All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E38-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03
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1
00:00:03,048 --> 00:00:11,623
(祈とう)
2
00:00:11,623 --> 00:00:15,794
(寧々の泣き声と 祈とう)
3
00:00:15,794 --> 00:00:22,594
(豊臣秀吉)ハッハッハッハッ
ハッハッハッハッ…。
4
00:00:24,803 --> 00:00:27,639
(秀吉)次は…➡
5
00:00:27,639 --> 00:00:30,675
何を手に入れようかのう。➡
6
00:00:30,675 --> 00:00:33,979
ハッハッハッハッ…!
7
00:00:33,979 --> 00:00:36,882
(徳川家康)戦じゃ…。
8
00:00:36,882 --> 00:00:40,652
朝鮮を従え…➡
9
00:00:40,652 --> 00:00:44,289
明国をとると…。
10
00:00:44,289 --> 00:00:48,827
最愛の我が子を亡くした豊臣秀吉は➡
11
00:00:48,827 --> 00:00:50,862
次なる野望に向けて➡
12
00:00:50,862 --> 00:00:56,168
博多の隣の小さな漁村に巨大な城を建造。
13
00:00:56,168 --> 00:00:59,004
我らが神の君は もとより➡
14
00:00:59,004 --> 00:01:03,441
全国各地から名だたる大名を
集結させると➡
15
00:01:03,441 --> 00:01:09,948
10万を超える大軍勢を朝鮮に送り込み
連戦連勝➡
16
00:01:09,948 --> 00:01:14,820
肥前名護屋城は
活気に包まれておりました。
17
00:01:14,820 --> 00:01:18,957
(秀吉)
瓜は要らんかえ? 瓜は要らんかえ!
18
00:01:18,957 --> 00:01:23,261
♬ 味よしのう~りうり
19
00:01:23,261 --> 00:01:27,132
♬ めされ めされ めされそうらえ
20
00:01:27,132 --> 00:01:31,970
♬ 味よしのう~りうり
あじか売りにございまする~!
21
00:01:31,970 --> 00:01:35,273
♬ めされそうらえ
22
00:01:35,273 --> 00:01:38,977
♬ 味よしのう~りうり
23
00:01:38,977 --> 00:01:42,848
♬ めされ めされ めされそうらえ
24
00:01:42,848 --> 00:01:47,152
(石田三成)トビウオ! トビウオ~!
♬ 味よしのう~りうり
25
00:01:47,152 --> 00:01:51,022
♬ あじか かわし めされそうらえ
26
00:01:51,022 --> 00:01:55,861
秀吉は 関白職を甥の秀次に譲り➡
27
00:01:55,861 --> 00:01:58,496
自らは 太閤を称し➡
28
00:01:58,496 --> 00:02:01,766
栄華の極みを
迎えておりました。
29
00:02:01,766 --> 00:02:06,438
お~ 見つけたぞ!
こっちゃ来い こっちゃ来い。
30
00:02:06,438 --> 00:02:09,241
(茶々)いや 殿下。
いいから。
ご勘弁を。
31
00:02:09,241 --> 00:02:11,943
いやいや こっちゃ来う こっちゃ来う。
ほら 乗りや。➡
32
00:02:11,943 --> 00:02:13,879
乗りや 乗りや。
(茶々)ご一緒に。
33
00:02:13,879 --> 00:02:20,118
皆の者 茶々じゃ!
勝ち戦の神様 菩薩様じゃ~!
34
00:02:20,118 --> 00:02:25,257
(歓声)
(秀吉)茶々じゃ~! ハハッ!
35
00:02:25,257 --> 00:02:33,757
次なる野望 すなわち
明国の征服 唐入りでございます。
36
00:02:35,467 --> 00:05:17,167
♬~
37
00:05:19,431 --> 00:05:22,934
上陸を始めて1か月余り。
38
00:05:22,934 --> 00:05:28,807
日本勢は 朝鮮の大半を制圧し
肥前名護屋城では➡
39
00:05:28,807 --> 00:05:37,007
いよいよ秀吉本人の唐入りに向けた準備が
進められておりました。
40
00:05:38,783 --> 00:05:43,621
(秀吉)石田治部 大谷刑部。
41
00:05:43,621 --> 00:05:48,126
唐入りの進み具合 一同に示せ。
42
00:05:48,126 --> 00:05:50,126
(2人)ははっ。
43
00:05:52,464 --> 00:05:55,264
皆様 こちらへ。
44
00:05:59,337 --> 00:06:05,043
(三成)朝鮮国は
太閤殿下に従うことを拒んだゆえ➡
45
00:06:05,043 --> 00:06:09,414
成敗することと相なり申した。
46
00:06:09,414 --> 00:06:13,751
小西行長 加藤清正らの先駆け勢を
先頭に➡
47
00:06:13,751 --> 00:06:18,423
我が軍勢は
次々と朝鮮国へ上陸。➡
48
00:06:18,423 --> 00:06:22,594
釜山 東莱らを瞬く間に陥落せしめ➡
49
00:06:22,594 --> 00:06:30,101
こたび 都である漢城をも
瞬く間に陥落させ申した。
50
00:06:30,101 --> 00:06:32,103
(一同)お~。
51
00:06:32,103 --> 00:06:36,441
朝鮮国王は逃亡。 兵は逃げ惑うばかり。
52
00:06:36,441 --> 00:06:41,946
遠からず 北の都と思われる平壌をも
落とせましょう。➡
53
00:06:41,946 --> 00:06:44,249
さすれば いよいよ明国攻め!
54
00:06:44,249 --> 00:06:48,953
余も 皆と共に海を渡るぞ。
55
00:06:48,953 --> 00:06:50,989
(前田利家)よいか!
56
00:06:50,989 --> 00:06:55,827
我らも心を一つにし
殿下をお支えするのじゃ。
57
00:06:55,827 --> 00:06:59,130
(一同)はっ!
よい折じゃ➡
58
00:06:59,130 --> 00:07:02,330
余の考えを示しておこう。
59
00:07:05,069 --> 00:07:10,074
唐入りを果たしたるあとは…➡
60
00:07:10,074 --> 00:07:17,749
大唐の都に 我が天子様にお移りいただき
皇帝となっていただく。
61
00:07:17,749 --> 00:07:21,619
そして 余は➡
62
00:07:21,619 --> 00:07:31,095
寧波に隠居所を設け
大坂のごとき商いの都にいたす。
63
00:07:31,095 --> 00:07:33,765
(一同)おお…!
64
00:07:33,765 --> 00:07:41,105
皆々よ 100年にわたる乱世を
戦い続けた我らが一つとなれば➡
65
00:07:41,105 --> 00:07:44,609
この世に倒せぬ敵はない。
66
00:07:44,609 --> 00:07:52,250
ゆくゆくは天竺。
そして 南蛮をも我らのものとなろう。
67
00:07:52,250 --> 00:07:55,954
褒美は無限である。
68
00:07:55,954 --> 00:07:58,623
大いに励め!
69
00:07:58,623 --> 00:08:02,393
(一同)お~!
(秀吉)ハハハハハハ…。
70
00:08:02,393 --> 00:08:05,430
ハハハハハッ!
71
00:08:05,430 --> 00:08:08,230
(浅野長政)どうかしておる!
72
00:08:11,736 --> 00:08:14,772
何と申した?
73
00:08:14,772 --> 00:08:20,745
正気の沙汰とは思えませぬ。
バカげた戦じゃ。
74
00:08:20,745 --> 00:08:25,445
殿下は どうかされてしまわれた。
75
00:08:31,923 --> 00:08:33,958
浅野殿!
76
00:08:33,958 --> 00:08:38,096
(浅野)殿下は狐に取りつかれておる!
狐に取りつかれておるんじゃ!
77
00:08:38,096 --> 00:08:41,432
もう 昔の殿下では
のうなってしもうたわ!
78
00:08:41,432 --> 00:08:43,632
どけ!
殿下。
79
00:08:49,607 --> 00:08:53,111
浅野殿には よく言って聞かせます。
80
00:08:53,111 --> 00:08:58,811
ここは 家康にお預けくださいますよう。
81
00:09:10,061 --> 00:09:15,566
この戦は 唐のため…➡
82
00:09:15,566 --> 00:09:18,403
日ノ本のため!
83
00:09:18,403 --> 00:09:22,103
我らが なすべき行いである!
84
00:09:24,075 --> 00:09:26,575
(一同)ははっ!
85
00:09:30,848 --> 00:09:32,784
(阿茶局)存外➡
86
00:09:32,784 --> 00:09:39,223
心の内は 浅野殿と同じ思いの方が
多いのかもしれませぬな。
87
00:09:39,223 --> 00:09:42,126
日ノ本の大名を一つにするには➡
88
00:09:42,126 --> 00:09:46,931
大きな夢を見させねばならぬというのが
殿下の考え。
89
00:09:46,931 --> 00:09:52,236
とはいえ あまりに用意が足らぬ。
90
00:09:52,236 --> 00:09:57,442
数で押し切ろうとしておるが
戦とは…➡
91
00:09:57,442 --> 00:10:01,112
さようなものではない。
92
00:10:01,112 --> 00:10:04,615
(阿茶)狐に取りつかれている…。
93
00:10:04,615 --> 00:10:10,788
♬~
94
00:10:10,788 --> 00:10:14,125
言い得て妙かと。
95
00:10:14,125 --> 00:10:17,795
人は誰しも老いまするゆえ。
96
00:10:17,795 --> 00:10:23,601
♬~
97
00:10:23,601 --> 00:10:28,806
島津の家中でごわす。
た… 武田信玄と戦ったお話を。
98
00:10:28,806 --> 00:10:32,677
(本多忠勝)三方ヶ原か。
あれは涙なしでは語れぬ。
99
00:10:32,677 --> 00:10:35,146
(渡辺半蔵守綱)ああ。 時は…!
100
00:10:35,146 --> 00:10:37,815
大納言はおるか! 邪魔するぞ。
101
00:10:37,815 --> 00:10:40,284
誰じゃ!
お~ 待て 待て 待て 待て 待て。
102
00:10:40,284 --> 00:10:43,488
勝手に入るな 坊主!
無礼者が。
103
00:10:43,488 --> 00:10:46,290
わしを誰だと思うとる!
知らぬわ!
104
00:10:46,290 --> 00:10:49,827
わしは将軍だぞ!
将軍だ? ちょっ… ふざけるな!➡
105
00:10:49,827 --> 00:10:54,499
ぶったたかれたいか?
いや 本当に将軍だ。
106
00:10:54,499 --> 00:10:57,402
将軍?
正しくは 元将軍。
元将軍?
107
00:10:57,402 --> 00:11:00,838
(足利義昭)征夷大将軍…。➡
108
00:11:00,838 --> 00:11:03,741
足利…。
109
00:11:03,741 --> 00:11:07,245
(いびき)
110
00:11:07,245 --> 00:11:12,784
(昌山)いや~
ご立派になられましたなあ 大納言。
111
00:11:12,784 --> 00:11:15,686
あのころから光るものがあった!
112
00:11:15,686 --> 00:11:19,457
わしは 一目見た時から 「あっ!➡
113
00:11:19,457 --> 00:11:22,960
この方は 大成なさるお方だあ」と
思ったものですよ。➡
114
00:11:22,960 --> 00:11:24,896
ハッハッハッハッ!
115
00:11:24,896 --> 00:11:31,469
(忠勝)とっくに将軍職は返上され
今は出家なさって 所領も1万石ばかり。➡
116
00:11:31,469 --> 00:11:35,273
とはいえ
先の将軍 准三后に変わりはない。
117
00:11:35,273 --> 00:11:37,642
無下にできぬのをいいことに➡
118
00:11:37,642 --> 00:11:42,513
あちこちの陣に顔を出しては接待させて
昔の自慢話をしとるらしい。
119
00:11:42,513 --> 00:11:47,819
はあ~ 面倒なお方だわ。
全くだ。
120
00:11:47,819 --> 00:11:50,619
追っ払いましょう。
ああ。
121
00:11:52,490 --> 00:11:55,827
(忠勝)半蔵殿
見回りご苦労。 変わりござらんか。
122
00:11:55,827 --> 00:11:58,729
(服部半蔵)ござらん。
ただ… 妙なうわさを。
123
00:11:58,729 --> 00:12:00,998
妙なうわさ?
124
00:12:00,998 --> 00:12:03,768
島津様の陣で
家来衆が話しておりまして…➡
125
00:12:03,768 --> 00:12:07,238
藤堂高虎殿の水軍がやられたと。
126
00:12:07,238 --> 00:12:09,607
何…?
127
00:12:09,607 --> 00:12:14,479
(砲撃音)
128
00:12:14,479 --> 00:12:17,482
そんな話は聞いとらんぞ。
129
00:12:17,482 --> 00:12:20,117
既に朝鮮に渡っている家中には➡
130
00:12:20,117 --> 00:12:22,620
戦地のありさまが
いち早く伝わってるものと。
131
00:12:22,620 --> 00:12:27,458
何でも 敵の船には大筒が積んであると。
132
00:12:27,458 --> 00:12:30,962
もし これが まことならば この戦➡
133
00:12:30,962 --> 00:12:35,633
本当のことは 我らに知らされていない
ということもあろうかと。
134
00:12:35,633 --> 00:12:39,804
子細を探らねば…。
135
00:12:39,804 --> 00:12:45,476
♬~
136
00:12:45,476 --> 00:12:49,814
私に 子細を探ってまいれと仰せで?
137
00:12:49,814 --> 00:12:55,486
殿。 それは 忍びの役目でございましょう。
138
00:12:55,486 --> 00:12:59,824
ふう… そうじゃな。
139
00:12:59,824 --> 00:13:02,727
私は もともと忍びではござらぬが➡
140
00:13:02,727 --> 00:13:05,630
それでも やむなく
我が父が残した服部党を率いて➡
141
00:13:05,630 --> 00:13:07,632
長年 奉公をしてまいりました。
142
00:13:07,632 --> 00:13:10,434
そうした働きが ようやく認められ➡
143
00:13:10,434 --> 00:13:13,237
こやつらも皆 まっとうの武士に
取り立てていただいた。
144
00:13:13,237 --> 00:13:16,607
私も今や
8, 000石持ちの武将でござる。
145
00:13:16,607 --> 00:13:23,481
その私に
今更… もう一度… 忍び働きをせよと…。
146
00:13:23,481 --> 00:13:27,952
今更そんなことを頼むべきでは…。
あ~ もう そこまで仰せなら しかたない。
147
00:13:27,952 --> 00:13:31,789
これで最後でござるからな。
全く もう わしは忍びではないのに。
148
00:13:31,789 --> 00:13:38,129
(指笛を鳴らそうとする音)
149
00:13:38,129 --> 00:13:40,129
おい!
150
00:13:41,966 --> 00:13:44,869
(大鼠)呼んだか。
151
00:13:44,869 --> 00:13:49,369
この話 まことなのか 治部殿。
152
00:13:51,142 --> 00:13:54,442
太閤殿下は ご存じなのか?
153
00:13:57,281 --> 00:14:01,586
なぜ お伝えせぬ?
154
00:14:01,586 --> 00:14:06,757
この戦の取り計らいは
我らに一任されております。
155
00:14:06,757 --> 00:14:12,430
殿下に何をお伝えし
何をお伝えせぬかは 我らの裁量。
156
00:14:12,430 --> 00:14:18,302
(忠勝)水軍がやられたとあらば
一大事と存ずるが。
157
00:14:18,302 --> 00:14:23,074
我が軍勢は
朝鮮各地で勝ち続けております。➡
158
00:14:23,074 --> 00:14:26,777
水軍が一つ負けたとて
大局に変わりはござりませぬ。
159
00:14:26,777 --> 00:14:31,115
朝鮮は 水軍に力を集める策を
取ってるかもしれん。
160
00:14:31,115 --> 00:14:35,786
敵に海路を抑えられたら
どうなりましょう?
161
00:14:35,786 --> 00:14:39,957
万に一つ 海路を断たれれば
朝鮮にいる軍勢は➡
162
00:14:39,957 --> 00:14:43,260
日本からの兵糧や援軍を得られず
かの地に取り残される。
163
00:14:43,260 --> 00:14:47,965
勝ち進めば進むほど
戦場を広げれば広げるほど 苦しくなる。
164
00:14:47,965 --> 00:14:52,269
少なくとも
太閤殿下が海をお渡りになるのは➡
165
00:14:52,269 --> 00:14:54,639
取りやめていただくべきであろう。
166
00:14:54,639 --> 00:14:57,975
兵の士気に関わります。
治部殿。
167
00:14:57,975 --> 00:15:01,412
わしも包まず申すが…➡
168
00:15:01,412 --> 00:15:06,612
この戦 難しいと思う。
169
00:15:08,185 --> 00:15:11,385
やるべきであったろうか。
170
00:15:13,591 --> 00:15:20,765
殿下は 今まで一度として
間違った判断をしたことはございませぬ。
171
00:15:20,765 --> 00:15:33,344
♬~
172
00:15:33,344 --> 00:15:39,150
今の殿下は これまでと同じであろうか。
173
00:15:39,150 --> 00:15:46,991
♬~
174
00:15:46,991 --> 00:15:50,628
そなたが苦しい立場なのは察する。
175
00:15:50,628 --> 00:15:56,267
だが
殿下が間違っている時は お止めすると➡
176
00:15:56,267 --> 00:15:59,136
そなたは申したはず。
177
00:15:59,136 --> 00:16:06,944
♬~
178
00:16:06,944 --> 00:16:12,216
(三成)嵐が多く
海が荒れる時節にさしかかります。➡
179
00:16:12,216 --> 00:16:14,752
海が静まるのを待ってから➡
180
00:16:14,752 --> 00:16:20,091
殿下には 悠々とお渡りいただくのが
よろしいのではないかと。
181
00:16:20,091 --> 00:16:23,961
殿下は
この日ノ本になくてはならぬ お方。
182
00:16:23,961 --> 00:16:30,601
万が一があれば また天下が乱れましょう。
183
00:16:30,601 --> 00:16:34,438
どうか お考え直しを。
184
00:16:34,438 --> 00:16:38,776
♬~
185
00:16:38,776 --> 00:16:42,476
≪(侍女)茶々様…!
186
00:16:44,448 --> 00:16:48,786
我が名は 茶々である。 ウフフフッ。
(秀吉)お~。
187
00:16:48,786 --> 00:16:53,958
(茶々)西笑和尚に教わりました。
(秀吉)ほう うめえもんだあ。
188
00:16:53,958 --> 00:17:00,731
唐には 虎や獅子がおるそうな。
茶々も見てみとうございます。
189
00:17:00,731 --> 00:17:07,905
うん。 虎でも獅子でも竜でも孔雀でも
何でも見せてやる。 なあ? 大納言。
190
00:17:07,905 --> 00:17:10,105
殿下。
191
00:17:16,213 --> 00:17:20,513
茶々 少し外しておれ。
192
00:17:22,586 --> 00:17:24,586
のう?
193
00:17:41,438 --> 00:17:47,311
殿下。
差し出がましいことを申し上げます。
194
00:17:47,311 --> 00:17:54,618
若君様のこと
心より お悔やみ申し上げます。
195
00:17:54,618 --> 00:18:02,893
茶々様のお心を思えば
その悲しみいかばかりか…。 されど➡
196
00:18:02,893 --> 00:18:06,593
それと政は別のこと。
197
00:18:09,400 --> 00:18:15,072
あ~ 大納言。 そなたは…➡
198
00:18:15,072 --> 00:18:24,415
余が 茶々を慰めるために
この戦をしているとでも申すか?➡
199
00:18:24,415 --> 00:18:28,919
アハハハハ…。
200
00:18:28,919 --> 00:18:32,419
余計なお世話じゃ。
201
00:18:34,725 --> 00:18:38,629
(秀吉)おめえが口出しすることではねえ。
202
00:18:38,629 --> 00:18:47,104
余は 日ノ本の民のため
明 朝鮮の民のために➡
203
00:18:47,104 --> 00:18:49,773
唐を斬り従えるんじゃ!
204
00:18:49,773 --> 00:18:51,809
(三成)殿下!
205
00:18:51,809 --> 00:18:55,246
殿下に先んじて この三成と刑部➡
206
00:18:55,246 --> 00:18:59,116
そして
増田長盛が朝鮮へ奉行として海を渡り➡
207
00:18:59,116 --> 00:19:01,385
じきじきに指図をいたしまする!
208
00:19:01,385 --> 00:19:04,889
そして 御座所を設け…。
どけ!
209
00:19:04,889 --> 00:19:07,589
お待ちくだされ 殿下。
210
00:19:13,063 --> 00:19:21,263
どうしても参られるのであれば
この家康 ここで腹を召しまする!
211
00:19:24,208 --> 00:19:30,748
殿下のお代わりは
殿下しか おりませぬゆえ。
212
00:19:30,748 --> 00:20:02,048
♬~
213
00:20:16,327 --> 00:20:19,127
徳川殿…。
214
00:20:22,032 --> 00:20:28,332
我らの留守を
よろしくお頼み申し上げまする。
215
00:20:33,143 --> 00:20:35,843
ご武運を。
216
00:20:39,817 --> 00:20:42,152
(茶々)大政所様が?
217
00:20:42,152 --> 00:20:46,991
(秀吉)ああ もう危ねえんだと。➡
218
00:20:46,991 --> 00:20:54,164
悪いがの かか様のところに
帰ってやらねばなんねえ。
219
00:20:54,164 --> 00:21:00,304
もちろんでございます。
おそばにいてさしあげられませ。
220
00:21:00,304 --> 00:21:03,607
すまんの。
221
00:21:03,607 --> 00:21:07,607
何か困ったことがあったら…。
222
00:21:10,381 --> 00:21:14,081
前田利家に相談せえ。
223
00:21:17,121 --> 00:21:19,421
はい。
224
00:21:24,862 --> 00:21:34,271
♬~
225
00:21:34,271 --> 00:21:40,077
あ… ああ…。
226
00:21:40,077 --> 00:21:42,479
あ…。
227
00:21:42,479 --> 00:21:48,285
♬~
228
00:21:48,285 --> 00:21:53,824
(秀吉)ああ… あ…。
229
00:21:53,824 --> 00:22:01,524
(寧々)ずっと… 謝っておいでだったわ。
230
00:22:03,100 --> 00:22:06,770
[ 回想 ]
(仲)すまなんだ…。
231
00:22:06,770 --> 00:22:12,643
息子が…
皆に迷惑をかけて…➡
232
00:22:12,643 --> 00:22:17,948
ハア ハア… わしのせいだわ…。
233
00:22:17,948 --> 00:22:22,820
何で かか様のせいなんじゃ。
234
00:22:22,820 --> 00:22:28,959
腹いっぺえ… 食いてえ…。
235
00:22:28,959 --> 00:22:36,133
あれは いっつも そう言うとった…。
236
00:22:36,133 --> 00:22:41,271
じゃけど わし…➡
237
00:22:41,271 --> 00:22:48,271
あれに
な~んも与えてやれんかったでよ…。
238
00:22:49,980 --> 00:22:52,816
[ 回想 ]
(仲)あれは もう…➡
239
00:22:52,816 --> 00:22:58,989
自分でも
分からんようになっとるんだわ…。
240
00:22:58,989 --> 00:23:07,489
自分が… 本当は何が欲しかったんだか…。
241
00:23:09,233 --> 00:23:16,433
(仲)すまなんだ… 堪忍してちょう。
242
00:23:19,977 --> 00:23:24,248
(寧々)これ以上 何が欲しい。➡
243
00:23:24,248 --> 00:23:26,948
何が足らん?
244
00:23:28,619 --> 00:23:32,619
(寧々)この世の果てまでも
手に入れるおつもりか?
245
00:23:34,258 --> 00:23:39,463
たかが百姓の小せがれが
身の程をわきまえなされ!
246
00:23:39,463 --> 00:23:41,398
言葉を慎め。
247
00:23:41,398 --> 00:23:44,898
かか様の代わりに言うとるんだわ!
248
00:23:47,204 --> 00:23:50,474
私は…➡
249
00:23:50,474 --> 00:23:56,146
あなた様が この世の誰よりも
才ある お方と信じてきた。
250
00:23:56,146 --> 00:24:00,446
だから
あなた様と生きる決意をしたんだわ。
251
00:24:02,920 --> 00:24:05,720
なれど…。
252
00:24:10,093 --> 00:24:13,293
今は そう思えん。
253
00:24:14,965 --> 00:24:46,997
♬~
254
00:24:46,997 --> 00:24:51,702
やにわに押しかけて
申し訳ございませぬ。
255
00:24:51,702 --> 00:24:59,202
何か困ったことがあらば
家康殿にご相談申し上げよと殿下が。
256
00:25:02,079 --> 00:25:05,779
何か?
いえ。
257
00:25:07,417 --> 00:25:11,088
「母に似ている」。
258
00:25:11,088 --> 00:25:13,888
よく言われます。
259
00:25:16,893 --> 00:25:19,763
お困りなこととは?
260
00:25:19,763 --> 00:25:25,063
ずっと家康殿とお話がしたかったのです。
261
00:25:27,237 --> 00:25:30,437
我が母のこと。
262
00:25:32,109 --> 00:25:35,779
母から よう聞かされておりました。
263
00:25:35,779 --> 00:25:41,585
あなた様は
母がお慕い申し上げたお方だったと。
264
00:25:41,585 --> 00:25:47,785
いや… そのようなことは。
隠さなくとも ようございます。
265
00:25:50,260 --> 00:25:55,799
北ノ庄城が落城する中…➡
266
00:25:55,799 --> 00:26:01,905
母は最後まで
家康殿の助けを待っておりました。
267
00:26:01,905 --> 00:26:06,576
♬~
268
00:26:06,576 --> 00:26:12,916
なぜ…
来てくださらなかったのですか?
269
00:26:12,916 --> 00:26:19,416
♬~
270
00:26:24,094 --> 00:26:27,794
すまなかったと思っております。
271
00:26:34,237 --> 00:26:41,111
時折 無性につらくなります。
272
00:26:41,111 --> 00:26:47,611
父と母を死なせたお方の
妻であることが…。
273
00:26:51,655 --> 00:26:56,655
殿下を恨んでおいでで?
分かりませぬ。
274
00:26:58,962 --> 00:27:05,569
手を差し伸べていただいて
感謝もしております。
275
00:27:05,569 --> 00:27:09,072
でも…➡
276
00:27:09,072 --> 00:27:15,212
はしゃいでいなければ…
どうかしてしまいそうな時も…。
277
00:27:15,212 --> 00:27:18,012
(すすり泣き)
278
00:27:23,587 --> 00:27:27,090
茶々は➡
279
00:27:27,090 --> 00:27:30,093
ずっと思っておりました。
280
00:27:30,093 --> 00:27:39,236
あなた様は
私の父であったかもしれぬお方なのだと。
281
00:27:39,236 --> 00:27:42,139
まことの父は➡
282
00:27:42,139 --> 00:27:45,041
あなた様なのかもと。
283
00:27:45,041 --> 00:27:50,614
めっそうもない。
父上だと思って…➡
284
00:27:50,614 --> 00:27:55,914
お慕いしても ようございますか。
285
00:27:58,121 --> 00:28:02,392
茶々は➡
286
00:28:02,392 --> 00:28:06,062
あなた様に…➡
287
00:28:06,062 --> 00:28:09,566
守っていただきとうございます。
288
00:28:09,566 --> 00:28:16,072
♬~
289
00:28:16,072 --> 00:28:19,743
もちろん…➡
290
00:28:19,743 --> 00:28:22,543
お守りいたします。
291
00:28:24,214 --> 00:28:28,084
私にできることあらば➡
292
00:28:28,084 --> 00:28:30,784
なんなりと。
293
00:28:33,957 --> 00:28:37,594
(足音)
294
00:28:37,594 --> 00:28:40,894
(阿茶)殿 そろそろ。
295
00:28:50,607 --> 00:28:53,510
お初にお目にかかります。
296
00:28:53,510 --> 00:28:58,348
徳川大納言の側室 阿茶と申します。
297
00:28:58,348 --> 00:29:02,886
家康殿は 戦におなごを?
298
00:29:02,886 --> 00:29:07,057
殿下には お許しを頂いております。
299
00:29:07,057 --> 00:29:12,195
私は 殿方と同様のお役目を
任されておりまして➡
300
00:29:12,195 --> 00:29:15,565
鷹狩りにも お供いたしまする。
301
00:29:15,565 --> 00:29:19,365
ここで狩りはできぬと思いますが?
302
00:29:21,371 --> 00:29:26,076
殿下に取りついた狐がいるとのうわさを
耳にいたしました。
303
00:29:26,076 --> 00:29:31,882
我が殿にも取りついてはなりませぬゆえ
狐を見つけたら退治しようと…。➡
304
00:29:31,882 --> 00:29:36,219
お見かけになっておりませぬか?
305
00:29:36,219 --> 00:29:39,756
見ておりませぬ。
306
00:29:39,756 --> 00:29:45,456
狐退治 大いに励んでくだされ。
307
00:29:50,934 --> 00:29:53,603
家康殿。
308
00:29:53,603 --> 00:29:57,403
今日は これにて。
309
00:30:00,477 --> 00:30:14,624
♬~
310
00:30:14,624 --> 00:30:17,961
島津 毛利 小西などの陣から➡
311
00:30:17,961 --> 00:30:21,631
戦地と じかに取り交わしている文を
盗み出してきました。
312
00:30:21,631 --> 00:30:25,468
朝鮮攻めが滞っていることは
間違いございませぬ。
313
00:30:25,468 --> 00:30:28,505
(半蔵)明国の大軍勢が
敵の助けに入ったとあります。➡
314
00:30:28,505 --> 00:30:32,242
兵糧は尽きており
民は激しくあらがう様子。
315
00:30:32,242 --> 00:30:37,814
そして 朝鮮の冬の寒さは
こちらの比ではないとも。
316
00:30:37,814 --> 00:30:41,284
これが まことの姿か…。
317
00:30:41,284 --> 00:30:48,158
かの地
今頃 地獄の様相を呈していることかと…。
318
00:30:48,158 --> 00:30:54,831
(忠勝)殿下が大坂から戻られたら
しかと申し上げましょう。
319
00:30:54,831 --> 00:31:39,831
♬~
320
00:31:49,486 --> 00:31:57,360
改めて 大政所様➡
321
00:31:57,360 --> 00:32:00,660
お悔やみ申し上げます。
322
00:32:04,000 --> 00:32:06,500
うん。
323
00:32:13,109 --> 00:32:17,609
わしは あほうになった…。
324
00:32:19,449 --> 00:32:23,119
皆 そう思っとるらしい。
325
00:32:23,119 --> 00:32:27,619
狐に取りつかれとる。
326
00:32:31,795 --> 00:32:39,795
このわしが
小娘相手に思慮を失うと思うか?
327
00:32:45,141 --> 00:32:49,646
恐れながら➡
328
00:32:49,646 --> 00:32:55,151
茶々様は 遠ざけられるべきと存じまする。
329
00:32:55,151 --> 00:33:01,591
あのお方は
どこか計り知れぬところがございます。
330
00:33:01,591 --> 00:33:08,465
人の心に いつの間にか入り込むような…。
分かっとる!
331
00:33:08,465 --> 00:33:13,770
わしゃ み~んな 全て 分かっとる。
332
00:33:13,770 --> 00:33:19,570
のう? あれで 政を危うくはせん。
333
00:33:28,251 --> 00:33:30,787
茶々は離さんぞ。
334
00:33:30,787 --> 00:33:34,487
殿下のお心を惑わす お方。
335
00:33:38,128 --> 00:33:41,128
茶々を愚弄するのか。
336
00:33:42,799 --> 00:33:45,835
図に乗るなよ…。
337
00:33:45,835 --> 00:33:49,973
わしは太閤じゃ。
338
00:33:49,973 --> 00:33:56,646
その気になれば 徳川くらい潰せるぞ。
339
00:33:56,646 --> 00:34:02,418
♬~
340
00:34:02,418 --> 00:34:08,224
かつての
底知れぬ怖さがあった秀吉ならば…➡
341
00:34:08,224 --> 00:34:11,594
そんなことは口にすまい。
342
00:34:11,594 --> 00:34:16,099
♬~
343
00:34:16,099 --> 00:34:18,935
目を覚ませ。
344
00:34:18,935 --> 00:34:26,609
♬~
345
00:34:26,609 --> 00:34:29,512
惨めぞ 猿!
346
00:34:29,512 --> 00:34:38,121
♬~
347
00:34:38,121 --> 00:34:43,459
≪(忠勝)お待ちを!
≪(昌山)よいよい 構うな。 わしは将軍だ。
348
00:34:43,459 --> 00:34:46,963
(忠勝)お待ちを。
おう また来たぞ 大納言。
349
00:34:46,963 --> 00:34:49,465
太閤殿下も一緒だと聞いてな。
350
00:34:49,465 --> 00:34:52,268
3人でやろうではないか。
今度にしてくだされ。
351
00:34:52,268 --> 00:34:54,768
1杯だけじゃ。
352
00:34:56,472 --> 00:35:03,580
将軍だった頃はな この世の一番高い山の
てっぺんに立ってるようなもんでな➡
353
00:35:03,580 --> 00:35:10,086
下々の者が よ~く見えた。
何もかも分かっておった。
354
00:35:10,086 --> 00:35:14,886
そう… 思い込んでおった。
355
00:35:16,960 --> 00:35:21,798
だが 実のところは 全く逆でな。
356
00:35:21,798 --> 00:35:25,635
かすみがかって 何も見えとらん。
357
00:35:25,635 --> 00:35:30,635
周りが いいことしか言わんからじゃ。
358
00:35:32,342 --> 00:35:39,782
自分は そうはならん。
そう思っておっても なるんじゃ。
359
00:35:39,782 --> 00:35:43,953
遠慮なく
厳しいことを言ってくれる者がおって➡
360
00:35:43,953 --> 00:35:46,789
どれだけ助かったか…。
361
00:35:46,789 --> 00:35:50,126
てっぺんは独りぼっちじゃ。
362
00:35:50,126 --> 00:35:55,426
信用する者を間違えてはならんのう。
363
00:35:57,000 --> 00:36:01,070
さて 伊達のとこへ行くか。
364
00:36:01,070 --> 00:36:06,070
あいつは 酒が強いからの。 ハハハハ。
365
00:36:22,091 --> 00:36:27,591
おめえさんは ええのう…。
366
00:36:29,232 --> 00:36:32,932
ずっと羨ましかった…。
367
00:36:35,104 --> 00:36:39,242
生まれた時から➡
368
00:36:39,242 --> 00:36:46,042
おめえさんを慕う家臣が
周りに大勢おって…。
369
00:36:52,789 --> 00:36:55,789
わしには…。
370
00:37:00,663 --> 00:37:04,663
だ~れも おらんかった。
371
00:37:06,736 --> 00:37:15,411
♬~
372
00:37:15,411 --> 00:37:24,087
自分が… 本当は何が欲しかったんだか…。
373
00:37:24,087 --> 00:37:42,939
♬~
374
00:37:42,939 --> 00:37:46,242
わしを見捨てるなよ。
375
00:37:46,242 --> 00:38:01,391
♬~
376
00:38:01,391 --> 00:38:05,691
そなたは 京へ帰れ。
377
00:38:08,898 --> 00:38:14,098
殿下と一緒に 唐に渡るのでは?
378
00:38:16,773 --> 00:38:20,209
帰れ。
379
00:38:20,209 --> 00:38:25,581
茶々は…
殿下のおそばにいとうございます。
380
00:38:25,581 --> 00:38:27,917
ならん。
381
00:38:27,917 --> 00:38:33,723
♬~
382
00:38:33,723 --> 00:38:50,173
(泣き声)
383
00:38:50,173 --> 00:38:57,246
♬~
384
00:38:57,246 --> 00:39:03,553
これまでのことは 感謝しとる。
385
00:39:03,553 --> 00:39:10,426
(すすり泣き)
386
00:39:10,426 --> 00:39:24,926
(泣き声)
387
00:39:26,742 --> 00:39:35,751
こうして秀吉は 明との戦を休止させ
和睦に向けた話し合いを始めました。
388
00:39:35,751 --> 00:39:43,626
殿下のお望みにかなう実りを得られず
申し訳ございませぬ!
389
00:39:43,626 --> 00:39:48,764
(利家)いやいや… 頭を下げるに及ばん。➡
390
00:39:48,764 --> 00:39:53,636
明国の使いを同道させるとは
上出来ではないか。➡
391
00:39:53,636 --> 00:39:56,939
まことに でかした。➡
392
00:39:56,939 --> 00:39:59,842
のう? 殿下。
393
00:39:59,842 --> 00:40:08,251
そなたらが 最善を尽くしたのは
よう分かっておる。
394
00:40:08,251 --> 00:40:14,551
慣れぬ異国での戦 大儀であった。
395
00:40:16,459 --> 00:40:21,259
万事 そなたらの言うとおりにする。
396
00:40:22,965 --> 00:40:25,801
かたじけのうございます…!
397
00:40:25,801 --> 00:40:30,801
(秀吉)さぞ疲れたろう。 よう休め。
398
00:40:33,142 --> 00:40:38,842
ありがたき お言葉にございまする。
399
00:40:51,160 --> 00:40:53,496
(秀吉)家康。
はっ。
400
00:40:53,496 --> 00:40:55,831
利家。
はっ。
そなたらが➡
401
00:40:55,831 --> 00:41:00,670
明国の使いを丁重にもてなせ。
ははっ!
402
00:41:00,670 --> 00:41:05,870
では 我らは これにて。
うん。
403
00:41:11,314 --> 00:41:13,614
殿下!
404
00:41:20,022 --> 00:41:23,793
淀の方様より書状にございまする。
405
00:41:23,793 --> 00:41:26,493
茶々から?
406
00:41:28,130 --> 00:41:39,275
♬~
407
00:41:39,275 --> 00:41:41,975
そんな…!
408
00:41:43,646 --> 00:41:48,846
は…。
いかがなさいましたか?
409
00:41:50,419 --> 00:41:53,823
子が出来た!➡
410
00:41:53,823 --> 00:41:58,661
あ… 茶々が…➡
411
00:41:58,661 --> 00:42:01,931
また みごもった!
412
00:42:01,931 --> 00:42:06,235
♬~
413
00:42:06,235 --> 00:42:09,138
はあ~。
414
00:42:09,138 --> 00:42:14,944
おお… おお… おお~!
415
00:42:14,944 --> 00:42:20,616
あ~ アハハハハハ…!
416
00:42:20,616 --> 00:42:25,955
アッハッハッハッハッハッ…!
417
00:42:25,955 --> 00:42:31,127
アッハッハッハッハッハッ…!
418
00:42:31,127 --> 00:42:33,129
戦じゃ~!
419
00:42:33,129 --> 00:42:35,998
秀頼を… 頼む…。
420
00:42:35,998 --> 00:42:39,802
秀吉! こんな めちゃくちゃにして
放り出すのか!
421
00:42:39,802 --> 00:42:43,272
天下人は 無用と存じまする。
422
00:42:43,272 --> 00:42:46,475
お取りなされ 天下を。
423
00:42:46,475 --> 00:42:50,675
秀頼は あなたの子だとお思い?
424
00:42:52,281 --> 00:42:55,651
あとは… 任せよ。
425
00:42:55,651 --> 00:42:58,151
次回 どうする。
426
00:43:03,059 --> 00:43:08,864
空気が澄んだ日には 対馬が望める
朝鮮半島に近い この場所に➡
427
00:43:08,864 --> 00:43:15,971
秀吉は 唐入りの拠点
名護屋城を築きました。
428
00:43:15,971 --> 00:43:22,645
博物館には
当時の様子が描かれた屏風があります。
429
00:43:22,645 --> 00:43:30,645
秀吉は 大坂城に次ぐ規模の城を
半年足らずで 完成させます。
430
00:43:32,288 --> 00:43:38,828
更に 全国から160もの名だたる武将を
集結させ➡
431
00:43:38,828 --> 00:43:41,664
陣屋を造らせます。
432
00:43:41,664 --> 00:43:47,169
家康も
最大規模の軍勢 1万5, 000人を率いて➡
433
00:43:47,169 --> 00:43:50,172
この地に滞在しました。
434
00:43:50,172 --> 00:43:58,180
最盛期には 20万以上の人が往来する
京をも しのぐ一大都市が築かれ➡
435
00:43:58,180 --> 00:44:02,380
大名たちの交流の場になったといいます。
436
00:44:04,120 --> 00:44:11,460
戦いが長期に及ぶ中
秀吉は 大坂から黄金の茶室を運び➡
437
00:44:11,460 --> 00:44:14,960
茶々を呼んで過ごしたといいます。
438
00:44:16,966 --> 00:44:22,772
秀吉の死後は
程なく廃城となってしまった名護屋城。
439
00:44:22,772 --> 00:44:28,072
そこには
秀吉の壮大な野望の跡が広がっています。
36864