All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E39-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03

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(登与)だから 私のことは見えんのか。 75 00:08:58,986 --> 00:09:02,423 そういうことじゃ。 ハハハハハッ! 76 00:09:02,423 --> 00:09:04,758 (登与)フフフフッ…。 77 00:09:04,758 --> 00:09:11,632 改めまして おめでとうございまする。 秀忠様。 78 00:09:11,632 --> 00:09:16,103 茶々様の妹君であらせられるそうで。 79 00:09:16,103 --> 00:09:21,909 江という。 年上だが 気立てのよいおなごじゃ。 80 00:09:21,909 --> 00:09:26,747 太閤殿下が強く望まれてな。 81 00:09:26,747 --> 00:09:34,955 徳川と豊臣のつながりを強めるのに 必死なご様子。 82 00:09:34,955 --> 00:09:40,127 まあ 悪いことではござらんが。 83 00:09:40,127 --> 00:09:42,427 (秀忠)父上。 うん? 84 00:09:43,997 --> 00:09:46,600 無理を言うな。 しかし…。 85 00:09:46,600 --> 00:09:49,503 (登与)何か? あっ いや…➡ 86 00:09:49,503 --> 00:09:53,307 秀忠様が しかと見たことがないと仰せで➡ 87 00:09:53,307 --> 00:09:58,807 願わくば 一目だけでも本家本元のあれをと…。 88 00:10:01,982 --> 00:10:05,619 いやいや 無理せんでよいぞ。 89 00:10:05,619 --> 00:10:15,629 恐らく これが酒井忠次 最後の 「海老すくい」となりましょう。 90 00:10:15,629 --> 00:10:19,166 とくと ご覧あれ。 91 00:10:19,166 --> 00:10:21,101 ♬「ハァ」 92 00:10:21,101 --> 00:10:26,039 ♬「海老すくい 海老すくい」 ヨッ。 93 00:10:26,039 --> 00:10:33,013 ♬「川また どこら程に おりゃしゃぁす」 (登与)ハァ。 94 00:10:33,013 --> 00:10:37,851 (2人)♬「鮒 鮎 鮒 鮎 鮒 鮎 鮒 鮎」 95 00:10:37,851 --> 00:10:42,723 ♬「ハァ 海老すくい 海老すくい」 お~! そういう動きであったか! 96 00:10:42,723 --> 00:10:47,361 ♬「ハァ 海老すくい 海老すくい」 わしも…。 97 00:10:47,361 --> 00:10:53,033 ♬「ハァ 海老すくい 海老すくい」 直政! お主も来るのじゃ。 早う。 98 00:10:53,033 --> 00:11:00,774 ♬「海老すくい 海老すくい 海老すくい 海老すくい」 99 00:11:00,774 --> 00:11:04,478 さあさ 殿も。 ほら 殿も。 わしは よい。 父上! 100 00:11:04,478 --> 00:11:07,147 父上も! よいわ。 父上も! 101 00:11:07,147 --> 00:11:10,984 ♬「海老すくい 海老すくい」 (直政)おっ 殿。 102 00:11:10,984 --> 00:11:15,684 ♬「海老すくい 海老すくい」 103 00:11:18,492 --> 00:11:22,992 唐入りは どうなりましょう? 104 00:11:27,501 --> 00:11:30,504 これで片づくと…➡ 105 00:11:30,504 --> 00:11:33,304 お思いですかな? 106 00:11:39,012 --> 00:11:42,049 かつて…➡ 107 00:11:42,049 --> 00:11:46,186 信長様が言っておった。 108 00:11:46,186 --> 00:11:49,386 信長様が? 109 00:11:54,361 --> 00:12:00,234 安寧な世を治めるは➡ 110 00:12:00,234 --> 00:12:07,307 乱世を鎮めるより はるかに難しいと。 111 00:12:07,307 --> 00:12:14,307 あ~… まさに。 112 00:12:28,595 --> 00:12:30,795 うん? 113 00:12:32,499 --> 00:12:35,369 何じゃ? 114 00:12:35,369 --> 00:12:39,172 ちょ… おいおい やめよ。 115 00:12:39,172 --> 00:12:44,344 ここまで よう耐え忍ばれましたな。 116 00:12:44,344 --> 00:12:50,651 つらいこと 苦しいこと…➡ 117 00:12:50,651 --> 00:12:56,189 よくぞ 乗り越えてまいられた。 118 00:12:56,189 --> 00:13:00,027 何を申すか。 119 00:13:00,027 --> 00:13:06,527 お主がおらねば とっくに滅んでおるわ。 120 00:13:10,604 --> 00:13:15,475 それは 違いますぞ。 121 00:13:15,475 --> 00:13:25,185 殿が あまたの困難を 辛抱強くこらえたから➡ 122 00:13:25,185 --> 00:13:31,892 我ら 徳川は生き延びられたのです。 123 00:13:31,892 --> 00:13:39,499 ♬~ 124 00:13:39,499 --> 00:13:43,170 殿…➡ 125 00:13:43,170 --> 00:13:50,370 一つだけ 願いを言い残して ようございますか。 126 00:13:52,179 --> 00:13:54,879 何じゃ? 127 00:13:58,952 --> 00:14:04,152 天下を お取りなされ。 128 00:14:06,593 --> 00:14:10,464 秀吉を見限って➡ 129 00:14:10,464 --> 00:14:14,801 殿が おやりなされ。 130 00:14:14,801 --> 00:14:26,813 ♬~ 131 00:14:26,813 --> 00:14:31,985 天下人など…➡ 132 00:14:31,985 --> 00:14:35,622 嫌われるばかりじゃ…。 133 00:14:35,622 --> 00:14:39,493 ♬~ 134 00:14:39,493 --> 00:14:44,998 (登与)旦那様。 (忠次)あ~。➡ 135 00:14:44,998 --> 00:14:49,503 ハア…。 (登与)旦那様…。 136 00:14:49,503 --> 00:14:54,641 ♬~ 137 00:14:54,641 --> 00:14:59,179 ハア…。 旦那様。 ハア フウ…。 138 00:14:59,179 --> 00:15:02,449 (登与)何をしておられるのです? 139 00:15:02,449 --> 00:15:09,449 殿から 出陣の… 陣触れがあったんじゃ…。 140 00:15:11,158 --> 00:15:15,462 参らねば。 あ…。 141 00:15:15,462 --> 00:15:18,131 あ…。 142 00:15:18,131 --> 00:15:21,168 ああ…。 143 00:15:21,168 --> 00:15:24,905 お手伝いいたしましょう。 144 00:15:24,905 --> 00:15:37,484 ♬~ 145 00:15:37,484 --> 00:15:40,987 ちいと お待ちください。 146 00:15:40,987 --> 00:15:56,837 ♬~ 147 00:15:56,837 --> 00:16:14,588 ♬~ 148 00:16:14,588 --> 00:16:20,293 ご苦労さまでございました…。 149 00:16:20,293 --> 00:16:25,493 ♬~ 150 00:16:28,168 --> 00:16:32,472 (使節が詔書を読む声) 151 00:16:32,472 --> 00:16:36,309 (西笑承兌) 「なんじは 我が国と親しく…」。 152 00:16:36,309 --> 00:16:39,212 文禄五年九月一日。 153 00:16:39,212 --> 00:16:46,412 ついに 明国皇帝の返事が 秀吉のもとにもたらされました。 154 00:16:49,022 --> 00:16:53,860 余は➡ 155 00:16:53,860 --> 00:16:56,660 満足である。 156 00:16:58,498 --> 00:17:06,573 しかし これは 戦を終わらせるために 小西らが でっちあげた偽物で…。 157 00:17:06,573 --> 00:17:10,443 行長! 余をだましおったな! 158 00:17:10,443 --> 00:17:13,280 だますつもりなど 毛頭ございませなんだ! 159 00:17:13,280 --> 00:17:16,783 (悲鳴) (秀吉)離せ! 160 00:17:16,783 --> 00:17:21,288 戦じゃ! 戦じゃ~! 161 00:17:21,288 --> 00:17:28,461 再び朝鮮に攻め入り 今度こそ勝つんじゃ~! ハア…。 162 00:17:28,461 --> 00:17:36,203 小西殿も 殿下の面目を おもんぱかってのこと。 163 00:17:36,203 --> 00:17:43,503 いま一度 考え直されるべきと存じまする。 164 00:17:47,848 --> 00:17:50,848 内府。 165 00:17:55,555 --> 00:17:59,492 これは賭けよ。 166 00:17:59,492 --> 00:18:01,428 賭け? 167 00:18:01,428 --> 00:18:06,299 今 これ このままでは➡ 168 00:18:06,299 --> 00:18:12,939 先の戦で 何一つ得られなかったことになる。 169 00:18:12,939 --> 00:18:22,239 何かを得るには この戦 いま一度 突っ込むほかねえ。 170 00:18:26,119 --> 00:18:30,790 あまりにも危うい賭けでござる。 171 00:18:30,790 --> 00:18:33,090 勝ちゃええ。 172 00:18:36,663 --> 00:18:41,663 我が軍勢は出しませんぞ。 (秀吉)勝手にせえ。 173 00:18:43,470 --> 00:18:46,470 家康よ。 174 00:18:49,976 --> 00:18:53,976 長久手での戦を覚えておろう? 175 00:18:56,483 --> 00:19:02,255 わしは あの合戦で…➡ 176 00:19:02,255 --> 00:19:05,055 そなたに負けた。 177 00:19:06,760 --> 00:19:13,099 …が 戦っちゅうんはな➡ 178 00:19:13,099 --> 00:19:23,099 勝てなくとも 利を得るすべは いくら~でもある。 179 00:19:25,111 --> 00:19:31,111 ここにゃあ 無限に策が詰まっとるでよ。 180 00:19:33,820 --> 00:19:36,320 のう? 181 00:19:38,124 --> 00:19:43,624 わしに任せときゃええがや。 182 00:19:55,475 --> 00:19:57,477 治部。 183 00:19:57,477 --> 00:20:00,977 朝鮮攻めの用意に取りかかれ。 184 00:20:02,816 --> 00:20:04,851 はっ。 185 00:20:04,851 --> 00:20:13,460 ♬~ 186 00:20:13,460 --> 00:20:16,329 かくして…。 187 00:20:16,329 --> 00:20:24,637 刃向かう者は 老若男女僧俗にかかわらず なで斬りにせえ。 188 00:20:24,637 --> 00:20:26,706 (一同)はっ! 189 00:20:26,706 --> 00:20:30,443 ♬~ 190 00:20:30,443 --> 00:20:37,743 誰も望まぬ戦が 再び始まりましてございます。 191 00:20:40,653 --> 00:20:42,589 (秀忠)あの桶は? 192 00:20:42,589 --> 00:20:46,459 (本多正信)戦地より送られてきた 鼻切りによる獲物でござろう。 193 00:20:46,459 --> 00:20:48,395 ハナキリ? 194 00:20:48,395 --> 00:20:51,865 討ち取った敵の首を持ち帰るのが 困難な場合➡ 195 00:20:51,865 --> 00:20:54,667 代わりに その鼻と耳を切り落とし➡ 196 00:20:54,667 --> 00:20:59,506 その数をもって手柄とする 習わしでござる。 197 00:20:59,506 --> 00:21:03,143 あれが みんな…。 198 00:21:03,143 --> 00:21:07,614 この戦 前にも増して 悲惨なものとなっているようじゃな…。 199 00:21:07,614 --> 00:21:14,154 戦は 外だけではござらん。 国の内も外も めちゃくちゃ。 200 00:21:14,154 --> 00:21:20,827 着々と乱世に逆戻りしており…。 やめよ 正信。 201 00:21:20,827 --> 00:21:26,827 「策は無限にある」 殿下は そう仰せになった。 202 00:21:28,568 --> 00:21:31,504 それを信じるのみじゃ。 203 00:21:31,504 --> 00:21:44,350 ♬~ 204 00:21:44,350 --> 00:21:46,853 (掛け声) 205 00:21:46,853 --> 00:21:50,053 あ~。 惜しいですね。 206 00:21:51,658 --> 00:21:54,158 (掛け声) 207 00:21:57,464 --> 00:22:00,366 若 お上手です。 208 00:22:00,366 --> 00:22:03,866 (掛け声) 209 00:22:11,478 --> 00:22:15,148 あ… ああ…。 210 00:22:15,148 --> 00:22:18,485 (秀頼)ありがとう存じます 父上。 211 00:22:18,485 --> 00:22:20,685 おう。 212 00:22:26,226 --> 00:22:28,995 (口々に)殿! (寧々)殿下! 213 00:22:28,995 --> 00:22:30,930 薬師じゃ! 薬師を呼んでまいれ! 214 00:22:30,930 --> 00:22:33,633 (寧々)殿下! 薬師じゃ! 薬師を呼んでまいれ! 215 00:22:33,633 --> 00:22:37,837 お気を確かに! しっかりしてくだされ 殿! 216 00:22:37,837 --> 00:22:44,511 ♬~ 217 00:22:44,511 --> 00:22:47,347 三成でございます。 218 00:22:47,347 --> 00:22:49,849 ≪(寧々)入られよ。 219 00:22:49,849 --> 00:22:56,723 ♬~ 220 00:22:56,723 --> 00:23:00,793 (秀吉)あ~…➡ 221 00:23:00,793 --> 00:23:06,093 どこの… 誰だったかのう…。 222 00:23:07,667 --> 00:23:12,972 殿下…。 (寧々)戯れは やめやぁせ。 223 00:23:12,972 --> 00:23:16,009 ハッハッ…。 224 00:23:16,009 --> 00:23:20,313 心配かけたのう 治部。 225 00:23:20,313 --> 00:23:23,349 もう丈夫じゃ。 226 00:23:23,349 --> 00:23:26,349 安堵いたしました…。 227 00:23:28,054 --> 00:23:34,861 殿下は 遺言をお作りになるおつもりでな。➡ 228 00:23:34,861 --> 00:23:39,632 そなたの意見が聞きたいと。 229 00:23:39,632 --> 00:23:42,001 は…。 230 00:23:42,001 --> 00:23:44,701 (鈴の音) 231 00:23:52,345 --> 00:23:56,645 あ… あ~…。 232 00:24:00,787 --> 00:24:05,658 秀頼は あまりに幼い…。 233 00:24:05,658 --> 00:24:08,358 誰じゃ…? 234 00:24:10,129 --> 00:24:13,829 誰が天下人になる? 235 00:24:24,310 --> 00:24:26,310 ふう…。 236 00:24:29,816 --> 00:24:33,987 天下人は➡ 237 00:24:33,987 --> 00:24:37,323 無用と存じまする。 238 00:24:37,323 --> 00:24:45,498 ♬~ 239 00:24:45,498 --> 00:24:56,209 豊臣家への忠義と 知恵ある者たちが 話し合いをもって政を進めるのが➡ 240 00:24:56,209 --> 00:25:00,013 最も よきことかと。 241 00:25:00,013 --> 00:25:04,284 ♬~ 242 00:25:04,284 --> 00:25:08,588 あ… うん…。 243 00:25:08,588 --> 00:25:15,128 ♬~ 244 00:25:15,128 --> 00:25:18,928 わしも同じ考えよ。 245 00:25:21,467 --> 00:25:24,804 望みは ひとえに…➡ 246 00:25:24,804 --> 00:25:29,976 世の安寧…➡ 247 00:25:29,976 --> 00:25:33,276 民の幸せよ。 248 00:25:35,148 --> 00:25:37,448 治部。 249 00:25:39,018 --> 00:25:44,218 よい。 やってみい。 250 00:25:48,161 --> 00:25:50,196 はっ! 251 00:25:50,196 --> 00:26:02,809 ♬~ 252 00:26:02,809 --> 00:26:08,114 そうか。 殿下が そのようなことを。 はあ。 253 00:26:08,114 --> 00:26:12,452 治部殿 そなたが夢みた政➡ 254 00:26:12,452 --> 00:26:16,322 試す時が来たようでござるな。 はっ。 255 00:26:16,322 --> 00:26:25,122 肝要なるは 野心を隠し持つ大名を いかに抑え込むかじゃ。 256 00:26:26,966 --> 00:26:34,307 そこで 徳川殿と前田殿には 力のある大名たちをまとめ上げ➡ 257 00:26:34,307 --> 00:26:40,507 我ら5人の奉行をお支えいただくこと お願い申し上げる次第。 258 00:26:48,154 --> 00:26:53,025 無論 引き受けますぞ。 259 00:26:53,025 --> 00:26:55,495 ありがとう存じまする! 260 00:26:55,495 --> 00:26:58,398 ハハハハハ…。 261 00:26:58,398 --> 00:27:03,936 (利家)しかし あの何でも欲しがる藤吉郎も➡ 262 00:27:03,936 --> 00:27:10,276 最後の望みは 民の幸せとはのう。 263 00:27:10,276 --> 00:27:14,447 快癒されて何より。 264 00:27:14,447 --> 00:27:22,121 長かった朝鮮との戦も うまくお収めになることじゃろう。 265 00:27:22,121 --> 00:27:29,595 ♬~ 266 00:27:29,595 --> 00:27:31,964 しかし…。 267 00:27:31,964 --> 00:27:36,135 (せきこみ) 茶々がついております。 268 00:27:36,135 --> 00:27:43,309 太閤の容体は 再び悪化していったのでございます。 269 00:27:43,309 --> 00:27:54,487 ♬~ 270 00:27:54,487 --> 00:27:57,156 ご様子は? 271 00:27:57,156 --> 00:28:03,563 どうしても内府殿とお話ししたいと。 272 00:28:03,563 --> 00:28:17,263 ♬~ 273 00:28:22,915 --> 00:28:25,915 家康にございます。 274 00:28:28,120 --> 00:28:31,120 (鈴の音) 275 00:28:36,829 --> 00:28:39,529 お二人だけに。 276 00:29:02,922 --> 00:29:06,722 秀頼を 頼む…。 277 00:29:09,795 --> 00:29:14,100 弱気になってはいけませぬ。 278 00:29:14,100 --> 00:29:17,400 秀頼を…。 279 00:29:20,273 --> 00:29:26,573 無論 秀頼様はお守りいたします。 280 00:29:28,581 --> 00:29:32,785 そなたの孫…➡ 281 00:29:32,785 --> 00:29:36,956 千姫と くっつけてくれ。 282 00:29:36,956 --> 00:29:39,592 仰せのとおりに。 283 00:29:39,592 --> 00:29:42,128 しかし その前に➡ 284 00:29:42,128 --> 00:29:46,299 殿下には まだまだ やっていただかねばならぬことが。 285 00:29:46,299 --> 00:29:49,999 秀頼をな…。 殿下。 286 00:29:55,007 --> 00:29:57,507 殿下。 287 00:30:00,146 --> 00:30:04,446 この戦を どうなさるおつもりで? 288 00:30:07,320 --> 00:30:15,494 世の安寧… 民の幸せを願うならば 最後まで天下人の役目を全うされよ。 289 00:30:15,494 --> 00:30:20,366 そんなもん…➡ 290 00:30:20,366 --> 00:30:23,066 嘘じゃ。 291 00:30:25,171 --> 00:30:33,646 世の安寧など… 知ったことか。 292 00:30:33,646 --> 00:30:39,346 天下なんぞ どうでもええ。 293 00:30:42,021 --> 00:30:47,827 秀頼が幸せ… なら…➡ 294 00:30:47,827 --> 00:30:52,531 無事に暮らしていけるなら…➡ 295 00:30:52,531 --> 00:30:55,031 それでええ。 296 00:30:58,037 --> 00:31:07,613 どんな形でもええ ひでえことだけは のう? しねえでやってくれ。 297 00:31:07,613 --> 00:31:12,113 のう? 頼む… あ…。 298 00:31:15,821 --> 00:31:20,626 情けない。 299 00:31:20,626 --> 00:31:24,830 これでは ただの老人ではないか。 300 00:31:24,830 --> 00:31:28,501 ああ…。 301 00:31:28,501 --> 00:31:35,301 天下は どうせ… おめえに取られるんだろう。 302 00:31:38,210 --> 00:31:40,510 フフ…。 303 00:31:44,950 --> 00:31:47,450 あ~。 304 00:31:49,188 --> 00:31:53,025 そんなことはせん。 305 00:31:53,025 --> 00:31:58,364 わしは➡ 306 00:31:58,364 --> 00:32:02,802 治部殿らの政を支える。 307 00:32:02,802 --> 00:32:08,307 ♬~ 308 00:32:08,307 --> 00:32:12,978 白兎が➡ 309 00:32:12,978 --> 00:32:16,178 狸になったか。 310 00:32:18,617 --> 00:32:24,490 知恵出し合って 話し合いで進める? 311 00:32:24,490 --> 00:32:31,190 そんなもん… うまくいくはずがねえ。 312 00:32:34,500 --> 00:32:39,004 おめえも よう分かっとろう。 313 00:32:39,004 --> 00:32:45,644 今の世は 今の この世は そんなに甘くねえと。 314 00:32:45,644 --> 00:32:51,851 ♬~ 315 00:32:51,851 --> 00:33:00,192 豊臣の天下は わし一代で終わりだわ。 316 00:33:00,192 --> 00:33:07,600 ♬~ 317 00:33:07,600 --> 00:33:11,100 だから放り出すのか? 318 00:33:13,472 --> 00:33:17,810 唐 朝鮮の怒りを買い➡ 319 00:33:17,810 --> 00:33:23,983 秀次様を死に追いやり 諸国大名の心は離れ 民も怒っておる! 320 00:33:23,983 --> 00:33:26,886 こんな めちゃくちゃにして 放り出すのか! 321 00:33:26,886 --> 00:33:32,158 ああ… そうじゃ。 322 00:33:32,158 --> 00:33:39,331 な~んもかんも放り投げて わしは くたばる。 323 00:33:39,331 --> 00:33:46,031 あとは おめえが どうにかせえ。 324 00:33:48,507 --> 00:33:53,179 ハハハハハハハ… ハハハハハ…! 325 00:33:53,179 --> 00:33:58,050 アッハハハハハ… ハハハハハ…! 326 00:33:58,050 --> 00:34:00,586 アッハハハハ…! 327 00:34:00,586 --> 00:34:03,956 ハッハッ…! (せきこみ) 328 00:34:03,956 --> 00:34:05,991 (せきこみ) 329 00:34:05,991 --> 00:34:09,829 死なさんぞ。 まだ死なさんぞ! 330 00:34:09,829 --> 00:34:12,131 秀吉! (せきこみ) 331 00:34:12,131 --> 00:34:14,166 秀吉! 332 00:34:14,166 --> 00:34:33,319 ♬~ 333 00:34:33,319 --> 00:34:36,155 (秀吉)ハッ…! 334 00:34:36,155 --> 00:34:42,328 猿芝居が! アハッ ハハハハハ…! 335 00:34:42,328 --> 00:34:45,328 大嫌いじゃ! 336 00:34:46,999 --> 00:34:51,637 わしは➡ 337 00:34:51,637 --> 00:34:55,507 おめえさんが好きだったに。 338 00:34:55,507 --> 00:35:00,446 ♬~ 339 00:35:00,446 --> 00:35:03,949 信長様は➡ 340 00:35:03,949 --> 00:35:08,649 ご自身のあとを引き継ぐのは…。 341 00:35:12,124 --> 00:35:20,924 おめえさんだったと そう思ってたと思われるわ。 342 00:35:23,469 --> 00:35:26,469 悔しいがな。 343 00:35:33,479 --> 00:35:38,317 天下を引き継いだのは➡ 344 00:35:38,317 --> 00:35:41,317 そなたである。 345 00:35:55,501 --> 00:36:00,339 まことに…➡ 346 00:36:00,339 --> 00:36:03,339 見事であった。 347 00:36:14,453 --> 00:36:19,953 ん~… うん…。 348 00:36:25,965 --> 00:36:28,965 すまんのう…。 349 00:36:35,674 --> 00:36:38,974 うまくやりなされや。 350 00:36:44,350 --> 00:36:48,220 二度と…➡ 351 00:36:48,220 --> 00:36:52,220 戦乱の世には戻さぬ。 352 00:36:55,027 --> 00:36:59,498 あとは…➡ 353 00:36:59,498 --> 00:37:02,298 任せよ。 354 00:37:20,819 --> 00:37:35,300 ♬~ 355 00:37:35,300 --> 00:37:38,137 (鈴の音) 356 00:37:38,137 --> 00:37:41,040 お帰りだ。 357 00:37:41,040 --> 00:38:12,340 ♬~ 358 00:38:14,573 --> 00:38:18,277 ♬~ 359 00:38:18,277 --> 00:38:23,582 (せきこみ) 360 00:38:23,582 --> 00:38:26,785 あ… あっ…! 361 00:38:26,785 --> 00:38:30,656 (せきこみ) 362 00:38:30,656 --> 00:38:35,494 あっ あっ あ~…。 363 00:38:35,494 --> 00:38:40,299 ああ ハア~ ハア…。 364 00:38:40,299 --> 00:38:44,803 か… か… くっ…。 365 00:38:44,803 --> 00:38:52,311 あ… あ~…。 (せきこみ) 366 00:38:52,311 --> 00:38:56,615 あっ… あ…。 367 00:38:56,615 --> 00:39:01,086 あっ…。 368 00:39:01,086 --> 00:39:04,923 (茶々)秀頼は➡ 369 00:39:04,923 --> 00:39:08,723 あなたの子だと お思い? 370 00:39:16,435 --> 00:39:19,271 秀頼は➡ 371 00:39:19,271 --> 00:39:23,775 この私の子。 372 00:39:23,775 --> 00:39:27,112 天下は渡さぬ。 373 00:39:27,112 --> 00:39:36,588 ♬~ 374 00:39:36,588 --> 00:39:40,788 あとは私に任せよ。 375 00:39:42,394 --> 00:39:45,130 猿。 376 00:39:45,130 --> 00:39:59,830 ♬~ 377 00:40:06,318 --> 00:40:11,490 は… あ… ああ…。 378 00:40:11,490 --> 00:40:14,993 は…。 379 00:40:14,993 --> 00:40:17,329 ああ…! 380 00:40:17,329 --> 00:40:19,364 あ…。 381 00:40:19,364 --> 00:40:46,858 ♬~ 382 00:40:46,858 --> 00:40:52,531 [ 回想 ] (三成)力ではなく 知恵。 383 00:40:52,531 --> 00:40:59,304 天下人を支えつつも 合議によって政をなす。➡ 384 00:40:59,304 --> 00:41:07,479 そうなれば 天下人の座を 力で奪い合うこともなくなりましょう。➡ 385 00:41:07,479 --> 00:41:13,279 それが 私の夢でございます。 386 00:41:15,153 --> 00:41:21,353 [ 回想 ] 天下人など… 嫌われるばかりじゃ…。 387 00:41:23,495 --> 00:41:27,332 信長にも…➡ 388 00:41:27,332 --> 00:41:36,041 秀吉にもできなかったことが…➡ 389 00:41:36,041 --> 00:41:40,646 このわしにできようか? 390 00:41:40,646 --> 00:41:43,346 ハッ…。 391 00:41:46,451 --> 00:41:51,451 殿だから できるのでござる。 392 00:41:54,026 --> 00:42:00,226 戦が嫌いな 殿だからこそ。 393 00:42:03,135 --> 00:42:06,435 嫌われなされ。 394 00:42:09,308 --> 00:42:14,479 天下を 取りなされ! 395 00:42:14,479 --> 00:42:30,495 ♬~ 396 00:42:30,495 --> 00:42:33,999 道理だけで政はできぬ! 397 00:42:33,999 --> 00:42:37,502 表舞台に立つべき時かと。 398 00:42:37,502 --> 00:42:39,838 わしも手を焼いとるんじゃ。 399 00:42:39,838 --> 00:42:43,508 三成~! 腹を切れ~! 400 00:42:43,508 --> 00:42:48,647 人の心には 裏と表があるものぞ。 401 00:42:48,647 --> 00:42:55,020 狸…。 徳川殿には 謹慎していただくべきと存ずる! 402 00:42:55,020 --> 00:42:57,520 次回 どうする。 403 00:43:02,427 --> 00:43:05,997 松平家の菩提寺 大樹寺のすぐ近くには➡ 404 00:43:05,997 --> 00:43:10,869 酒井家の菩提寺 回向院があります。 405 00:43:10,869 --> 00:43:17,175 酒井家初代 広親が 松平家初代 親氏を支え➡ 406 00:43:17,175 --> 00:43:21,175 その関係は 代々続いてきました。 407 00:43:23,515 --> 00:43:29,187 忠次は その子孫として 生を受けます。 408 00:43:29,187 --> 00:43:37,062 その忠次の活躍で最も古い記録が 福谷城の戦い。 409 00:43:37,062 --> 00:43:40,532 家康が 今川のもとにいた頃➡ 410 00:43:40,532 --> 00:43:43,368 三河に攻めてきた 織田勢を追い払い➡ 411 00:43:43,368 --> 00:43:46,668 松平家を守りました。 412 00:43:48,673 --> 00:43:54,973 その後 今川を離反した家康と共に 吉田城に入城。 413 00:43:56,548 --> 00:44:04,348 忠次は城主となり 街を整備 東三河の安定に尽力しました。 414 00:44:06,992 --> 00:44:11,329 三方ヶ原の戦いでは 太鼓を打ち鳴らし➡ 415 00:44:11,329 --> 00:44:14,232 武田軍を撤退させたといわれるなど➡ 416 00:44:14,232 --> 00:44:19,204 常に家康をそばで支えました。 417 00:44:19,204 --> 00:44:24,509 忠次亡きあとも 酒井家の徳川への忠義は➡ 418 00:44:24,509 --> 00:44:27,509 江戸時代を通して 連綿と続きます。 31881

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