All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E36-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03
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1
00:00:25,699 --> 00:00:31,505
♬~
2
00:00:31,505 --> 00:00:37,177
(於愛の方)「元亀三年十月」。
3
00:00:37,177 --> 00:00:42,349
(西郷義勝)行ってまいる。
(於愛)ご武運をお祈りします。
4
00:00:42,349 --> 00:00:47,187
(西郷)子供らのためにも
ここらで一手柄立ててみせる。
5
00:00:47,187 --> 00:00:55,896
♬~
6
00:00:55,896 --> 00:00:59,533
(於愛)「お慕いする人が逝ってしまった」。
7
00:00:59,533 --> 00:01:17,017
♬~
8
00:01:17,017 --> 00:01:22,856
(於愛)「私の心もまた… 死んだ」。
9
00:01:22,856 --> 00:01:48,356
♬~
10
00:01:50,184 --> 00:01:56,523
(お葉)それで… ここで働く間
お子は どうする?
11
00:01:56,523 --> 00:02:02,129
(於愛)父と母は亡くなっておりますので
祖父母に…。
12
00:02:02,129 --> 00:02:07,429
西郷の家の後家ならば
新しい こし入れ先があろう。
13
00:02:11,605 --> 00:02:17,605
もう… どなたかの妻になる気は…。
14
00:02:29,022 --> 00:02:32,626
(お葉)嘘でも笑っていなされ。
15
00:02:32,626 --> 00:02:36,126
皆に好かれぬとつらいぞ。
16
00:02:40,367 --> 00:03:08,295
♬~
17
00:03:08,295 --> 00:03:10,330
また つまみ食いして!
18
00:03:10,330 --> 00:03:13,800
どうせ また若い おなごを
かどわかしに来たんじゃろ!
19
00:03:13,800 --> 00:03:17,137
いいかげんにしなされよ 女たらし。
20
00:03:17,137 --> 00:03:21,808
♬~
21
00:03:21,808 --> 00:03:25,145
(お葉)殿。 殿。
22
00:03:25,145 --> 00:03:27,481
殿?
23
00:03:27,481 --> 00:03:31,818
(於愛)「天正四年五月二十日。➡
24
00:03:31,818 --> 00:03:35,322
思いがけぬ お話を頂いた」。
25
00:03:35,322 --> 00:03:39,993
(瀬名)よい笑顔じゃ。➡
26
00:03:39,993 --> 00:03:44,865
愛や。 殿のこと➡
27
00:03:44,865 --> 00:03:48,702
よろしく頼みます。
28
00:03:48,702 --> 00:03:51,338
えっ?
29
00:03:51,338 --> 00:03:59,338
そなたのおおらかなところが
きっと この先 殿の助けになろう。
30
00:04:01,014 --> 00:04:07,314
あの… 精いっぱい励みます。
31
00:04:09,122 --> 00:04:12,459
(於愛)「お方様…➡
32
00:04:12,459 --> 00:04:18,259
私の笑顔は 偽りでございます」。
33
00:04:22,969 --> 00:04:29,609
(於愛)「殿のことは
心から敬い申し上げているけれど…」。
34
00:04:29,609 --> 00:04:31,809
(徳川家康)於愛。
35
00:04:33,480 --> 00:04:35,480
(於愛)はい。
36
00:04:37,150 --> 00:04:40,187
(於愛)「お慕いするお方では…➡
37
00:04:40,187 --> 00:04:42,487
ない」。
38
00:04:45,859 --> 00:04:52,332
あ… ハア ハア…。
39
00:04:52,332 --> 00:07:34,532
♬~
40
00:07:35,996 --> 00:07:40,467
そうか… 見つからんか…。
41
00:07:40,467 --> 00:07:44,804
(鳥居元忠)はっ。
忠世兄ぃと懸命に捜しておりますが➡
42
00:07:44,804 --> 00:07:48,608
一向に見つかりません。
43
00:07:48,608 --> 00:07:52,812
何をお探しなのです?
お手伝いいたしましょうか?
44
00:07:52,812 --> 00:07:55,615
いや なに こっちの話よ。
45
00:07:55,615 --> 00:08:00,921
ところで 於愛
平八郎と稲は まだ納得しとらんか?
46
00:08:00,921 --> 00:08:03,757
ご重臣の姫君を➡
47
00:08:03,757 --> 00:08:09,930
まずは徳川殿の養女にするという形でも
構いませぬが。
48
00:08:09,930 --> 00:08:16,269
はあ。 真田の家風が合わぬとか何とか…。
49
00:08:16,269 --> 00:08:19,773
まあ 無理強いするつもりもないが…➡
50
00:08:19,773 --> 00:08:23,577
戦には しとうないでな。
51
00:08:23,577 --> 00:08:27,447
私が甲斐に戻る前に
平八郎を説き伏せます。
52
00:08:27,447 --> 00:08:30,951
では。
53
00:08:30,951 --> 00:08:35,455
≪(於愛)稲の方は
もう一度 私から話してみます。
54
00:08:35,455 --> 00:08:38,291
うむ…。
55
00:08:38,291 --> 00:08:44,097
旭は 出立の支度できておるか?
はい。
56
00:08:44,097 --> 00:08:49,002
では 行ってまいる。
於愛 留守を頼んだぞ。
57
00:08:49,002 --> 00:08:51,838
はい。
58
00:08:51,838 --> 00:08:55,338
いつも いい笑顔じゃのう。
59
00:09:02,482 --> 00:09:09,089
都にて
豊臣政権を支えるお立場となった神の君。
60
00:09:09,089 --> 00:09:16,789
ご心労のもとは
上洛を拒む 北条の問題で…。
61
00:09:21,267 --> 00:09:25,772
(豊臣秀吉)やっ! はっ! はっ!
あっ…!
62
00:09:25,772 --> 00:09:27,707
北条は いつ参る。
63
00:09:27,707 --> 00:09:32,445
(酒井忠次)はっ。 近いうちに
殿下のもとに参じるものと存じます。
64
00:09:32,445 --> 00:09:37,283
もう よかろう大納言。 関東を攻めよ。
65
00:09:37,283 --> 00:09:42,122
お待ちを。
北条には 我が娘が嫁いでおり➡
66
00:09:42,122 --> 00:09:45,458
よい間柄を築いてくれております。
67
00:09:45,458 --> 00:09:51,331
北条氏政 氏直父子を
必ずや 説得するものと存じまする。
68
00:09:51,331 --> 00:09:55,802
(原康政)
このままでは 必ず戦となります。
69
00:09:55,802 --> 00:09:59,673
(おふう)我が父は 戦を避けたい一心。
70
00:09:59,673 --> 00:10:05,311
どうか 父を信じてくださいませ。
71
00:10:05,311 --> 00:10:08,982
(北条氏政)そうしたいが…➡
72
00:10:08,982 --> 00:10:15,855
徳川殿は 我らとの約束を
果たしてくれておらんでな。
73
00:10:15,855 --> 00:10:21,327
(豊臣秀長)北条と真田の
領地を巡るいざこざは いかな具合に?
74
00:10:21,327 --> 00:10:24,364
こじれたままでは
北条は言うことを聞きますまい。
75
00:10:24,364 --> 00:10:29,202
ご心配なく。
真田には 代わりの領地を与えることで➡
76
00:10:29,202 --> 00:10:32,505
沼田からは手を引かせます。
77
00:10:32,505 --> 00:10:38,845
また 真田の求めに応じ
本多忠勝の娘を我が養女とした上で➡
78
00:10:38,845 --> 00:10:42,145
こし入れさせる用意も進めております。
79
00:10:45,518 --> 00:10:49,218
真田は好きではございませぬ。
80
00:10:50,857 --> 00:10:52,792
(本多忠勝)はあ~。
81
00:10:52,792 --> 00:10:58,732
このとおり しつけもなっとらん
じゃじゃ馬で お恥ずかしい限り。➡
82
00:10:58,732 --> 00:11:04,932
こんなやつを こし入れさせれば
真田との仲が かえって悪くなってしまう。
83
00:11:06,473 --> 00:11:09,342
あいにく父に似てしまったもので。
84
00:11:09,342 --> 00:11:11,478
俺のせいにするな。
85
00:11:11,478 --> 00:11:16,349
稲が幼い頃 槍だの弓だのばかり
私に教えたではありませんか。
86
00:11:16,349 --> 00:11:19,352
だから こんなことに!
関わりあるか!
87
00:11:19,352 --> 00:11:22,489
あほたわけ。
やめんか!
88
00:11:22,489 --> 00:11:25,158
お稲殿。
89
00:11:25,158 --> 00:11:28,658
好き嫌いは脇に置かれませ。
90
00:11:30,330 --> 00:11:34,834
(於愛)北条家に嫁いだ おふう殿のことは
知っておりましょう?
91
00:11:34,834 --> 00:11:41,708
今まさに 戦を避けようと
懸命に北条殿を説得しておいでです。➡
92
00:11:41,708 --> 00:11:47,180
そなたも
同様の役目が求められております。
93
00:11:47,180 --> 00:11:52,480
大事な お役目でございますよ。
94
00:12:00,727 --> 00:12:05,565
旭。 我らは一度 駿府に戻るが➡
95
00:12:05,565 --> 00:12:11,971
そなたは このまま 大政所様のおそばに
いてさしあげたら どうじゃ。
96
00:12:11,971 --> 00:12:18,845
おお。 それが ようございます。
私も京勤めとなりましたので。
97
00:12:18,845 --> 00:12:23,583
(旭)なれど 私は 人質でもありますで…➡
98
00:12:23,583 --> 00:12:26,820
徳川の所領におらなならんのでは?
99
00:12:26,820 --> 00:12:30,623
今更 人質などと思っとらん。
100
00:12:30,623 --> 00:12:36,323
我が正室として
京での務めを支えてくれればよい。
101
00:12:37,997 --> 00:12:43,803
(寧々)よい旦那様でございますな 旭殿。
102
00:12:43,803 --> 00:12:48,803
まこと ありがとうごぜえます。 殿。
103
00:12:51,344 --> 00:12:53,644
ヘヘ…。
104
00:12:59,652 --> 00:13:02,352
(秀長)遅くなり申した。
105
00:13:05,792 --> 00:13:09,662
兄は 今日は戻れんそうで… 申し訳ない。
106
00:13:09,662 --> 00:13:16,436
(忠次)あ… お忙しいですな。
このごろ より一層 意気軒昂なご様子で。
107
00:13:16,436 --> 00:13:19,305
周りの者の生気を吸い取って➡
108
00:13:19,305 --> 00:13:23,305
自分だけ どんどん血気盛んになる
もののけのよう。
109
00:13:24,978 --> 00:13:30,316
新たな側室に ご執心で
奥に入り浸っておるんだわ。
110
00:13:30,316 --> 00:13:33,820
義姉様。 今は よいではござらんか。
111
00:13:33,820 --> 00:13:38,320
兄様は 義姉様のことを
一番大事にしております。
112
00:13:40,159 --> 00:13:43,830
そりゃ分かっておるが➡
113
00:13:43,830 --> 00:13:46,866
あの男は…➡
114
00:13:46,866 --> 00:13:50,336
病だわ。
115
00:13:50,336 --> 00:13:54,207
何でも欲しがる…➡
116
00:13:54,207 --> 00:13:56,843
病。
117
00:13:56,843 --> 00:14:02,949
♬~
118
00:14:02,949 --> 00:14:05,285
どうぞ…。
ああ… こんなにたくさん…。
119
00:14:05,285 --> 00:14:07,785
さあさ こちらへ どうぞ。
120
00:14:10,790 --> 00:14:14,127
どうぞ。
お… おありがとうございます。
121
00:14:14,127 --> 00:14:17,463
次は そちらで着物を。
あっ ありがとうございます。
122
00:14:17,463 --> 00:14:24,163
長丸 福松。 そなたらも皆へ施しを。
(福松 長丸)はい 母上。
123
00:14:25,805 --> 00:14:27,740
ありがとうございます。
124
00:14:27,740 --> 00:14:30,610
(長丸)こちらもな。
ありがとうございます。 若君。
125
00:14:30,610 --> 00:14:36,149
慈悲深え お方様じゃ…。
徳川様に来ていただいて よかったのう。
126
00:14:36,149 --> 00:14:40,620
私も目が悪いでな
何となく ひと事には思えぬゆえ。
127
00:14:40,620 --> 00:14:42,555
また来月も おいでなさいな。
128
00:14:42,555 --> 00:14:45,992
(口々に)ありがとうございます。
129
00:14:45,992 --> 00:14:48,328
さあ 次の者たちも呼んでおくれ。
130
00:14:48,328 --> 00:14:50,628
は~い ただいま。
131
00:14:52,832 --> 00:14:58,638
ハア… ハア…。
132
00:14:58,638 --> 00:15:01,941
♬~
133
00:15:01,941 --> 00:15:08,581
(本多正信)御免。
於愛様~ 実は いささか面倒なことが。
134
00:15:08,581 --> 00:15:11,117
(於愛)面倒なこと?
平八郎が➡
135
00:15:11,117 --> 00:15:14,020
真田に娘はやらんと
いきまいておりまして。
136
00:15:14,020 --> 00:15:16,220
えっ?
137
00:15:19,592 --> 00:15:24,130
(大久保忠世)このあほたわけ!
何がしたいんじゃ お主は。
138
00:15:24,130 --> 00:15:26,966
すいません。
139
00:15:26,966 --> 00:15:28,901
(忠世)あ…。
140
00:15:28,901 --> 00:15:33,306
なんとしました?
(正信)殿は 彦殿と忠世殿に➡
141
00:15:33,306 --> 00:15:37,977
かねて
ひそかな役目を命じておられましてな。
142
00:15:37,977 --> 00:15:42,615
ああ そういえば
何やら 探し物を命じておられた。
143
00:15:42,615 --> 00:15:49,155
その探し物とは おなごでございまして。
おなご?
144
00:15:49,155 --> 00:15:53,826
於愛様。
千代という名をお耳にしたことは?
145
00:15:53,826 --> 00:15:55,762
いいえ。
146
00:15:55,762 --> 00:16:00,566
(忠世)どうやら もともとは
武田の重臣 馬場信春の娘で➡
147
00:16:00,566 --> 00:16:03,102
武田滅亡後も行方知れず。➡
148
00:16:03,102 --> 00:16:06,005
築山の件にも関わりがございましたゆえ➡
149
00:16:06,005 --> 00:16:09,575
殿が その行方を
気にしておられましたので。
150
00:16:09,575 --> 00:16:13,780
あれほどの者なら
どこも放っておかんでしょうからな。
151
00:16:13,780 --> 00:16:18,584
真田辺りが拾って使っているのかも…。
(於愛)真田が?
152
00:16:18,584 --> 00:16:22,455
(正信)そんな うわさを
我らはしておったのです。
153
00:16:22,455 --> 00:16:29,328
(忠世)それが つい今朝方
ここにいる守綱が…。
154
00:16:29,328 --> 00:16:35,028
[ 回想 ]
あら… 離れにおられるのか?
155
00:16:37,003 --> 00:16:40,006
はっ!
≪(元忠のあくび)
156
00:16:40,006 --> 00:16:42,141
≪(元忠)早いのう。
157
00:16:42,141 --> 00:16:45,641
≪(千代)あら 遅いお目覚めで。
158
00:16:47,313 --> 00:16:50,616
≪(元忠)まだ朝寝の時分ではないか。
159
00:16:50,616 --> 00:16:54,320
≪(千代)あら やだ。
お天道様が見ておいでですよ。
160
00:16:54,320 --> 00:16:56,355
♬~
161
00:16:56,355 --> 00:16:58,491
(於愛)つまり彦殿は➡
162
00:16:58,491 --> 00:17:01,928
千代を見つけておきながら
隠しておられたということで?
163
00:17:01,928 --> 00:17:08,434
そうなります。
彦は 正室を亡くしておりまして…。
164
00:17:08,434 --> 00:17:12,305
それを まあ… 後で こっそり➡
165
00:17:12,305 --> 00:17:15,308
殿にだけ お知らせすれば
よかったものを➡
166
00:17:15,308 --> 00:17:18,778
このたわけは
面白がって言い触らしよって!
167
00:17:18,778 --> 00:17:20,713
すんません…。
168
00:17:20,713 --> 00:17:23,282
おっ。
で➡
169
00:17:23,282 --> 00:17:27,787
平八郎の耳に入って
怒り狂ったという訳で。
170
00:17:27,787 --> 00:17:31,958
(於愛)なぜ そうなりましょう?
(正信)平八郎いわく➡
171
00:17:31,958 --> 00:17:36,295
彦殿は
真田の忍びの罠にかかったのだと。➡
172
00:17:36,295 --> 00:17:40,166
だからこそ
稲のこし入れを執ように迫った。➡
173
00:17:40,166 --> 00:17:46,472
やつは 真田の手先に成り果てていたのだ。
真田は信用ならん と。
174
00:17:46,472 --> 00:17:51,144
殿が お留守である以上
ここは 於愛様のお指図…。
175
00:17:51,144 --> 00:17:55,481
申し上げます! 本多忠勝殿 家来を率いて
鳥居殿の屋敷に向かいましてございます。
176
00:17:55,481 --> 00:17:57,416
(忠世)な…!
(於愛)何ですって!?
177
00:17:57,416 --> 00:18:00,319
(忠勝)ふ~ぬ!
178
00:18:00,319 --> 00:18:03,089
出てこい 彦右衛門!
179
00:18:03,089 --> 00:18:05,558
女を引き渡せ!
180
00:18:05,558 --> 00:18:09,428
さもなくば 力ずくで引っ立てる!
181
00:18:09,428 --> 00:18:12,765
やってみろ! 平八郎。
千代は誰にも渡さん!
182
00:18:12,765 --> 00:18:19,639
(争う声)
183
00:18:19,639 --> 00:18:23,109
(忠世)やめんか! やめんか やめんか!
184
00:18:23,109 --> 00:18:26,779
離れろ。 彦。 よせ! 平八郎!➡
185
00:18:26,779 --> 00:18:32,952
双方 下がれ!
やめ~い!
186
00:18:32,952 --> 00:18:38,824
言うことを聞けんのなら
この守綱様が相手になるぞ!
187
00:18:38,824 --> 00:18:43,462
なぜ お仲間同士で争う…。
(元忠)お前のせいじゃろうが 守綱~!
188
00:18:43,462 --> 00:18:45,464
お前が出しゃばるから…!
189
00:18:45,464 --> 00:18:49,268
(争う声)
190
00:18:49,268 --> 00:18:52,972
(忠世)双方厳しく罰せられるぞ!
191
00:18:52,972 --> 00:18:59,612
♬~
192
00:18:59,612 --> 00:19:02,248
(忠世)直られよ。
193
00:19:02,248 --> 00:19:07,086
♬~
194
00:19:07,086 --> 00:19:12,386
(正信)彦殿。
いつ どこで千代を見つけられた?
195
00:19:14,760 --> 00:19:20,566
半年ほど前 甲斐の教来石の外れで…。
196
00:19:20,566 --> 00:19:26,772
(忠勝)はあ~
そんなに前から 殿を欺いておったとは。
197
00:19:26,772 --> 00:19:30,576
忠義者と思っておったのに 恥を知れ!
198
00:19:30,576 --> 00:19:33,776
(正信)何故 隠しておられた。
199
00:19:37,116 --> 00:19:39,416
はあ~。
200
00:19:42,788 --> 00:19:48,594
こいつは 恨まれとるに相違ない…。➡
201
00:19:48,594 --> 00:19:56,302
お渡しすれば 処断されるか…
また忍びをさせられるかじゃ。➡
202
00:19:56,302 --> 00:20:03,476
こいつは 野良仕事をしておったんじゃ
もう忍びではねえ。➡
203
00:20:03,476 --> 00:20:08,614
ただ ひっそりと暮らしたがっておる。➡
204
00:20:08,614 --> 00:20:12,914
殿の命だって
従えねえことはあるんじゃ!
205
00:20:15,321 --> 00:20:18,991
(忠勝)まんまと術中に はまっておられる。
206
00:20:18,991 --> 00:20:23,863
徳川重臣が 真田の忍びに操られておる。
207
00:20:23,863 --> 00:20:26,499
真田とは関わりない!
2人ともやめんか。
208
00:20:26,499 --> 00:20:30,169
こいつは わしを…➡
209
00:20:30,169 --> 00:20:37,169
わしを慕っておると言ってくれたんじゃ。
(忠勝)それが罠だと言うておる!
210
00:20:39,512 --> 00:20:41,812
千代。
211
00:20:43,516 --> 00:20:46,516
そなたの言い分は?
212
00:20:49,188 --> 00:20:52,091
ございませぬ。
213
00:20:52,091 --> 00:20:58,898
非道なことを さんざんしてきた
私の言葉に 信用などありますまい。
214
00:20:58,898 --> 00:21:04,198
彦殿を慕う気持ちは まことのものか?
215
00:21:09,308 --> 00:21:13,145
さあ…➡
216
00:21:13,145 --> 00:21:16,345
分かりませぬ。
217
00:21:18,484 --> 00:21:22,988
きっと偽りでございましょう。➡
218
00:21:22,988 --> 00:21:26,788
ずっと そうして生きてきたので。
219
00:21:28,494 --> 00:21:32,194
あなたは私に だまされたのさ。
220
00:21:33,833 --> 00:21:37,336
もう私のことは忘れなされ。
221
00:21:37,336 --> 00:21:39,839
(於愛)千代。
222
00:21:39,839 --> 00:21:43,509
間もなく殿がお帰りになる。
223
00:21:43,509 --> 00:21:46,846
殿のご裁定を待つように。
224
00:21:46,846 --> 00:22:06,132
♬~
225
00:22:06,132 --> 00:22:10,002
[ 回想 ]
(千代)きっと偽りでございましょう。
226
00:22:10,002 --> 00:22:14,840
ずっと そうして生きてきたので。
227
00:22:14,840 --> 00:22:20,980
(於愛)「私の笑顔は…➡
228
00:22:20,980 --> 00:22:24,316
偽りでございます」。
229
00:22:24,316 --> 00:22:50,316
♬~
230
00:22:53,646 --> 00:22:58,517
(於愛)「天正七年九月十五日。➡
231
00:22:58,517 --> 00:23:02,288
恐ろしいことが起きた」。
232
00:23:02,288 --> 00:23:05,288
[ 回想 ]
(万千代)ご自害なさいました。
233
00:23:15,000 --> 00:23:22,475
(於愛)「お方様に続き
信康様も ご自害された」。
234
00:23:22,475 --> 00:23:24,977
(倒れる音)
235
00:23:24,977 --> 00:23:27,613
(於愛)殿!
(万千代)殿!
236
00:23:27,613 --> 00:23:30,816
殿!
(於愛)殿!
殿!
237
00:23:30,816 --> 00:23:34,487
(於愛)「お支えしなければならない。➡
238
00:23:34,487 --> 00:23:41,787
私より はるかに傷ついておられる
このお方を…」。
239
00:23:44,163 --> 00:23:47,833
[ 回想 ]
(康政)何のために
お二人はご自害なさった?
240
00:23:47,833 --> 00:23:50,736
そのようなこと言うでない!
241
00:23:50,736 --> 00:23:54,707
殿が どんなお気持ちで
上様を もてなしておられるか…➡
242
00:23:54,707 --> 00:23:57,843
そなたらに分かるのか。
243
00:23:57,843 --> 00:24:02,681
♬~
244
00:24:02,681 --> 00:24:06,285
(於愛)「笑っていよう。➡
245
00:24:06,285 --> 00:24:12,791
たとえ偽りの笑顔でも
絶えず おおらかでいよう」。
246
00:24:12,791 --> 00:24:20,466
♬~
247
00:24:20,466 --> 00:24:28,140
(於愛)「この方が いつか また
あのお優しい笑顔を取り戻される日まで」。
248
00:24:28,140 --> 00:24:56,835
♬~
249
00:24:56,835 --> 00:25:05,110
あ… ハア ハア…。
250
00:25:05,110 --> 00:25:19,110
♬~
251
00:25:30,269 --> 00:25:34,269
(正信)殿のご裁定である。
252
00:25:42,848 --> 00:25:46,151
鳥居元忠。
253
00:25:46,151 --> 00:25:50,022
徳川一の忠臣である そなたが➡
254
00:25:50,022 --> 00:25:56,161
我が命に背いたること 言語道断である!
255
00:25:56,161 --> 00:26:00,766
わしは 腹を切る覚悟はできております!
256
00:26:00,766 --> 00:26:05,066
ただ こいつだけは…!
257
00:26:07,940 --> 00:26:15,240
彦。 なぜ 妻にしたいと
素直に わしに言わなかった?
258
00:26:20,119 --> 00:26:23,789
こいつがしてきたことを思えば…➡
259
00:26:23,789 --> 00:26:28,089
さようなことは… とても…。
260
00:26:31,463 --> 00:26:34,366
ふう…。
261
00:26:34,366 --> 00:26:40,566
もとより わしは 千代を恨んでおらん。
262
00:26:42,174 --> 00:26:47,312
忍びとして使うために
捜させていたのでもない。
263
00:26:47,312 --> 00:26:52,618
そなたは かつて我らが夢みた世を➡
264
00:26:52,618 --> 00:26:59,158
穴山梅雪らと共に目指した一人と
心得ておる。
265
00:26:59,158 --> 00:27:03,958
ただただ その身を案じておった。
266
00:27:07,866 --> 00:27:14,566
我らが夢みた世は
忍びなど要らぬ世であった。
267
00:27:19,111 --> 00:27:22,147
忍びの過去を捨て➡
268
00:27:22,147 --> 00:27:25,947
鳥居元忠の妻となるがよい。
269
00:27:31,590 --> 00:27:38,363
今更… 人並みの暮らしが
許されるものでございましょうや。
270
00:27:38,363 --> 00:27:41,563
お情けなら無用に。
271
00:27:43,602 --> 00:27:46,602
情けではない。
272
00:27:52,611 --> 00:27:55,981
幸せになることは➡
273
00:27:55,981 --> 00:28:01,481
生き残った者の務めであると
わしは思うぞ。
274
00:28:03,422 --> 00:28:10,295
♬~
275
00:28:10,295 --> 00:28:13,766
彦を支えよ。
276
00:28:13,766 --> 00:28:18,637
これは 我が命じゃ。
277
00:28:18,637 --> 00:28:25,110
♬~
278
00:28:25,110 --> 00:28:28,147
承知…➡
279
00:28:28,147 --> 00:28:31,147
いたしました。
280
00:28:34,586 --> 00:28:39,291
ありがとうございます。 殿。
281
00:28:39,291 --> 00:28:44,463
♬~
282
00:28:44,463 --> 00:28:50,763
わしは 於愛の助言に従ったまでじゃ。
283
00:28:52,337 --> 00:28:56,337
あ… 私は ただ…。
284
00:29:00,946 --> 00:29:06,785
人の生きる道とは つらく苦しい茨の道…。
285
00:29:06,785 --> 00:29:15,427
そんな中で 慕い慕われる者あることが
どれほど幸せなことか…。
286
00:29:15,427 --> 00:29:21,567
それを得たのなら
大事にするべきと思うまで。
287
00:29:21,567 --> 00:29:39,267
♬~
288
00:29:48,460 --> 00:29:51,129
平八郎。
289
00:29:51,129 --> 00:29:53,829
異存ないか。
290
00:29:55,467 --> 00:29:59,767
真田の忍びである疑いが
晴れておりませぬ。
291
00:30:01,340 --> 00:30:05,811
真田は 信用なりませぬ。
292
00:30:05,811 --> 00:30:12,484
万が一 その忍びに 徳川重臣が
操られていたとあらば ゆゆしきこと!
293
00:30:12,484 --> 00:30:15,984
寝首をかかれてからでは遅い。
294
00:30:22,628 --> 00:30:26,128
(稲)ならば 私が。
295
00:30:29,835 --> 00:30:38,535
父上。 私が真田に入り込んで
真田を操ればようございます。
296
00:30:41,013 --> 00:30:48,353
彦殿が寝首をかかれたら
私は 真田親子の寝首をかきます。
297
00:30:48,353 --> 00:30:52,224
それで おあいこ。
298
00:30:52,224 --> 00:30:57,724
さようなこと… お前ができるはずがない。
299
00:30:59,965 --> 00:31:03,765
(稲)父上に武芸を仕込まれてきました。
300
00:31:05,771 --> 00:31:08,471
できます。
301
00:31:11,476 --> 00:31:21,620
♬~
302
00:31:21,620 --> 00:31:26,820
夫婦をなすも また
おなごの戦と思い知りました。
303
00:31:28,994 --> 00:31:35,867
真田家 我が戦場として申し分なし。➡
304
00:31:35,867 --> 00:31:39,338
殿。
305
00:31:39,338 --> 00:31:43,008
謹んでお受けしとうございます。
306
00:31:43,008 --> 00:31:51,717
♬~
307
00:31:51,717 --> 00:31:55,587
平八郎。
308
00:31:55,587 --> 00:32:01,393
お主が あのじゃじゃ馬を
どれほど かわいがっておったか➡
309
00:32:01,393 --> 00:32:05,093
わしも よう知っとるつもりじゃ。
310
00:32:07,132 --> 00:32:11,603
だがな…。
いいかげん➡
311
00:32:11,603 --> 00:32:17,142
手放す時でござる。 観念しなされ。
312
00:32:17,142 --> 00:32:29,154
♬~
313
00:32:29,154 --> 00:32:34,626
父上。 本多忠勝の娘として➡
314
00:32:34,626 --> 00:32:41,833
その名に恥じぬよう
立派に務めを果たしてまいります。
315
00:32:41,833 --> 00:32:48,340
♬~
316
00:32:48,340 --> 00:33:05,290
(すすり泣き)
317
00:33:05,290 --> 00:33:25,590
♬~
318
00:33:27,312 --> 00:33:31,616
こたびのことは そなたのおかげじゃ。
319
00:33:31,616 --> 00:33:34,152
そんなこと…。
320
00:33:34,152 --> 00:33:40,352
さあ 飲め。 胸の痛みも きっと治ろう。
321
00:33:51,703 --> 00:33:55,173
思い返せば…➡
322
00:33:55,173 --> 00:34:00,973
これまでも わしは
そなたに救われてきた。
323
00:34:03,582 --> 00:34:10,782
そなたが いつも笑顔で
おおらかでいてくれたから…。
324
00:34:13,592 --> 00:34:22,392
そうでなければ
わしの心は どこかで折れていたろう。
325
00:34:36,815 --> 00:34:40,485
私の方なのでございます…。
326
00:34:40,485 --> 00:34:43,155
うん?
327
00:34:43,155 --> 00:34:47,492
殿にお仕えしていて…➡
328
00:34:47,492 --> 00:34:54,366
救われたのは 私の方なのでございます。
329
00:34:54,366 --> 00:34:58,366
わしが救ったか?
330
00:35:01,039 --> 00:35:04,442
♬~
331
00:35:04,442 --> 00:35:11,116
こうすることを
いつの間にか 忘れさせてくださいました。
332
00:35:11,116 --> 00:35:13,451
うん?
333
00:35:13,451 --> 00:35:33,471
♬~
334
00:35:33,471 --> 00:35:35,971
殿。
335
00:35:40,145 --> 00:35:44,983
お方様と信康様のこと➡
336
00:35:44,983 --> 00:35:48,620
お話しくださいませんか?
337
00:35:48,620 --> 00:35:52,490
♬~
338
00:35:52,490 --> 00:35:57,362
今まで聞きたくても
聞けずにおりました。
339
00:35:57,362 --> 00:36:00,165
でも…➡
340
00:36:00,165 --> 00:36:03,665
ずっと願っておりました。
341
00:36:05,136 --> 00:36:10,442
いつか殿が お二人のことを➡
342
00:36:10,442 --> 00:36:14,279
笑顔で語られる日が来ることを。
343
00:36:14,279 --> 00:36:19,150
♬~
344
00:36:19,150 --> 00:36:25,457
お二人の たわいない思い出が
聞きとうございます。
345
00:36:25,457 --> 00:36:42,007
♬~
346
00:36:42,007 --> 00:36:45,307
そうじゃな…。
347
00:36:47,846 --> 00:36:51,546
思い出は いろいろあるがなあ…。
348
00:36:54,152 --> 00:37:02,961
愉快であったのは…
フッ そうそう 信康と五徳の祝言じゃ。
349
00:37:02,961 --> 00:37:05,263
祝言?
350
00:37:05,263 --> 00:37:11,770
それがな フフッ もう 思い出すだけで…
フフフ…。
351
00:37:11,770 --> 00:37:14,105
アハハハハ…!
352
00:37:14,105 --> 00:37:17,142
殿 笑っていては分かりませぬ。
353
00:37:17,142 --> 00:37:21,446
いやいや あのな 鯉がな…
あっ 魚の鯉じゃ。
354
00:37:21,446 --> 00:37:24,449
鯉?
フフフ… アハハハハッ!
355
00:37:24,449 --> 00:37:27,786
(笑い声)
鯉が何なのでございますか?
356
00:37:27,786 --> 00:37:30,689
(笑い声)
殿 どちらへ…。
357
00:37:30,689 --> 00:37:33,458
(笑い声)
いや 鯉がおったんじゃ…。
358
00:37:33,458 --> 00:37:37,128
鯉が。
(笑い声)
359
00:37:37,128 --> 00:37:45,303
西郷殿こと於愛の方様
この後 間もなく お亡くなりに…。
360
00:37:45,303 --> 00:37:49,808
そのご葬儀には 多くの民が集まり➡
361
00:37:49,808 --> 00:37:54,608
祈りをささげたとのことでございます。
362
00:37:56,681 --> 00:37:59,818
真田へのこし入れにより➡
363
00:37:59,818 --> 00:38:04,656
北条も重い重い腰を上げ…。
364
00:38:04,656 --> 00:38:07,656
ふう~。
365
00:38:12,397 --> 00:38:17,397
我が弟 氏規を遣わす。
366
00:38:20,939 --> 00:38:27,239
義父上 ありがとう存じます!
367
00:38:30,115 --> 00:38:37,589
これにて我が主は 戦を避け
北条は守られましょう。
368
00:38:37,589 --> 00:38:40,089
しかし…。
369
00:38:41,793 --> 00:38:45,463
殿下 何と仰せに…?
370
00:38:45,463 --> 00:38:51,336
(秀吉)だから のう?
北条と真田のいざこざよ。➡
371
00:38:51,336 --> 00:38:55,607
沼田を
真田にも分けてやった方がよかろう。
372
00:38:55,607 --> 00:39:00,311
(井伊直政)それには及びませぬ。 真田は
代わりの領地と婚姻に納得しており➡
373
00:39:00,311 --> 00:39:03,511
かつてのような不平は もう申しませぬ。
374
00:39:05,150 --> 00:39:10,755
それは公平ではない。
真田にも分けてやれ。
375
00:39:10,755 --> 00:39:15,260
それでは 我らの苦労が水の泡。
せっかく北条は 上洛を果たし…。
376
00:39:15,260 --> 00:39:19,431
氏政も氏直も来んではないか!
377
00:39:19,431 --> 00:39:23,101
当主でもねえやつが来ても意味はねえ。
378
00:39:23,101 --> 00:39:25,901
真田と分けよ。
379
00:39:28,440 --> 00:39:32,444
北条は 納得しませぬ。
380
00:39:32,444 --> 00:39:37,148
我が裁定に不服なら➡
381
00:39:37,148 --> 00:39:39,951
滅ぼすまで。
382
00:39:39,951 --> 00:39:59,804
♬~
383
00:39:59,804 --> 00:40:02,607
秀長様…➡
384
00:40:02,607 --> 00:40:09,380
関白様は 初めから戦をすると
お決めだったのですね…。
385
00:40:09,380 --> 00:40:15,580
兄は ますます 己の思いのままに
生きるようになりました…。
386
00:40:17,989 --> 00:40:21,493
もう なまりは使いませぬ…。➡
387
00:40:21,493 --> 00:40:26,831
周りには 機嫌を取り 唆す者ばかり。
388
00:40:26,831 --> 00:40:34,339
厳しく意見できるのは
北政所様と 徳川殿ぐらい…。
389
00:40:34,339 --> 00:40:40,011
秀長殿 あなたがおりましょう。
390
00:40:40,011 --> 00:40:43,811
私は 病を持っとります。
391
00:40:47,652 --> 00:40:50,522
もう長くない…。
392
00:40:50,522 --> 00:40:56,394
♬~
393
00:40:56,394 --> 00:40:59,230
お気を付けなされ。
394
00:40:59,230 --> 00:41:04,469
兄に取り入る者の中には
かなり危うい者もおります…。
395
00:41:04,469 --> 00:41:06,404
(銃声)
396
00:41:06,404 --> 00:41:10,975
フ… ハハハハハッ!
(秀吉)こ~ら 危ねえではないか。➡
397
00:41:10,975 --> 00:41:15,146
またやって~。
どうしようもない おなごだわ~。
398
00:41:15,146 --> 00:41:18,616
でも 当たりましたでしょう?
フフフフフッ。
399
00:41:18,616 --> 00:41:22,153
殿下が あまりにお下手で
見ちゃいられませんで。
400
00:41:22,153 --> 00:41:26,024
おめえさんには かなわんわ もう~。
401
00:41:26,024 --> 00:41:31,224
どうじゃ? 大納言。 驚いたろう。
402
00:41:33,164 --> 00:41:43,174
♬~
403
00:41:43,174 --> 00:41:46,844
お市… 様…?
404
00:41:46,844 --> 00:41:53,017
(秀吉)我が新たなる側室 茶々よ。
405
00:41:53,017 --> 00:42:07,665
♬~
406
00:42:07,665 --> 00:42:10,301
(茶々)ダ~ン!
407
00:42:10,301 --> 00:42:13,972
♬~
408
00:42:13,972 --> 00:42:16,474
フフッ アハハハハッ!
409
00:42:16,474 --> 00:42:18,409
ハッハッハッハッ。
410
00:42:18,409 --> 00:42:21,980
ウフフフフ…。
411
00:42:21,980 --> 00:42:26,480
ダ~ン!
(笑い声)
412
00:42:30,488 --> 00:42:32,991
またお会いでき うれしゅうございます。
413
00:42:32,991 --> 00:42:36,327
殿下にもの申せるのは 徳川殿だけだわ…。
414
00:42:36,327 --> 00:42:38,262
くっそ…。
415
00:42:38,262 --> 00:42:40,198
服部党 続け~!
416
00:42:40,198 --> 00:42:45,336
徳川殿。 我が民を よろしく頼みまするぞ。
417
00:42:45,336 --> 00:42:47,271
断じて受け入れられん!
418
00:42:47,271 --> 00:42:50,642
ありがとうございまする。
419
00:42:50,642 --> 00:42:55,013
お主は 江戸。
江戸?
420
00:42:55,013 --> 00:42:57,513
次回 どうする。
421
00:43:04,288 --> 00:43:10,094
於愛の方は
この地で家康と出会い
側室になりました。
422
00:43:10,094 --> 00:43:15,600
そして 後の第2代将軍 秀忠を出産。
423
00:43:15,600 --> 00:43:20,438
秀忠の厄よけの祈とうなども
行われたそうです。
424
00:43:20,438 --> 00:43:28,479
その後 家康と共に 駿府
現在の静岡市に移り住んだ於愛の方。
425
00:43:28,479 --> 00:43:33,818
そこには 於愛の方の菩提寺
宝台院があります。
426
00:43:33,818 --> 00:43:35,753
わあ~。
427
00:43:35,753 --> 00:43:39,323
徳川家の菩提寺でもある このお寺には➡
428
00:43:39,323 --> 00:43:45,129
家康が戦に持ち込んだ守本尊が
残されています。
429
00:43:45,129 --> 00:43:50,334
お寺に
於愛の方の記録も残されていました。
430
00:43:50,334 --> 00:43:53,004
「御目を煩せ
たまえり。➡
431
00:43:53,004 --> 00:43:55,339
深く
瞽女を憐み➡
432
00:43:55,339 --> 00:44:00,639
衣服 また食料を
常に させあり」。
433
00:44:17,128 --> 00:44:22,300
家康の苦難の時代を支えた於愛の方…。
434
00:44:22,300 --> 00:44:27,500
これからも ゆっくり休んで
世の行く末を見守ってください。
36624