All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E37-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03
Afrikaans
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bengali
Bosnian
Bulgarian
Catalan
Cebuano
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Filipino
Finnish
French
Frisian
Galician
Georgian
German
Greek
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Khmer
Korean
Kurdish (Kurmanji)
Kyrgyz
Lao
Latin
Latvian
Lithuanian
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Nepali
Norwegian
Pashto
Persian
Polish
Portuguese
Punjabi
Romanian
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Sesotho
Shona
Sindhi
Sinhala
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Telugu
Thai
Turkish
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Odia (Oriya)
Kinyarwanda
Turkmen
Tatar
Uyghur
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:05,795 --> 00:00:13,270
♬～
2
00:00:13,270 --> 00:00:16,940
(徳川家康)お市… 様…？
3
00:00:16,940 --> 00:00:22,612
(豊臣秀吉)我が新たなる側室 茶々よ｡
4
00:00:22,612 --> 00:00:26,483
♬～
5
00:00:26,483 --> 00:00:28,983
(茶々)ダ～ン！
6
00:00:31,321 --> 00:00:34,090
(赤ちゃんの泣き声)
7
00:00:34,090 --> 00:00:37,390
茶々… ようやった…！
8
00:00:39,629 --> 00:00:43,629
(秀吉)あ… あ… ああ…｡
9
00:00:45,302 --> 00:00:47,804
(寧々)ようやりましたな 茶々殿｡
10
00:00:47,804 --> 00:00:52,309
はい｡ 殿下のお子でございます｡
11
00:00:52,309 --> 00:00:56,112
わしの…｡
(赤ちゃんの泣き声)
12
00:00:56,112 --> 00:01:01,918
わしの子じゃ！ ハッハッハッハッハ～！
13
00:01:01,918 --> 00:01:07,424
生涯初の我が子を得て
喜びの絶頂にある秀吉は➡
14
00:01:07,424 --> 00:01:14,124
勢いそのままに
関東北条攻めを決定したのでありました｡
15
00:01:23,940 --> 00:01:26,609
(北条氏直)今からでも遅くはありませぬ｡
16
00:01:26,609 --> 00:01:30,080
父上｡
秀吉のもとへ一刻も早く参りましょう！
17
00:01:30,080 --> 00:01:32,615
我が父も北条を救うべく➡
18
00:01:32,615 --> 00:01:35,652
関白様との談合を
続けてくれております｡➡
19
00:01:35,652 --> 00:01:38,152
どうか お早く！
20
00:01:42,792 --> 00:01:49,666
今しばらくの猶予を与えれば
北条氏政は必ず参ります｡
21
00:01:49,666 --> 00:01:52,302
(織田信雄)もはや猶予はない｡➡
22
00:01:52,302 --> 00:01:55,205
東国の平定に
ここまで てこずっておるのは➡
23
00:01:55,205 --> 00:02:00,043
大納言
そなたのしくじりでもあるのだぞ！
24
00:02:00,043 --> 00:02:04,414
(西笑承兌)
奥羽には 伊達政宗らもおります｡
25
00:02:04,414 --> 00:02:10,220
再び 天下が乱れること
あってはなりませぬ｡
26
00:02:10,220 --> 00:02:14,924
(信雄)さよう｡
北条を滅ぼせば 伊達らも ひざまずき➡
27
00:02:14,924 --> 00:02:19,262
天下一統 諸国惣無事が相成る｡
28
00:02:19,262 --> 00:02:24,601
(秀吉)大納言｡
直ちに軍勢を整えて小田原へ向かえ｡
29
00:02:24,601 --> 00:02:34,077
北条を滅ぼせば その領地
全て丸ごと おめえさんにくれてやる｡
30
00:02:34,077 --> 00:02:36,012
全て…｡
31
00:02:36,012 --> 00:02:38,782
(秀吉)褒美じゃ 褒美｡
32
00:02:38,782 --> 00:02:43,453
北条を成敗し そのまま治めよ｡
33
00:02:43,453 --> 00:02:46,790
(信雄)よかったのう！ 大納言！
34
00:02:46,790 --> 00:02:52,095
お待ちを｡ その褒美は お断り申し上げる｡
35
00:02:52,095 --> 00:02:58,795
北条には 所領の安堵を約束し
速やかに戦を終わらせてみせます！
36
00:03:00,637 --> 00:03:04,507
どれほどで終わらせる？
37
00:03:04,507 --> 00:03:07,444
よつき｡
みつきじゃ｡➡
38
00:03:07,444 --> 00:03:10,046
みつき｡
39
00:03:10,046 --> 00:03:16,920
秀吉の天下統一が
刻一刻と迫っておりました｡
40
00:03:16,920 --> 00:05:58,720
♬～
41
00:06:00,483 --> 00:06:03,219
(旭)はあ…｡
42
00:06:03,219 --> 00:06:06,122
とうとう戦でございますか｡
43
00:06:06,122 --> 00:06:09,726
(寧々)私も無用の戦と思うが…➡
44
00:06:09,726 --> 00:06:17,400
若君を授かって以来 淀城に入り浸って
私の言うことには 耳を貸しませぬ｡
45
00:06:17,400 --> 00:06:22,572
こないだなどは
唐を手に入れようかなどと｡
46
00:06:22,572 --> 00:06:27,043
唐？ 明国のことでございますか？
47
00:06:27,043 --> 00:06:31,581
(寧々)それは さすがに
戯れ言でございましょうがな｡➡
48
00:06:31,581 --> 00:06:35,418
秀長殿も病に伏せってしまわれた今➡
49
00:06:35,418 --> 00:06:41,718
殿下にもの申せるのは
徳川殿と 旭殿だけだわ｡
50
00:06:43,293 --> 00:06:45,793
頼みますぞ｡
51
00:06:49,265 --> 00:06:54,437
関白殿下の命により 北条攻めを行う｡
52
00:06:54,437 --> 00:07:00,076
小田原城を取り囲み
みつきで この戦を終わらせる｡
53
00:07:00,076 --> 00:07:07,817
子細は
平八郎 小平太 直政 その方らに任せる｡
54
00:07:07,817 --> 00:07:11,317
(井伊直政 本多忠勝 原康政)はっ｡
以上である｡
55
00:07:14,557 --> 00:07:18,728
(大久保忠世)う～ん
皆で戦うのは久しぶりじゃの｡
56
00:07:18,728 --> 00:07:21,030
(直政)先陣を務める我らは➡
57
00:07:21,030 --> 00:07:24,901
箱根から小田原までの道をおさえ
殿下の軍勢を迎えることである｡
58
00:07:24,901 --> 00:07:30,573
(忠勝)北条を決して侮るな｡
守りの固さは 天下一と心得よ｡
59
00:07:30,573 --> 00:07:32,909
(服部半蔵)我が服部勢は
どこを攻めればよい？
60
00:07:32,909 --> 00:07:35,912
(鳥居元忠)半蔵｡
お主も ついに武士となったんじゃな｡
61
00:07:35,912 --> 00:07:38,912
もともと武士でござる｡
(笑い声)
62
00:07:44,620 --> 00:07:48,925
(本多正信)おっ 阿茶様｡
63
00:07:48,925 --> 00:07:53,596
(阿茶)どうぞ お入りくださいませ｡
私も ご無礼ながら｡
64
00:07:53,596 --> 00:07:55,596
(正信)はっ｡
65
00:07:57,433 --> 00:08:05,875
甲斐 武田家の流れをくみ 才覚に秀で
政も手助けする このお方は➡
66
00:08:05,875 --> 00:08:12,215
君のご側室のお一人
阿茶局でございます｡
67
00:08:12,215 --> 00:08:18,888
しかし みつきで戦を終わらせるのは
難しいでしょうな｡
68
00:08:18,888 --> 00:08:23,559
さもなくば 北条は滅ぶ｡
69
00:08:23,559 --> 00:08:27,897
(正信)ふう… やむをえんのでは？
70
00:08:27,897 --> 00:08:31,234
殿下は➡
71
00:08:31,234 --> 00:08:35,738
その所領の全てを
我らに与えるつもりじゃ｡
72
00:08:35,738 --> 00:08:38,775
褒美だと｡ どう思う？
73
00:08:38,775 --> 00:08:43,413
(正信)これまでの５か国に加え
北条６か国…｡
74
00:08:43,413 --> 00:08:48,251
そんなうまい話
あるはずありませんな｡
75
00:08:48,251 --> 00:08:51,754
すなわち 北条領と引き換えに➡
76
00:08:51,754 --> 00:08:55,425
徳川の所領全てを
取り上げられるものと存じまする｡
77
00:08:55,425 --> 00:09:00,596
この戦の責めを徳川に負わせた
国替えってわけじゃ｡
78
00:09:00,596 --> 00:09:06,702
そうなれば… もう
我らの国に帰ってくることはできまい｡
79
00:09:06,702 --> 00:09:13,376
わしは そのまま
小田原入りを命じられるだろう｡
80
00:09:13,376 --> 00:09:18,014
(阿茶)この駿府も
ようやく出来上がろうというのに…｡
81
00:09:18,014 --> 00:09:24,314
このことを御一同が知れば
大いに動揺が広がるものと存じまする｡
82
00:09:26,222 --> 00:09:28,891
皆には言えん｡
83
00:09:28,891 --> 00:09:32,228
やはり 難関は武蔵 岩付城か｡
84
00:09:32,228 --> 00:09:34,897
(直政)
私の赤備えが 一もみにしてくれよう｡
85
00:09:34,897 --> 00:09:38,768
(忠世)功を焦るな 直政｡
わしが加勢してやろう｡
86
00:09:38,768 --> 00:09:48,044
皆 これまで 故郷を守るため
多くの犠牲を払って戦い続けてきた｡
87
00:09:48,044 --> 00:09:55,585
今更 その全てを取り上げられるなど
どうして言えようか…｡
88
00:09:55,585 --> 00:10:02,758
我らの手で 速やかに戦を終わらせ
北条の所領を安堵させる｡
89
00:10:02,758 --> 00:10:07,597
国替えを防ぐには それしかない｡
90
00:10:07,597 --> 00:10:32,622
♬～
91
00:10:32,622 --> 00:10:34,557
(せきばらい)
92
00:10:34,557 --> 00:10:38,427
♬～
93
00:10:38,427 --> 00:10:40,727
何じゃ？
94
00:10:43,633 --> 00:10:45,633
うん？
95
00:10:47,303 --> 00:10:51,641
天正18年２月10日➡
96
00:10:51,641 --> 00:10:55,478
駿府より徳川勢出陣｡
97
00:10:55,478 --> 00:11:02,919
続く３月１日 都より関白秀吉勢出陣｡
98
00:11:02,919 --> 00:11:10,259
総勢20万ともいわれる大軍勢が
小田原へ向け進軍｡
99
00:11:10,259 --> 00:11:19,435
(喚声)
100
00:11:19,435 --> 00:11:22,939
家臣一同 大いに奮戦｡
101
00:11:22,939 --> 00:11:30,680
服部正成もまた
兵を率い 数多くの首級をあげ…｡
102
00:11:30,680 --> 00:11:33,082
当たった…！
103
00:11:33,082 --> 00:11:35,785
服部党 続け～！
104
00:11:35,785 --> 00:11:38,454
(喚声)
105
00:11:38,454 --> 00:11:46,329
葉武者ども～！
我が首取って 手柄となせ～！
106
00:11:46,329 --> 00:11:51,801
我こそは 大久保忠世！
107
00:11:51,801 --> 00:11:55,471
小田原城を完全に包囲するも➡
108
00:11:55,471 --> 00:12:02,671
北条は かたくなに籠城を続け
早みつきが たとうとしておりました｡
109
00:12:04,180 --> 00:12:07,917
父祖伝統の地 小田原を守り抜く！
110
00:12:07,917 --> 00:12:10,753
秀吉に ひざまずくなど 断じてならぬ！
111
00:12:10,753 --> 00:12:13,422
このまま城に籠もっても勝てぬ！
112
00:12:13,422 --> 00:12:16,222
いずれ 兵糧も尽きるぞ！
113
00:12:21,163 --> 00:12:24,934
城が…！➡
114
00:12:24,934 --> 00:12:29,634
笠懸山に城が現れましてございます！
115
00:12:36,646 --> 00:12:41,384
一夜にして… なんということじゃ…｡
116
00:12:41,384 --> 00:12:49,959
♬～
117
00:12:49,959 --> 00:12:56,632
のう？ 小田原から見えぬように造らせて
出来上がったところで➡
118
00:12:56,632 --> 00:13:00,903
ここらの木々を一斉に
ザ～ッとの ザ～ッと切った｡
119
00:13:00,903 --> 00:13:07,777
まるで 一夜にして現れたかのよう…
名付けて一夜城よ｡
120
00:13:07,777 --> 00:13:12,615
フフ…
相変わらず 思いも寄らぬことをなさる…｡
121
00:13:12,615 --> 00:13:17,353
これほどの城郭が目の前に現れれば
震え上がるに相違ございませぬ｡
122
00:13:17,353 --> 00:13:19,288
逃げ出す兵も増えましょう｡
123
00:13:19,288 --> 00:13:24,593
(秀吉)この戦も終わりよのう｡
幾月かかったか｡
124
00:13:24,593 --> 00:13:28,931
そのことでございますが 殿下
申し上げたき儀が…｡
125
00:13:28,931 --> 00:13:31,834
大納言！
殿下｡
126
00:13:31,834 --> 00:13:34,737
小田原に向かって 小便をしよう！
127
00:13:34,737 --> 00:13:39,275
えっ？ いや… このような所では…｡
128
00:13:39,275 --> 00:13:45,081
お～ これにて
天下一統の総仕上げ 相成った｡
129
00:13:45,081 --> 00:13:48,951
長かった～｡ 長かったのう 大納言｡
130
00:13:48,951 --> 00:13:51,954
信長様も さぞ喜んでおられる…｡
殿下！
131
00:13:51,954 --> 00:13:59,095
北条に
武蔵 相模 伊豆 ３か国の安堵を条件に➡
132
00:13:59,095 --> 00:14:02,898
降伏を促しては いかがでしょうか｡
133
00:14:02,898 --> 00:14:05,401
ああ～ よう出たわ｡
134
00:14:05,401 --> 00:14:07,737
北条は 民にも慕われております｡
135
00:14:07,737 --> 00:14:10,239
このまま不毛な戦を続…｡
≪(茶々)殿下～！➡
136
00:14:10,239 --> 00:14:12,575
殿下！
あっ あ～ 来たか！➡
137
00:14:12,575 --> 00:14:16,412
何だ 上まで登ってきて｡
下で待ってればよいものを！
138
00:14:16,412 --> 00:14:19,749
だって 一刻も早く
殿下にお会いしたかったんですもの｡➡
139
00:14:19,749 --> 00:14:22,051
このくらいの山道
へっちゃらでございます！
140
00:14:22,051 --> 00:14:25,254
ほう～ そうか～！
141
00:14:25,254 --> 00:14:29,592
茶々が来ると
邪気がはらわれるようであろう！
142
00:14:29,592 --> 00:14:34,463
勝利をもたらす天女じゃ～｡
だから 呼んだんじゃ｡
143
00:14:34,463 --> 00:14:41,070
あ… 家康殿｡
またお会いでき うれしゅうございます｡
144
00:14:41,070 --> 00:14:44,273
はっ 茶々様｡
145
00:14:44,273 --> 00:14:48,444
用は済んだのう？ 大納言｡
わしは 茶々と話があるで｡
146
00:14:48,444 --> 00:14:53,082
殿下｡ 北条をお助けくだされ｡
147
00:14:53,082 --> 00:14:58,287
ひい ふう みい よ｡
148
00:14:58,287 --> 00:15:00,790
もう よつきじゃ｡
149
00:15:00,790 --> 00:15:05,394
北条領は一切 そなたのものじゃ｡
150
00:15:05,394 --> 00:15:08,731
そなたの旧領…➡
151
00:15:08,731 --> 00:15:18,240
三河 遠江 駿河 甲斐 信濃は
心配いらん｡➡
152
00:15:18,240 --> 00:15:22,044
しかるべき者に移ってもらい
治めさせる｡➡
153
00:15:22,044 --> 00:15:26,582
関東 奥羽は まだまだ従わぬ者も多い｡
154
00:15:26,582 --> 00:15:32,254
そなたには そちらに専念してもらう｡
のう？ よいな｡
155
00:15:32,254 --> 00:15:34,190
ん｡
156
00:15:34,190 --> 00:15:39,028
お待ちを｡
我が主 小田原が不服なわけでは➡
157
00:15:39,028 --> 00:15:42,264
決してございませぬが…｡
小田原？
158
00:15:42,264 --> 00:15:45,464
小田原は いかん｡
159
00:15:49,038 --> 00:15:51,538
江戸にせえ｡
160
00:15:56,779 --> 00:16:02,479
江戸…？
(秀吉)ああ 武蔵の江戸｡
161
00:16:04,019 --> 00:16:07,890
江戸は あまりに…｡
(秀吉)よいぞ あそこは｡
162
00:16:07,890 --> 00:16:15,231
街道の交わるとこじゃ｡
東国の要に最もふさわしい｡ うん｡
163
00:16:15,231 --> 00:16:20,102
お主は江戸｡➡
164
00:16:20,102 --> 00:16:24,573
この戦が片づいたら そのまま向かえ｡
のう？
165
00:16:24,573 --> 00:16:28,043
ああ そうじゃ｡ ついでに➡
166
00:16:28,043 --> 00:16:31,580
重臣たちも独り立ちさせてやれ｡
167
00:16:31,580 --> 00:16:36,452
城持ち大名にしてやれ｡
本多忠勝は 上総がよかろう｡
168
00:16:36,452 --> 00:16:42,591
原康政は 上野館林｡ 井伊直政は…｡
我が家中のことについては➡
169
00:16:42,591 --> 00:16:45,791
口出し無用にしていただきたい｡
170
00:16:47,429 --> 00:16:55,304
天下の武家は皆
関白殿下のご配下でございましょう？
171
00:16:55,304 --> 00:16:58,140
(秀吉)茶々の言うとおりじゃ｡
172
00:16:58,140 --> 00:17:03,712
東国をよろしく頼む｡ のう｡➡
173
00:17:03,712 --> 00:17:08,384
先ほど あちらで 小便をしてな｡
(茶々)まあ！ アハハッ｡
174
00:17:08,384 --> 00:17:13,222
(秀吉)信長様も喜んでおられる｡
(茶々)やだ～ フフフッ！
175
00:17:13,222 --> 00:17:18,394
江戸に町を作らせ 財を失わせ
ついでに…➡
176
00:17:18,394 --> 00:17:24,266
徳川の強みである家中を
バラバラにして つながりを断～つ｡
177
00:17:24,266 --> 00:17:32,408
とことんまで
我らの力をそぎに来たとも言えますな｡
178
00:17:32,408 --> 00:17:35,311
くっそ…｡
179
00:17:35,311 --> 00:17:40,582
♬～
180
00:17:40,582 --> 00:17:48,882
その僅か９日後
ついに北条家当主 氏直が降伏｡
181
00:18:02,371 --> 00:18:07,710
氏直殿 ようご決心なさった｡
182
00:18:07,710 --> 00:18:12,581
おふう｡ 大儀であった｡
183
00:18:12,581 --> 00:18:17,781
ありがたきお言葉に存じます｡ 父上｡
184
00:18:36,772 --> 00:18:41,772
(康政)よつきに及ぶ籠城
お見事でございました｡
185
00:18:45,047 --> 00:18:51,247
ご当主 氏直殿は
助命されるものと存じまする｡
186
00:18:52,788 --> 00:18:56,288
されど…｡
分かっておる｡
187
00:18:59,428 --> 00:19:04,628
わしは 腹を切り申す｡
188
00:19:08,003 --> 00:19:10,873
参ろう｡
189
00:19:10,873 --> 00:19:13,873
氏政殿｡
190
00:19:16,678 --> 00:19:19,882
お聞かせ願えますか｡
191
00:19:19,882 --> 00:19:23,719
何故…➡
192
00:19:23,719 --> 00:19:27,919
もっと早くご決心なさらなかったか｡
193
00:19:32,428 --> 00:19:37,728
夢を見たから… ですかな｡
194
00:19:39,902 --> 00:19:45,707
(氏政)かつて 今川氏真と
その妻である我が妹を通じて➡
195
00:19:45,707 --> 00:19:49,578
ある企てに誘われました｡➡
196
00:19:49,578 --> 00:19:58,078
小さな国々が争わず 助け合ってつながり
一つになるのだと｡
197
00:20:02,291 --> 00:20:08,991
(氏政)バカげた話だと思いつつも
心を奪われました｡
198
00:20:12,601 --> 00:20:22,611
我らは ただ…
関東の隅で 侵さず 侵されず➡
199
00:20:22,611 --> 00:20:29,311
我らの民と
豊かに穏やかに暮らしていたかっただけ｡
200
00:20:33,622 --> 00:20:37,622
なぜ それが許されんのかのう！
201
00:20:40,963 --> 00:20:47,469
世は…➡
202
00:20:47,469 --> 00:20:50,769
変わったのでござる｡
203
00:20:54,243 --> 00:21:02,543
その変わりゆく世に
力尽きるまで あらがいたかった｡
204
00:21:07,589 --> 00:21:16,289
(氏政)徳川殿｡ この関東の地
そなたが治めてくれるのであろう？
205
00:21:18,066 --> 00:21:22,604
我が民を…➡
206
00:21:22,604 --> 00:21:26,074
よろしく頼みまするぞ｡
207
00:21:26,074 --> 00:21:53,574
♬～
208
00:21:55,637 --> 00:21:58,540
[ 回想 ]
(秀吉)小田原は いかん｡
209
00:21:58,540 --> 00:22:02,240
お主は 江戸｡
210
00:22:03,912 --> 00:22:08,212
(正信)殿｡ 客人でございます｡
211
00:22:12,254 --> 00:22:14,590
治部殿｡
212
00:22:14,590 --> 00:22:17,259
小田原を制した ご挨拶に｡
213
00:22:17,259 --> 00:22:20,162
また 関東へのお国替え➡
214
00:22:20,162 --> 00:22:23,131
おめでとうござりまする｡
215
00:22:23,131 --> 00:22:29,331
そのことは…
殿下ともう一度 話し合うつもりじゃ｡
216
00:22:31,607 --> 00:22:38,780
(三成)織田信雄様も また
殿下にお国替えを命じられました｡
217
00:22:38,780 --> 00:22:40,816
信雄様が…？
218
00:22:40,816 --> 00:22:46,288
信雄様は それを不服とし
異を唱えたところ…➡
219
00:22:46,288 --> 00:22:49,091
改易と相なりました｡
220
00:22:49,091 --> 00:22:51,960
改易…｡
221
00:22:51,960 --> 00:22:55,797
織田家を取り潰すのか？
222
00:22:55,797 --> 00:23:01,097
徳川様は どうか ご辛抱を｡
223
00:23:06,041 --> 00:23:13,582
わしは
戦なき世をなすために殿下に従った｡
224
00:23:13,582 --> 00:23:21,757
今の殿下のやり方は ついていけぬ｡
225
00:23:21,757 --> 00:23:25,927
殿下は 賢明なるお方｡
226
00:23:25,927 --> 00:23:31,127
これまで一度として
間違ったことはございませぬ｡
227
00:23:32,701 --> 00:23:39,775
もし万が一
殿下が間違ったことをなさった時は➡
228
00:23:39,775 --> 00:23:44,575
この三成が お止めいたします｡
229
00:23:57,192 --> 00:24:00,796
(三成)戦なき世をなす…｡➡
230
00:24:00,796 --> 00:24:03,565
私は かねてより➡
231
00:24:03,565 --> 00:24:09,765
徳川様と 同じ星を見ていると
心得ております｡
232
00:24:13,742 --> 00:24:19,742
ともに
力を合わせてまいりとうございます｡
233
00:24:24,052 --> 00:24:26,588
治部殿…｡
234
00:24:26,588 --> 00:24:55,650
♬～
235
00:24:55,650 --> 00:25:01,390
江戸からも同じ星は見えまする｡
236
00:25:01,390 --> 00:25:11,032
♬～
237
00:25:11,032 --> 00:25:14,736
(正信)おっ 来おったな｡
238
00:25:14,736 --> 00:25:34,423
♬～
239
00:25:34,423 --> 00:25:38,059
(正信)一同に集まってもらったのは
ほかでもない｡➡
240
00:25:38,059 --> 00:25:42,859
殿より大事なお達しがある｡
落ち着いて聞かれよ｡
241
00:25:48,703 --> 00:25:54,643
関白殿下の命により…➡
242
00:25:54,643 --> 00:25:57,943
国替えと相なった｡
243
00:26:00,782 --> 00:26:07,556
北条領を賜る代わりに
我らの領国を…➡
244
00:26:07,556 --> 00:26:11,056
関白殿下に差し出す｡
245
00:26:15,430 --> 00:26:20,135
三河も…➡
246
00:26:20,135 --> 00:26:22,935
手放す｡
247
00:26:26,575 --> 00:26:31,046
(正信)一同 これより
おのおのの新たな領国へ移る｡
248
00:26:31,046 --> 00:26:38,546
天下静謐 日ノ本の安寧のため
誉れ高きことである！
249
00:26:40,422 --> 00:26:48,163
国をたつ前に伝えなかったのは
混乱を避けるためである｡
250
00:26:48,163 --> 00:26:52,133
異論は…➡
251
00:26:52,133 --> 00:26:57,272
認めぬ｡
(忠勝)殿｡
異論は認めんぞ！ 平八郎｡
252
00:26:57,272 --> 00:26:59,272
殿！
253
00:27:03,545 --> 00:27:10,545
関東も よいところに相違ござらん｡
254
00:27:12,554 --> 00:27:15,254
平八郎…？
255
00:27:16,892 --> 00:27:24,692
殿｡ 我らは とっくに
覚悟ができており申す｡
256
00:27:26,401 --> 00:27:32,741
新たな領国を治めるのも
また 大いにやりがいのあること｡
257
00:27:32,741 --> 00:27:35,941
腕が鳴りまする｡
258
00:27:37,579 --> 00:27:43,079
故郷には
ちゃんと別れを告げてまいりました｡
259
00:27:44,920 --> 00:27:49,791
皆… 知っておったのか？
260
00:27:49,791 --> 00:27:54,629
(平岩親吉)
実は 国をたつ前に 忠世殿から…｡
261
00:27:54,629 --> 00:27:57,065
(忠世)フッ｡
262
00:27:57,065 --> 00:28:02,871
わしは ただ… 正信に頼まれただけで｡➡
263
00:28:02,871 --> 00:28:08,677
国替えは避けられぬであろうから
皆に うまく伝えておいてくれと｡
264
00:28:08,677 --> 00:28:15,584
はあ… 全く こんな時ばかり頼られる｡
フッ｡
265
00:28:15,584 --> 00:28:18,887
ふざけたこと抜かすな！
断じて受け入れられん！
266
00:28:18,887 --> 00:28:24,025
(元忠)そうじゃ！
(直政)弱腰に過ぎる！ 戦じゃ！ 戦 戦！
267
00:28:24,025 --> 00:28:26,928
バカにしおって！
何のために 今までやってきたのか！
268
00:28:26,928 --> 00:28:29,397
何か申せ！
(元忠)わしらの国じゃぞ！
269
00:28:29,397 --> 00:28:32,033
(忠勝)家族は どうなるんじゃ！
わしらの国は どうなるんじゃ！
270
00:28:32,033 --> 00:28:36,404
(元忠)わし… わしらの… ハア ハア…｡➡
271
00:28:36,404 --> 00:28:40,742
もう駄目… もう駄目じゃ｡ ハア ハア…｡
272
00:28:40,742 --> 00:28:43,645
♬～
273
00:28:43,645 --> 00:28:47,616
気は済んだか｡
ああ｡
274
00:28:47,616 --> 00:28:52,354
彦殿｡ 泣くな 彦殿！
(元忠の泣き声)
275
00:28:52,354 --> 00:28:57,292
(泣き声)
276
00:28:57,292 --> 00:29:01,863
(元忠)忠世兄ぃに言い聞かされちゃ
従うほかねえわ｡
277
00:29:01,863 --> 00:29:09,004
おかげで故郷の山河に
皆 別れを告げることができ申した｡
278
00:29:09,004 --> 00:29:13,208
毎度ながら 勝手なことをいたしまして｡
279
00:29:13,208 --> 00:29:16,244
全くじゃ｡
280
00:29:16,244 --> 00:29:19,547
だが…➡
281
00:29:19,547 --> 00:29:23,218
礼を言う｡
どういたしまして｡
282
00:29:23,218 --> 00:29:27,918
♬～
283
00:29:33,561 --> 00:29:40,061
皆… 本当は悔しかろう｡
284
00:29:42,737 --> 00:29:45,537
無念であろう…｡
285
00:29:48,543 --> 00:29:55,750
このようなことになり…➡
286
00:29:55,750 --> 00:29:58,550
すまなかった｡
287
00:30:02,624 --> 00:30:05,460
このとおりじゃ｡
(直政)おやめくだされ！➡
288
00:30:05,460 --> 00:30:10,265
なぜ謝ることがありましょうや！
また一から始めれば よいだけのこと｡
289
00:30:10,265 --> 00:30:18,006
そのとおり｡ この乱世を
我らは こうして生き延びたのですから｡
290
00:30:18,006 --> 00:30:21,276
それで 十分｡
291
00:30:21,276 --> 00:30:23,778
(忠勝)そうじゃ｡➡
292
00:30:23,778 --> 00:30:26,614
我らは生き延びたんじゃ｡
293
00:30:26,614 --> 00:30:29,517
信じられるか？
294
00:30:29,517 --> 00:30:36,324
今川 武田も滅び
織田も力を失った乱世を➡
295
00:30:36,324 --> 00:30:41,963
我らは生き延びたんじゃぞ！
うん うん…｡
296
00:30:41,963 --> 00:30:50,105
貧しくて ちっぽけだった わしらがなあ｡
信じられんわ｡ フッフッ｡
297
00:30:50,105 --> 00:30:55,310
しかも あの弱虫な殿のもとでじゃ｡➡
298
00:30:55,310 --> 00:30:58,810
これ以上 何を望みましょうか｡
299
00:31:00,482 --> 00:31:02,782
(忠世)殿｡
300
00:31:04,919 --> 00:31:08,419
殿のおかげでござる｡
301
00:31:12,660 --> 00:31:17,265
ありがとうございまする！
302
00:31:17,265 --> 00:31:33,281
♬～
303
00:31:33,281 --> 00:31:36,581
こちらこそじゃ…｡
304
00:31:38,153 --> 00:31:43,958
こんな わしに…➡
305
00:31:43,958 --> 00:31:47,958
よう ついてきてくれた…｡
306
00:31:49,731 --> 00:31:53,301
よう支えてくれた…｡
307
00:31:53,301 --> 00:31:58,173
♬～
308
00:31:58,173 --> 00:32:01,576
皆のおかげじゃ｡
309
00:32:01,576 --> 00:32:11,286
♬～
310
00:32:11,286 --> 00:32:17,759
(すすり泣き)
311
00:32:17,759 --> 00:32:19,694
(酒瓶を置く音)
312
00:32:19,694 --> 00:32:24,532
(正信)かあ～！ ハハハハハッ｡
313
00:32:24,532 --> 00:32:29,270
正信！ いつの間に！
ったく 気が利くのう｡
314
00:32:29,270 --> 00:32:31,940
おう 湿っぽいのはやめじゃ！
315
00:32:31,940 --> 00:32:34,442
(親吉)わしらにゃ
笑ってお別れがお似合いじゃわ！
316
00:32:34,442 --> 00:32:36,377
そうじゃ そうじゃ｡
(直政)そうじゃな｡
317
00:32:36,377 --> 00:32:42,183
先のことを話しましょうぞ｡
殿｡ 我らは どこを所領に頂けるので？
318
00:32:42,183 --> 00:32:46,955
ああ｡ 皆 城持ち大名になるぞ｡
お～！
319
00:32:46,955 --> 00:32:49,624
正信 伝えてやれ｡
(正信)はっ｡
320
00:32:49,624 --> 00:32:52,961
井伊直政殿➡
321
00:32:52,961 --> 00:32:57,298
上野箕輪｡
(一同)お～｡
322
00:32:57,298 --> 00:33:02,737
直政｡ 信濃と越後の抑え
そなたなら うまくできよう｡
323
00:33:02,737 --> 00:33:06,241
が…➡
324
00:33:06,241 --> 00:33:11,412
調子に乗って ムチャはするなよ｡
はっ｡
325
00:33:11,412 --> 00:33:15,283
(正信)原康政殿➡
326
00:33:15,283 --> 00:33:19,587
本多忠勝殿｡➡
327
00:33:19,587 --> 00:33:24,425
上野館林｡
(一同)お～｡
328
00:33:24,425 --> 00:33:29,063
(正信)上総万喜｡
(一同)お～｡
329
00:33:29,063 --> 00:33:36,804
小平太｡ ちぎれ具足をまとっていたお主が
大名じゃ｡ これからも励め｡
330
00:33:36,804 --> 00:33:38,806
はっ！
331
00:33:38,806 --> 00:33:40,808
平八郎｡
332
00:33:40,808 --> 00:33:43,444
主君と…｡
333
00:33:43,444 --> 00:33:47,315
主君などと… 俺は認めぬ｡
334
00:33:47,315 --> 00:33:50,952
認めてもらえると よいのう｡
335
00:33:50,952 --> 00:33:53,855
(笑い声)
はっ！
336
00:33:53,855 --> 00:33:57,825
(正信)鳥居元忠殿！
オホホ…｡
337
00:33:57,825 --> 00:34:02,563
(正信)平岩親吉殿！➡
338
00:34:02,563 --> 00:34:06,901
下総矢作｡
お～｡
339
00:34:06,901 --> 00:34:11,773
(正信)上野厩橋｡
(元忠)もったいないのう｡
340
00:34:11,773 --> 00:34:18,613
彦｡ そなたなら きっと領民に慕われよう｡
341
00:34:18,613 --> 00:34:22,750
ははっ！
けんかっ早いのは直せよ｡ おい｡
342
00:34:22,750 --> 00:34:24,786
七｡
343
00:34:24,786 --> 00:34:29,624
離れ離れになっても 泣くでないぞ！
344
00:34:29,624 --> 00:34:32,260
泣きませぬ！
(笑い声)
345
00:34:32,260 --> 00:34:34,295
(忠世)泣いとるではないか｡
(笑い声)
346
00:34:34,295 --> 00:34:44,272
さて こうなると難しいのが
ここ 相模小田原を誰に任せるかじゃ…｡
347
00:34:44,272 --> 00:34:49,772
(正信)皆が納得するのは
一人しかおられぬかと｡
348
00:34:57,285 --> 00:35:00,321
(正信)わしが三河を追放されとる間➡
349
00:35:00,321 --> 00:35:07,562
我が妻子の世話をしてくれたこと
感謝してもし切れん｡
350
00:35:07,562 --> 00:35:11,399
何を今更 昔のことを｡
小っ恥ずかしいわ！
351
00:35:11,399 --> 00:35:14,902
我らが ここまでやってこられたのは➡
352
00:35:14,902 --> 00:35:19,774
わしの知らぬところで
そなたが陰ひなたとなって➡
353
00:35:19,774 --> 00:35:23,911
この暴れ馬どもを
つないでくれておったからじゃ｡
354
00:35:23,911 --> 00:35:27,711
ヘヘ… もったいなき お言葉｡
355
00:35:32,587 --> 00:35:36,424
大久保忠世｡
356
00:35:36,424 --> 00:35:39,260
小田原を与える｡
357
00:35:39,260 --> 00:35:54,609
♬～
358
00:35:54,609 --> 00:36:03,418
隠居間近の老体には
いささか大仕事が過ぎまするが…➡
359
00:36:03,418 --> 00:36:11,918
残りの命
小田原の安寧に全てささげる所存｡
360
00:36:14,395 --> 00:36:18,566
謹んで➡
361
00:36:18,566 --> 00:36:21,469
お受けいたしまする！
362
00:36:21,469 --> 00:36:26,441
♬～
363
00:36:26,441 --> 00:36:33,414
三河一の色男 大久保忠世に候｡
フッ｡
364
00:36:33,414 --> 00:36:36,751
ハハハッ！
うん！
365
00:36:36,751 --> 00:36:41,622
小田原は 相模一の色男にお任せあれ！
366
00:36:41,622 --> 00:36:44,058
(笑い声)
367
00:36:44,058 --> 00:36:47,929
して 殿は いずこを？
おう｡
368
00:36:47,929 --> 00:36:50,431
殿は 江戸｡
369
00:36:50,431 --> 00:36:53,334
(一同)江戸？
そのような所では…｡
370
00:36:53,334 --> 00:36:57,205
よいのじゃ｡ 今は ぬかるみだらけだが➡
371
00:36:57,205 --> 00:37:01,709
わしは かの地を 大坂をしのぐ街に
してみせると決めておる｡
372
00:37:01,709 --> 00:37:05,546
おおっ！
吹きっさらしの粗末な城も造り直すぞ｡
373
00:37:05,546 --> 00:37:11,219
(一同)おお～｡
では 次 集まる時は 江戸ぞ！
374
00:37:11,219 --> 00:37:13,154
(一同)おう！
いざ！
375
00:37:13,154 --> 00:37:15,089
(半蔵)と と… と…｡
(一同)いざ！
殿 殿 殿｡
376
00:37:15,089 --> 00:37:21,389
ハハ… ハ…
いまだ 名を呼ばれぬ者が一人おります｡
377
00:37:23,231 --> 00:37:28,402
(半蔵)ハハッ
わしゃ どの地を頂けるので？
378
00:37:28,402 --> 00:37:32,273
指折り数えてみたが
もう残ってない気が…｡
379
00:37:32,273 --> 00:37:34,909
わしは 何で呼ばれたんじゃろう｡
380
00:37:34,909 --> 00:37:39,413
半蔵は…➡
381
00:37:39,413 --> 00:37:42,450
呼ばなくてようございましたな｡
いや…｡
382
00:37:42,450 --> 00:37:44,919
ハッハッハッハッ！
383
00:37:44,919 --> 00:37:49,257
ハハハハハハ…！
半蔵｡
384
00:37:49,257 --> 00:37:51,192
はっ｡
385
00:37:51,192 --> 00:37:55,429
わしと共に 江戸へ行こう｡
386
00:37:55,429 --> 00:37:59,300
(一同)お～｡
どこか やるさ｡
387
00:37:59,300 --> 00:38:02,703
うんうん｡
どこかだ｡ うん｡
388
00:38:02,703 --> 00:38:04,739
(半蔵)江戸…｡
389
00:38:04,739 --> 00:38:09,210
服部党も皆 正真正銘の武士として
取り立ててくださいますか？
390
00:38:09,210 --> 00:38:18,219
もちろんじゃ｡ お主らに
何度 命を助けてもらったと思うておる｡
391
00:38:18,219 --> 00:38:23,391
♬～
392
00:38:23,391 --> 00:38:28,229
方々
それぞれの所領 しかと治められませ！
393
00:38:28,229 --> 00:38:34,101
我ら 徳川家中
離れ離れになっても 心は一つじゃ！
394
00:38:34,101 --> 00:38:37,238
(一同)心は一つじゃ～！
395
00:38:37,238 --> 00:38:40,141
♬～
396
00:38:40,141 --> 00:38:43,411
(一同)あ～！
397
00:38:43,411 --> 00:38:46,314
まだまだ隠居できぬか！
398
00:38:46,314 --> 00:38:49,283
ハハハハハッ！
399
00:38:49,283 --> 00:38:53,120
なあ？
江戸じゃ｡
よいではないか｡
400
00:38:53,120 --> 00:38:57,320
♬～
401
00:38:58,926 --> 00:39:01,426
(福島正則)秀長様！
402
00:39:03,531 --> 00:39:09,403
秀長様！ 天下一統 相なってございます！
403
00:39:09,403 --> 00:39:12,403
(豊臣秀長)そうか…｡
404
00:39:24,819 --> 00:39:32,819
とうとう やりなさったな… 兄様…｡
405
00:39:35,229 --> 00:39:42,429
これ以上の欲は 張りなさんなよ…｡
406
00:39:43,938 --> 00:39:54,615
(祈とう)
407
00:39:54,615 --> 00:40:02,056
(祈とう)
408
00:40:02,056 --> 00:40:04,759
(祈とう)
409
00:40:04,759 --> 00:40:20,608
(寧々の泣き声と 祈とう)
410
00:40:20,608 --> 00:40:23,511
(でんでん太鼓の音)
411
00:40:23,511 --> 00:40:26,781
ハッハッハッハッ…｡➡
412
00:40:26,781 --> 00:40:30,951
ハッハッハッハッ…
ハッハッハッハッ…｡
413
00:40:30,951 --> 00:40:40,251
ハッハッハッハッ…
ハッハッハッハッ…！
414
00:40:42,963 --> 00:40:45,800
次は…➡
415
00:40:45,800 --> 00:40:49,303
何を手に入れようかのう｡➡
416
00:40:49,303 --> 00:40:53,974
ハッハッハッハッ…
ハッハッハッハッ…！
417
00:40:53,974 --> 00:40:58,274
ハッハッハッハッ…！
418
00:41:03,417 --> 00:41:08,756
(伊奈忠次)こちらをご覧くだされ｡
次は この日比谷入り江をどうするか｡➡
419
00:41:08,756 --> 00:41:12,059
江戸に人を多く集めるには
土地が足りませぬ｡
420
00:41:12,059 --> 00:41:14,595
そこで 良案がございます｡
421
00:41:14,595 --> 00:41:17,431
こちらの神田山を削り➡
422
00:41:17,431 --> 00:41:21,068
その土で日比谷入り江を埋め立てまする｡
423
00:41:21,068 --> 00:41:24,271
ほう～｡
(正信)途方もない試みじゃな｡
424
00:41:24,271 --> 00:41:26,307
我らにお任せあれ｡
おう｡
425
00:41:26,307 --> 00:41:29,944
大いにやるがよい｡
426
00:41:29,944 --> 00:41:37,685
しかし 町を一から作るとは…
楽しいもんじゃな｡
427
00:41:37,685 --> 00:41:40,454
フッフッフッ｡
御免｡ 御免！
428
00:41:40,454 --> 00:41:43,491
うん？ こう こう こう…｡
429
00:41:43,491 --> 00:41:47,191
関白殿下より 朱印状が参りました｡
430
00:42:00,641 --> 00:42:03,641
いかがなさいました？
431
00:42:05,246 --> 00:42:07,746
戦じゃ…｡
432
00:42:12,753 --> 00:42:18,559
朝鮮を従え…➡
433
00:42:18,559 --> 00:42:22,062
明国をとると…｡
434
00:42:22,062 --> 00:42:30,805
♬～
435
00:42:30,805 --> 00:42:35,075
朝鮮国は 成敗することと相なり申した｡
436
00:42:35,075 --> 00:42:37,978
今の殿下は これまでと同じであろうか｡
437
00:42:37,978 --> 00:42:41,449
わしは 将軍だぞ！
この戦 本当のことは➡
438
00:42:41,449 --> 00:42:44,084
我らに知らされていないということも
あろうかと｡
439
00:42:44,084 --> 00:42:46,987
狐に取りつかれている｡
440
00:42:46,987 --> 00:42:50,791
惨めぞ 猿！ 目を覚ませ｡
441
00:42:50,791 --> 00:42:55,463
家康殿｡ お慕いしても ようございますか｡
442
00:42:55,463 --> 00:42:57,963
次回 どうする｡
443
00:43:05,806 --> 00:43:11,078
ここ 小田原城を居城に
関東一帯を支配していたのが➡
444
00:43:11,078 --> 00:43:13,948
北条氏｡
445
00:43:13,948 --> 00:43:20,621
天正18年 豊臣軍およそ20万 対
北条軍およそ５万の➡
446
00:43:20,621 --> 00:43:24,091
小田原合戦が起きました｡
447
00:43:24,091 --> 00:43:33,300
小田原城は 城下町の周囲９kmを
堀と土塁で囲んだ難攻不落の城｡
448
00:43:33,300 --> 00:43:39,500
堀の底を通る豊臣軍を
上から迎え撃ったといいます｡
449
00:43:41,041 --> 00:43:44,912
対する秀吉は 笠懸山に築城｡
450
00:43:44,912 --> 00:43:50,117
周囲の木を伐採して
突然 城が現れたように見せたことで➡
451
00:43:50,117 --> 00:43:53,654
北条軍は戦意喪失｡
452
00:43:53,654 --> 00:43:55,854
お～｡
453
00:44:05,599 --> 00:44:11,472
こうして秀吉は 小田原合戦に勝利したと
いわれています｡
454
00:44:11,472 --> 00:44:16,243
その後 小田原城主となった
大久保忠世は➡
455
00:44:16,243 --> 00:44:21,448
河川や田園地帯を整備
民衆の住みよい街に変え➡
456
00:44:21,448 --> 00:44:26,448
宿場町として発展する基盤を
作ったのでした｡
39210
