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(常子)持ちました! はい!
持ちました!
(君子)常子 しっかり! (鞠子)とと姉 頑張って!
待ちない。 どうして 女がおるでぇ。
消防組の一員なので。
(駐在)消防組というのは 家長である父か長男が…。
あっ 私が家長です。 父代わりなんです。
<常子の父 竹蔵が 亡くなったのは 4年前。→
幼い常子は 竹蔵から ある事を託されました>
ととの代わりに なってほしいんだ。
ととの代わり?
常子が ととの代わりになって→
かかと鞠子と美子を→
守ってやってほしいんだ。
はい 約束します。
本日から 私 小橋常子は→
皆さんの ととになります。
(美子)じゃあ とと姉ちゃんだ。
いいね。 そう それ。 とと姉ちゃん。
<竹蔵が亡くなってから 長女の常子は→
小橋家の戸主となり 父の期待どおり→
たくましく成長していました>
♫「普段から」
♫「メイクしない 君が」
♫「薄化粧した朝」
♫「始まりと終わりの狭間で」
♫「忘れぬ約束した」
♫「花束を君に贈ろう」
♫「愛しい人 愛しい人」
♫「どんな言葉並べても」
♫「真実にはならないから」
♫「今日は贈ろう」
♫「涙色の」
♫「花束を君に」
♫「花束を君に贈ろう」
♫「愛しい人 愛しい人」
♫「どんな言葉並べても」
♫「君を讃えるには足りないから」
♫「今日は贈ろう」
♫「涙色の」
♫「花束を君に」
できた。 ありがと。
<常子は 高等女学校の四年生 鞠子は三年生→
美子は 尋常小学校の四年生。→
家の事は 君子一人に負担をかけず→
家族全員で 役割を分担しています>
(一同)頂きます。
<そして 竹蔵が大切にしていた家訓も→
しっかりと守りつつ 暮らしていました>
(君子)常子 ほら 行くわよ。 は~い。
行ってきます。
♫~
はい。 それでは 今日も…。
(一同)行ってらっしゃい! 行ってきます!
走れ!
<君子は 竹蔵の会社から 遺族援助を受けつつ→
女工としても雇用され→
布の品質を検査する 検反という仕事をして→
なんとか 一家を支えていました>
♫~
間に合った。
おはよう。
(栄子)おはよう。 遅刻まで 間一髪よ。
いいのん 思いついた?
あっ 田中先生の あだ名? そうそう。
「ヒゲメガネ」って思ったんだけどやぁ もひとつ とんちが利いてなくて。
う~ん… あっ。
消防自動車は どう?
どうして? だって→
鐘が鳴ると すぐに現れるでしょ?
(一同)ああ!
(鐘の音)
起立!
礼!
<常子は すっかり クラスの人気者に>
「捲土重来」とは 一度失敗したものが→
勢力を再び得て 巻き返すという意味です。
(先生)さすが 小橋さん。
<鞠子は優等生で 学内でも 一目置かれる存在に。→
皆 竹蔵の死を乗り越え 前向きに やっている中…>
(渡辺) なので この問題は 900となる。→
では この1番の問題 分かる人?
(一同)はい! (渡辺)よし 玉置。
(幹雄)はい 6,000です。 (渡辺)バカもん。 間違えてるぞ。
<美子だけは ある悩みを抱えておりました>
あとは かんぴょうの五目煮 作って…。
フフッ 本当 鞠ちゃん かんぴょう 好きだよね。
お~! 今日も きれいだのう。
ちょっと… 危ない… あっ。
(茂雄) 小汚え顔して 見上げてっからよ→
それで拭いた方が ええんじゃねえけぇ?
(正雄)うまい事 言うなあ 兄ちゃ。 だろ~?
<この3人 玉置三兄弟。→
奇しくも 常子 鞠子 美子と それぞれ同い年で→
常子たちは 気にも留めていないのに→
やたらと 突っかかってくるのです>
おい とと姉ちゃ~ん。
俺たちも とと姉ちゃんみたいな ととが 欲しいやぁ~。→
うちの ととに なってくれよ~。
(2人)くれよ~。
私は こんな小汚い弟は いりません。
ほんっと 野蛮。
(正雄) おい 何でえ! 逃げんのけぇ? とと姉ちゃ~ん!
(幹雄) おい 美子に言っとけよな。→
いっつも暗い顔してんなら 学校 来るなって!
暗い顔って何の事? さぁ。
あら 出かけるの? うん ちょっと。
お夕飯の手伝いする約束でしょ? ああ でも…。
さやえんどう摘むだけでいいから。 すぐ終わるよ。
でも…。 ・(渡辺)ごめんください。
は~い…。 ああ 渡辺先生。
おお 卒業以来だの~。 常子さんも 久しぶり。
美子が いつも お世話になっております。
今日は ご家族の方に お話ししたい事が。
あれ? 伝えるよう 言ってあったんだがね…。
そうなの?
あっ ちょっと 美子?
伺っていれば もう少し ちゃんとしたものを→
お出しできたんですけれど…。 いやいや。
あの… お母様は?
あっ 母は まだ仕事中です。
私が父代わりですので お話なら 私が。
ああ…。
戸籍上でも 戸主は私です。
そのように扱って頂けませんか?
そうだよね。 いや 失礼。
今日 お伝えしたかったんは 美子さんの事なんだ。
ええ。 実に素直で明るいんだけぇが→
最近 様子が気になっての~。→
誰とも話そうとせず 暗い顔して いつも 一人でいるんだよ。→
訳を聞いても 話してくれなくてね。
お帰りなさい。 ただいま。
お夕飯 出来ちゃった? 私も手伝うわね。
あっ ちょっと待って。 えっ?
最初は仲よくしてたんだけど…。 うん。
でも みんな おうちの事 話す時→
かかの話や ととの話をするの。
でも うちには ととがいないから 話せる事がないの。
でも 美子にも とととの思い出 あるでしょ?
う~ん… あっ 紅葉狩りに行った事とか。
話せば減ってくばかりで なくなっちゃうよ。
とととの思い出は もう増えないもん。
何も話せないから 話さないようになって→
一人になっちゃった。
いいなあ みんな ととがいて。
ん~…。
そうだよね。 つらいよね。
でもさ よっちゃんには→
かかも 鞠ちゃんも 私もいるでしょ?
そうだけど…。
思い出は これから たくさん作れるから→
今は 頑張って お友達 つくろう。
でも どうやって?
う~ん…。
どうしたもんじゃろのぉ…。
美子。
心配かけないように 黙ってたの?
かかもね ととが亡くなって→
工場で働かせてもらえるように なった時→
初めは ずっと暗い顔してたの。
そうなの?
だけど このままじゃ いけない って思って→
無理にでも 明るい顔で いるようにしたのよ。
そしたら 少しずつだけど 話しかけてくれるようになって。
美子も 暗い顔ばっかりしてないで→
明るい顔 つくってみたら?
笑顔って事? うん。
ううん。 楽しくないのに笑えない。
妖怪 おはじきばばあ!
何 それ。
つまんない。
えっ? でも これ思い出したら 笑えるでしょ? えっ?
妖怪 おはじきばばあ~!
ねっ? うん。
本当 とと姉 つまんないよ。 えっ そんな事 言うなら→
鞠ちゃん やってみてよ。 嫌よ。 はい! 嫌。
はい! じゃあ かか はい。
しかたないわねえ。 アハハハッ!
(君子) どうやるの?
ここに キュッて さして…。
アハハハハ!
(君子)竹蔵さん。
今日も 一日 無事 終わりました。
♫~
<ととになると 誓ってから→
常子は 目標を作りました。→
一つ。 家族を守る。→
一つ。 鞠子 美子を嫁に出す。→
一つ。 家を建てる>
もう 食べられません…。
<大げさな目標ですが→
常子は 本気でかなえようと 思っているのです>
では ちゃんと 復習しておくように。
(一同)は~い。
回想 (君子)美子も 暗い顔ばっかりしてないで→
明るい顔 つくってみたら?
妖怪 おはじきばばあ!
(幹雄) 何 笑ってんだ? 気持ちわり~。
ほら 見てみ 見てみ。
変な笑い方してたんだに。
あれ?
2つも食べるの?
これ 美子の…。
あ… かかが間違えたんだ。
(栄子)常ちゃん?
あっ ごめんなさい。 ごめんなさ~い。
美子~!
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