Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
(饗庭) ようこそ 納税課徴税第三係→
ゼイチョーへ。
チョゼってんね~ あ~ チョゼってるよ~。
(華子) 何なんですか? 「チョゼ」って。
(饗庭) 1年分の一括納付ですか?
(泉) それでも まだ 滞納分は残ってますけど。
(日比野) 何なら その案件 うちで お預かりしましょうか?
三係の分まで数字を上げますよ。
(今川) もしも死んでたら あんたたちの責任だ。
(饗庭) 苦労してる得意先って 「なべしま」のことなんじゃね?
(鍋島) 税金で食ってる公務員が→
市民の苦労も知らないで 偉そうにしやがって!
(饗庭) 俺たち ゼイチョーは どこまでも平等に税を徴収する。
公務員 ナメないでくださいね。
(珠代) そういえば聞いた? 新しい副市長が就任してくるって。
(橘) あの2人 財務省時代の 同期だったんだ。
(相楽) お前に聞きたいことがあるんだ。
百目鬼華子は どうしてる?
お前が指導してるんだろ?
あの饗庭が 徴税吏員なんかになって→
新人の教育係か。
(饗庭) 何 知り合いなの?
(饗庭) いや でも 彼女は そんなこと全然…。
(米田)\相楽君!/
(米田) お待ちしてましたよ。
お取り込み中でしたか?
いえ。
さぁさぁ 副市長室は こちらです。
(米田) では 改めまして→
このたびは みゆきの市へ お越しいただきまして→
ありがとうございます。
まさかね あの相楽君に 来ていただけるとは→
思ってもみませんでしたよ。
(北沢) 先日も お父さまには 大変お世話になりました。
相楽君にはね ぜひとも この→
財務省での経験を生かし→
わが みゆきの市の財政の安定を 図っていただきたい。
安定ですか?
はい? >> それだけが目的なら→
わざわざ就任初日から 納税課長をお呼びしていません。
市の財政につきましては→
僕なりに事前に勉強してきました。
安定どころか→
年々 税収が減り続ける一方の ジリ貧じゃないですか。
おっしゃる通りです。 (相楽) では→
あなたは どうお考えなんですか?
市長は いかがですか?
私?
…は もちろん→
何らかの改革が 必要かなと。
よかった。
市長も僕と同じお考えでしたか。
♪~
市長 あれじゃ どっちが市長か分かりませんよ。
仕方がないだろう 相手は あの相楽だぞ。
(饗庭) 戻りました~。
(増野) お疲れさまです。 (橘) お疲れさま。
(華子) 副市長のお迎えですか? (饗庭) まぁね。
(饗庭) 百目鬼ちゃんってさ 副市長と知り合いなの?
(華子) えっ?
(饗庭) いや何か 百目鬼ちゃんのこと 知ってるっぽかったから。
(加茂原) もしかして 元カレ?
(浜村) えっ? (増野) 運命の再会的な?
(浜村) えっ! (鷺沼) 浜村君 うるさい。
(饗庭) いや プライベートなことなら 別に…。
(華子) いえ… 副市長は私の→
兄でした。
(饗庭) 兄? (一同)「でした」?
(華子) 分かりづらいので図解を。 (加茂原) えっ?
いつの間に!?
(饗庭) 何か こういうの見ると 歴史の授業 思い出すね。
俺 いっつも眠く…。
(鼻を鳴らす音)
(華子) お話ししても? (饗庭) すいません お願いします。
(華子) 私 生まれて すぐに 父を亡くしていて…。
副市長は 母が再婚した相手の 連れ子だったんです。
(橘) 百目鬼さんとは 血のつながってない→
きょうだいってこと? (華子) はい。
でも母は すぐに離婚したので 短い間だけでしたけど。
>> 説明 慣れてんね。 (華子) 時々 聞かれるので。
饗庭さんこそ 財務省の同期だと聞きました。
(饗庭) そうね。
まぁ だから…。
(饗庭) こういうことだよね うん。
俺も百目鬼ちゃんの兄貴だった ってことかな。
(華子) 意味が分かりません。
(饗庭) まぁ 相楽と大親友だったのは 間違いないけどね~。
〔奥林!〕
♪~
♪~
(浜村)\あなたは 市からの 再三にわたる催告の通知を→
無視しました/
それでは これより 国税徴収法 第142…。
もっと顔を撮って…。
国税徴収法 第142条に基づく 捜索を開始します。
…と まぁ こんな感じですかね。
(ディレクター) お~! (拍手)
(ディレクター) このたびは 家宅捜索の VTRをご提供いただける→
…ということで ありがとうございます。
今みたいなカッコいいお姿 ガンガンお願いしますね!
もちろんです 本当なら同行してもらって→
プロに撮ってほしいんですけどね。
(橘) あの 滞納者の情報は 守秘義務がありますから→
モザイク処理とか くれぐれもお願いしますね。
(ディレクター) 分かってます。
(華子) 次の家宅捜索は 市内の公営団地で行うんですよね。
(饗庭) うん 滞納者が多く住んでる団地が あるんだよね~。
中には高所得なのに→
入居時の審査をごまかしてる 悪質な人もいる。
(華子) それをどうしてテレビで?
(饗庭) 捜索の様子が放送されると まぁ クレームは来るんだけど→
それ以上に 慌てて納付しに来る滞納者が→
一気にガッと増えんのよ ガッと! (華子) なるほど。
PR効果があるんですね。 (饗庭) そういうこと。
だから 担当は俺の方がいいと 思うんだけどね。
スルー?
(真名美) 今日 表の客 多くなかった?
15日だから。
(真名美) あ~。 >> 嫌になるよね。
ホント こっちは 必死で働いてるっていうのに。
(パチンコ)♪~
(玉木) 何だ この台。
いつも出んのに 全然出ねえよ これ。
どうなってんだ これよ~。 (ボタンをたたく音)
お客さま 周りのご迷惑となりますので。
ああ 分かってるよ。
分かってるなら最初っから…。
ん? >> いえ…。
(玉木) ホント出ねえな。
台 替えよう。
(真名美) あっ! >> お~ 悪ぃ悪ぃ。
あ~!
あ~ もう! 人の税金で食ってるくせに。
♪~
(真名美) ただいま。 (内田) 真名美 おかえり。
(真名美) あ~ ごめんね すぐ夕飯 作るから。
(内田) うん。 (真名美) ありがとう。
真名美。 (真名美) ん?
これ 届いてたよ。
いいよ こんなの。
(華子) 小沼真名美さまですね?
みゆきの市役所の者です。
小沼さま 昨年からの住民税と その延滞金→
13万2800円分が 未納となっております。
住民税?
(華子) 私 徴税第三係の 百目鬼華子と申します。
百目鬼って…→
あんた 転校生?
(華子) はい。 (饗庭) えっ 何 知り合い?
(華子) 小中学校の同級生です。
(饗庭) 何だ それ早く言ってよ~。
へぇ~ 今は税金の取り立てしてるんだ。
(華子) 取り立てじゃなくて 徴収です。
滞納してる住民税 納めてください。
あっ そういうこと…。
(華子) えっ?
住民税とか何とか言って→
復讐に来たんでしょ?
(華子) 私は ただ 納税のお願いに来ただけです。
普通 そんなんで職場まで来る?
(華子) お店の許可は取ってます。
(饗庭) お送りした文書でも ご自宅が留守の場合は→
職場までお伺いすることも あり得ると お伝えしたはずです。
>> そんなの読んでない。 (饗庭) ウソ~!
それ言われちゃうとね… ねっ!
そもそも 税金なんて払いたくないの。
(華子) 払いたくない?
知ってる?
毎月一日と偶数月の15日って→
税金で養われるヤツらが パチンコ打ちに来るの。
(饗庭) 一日は生活保護の受給日。
(華子) 偶数月の15日は 年金ですね。
私が税金を払っても→
あいつらのパチンコ代に 消えるだけ。
そんなの ばからしいと思わない?
(華子) 受給は権利です。
納税は国民の義務であり 相互扶助の…。
変わってないね。
ハァ… そういう理屈っぽいところ。
あの頃の転校生ちゃんのまんま ハァ~。
とにかく 私は払わない。
じゃ 仕事中なんで。
♪~
(饗庭) 経済状況に問題なしでの 納税拒否か。
家宅捜索に移るっつうのも 手だけど…。
まぁ 同級生だしな~。
納得した上で納めてもらいてぇか。
(華子) 私は 別に。 (饗庭) あっ そう。
つうかさ あの「復讐」って どういう意味?
(華子) 子供の頃 両親が離婚した話は しましたよね?
(饗庭) あ~ 百目鬼ちゃんのお母さんと 相楽の父親の話?
(華子) はい それまで 手に職がなかったこともあって→
母は なかなか 仕事が見つかりませんでした。
それで 急に生活が苦しくなったんです。
(饗庭) うん。
(華子) 母は税金を滞納するようになって 家宅捜索されて→
動産差し押さえを 受けることになりました。
(羽生)〔それでは これより→
国税徴収法 第142条に基づく→
捜索を開始します〕
(麻子)〔貧乏人から金取って どうすんのよ!〕
〔ちょっと…〕
〔ちょ… ちょっと!〕
(麻子)〔お母さん 何にもなくなっちゃった〕
(華子の声) 母は 元の生活を 取り戻そうとしたんですが…。
(麻子)〔帰るよ!〕 (男性)〔帰らない〕
(麻子)〔せ~の はい!〕
(男性)〔今日は帰らない っつってんだろ〕
(麻子)〔おしまい! ほらほら 立って立って!〕
(華子の声) 無理がたたって 私が10歳の時に…。
(華子の声) それで私は→
父方の祖父母に 引き取られることになって→
小学校を転校したんです。
(饗庭) そこにいたのが小沼さんね。
(華子) 彼女のお父さんは 建設会社を経営していました。
私とは違って 裕福な家庭で育っていて。
〔返して!〕
(真名美)〔転校生ちゃん家 貧乏なんだって〕
(女の子たち)〔かわいそう〕
(真名美)〔見て! 靴 ボロボロ〕
(女の子たち)〔汚っ!〕
〔捨てといてあげるね〕
♪~
〔貧乏!〕
〔貧乏! 貧乏! 貧乏! 貧乏!〕
(華子) だからといって 公私混同はしません。
(饗庭) えっ? (華子) 全部 昔のことですから。
公平公正。
相手が同級生でも 滞納を許すわけにはいきません。
(饗庭) よし 分かった じゃあ この件は 百目鬼ちゃんメインで。
あんまりチョゼり過ぎないでね。
(華子) チョ… それ全然 慣れないんですけど。
(饗庭) つうか にしてもさ よく捜索 受けたのに→
徴税吏員になろうと思ったね。
(華子) 祖父母の家に行った後 助けてくれた方がいたんです。
〔華子ちゃん 顔上げて〕
〔下ばかり見てたら もったいないよ〕
(華子) その女性の徴税吏員の方が 私の目標です。
(饗庭) 女性の徴税吏員…。
(華子) 違います この方じゃありません。
何? 呼びつけておいて失礼ね。
(珠代) 新人さんの憧れの人が→
女性の徴税吏員だったんですって。
(饗庭) 今の納税課の女性といえば もう→
日比野係長だと 思ったんですけどね。
すいません 人違いでした。
ハァ… 三係は のんきでいいですね。
(饗庭) あざ~す! >> 褒めてません。
まっ そんな調子でいられるのも 今のうちですけどね。
(浜村) いただきます。 (饗庭) いただきます。
(華子) いただきます。
(増野) どういう意味ですかね? >> 「今のうち」って。
(饗庭) さぁ?
(珠代) うわ~!
今日も最高のお弁当!
ちょっと 撮っていい? (饗庭) もちろんです。
📱(カメラのシャッター音) うわ~ キレイ!
このおかずは何?
(饗庭) これはですね ニンジンとホウレンソウの→
くるくる肉ロールです。
うわ~ おいしそう!
(饗庭) おいしいですよ。 >> 作るよ 作ってみる。
でも 日比野さんじゃ ないんだったら→
誰なんだろうね? 百目鬼さんの憧れの人。
名前は覚えてないの?
(華子) 羽生さんという方です。 >> 羽生?
(華子) まぁ 名字しか分かりませんし→
それも結婚などで 変わってるかもしれません。
羽生さん… 聞いたことないな。
鷺沼さんもですか? (鷺沼) うん。
俺が納税課に来た時には いなかったはず。
係長は ご存じないですか?
(橘) えっ? あっ… は… 羽生さん?
羽生さんは… あっ!
あぁ~!
(加茂原) あっ ごまかした! (饗庭) 絶対 知ってんじゃん それ。
(橘) いやいや し… 知らないよ 知らないよ。
(饗庭) 使い過ぎじゃないっすか。 (橘) うわ~ うわ…。
♪~
(饗庭) えっ…。
♪~
(饗庭) よう!
♪~ 調子はどうですか?
(高い声で) 絶好調だよ!
絶…。
いらっしゃいませ。
♪~
(華子) 加茂原さん?
百目鬼さん!
えっ? 何で こんなとこに?
パチンコ 好きだったの?
(華子) このお店で 納付拒否を されてる方が働いてるんです。
まずは職場環境を 理解しようと思いまして。
それで わざわざ休みの日に?
ハァ… ちょっと働き過ぎは良くないよ。
うん… ちょっと打ってったら。
ほら 座って座って 空いてんだから。
(華子) では 少しだけ。
息抜きは大事だからね。
はい これ ここ入れて。
で その玉貸を押して…。 (華子) 貸し出し…。
(パチンコ玉が出てくる音) 玉 入ったでしょ?
(華子) あ~ はい。
で ハンドルを右に回して… そしたら 玉が出てくるから。
(華子) お~!
これがね ひと玉4円なの。
(華子) スーパーのレジ袋と 同じ値段ですね。
>> えっ? (華子) 見てください。
レジ袋が1枚 レジ袋が2枚 レジ袋が3枚。
転校生? 何してんの?
(華子) 一日中 立ちっぱなしで→
お客さんへの気も使う 大変なお仕事ですよね。
知ったようなこと…。
それで ほだされて 税金払うとでも思ったの?
(華子) そういうわけじゃ…。
とにかく もう来ないで。
何度 来られても 税金払う気になんてならないから。
(華子) でも このままだと 家宅捜索することになる。
自宅の財産を 差し押さえることになるんだよ。
やりたければ やれば?
それって昔のあんたと 同じ目に遭うってことでしょ?
そうやって税金 取り立てて→
私に復讐すればいいじゃん。
どうせ私たち 昔っから敵同士だもんね。
(華子) 違う 私は…。
あんたら公務員には 分かんないんだよ!
いくら働いても ほとんど 税金で持ってかれる気持ち。
(加茂原) おっ! 当たってるじゃないですか。
調子いいっすね! >> そうなの! ハハハ…。
(加茂原) どうです? 今日ぐらい→
納税してみるっていうのは。
それとこれとは別じゃな~い!
もう 何よ~!
ちょっと息抜きしてたぐらいで。
あっ! ヤ~ダ~! お久しぶり!
話 終わった?
俺も ちょっと仕事しちゃったよ。
(華子) 私 正直 理解できません。
税金を滞納しておきながら パチンコをする方たちの気持ち。
ああいう人たちは→
お金を使いにきてるんじゃ ないんだ。
(華子) えっ?
時間を使いにきてるんだよ。
ああやって パチ屋でしか会わないお友達と→
話しながら打つのが楽しいんだ。
ところで百目鬼君。 (華子) はい。
1000円 貸していただけないかな?
(華子) お断りします。
(饗庭) 納められない? 小沼さんが?
(華子) はい。
彼女がお仕事中に履いていた靴→
かなり使い古されていました。
小沼さん→
本当は靴を買い替えられないほど 生活が苦しいのかもしれません。
(饗庭) だから 税金を納めないんじゃなくて→
納められない。
確かに あり得るか。
(チャイム)
(華子) 留守ですかね?
(饗庭) いや 今日 休みのはずなんだけどね。
あの うちに何か?
♪~
真名美とは 同棲を始めて2年になります。
でも 僕は→
去年 勤めていた会社が つぶれてしまって→
今は ハローワークに 通ってるんです。
(華子) 生活費は どうされてるんですか?
貯金を切り崩して 真名美とは折半をしています。
ただ 僕は→
実家への仕送りと妹の学費も 払っているので 余裕は…。
税金も自分の分を払うのが 精いっぱいなんです。
(華子) そうですか。
真名美は ずっと苦労してきたんです。
高校を出てから 仕事も転々として…。
(華子) ご実家は頼れなかったんですか?
建設会社を 経営されてましたよね?
それ ずっと前の話ですよ。
会社は→
真名美が小学生の頃に 倒産したそうです。
(華子) えっ!?
それで ご両親は離婚して→
真名美は お父さんと 別々に暮らすようになって…。
真名美 前に言ってたんです。
〔私 お父さんに捨てられたんだ〕
〔捨てられた? お父さんに?〕
〔似たようなもんだよ〕
〔会社つぶした途端 どっかに消えて→
そのせいでママは苦労して→
体こわして…〕
〔私には それまで散々→
人様に迷惑かけるなって 言ってたくせに〕
(真名美) ちょっと 何してるの? (華子) 小沼さん…。
職場の次は自宅に押しかけて 彼氏に尋問?
もういいかげんにしてよ!
でも 2人は真名美のために 話を聞きたいって…。
そういうふりして 税金 払わせたいだけだよ。
(華子) そんなこと…。
私の所に来る前に→
ああいうヤツらを 何とかした方がいいんじゃない?
(真名美) 店の常連 15日になると→
年金でパチンコ打ちに来るの。
こんな時間から酒まで飲んで…。
おかしいでしょ こんなの。
卓也 帰ろう あしたも面接あるんでしょ?
準備しよう。 >> うん。
こういうの もうやめて。
(真名美) 今日 ごはん どうする? (内田) あ~ どうしよっかな。
昨日 魚だったもんね。
(饗庭) ん~ カレピのこと 大チュキなんだね。
(華子) えっ?
(饗庭) 税金は納めたくないけど カレピには貢いじゃうもん!
…って感じ? (華子) ハァ… そんな言い方。
(饗庭) で 先輩 どうします? この後は。
(華子) 小沼さん 分納の提案 受け入れてくれますかね?
(饗庭) いや まぁ 難しいだろうね あの不公平感を何とかしないと。
♪~
>> どうぞ。 (饗庭) サンキュー。
到着したら まずは バイクと原付のタイヤロックを。
今回は自家用車持ちの滞納者は いないから→
車は無視で。
(饗庭) りょうか~い。 (華子) 了解。
係長 緊張してます?
(橘) ただでさえ 現場 久しぶりなのに→
テレビに放送されると思うと…。
じゃあ 係長 撮りますか? 映らなくて済みますよ。
(橘) いや うまく撮れる自信がない。 (饗庭) ハハハハ…。
じゃあ 分かった 番組に連絡して→
係長にも モザイク入れてもらいましょうよ。
緊張しなくなるかも。 (橘) あっ その手が…。
(華子) ありません。
饗庭さんこそ もう少し 緊張感 持ってください。
(饗庭) え~ 俺 チョゼんの無理!
♪~
これより 捜索を開始します。
饗庭と百目鬼さんは ナンバー 3976のバイクを。
係長と鷺沼さんは→
ナンバー 5248のバイクの タイヤロックをお願いします。
(一同) 了解。
(浜村) 俺を撮ってくれ なっ。 (増野) はい。
♪~
(チャイム)
あなたは 市からの再三にわたる 催告の通知を無視しました。
これより…。
留守ですかね? >> シ~!
カメラマンの声が入ったら 使いにくいでしょ。
すいません。
(窓が開く音) (鷺沼) 逃げた!
(橘) 追いかけて!
(華子) 浜村さん! 何してるんですか? 手伝ってください!
>> えっ? (華子) 窓から逃げたんですよ!
増野さんも撮ってないで!
クッソ!
(華子) 待って! >> 待て~!
(華子) 待って!
あ~! 何だよ? これ!
(饗庭) はい そこまでで~す。
(饗庭) あなたは市からの再三にわたる 催告の通知を無視しました。
おいしいとこ持っていきやがって。
撮らなくていい。 >> でも…。
いいから。
(饗庭) これより国税徴収法 第142条に 基づく捜索を開始します。
(浜村) それ もらいます。 (鷺沼) ストレッチしましょ…。
全部渡してください。
お家の中も見させてもらいますね。
(華子) 私たちも戻りましょうか。
(饗庭) せっかくだから 1軒 臨宅してこっか。
(華子) えっ?
(饗庭) 玉木 譲さん 67歳。
みゆきの市の出身で 就職先も市内の建設会社。
(華子) それが何か? (饗庭) ほら ここ。
その建設会社の名前。
(華子)「小沼工業」。
えっ…。
(饗庭) 小沼真名美さんのお父さんの 会社じゃない?
おっ ここだな。
(チャイム)
(饗庭) 小沼さんのこと 何か聞けるかもよ?
行き詰まってた百目鬼ちゃんへの サプラ~イズ。
(玉木)\はい/ (饗庭) あっ。
玉木 譲さんですよね? みゆきの市役所の者ですが。
(玉木)\市役所?/
(饗庭) あっ…。
何?
(玉木) あっ ホントだ 期限 過ぎてるな。
(饗庭) 近いうちに 納付していただけますかね?
ああ… 悪いね うっかりしてて。
(饗庭) あざ~す。
で…→
ここからは 業務外のお話なんですけど。
ん?
(華子) 玉木さん 以前は小沼工業という 建設会社にお勤めでしたよね?
小沼? ああ。
(華子) 当時のことを お聞きしたいんですけど。
随分 昔のことだよ。
会社つぶれたから 辞めることになって。
あっ…。
そういえば ちょっと前 社長に会ったんだ。
(華子) えっ?
(饗庭) 社長っていうのは 小沼工業の社長ですか?
うん 15日になったから→
銀行 行って並んでたら ばったり。
(饗庭) 15日…。
(華子) もしかして 年金を引き出すためですか。
あ~ 驚いたよ あの小沼社長が→
今じゃ 俺と同じように→
年金 頼りにしてる っていうんだから。
昔から 真面目だけが取りえ みたいな人だったからね。
(玉木)〔社長〕
(真名美の父) 〔お~ 玉木! 久しぶりだな〕
>>〔お久しぶりですね〕 >>〔元気だったか?〕
〔あ~ 元気です 社長は?〕
〔あっ 俺は…〕
〔ちょっと急いでるから〕 >>〔あ~ そうですか〕
〔じゃ また〕 >>〔あっ また〕
(玉木の声) あれは苦労したんだろうな。
(真名美)〔私が税金を払っても→
あいつらのパチンコ代に 消えるだけ〕
〔そんなの ばからしいと思わない?〕
(華子)〔ご実家は 頼れなかったんですか?〕
〔建設会社を 経営されてましたよね?〕
(内田)〔真名美が小学生の頃に 倒産したそうです〕
(華子)〔小沼さん 分納の提案 受け入れてくれますかね?〕
(饗庭)〔いや まぁ 難しいだろうね あの不公平感を何とかしないと〕
〔あの小沼社長が 今じゃ 俺と同じように→
年金 頼りにしてる っていうんだから〕
また来たの?
何度 来られても無駄だから。
(華子) 謝りたいの。
私… ずっと公私混同してた。
頭のどこかに昔のことがあって。
(真名美)〔捨てといてあげるね〕
〔貧乏! 貧乏! 貧乏! 貧乏!〕
(華子) そんな人だから→
理由もなく税金を踏み倒そうと してるんじゃないかって。
でも そんなの ただの思い込みだった。
何の話?
(華子) 私たちは 敵じゃ ない。
(真名美) ねぇ どこに行くの?
会わせたい人って誰?
(華子) 玉木 譲さん。 >> 玉木? 誰それ?
(華子) 市内の建設会社で働いてた人。
その会社がつぶれた後は 非正規の仕事を転々として→
今は年金を受給して生活してる。
その会社は 小沼工業。
あなたのお父さんの会社だった。
えっ?
(華子) お待たせしました。
あっ!
真名美ちゃん?
大きくなったんだな 全然 気付かなかった。
あんたのお父さんには ホント世話になったんだ。
お父さん 会社を守ろうと→
最後まで頑張ってくれてね。
奥さんと別れたのだって→
会社をつぶした時の借金 1人で抱えるためだったんだよ。
(玉木) 社長の口癖だったからな。
人様には迷惑かけるなって。
(饗庭) 玉木さん→
最近 あなたのお父さんに 会ったんですって。
えっ…。
大した話 できなかったけど→
何となく分かったよ。
お父さんが 今 どんな生活してるのか。
まぁ 俺も同じだからね。
(玉木の声) 月々6万ちょっとの年金と→
少ない貯金 少しずつ切り崩して…。
(玉木の声) まぁ 楽しみといったら→
月に一度のパチンコぐらいで。
(饗庭) 実は こちらでお住まいを調べて 会ってきたんです。
(真名美) えっ?
(華子) お父さん→
あなたとは今更 会えないけどって これを。
(華子) コツコツためてたんだね あなたのために。
(玉木) 娘のあんたからしたら→
完璧じゃなかったかもしれない。
だけどさ…。
(真名美) 〔お父さん 行かないで!〕
(真名美の母)〔真名美…〕 >>〔お父さん!〕
(真名美の母)〔真名美…〕 >>〔パパ~!〕
「だけど」… 何?
こんな話 今更 何だっていうの?
父親がホントは いい人だった? 今は苦労してる?
そんなの私には関係ない!
分かってるよ。
年金とか生活保護で 暮らしてる人に→
それぞれ事情がある ってことくらい… だから何?
今更 父親と仲直りして 面倒見ろっていうの?
苦労なら 私だって死ぬほどしてる!
あいつのせいで 散々してきた。
それなのに→
今度は あいつみたいに 苦労してる人のために→
税金納めろって…。 (華子) 違う。
違うよ。
私たちは→
誰のために 何のために税金を納めるか。
そんなことまで 押し付けたりしない。
でも そのお金は巡り巡って→
必ず どこかで 誰かの生活を助けてる。
誰かの役に立ってるはずなの。
みんな どこかで 誰かと つながってる。
隣にいる人は 敵じゃ ない。
ホント 優等生だね。
あの時だって…。
(真名美の母)〔自分のことしか 考えてないよね!〕
(真名美の父) 〔何言ってんだよ お前と違って→
真名美もお前も 養ってきただろ!〕
(真名美の声) 父親の会社がつぶれて→
親が離婚することになって→
私 怖かった。
なのに あんたは→
お金がないこと 家族がバラバラになったこと→
隠そうともしないで…。
挙げ句の果てに 「敵じゃ ない」?
「みんな つながってる」?
「父親のためとか関係ない」?
ホント…→
どこまで人の気持ちを 逆なですれば気が済むの?
(華子) ごめん。
謝るのは私の方。
(華子) えっ?
昔のことも 税金のことも→
全部 私が悪かった。
(真名美) ごめんなさい。
(饗庭) 小沼さん。
住民税 分納でもいいので 納めていただけますね?
>> 嫌です。 (饗庭) ウソ~!
あんたの言いたいことは分かった。
だけど 税金を払うかどうかは別。
(華子) でも それじゃあ 家宅捜索することに…。
(饗庭) しようか… 今から。
(華子) えっ!?
(饗庭) それでいいんですよね?
どうぞ。
(ドアが開く音) (真名美) ただいま。
真名美! おかえり。
(饗庭) たっくん ただいみゃ~。 (華子) ふざけないでください。
(真名美) 今から家宅捜索するんだって。
金目のもの 全部持ってかれるの。
えっ!?
(饗庭) それでは小沼真名美さま。
あなたは市からの再三の催告の…。
と その前に…。
内田卓也さま~。
あなた 小沼さんと交際する前に→
住民税の滞納がありますよね。
(華子) 滞納?
(饗庭) 当時 お住まいだった市から 徴収を頼まれたんです。
覚えてますか?
>> どういうこと? (華子) それは…。
(饗庭) 資産状況についても 調べさせてもらいました。
あなた→
何年か前に結構な額を 株で儲けてますよね?
えっ!?
そんな大した額じゃないから。
(饗庭) パチンコも めちゃくちゃ行ってますもんね。
(饗庭の声) この間も景品 持ってたし。
それは… たまに行く程度で。
ほら 就職活動の息抜きに。
(饗庭) あっ ハローワークね。
ハローワークにも 調査 依頼しましたところ→
あなたが通ってるっていう記録は ございませんでした!
(真名美) えっ!?
(饗庭) しかも あなた 妹の学費どころか→
妹なんていない 一人っ子ですもんね。
(華子) そうなんですか?
(饗庭) 内田さん。
俺たちが その気になれば→
あなたの記録なんて徹底的に 追うことができるんですよ。
だから そんなウソ 通用しないの。
公務員 ナメないでください。
卓也 どういうこと?
生活費 全部 私が出してたよね?
違うんだよ。
株で儲けたお金は ほとんど使っちゃったし→
働こうとしてるのは本気で…。
真名美との将来のことだって ちゃんと…。
うるさい!
出ていけ! 働け! >> 痛い痛い 痛い痛い!
(真名美) 働け! いつまでも甘えんな!
(内田) 落ち着けって! (真名美) こいつ… ふざけんな!
危ない危ない!
(饗庭) はいはい ストップ~! 小沼ちゃん やり過ぎで~す!
(真名美) ばか野郎~!
それで小沼さんは彼氏と別れて 一件落着ってわけね?
(華子) はい わざわざ 窓口まで納付に来てくれて。
〔勘違いしないでよね〕
〔別に父親とか 年金でパチンコ打ってる人とか→
納得したわけじゃないから〕
(華子)〔じゃあ どうして?〕
〔ちょっと思っただけ〕
〔あんな男 養ってた分くらい→
税金 払ってもいいかなって〕
(真名美の父の声) 〔「真名美 本当にすまなかった」〕
〔「少ないけど使ってくれ」〕
(饗庭)〔…とか何とか言って→
ホントは百目鬼ちゃんに 影響されたんじゃないの?〕
〔ち… 違います!〕
〔とにかく あの… これからは ちゃんと払うから〕
〔もう家にも職場にも来ないで〕
(饗庭)〔はい〕
(饗庭) まっ 今回は百目鬼ちゃんの 粘り勝ちってとこかな。
(華子) 勝ち負けの問題じゃありません。
その彼氏さんも 就職したんだって?
じゃあ 滞納の恐れは なくなったのか。
(華子) はい 今後は 給与からの天引きになります。
にしても 何なんでしょうね 市長の話って。
(橘) いい話じゃなさそうだよね。
(ドアが開く音)
♪~
(北沢) え~ 早速ですが→
米田市長より皆さんにお話が。
え~… ご存じと思いますが→
みゆきの市では ここ数年→
税収の落ち込みが続いております。
まぁ 私としては 納税課の皆さんは→
十分やっておられると 思うのですが…。
(せき払い)
(米田) え~ このようになった 原因の1つは→
納めるべき税金を 納めていない滞納者→
市民ですね。
よって みゆきの市は今後→
徴税強化体制を組みます。
滞納者に対して→
1円たりとも 取り逃がさないということを→
態度で示すのです。
♪~
特に徴税係の方々。
あなたたちには 家宅捜索による徴収も→
積極的に行っていただくことに なりますが→
よろしいですね?
♪~
(橘)「今のうち」って このことか。
(華子) 饗庭さん…。
♪~
(饗庭)\ハハハハ…!/
でさ→
「あなたたちには 家宅捜索による徴収も→
積極的に行っていただくことに なりますが→
よろしいですね?」とか言って→
こんな怖い顔 ハハハハ…!
思い出した こんな怖い顔しちゃってさ。
変わんないの 全然 副市長になっても あのまんま。
まんま相楽! 相楽が…。
Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.