All language subtitles for Chuubou.no.Alice.EP04.1080p.HULU.WEB-DL.AAC2.0.H.264-MagicStar

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Original subtitles

⟨ありすのところで共に働く→

倖生という不器用な若者には→

自分が足手まといだという 悩みがありました⟩

(倖生) 俺も いつまでも 足手まといじゃないっすから。

⟨奮起した倖生は 1人で それを乗り越えようとしますが→

なかなか うまくいきません⟩

(倖生) 俺が誘拐しました。

⟨事態は ますます 悪い方向へ進みます⟩

⟨しかし…⟩

(ありす) 倖生さんは 誰よりも頑張っています。

そんな倖生さんを 私は信じています。

やっぱり 倖生さんは 人を幸せにする人です。

⟨おやおや? 彼の心にも徐々に変化が⟩

⟨そんな中 思わぬ人物が やって来るのです⟩

(蒔子) ありす。

今 お仕事中?

(ありす) もう お店は閉店しました。

>> そう。

素敵なお店ね。

立派になって。

元気にしてたの?

(ありす) 体に不調はありません。

>> よかった。

ずっと ありすのこと…。 (心護) \ありす!/

(心護) 残った野菜 家の冷蔵庫に入れとくよね?

八重森君 久しぶり。

何してんだよ。

急に来て ごめんね。

何度も電話したんだけど…。 >> 帰ってくれないか。

違うの 相談があって来たの。

ありす 家に入ってなさい。

あなたに 五條製薬に戻ってきてほしいの。

ありす!

(倖生) 行こう。

>> うちに来れば 八重森君の研究が きっと生かせるし→

また昔みたいに 一緒に私たちが協力すれば→

きっとASDの…。 >> ありす! 早く行きなさい!

今更 何言ってんだよ!

俺と あんたたちとは もう関係ない。

あんたたちの前に 俺はもう二度と出ていかない。

決めたはずだろ 帰ってくれ!

(ありす) 1番 H 水素 2番 He…。

>> ありす!

帰ってくれ。

(ありす) 3番 Li リチウム 4番 Be ベリリウム→

5番 B ホウ素 6番 C 炭素→

7番 N 窒素 8番 O 酸素→

9番 F フッ素 10番 Ne ネオン→

11番 Na ナトリウム 12番 Mg マグネシウム…。

(倖生) 今日は赤色でいいよね?

(ありす) ありがとうございます ご理解 感謝します。

(倖生) 努力してるんで。

(ありす) 子供の頃から お母さんが何度もうちに来て→

お父さんと ケンカしているのを見ました。

お母さんは お金だけでも出すと言って→

お父さんは それを断っていました。

(ありす) きっと私は→

アリス・ボールのようになれない と思われたんです。

(倖生) え?

(ありす) 私はASDです。

お母さんの期待には きっと応えられないでしょう。

ガッカリするのが嫌で→

お金を払って 私を捨てたんだと思います。

(倖生) でも やむを得ない事情が あったのかもしんないし。

(ありす) お母さんの写真を 見せてもらったことがありません。

(倖生) え?

(ありす) 私を引き取る前のことも 全然 話してくれません。

お父さんは 私から お母さんを隠しています。

知ってしまうと→

私が傷つくと思っているからです。

(倖生) それって 想像じゃない?

(ありす) え? (倖生) だって→

お金のことでケンカしてた ってだけじゃさ。

(倖生) ごめん。

そろそろ行くね。

(ありす) 倖生さん。

(倖生) ん?

(ありす) もう少しだけ 近くにいてくれませんか?

(ありす) 今日は何だか心細いです。

(倖生) えっ?

えっと… じゃあ…。

うん。

♪~

(和紗) 今日から私は石だから。 (ありす) 石は喋りません。

(和紗) もうそろそろ 予定日の1か月前なの。

監督はしてやるから ありがたく思え。

(ありす) 石は監督しません。 (和紗) はいはい そうだね。

(倖生) 何すか? 監督って。

(和紗) 接客をたたき込む! たたき込んだら 産んでくる。

(倖生) いや 先週も俺1人で回してたし…。

(和紗) はい それ~! その無愛想さ まず それ何とかして。

(倖生) フゥ~…。 (和紗) あぁ それ! その前髪!

いいかげん どうにかしろよ~。 (倖生) 前髪?

(和紗) 顔にかかっててさ 表情 見えづらくて怖い。

(倖生) ずっと これでしたよ。 (和紗) 最初だから大目に見てたけど→

そろそろ改めな?

不審者 はい 店に不審者がいる!

(ありす) 同意します。 (倖生) え?

(ありす) 不審者とまでは言いませんが 暗黒のオーラが漂っています。

(倖生) いや もっと嫌なんだけど…。 (ありす) なので→

髪を上げさせてもらっても いいですか?

(倖生) あぁ… うん。

(ありす) では。

(倖生) いや…! ごめん あの やっぱ いいよ あの… 自分でやる。

(ありす) 私がやります。 (倖生) いいって いいって!

(ありす) どうしてですか? 私がやります。 (倖生) いい ホントに ホントに…!

分かった! じゃあ 貸して。 (ありす) はい。

(ありす) 私がやります。

(ドアが開く音)

(久保田) どうも~。 (和紗) おぉ いらっしゃ~い。

>> ういっす。 (倖生) いらっしゃいっす。

>> いや~ ま~た二日酔いだわ。 (和紗) ちょっと また?

(ありす) あっさりエノキスープと たまご梅納豆雑炊です。

>> あれ? 誰? この男前。 (倖生) え?

>> 髪形変えた? いいじゃん。 (和紗) でしょ?

(ドアが開く音)

(和紗) おぉ いらっしゃい。

(雅美) 正解 その髪形。 (倖生) そんなタイミングあります?

(ありす) 倖生さん それでいきましょう。

>> おぉ~。 (和紗) また どうぞ~。

おぉ 明里ちゃん いらっしゃい。

(明里) 消えてしまいたい…。 (和紗) どした どした?

>> 今頃 彼は別の女の子と 仲良くランチしてます。

(倖生) 彼って…。

(和紗) あ もしかして この間 一緒に来た会社の人?

>> はい…。

どうすればいいんでしょうか…。

(和紗) そんなに好きなら 伝えればいいじゃん。

>> 私 恋愛経験 ほとんどなくて。

いつも結局 何も進展させられず ただの友達で終わってしまって。

これも そうやって終わるやつだなって。

(和紗) まぁ でも ほら 来週バレンタインがあるし。

>> バレンタイン…!

あの恋愛強者たちによる 戯れですか?

(和紗) ちょっと ありす 何とか言ってやんなよ。

(ありす) チョコレートに含まれる カカオポリフェノールには→

便通改善…。 (和紗) いや そうじゃなくて。

今 恋愛相談してんだから。

(ありす) 私には恋愛は分かりません。

そんなことをする資格がないので。

(和紗) 別に恋愛に 資格とかないと思うけどね。

当たり前ってか普通のことだし。

(ありす) 皆さんには 当たり前かもしれませんが→

私には そんな選択肢はないです。

>> ありすさん 今まで付き合ったりとかは?

(ありす) もちろん ありません。 >> 一度も?

(ありす) 当然です 私のことを 好きになる人などいませんから。

(和紗) いや そんなことはないと思うよ。 (ありす) 断固としてそうです。

私は 周りに 面倒ばかりかけてしまいます。

仮に恋愛なんてことになったら→

私は 相手に迷惑をかけ通しでしょう。

そして そのうちに愛想を尽かし→

私を捨てて どこかへ行ってしまいます。

私には 愛される資格も 愛する資格もないんです。

>> 同志。

(ありす) 同志? >> そうですよね。

たまに喋れて十分 幸せだし 無理に頑張って傷つくことない。

(和紗) それ本気で思ってる?

>> え? (和紗) あのさ→

そのままでいいの? それで納得して死ねる?

>> え… 死ねる?

(和紗) 本当に好きなら 勇気持って 踏み込んでいかなきゃ。

>> でも…! (和紗) 「でも」じゃ ない。

今行動しないと 一生後悔するよ。

(倖生) やっぱ そうっすよね…。 (和紗) え?

(倖生) やっぱ行動っすよね。

(和紗) え? 何が? (倖生) ありす。

今日の閉店後って空いてる? (ありす) はい。

(倖生) ちょっと出よう 話がある。

(和紗) えっ?

♪~

(金之助) えっ!? 倖生君が!? ありすちゃんを!?

(和紗) あれは絶対 好きだね。 (定一郎) おい!

(明希子) す す す… 好きっていうのは その→

ライクの方じゃなくて!? (和紗) ラブの方に決まってんでしょ!

(銀之助) ねぇねぇ! ラブって何!?

そっか… 何だか娘を手放す気持ちだな。

あ~ 分かります~! (和紗) 何で分かんだよ。

>> だってさぁ 俺も虎虎愛に 彼氏なんかできちゃったら もう→

お父ちゃん 血管切れちゃうよ~!

(虎之助) まだ虎虎愛に 決まったわけじゃないから。

(和紗) 虎虎愛は まだ産まれてもねえだろ。

>> だから虎虎愛じゃ ない! (和紗) まぁ でも→

あいつも 恋に目覚めでもしてくれたら→

もう少し 前向きになるかもしれないし。

うまくいってくれればねぇ。

>> 何? 「うまく」って。 (和紗) あ…。

今頃デート行ってるから。

(明希子) キャ~! (金之助) デート!?

(和紗) 今日あたり 倖生 告るんじゃないかなぁ!

(定一郎) え~! (明希子) うわぁ~!

(倖生) ありす 行くよ。

(ありす) 私が来たら お母さんは迷惑では?

お父さんも きっと怒りますし やっぱり帰りましょう。

(倖生) 待ってよ!

ありすは知りたくないの?

何で お母さんが ありすを手放したのか。

(ありす) 知りたいです。

(倖生) お母さんが迷惑とか お父さんが怒るとか→

自分は愛される資格がないとか。

そんなの全部 思い込みかもしれないだろ。

決め付けて 後ろ向きになるくらいなら→

ちゃんと知った方がいい。

その方が自分と向き合えるよ。

そうじゃない?

♪~

(ありす) 分かりました。

>> 面会の お約束は? (倖生) あ… してないです。

>> そうしましたら 改めて アポをお取りになって…。

(倖生) いや あの 五條蒔子さんに 会いたいだけなんですよ。

何とかならないですかね? >> いや ちょっと…。

(男性) サクラ弁当です。

(倖生) あの 少しだけでも…。

>> ですから アポをお取りにな…。

(ありす) ヘンリーといいます。 >> は?

(ありす) これは お母さんにもらったものです。

(倖生) ありす ちょっと…。

(ありす) ヘンリーを見せれば お母さんに きっと分かります。

私が通れないなら ヘンリーだけでも。

>> お客さま 困ります。 (男性) ちょっと まだですか?

(受付) お待ちのお客さまも いらっしゃいますので…。

(男性) 時間ないんですよ。 (倖生) ありす 行こう!

(ありす) あっ…。

八重森ありすです!

八重森ありすが来たと 伝えてください!

そちら 番号です! >> ちょっと!

(誠士) それ 僕が渡しとく。 >> はい。

(倖生) OK OK やることはやった。

あとは電話を待つだけだよ。 (ありす) はい!

(道隆) そういえば今日→

エントランスで 騒ぎがあったと聞いたが…。

騒ぎ?

あぁ。

出入りの業者が 入構の許可を 取ってなかったみたいで。

もう解決したので問題ありません。 (道隆) そうか。

(ありす) お母さんから連絡が来ません。

(倖生) 俺 余計なことしましたかね…。

(和紗) ありすは お母さんとのこと知りたいの?

(ありす) お母さんが私を捨てた理由を 知るのは怖いです。

でも ちゃんと知れば 変われる気がします。

(和紗) そっか。

(ありす) でも連絡が来ません。

私は やはり 愛されていないようです。

(倖生) いや まだ昨日今日のことだし…。

(ありす) ビジネスの世界では 返信は半日以内に行う。

最低でも24時間以内に 返さないと失礼に当たる→

…とネットで見ました もう あれから24時間になります。

24時間 待っても 連絡が来ないということは→

もう連絡をしないということです。 (倖生) いやいや…。

忙しい だけ… かも。

(ありす) お母さんは五條製薬の 研究開発担当取締役です。

(倖生) え? (ありす) 優秀な人です。

優秀な人は連絡が早いと ネットに書いてありました。

(倖生) でも…。 (ありす) 私は やはり捨てられたようです。

(倖生) いや ちょっと待ってよ あの…。

じゃあ 次の案 考えるからさ。

だから そんな… 諦めないでよ。

(ありす) お母さんは私を愛していません。 (倖生) そんなことないって。

(ありす) 本当に聞くんですか?

(倖生) 五條蒔子さんから 電話来ないんだから→

心護さんに聞くしかないじゃん。

(ありす) でも せっかく くつろいでいます。

(倖生) ぼけっとしてるだけだよ。

(ありす) でも…。

>> あぁ…。

じゃあ 先にお風呂 入っちゃうね。

(ありす) あっ お父さん! >> えっ?

(ありす) あの…。

実は 悩んでいます。 >> えっ? 何?

(ありす) 一昨日の…。

>> 一昨日の?

(ありす) お… お… お… お お…。

お~…。

お鍋の野菜が残っています。 >> えっ?

(ありす) このままだと 腐らせてしまうのでは?

>> あぁ じゃあ 明日の朝 野菜炒めにしちゃおっか。

(ありす) 名案です! どうぞ ゆっくり温まってきてください。

>> あぁ うん。

(ありす) やっぱりダメでした。

(倖生) 大丈夫だよ 次の… 次の方法を考えようよ。

(ありす) \はい…/

(心護) 何か様子おかしいんだよ ありす。

倖生君も 一緒にコソコソしてるしさ…。

(和紗) あぁ…。

>> 何か聞いてる?

(和紗) う~ん… えっ 分かんないけど 何かあったのかなぁ~。

ん~…。

ん? >> いや…。

いいんだ 何も聞いてないなら。

(和紗) お茶でも飲む?

>> あ~ いいや もう行かなきゃだし フフ…。

おぉ 心護ちゃん これから出勤? (心護) フフ…。

ごめんね 朝から。 >> ううん。

あれ? 何か和紗に相談? うん… ちょ ちょっとね。

あぁ… あれでしょ?

あの ありすちゃんの デートのことでしょ?

えっ? デート? (金之助) うん。

倖生君が ありすちゃんに告って→

付き合うかもって 聞いたけど! え!?

えぇ!?

(栄太) \百花さんって チョコどうするんですか?/

(栄太) 本命は? (百花) フフ… ないよ そんなの。

(礼央) 別にどうでもよくない? バレンタインとか。

(栄太) え~ 何で そんな冷めたこと言うの?

(栄太) ねぇ 先生はさ…。

先生? >> えっ 何?

(礼央) 何か今日 やけに うつろじゃないですか。

いや… いや別に普通だよ。

(礼央) 倖生君 付き合ってる人とかいるの?

どうしました?

いや 別に… ペンを落としただけ。

続けて。

付き合ってる人 いるの? (倖生) いや いないよ。

>> そういえば あの子は? 先生の娘さん。

どうにか なってないの? >> えっ?

(倖生) いやいや… どうも何も→

別に 俺たちは そういうあれじゃないし。

(栄太) え? 何か焦ってない?

倖生君も仕事して あれなんだから 仕事しててね。

君たち もうそんなにあれしないで もっと あれしなさいよ!

(倖生) じゃ 失礼します。 >> あ… 私も。

お疲れさまで~す。 >> お疲れさまで~す。

(心護) あ ちょっと倖生君…。

ハァ…。

(百花) え ホントのところ どうなの?

(倖生) え?

>> 好きな人とか そういうの いないの? 倖生君は。

(倖生) いないよ。

>> ホントに?

(倖生) 俺に そんな資格ないって 知ってんじゃん。

>> 資格?

(倖生) そんな 人さまみたいに恋愛したり…。

そんなの できないから。

>> え それって→

お父さんのこと?

(倖生) 俺に好かれたって→

相手も迷惑だろうしさ。

>> そんなことないよ!

だって 倖生君って ホントは誰よりも優しいしさ→

すごく真面目だし 頑張り屋さんで リーダーシップもあるしさ。

だってほら 文化祭の時 クラスのみんな→

出し物とか適当でいいじゃん みたいになってたの→

倖生君は 「どうせやるなら 全力で楽しんだ方がよくない?」→

…って言って みんな引っ張ってさ。

めっちゃ気合入った お化け屋敷 作ってさ…。

(倖生) いつの話 してんだよ。

あったなぁ そんなこと。

>> だから 自分のこと→

そんなふうに思う必要ない っていうか。

(倖生) じゃあ俺 こっちだから。

>> うん。

それじゃあ。

♪~

(倖生) じゃあさ 弁当屋に変装するのは? (和紗) 変装?

(倖生) この間 行った時 出入りの弁当屋いたんすよ。

その変装して受付を突破する。

そしたら入れんじゃん。

(ありす) それは 違法行為では?

(倖生) ギリギリセーフっすよね?

(和紗) アウトだろ ガッツリめの。

(ドアが開く音)

(倖生) いらっしゃいっす。 (和紗) あぁ どうも!

(ありす) まだ開店の18分前です。

>> 皆さん 本当に本当に ありがとうございました。

(和紗) え?

2人で花火? マジで? すごいじゃん!

(倖生) あ OKしてもらったんすか? >> はい。

和紗さんが ああ言ってくれたおかげで→

行動しなきゃって思えて。

それで あの… ありすさんに→

おいしいチョコの作り方 教わろうと思って。

(ありす) お断りします。 >> えっ?

(ありす) 私は ふがいない人間です。 >> えっ どういう…?

(ありす) 私は 25年も 一緒に暮らしているお父さんに→

質問すら できませんでした。

私のような者が お役に立てるとは思えません。

準備がありますので。

(倖生) ありす。

>> 何か 私 悪いことしちゃいましたか?

(和紗) あぁ いやいや気にしないで。

(車の走行音)

(倖生) あっ。

(誠士) 君 この前 エントランスに来てた子だよね?

(倖生) あ… はい。

あの 五條蒔子さんに 会わせてもらいたいんすけど。

>> 何か用かな。

(倖生) 八重森ありすって ご存じですよね?

>> ああ。 (倖生) ありすに 五條蒔子さんを…。

>> こんなふうに何度も いきなり来られたら→

迷惑だってことは分かるよね?

(倖生) いや 俺はただ五條…。 >> 蒔子は君たちに会わない。

(倖生) それ 本人が言ってるんですか?

>> 帰って。

(蒔子) See you at the next meeting.

Bye.

どうしたの? 大丈夫?

うん 何でもない。 >> そう。

(誠士) 先 行ってて。 >> うん。

(和紗) あれ?

(倖生) あ…。

うす。

(和紗) はい。

(倖生) あざっす。

(和紗) ムチャすんなよ もう。

(和紗) お前 好きだろ?

(倖生) えっ? (和紗) ありすのこと。

(倖生) いや…。

そんなんじゃないっすよ。

(和紗) 好きでもない人のために そこまでする奴いる?

あ バカなのか 単純に。

(倖生) じゃあバカでいいです。

(和紗) そうやって すぐ ふてくされる。

顔 怖いよ?

また ムショ帰りって言われちゃうよ?

(倖生) ムショ帰りじゃないですよ。 (和紗) 分かってるよ~。

(倖生) 不起訴だったんで。

(和紗) え?

(倖生) 起訴は されてないです。

(和紗) え? 何? ホントに逮捕されたことあんの?

(倖生) 昔 職場で→

財布が盗まれたってのがあって。

それで… 俺がやったってことになって。

(男性) 〔ちょっといい?〕 (倖生) 〔うす〕

>> 〔昼休み お前1人で→

更衣室で飯食ってたよな?〕 (倖生) 〔はい〕

>> 〔俺の財布なくなったんだけど〕

(倖生) 〔はぁ…〕

>> 〔おめぇだろ〕

(倖生) 〔俺じゃねえっすよ〕 >> 〔おい どこ行くんだよコラ〕

(倖生) 〔俺 関係ないんで〕

>> 〔お前の親父って 犯罪者なんだろ?〕

(倖生) 〔だったら何すか?〕 >> 〔おぉ… 認めたじゃん〕

〔ハハハ…〕 >> 〔親父のまねしてんじゃねえよ〕

〔財布返せよ 犯罪者が〕

〔てめぇ こっち来い この野郎〕

〔どこに財布隠したんだよコラ〕 >> 〔財布 出してちょうだい〕

〔何だコラ てめぇ この野郎!〕

〔うわっ! あぁ…!〕 >> 〔大丈夫っすか?〕

〔やり過ぎだよ おめぇ〕

(倖生) 〔ちょっと 俺じゃねえって!〕

(警察官) 〔おとなしくしろ!〕 (倖生) 〔だから俺じゃねえって!〕

(警察官) 〔行くぞ!〕 (倖生) 〔俺じゃねえって!?〕

(倖生の声) 犯罪者の息子。

人は そういうふうにしか 俺のこと見れないんです。

だから 誰かを好きとか→

そういうの 思っちゃいけないんです。

元から ないものだと思ってんですよね。

そういうの。

(和紗) お前がそれ言っちゃダメだろ。

ありすに言ってたじゃん。

「諦めないでよ」って。

ありすは あんたに言われたから 頑張ろうとしてるんじゃないの?

(倖生) そっか…。

(倖生) 俺 託しちゃってんだ。

自分じゃ できないから→

ありすに託してんだ。

(倖生) ありすには 俺みたいに なってほしくないって。

安全なとこから物言って。

(倖生) どうしようもないっすね。

(和紗) あんただって 諦めなくていいんじゃないの?

(倖生) ただいま。 (ありす) おかえりなさい。

(倖生) 何 読んでんの?

(ありす) チョコについての文献です。 (倖生) え?

(ありす) 明里さんは すごく頑張っています。

やはり私も何か力になりたいです。

(倖生) すごいよな… ありすは。

♪~

(ありす) ベンゼン。

(倖生) えっ… 何?

(ありす) 炭素原子6つが 正六角形に結ばれた構造の→

安定で美しい分子です。

(倖生) へぇ…。

(ありす・書く音)

ベンゼン 面白くないですか?

(倖生) いやぁ…。

(ありす) ベンゼン。

(倖生) フフ…。

(ありす) フフフ。 (ドアが開く音)

(ありす) あ おかえりなさい。 (倖生) うす。

>> ありす。

家に入りなさい。

(ありす) はい?

>> 話がある。

五條製薬に行ったのか?

どうなんだ!

(ありす) 行きました。 >> 何で?

黙ってちゃ分からないだろう。 (倖生) あの 違うんです。

俺が連れてったんで…。 >> ありす!

(ありす) この前の夜→

五條蒔子さんが家に来ました。

>> それが何? (ありす) お父さんは→

今みたいに すごく怒って ケンカをしていました。

それから 頭の中のモヤモヤが晴れません。

>> だからって…。

(ありす) お父さんは→

お母さんは死んだと言います。

>> えっ?

(ありす) お母さんは 事故で死んだんだと→

私が小さい頃から お父さんは言ってきました。

でも… 何の事故か言いません。

お母さんの写真も見せません そんなのは変です。

五條蒔子さんは 今まで3回 家に来て→

お父さんと お金のことで ケンカをしていました。

それなのに お父さんは そのことは なかったことにして→

何も話してくれません そんなのは変です!

>> 何が不満なんだ!

お父さんは ありすのことを ずっと大切に育てて来た。

お父さんがいるだけじゃ 不満なのか?

(ありす) そんなことは…! >> 五條蒔子のことなんて関係ない。

お父さんがいるだけじゃ 幸せじゃないのか?

(ありす) 違います! >> 今の生活に不満があるのか?

お父さんは ありすのことを 幸せにできてないのか!?

(ありす) 私は…。

そうじゃなくて 私は→

お母さんが生きているのなら→

私は お母さんに会いたいです。

ちゃんと お母さんと話したいです。

>> そんなに お父さんのことが 信じられないなら…→

どこにだって行けばいい。 (ありす) 違います!

私は お母さんと…! (倖生) あの 違うんです!

ありすが お母さんのことを ちゃんと知ることは…。

>> 君に何が分かるんだよ!

(倖生) いや…。

>> 君と ありすが そういう関係になったとしても→

そんなこと唆す権利ないだろう!

(倖生) 何ですか? 「そういう関係」って。

>> 君たち 付き合ってるんだろ?

(倖生) え? (ありす) え?

>> 聞いたよ 金之助君から。

君が ありすのこと好きだって。

それでデートに誘って 付き合い出したんだろ。

だからって… ありすのこと 一番 分かってるのは俺だ!

つい最近 来たばかりの君に…! (倖生) いやいや 何ですかそれ!

(ありす) ごめんなさい!

私には 恋愛する資格はありません。

(倖生) いや ありす…。 (ありす) 倖生さんのことは好きです でも→

倖生さんの気持ちには お応えできないです。

(ありす) もう 五條蒔子さんに 会うことはありません。

すいませんでした。

♪~

>> \うまい!/ (倖生) お待たせしました。

>> \ありすちゃんの料理なんだから 当たり前じゃない/

(男性) あ まだ水 来てないよ。

(倖生) さ~せん…。

(和紗) どうしたの? あいつ。

♪~

(ありすの声) 「倖生さんは 賄いを食べていませんでした。

これを清掃のバイトで 食べてください」。

♪~

(ありす) 〔やっぱり 倖生さんは 人を幸せにする人です〕

〔そんな倖生さんを 私は信じています〕

(携帯電話のタップ音)

📱(呼び出し音)

(和紗) 仕出し弁当? (倖生) はい。

知り合いの企業の営業部の人が このお店 好きらしくて。

弁当で注文したいらしいんですよ。

(和紗) コロナの時 許可取ったけど 結局やんなかったんだよね~。

基本的に ありすが 人 見てメニュー作るから。

(倖生) 何か やり方ないっすかね?

(ありす) いいことを思い付きました。

営業部の方たちは 体を使うお仕事なので→

タンパク質を多めに配合した メニューを用意します。

(ありすの声) しかし 体調など 個人差がある方もいます。

それに対応できるよう→

メインの料理 副菜を 複数種類用意。

ご飯についても 白米 玄米 五穀米 と3種類を用意し→

多様なオーダーに 対応できるようにします。

(倖生) これ 入れちゃうね。 (ありす) はい お願いします。

♪~

(ありす) 倖生さん。

注文のあった企業って…。

(倖生) 五條製薬だよ。

前にも来たでしょ。

行こう。

(ありす) 嫌です 帰ります。

(倖生) ありす。

(倖生) ありすは俺のこと→

人を幸せにする人間だ って言ってくれたでしょ?

(ありす) はい。

(倖生) 正直言って 自分では そうだと思えなくて。

俺は いつも→

人から後ろ指さされたり→

白い目で見られたりして→

居場所なくなったりしてきたから。

でも ありすのとこに来てから→

みんな俺のこと受け入れてくれて。

自分のすることが 悪い影響ばっかりじゃないんだ→

…って思えることが たくさんあって。

うれしかったんだよ。

(倖生) 俺は→

ありすが 言ってくれたような人間に→

人を幸せにする人間でありたい って思うようになった。

そういう人間になることを→

諦めたくないって思ってる。

だから ありすにも自分のこと→

諦めないでほしい。

♪~

(倖生) 何言ってるか… 分かんないよね。

(ありす・クリップで留める音)

(ありす) はい。

(男性) おい! 弁当 来たよ!

(男性) おぉ すごいいい匂い! (女性) えっ どんなのあるの?

(男性) おぉ~ すげぇ!

(ありす) こちらですが 主菜 副菜 それぞれ選べるように…。

>> 明太ご飯 おいしそうだな! お前 尿酸値高めなんだろ?

(男性) まぁな… じゃあ魚卵は避けて→

このへんで…。 (ありす) あ ブロッコリーはダメです。

>> え? (ありす) ブロッコリーやほうれん草は→

プリン骨格を持った化合物を たくさん含んでおり→

これは体内で 尿酸C 5H 4N 4O 3に変化します。

尿酸値の高い人は 避けた方が無難です。

(女性) へぇ~ 勉強になる~! 知らなかったわ!

(男性) そうなんですね!

(女性) 全部おいしそうで 迷っちゃうわね どうしよう!

(倖生) こっち行ってみよう。 (ありす) はい。

>> 疲れましたね。 >> 疲れますよね。

今日の昼 そばでもどうですか? >> あぁ いいですねぇ。

(ありす) 倖生さん ここは男子トイレです! (倖生) シ~!

(トイレの水洗音)

(倖生) ここだね。

開けるよ。 (ありす) はい。

(社員) 何してるんですか?

(倖生) ヤベっ…!

>> ちょっと! 待ちなさい!

こっちです! (ありす) ハァ…!

(警備員) 待ちなさい!

(ありす) ハァ… ハァ… ハァ…!

あ…。

あっ… あぁ…。 (警備員) もう逃げるなよ!

♪~

\待ってください!/

私のお客さまです。

(蒔子) ありす。

今日 代表は?

いらっしゃっているはずです。

(倖生) あざっす。

(ありす) ありがとうございます。

>> 今日は どうしたの?

あっ これ懐かしい。

(ありす) ヘンリーです。

あの…。

お母さんが 名付けてくれましたよね?

>> えっ? (ありす) あの…。

聞きたいことがあって来ました。

>> 何?

(ありす) お母さんは…→

何で私を捨てたんでしょうか?

(ありす) 私が小さい頃から→

何度も お母さんが うちに来ていたのを覚えています。

そのたんびに お父さんとケンカしていたのも。

この間も→

お母さんが来て また お父さんとケンカをしました。

私は あの日から…。 >> ありす。

私はね→

お母さんじゃないの。

(ありす) えっ? (倖生) えっ?

(引き出しを開ける音)

(ありす) これは?

>> 妹の未知子。

あなたのお母さんです。

未知子は 五條製薬の研究者だったの。

(蒔子の声) あなたを 毎日 研究所に連れてきてね。

(未知子) 〔あらら 何~? 起きちゃった?〕

(未知子) 〔遊びたいのね〕

〔おぉ ありす~〕

〔おっ この 縫いぐるみ 買ってもらったの?〕

〔この子についていって→

不思議の国に行きたいのよね~〕

〔あ~ そういうこと! フフフ…〕

〔えっ 何? 貸してくれるの?〕

〔ヘンリーっていうの〕 >> 〔かわいいねぇ!〕

(蒔子の声) 未知子は→

あなたのことが かわいくて仕方なくて。

片時も離したくない って感じだった。

(ありす) 本当ですか?

(ありす) お母さんは→

私のことが好きだったんですか?

>> もちろん。 (ありす) じゃあ…→

何で お母さんは 私を捨てたんですか?

私が自閉症だからですか?

>> そうじゃ ない。

未知子は→

亡くなったの。

(ドアが開く音)

お義父さん!

これは どういうことだ?

(蒔子) お父さん 今 ありすと…。 >> 何の用だ。

金か? (蒔子) 違うの。

話をしに来ただけ…。 >> 早く帰ってもらいなさい。

(蒔子) もう少しだけ…。 >> ダメだ。

その子は うちには何の関係もない。

(蒔子) ありすは未知子の娘でしょ?

(道隆) こんな役立たずが うちの人間のはずがないだろう。

(倖生) 役立たず?

ありすは役立たずじゃないです。

ありすが どんな人間か知ってるんですか?

>> 誰だ? こいつは。

(倖生) ありすは…。

この人は誰よりも純粋で 真っすぐで→

人のことを信じることができて→

いっぱい もがいて→

もがいてるけど しんどいけど ちゃんと生きようとしてる。

そういう立派な人です。

誰にも作れないような おいしい料理を毎日作って→

それを食べたくて いろんな人たちが→

毎日 お店にやって来て。

「おいしかった」って お腹いっぱいに食べて…。

>> お引き取りいただこう。 (倖生) 待って!

(倖生) これ。

食べてみてください。

>> 早く出ていけ。

(足音)

失礼します。

(ありす) お父さん…。

>> ご迷惑 おかけしました。

私が連れて帰ります。

行こう。

♪~

(ありす) これ よかったら食べてください。

♪~

(心護) もっと早くに話せばよかったね。

お母さんは→

ありすのことを ちゃんと愛していた。

捨ててなんかいないんだよ。

(ありす) お母さんは→

何で死んだんですか?

>> ありすが3歳の頃→

研究所で大きな火事があったんだ。

実験室で 試薬の瓶が落ちて 発火したらしい。

隣の部屋にいた未知子は→

連日の疲れで 居眠りでもしていたんだろう。

(心護の声) 現場に着いた時には もう手遅れだった。

〔蒔子!〕 >> 〔あっ 八重森君!〕

〔未知子と ありすがいないの!〕 >> 〔えっ?〕

(警察官) 〔ダメです! 離れてください!〕

〔まだ中に人がいるんです! みっちゃん! ありす!〕

(ありす) 〔泣き声〕

(心護の声) ありすは 何があったのか→

奇跡的に 廊下まで出てきていたらしい。

そこを助けられたそうだ。

♪~

(ありす) 私は…。

〔泣き声〕

>> 〔ありす!〕

〔あっ! あぁ! あぁ…!〕

(ありす) 〔泣き声〕 >> 〔ありす!〕

〔早く行きなさい!〕 (ありす) 〔泣き声〕

>> 〔ありす!〕 (ありす) 〔泣き声〕

〔泣き声〕

♪~

>> 〔未知子のせき込み〕 (ありす) 〔泣き声〕

〔泣き声〕

♪~

(ありす) お母さんが…→

助けてくれたんです。

>> え?

♪~

(ありす) お母さんが→

私を… 助けてくれました。

>> 覚えてるのか?

(ありす・泣き声)

(泣き声)

(倖生) ごめん。

結局… つらいこと 思い出させちゃったよね。

(ありす) ありがとうございます。

私は→

幸せな気持ちになりました。

お母さんが 私のことを→

こんなに好きでいてくれたんだ と知ることができて→

私は すごく幸せな気持ちです。

私も誰かを好きになって→

幸せな気持ちにしたいです。

♪~

(倖生) 俺も。

そうしたいと思ってる。

(花火)

(花火の破裂音) (ありす) うわぁ!

(花火)

♪~

ハァ…。

おいしい。

ねぇ。

私 今度→

ありすのお店に 食べに行ってみたい。

えっ?

ありすが→

どんなふうに働いてるのか 見てみたい。

そうだね。

(和紗) え!? 五條蒔子 お母さんじゃなかったの!?

(ありす) はい お母さんは 妹の未知子さんでした。

(和紗) あぁ~。

>> そもそも何で そんな勘違いしちゃったの?

(ありす) 和紗が そう言ったんです。 >> え?

(和紗) え~? そんなこと言った?

(ありす) 「それ きっとお母さんだよ」 そう言いました。

(和紗) あ~ いや ごめんごめん。

まぁ でも よかったねぇ ホントのこと知れて。

ねぇ~…!

♪~

(百花) 倖生君。 (倖生) あぁ 松浦さん。

この間は ありがとう。

>> あぁ… あんなことでよかったら いつでも。

あのね…。 (倖生) ありすも すごい喜んでた。

>> えっ? (倖生) ありすをさ→

五條製薬に連れてったんだ。

>> あ… 先生の娘さん? (倖生) うん。

ありすにとって 特別な日になったと思う。

ホントに ありがとう。

>> うん。

(心護) \なぁ/

(心護) あれが事故じゃないって 知ってるよな?

あの火事が事故じゃないこと→

お前 分かってんだろ?

♪~

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