All language subtitles for Furitsumore.Kodoku.na.Shi.yo.EP04.1080p.HULU.WEB-DL.AAC2.0.H.264-MagicStar

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Original subtitles

♪~

(冴木) お前は誰だ。

♪~

(冴木) 誰なんだよ。

(森の声) 冴木さん?

(森) 冴木さん… 大丈夫ですか?

既に解決している 灰川邸事件の犯人が→

美来ちゃんに接触するのは不可能。

となると あの一連の事件で 生き残った誰かが→

美来ちゃんに…?

ってことは えっと…。

すいません。

(冴木) その女の子の失踪と 灰川邸事件には→

つながりがあるって…。

本気で思ってるんですか?

>> だって 灰川邸事件には→

まだ いろいろと 謎も残っていますよね?

何が どうつながるかは 分からないけど→

美来ちゃんが 危険な目に 遭っている可能性があるなら→

諦めるわけにはいきません。

(花音) 〔冴木さん…〕

〔諦めないでください…〕

>> 冴木さん?

(冴木) すいません。

やっぱり 俺は これで。

♪~

(冴木) この男 見覚えありませんか?

(花音) この人…。

(冴木) 知ってるんですか?

(花音) 今日 うちに来ました。

(冴木) え?

(花音の声) 昼間 冴木さんと電話した後…。

(冴木) 家の前に…?

(花音) 誰か分からないし→

何かされたわけでは ないんですけど。

この人が 事件と関係あるんですか?

(冴木) あ… これは→

灰川十三が死んだ夜に→

署の監視カメラに 写っていたものです。

それに 蓮水さんが襲われた 現場の近くでも→

顔に傷のある男が 目撃されています。

蓮水さん。

本当に この男が 誰だか分かりませんか?

(花音) え?

(写真を置く音)

(花音) リッカのマーク…。

(冴木) それを持っているということは→

この男が 灰川邸の 関係者である可能性が高いです。

そして 灰川邸の子供たちの中に→

その可能性がある人物が まだ1人いますよね?

神代健流。

(冴木) この男が神代という可能性は ありませんか?

顔の傷のせいで分からないだけで。

(花音) すいません 分かりません。

健流と最後に会ったのが 6年も前で。

(冴木) じゃあ 動機は思い当たりませんか?

(花音) 動機…?

(冴木) 彼が 灰川や灰川邸の子供たちに 恨みを持ち→

犯行に至ったという可能性は 考えられませんか?

(冴木) 蓮水さん?

(花音) そうですね。

恨んでいるのは 確かかもしれません。

(子供たち) 〔グッとパーで分かれましょ!〕

(花音の声) 健流は→

母親の再婚相手から ひどい暴力を受けていて→

優磨の次に 灰川邸に来たそうです。

だから みんなから慕われる→

お兄ちゃんのような存在でした。

(花音の声) でも ある日 突然…。

(灰川) 〔どこ行くんだ?〕

(健流) 〔うっせぇな ほっとけよ〕 (灰川) 〔どうした? 健流〕

(花音の声) 父に 反抗するようになったんです。

成長するにつれ→

健流は タチの良くない人たちとも 付き合うようになって。

私や他のみんなは→

健流が何か問題を起こして→

父との暮らしがバレることを 何よりも恐れていました。

だから→

もし 犯罪に手を染めているなら→

「もう家族ではいられない→

出ていってほしい」と 言ってしまったんです。

(冴木) それで 灰川邸を出た神代は→

蓮水さんたちを恨んでる ってことですか?

(花音) 健流の行方は 警察も まだ分かっていないんですか?

(冴木) はい。

消息は つかめていないみたいです。

もしかしたら→

名前を変えて生きているという 可能性もあるかもしれません。

(花音) 健流以外っていうことは ないんでしょうか?

(冴木) え?

(花音) 健流の話をして思い出したんです。

健流が家を出る前に言ってたこと。

(健流) 〔何が家族だよ〕

〔灰川に だまされてることも 知らないで〕

(花音) 〔どういう意味?〕

>> 〔あいつには ちゃんと→

血のつながった子供が いるんだよ〕

〔本当の子供が〕

(冴木) 本当の子供?

(花音) やけくそになった健流が→

適当なこと言ってるんだと 思ってました。

でも 父が真犯人をかばうために→

罪を認め 自殺したんだとしたら…。

(花音) 犯人は 父の実の子供という可能性も→

十分 あり得ますよね?

(冴木) でも 戸籍上 灰川に子供は いませんでした。

(花音) 戸籍上…。

(花音) 私は 父が あの屋敷に来る前のことを→

何も知りません。

どこで生まれて どういう人生を送って→

私たちと暮らすことになったのか。

(花音) 父の過去をたどれば→

事件の真相につながる手掛かりも あると思いませんか?

♪~

(五味) お疲れさま。 >> \お疲れさまです/

(冴木) 五味さん。

ちょっといいですか?

(五味) うん。

(冴木) 灰川の戸籍には 子供の記録は 残ってなかったですよね?

(五味) 出生届も認知届もね。

(冴木) 俺が捜査から外された後→

灰川について 新しい情報って つかんだんですか?

(五味) あぁ… つかんだっちゃ つかんだけど→

つかんでないっちゃ つかんでない。

そもそも 灰川の戸籍自体 信用していいのか分かんなくて。

(冴木) え…?

(五味) 戸籍から たどって 灰川の弟には たどり着いた。

その弟が言うには 灰川は20代の頃→

ギャンブルで莫大な借金を負って 夜逃げ。

30年以上 消息不明らしい。

(冴木) 消息不明…。

(五味) しかも その弟と灰川とで DNA型鑑定にかけてみたけど→

2人の間に 血縁関係は認められなかった。

人生に行き詰まった挙げ句→

戸籍を売る人間も 世の中には いるからね。

昔は ホームレスから 戸籍を買うとかもあったし。

(冴木) つまり 灰川十三は→

元々は 灰川十三じゃなかった。

(五味) そういうこと。

でも そうなると→

こいつの本当の過去や 血縁関係を知るのは難しい。

📱(振動音)

(冴木) はい。

(冴木) 引っ越すのか?

(蒼佑) うん 俺だけね。

これ以上 母さんを 傷つけるわけにはいかないし。

ホントは もっと早く こうするべきだったけど。

(冴木) それで 聞きたいことって?

>> あぁ… うん。

親父のことなんだけど。

(冴木) 親父…?

>> あ… 灰川じゃなくて 俺たちの本当の。

「本当の」って言うの 何か嫌だけど。

とにかく 親父の親戚って 誰か知らない?

連絡先 知ってたら 教えてほしい。

(冴木) いいけど 何で また…。

>> 俺 親父のこと知ろうと思って。

俺たち 親父が 何で あんな人間になったのか→

よく考えたら 全然 知らないだろ?

何で 暴力を振るうようになったのか。

その理由が分かれば→

少しは気持ちが楽になる気がして。

まぁ 結果的に クソは 元々クソだった→

…ってことしか 分からないかもしれないけど。

今なら…。

兄貴もいるなら…。

受け止められる気がするし。

(冴木) そうか。

(グラスを置く音)

灰川十三の故郷? (冴木) ああ。

そういう話をした記憶は ないか?

>> あの人 自分のことは ほとんど話さなかったから。

あ… でも 詩。

(冴木) 詩? >> うん。

一度だけ 詩みたいなことを つぶやいてたことがあって。

〔「降り積もれ孤独な死よ」〕

〔「灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」〕

(蒼佑) 〔それ何?〕

〔子供の頃→

俺が唯一 心を許した人に 教えてもらった詩だ〕

(蒼佑) 〔ふ~ん〕

〔でも 灰の雪って?〕

〔雪の色は 白でしょ?〕

〔俺の育った所では→

灰色だったんだよ〕

(冴木の声) 灰色の雪…。

>> うん。

こんな情報で 役に立つか分かんないけど。

(冴木) いや… ありがとう。

>> あっ そういえば この前 花音から電話あった。

俺のこと聞いたって。

(冴木) 悪い 勝手に話して。

(車の解錠音) いいよ。

むしろ2人には感謝してる。

そういえば 花音のこと どう思ってんだよ。

(冴木) どうって… 何だよ 急に。

>> いや だって 花音に自分の過去も 全部 話したんだろ?

刑事が ただの事件関係者に そこまで話すか?

(冴木) は…?

>> 少なくとも 話したい相手とは 思ってるんじゃない?

まぁ 別に何でもいいけど 兄貴の色恋なんて興味ないし。

(冴木) おい 興味ぐらい持て。

>> いや 興味ないよ。

あっ ヤベッ 仕事遅れそうだから急ぐわ。

(冴木) おう。

(冴木) 蒼佑。

(冴木) 何ていうか…。

(冴木) 気を付けろよ。

>> 分かってる。

兄貴もな。

(キーボードを打つ音)

>> お疲れさまでした。 (キーボードを打つ音)

(キーボードを打つ音)

(冴木) 「岩竜市蔵土村では→

近くの石炭工場から放出される 煙により→

例年 灰色の雪が積もるという。

「蔵土の冬に白い雪なし」と 慣れた様子の村民も多いが→

健康被害を心配する声も 上がっている」。

(冴木) 蔵土村…。

(冴木) 蔵土…。

(キーボードを打つ音)

(花音) 蔵土村? (冴木) はい。

そこが灰川の故郷かもしれません。

これ 50年前の記事ですが→

蔵土村で 佐藤文吾という男性が→

息子である14歳の少年に 殺される事件がありました。

記事によると 少年は 就寝中の父親を→

包丁でめった刺しにしたと。

(花音) この少年が父… 灰川ということですか?

(冴木) この部分 見てください。

(花音) 「少年の顔には大きな痣があり→

手にも傷…」。

(冴木) 行ってみませんか? 蔵土へ。

📱(カメラのシャッター音)

📱(カメラのシャッター音)

(花音) あ… ダメでした?

(冴木) あっ いや 大丈夫ですけど…。

(花音) こっちの方が 涼しいと思ってたんですけど→

山梨と あんま変わらないんですね。

うわ 溶けてる。

(冴木) 何か 今日 楽しそうですね。

(花音) え? そう見えますか?

(冴木) はい。

(花音) 実は 私 泊まりがけで どっか行くのが初めてで。

すいません 遊びに来たわけじゃないのに。

(冴木) いや 別に謝ることじゃないですよ。

(冴木) それ 1個もらってもいいですか?

(花音) え? (冴木) チョコ。

(花音) あっ はい。

どうぞ。

(冴木) 溶けてる。

(花音) でも 大丈夫なんですか?

こうして 仕事を休んでまで→

灰川邸のことに かかりきりですよね。

(冴木) 大丈夫です。

この事件にケリをつけないと 俺は 前に進めないし。

どのみち 多分→

これが刑事としては 最後の事件になるので。

(花音) あっ… すいません!

(自転車のベル)

(冴木の声) あの事件のことって 何か ご存じですか?

>> いや~ こんな前の事件のことは→

私には ちょっと分からないですね。

(冴木) そうですか。 >> はい。

あっ 西浦のおじいちゃんに 聞いてみたら どうですか?

この辺りに ずっと住んでるんですよ。

西浦さ~ん!

(巡査) 西浦さ~ん!

西浦さ~ん!

(西浦) あ~ はいはい。

佐藤さんとこの 創の事件か。

(冴木) はじめ?

>> 「創作」とかの「創」と書いて はじめ。

佐藤さん家はね 昔は この付近にあったんだよ。

(冴木) その佐藤 創さんは 顔に痣がありましたか?

>> そうだね。

確か 生まれつきじゃないのかな?

ちょうど顔の半分ぐらいにね。

(花音) 手のひらには 傷があったんですよね?

それって もしかして 六角形でしたか?

>> 六角形? (花音) はい。

>> いや 違うよ。

創の手にあったのは 大きなバツ印だ。

(冴木) バツ…。

>> あれは かわいそうな子だった…。

(村人) 〔佐藤さん こんにちは〕

(文吾) 〔こんにちは〕

(西浦の声) 創の父親は この辺りでは有名な資産家でね。

〔戸の開閉音〕

(西浦の声) 世間体を気にしてか→

顔に痣のある創のことは 屋敷の奥に閉じ込めて→

ろくに世話もしなかった。

(西浦の声) そんな ある日…。

♪~

(村人) 〔見た? 顔〕 (村人) 〔すごい 何 あの痣〕

(西浦の声) 父親は 恥をかかされたことが→

許せなかったんだろう。

(文吾) 〔おい!〕 (創) 〔ごめんなさい!〕

〔あっ… あっ…〕

(西浦の声) だから 創の手にバツ印を付けたんだ。

創は間違った存在だというように。

〔突き飛ばす音〕

(冴木) それで 佐藤 創は 父親を殺したんですか?

>> いや きっかけは そうじゃ ない。

(西浦の声) 創が14になる頃→

この村に 犬山修二という男が どこからか流れ着いた。

♪~

(創) 〔犬山さ~ん!〕

(西浦の声) 自分では 詩人だとか 芸術家だとか言ってたが→

この村では浮いた存在だった。

でも 創は 犬山にだけは 唯一 心を開いて→

兄のように慕っててね。

(創) 〔「降り積もれ孤独な死よ」〕

〔「灰の雪だけが知る 君がそこにいたことを」〕

〔何だか 寂しい詩だね〕

(犬山) 〔そう思うか〕

〔でも 何でか温かい気もする〕

〔まぁ 俺みたいな ダメな人間に褒められても→

うれしくないだろうけど…〕

♪~

〔蜂の巣〕

〔亀の甲羅〕

〔トンボの羽〕

〔それに 雪の結晶〕

〔これは この世界で一番強い形だ〕

〔創 お前はダメじゃ ない〕

♪~

(西浦の声) 創の父親は→

それが気に食わなかったんだろう。

〔人殺しだろ?〕 〔何か聞いてる?〕

(西浦の声) 村中に あらぬ噂を広めたんだよ。

「犬山修二は 人を殺した犯罪者だ」って。

(村人) 〔コラコラ コラコラ〕

〔ダメダメダメ… やめろ やめろ〕

♪~

(西浦) その噂に追い詰められたのか→

犬山は ある日…。

〔犬山さ~ん!〕

♪~

〔犬山さん!〕

♪~

〔犬山さん!〕

〔犬山さん!〕

〔犬山さん! 犬山さん!〕

〔犬山さん!〕

〔犬山さん!〕

〔犬山さん…!〕

〔犬山さん!〕

♪~

(西浦の声) その すぐ後だ。

創が父親を めった刺しにして殺したのは。

♪~

(冴木) 灰川十三の正体は 佐藤 創。

これは 間違いなさそうですね。

(花音) でも 手の傷は…?

(冴木) リッカのマークの傷は→

恐らく 自分で付けたものでしょう。

(花音) え?

(冴木) 当時の新聞記事によると 佐藤 創が 父親を殺した日…。

(冴木の声) ちょうど この辺では 雪が降っていたそうです。

>> 〔風の音〕

♪~

(冴木の声) リッカって 雪の別名ですよね。

「六つの花」と書いて リッカ。

(花音) そっか…。

じゃあ これは 父にとって→

自分を苦しめてきた父親から 解放された日と→

大事な人を忘れないための ものだったんですね きっと。

(女将) こちらです。

(冴木) ホントに 1部屋しか空いてませんか?

もう1部屋は ホントに 寝れればいいんですけど。

(女将) すいません 今日は団体さんが入ってて。

\女将さん すぐ来てくれ/ (女将) は~い。

すいません。

(冴木) 蓮水さんは この部屋に泊まってください。

俺は やっぱり 別の宿を探しますんで。

(花音) 私は 同じ部屋でも大丈夫ですよ。

(冴木) いや そういうわけには…。

(花音) だって あとは寝るだけですよね?

夜も遅いですし 体力の消耗は 今後のためにも良くないです。

(五味) 佐藤 創? 📱 はい。

(冴木) それが 灰川十三の本名だと思います。

📱 分かった (五味) こっちでも調べてみる。

(冴木) ありがとうございます。

(五味) でも その話が本当だったら→

灰川は 自分が虐待された経験から→

同じような境遇の子供たちを 集めてたってこと?

(鈴木) やっぱり!

(鈴木) やっぱり 冴木さんと五味係長→

灰川邸事件のこと まだ調べてますよね?

(冴木) 鈴木?

>> 冴木さん 僕にも協力させてくださいよ!

僕だって 一応 刑事なんですから!

(冴木) 分かったよ。

じゃあ 鈴木には 別で お願いしたいことがある。

>> はい! 何でしょう?

♪~

(冴木) まだ寝てなかったんですね。

(花音) あ… はい。

そもそも寝るのが 得意じゃないんです。

(花音) あ… 寝たいなとは思うんです。

ただ 子供の頃から 眠ってる間だけは→

空腹も恐怖も 何も感じずに済んだんで→

幸せだったんです。

むしろ このまま目を閉じて→

一生 目が覚めなければいいのに とすら思ってました。

(冴木) 俺も子供の頃…。

毎日 目が覚めると 絶望してました。

自分は また→

この地獄の一日を 生き延びなきゃいけないんだって。

(花音) 父も そうだったのかもしれませんね。

父は 寝れない子がいると 必ず手を握ってくれたんです。

「大丈夫 怖くない 俺がいる」って。

自分も同じ経験をしたからこそ→

私たちの気持ちが 分かったんだと思います。

やっぱり→

父と私は…。

同じ傷を抱えた家族だった。

♪~

(花音) 冴木さん。

(冴木) はい。

(花音) 手をつないでくれませんか?

(冴木) えっ?

(花音) 父に子供がいるかは 分からなかったけど→

冴木さんとなら→

少しずつ 真実に近づける気がするんです。

(花音) だから 今→

朝が来るのが 少し楽しみです。

(花音) 温かい。

(花音) あ… おはようございます。

(戸を閉める音)

(花音) 何かありました?

(冴木) おはようございます。 (花音) おはようございます。

(冴木) ちゃんと眠れました?

(花音) あ… はい ぐっすり。

(冴木) なら よかった…。

(冴木) 戻ったら 俺は→

佐藤 創が 灰川十三になるまで 何があったのか→

もう少し調べてみます。

そこで 本当の子供のことが 何か分かるかもしれない。

(花音) はい。

(冴木) 灰川は 父親に虐待された過去が あったから→

あんな不気味な絵を 飾っていたんですかね。

(花音) 不気味な絵?

(冴木) 蓮水さんが住んでいる時は 飾ってなかったですか?

リビングに。

(花音の声) あぁ はい でも…。

あの絵 不気味ですか?

(冴木) 不気味ですよ。

だって 確かタイトルも→

「我が子を食らうサトゥルヌス」 とかでしたっけ?

(花音) 今 何て?

(冴木) だから 「我が子を食らう サトゥルヌス」ですよね?

(花音) 違います そんな絵じゃありません。

(冴木) え?

(花音) 私が知る限り あそこに飾ってあった絵は…。

(灰川) 〔この絵は偽物だし→

ガラクタぐらいの価値しかない〕

(花音) 〔じゃあ どうして飾ってあるの?〕

>> 〔自分への戒めだ〕

〔この目に射抜かれると→

俺は 自分が何者かを思い出す〕

♪~

(冴木) 「真珠の耳飾りの少女」…。

(花音) 冴木さん。

戻る前に 灰川邸に寄れませんか?

(花音) 何で…?

(冴木) 蓮水さんが この家を出たのは 6年前ですよね?

その間に 灰川が自分で 取り換えたというのは?

(花音) それは あり得ません。

あの 「真珠の耳飾りの少女」の絵は→

父は 何よりも大事にしていました。

(冴木) じゃあ この絵は…。

(花音) 父以外の誰かが 差し替えたんです。

恐らく 灰川邸事件の真犯人が。

(冴木) でも 何のために…。

📱(振動音)

(冴木) はい。

(鈴木) この絵は サトゥルヌスっていう神様が→

将来 自分の子供に殺される っていう予言を恐れて→

わが子を丸のみにしたっていう 神話をモチーフに→

描かれたものらしいです。

(冴木) 子供に殺される…。

>> 僕も テレビとかで聞いた情報なんで→

合ってるかどうか不安ですけど。

(冴木) 悪いな わざわざ来てもらって。

>> 大丈夫です ちょうど 報告したいこともあったので。

(冴木) あぁ 神代のことか。

(花音) え?

(冴木) 彼に 神代健流の消息を 追ってもらうよう頼んだんです。

(花音) そうなんですか…。

(冴木) 何か分かったか?

>> 神代本人の足取りについては まだ つかめていません。

ただ 母親を見つけることはできて。

(冴木) 母親? >> はい。

神代の母親は 夫とは7年前に離婚しており→

今は 山梨県内で 1人で暮らしていました。

ただ 神代とは→

彼が19歳の時に会ったのが 最後だと。

(冴木) それじゃ 生きてるのか 死んでるのかも分かんねえな。

>> あっ 生きては いるみたいです。

(陽子) あの子は 毎年→

私の誕生日の8月5日に→

カーネーションを 送ってきてくれるんですよ。

♪~

珍しいですね 黄色なんて。

健流が子供の頃→

一度だけ 赤いカーネーションを くれたことがあったんです。

〔誕生日おめでとう〕

(陽子の声) でも 当時の私は→

再婚した夫に捨てられないよう→

自分と→

夫との間にできた次男を守るのに 精いっぱいでした。

だから 健流の気持ちを考えずに 言ってしまったんです。

「赤は血の色みたいで嫌いだ」って。

健流は それを→

けなげに覚えてくれているんです。

自分を見捨てた ひどい母親を→

あの子は 許してくれたんです。

これが そのカーネーションです。

引き続き 神代の行方は追いますね。

(冴木) ああ よろしく。

>> 冴木さんは 灰川の過去を まだ掘るんですか?

(冴木) いや…。

この絵を掛け替えたヤツが 犯人の可能性があるなら→

この絵の出どころを探る方が 先だろうな。

(花音) あの… 行く前に 地下室 見に行ってもいいですか?

自分の目で見ておきたくて。

(冴木) はい…。

(物音)

(冴木) 俺が見てくる。

鈴木は 蓮水さんと 先 行っててくれ。

>> 了解です。

(鈴木) そういえば 自己紹介 まだでしたよね。

(花音) あ… はい。

>> 冴木さんと同じ 刑事第一課の鈴木 潤です。

新米ですけど 僕も事件解決に 全力を尽くしますので。

(花音) ありがとうございます。

(風の音)

(風の音)

この地下室の存在って→

灰川邸に暮らしていた子供たちは みんな 知ってたんですか?

(花音) はい。

父に来客があった時は→

みんなで地下室に隠れていました。

>> じゃあ 子供たちは→

ここに入ること自体に 抵抗は なかったってことか。

(花音) もしかして…。

犯人も そのことを知って…。

鈴木さん! (足音)

うわ~!

(物音)

♪~

(花音) 逃げて!

♪~

(鈴木) 大丈夫ですか!

こっちへ!

(花音) 鈴木さん!

♪~

(冴木) 蓮水さん 逃げて!

♪~

(冴木) お前は誰だ!

♪~

(冴木) 灰川邸の子供たちを殺したのは お前か!

答えろ!?

(銃声)

(冴木) お前は誰だ。

誰なんだよ。

(撃鉄を起こす音)

(花音) 冴木さん!

伏せて!

(花音) これって 正当防衛 成立しますよね?

(銃声)

(冴木) おい!

(冴木) 蓮水さん?

蓮水さん!

(花音) ハァ ハァ…。

何か… 当たっちゃいました…。

ハァ ハァ ハァ…。

でも…。

よかった… 冴木さんが無事で…。

(冴木) 何 言ってるんですか 救急車 呼びますから。

(花音) ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

楽しかったんだと思います 私。

ハァ ハァ…。

冴木さんと…。

一緒にいられて…。

楽しかった。

ハァ ハァ ハァ…。

冴木さん…。

諦めないでください…。

何があっても…。

♪~

(冴木) 蓮水さん…。

蓮水さん!?

蓮水さん!?

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