All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E35-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03

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Original subtitles

(徳川家康)秀吉に…➡

ひざまずいても…➡

よいか?

♬~

ついに 上洛を決意された 我らが神の君。

秀吉は その人質として 母 大政所を岡崎に送り…。

(仲)はあ… ふう…。

(井伊直政)そこでよい。

かか様。

(仲)あ~! 旭 来てくれたんか。

(直政)そこじゃ。 なぎゃ~こと輿に揺られて…➡

わしゃ 足も悪いっちゅ~に…。

こんな所に 老いた母親を追いやるなんて。 はあ…。

(大久保忠世)大政所様 お待ち申し上げておりました。➡

大久保忠世にございます。➡

さぞ お疲れでございましょう。➡

おみ足を温める湯を用意してございます。 ささっ どうぞ こちらへ。

お… 大政所様。

かか様?

大政所様。

♬~

ああ ああ…。 (忠世)えっ やっ… ちょっ…。

おや~?

秀吉との会見前夜 宿としたのは 秀吉の弟 秀長の屋敷。

(豊臣秀長)ご足労 痛み入りまする。 こちらこそ お招きにあずかり。

(秀長)さあ どうぞ こちらへ。

まさに 敵陣 真っただ中でございましたが…。

(秀長)まことに よう参られました。

参じるのが遅くなりまして。 (秀長)いえいえ。➡

兄も私も 心から喜んどります。

(秀長)明日 兄と お会していただくにあたって…。

(ふすまが開く音) (秀長)うん?

(小声で)殿下がお越しに。 えっ? 今?

(足音)

(秀長)兄様…。

♬~

(豊臣秀吉)よう来てくれたの。

やっと…➡

やっと… う… あ あ…。

さような芝居は なしにしましょう。

早う入ってこお。

♬~

♬~

(秀吉) ええではないか! えっ 寧々 寧々!➡

そんで そんで… そんでな 寧々。

こ… これが これが 家康殿の一番の家臣 酒井忠次だわ。

(酒井忠次) 酒井左衛門尉忠次にございます。➡

北政所様。 (寧々)おうわさは かねがね。

ほんでな ほんでな ほんでな わあ~! おめえ 知っとるぞ。

わしは 知っとるぞ。 おめえは 油断ならねえ知恵者 本多正信であろう!

(本多正信)ハッハッハッ お見知りおきを。

徳川殿の知恵袋か。

え~ ほんでな こやつ! わあ~ こやつ! わしの悪口を さんざん書き連ねた➡

原康政。

(原康政)その節は ご無礼を。

いや~ 名文だったがや。

文武に秀でたるご様子。 (秀吉)ほんでな ほんでな あの~➡

あっ ほんで こいつが… 誰じゃ!

(秀長)兄様。 鳥居元忠殿。

戯~れ言…!

ええのう 欲しいのう!

わしの家臣にならんか? (鳥居元忠)え…。

(寧々)あんた。 徳川殿のござる前で…。 ええではないか! のう? 家康殿。

わしらは もう 敵ではねえ。

おめえさんの息子を わしがもらい➡

わしの妹を おめえさんは もらった。 わしらは もう 一つの家だわ!

あ~ 寧々も秀長も もう おめえさんの身内。

すなわち! おめえさんの家臣も わしの家臣だわ!

酒井も 本多も 原も うう…。

(秀長)鳥居殿! (秀吉)戯れ言だが…!

(寧々)まことに お恥ずかしい限り。

夫が ここまでハメを外したのは 久しぶりでございます。

おあきれになったことでしょう? いえ。

人を知るには 下から見上げるべし…。

兄が昔から よう言っとりました。

人は 自分より下だと思う相手と対する時 本性が現れる。➡

だから みっともねえ なまりを使い 卑しき振る舞いをして➡

常に一番下から 相手の本性を よう見極めるのだと。

そして こうも言っとりました。

信用できると思えたのは 2人だけ。

信長様と徳川殿。

お二人とも 裏表がないと。

だから兄は 徳川殿が来てくださって➡

心の底から うれしかったのでごぜ~ます。

♬~

(秀長)天下一統したいという思いは 兄も同じ。➡

どうか 末永く 支えてやってくだされ。

♬~

どこか得体の知れぬ御仁と思っていた 殿下も➡

腹を割って話してみれば 我らと同じ。

少し安堵いたしました。

秀長殿に 北政所様。

よいお身内をお持ちでございますな。

♬~

起きておいででござろう。

かなわんのう おめえさんには。

ご安心召されよ。

この家康 殿下を支えると決め申した。

もう殿下に 陣羽織を着させぬ覚悟。

陣羽織…➡

ええな それ。

明日 一同の前で それやってちょ~でえ。 うん?

はあ…。

(太鼓の音)

徳川三河守家康➡

関白殿下のもと…。

天下一統のため 励みまする。

(どよめき)

(秀吉)うん。

ん。

つきましては! うん。

殿下の陣羽織を 頂戴いたしとうございます。

な~に~!? この陣羽織をとな!?

こ… ならん! ならん! ならぬ。

余は 関白である。

…が 武将でもある。 戦場で陣羽織は欠かせぬ。

この家康がいるからには➡

二度と 二度と➡

二度~と…!

殿下に陣羽織は着させませぬ。

聞いたか? 聞いたか? 聞いたか? 皆!

この家康は 余を 二度と戦場に行かせぬと申しておる!

あ~ あっぱれ!

あっぱれ! あっぱれ。

武士の鑑である!

(一同)お~!

ああ~➡

いえ~ やす…。

フフフ…。

殿にまで つまらん芝居をさせおって。

直政がいたら 暴れていたかもしれん。 連れてこんで よかった。

ああ 全くよ。

だが 何故 直政とわしが 取り替えられたんじゃろうな。

取り替えられた? ああ。 当初は わしが残って➡

直政を連れてくるはずだったんじゃ。 何か聞いとらんか? 正信よ。

旭様が 彦殿と直政を取り替えてほしいと 申されてな。

旭様が? なぜじゃ。 うん?

う~ん… 殿のおそばには➡

彦殿がついておらねばならん! ということじゃろうな。

ふ~ん…。 旭様も ようお分かりだわ。 うん。

うん?

美しいの~う。

直政殿で ようごぜ~ましたなうん かか様。

フフフフ…。➡

ん! 直政。 魚の骨に気ぃ付けや~よ。➡

骨 取ったろか? (直政)ああ いえ。 取ったるわ…。

(直政)恐れ多うございます。 (仲)ええ ええ。 取ったるわ 取ったるわ。

直政殿。 あれは?

(直政)あっ 寒くなってまいりましたので まきに困らぬようにと。

(仲)直政は 気が利くのう。

♬~

すぐに戻ります。 うん。

これを。 はっ。

(せきばらい)

何のまねじゃ。

大坂の殿の御身に何かあれば これに火をつけて ばあさんを焼き殺す。

焼き… 焼き…! や… やり過ぎであろう!

秀吉への脅しでござる。 人質の役目とは かくなるもの。

お主は いいかげん その… 加減というものを…。

(直政)あっ かたじけない。 骨に気ぃ付けや~よ。

また また来てちょ~でえ。

徳川殿のおかげで つつがなく 祝いの儀を終えることができました。

(忠次)これを。

だが ここに来なかった大名が何人かおる。➡

わしは その一人を叱り飛ばしに西へ向かう。

九州 島津ですな。

おめえさんは東だわ。 関東の北条を叱り飛ばしてちょ~でえ。

軍勢を差し向けて ええ。

ただ殿下。 そのためには やっかい事が残っておりまして…。

(秀長)真田でございますな。

(忠次)相変わらず 北条に与えた沼田領に居座ったまま…。➡

一向に言うことを聞きませぬ。

真田は 徳川の与力。 しかと飼いならせ。

(忠次)はっ。 お言葉ながら➡

裏から こっそり餌を与えたのは どなたです?

それで なおさら 言うことを聞かなくなったのですぞ。

フフ… いや~ 真田は 表裏比興の者だで。

表裏比興…?

表と裏を使い分ける くせ者。➡

我らも手を焼いております。

(於愛の方)日ごと夜ごと➡

関白様と天下の行く末について 語り合うておられるそうじゃ。

それにな 京の天子様にも お目通りして➡

え~っと… 何だったかしら…。

正三位 権中納言という位を 頂いたそうじゃ。

すごいのう。

(於愛)これ お稲! 殿の書状をお読みしてる時に!

(稲)相すみませ~ん。

(於愛)ちゃんと お座りなさい。 ん~。

あなたは 本当に手が焼ける。

あなたの父上に言いつけますよ。

それだけは ご勘弁を。

(笑い声)

(仲)あ~ん。

ま~一つ あ~ん。

うん。

美しいお顔に生んでまって 母上に礼を言わなかんのう。

母上は息災かうん?

私の母は 少し前に亡くなりました。

ほうか…。

ご自慢の息子であったことでしょうな。 いいえ。

私は とんでもない悪童で 母を泣かせてばかりおりました。

仕官できたのも 母が 方々に頭を下げてくれたおかげ。

もう少し 孝行してやればようございました。

でも ご立派に出世されて きっと喜んでおられよう。

どうでしょう… 出世ということでは 関白様には かないませぬ。

(直政)さぞ お幸せなことと存じます。

幸せ… わしが?

(直政)そりゃあ 天下一の孝行息子であらせられますから。

大政所様 お喜びくだされ。

我が主 間もなく京 大坂での務めを終え 帰国の途につきまする。

故に 大政所様も お役御免。 大坂にお帰りいただけます。

大坂に… ほうか。

ようございましたな。

直政を大坂までお供させましょう。

よいのか? 直政殿。

(直政)お供いたします。

ようごぜ~ましたな かか様。

わしは 幸せなんかのう…。

♬~

外を出歩くことも許されん。

大きな城の隅っこに ちいせえ畑あてがってまって➡

要らん菜っぱや大根なんぞ こさえて…➡

こんな時だけ人質に差し出される…。

これが 幸せなんかのう…。

於義伊も ようやっておるようで ホッとしました。

(秀長)ええ。 実に利発なお子様で 兄も大いに気に入っておられる。➡

行く末が楽しみでござる。

(忠次)うん? あの方は 何を?

(秀長)ああ… 豊臣家臣一の変わり者でござる。➡

常に忙しく あちこち立ち回っておって 我らも なかなか会えませぬ。

何か見えますかな?

(石田三成)星が見えまする。 星?

(忠次)星を見て 何とします?

(三成)南蛮では 星々に 神々の物語を見いだすと聞き及びまして。

(忠次)物語…。

牽牛織り姫のような?

(三成)ああ。

星と星を さまざまにつないで いろいろなものを形づくるのです。

あの強く輝いているやつと その右。

おう。 その下に3つ並んで➡

少し離れたやつと あれで➡

柄杓の形になります。 ほう!

南蛮では 大きな熊になぞらえるようで。 なるほど。 フッ 面白い。

(元忠)どれ? どれじゃ?

(正信)あの赤いやつじゃろ。

(康政)違う あそこに3つ並んどるじゃろ。

(正信)全部並んどるじゃろ。 (康政)どこ見とる。

(元忠)どれじゃ? (康政)だから あれじゃ。

(正信)どれじゃ?

この世は 丸い玉のような形を しているともいいます。

あ… 聞いたことがあります。

にわかには信じ難いが。 フ…。

古い考えに凝り固まっていては ものの真の姿は つかめませぬ。

政もまた 新たなるやり方 新たなる考え方が必要と存じます。

確かに… そのとおりじゃ。

気が合いそうでござるなあ。 フッ。

(三成)いずれのご家中のお方で? たわけ! 徳川中納言殿じゃ!

は… う… これは ご無礼を!

豊臣家臣 石田治部少輔三成でございます。

おおっ そなたが切れ者と うわさの。

手腕に疑いはござらん。 徳川殿のお役にも立ちましょう。

それは頼もしい。

何とぞ お力添えを。

こちらこそ。

あれと あれと あれをつなぐと こう… 弓のようではござらんか?

なるほど。 ホホッ いや 私は あの辺りに馬が見えまする。

馬。 あれと あれが首で➡

こういって… あそこに尻尾。

しかし 馬にしては…。

(康政)楽しそうじゃなあ 殿は。 ああ 楽しそうじゃ。

我が家中には ああいう話ができる家臣はおらんからな。

そんなことは…➡

うん おらんな。 じゃろ? おう。

殿は 戦の話などではなく➡

ああいう話がしたかった お人なんじゃな…。

徳川様 こうやって…。

(忠次)戦なき世が そこまで来ている… そんな気がするわい。

何でござろう?

厠が兎? はい。 私も分かりませぬが…。

♬~

こたびの上洛 実によいものとなりました。

(秀長)気を付けてお帰りくだされ。 (秀吉)旭をよろしゅうのう。

時に殿下 お市様の3人の姫君は ご息災でありましょうや。

おお~! 息災 息災。 皆 健やかに麗しくお育ちだて。

特に 一番上の➡

茶々…。

いや そりゃあもう ハハ…。

もうじき わし…。 兄様。

もうじき? いや。

とにもかくにも 東国の仕置きを よろしくお願いいたします。

真田には 徳川殿のもとへ赴くよう きつく申しつけておきますで➡

しかと説き伏せなさいませ。

そうじゃ さもないと 北条征伐に わしが出陣せねばならん。

陣羽織を返してもらうことになるに。

決して そのようなことには いたしませぬ。

私は 二度と無益な戦をせぬと 心に決めております。

この世を戦なき世にいたしましょう。

では これにて。 うん。

うん。

戦なき世か…。

直政殿。

母を頼みましたよ。

はっ。

では 参りましょうか。

帰りたないのう…。

何を仰せです。 関白様が お帰りをお待ちでございますぞ。

関白って誰じゃ。

アハハハ…。

大政所様ご自慢のご子息 秀吉様でございます。

ありゃ わしの息子なんかのう?➡

わしゃ あれのことを な~んも知らん。

わしゃ ただの貧しい百姓で ず~っと働きづめで➡

あれにゃあ しつけの一つもしとらん。

十やそこらで家を出てってまってな…➡

何年かして ひょ~っこり帰ってきたら➡

織田様の足軽大将になっとった。➡

それからは あ~っちゅう間に出世して➡

今は天下人…➡

関白じゃと。

ありゃあ 何者じゃ?

わしゃ 何を生んだんじゃ?

とんでもねえ化け物を 生んでまったみたいで おっかねえ…。

誰かが 力ずくで首根っこを押さえたらんと➡

えれえことに なるんだないかのう…。➡

そう 徳川殿にお伝えしてちょう。

(秀吉)戦なき世か…➡

フ…。

(秀吉)家康…。

♬~

(秀吉)戦がなくなったら 武士どもを どうやって食わしていく。➡

民もじゃ。 民も まっとまっと 豊かにしてやらにゃあ いかん。

(秀吉)日ノ本を一統したとて この世から戦がなくなることは➡

ねえ。

切り取る国は…➡

日ノ本の外に まだまだ あるがや。

♬~

まあまあ 兄様。 今は 天下一統でござる。➡

さきざきのことは おいおい。

♬~

於愛様。 これは どちらに?

はい。

(於愛)う~ん そうじゃな… あっちの…。 はい。

人の日記を勝手に のぞき込む人が ありますか! お行儀悪い…。

あ~! あっ 申し訳ございません。

近頃 ますます近目が進んで…。

よいよい。 フフッ。

慣れ親しんだ浜松とも お別れじゃのう…。

急に寂しくなってまいりました。

そこでな どうじゃ? 礼を言いに行かんか?

礼? どなたに?

皆にじゃ。

(於愛) 世話になったのう。 世話になったのう。

ありがとうございます。

(にぎやかな声)

よし 食べよ。 ありがとうございます。

(老婆)いけませぬ。 (於愛)そんなこと申すな。

(老婆)いけませぬ。 (於愛)遠慮せず もらっておくれ。

(老婆)いけませぬ! わしゃ もらえんのだわ。

(於愛)なぜ? (老婆)わしゃ 昔➡

お殿様に ひでえことを… だんごの中に石入れて…。

何じゃ? はあっ!

あ~! あの時の! あっ! あっ あっ…!

あっ ああ…! (元忠)殿 あの時のばあさんだわ。

[ 回想 ] うあっ! 石! 石!

(本多忠勝)貴様! ヒヒヒヒッ!

おおっ! 達者であったか。

あ… あ…。 ちっとも変わらんのう。

あんときゃあ… あん時は まさか➡

こんなに ご立派になられるとは 思いもせず…➡

わしゃあ とんでもねえことを…。

わしら いろいろと ひでえ うわさも広めちまって…。➡

殿は 戦場から逃げる時 怖くて脱糞して 焼きみそだと ごまかしただの…。

だんごを勝手に食って➡

わしが追っかけてって 銭取ってやった! だの…。

ありゃあ お前たちか! ものすごく広まっとるぞ。

こんなに広まるとは…。

フフ… よいよい。

あの時 わしは 本当に怖くてな 少し漏らしたんじゃ。

え…。

だんごをとったのも きっと わしであろう。

わしが情けない姿をさらしたのは 紛れもないこと。

存分に語り継いで わしを笑うがよい。

なんという お殿様だわ…!

さあ 食べよ。

ありがとうごぜ~ます!

さあさ。 ありがとうごぜえます。

ありがとうごぜえます。 (元忠)石は入っとらんか?

(笑い声) お稲!

なぜ そなたが食べておる! 父上を連れてまいりますよ!

(稲)食べておりません! お稲!➡

あっ こらこらこら… あっ あっ!➡

お稲! お待ちなさい! 父親譲りじゃな。

ハハッ 全く。 (於愛)お稲!

(元忠)ホホホホ…。 ほら お稲 逃げろ逃げろ!

(笑い声) 父上は 捕まらんかったぞ!

(笑い声)

かくして 16年という月日を過ごした 浜松の地を離れ➡

あの懐かしい今川館の跡地に建てたる 駿府城へ。

この新天地で 君の前に参じたのは この方。

(忠次)入られよ。

(せきばらい)

(せきばらい)

(忠次)こちら 真田昌幸殿。 そのご子息 信幸殿にございます。

(忠次)真田殿 こちら 徳川中納言様にあらせられる。

(忠世)正三位 徳川権中納言家康様にあらせられる!

はあ… 真田殿 いろいろと行き違いがござったが➡

こうして参じてくださったのは➡

実に好ましいこと。➡

さすれば 沼田の地 北条に明け渡していただけますな?

いただけますな?

お耳が悪いのか…。 答えよ!

徳川殿には これまでも 幾度となく同じことを言われ➡

そのたびに 同じお答えをしてまいりましたが…。

ここでも また 同じことを。

これは恐らく 徳川殿というお方は 言葉を存じ上げんのだと。

無礼であるぞ! よい。

家康である。

言葉は人並みに分かる。

改めて聞く。 なぜ 沼田を渡してくれぬ?

お~。

見事なつぼでございまするな。

信幸。

(真田信幸)はい。

このつぼ そなたにやろう。 (信幸)かたじけのう存じます。

(忠世)お… お主のものではなかろうが!

皆様もご存じでござったか。

自分のものではないものを 人に譲ることはできぬということを。

(信幸)沼田は 我らが切り取ったもの。➡

徳川殿が 北条殿に差し上げることはできませぬ。

さ~な~だ~殿。

貴殿は 徳川の与力でござる。 はあ。

ならば 徳川に従わねばならん それは分かりますな?

はあ。

沼田を明け渡していただけませぬか。

で~き~ま~せ~ぬ。

ハハハハハッ! 言葉が通じんのは 貴殿の方では?

与力であっても 所領を明け渡す道理はございませぬ。

フフフフフ…。➡

これは 関白殿下のお指図でもある。

よもや 関白殿下に逆らうおつもりでは ありますまいな?

たやすく関白のお名前に すがらぬ方が よろしいかと。

格が落ちまするぞ。

(正信)ハハハハ…!

♬~

フ…。

初めてお目にかかったが うわさどおり 面白き御仁よ。

分かった。 沼田のことは わしにも落ち度があったと思う。

代わりの領地を与える。

それで どうじゃ?

ありていに申せば…➡

我らは 徳川殿を信用できぬということ。

ならば 何を望む?

いかがでございましょう?

この者の妻に➡

徳川殿の姫君を頂きたい。

(忠世)何を ずうずうしいことを! 身の程をわきまえられよ!

この物言いこそが 我らをないがしろにしている証し!

姫君を頂きたい。

(忠次)あいにく 殿には 年頃の姫がおりませぬ。

ならば ご重臣の姫君を➡

まずは徳川殿の養女にするという形でも 構いませぬが。

♬~

(於愛)どうかなさいましたか? お稲殿。

どうかも何もしたも…➡

そんな怖い目で見張られていては 気になってしかたありませぬ。 父上!

(忠勝)於愛様。 一層 厳しく しつけてくだされ。➡

このままでは➡

こし入れ先がござらんでなあ!

(稲)ふん!

フフッ。

♬~

本多忠勝の娘を こし入れさせる用意も 進めております。

殿は お慕いするお方ではない。

すいません。 おっ。

女を引き渡せ! 真田の忍びに操られておる。

何でも欲しがる 病…。

嘘でも笑っていなされ。

私の笑顔は 偽りでございます。

次回 どうする。

上田城は 家康が上杉氏への備えとして 真田昌幸に築かせた城です。

我ら 信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と…。

(一同)十勇士!

真田家を守るために さまざまな戦略を用いた知略の武将 昌幸。

秀吉も 従順な態度を示さない昌幸を➡

表裏者と評すほどでした。

徳川軍は 真田の裏切りに遭い➡

2度にわたり 上田城を攻めました。

世に言う上田合戦です。

上田城の南側は 千曲川が守っていました。

この辺りまで流れが迫っていたそうです。

神川に誘い込まれた徳川軍は➡

上流の堰を切られ 水攻めに遭い➡

多くの犠牲を払った と伝わっています。

その後 戦のない時代になると➡

豊かな水の恵みを利用し 酒造りが行われました。

発展を遂げた上田は➡

徳川と真田の 激しい戦の地でもあったのです。

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