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03
Afrikaans
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bengali
Bosnian
Bulgarian
Catalan
Cebuano
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Filipino
Finnish
French
Frisian
Galician
Georgian
German
Greek
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Khmer
Korean
Kurdish (Kurmanji)
Kyrgyz
Lao
Latin
Latvian
Lithuanian
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Nepali
Norwegian
Pashto
Persian
Polish
Portuguese
Punjabi
Romanian
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Sesotho
Shona
Sindhi
Sinhala
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Telugu
Thai
Turkish
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Odia (Oriya)
Kinyarwanda
Turkmen
Tatar
Uyghur
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:05,491 --> 00:00:12,031
(茶々)あと10年もすれば
太閤殿下に追いつこう。
2
00:00:12,031 --> 00:00:16,869
それまでの間 秀頼の代わりを➡
3
00:00:16,869 --> 00:00:18,904
代わりを➡
4
00:00:18,904 --> 00:00:21,507
頼みまする。
5
00:00:21,507 --> 00:00:40,726
♬~
6
00:00:40,726 --> 00:00:46,398
さあ 宴の時じゃ。
7
00:00:46,398 --> 00:01:07,486
♬~
8
00:01:07,486 --> 00:01:12,691
(茶々)お千や。
(千姫)はい。
9
00:01:12,691 --> 00:01:22,991
この天下を 艱難辛苦の末
一つにまとめられたのは どなたじゃ?
10
00:01:27,506 --> 00:01:31,376
亡き太閤殿下にございます。
11
00:01:31,376 --> 00:01:40,085
そなたのおじい様は 殿下のご家臣として
その代わりを任されていただけ。
12
00:01:40,085 --> 00:01:46,885
秀頼が成長した暁には
天下をお返しくださる約束じゃ。
13
00:01:48,727 --> 00:01:52,231
はい。
(茶々)そなたのおじい様は➡
14
00:01:52,231 --> 00:01:55,531
盗人ではあるまい。
15
00:01:59,538 --> 00:02:04,376
(千姫)おじい様は
約束を守るお方と存じます。
16
00:02:04,376 --> 00:02:10,849
なれど
もし その約束をお破りになるなら➡
17
00:02:10,849 --> 00:02:17,349
その時は
戦になっても しかたのないこと。
18
00:02:22,361 --> 00:02:29,161
欲しいものは 力で手に入れる。
19
00:02:32,871 --> 00:02:39,511
(茶々)それが
武士の世の習わしなのだから。
20
00:02:39,511 --> 00:02:42,047
(銃声)
21
00:02:42,047 --> 00:03:02,747
♬~
22
00:03:15,047 --> 00:03:17,547
(阿茶局)殿。
23
00:03:19,484 --> 00:03:22,184
(阿茶)殿?
24
00:03:27,860 --> 00:03:30,160
(徳川家康)ああ…。
25
00:03:34,366 --> 00:03:39,705
(阿茶)江戸より
秀忠様 お着きでございます。
26
00:03:39,705 --> 00:03:42,005
うむ。
27
00:03:44,209 --> 00:03:48,714
憂い事でございますか?
28
00:03:48,714 --> 00:03:52,914
昔のことばかり思い出す。
29
00:03:55,220 --> 00:04:01,326
わしも…➡
30
00:04:01,326 --> 00:04:04,626
そろそろかのう…。
31
00:04:10,035 --> 00:06:51,730
♬~
32
00:06:51,730 --> 00:06:54,366
(本多正信)大坂は➡
33
00:06:54,366 --> 00:07:00,972
関ヶ原で敗れ 牢人となった連中を
かくまって 施しを与え➡
34
00:07:00,972 --> 00:07:07,312
また 武具兵糧も集め
戦に備えておりまする。➡
35
00:07:07,312 --> 00:07:13,985
世間は 徳川と豊臣が
ぶつかるとのうわさで持ちきり。
36
00:07:13,985 --> 00:07:19,324
(徳川秀忠)この10年
天下の政務を執ってきたのは 我ら徳川。
37
00:07:19,324 --> 00:07:25,464
父上のもと 政を しかと
進めていくことこそが 世の安寧の根本。
38
00:07:25,464 --> 00:07:29,668
仰せのとおり。
もう はっきりさせるべきでござる。
39
00:07:29,668 --> 00:07:35,006
今や 徳川が上 豊臣が下であると。➡
40
00:07:35,006 --> 00:07:40,679
秀頼様には
今度こそ ご挨拶に来ていただきましょう。
41
00:07:40,679 --> 00:07:46,351
3月の天子様のご譲位に絡め
二条城にお出まし願い➡
42
00:07:46,351 --> 00:07:51,189
大御所様にひざまずいて
臣下の礼をとっていただく。
43
00:07:51,189 --> 00:07:54,092
(阿茶)おとなしくおいでくださるとは
思えませぬが。
44
00:07:54,092 --> 00:08:00,092
もし従わぬのなら その時は 力をもって。
ならん。
45
00:08:02,434 --> 00:08:06,138
それは 避けたい。
46
00:08:06,138 --> 00:08:14,813
太閤秀吉は
今も多くの者の心に生きておる。
47
00:08:14,813 --> 00:08:23,822
その遺児 秀頼殿に下手な仕打ちをすれば
万民の怒りは 我らに向く。
48
00:08:23,822 --> 00:08:28,160
(秀忠)では どうすれば…。
49
00:08:28,160 --> 00:08:33,331
よもや 天下をお返しするおつもりでは
ございますまい。
50
00:08:33,331 --> 00:08:36,835
うまくやらねばならんと申しておる。
51
00:08:36,835 --> 00:08:43,008
力でひざまずかせては
危のうございましょうな。
52
00:08:43,008 --> 00:08:51,716
(正信)秀頼様には 二条城にお出まし願い
大御所様とお会いしていただく。
53
00:08:51,716 --> 00:09:01,393
ただし その際 上段にお座りいただいて
しかと あがめ奉る。
54
00:09:01,393 --> 00:09:03,628
(正純)豊臣を上にするのですか!?
55
00:09:03,628 --> 00:09:10,802
徳川は武家の棟梁。
その将軍家が敬うべき者とは 何じゃあ。
56
00:09:10,802 --> 00:09:14,439
(阿茶)公家。
(正信)さよう。
57
00:09:14,439 --> 00:09:19,144
豊臣は武家ではなく
公家ってことにしちまう。
58
00:09:19,144 --> 00:09:28,820
公家ならば 城だの武力だの
持つべきではありませんな。
59
00:09:28,820 --> 00:09:32,324
父は こんな へ理屈ばかり才がある。
60
00:09:32,324 --> 00:09:36,324
(正信)お褒めにあずかりまして。
61
00:09:39,097 --> 00:09:44,897
寧々様に 間に立っていただこう。
62
00:09:48,173 --> 00:09:51,009
(寧々)天子様のご譲位の折➡
63
00:09:51,009 --> 00:09:57,182
秀頼殿を
二条城にお招きしたいそうじゃ。➡
64
00:09:57,182 --> 00:10:04,489
私は 悪くない申し出ではないかと思うが
いかがかの。
65
00:10:04,489 --> 00:10:12,197
つまり 天下は返さぬ。
正々堂々と戦もせぬ。
66
00:10:12,197 --> 00:10:16,034
頭をなでてやるから
おとなしくしておれ。
67
00:10:16,034 --> 00:10:19,070
ということでございますな。
68
00:10:19,070 --> 00:10:22,807
(大野)情けない盗人よ。
69
00:10:22,807 --> 00:10:26,507
そのような言い方は控えよ。
70
00:10:28,380 --> 00:10:34,886
我が おじい様と父上が…➡
71
00:10:34,886 --> 00:10:37,922
申し訳ございませぬ!
72
00:10:37,922 --> 00:10:47,599
♬~
73
00:10:47,599 --> 00:10:51,099
(秀頼)そなたの謝ることではない。
74
00:10:55,206 --> 00:10:59,110
(寧々)今 天下を治めているのは 徳川殿。
75
00:10:59,110 --> 00:11:07,485
豊臣家は 徳川殿の庇護の下にあることを
忘れてはなりませぬに。
76
00:11:07,485 --> 00:11:11,356
出てゆけば 何をされるか分かりませぬ。
77
00:11:11,356 --> 00:11:13,858
(足音)
78
00:11:13,858 --> 00:11:17,495
(加藤清正)恐れながら 秀頼様。
79
00:11:17,495 --> 00:11:24,035
お出ましにならぬままなら
お心の弱い君と思われるやもしれませぬ。
80
00:11:24,035 --> 00:11:26,504
(大野)無礼でございます。
(加藤)この加藤清正➡
81
00:11:26,504 --> 00:11:29,374
秀頼様のおそばを片ときも離れず➡
82
00:11:29,374 --> 00:11:32,377
命に代えてお守りいたします。
83
00:11:32,377 --> 00:11:38,717
万が一 不穏な動きあらば
幾万の敵であろうと片っ端からなぎ倒し➡
84
00:11:38,717 --> 00:11:42,717
再び この城にお連れいたしまする!
85
00:11:50,395 --> 00:12:05,877
♬~
86
00:12:05,877 --> 00:12:10,482
そろそろ世にお披露目するかのう。
87
00:12:10,482 --> 00:12:13,017
そなたを。
88
00:12:13,017 --> 00:12:21,192
♬~
89
00:12:21,192 --> 00:12:28,366
慶長16年3月28日 この日 豊臣秀頼は➡
90
00:12:28,366 --> 00:12:36,875
大坂城に移って以来 初めて
その姿を民の前に現したのでございます。
91
00:12:36,875 --> 00:12:39,778
どけ どけ!
通せ!
どけ どけ どけ どけ。
92
00:12:39,778 --> 00:12:42,380
通せ。
どけ どけ。
93
00:12:42,380 --> 00:12:45,216
秀頼公や!
94
00:12:45,216 --> 00:12:49,721
なんと麗しい。
太閤様のお忘れ形見じゃ!
95
00:12:49,721 --> 00:12:54,893
≪我らの殿様じゃ!
(正純)外は えらい騒ぎでございますなあ。
96
00:12:54,893 --> 00:13:00,393
やはり 上方の豊臣人気は すさまじい。
97
00:13:03,001 --> 00:13:05,670
お見えになりました。
98
00:13:05,670 --> 00:13:33,370
♬~
99
00:13:45,043 --> 00:13:49,380
ようこそ おいでください…。
100
00:13:49,380 --> 00:13:52,884
(秀頼)大御所様。
101
00:13:52,884 --> 00:13:57,755
わざわざのお出迎え 恐悦至極に存じます。
102
00:13:57,755 --> 00:14:00,755
秀頼にございます。
103
00:14:10,301 --> 00:14:14,472
ようこそおいでくださりました。
104
00:14:14,472 --> 00:14:16,972
さあ。
105
00:14:20,178 --> 00:14:23,081
お入りくださいませ。
106
00:14:23,081 --> 00:14:26,684
大御所様から どうぞ。
いえ。
107
00:14:26,684 --> 00:14:30,355
お先に。
108
00:14:30,355 --> 00:14:38,029
大御所様は 我が妻のおじじ様。
なぜ 私が先に入れましょう。
109
00:14:38,029 --> 00:14:41,229
ささっ いざ。
110
00:14:47,705 --> 00:14:55,046
では 案内させていただきまする。
111
00:14:55,046 --> 00:15:12,330
♬~
112
00:15:12,330 --> 00:15:15,833
(寧々)秀頼殿。
113
00:15:15,833 --> 00:15:18,469
上段へ どうぞ。
114
00:15:18,469 --> 00:15:23,007
めっそうもない。 大御所様こそが…。
いえ。
115
00:15:23,007 --> 00:15:26,678
そういう取り決めでございます。
116
00:15:26,678 --> 00:15:33,017
取り決めどおりになさいませ。
さあ 秀頼殿。
117
00:15:33,017 --> 00:15:38,690
♬~
118
00:15:38,690 --> 00:15:47,865
豊臣は 関白に任じられる高貴な家柄。
119
00:15:47,865 --> 00:15:54,038
武家の棟梁である徳川は 及びませぬ。
120
00:15:54,038 --> 00:15:59,711
上段に座られるのが しきたりというもの。
121
00:15:59,711 --> 00:16:01,980
さあ。
122
00:16:01,980 --> 00:16:09,454
♬~
123
00:16:09,454 --> 00:16:14,292
ほんなら
お二人とも上段にお座りになっては?➡
124
00:16:14,292 --> 00:16:18,463
こう 向かい…。
まことに恐れ多い。
125
00:16:18,463 --> 00:16:22,000
秀頼様こそ 上段に…。
126
00:16:22,000 --> 00:16:27,805
意地を張るのも大人げのうございますので
横並びにいたしましょう。
127
00:16:27,805 --> 00:16:33,605
♬~
128
00:16:42,854 --> 00:16:45,354
さあ。
129
00:16:59,704 --> 00:17:03,204
かたじけのう存じまする。
130
00:17:07,512 --> 00:17:10,512
お気を付けて。
131
00:17:30,468 --> 00:17:49,821
♬~
132
00:17:49,821 --> 00:17:57,562
大御所様 長らくの無沙汰
大変ご無礼いたしました。
133
00:17:57,562 --> 00:18:02,800
秀頼 心からお詫び申し上げまする。
134
00:18:02,800 --> 00:18:09,674
何とぞ お許しくださいますよう
お願い申し上げまする。
135
00:18:09,674 --> 00:18:20,985
♬~
136
00:18:20,985 --> 00:18:32,163
武家として 徳川殿と手を携えて
共に世を支えてまいりましょう。
137
00:18:32,163 --> 00:18:39,837
♬~
138
00:18:39,837 --> 00:18:44,675
秀頼殿が 父上に
ひざまずいてくれたそうじゃ!
139
00:18:44,675 --> 00:18:51,349
これで徳川が上 豊臣が下と
はっきり世に示すことができた。➡
140
00:18:51,349 --> 00:18:54,252
いや~ よかった。
141
00:18:54,252 --> 00:18:57,155
よかったのでございましょうか…。
142
00:18:57,155 --> 00:19:02,426
よかったに決まっておろう。 のう? 正信。
143
00:19:02,426 --> 00:19:05,963
えらいことじゃ。
144
00:19:05,963 --> 00:19:07,899
えっ?
145
00:19:07,899 --> 00:19:14,639
ひざまずかせた~! 徳川様が
秀頼様を ひざまずかせたそうやで!
146
00:19:14,639 --> 00:19:17,675
何で 秀頼様が 家康にひれ伏すんじゃ!
147
00:19:17,675 --> 00:19:21,412
徳川何様ぞ!
天下の主は 秀頼様じゃ!
148
00:19:21,412 --> 00:19:23,648
断じて許すな!
そうじゃ そうじゃ!
149
00:19:23,648 --> 00:19:26,684
我らも大坂に集うぞ!
(一同)お~!
150
00:19:26,684 --> 00:19:32,356
(正純)秀頼は慇懃 徳川は無礼。
秀頼はご立派 徳川は恥知らず。
151
00:19:32,356 --> 00:19:34,826
世間は そう沸き立ち➡
152
00:19:34,826 --> 00:19:39,026
大坂には 前にも増して
牢人が集まってきております。
153
00:19:41,699 --> 00:19:45,837
してやられました。
154
00:19:45,837 --> 00:19:53,344
秀頼様というお方
どう ご覧になりましたか?
155
00:19:53,344 --> 00:20:00,117
涼やかで様子のいい…➡
156
00:20:00,117 --> 00:20:03,354
秀吉じゃ。
157
00:20:03,354 --> 00:20:36,387
♬~
158
00:20:36,387 --> 00:20:39,724
(猫の鳴き声)
159
00:20:39,724 --> 00:20:42,760
♬~
160
00:20:42,760 --> 00:20:46,597
[ 回想 ]
わしら上に立つ者の役目は➡
161
00:20:46,597 --> 00:20:52,069
いかに理不尽なことがあろうと
責めを負うことじゃ。
162
00:20:52,069 --> 00:21:00,878
「勅を奉じ 征夷大将軍になすべし」。
163
00:21:00,878 --> 00:21:08,352
(正信)あなた様は 全てが人並み!
偉大なる凡庸。
164
00:21:08,352 --> 00:21:24,802
♬~
165
00:21:24,802 --> 00:21:28,302
(江)またお眠りになれないので?
166
00:21:32,209 --> 00:21:34,712
(江)殿。
167
00:21:34,712 --> 00:21:47,912
♬~
168
00:21:54,899 --> 00:21:58,099
(正純)どうじゃ? 分かるか?
169
00:22:01,339 --> 00:22:06,477
(時計のぜんまいをまく音)
170
00:22:06,477 --> 00:22:09,680
(時報の音)
171
00:22:09,680 --> 00:22:14,185
(正純)おお。 動きました。
172
00:22:14,185 --> 00:22:19,023
これは クロックと申しまして
時を示す道具。
173
00:22:19,023 --> 00:22:24,023
この国と 南蛮とは
時の表し方が異なりますが…。
174
00:22:25,896 --> 00:22:32,036
拙者をお呼びくださったのは
このためだけではございますまい?
175
00:22:32,036 --> 00:22:35,706
そなたに用意してもらいたいものが
あってな。
176
00:22:35,706 --> 00:22:39,006
新たな船でございますか?
177
00:22:40,578 --> 00:22:44,382
大筒じゃ。
大筒!
178
00:22:44,382 --> 00:22:50,254
エングランドには
優れた大筒があるそうじゃな。
179
00:22:50,254 --> 00:22:55,726
あれは 恐ろしい道具でございます。
180
00:22:55,726 --> 00:22:59,530
私は…。
異国同士が商いをして➡
181
00:22:59,530 --> 00:23:03,834
互いに豊かになるため…。
182
00:23:03,834 --> 00:23:08,339
わしも 同じ思いだ。
183
00:23:08,339 --> 00:23:14,145
大筒は 戦を防ぐためのものじゃ。
184
00:23:14,145 --> 00:23:20,851
大いなる力を見せつければ
攻めてくる者もおらんじゃろう。
185
00:23:20,851 --> 00:23:27,491
♬~
186
00:23:27,491 --> 00:23:30,194
按針。
187
00:23:30,194 --> 00:23:33,230
よろしく頼む。
188
00:23:33,230 --> 00:23:46,043
♬~
189
00:23:46,043 --> 00:23:51,715
(喚声と銃声)
190
00:23:51,715 --> 00:23:56,587
二度と 戦乱の世には戻さぬ。
191
00:23:56,587 --> 00:23:59,056
(石田三成)うぬぼれるな!➡
192
00:23:59,056 --> 00:24:04,462
その乱世を生き延びる あなたこそ➡
193
00:24:04,462 --> 00:24:08,165
戦乱を求むる者!➡
194
00:24:08,165 --> 00:24:13,471
戦なき世など なせぬ…。➡
195
00:24:13,471 --> 00:24:17,471
まやかしの夢を語るな。
196
00:24:21,011 --> 00:24:23,811
お見えになりました。
197
00:24:26,183 --> 00:24:28,883
お通しせよ。
198
00:24:37,695 --> 00:24:40,995
何をやっておる?
199
00:24:43,868 --> 00:24:48,372
時を刻む道具だそうじゃ。
200
00:24:48,372 --> 00:24:52,376
仕組みが知りたくてな。
201
00:24:52,376 --> 00:24:58,883
子供の頃から
そういうことが好きであったなあ。
202
00:24:58,883 --> 00:25:05,656
木彫りで 生き物や人形を
夢中で作っておった。
203
00:25:05,656 --> 00:25:16,333
ハハッ…。 フッ…
あのころのわしを知っておるのは➡
204
00:25:16,333 --> 00:25:20,004
今や あなただけじゃ。
205
00:25:20,004 --> 00:25:22,673
今川氏真。
206
00:25:22,673 --> 00:25:26,477
没落後は 神の君の庇護の下➡
207
00:25:26,477 --> 00:25:32,277
妻と悠々自適に過ごす日々でございます。
208
00:25:40,024 --> 00:25:45,362
奥方と 歌を詠む日々か…。
209
00:25:45,362 --> 00:25:51,235
(今川宗)
歌とは つくづく奥深いものよ。➡
210
00:25:51,235 --> 00:25:58,435
技や しきたりに果てがなく
どこまでやっても極められん。
211
00:26:01,445 --> 00:26:04,945
羨ましい限りじゃ…。
212
00:26:14,458 --> 00:26:20,664
わしは かつて お主に➡
213
00:26:20,664 --> 00:26:25,336
まだ降りるなと言った。
214
00:26:25,336 --> 00:26:33,210
いつか私も
あなた様のように生きとうございます。
215
00:26:33,210 --> 00:26:40,351
そなたは まだ降りるな。
216
00:26:40,351 --> 00:26:48,025
そこで まだまだ苦しめ。
217
00:26:48,025 --> 00:26:50,928
(宗)だが まさか➡
218
00:26:50,928 --> 00:26:57,928
これほどまで長く
降りられぬことになろうとはなあ。
219
00:26:59,637 --> 00:27:06,410
だが あと少しじゃろう。
220
00:27:06,410 --> 00:27:17,054
戦なき世を作り
我が父の目指した王道の治世➡
221
00:27:17,054 --> 00:27:20,554
お主が なしてくれ。
222
00:27:22,660 --> 00:27:28,332
わしには… 無理かもしれん。
223
00:27:28,332 --> 00:27:32,836
フ… 何を言うか。
224
00:27:32,836 --> 00:27:40,344
お主は 見違えるほど成長した。
立派になった。
225
00:27:40,344 --> 00:27:44,014
誰もが…。
成長などしておらん。
226
00:27:44,014 --> 00:27:53,190
♬~
227
00:27:53,190 --> 00:27:57,990
平気で人を殺せるようになっただけじゃ。
228
00:27:59,697 --> 00:28:05,997
戦なき世など 来ると思うか?
229
00:28:08,405 --> 00:28:14,211
一つ戦が終わっても…➡
230
00:28:14,211 --> 00:28:18,982
新たな戦を求め➡
231
00:28:18,982 --> 00:28:22,453
集まる者がいる。
232
00:28:22,453 --> 00:28:31,829
♬~
233
00:28:31,829 --> 00:28:35,466
戦はなくならん。
234
00:28:35,466 --> 00:28:43,173
♬~
235
00:28:43,173 --> 00:28:48,973
わしの生涯は ずっと…。
236
00:28:51,482 --> 00:28:54,982
死ぬまで…。
237
00:28:57,855 --> 00:29:00,855
死ぬまで…。
238
00:29:02,826 --> 00:29:07,531
死ぬまで戦をし続けて…。
239
00:29:07,531 --> 00:29:16,306
♬~
240
00:29:16,306 --> 00:29:20,811
家康よ…。
241
00:29:20,811 --> 00:29:25,149
弟よ…。
242
00:29:25,149 --> 00:29:34,349
弱音を吐きたい時は
この兄が全て聞いてやる。
243
00:29:36,460 --> 00:29:39,660
そのために来た。
244
00:29:41,665 --> 00:29:50,674
お主に 助けられた命もあることを
忘れるな。
245
00:29:50,674 --> 00:30:00,684
♬~
246
00:30:00,684 --> 00:30:04,555
本当のお主に➡
247
00:30:04,555 --> 00:30:09,026
戻れる日も きっと来る。
248
00:30:09,026 --> 00:30:22,039
♬~
249
00:30:22,039 --> 00:30:24,708
はあ…。
250
00:30:24,708 --> 00:30:39,723
♬~
251
00:30:39,723 --> 00:30:49,066
(時計の音)
252
00:30:49,066 --> 00:30:55,239
(読経)
253
00:30:55,239 --> 00:31:01,345
二条城会見以降 秀頼の活躍目覚ましく➡
254
00:31:01,345 --> 00:31:08,045
豊臣の威光を復活させる大事業を
進めておりました。
255
00:31:12,489 --> 00:31:18,195
かの京大仏の再建は
亡き父の悲願であった。
256
00:31:18,195 --> 00:31:24,968
その十七回忌に 開眼供養ができること
父もお喜びに違いない。
257
00:31:24,968 --> 00:31:29,373
(片桐且元)
諸国の大名 公家 商人に至るまで➡
258
00:31:29,373 --> 00:31:35,245
上下の区別なくお招きいたします。
無論 徳川様も。
259
00:31:35,245 --> 00:31:37,514
(猫の鳴き声)
260
00:31:37,514 --> 00:31:41,885
相分かった。 さよう取り計れ。
261
00:31:41,885 --> 00:31:48,392
これから ますます
輝きを増していく旭日の若君と➡
262
00:31:48,392 --> 00:31:52,729
齢70を超える老木…➡
263
00:31:52,729 --> 00:31:57,067
時が いやおうなく勝負をつけましょう。➡
264
00:31:57,067 --> 00:32:04,474
老木さえ朽ち果てれば
あとに残るは 凡庸なる二代目。➡
265
00:32:04,474 --> 00:32:09,346
フッ 比べるべくもない。
266
00:32:09,346 --> 00:32:13,483
あの京大仏の開眼供養だけは
どうにかしてくだされ!
267
00:32:13,483 --> 00:32:19,189
間違いなく 豊臣の威光
ますます よみがえります。
268
00:32:19,189 --> 00:32:21,692
正信にも そう申しておるのに…!
269
00:32:21,692 --> 00:32:26,563
う~ん… 立派な大仏を
作っとるだけですからなあ。
270
00:32:26,563 --> 00:32:31,868
(阿茶)うかつに動けば かえって
徳川の評判を落とすことになるのでは?
271
00:32:31,868 --> 00:32:34,771
(秀忠)しかし…。
自信をお持ちになって➡
272
00:32:34,771 --> 00:32:38,041
堂々となさってるのが よろしいかと。
273
00:32:38,041 --> 00:32:43,714
諸国の大名は 秀忠様に従うよう
誓書を取り交わしております。
274
00:32:43,714 --> 00:32:46,914
そんなものが何の役に立つ!
275
00:32:50,487 --> 00:32:52,987
父上。
276
00:32:54,891 --> 00:32:59,396
世間で はやりの歌をご存じですか?
277
00:32:59,396 --> 00:33:02,666
歌?
278
00:33:02,666 --> 00:33:09,539
「御所柿は ひとり熟して落ちにけり➡
279
00:33:09,539 --> 00:33:15,178
木の下にいて拾う秀頼」。
280
00:33:15,178 --> 00:33:24,354
大御所様という柿は 勝手に熟して
落ちる。
281
00:33:24,354 --> 00:33:33,864
秀頼様は
木の下で待っていれば 天下を拾える。
282
00:33:33,864 --> 00:33:38,502
(正純)なんと無礼な…!
だが 言い得て妙じゃ。
283
00:33:38,502 --> 00:33:46,002
(正純)父上!
(秀忠)この歌に 私は出てきてもいない。
284
00:33:48,245 --> 00:33:52,445
取るに足らぬ者と思われておるのです。
285
00:33:54,951 --> 00:34:03,694
父上が死んでしまったら…
私と秀頼の戦いになったら➡
286
00:34:03,694 --> 00:34:07,330
私は負けます。
287
00:34:07,330 --> 00:34:10,530
負ける自信がある!
288
00:34:12,836 --> 00:34:18,536
(秀忠)秀頼は 織田と豊臣の血を引く者。
289
00:34:20,177 --> 00:34:23,877
私は 凡庸なる者です。
290
00:34:25,982 --> 00:34:32,282
父上の優れた才も受け継いでおりませぬ。
291
00:34:34,691 --> 00:34:42,491
父上が いつ死ぬのかと思うと…
夜も眠れませぬ…。
292
00:34:48,872 --> 00:34:51,672
秀忠。
293
00:34:53,710 --> 00:35:01,985
そなたはな
わしの才を よく受け継いでおる。
294
00:35:01,985 --> 00:35:05,455
まさか。
まことじゃ。
295
00:35:05,455 --> 00:35:07,824
どこが?
296
00:35:07,824 --> 00:35:11,995
弱いところじゃ。
297
00:35:11,995 --> 00:35:19,695
そして その弱さを
そうやって素直に認められるところじゃ。
298
00:35:22,639 --> 00:35:26,839
わしも かつては そうであった。
299
00:35:28,445 --> 00:35:32,015
だが➡
300
00:35:32,015 --> 00:35:39,015
戦乱の中で
それを捨てざるをえなかった。
301
00:35:42,492 --> 00:35:48,698
捨てずに持っていた頃の方が➡
302
00:35:48,698 --> 00:35:53,870
多くの者に慕われ➡
303
00:35:53,870 --> 00:35:57,741
幸せであった気がする…。
304
00:35:57,741 --> 00:36:02,979
♬~
305
00:36:02,979 --> 00:36:08,979
わしは そなたが まぶしい。
306
00:36:13,156 --> 00:36:16,660
それを大事にせい。
307
00:36:16,660 --> 00:36:25,368
♬~
308
00:36:25,368 --> 00:36:28,271
秀忠。
309
00:36:28,271 --> 00:36:38,048
♬~
310
00:36:38,048 --> 00:36:42,185
よいか。
311
00:36:42,185 --> 00:36:49,985
戦を求める者たちに 天下を渡すな。
312
00:36:53,363 --> 00:36:57,200
王道と覇道とは。
313
00:36:57,200 --> 00:37:04,441
徳をもって治めるが王道
武をもって治めるが覇道。
314
00:37:04,441 --> 00:37:07,978
覇道は 王道に及ばぬもの。
315
00:37:07,978 --> 00:37:16,686
♬~
316
00:37:16,686 --> 00:37:25,996
そなたこそが それをなす者と信じておる。
317
00:37:25,996 --> 00:37:38,575
♬~
318
00:37:38,575 --> 00:37:48,018
わしの志を受け継いでくれ。
319
00:37:48,018 --> 00:38:27,324
♬~
320
00:38:27,324 --> 00:38:30,024
(時計の音)
321
00:38:33,129 --> 00:38:35,329
(大野)はっ!
322
00:38:42,672 --> 00:38:46,343
(大野)あ~!
323
00:38:46,343 --> 00:38:50,680
いや あ~ 参りました。
324
00:38:50,680 --> 00:38:53,583
(一同)お~。
はあ~。
325
00:38:53,583 --> 00:38:57,454
手加減してはおらぬだろうな。
326
00:38:57,454 --> 00:39:03,793
残念ながら。
槍も囲碁も もう かないませぬ。
327
00:39:03,793 --> 00:39:06,296
よし 次。
(家臣たち)はっ!
328
00:39:06,296 --> 00:39:12,102
(大野)まこと
逸材をお育てになられましたな。➡
329
00:39:12,102 --> 00:39:17,802
今は亡き 乱世の名将たちを思わせまする。
330
00:39:23,146 --> 00:39:26,649
(茶々)惜しいのう…。
331
00:39:26,649 --> 00:39:32,649
柿が落ちるのを ただ待つのが。
332
00:39:35,658 --> 00:39:41,958
家康を倒して手に入れてこそ
まことの天下であろう?
333
00:39:48,338 --> 00:39:53,843
御免。 鐘の銘について ご意見を。
334
00:39:53,843 --> 00:39:55,779
(大野)鐘?
335
00:39:55,779 --> 00:40:00,350
京大仏と共にお披露目する
梵鐘でござる。
336
00:40:00,350 --> 00:40:05,050
どんな銘を刻むか
いくつか案を出してきまして。
337
00:40:14,697 --> 00:40:17,697
面白い。
338
00:40:19,869 --> 00:40:23,206
面白いのう。
339
00:40:23,206 --> 00:40:35,718
♬~
340
00:40:35,718 --> 00:40:39,589
鐘?
はい 鐘でございます。
341
00:40:39,589 --> 00:40:43,393
そのような銘が刻まれているとのこと。➡
342
00:40:43,393 --> 00:40:46,693
全く聞かされておりませぬ。
343
00:40:49,899 --> 00:40:52,802
「国家安康➡
344
00:40:52,802 --> 00:40:56,673
君臣豊楽」…。
345
00:40:56,673 --> 00:41:01,010
(正純)家康の諱を刻み
2つに切り分けている。➡
346
00:41:01,010 --> 00:41:06,210
更に 豊臣こそが
君であると。
347
00:41:09,486 --> 00:41:14,286
(正純)今 江戸より 皆様が
こちらへ向かっております。
348
00:41:18,228 --> 00:41:24,968
江戸から
切れ者たちを連れてまいりました。
349
00:41:24,968 --> 00:41:29,806
羅山。 崇伝。
350
00:41:29,806 --> 00:41:33,209
そなたらの意見を聞きたい。
351
00:41:33,209 --> 00:41:35,512
(2人)はっ。
352
00:41:35,512 --> 00:41:40,049
(正信)とんでもない一手を
打たれたようで。➡
353
00:41:40,049 --> 00:41:47,749
上手に少しずつ力を削ぐ…
ということは もはやできませんな。
354
00:41:49,392 --> 00:41:53,396
恐らく…➡
355
00:41:53,396 --> 00:41:56,533
避けられませぬ。
356
00:41:56,533 --> 00:42:03,306
♬~
357
00:42:03,306 --> 00:42:07,177
とうとう…➡
358
00:42:07,177 --> 00:42:10,079
戦か。
359
00:42:10,079 --> 00:42:30,366
♬~
360
00:42:30,366 --> 00:42:36,239
天下を我らの手に取り戻そうぞ!
(一同)お~!
361
00:42:36,239 --> 00:42:39,375
穏やかに収めとうございます。
362
00:42:39,375 --> 00:42:41,377
何が起きても不思議はありません。
363
00:42:41,377 --> 00:42:46,149
本当に 戦をしたいのですか?
和睦。
364
00:42:46,149 --> 00:42:51,387
信長や秀吉と同じ地獄を背負い
あの世へ行く。
365
00:42:51,387 --> 00:42:54,891
一歩も城に近づけるな!
放て~!
366
00:42:54,891 --> 00:42:57,391
次回 どうする。
367
00:43:02,298 --> 00:43:06,236
戦火に見舞われ 荒れ果てていた京。
368
00:43:06,236 --> 00:43:15,236
豊臣秀吉は 道の整備や寺の復興を行い
今につながる京の街の基盤を築きました。
369
00:43:20,049 --> 00:43:25,855
鴨川には
石の柱を用いた橋が架けられました。
370
00:43:25,855 --> 00:43:27,790
三条大橋では➡
371
00:43:27,790 --> 00:43:32,528
秀吉時代の擬宝珠が
今も使われています。
372
00:43:32,528 --> 00:43:36,733
秀吉が創建した方広寺。
373
00:43:36,733 --> 00:43:43,506
秀吉は この場所に 日本一の
大仏を建立することを夢みていました。
374
00:43:43,506 --> 00:43:49,245
秀頼は その遺志を継ぎ
大仏を完成させます。
375
00:43:49,245 --> 00:43:56,419
一方 家康は 京での活動拠点として
絢爛豪華な二条城を築城。
376
00:43:56,419 --> 00:44:01,024
徳川の威光を世に示しました。
377
00:44:01,024 --> 00:44:04,360
秀頼と この場所で会見した家康は➡
378
00:44:04,360 --> 00:44:10,700
秀頼は賢い人物であると
家臣に言ったと伝わります。
379
00:44:10,700 --> 00:44:16,039
会見の3年後に完成した方広寺の鐘。
380
00:44:16,039 --> 00:44:19,375
鐘に刻まれた8つの文字をきっかけに➡
381
00:44:19,375 --> 00:44:21,377
徳川と豊臣➡
382
00:44:21,377 --> 00:44:25,577
最後の戦いが
幕を開けたのです。
31506