All language subtitles for Dou Suru Ieyasu E35-HDTV-1080p-H264-AAC-DramaClub_Track03

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(鳥居元忠)え…。 63 00:07:39,356 --> 00:07:44,328 (寧々)あんた。 徳川殿のござる前で…。 ええではないか! のう? 家康殿。 64 00:07:44,328 --> 00:07:46,964 わしらは もう 敵ではねえ。 65 00:07:46,964 --> 00:07:49,633 おめえさんの息子を わしがもらい➡ 66 00:07:49,633 --> 00:07:54,471 わしの妹を おめえさんは もらった。 わしらは もう 一つの家だわ! 67 00:07:54,471 --> 00:07:58,142 あ~ 寧々も秀長も もう おめえさんの身内。 68 00:07:58,142 --> 00:08:02,913 すなわち! おめえさんの家臣も わしの家臣だわ! 69 00:08:02,913 --> 00:08:06,784 酒井も 本多も 原も うう…。 70 00:08:06,784 --> 00:08:10,484 (秀長)鳥居殿! (秀吉)戯れ言だが…! 71 00:08:12,589 --> 00:08:17,094 (寧々)まことに お恥ずかしい限り。 72 00:08:17,094 --> 00:08:22,433 夫が ここまでハメを外したのは 久しぶりでございます。 73 00:08:22,433 --> 00:08:26,733 おあきれになったことでしょう? いえ。 74 00:08:33,077 --> 00:08:37,577 人を知るには 下から見上げるべし…。 75 00:08:39,450 --> 00:08:43,120 兄が昔から よう言っとりました。 76 00:08:43,120 --> 00:08:49,626 人は 自分より下だと思う相手と対する時 本性が現れる。➡ 77 00:08:49,626 --> 00:08:54,765 だから みっともねえ なまりを使い 卑しき振る舞いをして➡ 78 00:08:54,765 --> 00:09:02,506 常に一番下から 相手の本性を よう見極めるのだと。 79 00:09:02,506 --> 00:09:06,243 そして こうも言っとりました。 80 00:09:06,243 --> 00:09:10,114 信用できると思えたのは 2人だけ。 81 00:09:10,114 --> 00:09:14,952 信長様と徳川殿。 82 00:09:14,952 --> 00:09:19,723 お二人とも 裏表がないと。 83 00:09:19,723 --> 00:09:24,561 だから兄は 徳川殿が来てくださって➡ 84 00:09:24,561 --> 00:09:28,432 心の底から うれしかったのでごぜ~ます。 85 00:09:28,432 --> 00:09:33,937 ♬~ 86 00:09:33,937 --> 00:09:38,609 (秀長)天下一統したいという思いは 兄も同じ。➡ 87 00:09:38,609 --> 00:09:44,414 どうか 末永く 支えてやってくだされ。 88 00:09:44,414 --> 00:09:57,761 ♬~ 89 00:09:57,761 --> 00:10:02,299 どこか得体の知れぬ御仁と思っていた 殿下も➡ 90 00:10:02,299 --> 00:10:07,137 腹を割って話してみれば 我らと同じ。 91 00:10:07,137 --> 00:10:10,974 少し安堵いたしました。 92 00:10:10,974 --> 00:10:15,774 秀長殿に 北政所様。 93 00:10:17,848 --> 00:10:22,653 よいお身内をお持ちでございますな。 94 00:10:22,653 --> 00:10:36,800 ♬~ 95 00:10:36,800 --> 00:10:40,000 起きておいででござろう。 96 00:10:44,007 --> 00:10:49,707 かなわんのう おめえさんには。 97 00:10:55,018 --> 00:10:57,521 ご安心召されよ。 98 00:10:57,521 --> 00:11:02,960 この家康 殿下を支えると決め申した。 99 00:11:02,960 --> 00:11:08,760 もう殿下に 陣羽織を着させぬ覚悟。 100 00:11:13,136 --> 00:11:16,173 陣羽織…➡ 101 00:11:16,173 --> 00:11:19,643 ええな それ。 102 00:11:19,643 --> 00:11:26,316 明日 一同の前で それやってちょ~でえ。 うん? 103 00:11:26,316 --> 00:11:28,986 はあ…。 104 00:11:28,986 --> 00:12:00,686 (太鼓の音) 105 00:12:06,723 --> 00:12:11,628 徳川三河守家康➡ 106 00:12:11,628 --> 00:12:14,828 関白殿下のもと…。 107 00:12:17,134 --> 00:12:21,471 天下一統のため 励みまする。 108 00:12:21,471 --> 00:12:23,971 (どよめき) 109 00:12:29,146 --> 00:12:32,482 (秀吉)うん。 110 00:12:32,482 --> 00:12:34,782 ん。 111 00:12:44,194 --> 00:12:46,994 つきましては! うん。 112 00:12:49,900 --> 00:12:57,507 殿下の陣羽織を 頂戴いたしとうございます。 113 00:12:57,507 --> 00:13:02,946 な~に~!? この陣羽織をとな!? 114 00:13:02,946 --> 00:13:06,750 こ… ならん! ならん! ならぬ。 115 00:13:06,750 --> 00:13:10,620 余は 関白である。 116 00:13:10,620 --> 00:13:16,960 …が 武将でもある。 戦場で陣羽織は欠かせぬ。 117 00:13:16,960 --> 00:13:19,863 この家康がいるからには➡ 118 00:13:19,863 --> 00:13:22,466 二度と 二度と➡ 119 00:13:22,466 --> 00:13:26,303 二度~と…! 120 00:13:26,303 --> 00:13:30,774 殿下に陣羽織は着させませぬ。 121 00:13:30,774 --> 00:13:35,479 聞いたか? 聞いたか? 聞いたか? 皆! 122 00:13:35,479 --> 00:13:41,284 この家康は 余を 二度と戦場に行かせぬと申しておる! 123 00:13:41,284 --> 00:13:44,654 あ~ あっぱれ! 124 00:13:44,654 --> 00:13:49,159 あっぱれ! あっぱれ。 125 00:13:49,159 --> 00:13:51,661 武士の鑑である! 126 00:13:51,661 --> 00:13:53,997 (一同)お~! 127 00:13:53,997 --> 00:13:56,032 ああ~➡ 128 00:13:56,032 --> 00:14:00,032 いえ~ やす…。 129 00:14:01,805 --> 00:14:03,807 フフフ…。 130 00:14:03,807 --> 00:14:06,943 殿にまで つまらん芝居をさせおって。 131 00:14:06,943 --> 00:14:11,114 直政がいたら 暴れていたかもしれん。 連れてこんで よかった。 132 00:14:11,114 --> 00:14:13,450 ああ 全くよ。 133 00:14:13,450 --> 00:14:17,320 だが 何故 直政とわしが 取り替えられたんじゃろうな。 134 00:14:17,320 --> 00:14:21,625 取り替えられた? ああ。 当初は わしが残って➡ 135 00:14:21,625 --> 00:14:26,463 直政を連れてくるはずだったんじゃ。 何か聞いとらんか? 正信よ。 136 00:14:26,463 --> 00:14:30,333 旭様が 彦殿と直政を取り替えてほしいと 申されてな。 137 00:14:30,333 --> 00:14:33,637 旭様が? なぜじゃ。 うん? 138 00:14:33,637 --> 00:14:37,140 う~ん… 殿のおそばには➡ 139 00:14:37,140 --> 00:14:42,479 彦殿がついておらねばならん! ということじゃろうな。 140 00:14:42,479 --> 00:14:48,351 ふ~ん…。 旭様も ようお分かりだわ。 うん。 141 00:14:48,351 --> 00:14:50,551 うん? 142 00:14:54,791 --> 00:14:58,791 美しいの~う。 143 00:15:01,097 --> 00:15:04,968 直政殿で ようごぜ~ましたなうん かか様。 144 00:15:04,968 --> 00:15:07,971 フフフフ…。➡ 145 00:15:07,971 --> 00:15:14,644 ん! 直政。 魚の骨に気ぃ付けや~よ。➡ 146 00:15:14,644 --> 00:15:17,614 骨 取ったろか? (直政)ああ いえ。 取ったるわ…。 147 00:15:17,614 --> 00:15:21,751 (直政)恐れ多うございます。 (仲)ええ ええ。 取ったるわ 取ったるわ。 148 00:15:21,751 --> 00:15:25,288 直政殿。 あれは? 149 00:15:25,288 --> 00:15:29,626 (直政)あっ 寒くなってまいりましたので まきに困らぬようにと。 150 00:15:29,626 --> 00:15:33,463 (仲)直政は 気が利くのう。 151 00:15:33,463 --> 00:15:38,635 ♬~ 152 00:15:38,635 --> 00:15:41,137 すぐに戻ります。 うん。 153 00:15:41,137 --> 00:15:43,974 これを。 はっ。 154 00:15:43,974 --> 00:15:46,274 (せきばらい) 155 00:15:48,144 --> 00:15:50,480 何のまねじゃ。 156 00:15:50,480 --> 00:15:54,985 大坂の殿の御身に何かあれば これに火をつけて ばあさんを焼き殺す。 157 00:15:54,985 --> 00:15:57,888 焼き… 焼き…! や… やり過ぎであろう! 158 00:15:57,888 --> 00:16:03,093 秀吉への脅しでござる。 人質の役目とは かくなるもの。 159 00:16:03,093 --> 00:16:07,430 お主は いいかげん その… 加減というものを…。 160 00:16:07,430 --> 00:16:11,301 (直政)あっ かたじけない。 骨に気ぃ付けや~よ。 161 00:16:11,301 --> 00:16:15,305 また また来てちょ~でえ。 162 00:16:15,305 --> 00:16:19,743 徳川殿のおかげで つつがなく 祝いの儀を終えることができました。 163 00:16:19,743 --> 00:16:21,811 (忠次)これを。 164 00:16:21,811 --> 00:16:26,449 だが ここに来なかった大名が何人かおる。➡ 165 00:16:26,449 --> 00:16:30,620 わしは その一人を叱り飛ばしに西へ向かう。 166 00:16:30,620 --> 00:16:32,622 九州 島津ですな。 167 00:16:32,622 --> 00:16:37,394 おめえさんは東だわ。 関東の北条を叱り飛ばしてちょ~でえ。 168 00:16:37,394 --> 00:16:40,330 軍勢を差し向けて ええ。 169 00:16:40,330 --> 00:16:47,070 ただ殿下。 そのためには やっかい事が残っておりまして…。 170 00:16:47,070 --> 00:16:51,775 (秀長)真田でございますな。 171 00:16:51,775 --> 00:16:56,646 (忠次)相変わらず 北条に与えた沼田領に居座ったまま…。➡ 172 00:16:56,646 --> 00:16:59,149 一向に言うことを聞きませぬ。 173 00:16:59,149 --> 00:17:03,987 真田は 徳川の与力。 しかと飼いならせ。 174 00:17:03,987 --> 00:17:07,424 (忠次)はっ。 お言葉ながら➡ 175 00:17:07,424 --> 00:17:14,097 裏から こっそり餌を与えたのは どなたです? 176 00:17:14,097 --> 00:17:17,968 それで なおさら 言うことを聞かなくなったのですぞ。 177 00:17:17,968 --> 00:17:24,741 フフ… いや~ 真田は 表裏比興の者だで。 178 00:17:24,741 --> 00:17:26,810 表裏比興…? 179 00:17:26,810 --> 00:17:30,280 表と裏を使い分ける くせ者。➡ 180 00:17:30,280 --> 00:17:33,580 我らも手を焼いております。 181 00:17:35,952 --> 00:17:37,988 (於愛の方)日ごと夜ごと➡ 182 00:17:37,988 --> 00:17:42,125 関白様と天下の行く末について 語り合うておられるそうじゃ。 183 00:17:42,125 --> 00:17:46,963 それにな 京の天子様にも お目通りして➡ 184 00:17:46,963 --> 00:17:50,000 え~っと… 何だったかしら…。 185 00:17:50,000 --> 00:17:54,638 正三位 権中納言という位を 頂いたそうじゃ。 186 00:17:54,638 --> 00:17:57,138 すごいのう。 187 00:18:00,143 --> 00:18:05,582 (於愛)これ お稲! 殿の書状をお読みしてる時に! 188 00:18:05,582 --> 00:18:09,082 (稲)相すみませ~ん。 189 00:18:13,323 --> 00:18:16,593 (於愛)ちゃんと お座りなさい。 ん~。 190 00:18:16,593 --> 00:18:19,929 あなたは 本当に手が焼ける。 191 00:18:19,929 --> 00:18:24,429 あなたの父上に言いつけますよ。 192 00:18:26,703 --> 00:18:29,939 それだけは ご勘弁を。 193 00:18:29,939 --> 00:18:32,739 (笑い声) 194 00:18:34,811 --> 00:18:37,811 (仲)あ~ん。 195 00:18:41,551 --> 00:18:46,551 ま~一つ あ~ん。 196 00:18:48,758 --> 00:18:51,127 うん。 197 00:18:51,127 --> 00:18:58,301 美しいお顔に生んでまって 母上に礼を言わなかんのう。 198 00:18:58,301 --> 00:19:02,172 母上は息災かうん? 199 00:19:02,172 --> 00:19:07,110 私の母は 少し前に亡くなりました。 200 00:19:07,110 --> 00:19:09,713 ほうか…。 201 00:19:09,713 --> 00:19:14,417 ご自慢の息子であったことでしょうな。 いいえ。 202 00:19:14,417 --> 00:19:20,290 私は とんでもない悪童で 母を泣かせてばかりおりました。 203 00:19:20,290 --> 00:19:26,029 仕官できたのも 母が 方々に頭を下げてくれたおかげ。 204 00:19:26,029 --> 00:19:29,899 もう少し 孝行してやればようございました。 205 00:19:29,899 --> 00:19:35,105 でも ご立派に出世されて きっと喜んでおられよう。 206 00:19:35,105 --> 00:19:42,105 どうでしょう… 出世ということでは 関白様には かないませぬ。 207 00:19:43,747 --> 00:19:48,618 (直政)さぞ お幸せなことと存じます。 208 00:19:48,618 --> 00:19:52,756 幸せ… わしが? 209 00:19:52,756 --> 00:19:57,956 (直政)そりゃあ 天下一の孝行息子であらせられますから。 210 00:20:00,630 --> 00:20:03,967 大政所様 お喜びくだされ。 211 00:20:03,967 --> 00:20:08,638 我が主 間もなく京 大坂での務めを終え 帰国の途につきまする。 212 00:20:08,638 --> 00:20:16,513 故に 大政所様も お役御免。 大坂にお帰りいただけます。 213 00:20:16,513 --> 00:20:21,151 大坂に… ほうか。 214 00:20:21,151 --> 00:20:23,951 ようございましたな。 215 00:20:26,956 --> 00:20:31,327 直政を大坂までお供させましょう。 216 00:20:31,327 --> 00:20:34,998 よいのか? 直政殿。 217 00:20:34,998 --> 00:20:37,033 (直政)お供いたします。 218 00:20:37,033 --> 00:20:41,671 ようごぜ~ましたな かか様。 219 00:20:41,671 --> 00:20:46,342 わしは 幸せなんかのう…。 220 00:20:46,342 --> 00:20:50,013 ♬~ 221 00:20:50,013 --> 00:20:54,350 外を出歩くことも許されん。 222 00:20:54,350 --> 00:21:01,124 大きな城の隅っこに ちいせえ畑あてがってまって➡ 223 00:21:01,124 --> 00:21:04,961 要らん菜っぱや大根なんぞ こさえて…➡ 224 00:21:04,961 --> 00:21:11,467 こんな時だけ人質に差し出される…。 225 00:21:11,467 --> 00:21:16,267 これが 幸せなんかのう…。 226 00:21:19,142 --> 00:21:22,979 於義伊も ようやっておるようで ホッとしました。 227 00:21:22,979 --> 00:21:27,851 (秀長)ええ。 実に利発なお子様で 兄も大いに気に入っておられる。➡ 228 00:21:27,851 --> 00:21:30,854 行く末が楽しみでござる。 229 00:21:30,854 --> 00:21:33,656 (忠次)うん? あの方は 何を? 230 00:21:33,656 --> 00:21:39,329 (秀長)ああ… 豊臣家臣一の変わり者でござる。➡ 231 00:21:39,329 --> 00:21:45,829 常に忙しく あちこち立ち回っておって 我らも なかなか会えませぬ。 232 00:21:56,880 --> 00:22:00,183 何か見えますかな? 233 00:22:00,183 --> 00:22:04,153 (石田三成)星が見えまする。 星? 234 00:22:04,153 --> 00:22:08,892 (忠次)星を見て 何とします? 235 00:22:08,892 --> 00:22:16,633 (三成)南蛮では 星々に 神々の物語を見いだすと聞き及びまして。 236 00:22:16,633 --> 00:22:19,135 (忠次)物語…。 237 00:22:19,135 --> 00:22:22,335 牽牛織り姫のような? 238 00:22:27,844 --> 00:22:30,146 (三成)ああ。 239 00:22:30,146 --> 00:22:36,486 星と星を さまざまにつないで いろいろなものを形づくるのです。 240 00:22:36,486 --> 00:22:40,356 あの強く輝いているやつと その右。 241 00:22:40,356 --> 00:22:43,159 おう。 その下に3つ並んで➡ 242 00:22:43,159 --> 00:22:46,996 少し離れたやつと あれで➡ 243 00:22:46,996 --> 00:22:49,899 柄杓の形になります。 ほう! 244 00:22:49,899 --> 00:22:58,174 南蛮では 大きな熊になぞらえるようで。 なるほど。 フッ 面白い。 245 00:22:58,174 --> 00:23:01,077 (元忠)どれ? どれじゃ? 246 00:23:01,077 --> 00:23:03,146 (正信)あの赤いやつじゃろ。 247 00:23:03,146 --> 00:23:05,982 (康政)違う あそこに3つ並んどるじゃろ。 248 00:23:05,982 --> 00:23:08,451 (正信)全部並んどるじゃろ。 (康政)どこ見とる。 249 00:23:08,451 --> 00:23:10,486 (元忠)どれじゃ? (康政)だから あれじゃ。 250 00:23:10,486 --> 00:23:12,755 (正信)どれじゃ? 251 00:23:12,755 --> 00:23:18,561 この世は 丸い玉のような形を しているともいいます。 252 00:23:18,561 --> 00:23:21,497 あ… 聞いたことがあります。 253 00:23:21,497 --> 00:23:25,768 にわかには信じ難いが。 フ…。 254 00:23:25,768 --> 00:23:32,642 古い考えに凝り固まっていては ものの真の姿は つかめませぬ。 255 00:23:32,642 --> 00:23:41,842 政もまた 新たなるやり方 新たなる考え方が必要と存じます。 256 00:23:45,188 --> 00:23:50,988 確かに… そのとおりじゃ。 257 00:23:53,329 --> 00:23:57,500 気が合いそうでござるなあ。 フッ。 258 00:23:57,500 --> 00:24:02,739 (三成)いずれのご家中のお方で? たわけ! 徳川中納言殿じゃ! 259 00:24:02,739 --> 00:24:06,943 は… う… これは ご無礼を! 260 00:24:06,943 --> 00:24:11,614 豊臣家臣 石田治部少輔三成でございます。 261 00:24:11,614 --> 00:24:16,953 おおっ そなたが切れ者と うわさの。 262 00:24:16,953 --> 00:24:22,625 手腕に疑いはござらん。 徳川殿のお役にも立ちましょう。 263 00:24:22,625 --> 00:24:24,961 それは頼もしい。 264 00:24:24,961 --> 00:24:28,831 何とぞ お力添えを。 265 00:24:28,831 --> 00:24:31,531 こちらこそ。 266 00:24:36,139 --> 00:24:44,647 あれと あれと あれをつなぐと こう… 弓のようではござらんか? 267 00:24:44,647 --> 00:24:51,320 なるほど。 ホホッ いや 私は あの辺りに馬が見えまする。 268 00:24:51,320 --> 00:24:54,791 馬。 あれと あれが首で➡ 269 00:24:54,791 --> 00:24:59,328 こういって… あそこに尻尾。 270 00:24:59,328 --> 00:25:01,931 しかし 馬にしては…。 271 00:25:01,931 --> 00:25:05,802 (康政)楽しそうじゃなあ 殿は。 ああ 楽しそうじゃ。 272 00:25:05,802 --> 00:25:10,640 我が家中には ああいう話ができる家臣はおらんからな。 273 00:25:10,640 --> 00:25:13,276 そんなことは…➡ 274 00:25:13,276 --> 00:25:17,146 うん おらんな。 じゃろ? おう。 275 00:25:17,146 --> 00:25:21,617 殿は 戦の話などではなく➡ 276 00:25:21,617 --> 00:25:25,121 ああいう話がしたかった お人なんじゃな…。 277 00:25:25,121 --> 00:25:27,757 徳川様 こうやって…。 278 00:25:27,757 --> 00:25:34,057 (忠次)戦なき世が そこまで来ている… そんな気がするわい。 279 00:25:36,499 --> 00:25:38,501 何でござろう? 280 00:25:38,501 --> 00:25:43,773 厠が兎? はい。 私も分かりませぬが…。 281 00:25:43,773 --> 00:25:54,150 ♬~ 282 00:25:54,150 --> 00:25:58,321 こたびの上洛 実によいものとなりました。 283 00:25:58,321 --> 00:26:02,925 (秀長)気を付けてお帰りくだされ。 (秀吉)旭をよろしゅうのう。 284 00:26:02,925 --> 00:26:09,432 時に殿下 お市様の3人の姫君は ご息災でありましょうや。 285 00:26:09,432 --> 00:26:16,606 おお~! 息災 息災。 皆 健やかに麗しくお育ちだて。 286 00:26:16,606 --> 00:26:20,276 特に 一番上の➡ 287 00:26:20,276 --> 00:26:23,112 茶々…。 288 00:26:23,112 --> 00:26:27,750 いや そりゃあもう ハハ…。 289 00:26:27,750 --> 00:26:31,954 もうじき わし…。 兄様。 290 00:26:31,954 --> 00:26:33,990 もうじき? いや。 291 00:26:33,990 --> 00:26:37,627 とにもかくにも 東国の仕置きを よろしくお願いいたします。 292 00:26:37,627 --> 00:26:42,131 真田には 徳川殿のもとへ赴くよう きつく申しつけておきますで➡ 293 00:26:42,131 --> 00:26:44,066 しかと説き伏せなさいませ。 294 00:26:44,066 --> 00:26:49,305 そうじゃ さもないと 北条征伐に わしが出陣せねばならん。 295 00:26:49,305 --> 00:26:52,208 陣羽織を返してもらうことになるに。 296 00:26:52,208 --> 00:26:54,777 決して そのようなことには いたしませぬ。 297 00:26:54,777 --> 00:27:01,584 私は 二度と無益な戦をせぬと 心に決めております。 298 00:27:01,584 --> 00:27:07,584 この世を戦なき世にいたしましょう。 299 00:27:12,094 --> 00:27:16,894 では これにて。 うん。 300 00:27:27,443 --> 00:27:29,643 うん。 301 00:27:32,949 --> 00:27:36,449 戦なき世か…。 302 00:27:38,120 --> 00:27:41,757 直政殿。 303 00:27:41,757 --> 00:27:45,294 母を頼みましたよ。 304 00:27:45,294 --> 00:27:47,494 はっ。 305 00:27:51,100 --> 00:27:54,900 では 参りましょうか。 306 00:27:56,772 --> 00:28:01,244 帰りたないのう…。 307 00:28:01,244 --> 00:28:07,944 何を仰せです。 関白様が お帰りをお待ちでございますぞ。 308 00:28:09,585 --> 00:28:14,090 関白って誰じゃ。 309 00:28:14,090 --> 00:28:17,426 アハハハ…。 310 00:28:17,426 --> 00:28:24,100 大政所様ご自慢のご子息 秀吉様でございます。 311 00:28:24,100 --> 00:28:29,905 ありゃ わしの息子なんかのう?➡ 312 00:28:29,905 --> 00:28:34,810 わしゃ あれのことを な~んも知らん。 313 00:28:34,810 --> 00:28:41,617 わしゃ ただの貧しい百姓で ず~っと働きづめで➡ 314 00:28:41,617 --> 00:28:46,289 あれにゃあ しつけの一つもしとらん。 315 00:28:46,289 --> 00:28:50,760 十やそこらで家を出てってまってな…➡ 316 00:28:50,760 --> 00:28:55,131 何年かして ひょ~っこり帰ってきたら➡ 317 00:28:55,131 --> 00:28:59,635 織田様の足軽大将になっとった。➡ 318 00:28:59,635 --> 00:29:04,407 それからは あ~っちゅう間に出世して➡ 319 00:29:04,407 --> 00:29:09,578 今は天下人…➡ 320 00:29:09,578 --> 00:29:13,278 関白じゃと。 321 00:29:16,085 --> 00:29:20,956 ありゃあ 何者じゃ? 322 00:29:20,956 --> 00:29:27,096 わしゃ 何を生んだんじゃ? 323 00:29:27,096 --> 00:29:35,896 とんでもねえ化け物を 生んでまったみたいで おっかねえ…。 324 00:29:38,708 --> 00:29:44,947 誰かが 力ずくで首根っこを押さえたらんと➡ 325 00:29:44,947 --> 00:29:48,818 えれえことに なるんだないかのう…。➡ 326 00:29:48,818 --> 00:29:54,118 そう 徳川殿にお伝えしてちょう。 327 00:29:55,958 --> 00:29:59,462 (秀吉)戦なき世か…➡ 328 00:29:59,462 --> 00:30:01,662 フ…。 329 00:30:03,332 --> 00:30:06,235 (秀吉)家康…。 330 00:30:06,235 --> 00:30:14,777 ♬~ 331 00:30:14,777 --> 00:30:22,651 (秀吉)戦がなくなったら 武士どもを どうやって食わしていく。➡ 332 00:30:22,651 --> 00:30:30,151 民もじゃ。 民も まっとまっと 豊かにしてやらにゃあ いかん。 333 00:30:32,495 --> 00:30:41,670 (秀吉)日ノ本を一統したとて この世から戦がなくなることは➡ 334 00:30:41,670 --> 00:30:44,170 ねえ。 335 00:30:50,346 --> 00:30:55,017 切り取る国は…➡ 336 00:30:55,017 --> 00:31:01,824 日ノ本の外に まだまだ あるがや。 337 00:31:01,824 --> 00:31:06,629 ♬~ 338 00:31:06,629 --> 00:31:10,966 まあまあ 兄様。 今は 天下一統でござる。➡ 339 00:31:10,966 --> 00:31:13,869 さきざきのことは おいおい。 340 00:31:13,869 --> 00:31:29,669 ♬~ 341 00:31:51,173 --> 00:31:54,810 於愛様。 これは どちらに? 342 00:31:54,810 --> 00:31:56,810 はい。 343 00:31:58,514 --> 00:32:03,714 (於愛)う~ん そうじゃな… あっちの…。 はい。 344 00:32:09,124 --> 00:32:14,324 人の日記を勝手に のぞき込む人が ありますか! お行儀悪い…。 345 00:32:17,466 --> 00:32:21,303 あ~! あっ 申し訳ございません。 346 00:32:21,303 --> 00:32:23,772 近頃 ますます近目が進んで…。 347 00:32:23,772 --> 00:32:26,475 よいよい。 フフッ。 348 00:32:26,475 --> 00:32:32,475 慣れ親しんだ浜松とも お別れじゃのう…。 349 00:32:34,216 --> 00:32:38,487 急に寂しくなってまいりました。 350 00:32:38,487 --> 00:32:43,659 そこでな どうじゃ? 礼を言いに行かんか? 351 00:32:43,659 --> 00:32:47,663 礼? どなたに? 352 00:32:47,663 --> 00:32:50,463 皆にじゃ。 353 00:32:54,370 --> 00:32:59,508 (於愛) 世話になったのう。 世話になったのう。 354 00:32:59,508 --> 00:33:02,111 ありがとうございます。 355 00:33:02,111 --> 00:33:04,747 (にぎやかな声) 356 00:33:04,747 --> 00:33:08,450 よし 食べよ。 ありがとうございます。 357 00:33:08,450 --> 00:33:11,353 (老婆)いけませぬ。 (於愛)そんなこと申すな。 358 00:33:11,353 --> 00:33:14,957 (老婆)いけませぬ。 (於愛)遠慮せず もらっておくれ。 359 00:33:14,957 --> 00:33:18,761 (老婆)いけませぬ! わしゃ もらえんのだわ。 360 00:33:18,761 --> 00:33:21,630 (於愛)なぜ? (老婆)わしゃ 昔➡ 361 00:33:21,630 --> 00:33:26,502 お殿様に ひでえことを… だんごの中に石入れて…。 362 00:33:26,502 --> 00:33:28,771 何じゃ? はあっ! 363 00:33:28,771 --> 00:33:32,641 あ~! あの時の! あっ! あっ あっ…! 364 00:33:32,641 --> 00:33:37,479 あっ ああ…! (元忠)殿 あの時のばあさんだわ。 365 00:33:37,479 --> 00:33:40,516 [ 回想 ] うあっ! 石! 石! 366 00:33:40,516 --> 00:33:43,285 (本多忠勝)貴様! ヒヒヒヒッ! 367 00:33:43,285 --> 00:33:46,155 おおっ! 達者であったか。 368 00:33:46,155 --> 00:33:48,991 あ… あ…。 ちっとも変わらんのう。 369 00:33:48,991 --> 00:33:51,493 あんときゃあ… あん時は まさか➡ 370 00:33:51,493 --> 00:33:54,330 こんなに ご立派になられるとは 思いもせず…➡ 371 00:33:54,330 --> 00:33:58,801 わしゃあ とんでもねえことを…。 372 00:33:58,801 --> 00:34:04,273 わしら いろいろと ひでえ うわさも広めちまって…。➡ 373 00:34:04,273 --> 00:34:12,615 殿は 戦場から逃げる時 怖くて脱糞して 焼きみそだと ごまかしただの…。 374 00:34:12,615 --> 00:34:14,617 だんごを勝手に食って➡ 375 00:34:14,617 --> 00:34:18,287 わしが追っかけてって 銭取ってやった! だの…。 376 00:34:18,287 --> 00:34:22,157 ありゃあ お前たちか! ものすごく広まっとるぞ。 377 00:34:22,157 --> 00:34:24,460 こんなに広まるとは…。 378 00:34:24,460 --> 00:34:27,496 フフ… よいよい。 379 00:34:27,496 --> 00:34:33,769 あの時 わしは 本当に怖くてな 少し漏らしたんじゃ。 380 00:34:33,769 --> 00:34:35,704 え…。 381 00:34:35,704 --> 00:34:39,308 だんごをとったのも きっと わしであろう。 382 00:34:39,308 --> 00:34:45,180 わしが情けない姿をさらしたのは 紛れもないこと。 383 00:34:45,180 --> 00:34:50,319 存分に語り継いで わしを笑うがよい。 384 00:34:50,319 --> 00:34:56,792 なんという お殿様だわ…! 385 00:34:56,792 --> 00:34:59,662 さあ 食べよ。 386 00:34:59,662 --> 00:35:02,097 ありがとうごぜ~ます! 387 00:35:02,097 --> 00:35:05,000 さあさ。 ありがとうごぜえます。 388 00:35:05,000 --> 00:35:07,970 ありがとうごぜえます。 (元忠)石は入っとらんか? 389 00:35:07,970 --> 00:35:09,972 (笑い声) お稲! 390 00:35:09,972 --> 00:35:14,443 なぜ そなたが食べておる! 父上を連れてまいりますよ! 391 00:35:14,443 --> 00:35:16,745 (稲)食べておりません! お稲!➡ 392 00:35:16,745 --> 00:35:19,648 あっ こらこらこら… あっ あっ!➡ 393 00:35:19,648 --> 00:35:23,519 お稲! お待ちなさい! 父親譲りじゃな。 394 00:35:23,519 --> 00:35:26,121 ハハッ 全く。 (於愛)お稲! 395 00:35:26,121 --> 00:35:30,292 (元忠)ホホホホ…。 ほら お稲 逃げろ逃げろ! 396 00:35:30,292 --> 00:35:33,195 (笑い声) 父上は 捕まらんかったぞ! 397 00:35:33,195 --> 00:35:35,631 (笑い声) 398 00:35:35,631 --> 00:35:41,503 かくして 16年という月日を過ごした 浜松の地を離れ➡ 399 00:35:41,503 --> 00:35:48,003 あの懐かしい今川館の跡地に建てたる 駿府城へ。 400 00:35:49,778 --> 00:35:56,478 この新天地で 君の前に参じたのは この方。 401 00:36:02,357 --> 00:36:05,057 (忠次)入られよ。 402 00:36:19,608 --> 00:36:21,543 (せきばらい) 403 00:36:21,543 --> 00:36:24,747 (せきばらい) 404 00:36:24,747 --> 00:36:32,447 (忠次)こちら 真田昌幸殿。 そのご子息 信幸殿にございます。 405 00:36:34,123 --> 00:36:42,123 (忠次)真田殿 こちら 徳川中納言様にあらせられる。 406 00:36:44,466 --> 00:36:51,266 (忠世)正三位 徳川権中納言家康様にあらせられる! 407 00:36:53,642 --> 00:36:59,782 はあ… 真田殿 いろいろと行き違いがござったが➡ 408 00:36:59,782 --> 00:37:03,786 こうして参じてくださったのは➡ 409 00:37:03,786 --> 00:37:06,588 実に好ましいこと。➡ 410 00:37:06,588 --> 00:37:12,388 さすれば 沼田の地 北条に明け渡していただけますな? 411 00:37:14,296 --> 00:37:17,096 いただけますな? 412 00:37:20,736 --> 00:37:23,939 お耳が悪いのか…。 答えよ! 413 00:37:23,939 --> 00:37:30,279 徳川殿には これまでも 幾度となく同じことを言われ➡ 414 00:37:30,279 --> 00:37:35,117 そのたびに 同じお答えをしてまいりましたが…。 415 00:37:35,117 --> 00:37:39,755 ここでも また 同じことを。 416 00:37:39,755 --> 00:37:48,130 これは恐らく 徳川殿というお方は 言葉を存じ上げんのだと。 417 00:37:48,130 --> 00:37:50,830 無礼であるぞ! よい。 418 00:37:53,468 --> 00:37:55,771 家康である。 419 00:37:55,771 --> 00:37:59,071 言葉は人並みに分かる。 420 00:38:02,244 --> 00:38:09,944 改めて聞く。 なぜ 沼田を渡してくれぬ? 421 00:38:13,589 --> 00:38:16,289 お~。 422 00:38:19,094 --> 00:38:22,794 見事なつぼでございまするな。 423 00:38:26,602 --> 00:38:28,537 信幸。 424 00:38:28,537 --> 00:38:30,939 (真田信幸)はい。 425 00:38:30,939 --> 00:38:35,811 このつぼ そなたにやろう。 (信幸)かたじけのう存じます。 426 00:38:35,811 --> 00:38:40,449 (忠世)お… お主のものではなかろうが! 427 00:38:40,449 --> 00:38:43,352 皆様もご存じでござったか。 428 00:38:43,352 --> 00:38:48,757 自分のものではないものを 人に譲ることはできぬということを。 429 00:38:48,757 --> 00:38:51,293 (信幸)沼田は 我らが切り取ったもの。➡ 430 00:38:51,293 --> 00:38:55,993 徳川殿が 北条殿に差し上げることはできませぬ。 431 00:39:00,302 --> 00:39:04,172 さ~な~だ~殿。 432 00:39:04,172 --> 00:39:08,911 貴殿は 徳川の与力でござる。 はあ。 433 00:39:08,911 --> 00:39:12,714 ならば 徳川に従わねばならん それは分かりますな? 434 00:39:12,714 --> 00:39:14,783 はあ。 435 00:39:14,783 --> 00:39:18,783 沼田を明け渡していただけませぬか。 436 00:39:20,923 --> 00:39:24,793 で~き~ま~せ~ぬ。 437 00:39:24,793 --> 00:39:31,600 ハハハハハッ! 言葉が通じんのは 貴殿の方では? 438 00:39:31,600 --> 00:39:37,105 与力であっても 所領を明け渡す道理はございませぬ。 439 00:39:37,105 --> 00:39:39,741 フフフフフ…。➡ 440 00:39:39,741 --> 00:39:43,612 これは 関白殿下のお指図でもある。 441 00:39:43,612 --> 00:39:47,950 よもや 関白殿下に逆らうおつもりでは ありますまいな? 442 00:39:47,950 --> 00:39:51,820 たやすく関白のお名前に すがらぬ方が よろしいかと。 443 00:39:51,820 --> 00:39:54,122 格が落ちまするぞ。 444 00:39:54,122 --> 00:39:56,158 (正信)ハハハハ…! 445 00:39:56,158 --> 00:40:03,632 ♬~ 446 00:40:03,632 --> 00:40:06,301 フ…。 447 00:40:06,301 --> 00:40:13,001 初めてお目にかかったが うわさどおり 面白き御仁よ。 448 00:40:16,478 --> 00:40:24,178 分かった。 沼田のことは わしにも落ち度があったと思う。 449 00:40:25,787 --> 00:40:29,491 代わりの領地を与える。 450 00:40:29,491 --> 00:40:32,191 それで どうじゃ? 451 00:40:35,163 --> 00:40:38,667 ありていに申せば…➡ 452 00:40:38,667 --> 00:40:44,667 我らは 徳川殿を信用できぬということ。 453 00:40:46,341 --> 00:40:51,141 ならば 何を望む? 454 00:40:53,115 --> 00:40:56,818 いかがでございましょう? 455 00:40:56,818 --> 00:41:00,355 この者の妻に➡ 456 00:41:00,355 --> 00:41:03,625 徳川殿の姫君を頂きたい。 457 00:41:03,625 --> 00:41:08,130 (忠世)何を ずうずうしいことを! 身の程をわきまえられよ! 458 00:41:08,130 --> 00:41:11,967 この物言いこそが 我らをないがしろにしている証し! 459 00:41:11,967 --> 00:41:15,167 姫君を頂きたい。 460 00:41:16,838 --> 00:41:22,477 (忠次)あいにく 殿には 年頃の姫がおりませぬ。 461 00:41:22,477 --> 00:41:27,349 ならば ご重臣の姫君を➡ 462 00:41:27,349 --> 00:41:33,655 まずは徳川殿の養女にするという形でも 構いませぬが。 463 00:41:33,655 --> 00:41:43,165 ♬~ 464 00:41:43,165 --> 00:41:47,365 (於愛)どうかなさいましたか? お稲殿。 465 00:41:49,504 --> 00:41:53,008 どうかも何もしたも…➡ 466 00:41:53,008 --> 00:42:00,515 そんな怖い目で見張られていては 気になってしかたありませぬ。 父上! 467 00:42:00,515 --> 00:42:06,288 (忠勝)於愛様。 一層 厳しく しつけてくだされ。➡ 468 00:42:06,288 --> 00:42:10,125 このままでは➡ 469 00:42:10,125 --> 00:42:14,763 こし入れ先がござらんでなあ! 470 00:42:14,763 --> 00:42:17,132 (稲)ふん! 471 00:42:17,132 --> 00:42:19,768 フフッ。 472 00:42:19,768 --> 00:42:30,512 ♬~ 473 00:42:30,512 --> 00:42:35,150 本多忠勝の娘を こし入れさせる用意も 進めております。 474 00:42:35,150 --> 00:42:38,653 殿は お慕いするお方ではない。 475 00:42:38,653 --> 00:42:40,589 すいません。 おっ。 476 00:42:40,589 --> 00:42:44,793 女を引き渡せ! 真田の忍びに操られておる。 477 00:42:44,793 --> 00:42:48,330 何でも欲しがる 病…。 478 00:42:48,330 --> 00:42:50,665 嘘でも笑っていなされ。 479 00:42:50,665 --> 00:42:55,170 私の笑顔は 偽りでございます。 480 00:42:55,170 --> 00:42:57,670 次回 どうする。 481 00:43:03,278 --> 00:43:10,752 上田城は 家康が上杉氏への備えとして 真田昌幸に築かせた城です。 482 00:43:10,752 --> 00:43:15,290 我ら 信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と…。 483 00:43:15,290 --> 00:43:18,126 (一同)十勇士! 484 00:43:18,126 --> 00:43:25,300 真田家を守るために さまざまな戦略を用いた知略の武将 昌幸。 485 00:43:25,300 --> 00:43:29,471 秀吉も 従順な態度を示さない昌幸を➡ 486 00:43:29,471 --> 00:43:34,142 表裏者と評すほどでした。 487 00:43:34,142 --> 00:43:37,479 徳川軍は 真田の裏切りに遭い➡ 488 00:43:37,479 --> 00:43:40,315 2度にわたり 上田城を攻めました。 489 00:43:40,315 --> 00:43:43,652 世に言う上田合戦です。 490 00:43:43,652 --> 00:43:48,790 上田城の南側は 千曲川が守っていました。 491 00:43:48,790 --> 00:43:52,990 この辺りまで流れが迫っていたそうです。 492 00:43:55,163 --> 00:43:58,200 神川に誘い込まれた徳川軍は➡ 493 00:43:58,200 --> 00:44:01,603 上流の堰を切られ 水攻めに遭い➡ 494 00:44:01,603 --> 00:44:05,603 多くの犠牲を払った と伝わっています。 495 00:44:07,275 --> 00:44:10,178 その後 戦のない時代になると➡ 496 00:44:10,178 --> 00:44:15,878 豊かな水の恵みを利用し 酒造りが行われました。 497 00:44:17,919 --> 00:44:19,988 発展を遂げた上田は➡ 498 00:44:19,988 --> 00:44:25,788 徳川と真田の 激しい戦の地でもあったのです。 43087

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