All language subtitles for 第7話 明日を生きる理由 | TVer
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1
00:00:06,006 --> 00:00:10,010
2
00:00:10,010 --> 00:00:15,015
(店員)お待たせしました。
sp1: (雨)ありがとうございます。
3
00:00:45,045 --> 00:01:00,000
♬~
4
00:01:00,000 --> 00:01:00,060
♬~
5
00:01:00,060 --> 00:01:02,062
(千秋)大丈夫?
6
00:01:04,998 --> 00:01:08,001
おばあさんも亡くなって➡
7
00:01:08,001 --> 00:01:12,005
それに…。
(日下)あと34時間。
8
00:01:12,005 --> 00:01:17,010
触覚を失うまで 残り1日半です。
9
00:01:27,020 --> 00:01:30,000
sp1: 《どうして
sp1: 私は生きてゆくんだろう》
10
00:01:30,000 --> 00:01:30,023
sp1: 《どうして
sp1: 私は生きてゆくんだろう》
11
00:01:32,025 --> 00:01:38,031
sp1: 《もうすぐ 全てを失うのに》
12
00:01:38,031 --> 00:01:44,037
sp1: 《つらいあしたを
sp1: どうして生きてゆくんだろう》
13
00:01:46,039 --> 00:01:49,042
(日下)この先のことを思って
不安になる気持ちは➡
14
00:01:49,042 --> 00:01:55,048
痛いほど よく分かります。
しかし あるはずです。
15
00:01:55,048 --> 00:02:00,000
触覚が
あなたに教えてくれることが。
16
00:02:00,000 --> 00:02:00,053
触覚が
あなたに教えてくれることが。
17
00:02:00,053 --> 00:02:05,993
sp1: 触覚が 教えてくれること…。
18
00:02:21,008 --> 00:02:23,010
(純)何で こんなカワイイ子が
ピーカンと?
19
00:02:23,010 --> 00:02:25,012
sp1: カワイイだなんて
sp1: とんでもないです。
20
00:02:25,012 --> 00:02:27,014
(竜一)何かよからぬ事情で
仕方なく付き合ってんのか?
21
00:02:27,014 --> 00:02:30,000
竜さん 失礼ですよ。
ねえ ピーカンさん。
22
00:02:30,000 --> 00:02:31,018
竜さん 失礼ですよ。
ねえ ピーカンさん。
23
00:02:31,018 --> 00:02:34,021
sp2: えっ? ああ… ハハッ。
24
00:02:34,021 --> 00:02:36,023
(陽平)じゃ 今日は
雨ちゃんの初披露ということで➡
25
00:02:36,023 --> 00:02:39,026
みんなでパーッとやろう ねっ。
<よっ!
26
00:02:39,026 --> 00:02:42,029
よしっ あんた 乾杯の音頭取れ。
27
00:02:42,029 --> 00:02:46,033
sp1: 私ですか?
よっ! 雨ちゃん!
28
00:02:46,033 --> 00:02:48,035
sp1: あっ じゃあ…。
29
00:02:48,035 --> 00:02:53,040
sp1: あっ 逢原 雨と申します。
sp1: 今日はありがとうございます。
30
00:02:53,040 --> 00:02:57,044
sp1: みんなで楽しみましょう~
sp1: かんぱーい!
31
00:02:57,044 --> 00:03:00,000
(一同)かんぱーい!
32
00:03:00,000 --> 00:03:00,047
(一同)かんぱーい!
33
00:03:00,047 --> 00:03:03,050
sp1: あっ お父さん どうぞ。
あっ 「お父さん」…。
34
00:03:03,050 --> 00:03:04,985
じゃ いただきます。
(一同の笑い声)
35
00:03:04,985 --> 00:03:07,988
すいません ありがとうございます
いただきます。
36
00:03:09,990 --> 00:03:12,993
いや 何か あの いつもより
ホップが効いてる気がします。
37
00:03:12,993 --> 00:03:15,996
ホップだあ?
味の違いなんか分からねえくせに。
38
00:03:15,996 --> 00:03:18,999
ていうか親方
何か今日 おめかししてません?
39
00:03:18,999 --> 00:03:22,002
借りてきた猫状態じゃないっすか。
(陽平)うるさいんだ 君たち。
40
00:03:22,002 --> 00:03:24,004
だいたい いつも
こういう感じですからね。
41
00:03:24,004 --> 00:03:27,007
このジジ猫
朝から ずっとこんな調子なの。
42
00:03:27,007 --> 00:03:29,009
雨ちゃんに気に入られようとして
ホントキモい。
43
00:03:29,009 --> 00:03:30,000
口悪い。
44
00:03:30,000 --> 00:03:31,011
口悪い。
45
00:03:31,011 --> 00:03:34,014
太陽君。
sp2: あっ ありがとうございます。
46
00:03:34,014 --> 00:03:36,016
僕までお招きいただいて
すいません。
47
00:03:36,016 --> 00:03:39,019
sp2: いえいえ… そんな。
48
00:03:43,023 --> 00:03:46,026
(春陽)今日の陰の主役は
市役所マンだからね。
49
00:03:46,026 --> 00:03:51,031
イケメンなのに おにいごときに
ぼろ負けするなんて恥よ 恥。
50
00:03:51,031 --> 00:03:53,033
えっ?
(春陽)あっ サッカーやってるんでしょ?
51
00:03:53,033 --> 00:03:56,036
なら ミサンガでも
作ってあげようか?➡
52
00:03:56,036 --> 00:03:59,039
カワイイ彼女が
できますようにって。
53
00:03:59,039 --> 00:04:00,000
ハハッ
じゃあ お言葉に甘えようかな。
54
00:04:00,000 --> 00:04:03,043
ハハッ
じゃあ お言葉に甘えようかな。
55
00:04:03,043 --> 00:04:05,979
お願いしていい? 春陽ちゃん。
56
00:04:07,981 --> 00:04:09,650
いいけど?
57
00:04:09,650 --> 00:04:11,985
(落ちる音)
(陽平)何やってんだ お前。
58
00:04:11,985 --> 00:04:13,987
あっあっ ごめんなさい…。
(春陽)じゃあ チームの分も➡
59
00:04:13,987 --> 00:04:15,989
作ってあげようか。
ねえ 雨ちゃん➡
60
00:04:15,989 --> 00:04:18,992
一緒に作ろう ミサンガ。
sp1: えっ?
61
00:04:18,992 --> 00:04:22,996
sp1: ああ いいよ 作ろ。
(達夫)何だい? ミサンガってのは。
62
00:04:22,996 --> 00:04:25,999
(春陽)知らないの?
(達夫)にさんが 6か?
63
00:04:25,999 --> 00:04:29,002
サザンがオールスターズ。
(竜一)絶好調 絶好調。
64
00:04:29,002 --> 00:04:30,000
(春陽)
おもろいよ おっちゃん 今日。
65
00:04:30,000 --> 00:04:31,004
(春陽)
おもろいよ おっちゃん 今日。
66
00:04:31,004 --> 00:04:34,007
(司)元気ないけど大丈夫?➡
67
00:04:34,007 --> 00:04:39,012
雨ちゃんのこと?
sp2: まあ…。
68
00:04:42,015 --> 00:04:46,019
sp2: 病気じゃなかったら
sp2: 何なんだろう?って。
69
00:04:46,019 --> 00:04:48,021
友達の話では➡
70
00:04:48,021 --> 00:04:54,027
五感を失う病気だと
思い込んでるのかもしれないって。
71
00:04:54,027 --> 00:04:56,029
sp2: ですよね。
72
00:04:56,029 --> 00:04:59,032
sp2: 正直 焦ってたんです。
sp2: ホントにそんな病気だったら➡
73
00:04:59,032 --> 00:05:00,000
sp2: そのうち
sp2: 目も見えなくなっちゃうって。
74
00:05:00,000 --> 00:05:03,036
sp2: そのうち
sp2: 目も見えなくなっちゃうって。
75
00:05:03,036 --> 00:05:05,973
大丈夫。
だから見せてあげてください。
76
00:05:05,973 --> 00:05:08,976
太陽君の花火。
77
00:05:08,976 --> 00:05:13,981
sp2: はい。 でも そのためには➡
78
00:05:13,981 --> 00:05:17,985
sp2: 乗り越えなきゃいけないことが
sp2: あって。
79
00:05:20,988 --> 00:05:23,991
sp1: 太陽君 何かあった?
80
00:05:23,991 --> 00:05:26,994
(陽平)
おそらく 桜まつりのことだな。
81
00:05:30,998 --> 00:05:33,000
これ。
82
00:05:33,000 --> 00:05:35,002
(純)
桜まつりがどうかしたんですか?
83
00:05:35,002 --> 00:05:37,004
(陽平)いや あいつよ➡
84
00:05:37,004 --> 00:05:41,008
自分の花火 上げたいって
言ってきてな。
85
00:05:41,008 --> 00:05:44,011
(陽平)《うん。
ずいぶん良くなったじゃないか》
86
00:05:44,011 --> 00:05:46,013
sp2: 《ホントですか?》
《うん》
87
00:05:46,013 --> 00:05:49,016
sp2: 《じゃ 今年の桜まつりで…》
《いや それはちょっと厳しいよ》
88
00:05:49,016 --> 00:05:52,019
sp2: 《どうしてですか?》
《桜まつりで音頭取るのは➡
89
00:05:52,019 --> 00:05:54,021
長崎花火協会だ》
90
00:05:54,021 --> 00:05:56,023
《お前の花火じゃ
まだ審査通らないよ》
91
00:05:56,023 --> 00:06:00,000
sp2: 《でも カリウムとストロンチウムの
sp2: 比率は完璧です》
92
00:06:00,000 --> 00:06:00,027
sp2: 《でも カリウムとストロンチウムの
sp2: 比率は完璧です》
93
00:06:00,027 --> 00:06:02,029
sp2: 《赤い色は
sp2: ちゃんと出てるはずです》
94
00:06:02,029 --> 00:06:03,964
《数値的にはな》
95
00:06:03,964 --> 00:06:07,968
《だけど それだけじゃ
奇麗な色は作れない》
96
00:06:07,968 --> 00:06:10,971
《ドンマイ》
97
00:06:10,971 --> 00:06:12,973
(陽平)花火師にとって
赤が見えないってのは➡
98
00:06:12,973 --> 00:06:16,977
確かに厳しい。
でもね とことん向き合って➡
99
00:06:16,977 --> 00:06:19,980
乗り越えてくしかないんだよ。➡
100
00:06:19,980 --> 00:06:23,984
ただ焦ることないんだよ。
あいつは まだ若い。➡
101
00:06:23,984 --> 00:06:26,987
時間だって
まだまだたっぷりある。
102
00:06:26,987 --> 00:06:29,990
今年が駄目でも また次があるさ。
103
00:06:31,992 --> 00:06:33,994
(日下)《これから3カ月かけて➡
104
00:06:33,994 --> 00:06:37,998
あなたの五感を
奪わせてもらいます》
105
00:06:42,002 --> 00:06:45,005
sp1: お父さん。
106
00:06:45,005 --> 00:06:50,010
sp1: 太陽君に
sp1: チャンスをあげてくれませんか?
107
00:06:50,010 --> 00:06:54,014
sp1: どうしても見たいんです
sp1: 彼の花火。
108
00:06:54,014 --> 00:06:56,016
sp1: だから…。
(陽平)いやあ…➡
109
00:06:56,016 --> 00:07:00,000
今のあいつは まだ厳しいよ。
sp1: でも太陽君 あんなに頑張って…。
110
00:07:00,000 --> 00:07:01,021
今のあいつは まだ厳しいよ。
sp1: でも太陽君 あんなに頑張って…。
111
00:07:07,961 --> 00:07:11,965
sp1: すいません 余計なこと言って。
(陽平)いやいや。
112
00:07:11,965 --> 00:07:24,978
♬~
113
00:07:24,978 --> 00:07:28,982
sp1: どうかした?
sp2: ううん。
114
00:07:30,984 --> 00:07:37,991
sp2: みんなが見てる赤って
sp2: どんな色なんだろうなって思って。
115
00:08:07,955 --> 00:08:10,958
(春陽)そういえば おにい
花火のこと まだ落ち込んでた?
116
00:08:10,958 --> 00:08:13,961
まったく
しっかりしてほしいもんよね。
117
00:08:13,961 --> 00:08:16,964
お母さんとの約束だってあるのに。
118
00:08:16,964 --> 00:08:20,968
あーあ 私にも約束があればなあ。
119
00:08:26,974 --> 00:08:29,977
sp1: ねえ 春陽ちゃん。
何?
120
00:08:29,977 --> 00:08:30,000
sp1: 春陽ちゃんは 本当は
sp1: 花火師になりたいんじゃないの?
121
00:08:30,000 --> 00:08:34,982
sp1: 春陽ちゃんは 本当は
sp1: 花火師になりたいんじゃないの?
122
00:08:37,985 --> 00:08:41,989
学生時代は そう思ってたよ。
123
00:08:41,989 --> 00:08:43,991
でも おとうに
「お前じゃ務まらない」って➡
124
00:08:43,991 --> 00:08:46,994
一刀両断されて諦めた。
125
00:08:46,994 --> 00:08:51,999
結局
その程度の気持ちだったんだよ。
126
00:08:51,999 --> 00:08:54,001
ごめん 変なこと言って。
127
00:08:54,001 --> 00:08:58,005
あっ 結婚しないの?
sp1: 結婚?
128
00:08:58,005 --> 00:09:00,000
ぶっちゃけ
2人には結婚してほしいもん。
129
00:09:00,000 --> 00:09:01,008
ぶっちゃけ
2人には結婚してほしいもん。
130
00:09:01,008 --> 00:09:04,011
もし雨ちゃんが
私のお姉ちゃんになったら➡
131
00:09:04,011 --> 00:09:07,014
ハイパーうれしいもん。
132
00:09:07,014 --> 00:09:10,017
あっ
結婚をせかしてるみたいだった?
133
00:09:10,017 --> 00:09:12,019
ごめん ごめん。
sp1: ううん。
134
00:09:12,019 --> 00:09:15,022
sp1: 私も春陽ちゃんが
sp1: 妹になってくれたら➡
135
00:09:15,022 --> 00:09:17,024
sp1: すごくうれしい。
136
00:09:17,024 --> 00:09:21,028
sp1: だからありがとう。
sp1: そんなふうに思ってくれて。
137
00:09:21,028 --> 00:09:25,032
じゃあ 相思相愛だね 私たち。
sp1: だね。
138
00:09:25,032 --> 00:09:28,035
(2人)フフフ…。
139
00:09:32,039 --> 00:09:35,042
sp2: ホントですか?
桜まつりの件➡
140
00:09:35,042 --> 00:09:38,979
会長に頼んでみてもいいぞ。
太陽の花火 見てほしいって。
141
00:09:38,979 --> 00:09:45,986
sp2: どうして急に?
いや… 実はな 昨日 雨ちゃんに➡
142
00:09:45,986 --> 00:09:47,988
「チャンスをあげてほしい」って
言われてな。
143
00:09:47,988 --> 00:09:51,992
お前の花火
どうしても見たいそうだ。
144
00:09:51,992 --> 00:09:53,994
sp2: 雨が…。
だけど いいか。
145
00:09:53,994 --> 00:09:57,998
判断するのは会長だ。
見限られたら➡
146
00:09:57,998 --> 00:10:00,000
来年以降の出品のハードルは
高くなると思うよ。
147
00:10:00,000 --> 00:10:03,003
来年以降の出品のハードルは
高くなると思うよ。
148
00:10:03,003 --> 00:10:06,006
どうする? 太陽。
149
00:10:10,010 --> 00:10:15,015
sp1: チャレンジしてみたらどうかな?
sp1: 花火師。
150
00:10:15,015 --> 00:10:18,018
えっ?
sp1: 人生って当たり前に続くって➡
151
00:10:18,018 --> 00:10:20,020
sp1: ついつい思っちゃうけど➡
152
00:10:20,020 --> 00:10:23,023
sp1: あした
sp1: 事故に遭うかもしれないし➡
153
00:10:23,023 --> 00:10:26,026
sp1: 考えもしなかったようなことも
sp1: 起こるから。
154
00:10:26,026 --> 00:10:29,029
sp1: そうなったとき きっと思うよ。
155
00:10:29,029 --> 00:10:30,000
sp1: あー あのとき
sp1: もっと頑張ればよかったって。
156
00:10:30,000 --> 00:10:34,034
sp1: あー あのとき
sp1: もっと頑張ればよかったって。
157
00:10:40,974 --> 00:10:45,979
そんなこと言ってくれたの
雨ちゃんが初めて。
158
00:10:45,979 --> 00:10:47,981
ありがとう。
159
00:10:53,987 --> 00:10:57,991
お姉ちゃん。
(2人)フフフ…。
160
00:10:59,993 --> 00:11:00,000
じゃあね。
sp1: 気を付けてね。
161
00:11:00,000 --> 00:11:01,995
じゃあね。
sp1: 気を付けてね。
162
00:11:01,995 --> 00:11:03,997
うん。
163
00:11:08,001 --> 00:11:11,004
(ドアの閉まる音)
164
00:11:11,004 --> 00:11:13,006
sp1: 「お姉ちゃん」か…。
165
00:11:48,976 --> 00:11:52,980
<(ドアの開く音)
sp2: <ただいま~。
166
00:11:52,980 --> 00:11:56,984
sp1: おかえりなさい。 ご飯できてるよ。
167
00:12:04,992 --> 00:12:08,996
sp2: 桜まつりのこと
sp2: 父さんに頼んでくれたんだよね。
168
00:12:08,996 --> 00:12:11,999
sp2: 今日 審査受けてみるかって
sp2: 言われたよ。
169
00:12:11,999 --> 00:12:14,001
sp1: それで?
170
00:12:14,001 --> 00:12:20,007
sp2: 断った。
sp1: 断った? どうして?
171
00:12:20,007 --> 00:12:25,012
sp2: 桜まつりまで
sp2: あと35日しかないから。
172
00:12:25,012 --> 00:12:28,015
sp2: 今の俺には無理だよ。
173
00:12:28,015 --> 00:12:30,000
sp2: 赤い色も克服できてないし。
174
00:12:30,000 --> 00:12:33,020
sp2: 赤い色も克服できてないし。
175
00:12:33,020 --> 00:12:38,959
sp2: でも大丈夫。
sp2: 次の春には 必ず合格してみせる。
176
00:12:38,959 --> 00:12:42,963
sp1: 次の春…。
sp2: どうかした?
177
00:12:47,968 --> 00:12:50,971
sp1: あのね 太陽君…。
178
00:12:57,978 --> 00:13:00,000
sp1: あっ… ううん。
sp1: 頑張ってね。
179
00:13:00,000 --> 00:13:03,984
sp1: あっ… ううん。
sp1: 頑張ってね。
180
00:13:03,984 --> 00:13:05,986
sp2: うん。
181
00:13:05,986 --> 00:13:16,997
♬~
182
00:13:22,936 --> 00:13:25,939
sp1: さっき
sp1: 思わず言いそうになりました。
183
00:13:25,939 --> 00:13:30,000
sp1: 次の春までなんて待てないって。
184
00:13:30,000 --> 00:13:30,944
sp1: 次の春までなんて待てないって。
185
00:13:30,944 --> 00:13:36,950
sp1: でも そしたら
sp1: 太陽君は自分を責めちゃう。
186
00:13:39,953 --> 00:13:43,957
sp1: だけど 本当は全部 話して➡
187
00:13:43,957 --> 00:13:47,961
sp1: 言ってほしかったんです。
188
00:13:47,961 --> 00:13:54,968
sp1: 「目が見えなくなる前に
sp1: 雨に花火を見せるよ」って。
189
00:13:54,968 --> 00:13:59,973
だったら せめて
タイムリミットだけでも…。
190
00:13:59,973 --> 00:14:00,000
どうして?
191
00:14:00,000 --> 00:14:01,975
どうして?
192
00:14:01,975 --> 00:14:05,979
(日下)
そんな病気は存在しないから。
193
00:14:05,979 --> 00:14:12,920
しかし いつか気が付くはずです。
五感を失う病気などないと。
194
00:14:12,920 --> 00:14:14,922
そして思い悩む。➡
195
00:14:14,922 --> 00:14:18,926
彼女の身には
いったい何が起きたのだろう。➡
196
00:14:18,926 --> 00:14:22,930
つらい秘密を
抱えていたのではないだろうかと。
197
00:14:22,930 --> 00:14:29,937
彼は 答えの出ない問いを
一生 死ぬまで考え続けるのです。
198
00:14:31,939 --> 00:14:37,945
あなたが選ぼうとしている道は
そういう道です。
199
00:14:43,951 --> 00:14:46,954
<(ノック)
sp2: <雨? 入るよ。
200
00:14:46,954 --> 00:14:49,957
(ドアの開閉音)
201
00:14:51,959 --> 00:14:57,965
sp1: どうしたの?
sp2: いや 声が聞こえたから。
202
00:14:57,965 --> 00:15:00,000
sp1: ああ 春陽ちゃんと電話してたの。
203
00:15:00,000 --> 00:15:01,969
sp1: ああ 春陽ちゃんと電話してたの。
204
00:15:01,969 --> 00:15:06,974
sp1: 今日 ミサンガ作って
sp1: 材料の糸 忘れてってるよって。
205
00:15:06,974 --> 00:15:08,909
sp2: そっか。
206
00:15:21,922 --> 00:15:23,924
sp1: 太陽君。
207
00:15:31,932 --> 00:15:34,935
sp1: お願いがあるの。
sp2: んっ?
208
00:15:38,939 --> 00:15:42,943
sp1: ぎゅってしててほしいの。
209
00:15:42,943 --> 00:15:47,948
sp1: 朝まで ずっと。 お願い。
210
00:15:53,954 --> 00:15:58,959
sp2: 寒い?
sp1: ううん あったかい。
211
00:16:00,961 --> 00:16:02,963
sp1: すごくあったかい。
212
00:16:07,901 --> 00:16:11,905
sp1: あのね 太陽君。
sp2: うん。
213
00:16:13,907 --> 00:16:19,913
sp1: 大げさなこと言ってもいい?
sp2: 大げさなこと?
214
00:16:19,913 --> 00:16:26,920
sp1: 私たち 付き合って
sp1: もうすぐ3週間だね。
215
00:16:26,920 --> 00:16:29,923
sp2: うん。
216
00:16:29,923 --> 00:16:30,000
sp1: まだ たったの3週間だけど
sp1: それでも 私…。
217
00:16:30,000 --> 00:16:36,930
sp1: まだ たったの3週間だけど
sp1: それでも 私…。
218
00:16:38,932 --> 00:16:43,937
sp1: 太陽君のこと 愛してる。
219
00:16:47,941 --> 00:16:53,947
sp1: この先 目が見えなくなっても➡
220
00:16:53,947 --> 00:16:59,953
sp1: 耳が聞こえなくなっても➡
221
00:16:59,953 --> 00:17:00,000
sp1: あったかさを
sp1: 感じられなくなっても➡
222
00:17:00,000 --> 00:17:05,959
sp1: あったかさを
sp1: 感じられなくなっても➡
223
00:17:05,959 --> 00:17:09,963
sp1: 思ってることを
sp1: 伝えられなくなっても…。
224
00:17:12,966 --> 00:17:18,972
sp1: ずっとずっと 愛してるからね。
225
00:17:18,972 --> 00:17:30,000
♬~
226
00:17:30,000 --> 00:17:30,984
♬~
227
00:17:30,984 --> 00:17:33,987
sp1: それだけは変わらない。
228
00:17:37,991 --> 00:17:40,994
sp1: ずっと変わらない。
229
00:17:44,998 --> 00:17:49,002
sp2: 俺も愛してる。
230
00:17:49,002 --> 00:17:54,007
sp1: フフ… うれしい。
231
00:17:56,009 --> 00:17:59,012
sp1: すごくうれしい。
232
00:18:03,016 --> 00:18:06,019
sp1: ありがとう 太陽君。
233
00:18:06,019 --> 00:18:25,973
♬~
234
00:18:25,973 --> 00:18:27,975
♬~
235
00:18:33,981 --> 00:18:54,001
sp1: ハァ ハァ ハァ ハァ…。
236
00:18:54,001 --> 00:18:57,004
sp1: ハァ ハァ…。
237
00:18:59,006 --> 00:19:00,000
<(衝撃音)
238
00:19:00,000 --> 00:19:02,009
<(衝撃音)
239
00:19:02,009 --> 00:19:04,011
sp2: 雨!?
240
00:19:07,014 --> 00:19:09,950
sp2: 落ちたの!? 大丈夫!?
241
00:19:09,950 --> 00:19:14,955
sp1: 全然平気だよ
sp1: バランス崩しちゃって。
242
00:19:14,955 --> 00:19:18,959
sp2: 待って。 血 出てる。
sp1: えっ?
243
00:19:18,959 --> 00:19:20,961
sp2: 痛くないの?
244
00:19:20,961 --> 00:19:23,964
sp2: 救急車 呼ぶから!
sp1: 大丈夫だから。
245
00:19:23,964 --> 00:19:27,968
sp2: いや でも…。
sp1: 違うの。
246
00:19:27,968 --> 00:19:29,970
sp1: 感じないの。
247
00:19:31,972 --> 00:19:36,977
sp1: 何も… 感じないの。
248
00:19:44,985 --> 00:19:47,988
(戸の開く音)
249
00:19:47,988 --> 00:19:49,990
sp2: 先生 雨は…。
250
00:19:49,990 --> 00:19:53,994
頭部の傷は浅く
脳にも異常は見られませんでした。
251
00:19:53,994 --> 00:19:58,999
しかし 一つ気になることが。
252
00:20:04,938 --> 00:20:30,000
253
00:20:30,000 --> 00:20:35,969
254
00:20:35,969 --> 00:20:37,971
sp2: 雨…。
255
00:20:45,913 --> 00:20:50,918
sp2: ないんだね。 触覚…。
256
00:20:53,921 --> 00:20:59,927
sp1: 大げさだなあ
sp1: 入院なんてしなくてよかったのに。
257
00:20:59,927 --> 00:21:00,000
sp2: 先生が検査入院した方がいいって。
258
00:21:00,000 --> 00:21:02,930
sp2: 先生が検査入院した方がいいって。
259
00:21:07,935 --> 00:21:13,941
sp2: ねえ 雨。
sp2: 本当は病気じゃないんでしょ?
260
00:21:16,944 --> 00:21:19,947
sp2: 何があったの?
261
00:21:19,947 --> 00:21:23,951
sp2: 病気じゃないなら どうして?
262
00:21:26,954 --> 00:21:29,957
sp1: 太陽君は気にしないで。
sp1: 大丈夫だから。
263
00:21:29,957 --> 00:21:30,000
sp2: 大丈夫じゃないって!
264
00:21:30,000 --> 00:21:32,960
sp2: 大丈夫じゃないって!
265
00:21:32,960 --> 00:21:37,965
sp2: 触覚が急になくなるなんて
sp2: そんなのどう考えてもおかしいよ。
266
00:21:37,965 --> 00:21:43,904
sp2: 教えてほしいんだ。
sp2: どんなことでも 受け止めるから。
267
00:21:50,911 --> 00:21:56,917
(日下)《彼は 答えの出ない問いを
一生 死ぬまで考え続けるのです》
268
00:22:01,922 --> 00:22:03,924
sp1: こっち来て。
269
00:22:15,936 --> 00:22:17,938
sp1: 変な感じ。
270
00:22:20,941 --> 00:22:26,947
sp1: さっきまで
sp1: あんなに あったかかったのに…。
271
00:22:26,947 --> 00:22:29,950
sp1: 心地よかったのに…。
272
00:22:29,950 --> 00:22:30,000
sp1: フッ… なくなっちゃったんだな。
273
00:22:30,000 --> 00:22:36,957
sp1: フッ… なくなっちゃったんだな。
274
00:22:36,957 --> 00:22:38,959
sp1: 私の触覚。
275
00:22:41,895 --> 00:22:46,900
sp2: ねえ。 何が…。
276
00:22:49,903 --> 00:22:53,907
sp1: 奇跡なの。
sp2: えっ?
277
00:22:55,909 --> 00:23:00,000
sp1: 私 奇跡を背負ったの。
278
00:23:00,000 --> 00:23:00,914
sp1: 私 奇跡を背負ったの。
279
00:23:03,917 --> 00:23:05,919
sp2: 奇跡?
280
00:23:05,919 --> 00:23:09,923
sp1: 今から言うことも 起こることも➡
281
00:23:09,923 --> 00:23:13,927
sp1: 何があっても驚かないでね。
282
00:23:15,929 --> 00:23:18,932
sp1: 千秋さん 日下さん。
283
00:23:27,941 --> 00:23:30,000
sp2: えっ?
私は案内人の日下です。
284
00:23:30,000 --> 00:23:31,945
sp2: えっ?
私は案内人の日下です。
285
00:23:31,945 --> 00:23:35,949
こちらが…。
(千秋)千秋です。
286
00:23:35,949 --> 00:23:40,888
われわれは あなた方の奇跡を
見届けるため ここにいます。
287
00:23:42,890 --> 00:23:48,896
sp2: あの… 奇跡って何なんですか?
288
00:23:48,896 --> 00:23:51,899
sp2: 説明してください。
289
00:23:51,899 --> 00:23:57,905
sp1: 太陽君 前に事故に遭ったよね?
290
00:23:57,905 --> 00:24:00,000
sp2: うん それが?
sp1: 意識をなくしてるとき➡
291
00:24:00,000 --> 00:24:01,909
sp2: うん それが?
sp1: 意識をなくしてるとき➡
292
00:24:01,909 --> 00:24:05,913
sp1: 日下さんが現れて言ったの。
293
00:24:05,913 --> 00:24:08,916
sp1: このままじゃ太陽君は死んじゃう。
294
00:24:08,916 --> 00:24:15,923
sp1: でも 助ける方法が一つだけある。
295
00:24:15,923 --> 00:24:22,930
sp1: 私が五感を差し出せば
sp1: あなたを救うことができるって。
296
00:24:28,936 --> 00:24:30,000
sp1: だよね。
297
00:24:30,000 --> 00:24:30,938
sp1: だよね。
298
00:24:30,938 --> 00:24:33,941
sp1: 急に そんなこと言われても
sp1: 信じられないよね。
299
00:24:33,941 --> 00:24:37,945
sp1: 私も最初は夢かと思ったもん。
300
00:24:37,945 --> 00:24:39,880
sp1: でも…。
301
00:24:42,883 --> 00:24:47,888
sp1: 私 その奇跡を受け入れた。
302
00:24:53,894 --> 00:24:59,900
sp1: だけど安心して。
sp1: 全っ然平気だから。
303
00:25:03,904 --> 00:25:07,908
sp2: フ… フフ…。
304
00:25:15,916 --> 00:25:18,919
sp2: あり得ないよ…。
305
00:25:20,921 --> 00:25:26,927
sp2: そんな…
sp2: 奇跡なんてあるはずないって。
306
00:25:26,927 --> 00:25:30,000
sp2: 雨は
sp2: この人たちにだまされてるんだよ。
307
00:25:30,000 --> 00:25:31,932
sp2: 雨は
sp2: この人たちにだまされてるんだよ。
308
00:25:31,932 --> 00:25:34,935
本当のことよ。
309
00:25:34,935 --> 00:25:38,939
sp2: 黙っててくださいよ。
310
00:25:38,939 --> 00:25:45,946
sp2: あなたたち…
sp2: 雨に何をしたんですか?
311
00:25:45,946 --> 00:25:48,949
sp2: 言ってくださいよ!
312
00:25:48,949 --> 00:25:51,952
sp2: 本当のこと言ってください!
313
00:25:53,954 --> 00:25:56,957
(日下)われわれに
触れることはできません。➡
314
00:25:56,957 --> 00:25:59,960
この姿も
あなたと逢原 雨さん以外には➡
315
00:25:59,960 --> 00:26:00,000
一切見えない。
sp2: そんな…。
316
00:26:00,000 --> 00:26:04,965
一切見えない。
sp2: そんな…。
317
00:26:06,967 --> 00:26:09,970
sp2: 奇跡なんて…。
318
00:26:13,974 --> 00:26:15,976
朝野 太陽君。
319
00:26:20,981 --> 00:26:22,983
(日下)
《この奇跡を受け入れるのなら➡
320
00:26:22,983 --> 00:26:25,986
朝野 太陽君を助けましょう。
しかし断れば 彼は死にます》➡
321
00:26:25,986 --> 00:26:30,000
《さあ 決断を。
彼に心を 捧げますか?》
322
00:26:30,000 --> 00:26:30,991
《さあ 決断を。
彼に心を 捧げますか?》
323
00:26:50,944 --> 00:27:00,000
♬~
324
00:27:00,000 --> 00:27:05,959
♬~
325
00:27:05,959 --> 00:27:08,962
sp2: どうして…。
326
00:27:12,966 --> 00:27:14,968
sp2: 何で…。
327
00:27:16,970 --> 00:27:19,973
(千秋)
雨ちゃんは ずっと悩んでいたわ。
328
00:27:19,973 --> 00:27:22,976
本当のことを話したら
あなたは自分を責めてしまう。
329
00:27:22,976 --> 00:27:29,983
だから 何も言わずに
たった一人で闘っていたの。➡
330
00:27:29,983 --> 00:27:30,000
分かってあげて。
331
00:27:30,000 --> 00:27:31,985
分かってあげて。
332
00:27:33,987 --> 00:27:35,989
sp2: ホントなの?
333
00:27:42,930 --> 00:27:44,932
sp2: ホントに奇跡を?
334
00:27:53,941 --> 00:28:00,000
sp2: じゃあ 雨が夢を諦めたのも…。
335
00:28:00,000 --> 00:28:00,948
sp2: じゃあ 雨が夢を諦めたのも…。
336
00:28:04,952 --> 00:28:07,955
sp2: 昨日の言葉も…。
337
00:28:10,958 --> 00:28:13,961
sp2: 全部 俺のために?
338
00:28:16,964 --> 00:28:22,970
sp2: 俺が奪ったんだ…。
sp1: 違うよ。
339
00:28:22,970 --> 00:28:24,972
sp2: 雨の夢も…。
sp1: 違う。
340
00:28:24,972 --> 00:28:27,975
sp2: 幸せも…。
sp1: 違うから!
341
00:28:27,975 --> 00:28:30,000
sp2: 全部 俺が…。
342
00:28:30,000 --> 00:28:30,978
sp2: 全部 俺が…。
343
00:28:30,978 --> 00:28:38,986
sp2: (泣き声)
344
00:28:38,986 --> 00:28:42,923
sp2: あの…。
345
00:28:42,923 --> 00:28:45,926
sp2: お願いします…。
346
00:28:45,926 --> 00:28:51,932
sp2: 俺の五感を 雨に渡してください。
347
00:28:51,932 --> 00:28:53,934
sp2: 俺はどうなったって構いません。
348
00:28:53,934 --> 00:28:59,940
sp2: だから それで
sp2: この奇跡を終わらせてください。
349
00:29:03,944 --> 00:29:06,947
できません。
350
00:29:06,947 --> 00:29:10,951
sp2: どうして?
一度 奇跡を受け入れたら➡
351
00:29:10,951 --> 00:29:16,957
全ての五感を失うまで終われない。
352
00:29:16,957 --> 00:29:22,963
sp2: じゃあ… 俺は…➡
353
00:29:22,963 --> 00:29:26,967
sp2: 雨が ただ苦しむのを➡
354
00:29:26,967 --> 00:29:30,000
sp2: 見てるしかないってことですか?
355
00:29:30,000 --> 00:29:31,972
sp2: 見てるしかないってことですか?
356
00:29:31,972 --> 00:29:38,979
sp2: 五感が奪われるのを
sp2: 何もできずに…。
357
00:29:41,915 --> 00:29:45,919
sp2: うっ…。
そのとおりです。
358
00:29:45,919 --> 00:29:49,923
sp2: うっ… ううう…。
359
00:29:49,923 --> 00:29:54,928
あなたに
彼女を救うことはできません。
360
00:29:54,928 --> 00:29:58,932
sp2: ううっ… うっ…。
361
00:30:02,936 --> 00:30:08,942
sp2: (はなをすする音)
362
00:30:08,942 --> 00:30:19,953
sp2: (泣き声)
363
00:30:19,953 --> 00:30:22,956
sp2: 何で…。
364
00:30:35,969 --> 00:30:38,972
(日下)そんなことをしても
五感は返せない。
365
00:30:43,911 --> 00:30:46,914
奇跡が続いている間に
あなたが死ねば➡
366
00:30:46,914 --> 00:30:51,919
逢原 雨さんも
命を失うことになる。
367
00:30:51,919 --> 00:30:56,924
sp2: (はなをすする音)
368
00:30:56,924 --> 00:31:00,000
sp2: (すすり泣き)
369
00:31:00,000 --> 00:31:03,931
sp2: (すすり泣き)
370
00:31:03,931 --> 00:31:08,936
<(つえを突く音)
371
00:31:22,950 --> 00:31:30,000
sp2: (泣き声)
372
00:31:30,000 --> 00:31:42,903
sp2: (泣き声)
373
00:31:42,903 --> 00:32:00,000
sp2: (泣き声)
374
00:32:00,000 --> 00:32:02,923
sp2: (泣き声)
375
00:32:02,923 --> 00:32:06,927
sp2: (泣き声)
376
00:32:06,927 --> 00:32:12,933
sp1: 私なら大丈夫。
sp1: 後悔なんてしてないよ。
377
00:32:14,935 --> 00:32:18,939
sp1: だからお願い 泣かないで。
378
00:32:21,942 --> 00:32:24,945
sp2: 大丈夫なわけないよ。
379
00:32:27,948 --> 00:32:29,950
sp2: だってパティシエは➡
380
00:32:29,950 --> 00:32:30,000
sp2: 雨の
sp2: 子供の頃からの夢だったのに…。
381
00:32:30,000 --> 00:32:35,956
sp2: 雨の
sp2: 子供の頃からの夢だったのに…。
382
00:32:35,956 --> 00:32:40,894
sp2: においも 歩くことも…。
383
00:32:40,894 --> 00:32:44,898
sp2: なのに どうして…。
384
00:32:44,898 --> 00:32:47,901
sp2: 俺なんて死んでよかったのに!
385
00:32:50,904 --> 00:32:55,909
sp2: 助けることなかったのに…。
386
00:32:55,909 --> 00:33:00,000
sp2: 救う価値なんて
sp2: ちっともないのに…。
387
00:33:00,000 --> 00:33:00,914
sp2: 救う価値なんて
sp2: ちっともないのに…。
388
00:33:08,922 --> 00:33:12,926
sp1: あるよ。
389
00:33:12,926 --> 00:33:15,929
sp1: あるに決まってるじゃん。
390
00:33:18,932 --> 00:33:24,938
sp1: 太陽君には価値がある。
sp1: 絶対にある。
391
00:33:24,938 --> 00:33:30,000
sp1: 君がないって言っても
sp1: 私は何回だって言うよ。
392
00:33:30,000 --> 00:33:30,944
sp1: 君がないって言っても
sp1: 私は何回だって言うよ。
393
00:33:32,946 --> 00:33:38,952
sp1: 何百回でも 何千回でも言うから。
394
00:33:43,891 --> 00:33:45,893
sp1: 君には…。
395
00:33:45,893 --> 00:33:48,896
sp2: 《君には…》
396
00:33:48,896 --> 00:33:51,899
sp1: 誰にも負けない
sp1: すてきな価値があるよって。
397
00:33:51,899 --> 00:33:55,903
sp2: 《誰にも負けない
sp2: すてきな価値があるよって》
398
00:33:58,906 --> 00:34:00,000
sp1: だって あなたは…。
399
00:34:00,000 --> 00:34:02,910
sp1: だって あなたは…。
400
00:34:07,915 --> 00:34:11,919
sp1: 私の人生を変えてくれたから。
401
00:34:15,923 --> 00:34:20,928
sp1: 太陽は➡
402
00:34:20,928 --> 00:34:23,931
sp1: この世界に必要だよ。
403
00:34:23,931 --> 00:34:30,000
♬~
404
00:34:30,000 --> 00:34:43,884
♬~
405
00:34:43,884 --> 00:35:00,000
♬~
406
00:35:00,000 --> 00:35:03,904
♬~
407
00:35:03,904 --> 00:35:14,915
♬~
408
00:35:14,915 --> 00:35:16,917
sp1: 《変な感じ》
409
00:35:16,917 --> 00:35:20,921
sp1: 《さっきまで
sp1: あんなに あったかかったのに…》
410
00:35:28,929 --> 00:35:30,000
sp1: 日下さん。
411
00:35:30,000 --> 00:35:30,931
sp1: 日下さん。
412
00:35:34,935 --> 00:35:38,939
sp1: いまさらだけど分かったんです。
413
00:35:40,941 --> 00:35:43,944
sp1: 触覚が教えてくれること。
414
00:35:45,946 --> 00:35:48,949
sp1: 触覚って きっと…。
415
00:35:48,949 --> 00:35:51,952
《負けるな 雨!》➡
416
00:35:51,952 --> 00:35:54,955
《自分に負けるな!》
417
00:35:54,955 --> 00:35:56,957
sp1: きっと…。
418
00:36:03,964 --> 00:36:07,968
sp1: 幸せを確かめるために
sp1: あるんですね。
419
00:36:11,972 --> 00:36:14,975
sp1: たくさん教えてもらったな。
420
00:36:17,978 --> 00:36:23,984
sp1: この手に 肌に➡
421
00:36:23,984 --> 00:36:26,987
sp1: たくさんの幸せを。
422
00:36:29,990 --> 00:36:30,000
sp1: でも こんなことなら…。
423
00:36:30,000 --> 00:36:34,995
sp1: でも こんなことなら…。
424
00:36:37,998 --> 00:36:40,934
sp1: もっと確かめておけばよかった。
425
00:36:46,940 --> 00:36:51,945
sp1: 次の感覚が表示されるとき➡
426
00:36:51,945 --> 00:36:56,950
sp1: 彼と2人だけでいさせてください。
427
00:36:56,950 --> 00:36:58,952
分かりました。
428
00:37:00,954 --> 00:37:06,960
sp1: 間違えてなかったですよね?
sp1: 私が選んだ道。
429
00:37:10,964 --> 00:37:13,967
あなたの選択は間違っていない。
430
00:37:15,969 --> 00:37:20,974
だから残り1カ月➡
431
00:37:20,974 --> 00:37:23,977
自分の幸せだけを願えばいい。
432
00:37:23,977 --> 00:37:30,000
♬~
433
00:37:30,000 --> 00:37:37,991
♬~
434
00:37:43,931 --> 00:37:46,934
435
00:37:46,934 --> 00:37:48,936
sp1: <太陽君。
436
00:37:59,947 --> 00:38:00,000
sp1: 今 何時?
437
00:38:00,000 --> 00:38:01,949
sp1: 今 何時?
438
00:38:01,949 --> 00:38:06,954
sp2: もうすぐ0時だよ。
sp1: そっか…。
439
00:38:06,954 --> 00:38:11,892
sp1: 0時ちょうどになるとね➡
440
00:38:11,892 --> 00:38:18,899
sp1: この時計に 次に奪われる感覚と
sp1: タイムリミットが表示されるの。
441
00:38:18,899 --> 00:38:23,904
sp1: 次は 目か耳。
442
00:38:23,904 --> 00:38:28,909
sp1: どっちにしても
sp1: また迷惑掛けちゃうね。
443
00:38:31,912 --> 00:38:36,917
sp1: ごめんね 太陽君。
444
00:38:36,917 --> 00:38:40,921
sp1: 今まで黙ってて。
445
00:38:40,921 --> 00:38:46,927
sp1: たくさん心配掛けて ごめんね。
446
00:38:58,939 --> 00:39:00,000
♬~
447
00:39:00,000 --> 00:39:12,886
♬~
448
00:39:16,890 --> 00:39:19,893
sp1: 視覚だ…。
449
00:39:25,899 --> 00:39:27,901
sp1: ついに来ちゃったか。
450
00:39:30,904 --> 00:39:36,910
sp1: タイムリミットは 34日後。
451
00:39:46,920 --> 00:39:50,924
sp1: 3月24日…。
452
00:40:01,935 --> 00:40:05,939
sp1: 《どうして
sp1: 私は生きてゆくんだろう》
453
00:40:05,939 --> 00:40:09,943
sp1: 《もうすぐ 全てを失うのに》
454
00:40:11,879 --> 00:40:17,885
sp1: 《つらいあしたを
sp1: どうして生きてゆくんだろう》
455
00:40:25,893 --> 00:40:28,896
sp2: ごめんね 雨。
456
00:40:33,901 --> 00:40:40,908
sp2: 雨の大事なもの
sp2: たくさん奪って…。
457
00:40:44,912 --> 00:40:47,915
sp2: ホントにごめんね。
458
00:40:49,917 --> 00:40:52,920
sp1: 《そんなの一つだ》
459
00:40:52,920 --> 00:40:55,923
sp1: 《たった一つだ》
460
00:41:02,930 --> 00:41:05,933
sp1: 左手 貸して。
461
00:41:05,933 --> 00:41:17,878
♬~
462
00:41:17,878 --> 00:41:20,881
sp1: さっき 2階で作ったの。
463
00:41:20,881 --> 00:41:23,884
sp1: 力加減が分からないから
sp1: 苦戦したけど➡
464
00:41:23,884 --> 00:41:26,887
sp1: なかなか上出来でしょ。
465
00:41:26,887 --> 00:41:30,000
♬~
466
00:41:30,000 --> 00:41:41,902
♬~
467
00:41:41,902 --> 00:41:43,904
sp1: あ…。
468
00:41:49,910 --> 00:41:54,915
sp1: 「たくさん奪った」か…。
469
00:41:54,915 --> 00:41:57,918
sp1: そんなことないけどな。
470
00:41:57,918 --> 00:42:00,000
sp1: でも そう思うなら➡
471
00:42:00,000 --> 00:42:01,922
sp1: でも そう思うなら➡
472
00:42:01,922 --> 00:42:05,926
sp1: 1つだけ もらっていい?
473
00:42:08,929 --> 00:42:12,866
sp1: 《私が あしたを生きる理由》
474
00:42:15,869 --> 00:42:17,871
sp1: 《それは…》
475
00:42:24,878 --> 00:42:30,000
sp1: あなたの花火を 私に見せて。
476
00:42:30,000 --> 00:42:30,884
sp1: あなたの花火を 私に見せて。
477
00:42:37,891 --> 00:42:42,896
sp1: 次の春までなんて待てない。
478
00:42:42,896 --> 00:42:45,899
sp1: あと1カ月しかない。
479
00:42:45,899 --> 00:42:52,906
sp1: でも もし太陽君の花火を
sp1: 見ることができたら…。
480
00:42:54,908 --> 00:42:57,911
sp1: もう それ以上 何もいらない。
481
00:43:04,918 --> 00:43:06,920
sp1: だからお願い。
482
00:43:09,923 --> 00:43:12,860
sp1: 赤い色になんか負けないでよ。
483
00:43:18,866 --> 00:43:20,868
sp2: 雨…。
484
00:43:20,868 --> 00:43:30,000
♬~
485
00:43:30,000 --> 00:43:35,883
♬~
486
00:43:35,883 --> 00:43:39,887
sp1: 負けるな 太陽。
487
00:43:42,890 --> 00:43:44,892
sp1: 自分に負けるな。
488
00:43:44,892 --> 00:43:58,906
♬~
489
00:43:58,906 --> 00:44:00,000
sp1: 大丈夫。
490
00:44:00,000 --> 00:44:02,910
sp1: 大丈夫。
491
00:44:02,910 --> 00:44:06,914
sp1: 太陽君ならできる。
492
00:44:06,914 --> 00:44:09,917
sp1: きっとできるよ。
493
00:44:11,919 --> 00:44:13,921
sp2: (はなをすする音)
494
00:44:17,925 --> 00:44:21,929
sp2: かなえるよ。
495
00:44:21,929 --> 00:44:24,932
sp2: 今度こそ かなえる。
496
00:44:26,934 --> 00:44:28,936
sp2: 絶対かなえる。
497
00:44:28,936 --> 00:44:30,000
♬~
498
00:44:30,000 --> 00:44:40,948
♬~
499
00:44:40,948 --> 00:44:43,951
sp2: 目が見えなくなる前に…。
500
00:44:46,954 --> 00:44:49,957
sp2: 雨に花火 見せるから。
501
00:44:53,961 --> 00:44:57,965
sp1: やったあ。
502
00:44:57,965 --> 00:44:59,967
sp1: じゃあ…。
503
00:45:04,972 --> 00:45:07,975
sp1: 約束ね。
504
00:45:15,916 --> 00:45:17,918
sp2: 約束。
505
00:45:20,921 --> 00:45:22,923
(2人)フフ…。
506
00:45:22,923 --> 00:45:30,000
♬~
507
00:45:30,000 --> 00:45:40,941
♬~
508
00:45:50,951 --> 00:46:00,000
509
00:46:00,000 --> 00:46:08,969
510
00:46:08,969 --> 00:46:10,971
sp1: [『君が心をくれたから』の…]
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