All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E36-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03

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23 00:03:27,481 --> 00:03:31,818 (於愛)「天正四年五月二十日。➡ 24 00:03:31,818 --> 00:03:35,322 思いがけぬ お話を頂いた」。 25 00:03:35,322 --> 00:03:39,993 (瀬名)よい笑顔じゃ。➡ 26 00:03:39,993 --> 00:03:44,865 愛や。 殿のこと➡ 27 00:03:44,865 --> 00:03:48,702 よろしく頼みます。 28 00:03:48,702 --> 00:03:51,338 えっ? 29 00:03:51,338 --> 00:03:59,338 そなたのおおらかなところが きっと この先 殿の助けになろう。 30 00:04:01,014 --> 00:04:07,314 あの… 精いっぱい励みます。 31 00:04:09,122 --> 00:04:12,459 (於愛)「お方様…➡ 32 00:04:12,459 --> 00:04:18,259 私の笑顔は 偽りでございます」。 33 00:04:22,969 --> 00:04:29,609 (於愛)「殿のことは 心から敬い申し上げているけれど…」。 34 00:04:29,609 --> 00:04:31,809 (徳川家康)於愛。 35 00:04:33,480 --> 00:04:35,480 (於愛)はい。 36 00:04:37,150 --> 00:04:40,187 (於愛)「お慕いするお方では…➡ 37 00:04:40,187 --> 00:04:42,487 ない」。 38 00:04:45,859 --> 00:04:52,332 あ… ハア ハア…。 39 00:04:52,332 --> 00:07:34,532 ♬~ 40 00:07:35,996 --> 00:07:40,467 そうか… 見つからんか…。 41 00:07:40,467 --> 00:07:44,804 (鳥居元忠)はっ。 忠世兄ぃと懸命に捜しておりますが➡ 42 00:07:44,804 --> 00:07:48,608 一向に見つかりません。 43 00:07:48,608 --> 00:07:52,812 何をお探しなのです? お手伝いいたしましょうか? 44 00:07:52,812 --> 00:07:55,615 いや なに こっちの話よ。 45 00:07:55,615 --> 00:08:00,921 ところで 於愛 平八郎と稲は まだ納得しとらんか? 46 00:08:00,921 --> 00:08:03,757 ご重臣の姫君を➡ 47 00:08:03,757 --> 00:08:09,930 まずは徳川殿の養女にするという形でも 構いませぬが。 48 00:08:09,930 --> 00:08:16,269 はあ。 真田の家風が合わぬとか何とか…。 49 00:08:16,269 --> 00:08:19,773 まあ 無理強いするつもりもないが…➡ 50 00:08:19,773 --> 00:08:23,577 戦には しとうないでな。 51 00:08:23,577 --> 00:08:27,447 私が甲斐に戻る前に 平八郎を説き伏せます。 52 00:08:27,447 --> 00:08:30,951 では。 53 00:08:30,951 --> 00:08:35,455 ≪(於愛)稲の方は もう一度 私から話してみます。 54 00:08:35,455 --> 00:08:38,291 うむ…。 55 00:08:38,291 --> 00:08:44,097 旭は 出立の支度できておるか? はい。 56 00:08:44,097 --> 00:08:49,002 では 行ってまいる。 於愛 留守を頼んだぞ。 57 00:08:49,002 --> 00:08:51,838 はい。 58 00:08:51,838 --> 00:08:55,338 いつも いい笑顔じゃのう。 59 00:09:02,482 --> 00:09:09,089 都にて 豊臣政権を支えるお立場となった神の君。 60 00:09:09,089 --> 00:09:16,789 ご心労のもとは 上洛を拒む 北条の問題で…。 61 00:09:21,267 --> 00:09:25,772 (豊臣秀吉)やっ! はっ! はっ! あっ…! 62 00:09:25,772 --> 00:09:27,707 北条は いつ参る。 63 00:09:27,707 --> 00:09:32,445 (酒井忠次)はっ。 近いうちに 殿下のもとに参じるものと存じます。 64 00:09:32,445 --> 00:09:37,283 もう よかろう大納言。 関東を攻めよ。 65 00:09:37,283 --> 00:09:42,122 お待ちを。 北条には 我が娘が嫁いでおり➡ 66 00:09:42,122 --> 00:09:45,458 よい間柄を築いてくれております。 67 00:09:45,458 --> 00:09:51,331 北条氏政 氏直父子を 必ずや 説得するものと存じまする。 68 00:09:51,331 --> 00:09:55,802 (原康政) このままでは 必ず戦となります。 69 00:09:55,802 --> 00:09:59,673 (おふう)我が父は 戦を避けたい一心。 70 00:09:59,673 --> 00:10:05,311 どうか 父を信じてくださいませ。 71 00:10:05,311 --> 00:10:08,982 (北条氏政)そうしたいが…➡ 72 00:10:08,982 --> 00:10:15,855 徳川殿は 我らとの約束を 果たしてくれておらんでな。 73 00:10:15,855 --> 00:10:21,327 (豊臣秀長)北条と真田の 領地を巡るいざこざは いかな具合に? 74 00:10:21,327 --> 00:10:24,364 こじれたままでは 北条は言うことを聞きますまい。 75 00:10:24,364 --> 00:10:29,202 ご心配なく。 真田には 代わりの領地を与えることで➡ 76 00:10:29,202 --> 00:10:32,505 沼田からは手を引かせます。 77 00:10:32,505 --> 00:10:38,845 また 真田の求めに応じ 本多忠勝の娘を我が養女とした上で➡ 78 00:10:38,845 --> 00:10:42,145 こし入れさせる用意も進めております。 79 00:10:45,518 --> 00:10:49,218 真田は好きではございませぬ。 80 00:10:50,857 --> 00:10:52,792 (本多忠勝)はあ~。 81 00:10:52,792 --> 00:10:58,732 このとおり しつけもなっとらん じゃじゃ馬で お恥ずかしい限り。➡ 82 00:10:58,732 --> 00:11:04,932 こんなやつを こし入れさせれば 真田との仲が かえって悪くなってしまう。 83 00:11:06,473 --> 00:11:09,342 あいにく父に似てしまったもので。 84 00:11:09,342 --> 00:11:11,478 俺のせいにするな。 85 00:11:11,478 --> 00:11:16,349 稲が幼い頃 槍だの弓だのばかり 私に教えたではありませんか。 86 00:11:16,349 --> 00:11:19,352 だから こんなことに! 関わりあるか! 87 00:11:19,352 --> 00:11:22,489 あほたわけ。 やめんか! 88 00:11:22,489 --> 00:11:25,158 お稲殿。 89 00:11:25,158 --> 00:11:28,658 好き嫌いは脇に置かれませ。 90 00:11:30,330 --> 00:11:34,834 (於愛)北条家に嫁いだ おふう殿のことは 知っておりましょう? 91 00:11:34,834 --> 00:11:41,708 今まさに 戦を避けようと 懸命に北条殿を説得しておいでです。➡ 92 00:11:41,708 --> 00:11:47,180 そなたも 同様の役目が求められております。 93 00:11:47,180 --> 00:11:52,480 大事な お役目でございますよ。 94 00:12:00,727 --> 00:12:05,565 旭。 我らは一度 駿府に戻るが➡ 95 00:12:05,565 --> 00:12:11,971 そなたは このまま 大政所様のおそばに いてさしあげたら どうじゃ。 96 00:12:11,971 --> 00:12:18,845 おお。 それが ようございます。 私も京勤めとなりましたので。 97 00:12:18,845 --> 00:12:23,583 (旭)なれど 私は 人質でもありますで…➡ 98 00:12:23,583 --> 00:12:26,820 徳川の所領におらなならんのでは? 99 00:12:26,820 --> 00:12:30,623 今更 人質などと思っとらん。 100 00:12:30,623 --> 00:12:36,323 我が正室として 京での務めを支えてくれればよい。 101 00:12:37,997 --> 00:12:43,803 (寧々)よい旦那様でございますな 旭殿。 102 00:12:43,803 --> 00:12:48,803 まこと ありがとうごぜえます。 殿。 103 00:12:51,344 --> 00:12:53,644 ヘヘ…。 104 00:12:59,652 --> 00:13:02,352 (秀長)遅くなり申した。 105 00:13:05,792 --> 00:13:09,662 兄は 今日は戻れんそうで… 申し訳ない。 106 00:13:09,662 --> 00:13:16,436 (忠次)あ… お忙しいですな。 このごろ より一層 意気軒昂なご様子で。 107 00:13:16,436 --> 00:13:19,305 周りの者の生気を吸い取って➡ 108 00:13:19,305 --> 00:13:23,305 自分だけ どんどん血気盛んになる もののけのよう。 109 00:13:24,978 --> 00:13:30,316 新たな側室に ご執心で 奥に入り浸っておるんだわ。 110 00:13:30,316 --> 00:13:33,820 義姉様。 今は よいではござらんか。 111 00:13:33,820 --> 00:13:38,320 兄様は 義姉様のことを 一番大事にしております。 112 00:13:40,159 --> 00:13:43,830 そりゃ分かっておるが➡ 113 00:13:43,830 --> 00:13:46,866 あの男は…➡ 114 00:13:46,866 --> 00:13:50,336 病だわ。 115 00:13:50,336 --> 00:13:54,207 何でも欲しがる…➡ 116 00:13:54,207 --> 00:13:56,843 病。 117 00:13:56,843 --> 00:14:02,949 ♬~ 118 00:14:02,949 --> 00:14:05,285 どうぞ…。 ああ… こんなにたくさん…。 119 00:14:05,285 --> 00:14:07,785 さあさ こちらへ どうぞ。 120 00:14:10,790 --> 00:14:14,127 どうぞ。 お… おありがとうございます。 121 00:14:14,127 --> 00:14:17,463 次は そちらで着物を。 あっ ありがとうございます。 122 00:14:17,463 --> 00:14:24,163 長丸 福松。 そなたらも皆へ施しを。 (福松 長丸)はい 母上。 123 00:14:25,805 --> 00:14:27,740 ありがとうございます。 124 00:14:27,740 --> 00:14:30,610 (長丸)こちらもな。 ありがとうございます。 若君。 125 00:14:30,610 --> 00:14:36,149 慈悲深え お方様じゃ…。 徳川様に来ていただいて よかったのう。 126 00:14:36,149 --> 00:14:40,620 私も目が悪いでな 何となく ひと事には思えぬゆえ。 127 00:14:40,620 --> 00:14:42,555 また来月も おいでなさいな。 128 00:14:42,555 --> 00:14:45,992 (口々に)ありがとうございます。 129 00:14:45,992 --> 00:14:48,328 さあ 次の者たちも呼んでおくれ。 130 00:14:48,328 --> 00:14:50,628 は~い ただいま。 131 00:14:52,832 --> 00:14:58,638 ハア… ハア…。 132 00:14:58,638 --> 00:15:01,941 ♬~ 133 00:15:01,941 --> 00:15:08,581 (本多正信)御免。 於愛様~ 実は いささか面倒なことが。 134 00:15:08,581 --> 00:15:11,117 (於愛)面倒なこと? 平八郎が➡ 135 00:15:11,117 --> 00:15:14,020 真田に娘はやらんと いきまいておりまして。 136 00:15:14,020 --> 00:15:16,220 えっ? 137 00:15:19,592 --> 00:15:24,130 (大久保忠世)このあほたわけ! 何がしたいんじゃ お主は。 138 00:15:24,130 --> 00:15:26,966 すいません。 139 00:15:26,966 --> 00:15:28,901 (忠世)あ…。 140 00:15:28,901 --> 00:15:33,306 なんとしました? (正信)殿は 彦殿と忠世殿に➡ 141 00:15:33,306 --> 00:15:37,977 かねて ひそかな役目を命じておられましてな。 142 00:15:37,977 --> 00:15:42,615 ああ そういえば 何やら 探し物を命じておられた。 143 00:15:42,615 --> 00:15:49,155 その探し物とは おなごでございまして。 おなご? 144 00:15:49,155 --> 00:15:53,826 於愛様。 千代という名をお耳にしたことは? 145 00:15:53,826 --> 00:15:55,762 いいえ。 146 00:15:55,762 --> 00:16:00,566 (忠世)どうやら もともとは 武田の重臣 馬場信春の娘で➡ 147 00:16:00,566 --> 00:16:03,102 武田滅亡後も行方知れず。➡ 148 00:16:03,102 --> 00:16:06,005 築山の件にも関わりがございましたゆえ➡ 149 00:16:06,005 --> 00:16:09,575 殿が その行方を 気にしておられましたので。 150 00:16:09,575 --> 00:16:13,780 あれほどの者なら どこも放っておかんでしょうからな。 151 00:16:13,780 --> 00:16:18,584 真田辺りが拾って使っているのかも…。 (於愛)真田が? 152 00:16:18,584 --> 00:16:22,455 (正信)そんな うわさを 我らはしておったのです。 153 00:16:22,455 --> 00:16:29,328 (忠世)それが つい今朝方 ここにいる守綱が…。 154 00:16:29,328 --> 00:16:35,028 [ 回想 ] あら… 離れにおられるのか? 155 00:16:37,003 --> 00:16:40,006 はっ! ≪(元忠のあくび) 156 00:16:40,006 --> 00:16:42,141 ≪(元忠)早いのう。 157 00:16:42,141 --> 00:16:45,641 ≪(千代)あら 遅いお目覚めで。 158 00:16:47,313 --> 00:16:50,616 ≪(元忠)まだ朝寝の時分ではないか。 159 00:16:50,616 --> 00:16:54,320 ≪(千代)あら やだ。 お天道様が見ておいでですよ。 160 00:16:54,320 --> 00:16:56,355 ♬~ 161 00:16:56,355 --> 00:16:58,491 (於愛)つまり彦殿は➡ 162 00:16:58,491 --> 00:17:01,928 千代を見つけておきながら 隠しておられたということで? 163 00:17:01,928 --> 00:17:08,434 そうなります。 彦は 正室を亡くしておりまして…。 164 00:17:08,434 --> 00:17:12,305 それを まあ… 後で こっそり➡ 165 00:17:12,305 --> 00:17:15,308 殿にだけ お知らせすれば よかったものを➡ 166 00:17:15,308 --> 00:17:18,778 このたわけは 面白がって言い触らしよって! 167 00:17:18,778 --> 00:17:20,713 すんません…。 168 00:17:20,713 --> 00:17:23,282 おっ。 で➡ 169 00:17:23,282 --> 00:17:27,787 平八郎の耳に入って 怒り狂ったという訳で。 170 00:17:27,787 --> 00:17:31,958 (於愛)なぜ そうなりましょう? (正信)平八郎いわく➡ 171 00:17:31,958 --> 00:17:36,295 彦殿は 真田の忍びの罠にかかったのだと。➡ 172 00:17:36,295 --> 00:17:40,166 だからこそ 稲のこし入れを執ように迫った。➡ 173 00:17:40,166 --> 00:17:46,472 やつは 真田の手先に成り果てていたのだ。 真田は信用ならん と。 174 00:17:46,472 --> 00:17:51,144 殿が お留守である以上 ここは 於愛様のお指図…。 175 00:17:51,144 --> 00:17:55,481 申し上げます! 本多忠勝殿 家来を率いて 鳥居殿の屋敷に向かいましてございます。 176 00:17:55,481 --> 00:17:57,416 (忠世)な…! (於愛)何ですって!? 177 00:17:57,416 --> 00:18:00,319 (忠勝)ふ~ぬ! 178 00:18:00,319 --> 00:18:03,089 出てこい 彦右衛門! 179 00:18:03,089 --> 00:18:05,558 女を引き渡せ! 180 00:18:05,558 --> 00:18:09,428 さもなくば 力ずくで引っ立てる! 181 00:18:09,428 --> 00:18:12,765 やってみろ! 平八郎。 千代は誰にも渡さん! 182 00:18:12,765 --> 00:18:19,639 (争う声) 183 00:18:19,639 --> 00:18:23,109 (忠世)やめんか! やめんか やめんか! 184 00:18:23,109 --> 00:18:26,779 離れろ。 彦。 よせ! 平八郎!➡ 185 00:18:26,779 --> 00:18:32,952 双方 下がれ! やめ~い! 186 00:18:32,952 --> 00:18:38,824 言うことを聞けんのなら この守綱様が相手になるぞ! 187 00:18:38,824 --> 00:18:43,462 なぜ お仲間同士で争う…。 (元忠)お前のせいじゃろうが 守綱~! 188 00:18:43,462 --> 00:18:45,464 お前が出しゃばるから…! 189 00:18:45,464 --> 00:18:49,268 (争う声) 190 00:18:49,268 --> 00:18:52,972 (忠世)双方厳しく罰せられるぞ! 191 00:18:52,972 --> 00:18:59,612 ♬~ 192 00:18:59,612 --> 00:19:02,248 (忠世)直られよ。 193 00:19:02,248 --> 00:19:07,086 ♬~ 194 00:19:07,086 --> 00:19:12,386 (正信)彦殿。 いつ どこで千代を見つけられた? 195 00:19:14,760 --> 00:19:20,566 半年ほど前 甲斐の教来石の外れで…。 196 00:19:20,566 --> 00:19:26,772 (忠勝)はあ~ そんなに前から 殿を欺いておったとは。 197 00:19:26,772 --> 00:19:30,576 忠義者と思っておったのに 恥を知れ! 198 00:19:30,576 --> 00:19:33,776 (正信)何故 隠しておられた。 199 00:19:37,116 --> 00:19:39,416 はあ~。 200 00:19:42,788 --> 00:19:48,594 こいつは 恨まれとるに相違ない…。➡ 201 00:19:48,594 --> 00:19:56,302 お渡しすれば 処断されるか… また忍びをさせられるかじゃ。➡ 202 00:19:56,302 --> 00:20:03,476 こいつは 野良仕事をしておったんじゃ もう忍びではねえ。➡ 203 00:20:03,476 --> 00:20:08,614 ただ ひっそりと暮らしたがっておる。➡ 204 00:20:08,614 --> 00:20:12,914 殿の命だって 従えねえことはあるんじゃ! 205 00:20:15,321 --> 00:20:18,991 (忠勝)まんまと術中に はまっておられる。 206 00:20:18,991 --> 00:20:23,863 徳川重臣が 真田の忍びに操られておる。 207 00:20:23,863 --> 00:20:26,499 真田とは関わりない! 2人ともやめんか。 208 00:20:26,499 --> 00:20:30,169 こいつは わしを…➡ 209 00:20:30,169 --> 00:20:37,169 わしを慕っておると言ってくれたんじゃ。 (忠勝)それが罠だと言うておる! 210 00:20:39,512 --> 00:20:41,812 千代。 211 00:20:43,516 --> 00:20:46,516 そなたの言い分は? 212 00:20:49,188 --> 00:20:52,091 ございませぬ。 213 00:20:52,091 --> 00:20:58,898 非道なことを さんざんしてきた 私の言葉に 信用などありますまい。 214 00:20:58,898 --> 00:21:04,198 彦殿を慕う気持ちは まことのものか? 215 00:21:09,308 --> 00:21:13,145 さあ…➡ 216 00:21:13,145 --> 00:21:16,345 分かりませぬ。 217 00:21:18,484 --> 00:21:22,988 きっと偽りでございましょう。➡ 218 00:21:22,988 --> 00:21:26,788 ずっと そうして生きてきたので。 219 00:21:28,494 --> 00:21:32,194 あなたは私に だまされたのさ。 220 00:21:33,833 --> 00:21:37,336 もう私のことは忘れなされ。 221 00:21:37,336 --> 00:21:39,839 (於愛)千代。 222 00:21:39,839 --> 00:21:43,509 間もなく殿がお帰りになる。 223 00:21:43,509 --> 00:21:46,846 殿のご裁定を待つように。 224 00:21:46,846 --> 00:22:06,132 ♬~ 225 00:22:06,132 --> 00:22:10,002 [ 回想 ] (千代)きっと偽りでございましょう。 226 00:22:10,002 --> 00:22:14,840 ずっと そうして生きてきたので。 227 00:22:14,840 --> 00:22:20,980 (於愛)「私の笑顔は…➡ 228 00:22:20,980 --> 00:22:24,316 偽りでございます」。 229 00:22:24,316 --> 00:22:50,316 ♬~ 230 00:22:53,646 --> 00:22:58,517 (於愛)「天正七年九月十五日。➡ 231 00:22:58,517 --> 00:23:02,288 恐ろしいことが起きた」。 232 00:23:02,288 --> 00:23:05,288 [ 回想 ] (万千代)ご自害なさいました。 233 00:23:15,000 --> 00:23:22,475 (於愛)「お方様に続き 信康様も ご自害された」。 234 00:23:22,475 --> 00:23:24,977 (倒れる音) 235 00:23:24,977 --> 00:23:27,613 (於愛)殿! (万千代)殿! 236 00:23:27,613 --> 00:23:30,816 殿! (於愛)殿! 殿! 237 00:23:30,816 --> 00:23:34,487 (於愛)「お支えしなければならない。➡ 238 00:23:34,487 --> 00:23:41,787 私より はるかに傷ついておられる このお方を…」。 239 00:23:44,163 --> 00:23:47,833 [ 回想 ] (康政)何のために お二人はご自害なさった? 240 00:23:47,833 --> 00:23:50,736 そのようなこと言うでない! 241 00:23:50,736 --> 00:23:54,707 殿が どんなお気持ちで 上様を もてなしておられるか…➡ 242 00:23:54,707 --> 00:23:57,843 そなたらに分かるのか。 243 00:23:57,843 --> 00:24:02,681 ♬~ 244 00:24:02,681 --> 00:24:06,285 (於愛)「笑っていよう。➡ 245 00:24:06,285 --> 00:24:12,791 たとえ偽りの笑顔でも 絶えず おおらかでいよう」。 246 00:24:12,791 --> 00:24:20,466 ♬~ 247 00:24:20,466 --> 00:24:28,140 (於愛)「この方が いつか また あのお優しい笑顔を取り戻される日まで」。 248 00:24:28,140 --> 00:24:56,835 ♬~ 249 00:24:56,835 --> 00:25:05,110 あ… ハア ハア…。 250 00:25:05,110 --> 00:25:19,110 ♬~ 251 00:25:30,269 --> 00:25:34,269 (正信)殿のご裁定である。 252 00:25:42,848 --> 00:25:46,151 鳥居元忠。 253 00:25:46,151 --> 00:25:50,022 徳川一の忠臣である そなたが➡ 254 00:25:50,022 --> 00:25:56,161 我が命に背いたること 言語道断である! 255 00:25:56,161 --> 00:26:00,766 わしは 腹を切る覚悟はできております! 256 00:26:00,766 --> 00:26:05,066 ただ こいつだけは…! 257 00:26:07,940 --> 00:26:15,240 彦。 なぜ 妻にしたいと 素直に わしに言わなかった? 258 00:26:20,119 --> 00:26:23,789 こいつがしてきたことを思えば…➡ 259 00:26:23,789 --> 00:26:28,089 さようなことは… とても…。 260 00:26:31,463 --> 00:26:34,366 ふう…。 261 00:26:34,366 --> 00:26:40,566 もとより わしは 千代を恨んでおらん。 262 00:26:42,174 --> 00:26:47,312 忍びとして使うために 捜させていたのでもない。 263 00:26:47,312 --> 00:26:52,618 そなたは かつて我らが夢みた世を➡ 264 00:26:52,618 --> 00:26:59,158 穴山梅雪らと共に目指した一人と 心得ておる。 265 00:26:59,158 --> 00:27:03,958 ただただ その身を案じておった。 266 00:27:07,866 --> 00:27:14,566 我らが夢みた世は 忍びなど要らぬ世であった。 267 00:27:19,111 --> 00:27:22,147 忍びの過去を捨て➡ 268 00:27:22,147 --> 00:27:25,947 鳥居元忠の妻となるがよい。 269 00:27:31,590 --> 00:27:38,363 今更… 人並みの暮らしが 許されるものでございましょうや。 270 00:27:38,363 --> 00:27:41,563 お情けなら無用に。 271 00:27:43,602 --> 00:27:46,602 情けではない。 272 00:27:52,611 --> 00:27:55,981 幸せになることは➡ 273 00:27:55,981 --> 00:28:01,481 生き残った者の務めであると わしは思うぞ。 274 00:28:03,422 --> 00:28:10,295 ♬~ 275 00:28:10,295 --> 00:28:13,766 彦を支えよ。 276 00:28:13,766 --> 00:28:18,637 これは 我が命じゃ。 277 00:28:18,637 --> 00:28:25,110 ♬~ 278 00:28:25,110 --> 00:28:28,147 承知…➡ 279 00:28:28,147 --> 00:28:31,147 いたしました。 280 00:28:34,586 --> 00:28:39,291 ありがとうございます。 殿。 281 00:28:39,291 --> 00:28:44,463 ♬~ 282 00:28:44,463 --> 00:28:50,763 わしは 於愛の助言に従ったまでじゃ。 283 00:28:52,337 --> 00:28:56,337 あ… 私は ただ…。 284 00:29:00,946 --> 00:29:06,785 人の生きる道とは つらく苦しい茨の道…。 285 00:29:06,785 --> 00:29:15,427 そんな中で 慕い慕われる者あることが どれほど幸せなことか…。 286 00:29:15,427 --> 00:29:21,567 それを得たのなら 大事にするべきと思うまで。 287 00:29:21,567 --> 00:29:39,267 ♬~ 288 00:29:48,460 --> 00:29:51,129 平八郎。 289 00:29:51,129 --> 00:29:53,829 異存ないか。 290 00:29:55,467 --> 00:29:59,767 真田の忍びである疑いが 晴れておりませぬ。 291 00:30:01,340 --> 00:30:05,811 真田は 信用なりませぬ。 292 00:30:05,811 --> 00:30:12,484 万が一 その忍びに 徳川重臣が 操られていたとあらば ゆゆしきこと! 293 00:30:12,484 --> 00:30:15,984 寝首をかかれてからでは遅い。 294 00:30:22,628 --> 00:30:26,128 (稲)ならば 私が。 295 00:30:29,835 --> 00:30:38,535 父上。 私が真田に入り込んで 真田を操ればようございます。 296 00:30:41,013 --> 00:30:48,353 彦殿が寝首をかかれたら 私は 真田親子の寝首をかきます。 297 00:30:48,353 --> 00:30:52,224 それで おあいこ。 298 00:30:52,224 --> 00:30:57,724 さようなこと… お前ができるはずがない。 299 00:30:59,965 --> 00:31:03,765 (稲)父上に武芸を仕込まれてきました。 300 00:31:05,771 --> 00:31:08,471 できます。 301 00:31:11,476 --> 00:31:21,620 ♬~ 302 00:31:21,620 --> 00:31:26,820 夫婦をなすも また おなごの戦と思い知りました。 303 00:31:28,994 --> 00:31:35,867 真田家 我が戦場として申し分なし。➡ 304 00:31:35,867 --> 00:31:39,338 殿。 305 00:31:39,338 --> 00:31:43,008 謹んでお受けしとうございます。 306 00:31:43,008 --> 00:31:51,717 ♬~ 307 00:31:51,717 --> 00:31:55,587 平八郎。 308 00:31:55,587 --> 00:32:01,393 お主が あのじゃじゃ馬を どれほど かわいがっておったか➡ 309 00:32:01,393 --> 00:32:05,093 わしも よう知っとるつもりじゃ。 310 00:32:07,132 --> 00:32:11,603 だがな…。 いいかげん➡ 311 00:32:11,603 --> 00:32:17,142 手放す時でござる。 観念しなされ。 312 00:32:17,142 --> 00:32:29,154 ♬~ 313 00:32:29,154 --> 00:32:34,626 父上。 本多忠勝の娘として➡ 314 00:32:34,626 --> 00:32:41,833 その名に恥じぬよう 立派に務めを果たしてまいります。 315 00:32:41,833 --> 00:32:48,340 ♬~ 316 00:32:48,340 --> 00:33:05,290 (すすり泣き) 317 00:33:05,290 --> 00:33:25,590 ♬~ 318 00:33:27,312 --> 00:33:31,616 こたびのことは そなたのおかげじゃ。 319 00:33:31,616 --> 00:33:34,152 そんなこと…。 320 00:33:34,152 --> 00:33:40,352 さあ 飲め。 胸の痛みも きっと治ろう。 321 00:33:51,703 --> 00:33:55,173 思い返せば…➡ 322 00:33:55,173 --> 00:34:00,973 これまでも わしは そなたに救われてきた。 323 00:34:03,582 --> 00:34:10,782 そなたが いつも笑顔で おおらかでいてくれたから…。 324 00:34:13,592 --> 00:34:22,392 そうでなければ わしの心は どこかで折れていたろう。 325 00:34:36,815 --> 00:34:40,485 私の方なのでございます…。 326 00:34:40,485 --> 00:34:43,155 うん? 327 00:34:43,155 --> 00:34:47,492 殿にお仕えしていて…➡ 328 00:34:47,492 --> 00:34:54,366 救われたのは 私の方なのでございます。 329 00:34:54,366 --> 00:34:58,366 わしが救ったか? 330 00:35:01,039 --> 00:35:04,442 ♬~ 331 00:35:04,442 --> 00:35:11,116 こうすることを いつの間にか 忘れさせてくださいました。 332 00:35:11,116 --> 00:35:13,451 うん? 333 00:35:13,451 --> 00:35:33,471 ♬~ 334 00:35:33,471 --> 00:35:35,971 殿。 335 00:35:40,145 --> 00:35:44,983 お方様と信康様のこと➡ 336 00:35:44,983 --> 00:35:48,620 お話しくださいませんか? 337 00:35:48,620 --> 00:35:52,490 ♬~ 338 00:35:52,490 --> 00:35:57,362 今まで聞きたくても 聞けずにおりました。 339 00:35:57,362 --> 00:36:00,165 でも…➡ 340 00:36:00,165 --> 00:36:03,665 ずっと願っておりました。 341 00:36:05,136 --> 00:36:10,442 いつか殿が お二人のことを➡ 342 00:36:10,442 --> 00:36:14,279 笑顔で語られる日が来ることを。 343 00:36:14,279 --> 00:36:19,150 ♬~ 344 00:36:19,150 --> 00:36:25,457 お二人の たわいない思い出が 聞きとうございます。 345 00:36:25,457 --> 00:36:42,007 ♬~ 346 00:36:42,007 --> 00:36:45,307 そうじゃな…。 347 00:36:47,846 --> 00:36:51,546 思い出は いろいろあるがなあ…。 348 00:36:54,152 --> 00:37:02,961 愉快であったのは… フッ そうそう 信康と五徳の祝言じゃ。 349 00:37:02,961 --> 00:37:05,263 祝言? 350 00:37:05,263 --> 00:37:11,770 それがな フフッ もう 思い出すだけで… フフフ…。 351 00:37:11,770 --> 00:37:14,105 アハハハハ…! 352 00:37:14,105 --> 00:37:17,142 殿 笑っていては分かりませぬ。 353 00:37:17,142 --> 00:37:21,446 いやいや あのな 鯉がな… あっ 魚の鯉じゃ。 354 00:37:21,446 --> 00:37:24,449 鯉? フフフ… アハハハハッ! 355 00:37:24,449 --> 00:37:27,786 (笑い声) 鯉が何なのでございますか? 356 00:37:27,786 --> 00:37:30,689 (笑い声) 殿 どちらへ…。 357 00:37:30,689 --> 00:37:33,458 (笑い声) いや 鯉がおったんじゃ…。 358 00:37:33,458 --> 00:37:37,128 鯉が。 (笑い声) 359 00:37:37,128 --> 00:37:45,303 西郷殿こと於愛の方様 この後 間もなく お亡くなりに…。 360 00:37:45,303 --> 00:37:49,808 そのご葬儀には 多くの民が集まり➡ 361 00:37:49,808 --> 00:37:54,608 祈りをささげたとのことでございます。 362 00:37:56,681 --> 00:37:59,818 真田へのこし入れにより➡ 363 00:37:59,818 --> 00:38:04,656 北条も重い重い腰を上げ…。 364 00:38:04,656 --> 00:38:07,656 ふう~。 365 00:38:12,397 --> 00:38:17,397 我が弟 氏規を遣わす。 366 00:38:20,939 --> 00:38:27,239 義父上 ありがとう存じます! 367 00:38:30,115 --> 00:38:37,589 これにて我が主は 戦を避け 北条は守られましょう。 368 00:38:37,589 --> 00:38:40,089 しかし…。 369 00:38:41,793 --> 00:38:45,463 殿下 何と仰せに…? 370 00:38:45,463 --> 00:38:51,336 (秀吉)だから のう? 北条と真田のいざこざよ。➡ 371 00:38:51,336 --> 00:38:55,607 沼田を 真田にも分けてやった方がよかろう。 372 00:38:55,607 --> 00:39:00,311 (井伊直政)それには及びませぬ。 真田は 代わりの領地と婚姻に納得しており➡ 373 00:39:00,311 --> 00:39:03,511 かつてのような不平は もう申しませぬ。 374 00:39:05,150 --> 00:39:10,755 それは公平ではない。 真田にも分けてやれ。 375 00:39:10,755 --> 00:39:15,260 それでは 我らの苦労が水の泡。 せっかく北条は 上洛を果たし…。 376 00:39:15,260 --> 00:39:19,431 氏政も氏直も来んではないか! 377 00:39:19,431 --> 00:39:23,101 当主でもねえやつが来ても意味はねえ。 378 00:39:23,101 --> 00:39:25,901 真田と分けよ。 379 00:39:28,440 --> 00:39:32,444 北条は 納得しませぬ。 380 00:39:32,444 --> 00:39:37,148 我が裁定に不服なら➡ 381 00:39:37,148 --> 00:39:39,951 滅ぼすまで。 382 00:39:39,951 --> 00:39:59,804 ♬~ 383 00:39:59,804 --> 00:40:02,607 秀長様…➡ 384 00:40:02,607 --> 00:40:09,380 関白様は 初めから戦をすると お決めだったのですね…。 385 00:40:09,380 --> 00:40:15,580 兄は ますます 己の思いのままに 生きるようになりました…。 386 00:40:17,989 --> 00:40:21,493 もう なまりは使いませぬ…。➡ 387 00:40:21,493 --> 00:40:26,831 周りには 機嫌を取り 唆す者ばかり。 388 00:40:26,831 --> 00:40:34,339 厳しく意見できるのは 北政所様と 徳川殿ぐらい…。 389 00:40:34,339 --> 00:40:40,011 秀長殿 あなたがおりましょう。 390 00:40:40,011 --> 00:40:43,811 私は 病を持っとります。 391 00:40:47,652 --> 00:40:50,522 もう長くない…。 392 00:40:50,522 --> 00:40:56,394 ♬~ 393 00:40:56,394 --> 00:40:59,230 お気を付けなされ。 394 00:40:59,230 --> 00:41:04,469 兄に取り入る者の中には かなり危うい者もおります…。 395 00:41:04,469 --> 00:41:06,404 (銃声) 396 00:41:06,404 --> 00:41:10,975 フ… ハハハハハッ! (秀吉)こ~ら 危ねえではないか。➡ 397 00:41:10,975 --> 00:41:15,146 またやって~。 どうしようもない おなごだわ~。 398 00:41:15,146 --> 00:41:18,616 でも 当たりましたでしょう? フフフフフッ。 399 00:41:18,616 --> 00:41:22,153 殿下が あまりにお下手で 見ちゃいられませんで。 400 00:41:22,153 --> 00:41:26,024 おめえさんには かなわんわ もう~。 401 00:41:26,024 --> 00:41:31,224 どうじゃ? 大納言。 驚いたろう。 402 00:41:33,164 --> 00:41:43,174 ♬~ 403 00:41:43,174 --> 00:41:46,844 お市… 様…? 404 00:41:46,844 --> 00:41:53,017 (秀吉)我が新たなる側室 茶々よ。 405 00:41:53,017 --> 00:42:07,665 ♬~ 406 00:42:07,665 --> 00:42:10,301 (茶々)ダ~ン! 407 00:42:10,301 --> 00:42:13,972 ♬~ 408 00:42:13,972 --> 00:42:16,474 フフッ アハハハハッ! 409 00:42:16,474 --> 00:42:18,409 ハッハッハッハッ。 410 00:42:18,409 --> 00:42:21,980 ウフフフフ…。 411 00:42:21,980 --> 00:42:26,480 ダ~ン! (笑い声) 412 00:42:30,488 --> 00:42:32,991 またお会いでき うれしゅうございます。 413 00:42:32,991 --> 00:42:36,327 殿下にもの申せるのは 徳川殿だけだわ…。 414 00:42:36,327 --> 00:42:38,262 くっそ…。 415 00:42:38,262 --> 00:42:40,198 服部党 続け~! 416 00:42:40,198 --> 00:42:45,336 徳川殿。 我が民を よろしく頼みまするぞ。 417 00:42:45,336 --> 00:42:47,271 断じて受け入れられん! 418 00:42:47,271 --> 00:42:50,642 ありがとうございまする。 419 00:42:50,642 --> 00:42:55,013 お主は 江戸。 江戸? 420 00:42:55,013 --> 00:42:57,513 次回 どうする。 421 00:43:04,288 --> 00:43:10,094 於愛の方は この地で家康と出会い 側室になりました。 422 00:43:10,094 --> 00:43:15,600 そして 後の第2代将軍 秀忠を出産。 423 00:43:15,600 --> 00:43:20,438 秀忠の厄よけの祈とうなども 行われたそうです。 424 00:43:20,438 --> 00:43:28,479 その後 家康と共に 駿府 現在の静岡市に移り住んだ於愛の方。 425 00:43:28,479 --> 00:43:33,818 そこには 於愛の方の菩提寺 宝台院があります。 426 00:43:33,818 --> 00:43:35,753 わあ~。 427 00:43:35,753 --> 00:43:39,323 徳川家の菩提寺でもある このお寺には➡ 428 00:43:39,323 --> 00:43:45,129 家康が戦に持ち込んだ守本尊が 残されています。 429 00:43:45,129 --> 00:43:50,334 お寺に 於愛の方の記録も残されていました。 430 00:43:50,334 --> 00:43:53,004 「御目を煩せ たまえり。➡ 431 00:43:53,004 --> 00:43:55,339 深く 瞽女を憐み➡ 432 00:43:55,339 --> 00:44:00,639 衣服 また食料を 常に させあり」。 433 00:44:17,128 --> 00:44:22,300 家康の苦難の時代を支えた於愛の方…。 434 00:44:22,300 --> 00:44:27,500 これからも ゆっくり休んで 世の行く末を見守ってください。 36624

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