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(落合扇言・心の声)
≪人は 一人では生きていけない≫
≪最初に そんなことを言ったのは
誰だったでしょうか≫
(灰葉仁)
JK 待て! 一人で行くな!
俺を置いていくな!
♬〜
♬〜
はぁ はぁ はぁ…。
一緒に ゴールしようって
言ったじゃん!
うそつき!
遅いんですけど 先生。
♬〜
はぁ〜…
高校生たち スタミナあり過ぎ。
先生が なさすぎるんです。
先生が なさすぎるんです。
っていうか
なんで 一緒に走ってるんですか。
ほんとは
立ってるだけでよかったのに➡
生徒たちからのブーイングが
すごくてな。
男子のときに走れよ 灰仁。
大人 なめんなよ! DKのスピードに
勝てるわけないだろうが!
≪この先生は
ダメな大人と見せかけて➡
実は 抜け目のないようで≫
ああ〜 マジ 一生分 走ったわ。
超腰 痛ぇ。
明日から 1週間 病欠取ろうかな。
≪やっぱり ダメな大人…➡
≪やっぱり ダメな大人…➡
という
どうにも読めない先生です≫
はぁ〜…。
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
(女子生徒)そういえばさ
この前 帰るとき 変な男が➡
(女子生徒)そういえばさ
この前 帰るとき 変な男が➡
こっち見てたんだよね。
♬〜
えっ 超きもいじゃん!
1人で帰んない方がいいよ。
そうだよね 一緒に帰ろ!
うん 一緒に帰ろ。
(女子生徒)帰ろう。
お前は あいつらと一緒に➡
帰らなくていいのか?
一緒に帰るやつ 誰か いないのか。
いないです…。
やっぱり 一人でいるのは
おかしいでしょうか。
やっぱり 一人でいるのは
おかしいでしょうか。
い〜や。
俺は 一緒にいられるから
全然いいけど。
えっ…。
お前が 一人でいたら
二人っきりになれるじゃん。
ちょっと 何してるんですか!
だって寒いし。
そうじゃなくて
こんなとこで ダメですって!
大丈夫 みんな 行っちゃったって。
もう 誰も残ってな…。
(一馬)うわっ…。 灰仁
ついに 生徒に 手 出したんだ。
(一馬)うわっ…。 灰仁
ついに 生徒に 手 出したんだ。
えっ…。
クズだね〜。
言うじゃねぇか。
孤高のアイドル 高峰一馬。
はぁ…
その呼び方 やめてよ 灰仁。
てめぇ
その口の利き方 気をつけろよ!
新キャラなんて
出て すぐ 視聴者に嫌われ…。
先生 それは タブーです!
というわけで ふらついた私を
先生が助けてくれただけなんです。
(一馬)ふ〜ん…。
ハグでもしてんのかと思った。
(一馬)ふ〜ん…。
ハグでもしてんのかと思った。
教師が
生徒に 手 出すわけないだろ。
なあ JK。
お前も 早く 友達と帰れよ。
人気者が
一人残って 何やってんだよ。
(一馬)こんなに口の悪いやつが
人気なんかあると➡
本気で思ってんの?
≪口が悪い自覚あったんだ≫
≪直せよ≫
(一馬)みんなさ➡
俺の見た目と スペックでしか
俺のこと見てないんだよ。
♬〜
♬〜
(回想・女子生徒)
⦅やっぱり 一馬君って 一人が➡
様になるよね〜⦆
(女子生徒)⦅まぶしくて➡
近づけないよね。
さすが アイドル⦆
(一馬)近寄り難いとか。
⦅あいつ 調子に乗ってるよな⦆
⦅いいのなんて 顔だけだよ⦆
⦅本しか友達いねぇっつぅの⦆
(一馬)妬みとか。
⦅いつも ぼっちだよ あいつ⦆
⦅声でかい 声でかい⦆
アイドルとか言ってるけど
体のいい いじめだろ。
一人で帰ると 変に目立つしさ➡
みんなが帰るの待ってたんだよ。
なるほど。
つまり ぼっちが嫌だと。
はあ? 全然。
っていうか ぼっちじゃねぇし。
群れるの嫌いだし。
なんだか
落ち込んでしまいました 先生。
JK いいか
こういう プライド高いやつには➡
もっと 言葉を選んで…。
(一馬)聞こえてんだけど!➡
もっと 言葉を選んで…。
(一馬)聞こえてんだけど!➡
ああ もう そうだよ…。➡
一人だって思われんのが
恥ずかしいんだよ!➡
どうせ 分かんねぇだろ
ぼっちの気持ちなんか。
私も 友達いないので分かります。
ぼっち… つらいですよね…。
(一馬)つらい…。
ぼっちが邂逅すると こうなんだ。
(一馬)黙れ 灰仁。
あのな〜 いいか お前ら➡
あのな〜 いいか お前ら➡
今 ぼっちだろうと
全然 大丈夫だ。
本当ですか?
本当に落ち込むのは➡
大人になっても
なお ぼっちんときだからな。
はあ?
出会いもなければ 別れもない。
職場と家を往復するだけの
変化のない日々。
⦅なんだ
お前も さみしいのか?⦆
気が付けば
お掃除ロボットに話しかける自分。
⦅お前に出会えて… よかった…⦆
⦅お前に出会えて… よかった…⦆
そして 最後は ひっそりと
一人 さみしく死んでいき➡
発見された遺体は 死後1か月。
人は これを「孤独死」と言う。
まあ 俺は 友達いるから
こうはならないけどね!
残念だったな!
未来への不安を➡
煽るだけ煽っといて
むかつくんだけど。
最低ですね。
つぅか 灰仁も独身なら➡
最低ですね。
つぅか 灰仁も独身なら➡
可能性あんじゃん。
明日は 我が身だろ。
そのへんの将来設計も
完璧だから。
そのうち
家族が 1人増えましたって➡
年賀状 送ってやるよ。
≪先生が言う将来設計ほど➡
当てにならないものは
ない気がする…≫
まあ 人生 何が起こるかなんて
誰にも分かんねぇんだからさ➡
今 落ち込んでもしかたねぇだろ。
俺の人生なんて この先
いいことなんか起こる気しないよ。
そんなことないです。
えっ?
そんなことないです。
えっ?
あっ…。
人生って 結構…。
♬〜
予測できないものですから。
≪それに 私には
一緒にいてくれる人がいる≫
≪それに 私には
一緒にいてくれる人がいる≫
♬〜
高峰一馬君。
えっ 何?
私と
友達になるなんて どうでしょう!
えっ⁉➡
友達って…➡
「なろう」って言って
なるものじゃないでしょ。
「なろう」って言って
なるものじゃないでしょ。
そうですか。
グッバイ 私のなけなしの勇気。
矮小な閃き。
バッカ お前
意地張ってないで なってやれよ。
(一馬)口約束だけでなれるかよ!
今すぐ なろうって➡
言ってんじゃなくて
今から なってくんだろうが。
今から…。
こいつなら➡
一度できた友達は
一生 大切にすると思うけど。
なんで 灰仁が
そんなこと言えんだよ。
俺には分かるんだよ
先生だからな。
俺には分かるんだよ
先生だからな。
よし! ほんじゃ 行くぞ。
俺は… 一人で帰るし。
あっそ! JK 行くぞ。
あっ はい。
痛い。 痛い! 痛たたた!
痛い。 痛い! 痛たたた!
大丈夫ですか⁉
日頃の運動不足が たたった…。
おじさんみたいですね。
JKに言われると➡
リアルに傷つくな…。
ちょっと 肩貸して。
はい。
あっ んっ… 先生 重いです。
頼りねぇな〜。 あぁ〜あ➡
男手があったらよかったんだけど。
ないものを言っても
しかたないですよ 先生。
ないものを言っても
しかたないですよ 先生。
ああ〜 もう… しょうがないな。
(一馬)先輩。
はい。
今から…
友達になってもらってもいい?
♬〜
♬〜
はい!
♬〜
ただし
なれるのは 「友達」までだけどな。
♬〜
コツ…(足音)
≪誰かの足音≫
コツ…(足音)
≪誰かの足音≫
≪ストーカーなら
きっと また 先生だから➡
気にすることないなんて思うのは
甘えでしょうか≫
痛っ! えっ? 痛たたた!
痛い 痛い 痛い!
なんで? なんで? なんで?
やっぱり 先生でしたか。
えっ 痛い。 痛い 痛い…。
こんな所に呼び出して
一体 なんの用ですか。
最近 女子高生を狙った
ストーカー被害が報告されている。
したがって ストーカー対策のための
護身術を教える。
したがって ストーカー対策のための
護身術を教える。
先生に教わることはありません。
いや でも 念には念をだな…。
しつこく ストーカーしてくる人に
ストーカー対策を語られても。
人聞きの悪いことを
言うんじゃない! 俺は➡
土日と会議の日を除いた
週4くらいしかしてないからな。
週1だと思ってたんですけど…。
だって お前➡
明るいうちは なかなか
一緒に帰ってくんねぇじゃん。
当たり前じゃないですか。
そもそも➡
一緒に帰ってるところを
見られるのと同じぐらい➡
一緒に帰ってるところを
見られるのと同じぐらい➡
ストーカー姿を見られることの方が
まずいじゃないですか。
はぁ〜 あのな JK…。
♬〜
もし 俺が悪いやつだったら
いつでもお前のこと襲ってんだぞ。
そういうやつもいるから心配なの。
そういうやつもいるから心配なの。
分かるだろ?
先生…。
(一馬)うわっ 何やってんの?
痛たたた! 痛っ! 痛い 痛い…。
ストーカー対策に 護身術の
練習相手になってもらってました。
ああ〜 適任じゃん。
でしょ?
何? これ。 俺
シメられたまま 会話続ける感じ?
何? これ。 俺
シメられたまま 会話続ける感じ?
それにしても すごいね 先輩。
そんなんできたんだ。
兄から 昔 教えてもらいました。
あれ? これ
なんか 意外に幸せっつぅか➡
なんか
合法ボディータッチっていうか…。
あっ 痛たたた! うそ うそ うそ
うそです! ごめんなさい!
ごめんなさい! うそ うそ うそ!
で 一馬君は➡
どうしたんですか?
あっ 灰仁に呼ばれたんだけど。
あっ 先生に?
いや お前 ストーカーされてるって
言ってただろ。
いや お前 ストーカーされてるって
言ってただろ。
えっ! 大丈夫ですか?
うん。
まあ 結構 どこにでもいるし。
カシャ カシャ カシャ カシャ…
(カメラのシャッター音)
現在進行形…。
ちなみに
私は 世の中の3人に1人が➡
ストーカーだと思って警戒してますよ。
(一馬)えっ そんな?
なぜか 俺を見ているが
いい心がけだと思うわ。
なぜか 俺を見ているが
いい心がけだと思うわ。
ストーカーに
命を狙われるケースもあるからな。
(一馬)先輩も 気をつけなよ。
先輩 かわいいんだからさ。
えっ…。
あ あ… ありがとうございます。
(一馬)深い意味はないからね!
なんかあったら➡
相談してねっていう…
友人として!
友人!
せいぜい
背後には 気をつけるんだな。
せいぜい
背後には 気をつけるんだな。
ストーカー なめんなよ。
あの… 一馬君も
気をつけてくださいね ほんとに。
(一馬)いや 俺は 別に…。
うざいだけで害はないし。
あのな 意味もなく 付け回されて
いいわけないだろ。
嫌なことは
しっかり 「嫌」って言え。
(一馬)ふ〜ん…
なんか 灰仁 先生みたいじゃん。
先生なんだよ。
(一馬)まあ そうだね。➡
先生なんだよ。
(一馬)まあ そうだね。➡
ちょっと言ってくる。
ガラガラガラ…(戸の音)
ストーカーしてる人のセリフだとは
思えませんね。
辛辣ぅ〜。
でも 先生は いつも そうですね。
ん?
マラソン大会のとき➡
「二人っきりになれる」
って言ったの…。
⦅俺は 一緒にいられるから
全然いいけど⦆
⦅俺は 一緒にいられるから
全然いいけど⦆
⦅えっ…⦆
⦅お前が 一人でいたら➡
二人っきりになれるじゃん⦆
うそですよね。
なんで そう思うの?
先生が セクハラめいたことを
するときは 大抵➡
私が落ち込んでいるときか ほかに
理由があるときじゃないですか。
⦅腹減って死にそうなのに
どっかで➡
⦅腹減って死にそうなのに
どっかで➡
カードとか
全部入った財布 落としちゃった⦆
⦅おい
何 おとなしく つかまってんだ⦆
⦅男に こんなことされたら
ゴリラのごとく抵抗してこい⦆
やりにくいこと言うねぇ。
私と一馬君を
会わせたかったんですか?
だって
お前ら いっつも 一人だからさ。
だって
お前ら いっつも 一人だからさ。
♬〜
教師としては
そういうの 気になるんだよ。
そうだったんですね。
そうだったんですね。
でも 俺は教師で
お前の友達にも➡
あいつの友達にも
なってやれないし。
こうやって どんどん
お前の居場所が増えていけばいい。
それは…
自分が いつか いなくなっても➡
大丈夫なように… ですか?
JK 俺がいなくなったら困る?
えっ…。
そこは うそでも困るって言えよ!
先生…。
さっきだって
一馬に かわいいって言われて➡
うれしそうにしちゃってさ〜。
だって➡
あまり言われないものですから…。
いつも 俺が言ってんじゃん。
先生に かわいいなんて
言われたことないです。
先生に かわいいなんて
言われたことないです。
あれ? そうだっけ。 ああ…。
かわいいよ お前は。
あれ?
これも セクハラになるんだっけ。
また 適当なこと言って…。
私 もう行きます!
えっ もう行っちゃうの?
私 護身術 完璧ですし
ストーカー対策も 万全ですので➡
お気遣いなく。
だから 一人で帰るの➡
危ないんだって。
一馬君と一緒に帰るので➡
大丈夫です。
あいつと帰るの⁉
おお… お友達ですので!
だから 先生は もう➡
ストーカー やめてくださいね。
「友達」か…。
やっぱ 男は やめときゃよかった。
やっぱ 男は やめときゃよかった。
やける…。
(女子生徒)一馬く〜ん バイバイ!
(女子生徒)じゃあね!
(女子生徒)バイバ〜イ。
おう。
お前 一人か?
ああ〜 灰仁。
あの子たちに言ったら
付け回すの やめてくれるって。
あの子たちに言ったら
付け回すの やめてくれるって。
ああ それはよかったけど…➡
JKは?
先輩?
知らないけど…。
あいつと一緒に➡
帰るんじゃなかったのかよ。
先輩と帰り道 逆だけど。
あいつ うそつきやがったな。
ってか 先輩 大丈夫かな。
先輩の帰り道の方に➡
ストーカー出現してるって噂
聞いたけど。
ああ だから 俺は
なるべく あいつの…。
⦅俺は 土日と会議の日を除いた
週4くらいしかしてないからな⦆
⦅俺は 土日と会議の日を除いた
週4くらいしかしてないからな⦆
⦅週1だと思ってたんですけど…⦆
やっべ…
週1って そういうことかよ。
えっ 灰仁⁉
≪ついつい
先生に うそをついてしまった≫
≪でも 先生の立場を考えたら
こうするべきですよね≫
♬〜
♬〜
≪だけど…≫
≪先生が 後ろにいないことが➡
少しだけ心細いなんて思うのは➡
よくないこと… ですよね≫
えっ?
えっ せ… 先生⁉
あっ ダメです 離れてください!
あっ ダメです 離れてください!
こんなところ
誰かに見られたら…。
よかった…。
えっ?
無事で。
先生…
心配して 来てくれたんですか?
俺 やっぱ お前のこと
ストーカーしてないとダメだ。
すげぇ心配…。
≪そんなふうに言われたら…
追い返せないじゃないですか≫
≪そんなふうに言われたら…
追い返せないじゃないですか≫
お前 もう 俺に
変なうそつくのやめろよ。
寿命 縮むわ〜。
すみません…。 そこまで
心配させてしまうなんて…。
まあ 俺も
セクハラまがいなこと言って➡
煽ったわけだし。
それについては ちゃんと➡
謝罪いただきたいです。
あれ?
先生 腕 どうしたんですか?
あれ?
先生 腕 どうしたんですか?
ん? ああ…
さっき ちょっと ひねって。
えっ⁉ 私の護身術で!
いや お前じゃないよ。
でも 腕って…
絶対 私じゃないですか!
あれ? でも 左でしたっけ…。
いいの いいの 気にすんな。
それより 一緒に帰ろうぜ JK。
ダメって言っても
ついてくるじゃないですか…。
ダメって言っても
ついてくるじゃないですか…。
お前のこと 付け回していいのは
俺だけだよ JK。
♬〜
(警官)身柄確保!
(犯人)俺だけじゃねぇよ!➡
俺を捕まえたやつも
ストーカーだったんだよ!
(警官)
何 言ってんだ! ほら 行くぞ!
(犯人)ほんとなんだって!
(警官)歩け 歩け!
(犯人)ほんとなんだって!
(警官)歩け 歩け!
♬〜
ダメです。
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
簡単に 男の部屋に上がるのは
よくないぞ。
ここが 先生の… 汚い。
オブラートに包め。
あれ? 扉が開きません。
好きなやつと二人きりで
こんな近くにいれば➡
好きなやつと二人きりで
こんな近くにいれば➡
俺だって こうなる。 信じて。
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