All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E41-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03
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1
00:00:05,769 --> 00:00:11,542
(石田三成)我ら十人衆が一つになって
物事を進めることこそ➡
2
00:00:11,542 --> 00:00:14,912
何より肝要でござる。
3
00:00:14,912 --> 00:00:18,749
(徳川家康)無論 異論はない。
4
00:00:18,749 --> 00:00:23,254
再び天下が乱れること
あってはならん。
5
00:00:23,254 --> 00:00:27,925
(茶々)あのお方は 平気で嘘をつくぞ。
6
00:00:27,925 --> 00:00:30,261
狸…。
7
00:00:30,261 --> 00:00:38,769
秀吉の遺言のもと 五奉行 五大老による
政を推し進めた石田三成は…。
8
00:00:38,769 --> 00:00:42,606
(福島正則)三成~! 腹を切れ~!
9
00:00:42,606 --> 00:00:46,477
混乱を抑えられず失脚。
10
00:00:46,477 --> 00:00:53,250
もう お会いすることもございますまい。
11
00:00:53,250 --> 00:01:03,894
♬~
12
00:01:03,894 --> 00:01:10,034
大坂城西の丸に入られた我らが神の君は➡
13
00:01:10,034 --> 00:01:16,234
内府として
天下の政を行っておられました。
14
00:01:17,775 --> 00:01:22,913
しかし 快く思わぬ者たちによる➡
15
00:01:22,913 --> 00:01:28,786
恐るべき謀が
明るみに出たのでございます。
16
00:01:28,786 --> 00:01:35,259
♬~
17
00:01:35,259 --> 00:01:43,934
(本多正信)こちらの浅野長政様
土方雄久様 大野修理亮治長様は➡
18
00:01:43,934 --> 00:01:51,608
重陽の節句の折 内府様を亡き者にせんと
企てた方々にございます。
19
00:01:51,608 --> 00:01:57,081
(増田長盛)
そなたらが やり取りした書状も➡
20
00:01:57,081 --> 00:02:00,281
こうして手に入れておる!
21
00:02:05,889 --> 00:02:13,530
全ては この大野修理一人が企てたこと。
22
00:02:13,530 --> 00:02:16,900
私のみを処罰くださいませ。
23
00:02:16,900 --> 00:02:22,900
修理殿。 わしの何が気に入らぬ。
24
00:02:24,575 --> 00:02:28,412
治部殿への仕置きに納得がいきませぬ。
25
00:02:28,412 --> 00:02:34,051
(土方)されど 企ては過ちでございました。
申し訳ございませぬ。
26
00:02:34,051 --> 00:02:38,922
我ら一同
内府殿のお働きに感謝してござる。
27
00:02:38,922 --> 00:02:44,795
この謀 皆様だけでできるとは思えぬ。➡
28
00:02:44,795 --> 00:02:49,095
どなたのお指図か お教え願いたい。
29
00:02:50,934 --> 00:02:56,273
(畳を指でたたく音)
30
00:02:56,273 --> 00:02:59,176
申されよ。
ほかには おらぬ!
31
00:02:59,176 --> 00:03:02,379
(長束)方々の処分に関わりますぞ!
32
00:03:02,379 --> 00:03:07,017
(畳を指でたたく音)
33
00:03:07,017 --> 00:03:11,221
前田利長様…。
34
00:03:11,221 --> 00:03:15,726
(徳善院)五大老のお一人までが…。➡
35
00:03:15,726 --> 00:03:18,028
よう申された。
36
00:03:18,028 --> 00:03:22,028
内府殿 ご処分を。
37
00:03:25,402 --> 00:03:34,202
浅野長政は
奉行を辞し 武蔵府中に蟄居すべし。
38
00:03:36,914 --> 00:03:39,917
はっ。
39
00:03:39,917 --> 00:03:46,117
大野修理 土方雄久。
はっ。
40
00:03:48,525 --> 00:03:51,525
ともに流罪とする。
41
00:03:53,263 --> 00:03:55,463
はっ!
42
00:03:59,436 --> 00:04:01,405
うん?
43
00:04:01,405 --> 00:04:07,205
♬~
44
00:04:10,714 --> 00:04:15,018
死罪を免じたのは➡
45
00:04:15,018 --> 00:04:18,718
我が温情と心得よ。
46
00:04:32,402 --> 00:04:35,305
はっ!
47
00:04:35,305 --> 00:04:38,105
下がってよい。
48
00:04:56,426 --> 00:04:59,329
(西笑承兌)まことに寛大なご処置➡
49
00:04:59,329 --> 00:05:03,867
結構なことでございます。
50
00:05:03,867 --> 00:05:09,206
前田様については 追ってまた。
51
00:05:09,206 --> 00:05:14,711
♬~
52
00:05:14,711 --> 00:05:20,584
ふ~ん…。
毛利 上杉 宇喜多…➡
53
00:05:20,584 --> 00:05:25,422
ほかの大老たちも皆 油断はなりませぬ。
54
00:05:25,422 --> 00:05:31,622
厳しく取り締まるほか ないでしょうな。
55
00:05:33,897 --> 00:05:37,568
狸は つらいのう。
56
00:05:37,568 --> 00:05:45,742
気張れや 狸。 ぽんぽこぽ~ん。
57
00:05:45,742 --> 00:05:48,579
ハッハッハッハッ。
58
00:05:48,579 --> 00:08:30,579
♬~
59
00:08:32,876 --> 00:08:35,879
失脚した石田三成は➡
60
00:08:35,879 --> 00:08:41,551
琵琶湖近くの佐和山城に
隠居しておりました。
61
00:08:41,551 --> 00:08:44,221
≪(大谷吉継)治部よ~!
62
00:08:44,221 --> 00:08:46,221
うん?
63
00:08:48,392 --> 00:08:53,029
刑部。
(大谷)ああ。 大坂に所用あってな➡
64
00:08:53,029 --> 00:08:55,565
たまには遠回りもよかろうと。
65
00:08:55,565 --> 00:08:58,565
おう。 ハハハッ。
66
00:09:00,437 --> 00:09:05,375
(大谷)内府殿を謀殺せんとする騒動が
あったのは 知ってのとおり。
67
00:09:05,375 --> 00:09:13,350
浅野長政 大野修理らに続き
前田様も処罰された。
68
00:09:13,350 --> 00:09:20,123
母君を江戸へ人質に出すことになろう。➡
69
00:09:20,123 --> 00:09:26,696
内府殿は
北政所様に代わり 大坂城西の丸に入り➡
70
00:09:26,696 --> 00:09:30,000
思うままに天下の政務を行っておられる。
71
00:09:30,000 --> 00:09:33,870
わしの秘蔵の駿馬じゃ。
(黒田長政)ああ これは…。
72
00:09:33,870 --> 00:09:37,874
よい馬じゃぞ。
(黒田)ありがとうございまする。
73
00:09:37,874 --> 00:09:42,879
(大谷)一方で
慕う者は とことんかわいがり➡
74
00:09:42,879 --> 00:09:45,782
豊臣家中を掌握しておる。
75
00:09:45,782 --> 00:09:49,019
(黒田)よい品ではないか。
76
00:09:49,019 --> 00:09:51,555
(福島)取り替えてやってもよいぞ。
うん?
77
00:09:51,555 --> 00:09:53,590
取り替えてやってもよいぞ~!
おい 何する!
78
00:09:53,590 --> 00:09:56,226
(にぎわう声)
やめよ やめよ。
79
00:09:56,226 --> 00:09:59,896
≪やめよ。
≪(にぎわう声)
80
00:09:59,896 --> 00:10:05,035
≪落とすな。 やめよ。
≪(にぎわう声)
81
00:10:05,035 --> 00:10:10,407
♬~
82
00:10:10,407 --> 00:10:17,747
この正月は…
西の丸が随分にぎやかなようだのう。
83
00:10:17,747 --> 00:10:20,584
(にぎわう声)
やめよ。
84
00:10:20,584 --> 00:10:24,454
(大谷)今や 何もかも思いのまま。➡
85
00:10:24,454 --> 00:10:29,759
世間は 天下殿と呼んでおるそうだ。➡
86
00:10:29,759 --> 00:10:34,059
お主は 面白くないかもしれんが。
87
00:10:36,066 --> 00:10:39,269
私は しくじった身。
88
00:10:39,269 --> 00:10:43,073
とやかく言える立場ではない。
89
00:10:43,073 --> 00:10:52,749
内府殿のお力で
天下が静謐を取り戻すならば…➡
90
00:10:52,749 --> 00:10:55,449
結構なこと。
91
00:10:59,656 --> 00:11:07,030
いずれ
ほとぼりが冷めれば お主もまた…。
92
00:11:07,030 --> 00:11:13,403
私は 今の暮らしが性に合っておる。
93
00:11:13,403 --> 00:11:19,576
刑部。 お主こそ
病の具合がよくなっているなら➡
94
00:11:19,576 --> 00:11:24,047
浅野に代わり 奉行になってはどうか?
95
00:11:24,047 --> 00:11:29,252
病を恐れて 皆 近づくまい。
96
00:11:29,252 --> 00:11:32,923
私はもう ここまでよ。
97
00:11:32,923 --> 00:11:36,923
隠居したら 茶でも飲みに来るさ。
98
00:11:48,772 --> 00:11:52,275
そうか…。
99
00:11:52,275 --> 00:11:59,783
わだかまりは捨てたようで
実に穏やかに暮らしておりまする。
100
00:11:59,783 --> 00:12:03,386
よかった…。
101
00:12:03,386 --> 00:12:09,025
まことに よかった。
102
00:12:09,025 --> 00:12:22,906
♬~
103
00:12:22,906 --> 00:12:28,778
(嶋 左近)狸が 本性を現し始めておる。➡
104
00:12:28,778 --> 00:12:32,616
子細漏らさず探ります。
105
00:12:32,616 --> 00:12:39,456
♬~
106
00:12:39,456 --> 00:12:43,256
(鳥の鳴き声)
107
00:12:48,131 --> 00:12:51,768
息災であったか 四郎次郎。
108
00:12:51,768 --> 00:12:55,939
これは 阿茶じゃ。
109
00:12:55,939 --> 00:12:59,442
(阿茶局)かねがね
お目にかかりとう存じておりました。
110
00:12:59,442 --> 00:13:04,214
伊賀越えをはじめ
殿を幾度も救われた茶屋四郎次郎殿に。
111
00:13:04,214 --> 00:13:08,018
(茶屋四郎次郎清忠)あっ いや…
それは 父親でございまして➡
112
00:13:08,018 --> 00:13:11,388
私 2代目 茶屋四郎次郎清忠!
113
00:13:11,388 --> 00:13:16,559
父より だいぶ色男でございます。
以後 お見知りおきを!
114
00:13:16,559 --> 00:13:20,430
♬~
115
00:13:20,430 --> 00:13:25,735
(阿茶)遠き異国から流れ着いた海賊を
どうしても見てみたいと➡
116
00:13:25,735 --> 00:13:28,238
殿に わがままを申してまして。
117
00:13:28,238 --> 00:13:34,044
はあ… しかし 私 ポルトガルの言葉なら
多少 分かりますが➡
118
00:13:34,044 --> 00:13:38,415
その男は エングランドなる国の者なれば
務まるかどうか…。
119
00:13:38,415 --> 00:13:42,585
似たようなもんじゃろう。
え…。
120
00:13:42,585 --> 00:13:45,255
連れてまいりました。
121
00:13:45,255 --> 00:14:11,014
♬~
122
00:14:11,014 --> 00:14:14,217
名は?
123
00:14:14,217 --> 00:14:16,217
あ…。
124
00:14:18,555 --> 00:14:23,727
クアウ オ セウ ノーメ?
125
00:14:23,727 --> 00:14:27,564
(ウィリアム・アダムス)
エウ ソー ウィリアム・アダムス。
126
00:14:27,564 --> 00:14:32,264
おお… ウィリアムアデムスと。
127
00:14:44,914 --> 00:14:48,785
そなたの国は いずこじゃ。
128
00:14:48,785 --> 00:14:51,054
どうやって来た?
129
00:14:51,054 --> 00:14:56,854
(ポルトガル語で尋ねる声)
130
00:14:59,596 --> 00:15:03,466
よい。
はっ。
131
00:15:03,466 --> 00:15:12,175
(アダムスが答える声)
132
00:15:12,175 --> 00:15:15,712
イギリス人 ウィリアム・アダムス。
133
00:15:15,712 --> 00:15:18,381
オランダ船 リーフデ号に乗り込み➡
134
00:15:18,381 --> 00:15:22,252
2年の年月をかけて 豊後臼杵に漂着。
135
00:15:22,252 --> 00:15:30,093
110名いた船員のうち 生き延びたのは
僅か24名だったと申します。
136
00:15:30,093 --> 00:15:35,899
あ… エスパニア ポルトガルとは
戦をしており➡
137
00:15:35,899 --> 00:15:39,035
バテレンどもの言うことに
耳を貸してはなりませぬと。
138
00:15:39,035 --> 00:15:43,406
我々は ただ
商いをするためにやって参りました。
139
00:15:43,406 --> 00:15:46,910
日ノ本にないものを売り
南蛮にないものを買う!
140
00:15:46,910 --> 00:15:50,246
そして 互いに豊かになる。
141
00:15:50,246 --> 00:15:53,583
明 朝鮮と戦をして何になりましょう!
142
00:15:53,583 --> 00:16:00,456
これからは 多くの異国との商いをもって
国と民を富ませるのでございます!
143
00:16:00,456 --> 00:16:05,862
(正信)途中から
お主ばっかり話しておるではないか。
144
00:16:05,862 --> 00:16:10,733
だが そのとおりじゃな。
145
00:16:10,733 --> 00:16:15,205
日ノ本の中のもめ事を
さっさと片づけんと➡
146
00:16:15,205 --> 00:16:19,075
どんどん置いていかれるのう。
147
00:16:19,075 --> 00:16:23,913
さあ アデムス。 もっと話を聞かせてくれ。
148
00:16:23,913 --> 00:16:26,716
(アダムスが答える声)
149
00:16:26,716 --> 00:16:29,552
もちろん!
おう。
150
00:16:29,552 --> 00:16:36,326
このころ 神の君を悩ませる出来事が…。
151
00:16:36,326 --> 00:16:43,032
(直江兼続)新たに城を築くべき地は
この神指原において ほかはありませぬ。
152
00:16:43,032 --> 00:16:44,968
(上杉景勝)いかにもじゃな。
153
00:16:44,968 --> 00:16:48,404
大老 上杉景勝。
154
00:16:48,404 --> 00:16:54,744
越後の雄 上杉謙信の跡を継ぎ
秀吉に屈した後は➡
155
00:16:54,744 --> 00:16:58,615
陸奥国 会津へと
国替えされておりましたが…。
156
00:16:58,615 --> 00:17:00,984
上杉景勝が?
157
00:17:00,984 --> 00:17:02,919
(井伊直政)越後の堀 秀治らより➡
158
00:17:02,919 --> 00:17:05,355
不穏の動きありとの訴えが
届いております。
159
00:17:05,355 --> 00:17:10,860
(本多忠勝)もともと 殿が天下の政務を
執るのを 最も嫌がっていた一人。
160
00:17:10,860 --> 00:17:13,863
橋 道 河川を せっせと整え➡
161
00:17:13,863 --> 00:17:19,202
そして
神指に新たな城も築いております。➡
162
00:17:19,202 --> 00:17:22,238
また 牢人を集めておるだの➡
163
00:17:22,238 --> 00:17:26,542
武具を集めておるだのという話も
かねがね。
164
00:17:26,542 --> 00:17:31,714
まあ 武家のならいと言われれば
それまででござるが。
165
00:17:31,714 --> 00:17:35,885
越後を取り返そうとしていると
皆恐れております。
166
00:17:35,885 --> 00:17:41,391
戦いの支度をしているという
疑いをかけるには 十分かと。
167
00:17:41,391 --> 00:17:44,294
事を荒だてるな。
168
00:17:44,294 --> 00:17:48,994
武をもって物事を鎮めることは
しとうない。
169
00:17:50,733 --> 00:17:56,233
上杉を呼んで 話を聞きましょう。
170
00:17:57,907 --> 00:18:01,678
相手は大老。
171
00:18:01,678 --> 00:18:05,348
慎重に進めよ。
172
00:18:05,348 --> 00:18:11,521
(茶々)まことなのか?
上杉が戦の支度をしておるというのは。
173
00:18:11,521 --> 00:18:14,991
いえ… そうと決まったわけでは。
174
00:18:14,991 --> 00:18:21,191
なれど 再三にわたる上洛の求めを
拒み続けておるのであろう?
175
00:18:24,367 --> 00:18:28,237
(茶々)小田原 北条攻めが思い出される…。
176
00:18:28,237 --> 00:18:34,377
あの時 太閤殿下は
御自ら大軍勢をもって小田原を攻め➡
177
00:18:34,377 --> 00:18:39,377
見事 日ノ本を一つにまとめられた。
178
00:18:41,017 --> 00:18:45,221
内府殿も
そうなさった方がよいのではないか?
179
00:18:45,221 --> 00:18:50,727
上杉殿は 遠からず
上洛なさるものと存じます。
180
00:18:50,727 --> 00:18:53,763
そんなことで大事ないのか!?
181
00:18:53,763 --> 00:19:01,463
また世が乱れでもしたら…
ああ 心配なことよ…。
182
00:19:03,172 --> 00:19:09,512
(西笑)茶々様。
内府殿は よう分かっておられます。
183
00:19:09,512 --> 00:19:15,812
上杉殿には 拙僧から書状を送りましょう。
184
00:19:19,522 --> 00:19:24,193
何を… ええい! 無礼な書状じゃ!
185
00:19:24,193 --> 00:19:27,997
大体 家康が天下人だと誰が認めた!
186
00:19:27,997 --> 00:19:33,536
秀吉には屈したが
家康に屈した覚えなどないわ!
187
00:19:33,536 --> 00:19:39,876
太閤のご遺言をないがしろにし
勝手に天下を動かす狸。
188
00:19:39,876 --> 00:19:43,880
ああ 狸じゃ!
全く信用できませぬ。
189
00:19:43,880 --> 00:19:49,585
前田家をも服従させ
いつ戦が起こるか分からぬ中➡
190
00:19:49,585 --> 00:19:53,785
備えをしておくのは当然のこと。
191
00:19:55,425 --> 00:19:58,561
兼続。
はっ。
192
00:19:58,561 --> 00:20:02,432
そう言い返してやれ。
193
00:20:02,432 --> 00:20:19,415
♬~
194
00:20:19,415 --> 00:20:26,589
このような返事をよこされるとは…
殿への罵り 嘲りに ほかありませぬ!
195
00:20:26,589 --> 00:20:29,492
明らかに 戦をけしかけております!
196
00:20:29,492 --> 00:20:31,928
上杉は 自分が挙兵すれば➡
197
00:20:31,928 --> 00:20:36,766
あとに続く者が出てくると
踏んでおるのでしょう。
198
00:20:36,766 --> 00:20:41,270
乱世を生きてきた武士の
骨の髄まで しみ込んだ➡
199
00:20:41,270 --> 00:20:45,441
サガとしか言いようがござらん。
200
00:20:45,441 --> 00:20:49,312
もはや 成敗するほかないのでは?
201
00:20:49,312 --> 00:20:52,949
威信を見せなければ
国は まとまりませぬ。
202
00:20:52,949 --> 00:21:01,023
だが相手は 上杉。
半端な軍勢を差し向けて下手を打てば➡
203
00:21:01,023 --> 00:21:07,730
天下を揺るがす大戦になりかねませんぞ。
204
00:21:07,730 --> 00:21:10,766
やるとなれば…➡
205
00:21:10,766 --> 00:21:15,471
わしが出陣せねばならぬであろう。
206
00:21:15,471 --> 00:21:22,044
天下の大軍勢で取り囲み
速やかに降伏させる…。
207
00:21:22,044 --> 00:21:28,818
戦を避けるには それしかない。
208
00:21:28,818 --> 00:21:36,058
願わくは 戦場で戦いたいぐらいでは
ございますが…➡
209
00:21:36,058 --> 00:21:42,058
殿のお留守は
この男勝りの阿茶にお任せくださいませ。
210
00:21:43,799 --> 00:21:46,702
あとは…➡
211
00:21:46,702 --> 00:21:51,440
上方を誰に託すかじゃな。
212
00:21:51,440 --> 00:22:04,987
♬~
213
00:22:04,987 --> 00:22:09,687
私が 会津に向かいまする。
214
00:22:12,395 --> 00:22:15,195
相分かった。
215
00:22:23,039 --> 00:22:29,745
求めどおり
黄金2万両 兵糧2万石を授ける。
216
00:22:29,745 --> 00:22:32,648
(秀頼)頼りにしておるぞ。
217
00:22:32,648 --> 00:22:35,618
ありがとうございまする。
218
00:22:35,618 --> 00:22:49,131
♬~
219
00:22:49,131 --> 00:22:52,935
(結城秀康)父上 お待ちしておりました。
220
00:22:52,935 --> 00:22:59,609
秀康 そなたには 大いに働いてもらうぞ。
221
00:22:59,609 --> 00:23:02,211
お任せあれ。
222
00:23:02,211 --> 00:23:11,554
♬~
223
00:23:11,554 --> 00:23:16,392
大谷刑部 参陣いたしました。
よい。 体の具合は?
224
00:23:16,392 --> 00:23:18,728
おかげさまで。
225
00:23:18,728 --> 00:23:22,231
内府殿。 私は 出陣の折に➡
226
00:23:22,231 --> 00:23:26,902
佐和山に立ち寄り 治部の三男坊を
我が陣に加えたく存じますが➡
227
00:23:26,902 --> 00:23:32,102
いかがでございましょう?
それは結構なこと。
228
00:23:35,578 --> 00:23:40,449
わしはな この戦が終わったら➡
229
00:23:40,449 --> 00:23:46,055
治部には
政務に戻ってほしいと思うておる。
230
00:23:46,055 --> 00:23:48,924
それは ようございます!
231
00:23:48,924 --> 00:23:52,762
治部は 日ノ本に欠かせぬ男。
232
00:23:52,762 --> 00:23:57,266
その旨も 治部に伝えまする。
233
00:23:57,266 --> 00:23:59,935
頼む。
はっ。
234
00:23:59,935 --> 00:24:02,838
来たぞ!
徳川勢だ!
235
00:24:02,838 --> 00:24:05,374
あれは 本多忠勝殿!
236
00:24:05,374 --> 00:24:09,011
(ざわめき)
237
00:24:09,011 --> 00:24:12,381
あの槍が蜻蛉切りか!
238
00:24:12,381 --> 00:24:15,284
原康政殿だ!
239
00:24:15,284 --> 00:24:20,022
♬~
240
00:24:20,022 --> 00:24:23,392
井伊殿! 井伊直政殿!
241
00:24:23,392 --> 00:24:27,229
井伊の赤鬼殿じゃ!
井伊直政殿!
美しいのう。
242
00:24:27,229 --> 00:24:30,032
鳥居殿だ。
243
00:24:30,032 --> 00:24:37,573
♬~
244
00:24:37,573 --> 00:24:40,910
(渡辺半蔵守綱)ふう~。
誰だ? ありゃ。
245
00:24:40,910 --> 00:24:44,580
渡辺守綱様じゃ!
246
00:24:44,580 --> 00:24:49,280
♬~
247
00:24:55,591 --> 00:25:04,200
またこうして
お前たちと戦場へ出る日が来ようとはな。
248
00:25:04,200 --> 00:25:10,706
俺は この時をずっと待っておりました。
249
00:25:10,706 --> 00:25:17,380
(原康政)我らの殿が
ついに天下を取る時が来ましたな。
250
00:25:17,380 --> 00:25:20,883
最後の大暴れといきましょう。
251
00:25:20,883 --> 00:25:23,786
彦殿 守綱殿。 まだ動けますかな?
252
00:25:23,786 --> 00:25:28,624
(鳥居元忠)…っと 当たり前じゃ!
暴れたくて うずうずしとったわ!
253
00:25:28,624 --> 00:25:34,397
我ら徳川勢が集まった時の強さ
見せてやりましょうぞ。
254
00:25:34,397 --> 00:25:36,732
おう!
255
00:25:36,732 --> 00:25:38,768
彦。
256
00:25:38,768 --> 00:25:41,468
はっ 何でございましょう。
257
00:25:43,606 --> 00:25:49,311
どうじゃ?
あれとは うまくやっとるのか?
258
00:25:49,311 --> 00:25:55,050
あれ?
千代よ。
ああ…。
259
00:25:55,050 --> 00:25:57,420
怖いじゃろ?
260
00:25:57,420 --> 00:26:01,290
いや… なに 所詮はおなご。
261
00:26:01,290 --> 00:26:05,161
言うことを聞かんかったら バシッと
ひっぱたきゃあ おとなしくなりますわい。
262
00:26:05,161 --> 00:26:08,864
フッ お前が
ひっぱたかれとるんではないのか?
263
00:26:08,864 --> 00:26:14,003
あ… いや…
わしが ひっぱたいとるんでござる。
264
00:26:14,003 --> 00:26:17,703
どうかのう。
(笑い声)
265
00:26:20,876 --> 00:26:24,376
で 話とは?
266
00:26:29,585 --> 00:26:32,085
彦…。
267
00:26:34,323 --> 00:26:39,523
この伏見を お主に任せたい。
268
00:26:41,897 --> 00:26:48,597
上方を留守にすれば
兵を挙げる者がおるかもしれん。
269
00:26:53,609 --> 00:26:56,909
石田治部殿が…?
270
00:27:01,250 --> 00:27:04,987
いや~ 無謀でござろう。
271
00:27:04,987 --> 00:27:10,526
治部は 損得では動かん。
272
00:27:10,526 --> 00:27:15,397
己の信念によって生きている。
273
00:27:15,397 --> 00:27:20,697
負けると分かっていても 立つかもしれん。
274
00:27:23,105 --> 00:27:28,711
信念は 人の心を動かすでな。
275
00:27:28,711 --> 00:27:34,911
わしを恨む者たちが加わらんとも限らぬ。
276
00:27:36,452 --> 00:27:43,893
万が一の折 要となるのは この伏見。
277
00:27:43,893 --> 00:27:50,693
留守を任せられるのは 最も信用できる者。
278
00:27:54,236 --> 00:27:57,536
逃げることは許されぬ。
279
00:28:01,844 --> 00:28:08,350
必ず…➡
280
00:28:08,350 --> 00:28:11,387
必ず 守り通せ。
281
00:28:11,387 --> 00:28:25,768
♬~
282
00:28:25,768 --> 00:28:33,208
殿のお留守 謹んでお預かりいたします。
283
00:28:33,208 --> 00:28:40,082
♬~
284
00:28:40,082 --> 00:28:42,582
すまぬ。
285
00:28:44,386 --> 00:28:51,160
兵は お主が要るだけ…。
いや 3, 000もいりゃあ十分で。
286
00:28:51,160 --> 00:28:53,729
少なすぎる。
287
00:28:53,729 --> 00:28:58,901
万が一…。
一人でも多く連れていきなされ。
288
00:28:58,901 --> 00:29:01,670
フッ。
289
00:29:01,670 --> 00:29:07,543
な~に 伏見は秀吉がこさえた堅牢な城。
290
00:29:07,543 --> 00:29:11,743
そうたやすく落ちやしませんわい。
291
00:29:14,850 --> 00:29:22,358
殿。 わしゃ 挙兵してえやつは
すりゃあええと思うとります。
292
00:29:22,358 --> 00:29:25,260
殿を困らせるやつは➡
293
00:29:25,260 --> 00:29:31,700
このわしが みんな ねじ伏せてやります。
294
00:29:31,700 --> 00:29:37,373
まあ わしは 平八郎や直政のように
腕が立つわけでもねえし➡
295
00:29:37,373 --> 00:29:42,011
小平太や正信のように
知恵が働くわけでもねえ。
296
00:29:42,011 --> 00:29:45,381
だが➡
297
00:29:45,381 --> 00:29:50,719
殿への忠義の心は 誰にも負けん。
298
00:29:50,719 --> 00:29:57,419
殿のためなら こんな命
いつでも投げ捨てますわい。
299
00:29:59,228 --> 00:30:09,238
上方は 徳川一の忠臣
この鳥居元忠がお守りいたしまする。
300
00:30:09,238 --> 00:30:13,909
♬~
301
00:30:13,909 --> 00:30:18,747
(はなをすする音)
あ~…。
302
00:30:18,747 --> 00:30:21,050
ふう…。
303
00:30:21,050 --> 00:30:25,921
殿にお仕えして50年…。
304
00:30:25,921 --> 00:30:32,661
あの泣き虫の殿が…➡
305
00:30:32,661 --> 00:30:36,265
よくぞ ここまで…。
306
00:30:36,265 --> 00:30:46,608
(すすり泣き)
307
00:30:46,608 --> 00:30:49,078
やめよ。
308
00:30:49,078 --> 00:30:51,947
(はなをすする音)
309
00:30:51,947 --> 00:30:54,850
そうですな。
310
00:30:54,850 --> 00:30:59,688
わあ… めそめそすると
また千代にひっぱたかれる。
311
00:30:59,688 --> 00:31:03,025
やっぱり ひっぱたかれとるんではないか。
312
00:31:03,025 --> 00:31:06,895
(笑い声)
313
00:31:06,895 --> 00:31:10,695
(はなをすする音)
はあ~。
314
00:31:12,401 --> 00:31:15,101
殿。
315
00:31:17,239 --> 00:31:21,239
宿願を遂げる時でございますぞ。
316
00:31:22,911 --> 00:31:27,249
戦なき世を➡
317
00:31:27,249 --> 00:31:30,753
成し遂げてくださいませ。
318
00:31:30,753 --> 00:31:37,059
♬~
319
00:31:37,059 --> 00:31:39,759
彦…。
320
00:31:42,264 --> 00:31:45,167
頼んだぞ。
321
00:31:45,167 --> 00:31:54,667
♬~
322
00:31:57,446 --> 00:32:02,217
[ 回想 ]
(三成)私と家康殿は➡
323
00:32:02,217 --> 00:32:07,417
違う星を見ていたようでございますゆえ。
324
00:32:12,895 --> 00:32:16,595
(足音)
325
00:32:26,909 --> 00:32:29,209
(嶋)殿。
326
00:33:02,711 --> 00:33:06,882
♬~
327
00:33:06,882 --> 00:33:10,385
慶長5年6月18日➡
328
00:33:10,385 --> 00:33:15,224
伏見を発した
我らが神の君率いる会津遠征軍は➡
329
00:33:15,224 --> 00:33:22,965
7月2日に江戸城に入り
徳川秀忠 平岩親吉らの軍勢と合流。
330
00:33:22,965 --> 00:33:29,665
21日には 会津へ向け
進軍を開始したのでございます。
331
00:33:32,241 --> 00:33:39,941
その間に
恐るべき事態が進行しているとは知らず。
332
00:33:45,254 --> 00:33:47,289
(足音)
333
00:33:47,289 --> 00:33:51,426
用意はできたか 三男坊。
334
00:33:51,426 --> 00:33:58,934
♬~
335
00:33:58,934 --> 00:34:01,634
治部!?
336
00:34:07,542 --> 00:34:10,445
やめておけ!
337
00:34:10,445 --> 00:34:13,415
今しかない。
338
00:34:13,415 --> 00:34:15,915
(大谷)無理だ!
339
00:34:18,253 --> 00:34:22,724
(大谷)内府殿は お主を買っておる!➡
340
00:34:22,724 --> 00:34:26,028
共にやりたいと申された。
341
00:34:26,028 --> 00:34:32,901
徳川殿のことは
当代一の優れた大将だと思うておる。
342
00:34:32,901 --> 00:34:38,573
だが 信じてはおらぬ。
343
00:34:38,573 --> 00:34:46,048
殿下の置目を次々と破り
北政所様を追い出して西の丸を乗っ取り➡
344
00:34:46,048 --> 00:34:49,918
あらがう者は とことん潰して!
345
00:34:49,918 --> 00:34:54,256
政を思いのままにしておる。
346
00:34:54,256 --> 00:34:59,428
(大谷)天下を鎮めるためであろう!
否!
347
00:34:59,428 --> 00:35:04,266
全ては 天下簒奪のためなり!
348
00:35:04,266 --> 00:35:11,266
野放しにすれば
いずれ豊臣家は滅ぼされるに相違ない!
349
00:35:13,875 --> 00:35:17,879
それでいいのか!?
350
00:35:17,879 --> 00:35:26,388
家康を取り除けば
殿下のご遺言どおりの政をなせる。
351
00:35:26,388 --> 00:35:33,088
今度こそ 我が志をなしてみせる!
352
00:35:36,098 --> 00:35:38,598
刑部!
353
00:35:40,402 --> 00:35:44,202
正しき道に戻そう!
354
00:35:47,576 --> 00:35:51,446
我らだけの手勢で➡
355
00:35:51,446 --> 00:35:54,249
何ができる。
356
00:35:54,249 --> 00:35:59,121
奉行衆と大老たちを こちらにつければ➡
357
00:35:59,121 --> 00:36:01,621
勝てる。
358
00:36:26,248 --> 00:36:29,448
どこから出た!
359
00:36:31,086 --> 00:36:35,857
まさか… 大坂!?
360
00:36:35,857 --> 00:36:44,566
♬~
361
00:36:44,566 --> 00:36:46,902
(大谷)あ…!
362
00:36:46,902 --> 00:36:51,406
♬~
363
00:36:51,406 --> 00:36:55,744
うつして治る病なら➡
364
00:36:55,744 --> 00:36:58,647
私に うつせ!
365
00:36:58,647 --> 00:37:13,995
♬~
366
00:37:13,995 --> 00:37:17,532
(阿茶)どこの軍勢か。
毛利殿の手勢と思われます。
367
00:37:17,532 --> 00:37:20,368
宇喜多殿 小西殿の軍勢も
こちらに向かっておると!
368
00:37:20,368 --> 00:37:23,205
毛利に宇喜多 小西…!
369
00:37:23,205 --> 00:37:26,241
女房衆をできるだけ逃がせ! 急げ!
(一同)はっ!
370
00:37:26,241 --> 00:37:28,543
(悲鳴)
371
00:37:28,543 --> 00:37:36,017
♬~
372
00:37:36,017 --> 00:37:39,888
毛利の軍勢が大坂に入った?
どういうことじゃ!
373
00:37:39,888 --> 00:37:44,726
(千代)ほかにも いくつもの
大名家の軍勢が大坂へ集まっている様子。
374
00:37:44,726 --> 00:37:48,029
恐ろしいことが起きておりますぞ。
375
00:37:48,029 --> 00:37:51,900
子細を集めよ。 戦の用意をせい!
急げ!
376
00:37:51,900 --> 00:37:54,236
(一同)はっ!
377
00:37:54,236 --> 00:38:17,559
♬~
378
00:38:17,559 --> 00:38:20,695
(三成)無用の戦を起こし➡
379
00:38:20,695 --> 00:38:27,369
天下を簒奪せんがための不行状の数々
許し難し。
380
00:38:27,369 --> 00:38:30,705
(徳善院)これ以上
見逃すことはできませぬゆえ➡
381
00:38:30,705 --> 00:38:33,608
我ら一同 決意した次第。
382
00:38:33,608 --> 00:38:39,014
(増田)諸国の大名 武将 ことごとく
我らのもとに集うものと存じまする!
383
00:38:39,014 --> 00:38:43,552
(長束)総大将は
毛利輝元殿に務めていただきまする。
384
00:38:43,552 --> 00:38:48,723
(毛利輝元)この毛利輝元
秀頼様の世を安泰なものとするため➡
385
00:38:48,723 --> 00:38:53,562
徳川家康を打ち払う決意にございます!
386
00:38:53,562 --> 00:38:55,597
(宇喜多秀家)我ら一丸となれば➡
387
00:38:55,597 --> 00:39:01,897
太閤殿下へのご恩を忘れた不忠義者
敵ではございませぬ!
388
00:39:04,206 --> 00:39:07,006
杯を!
389
00:39:16,184 --> 00:39:24,059
逆賊 徳川家康を成敗いたす!
390
00:39:24,059 --> 00:39:26,559
(一同)おう!
391
00:39:31,366 --> 00:39:34,866
(杯をたたき割る音)
392
00:39:43,078 --> 00:39:45,380
(杯をたたき割る音)
393
00:39:45,380 --> 00:39:48,717
(康政)福島殿のもとへ届けよ。 急げ!
394
00:39:48,717 --> 00:39:52,887
♬~
395
00:39:52,887 --> 00:39:55,557
(徳川秀忠)何事でございます? 父上。
396
00:39:55,557 --> 00:39:58,057
(平岩親吉)早馬が これを。
397
00:39:59,728 --> 00:40:02,764
三成が兵を挙げた!?➡
398
00:40:02,764 --> 00:40:06,901
なんと無謀なことを…!
(康政)殿。
399
00:40:06,901 --> 00:40:12,407
三成だけではござらぬようで。
大老 毛利輝元も。
400
00:40:12,407 --> 00:40:16,578
(秀忠)えっ!?
(正信)となると 宇喜多秀家も…➡
401
00:40:16,578 --> 00:40:23,451
それどころか 既に多くの大名を
引き入れとるじゃろうな。
402
00:40:23,451 --> 00:40:28,189
わしは逆臣に仕立てられたか…。
403
00:40:28,189 --> 00:40:34,929
そもそも 上杉と謀っとったのかもしれん。
我らは 罠にはまったんじゃないのか。
404
00:40:34,929 --> 00:40:39,601
いや つい この間まで
このような動きは認められなかった。
405
00:40:39,601 --> 00:40:43,301
僅かひとつき足らずのうちに
何かが起きた。
406
00:40:44,939 --> 00:40:50,745
大坂の阿茶様…
伏見の彦殿は どうなる…。
407
00:40:50,745 --> 00:40:53,445
(秀康)父上!
408
00:40:56,651 --> 00:41:00,288
大坂より書状でございます。
409
00:41:00,288 --> 00:41:15,403
♬~
410
00:41:15,403 --> 00:41:18,306
茶々様からじゃ。
411
00:41:18,306 --> 00:41:26,581
♬~
412
00:41:26,581 --> 00:41:32,921
「治部が勝手なことをして
怖くてたまらないから…」。
413
00:41:32,921 --> 00:41:38,059
♬~
414
00:41:38,059 --> 00:41:41,930
「なんとかしてほしい」と。
415
00:41:41,930 --> 00:41:49,070
♬~
416
00:41:49,070 --> 00:41:52,440
ハハハハハハハ…!
417
00:41:52,440 --> 00:41:58,780
とんでもない大戦に
なっちまいそうですな。
418
00:41:58,780 --> 00:42:05,387
ハハハハハハハ…
ハハハハハハハ…。
419
00:42:05,387 --> 00:42:09,023
ハハハハハハハ…。
420
00:42:09,023 --> 00:42:30,912
♬~
421
00:42:30,912 --> 00:42:34,582
石田三成を討ち 我らが天下を取る!
422
00:42:34,582 --> 00:42:39,421
より大きなクモの巣を
もう一つ張っております。
423
00:42:39,421 --> 00:42:42,257
どういうことじゃ。
真田の狙いは➡
424
00:42:42,257 --> 00:42:44,592
我らをここに足止めすること。
425
00:42:44,592 --> 00:42:47,495
小早川秀秋 参上いたしました。
426
00:42:47,495 --> 00:42:50,765
家康の首を取れ!
427
00:42:50,765 --> 00:42:55,437
殿… お別れだわ…。 ハア ハア…。
428
00:42:55,437 --> 00:42:57,937
次回 どうする。
429
00:43:02,844 --> 00:43:08,416
彼の名は ウィリアム・アダムス
イギリス人航海士です。
430
00:43:08,416 --> 00:43:15,190
彼の船は オランダを出航後
悪天候で難破。 2年近くさまよい➡
431
00:43:15,190 --> 00:43:21,990
豊後国 現在の大分県臼杵市に到着。
九死に一生を得ました。
432
00:43:23,765 --> 00:43:25,800
しかし 宣教師たちは➡
433
00:43:25,800 --> 00:43:32,073
自分たちの教派と異なるアダムスを
罰するべきと家康に忠告。
434
00:43:32,073 --> 00:43:37,278
命懸けの面会で
西洋文化の知識を披露したアダムスは➡
435
00:43:37,278 --> 00:43:40,782
家康から信頼を得ます。
436
00:43:40,782 --> 00:43:45,954
更に 120トンの帆船の完成を評価され➡
437
00:43:45,954 --> 00:43:49,290
相模国 三浦郡逸見村の領地と➡
438
00:43:49,290 --> 00:43:53,962
三浦按針の名を与えられました。
439
00:43:53,962 --> 00:43:59,467
按針の領地には
彼の供養塔も建てられています。
440
00:43:59,467 --> 00:44:04,038
菩提寺の浄土寺。
441
00:44:04,038 --> 00:44:08,243
徳川家から按針へ贈られたといわれる➡
442
00:44:08,243 --> 00:44:12,046
打敷が納められています。
443
00:44:12,046 --> 00:44:14,916
その後 按針は➡
444
00:44:14,916 --> 00:44:20,421
長年の対外政策の働きを評価され
帰国することを許されましたが➡
445
00:44:20,421 --> 00:44:24,058
家康を支えるため
日本に残り➡
446
00:44:24,058 --> 00:44:27,558
長崎で生涯を閉じるのです。
37340