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♬~
♬「山へ行こう 次の日曜」
♬「昔みたいに 雨が降れば」
♬「川底に沈む橋越えて」
♬「胸まである 草分けて」
♬「ぐんぐん進む背中を」
♬「追いかけていた」
♬「見失わないように」
♬「抱えられて」
♬「渡った小川」
♬「今はひらり」
♬「飛び越えられる」
♬「一緒にね いろんな話ししよう」
♬「晴れたらいいね 晴れたらいいね」
♬「晴れたらいいね」
♬~
小三郎が高血圧で入院して➡
金太郎は 自ら質屋の帳場に 座ることを申し出ました。
(ゆき子)お父ちゃんみたいに 信用のおける人が➡
そこに座ってくれるのは ホント助かるの。
だけど質屋ってね プロの仕事なのよ。
私だって お客さん来るたんびに➡
おじいちゃんの部屋に いちいち走って聞いたのよ。
(金太郎)だから商売はしねえって 言ってるじゃねえか。
留守中 俺はこの留守を 守ってるっていうだけだよ。
毎日毎日 午前中 戸閉めじゃ おめえ➡
あの小三郎のやつが 悲しがるだろ おめえ。
うん…。 (銀次)まあ 姉ちゃんが➡
病院に行ってる間だけだよ。 父ちゃんに留守番 頼んじゃえよ。
そうね。 うん。
お父ちゃん お願いしようかな。
かしこまりました。 どうぞ 病院へ行ってらしてください。
その言葉… まさか 商売する気じゃないでしょうね?
しやしねえよ 客は帰すよ。
じゃ 私1時までには帰るから。ああ。 お願いよ。
銀次 そこまで行こう。 んっ。
頼むからね。 ああ。
分かってんだろうな? 分かってら バカヤロー。
(遠のいていく足音) ヘヘヘ…。
はい いらっしゃいまし。 何をお持ちになりやした?
えっ? おう 金時計。 ヘヘヘ。
あっしの名前が金太郎で 金時計とくりゃ 100万出しやしょう。
ねえ。 ハハハ…。 ⚟ごめんください。
え…!?
あ… いらっしゃいまし!
いや あのね…。あの~…。 あの 店は午後からんなって…。
これで いくら都合していただけます?
いや あのね 実はね…。 なんとか5万。
流してくれていいの。
えっ…。
プロの目でじっくり見て。 いいものだって分かるから。
プロの目…。
ヘヘ~。
う~ん…。
ねえ お客さん 確認ですけどね これ流しちゃっていいんですね?
うん いいの。
分かりやした。 じゃあ10万出しやしょう。
ええ!? ありがとう!
でも 身分証明書は…?
あっ 流すと決まってんだ んなものは 要りやせんよ。
あの… お金って 金庫から出すんじゃないの?
ヘヘ ここはシステムが違うんですよ。
へえ~。
9万… 9万… 9万だな~。
ああ… ありがとう! ウフッ。
おじ様 粋だわ~。 また来るわね。
(投げキスする音) バイバイ!
(戸の開閉音)
てやんでえ! ヘヘヘッ!
(ひらり)しっかし まあ➡
花魁みたいな着物だねえ こりゃ~。
わちきも そう思うでありんす。 ちょっと~。
バカヤロー おめえの嫁さん用に 引き取ったんだぞ。
よく言うよ! あんだけ商売するなって 姉ちゃんに言われたくせしてよ!
バカヤロー 商売したんじゃねえよ。
俺が自分の金で引き取ったんじゃねえか。
フッ… 美人に弱いからよ 困ったじい様よ。
おじいちゃん ところでさ この着物 いくら出したの?
いくらって おめえ… 3万円だよ。
3万?(金太郎)うん。 うちのおじいちゃんじゃ➡
こんな着物に絶対3万も出さないよ。
だっておめえ 高級品だって言ってたぞ。
ああっ! じいちゃん見てよ これ➡
染み付いてるもん。 こりゃ 絶対➡
一山いくらの価値しかないよ この着物。
こんなもん おめえ 西洋洗濯に出しゃ すぐ直るだろう?
ヘッ いいってことよ。
忘年会ん時でもよ 梅ノ川に着せて 日本舞踊 踊らせっからよ。
ヘッ。バカヤロー。 ん?これは 芳美ちゃん用だぞ。
銀ちゃん この着物ね きっと芳美さんに よ~く似合うよ。うん。
ひらり。ん? おめえ どっちの味方なんだ!?
そういや もうそろそろ 木遣りの稽古に来る頃だなあ。
あっ いけねっ! おい 父ちゃんよ これ隠すからな。
おい ひらり 脱げ早く! こんなもの見られて おめえ➡
何か変に期待でもされたら 困っからよ。
ん~… ああ~ もう しょうがねえな!
おい バカヤロー! 着物 冷やしてどうすんだよ!
この狭えうちの どこに隠せってんだよ!➡
よいしょっ…。
(笛の音)
(みのり) どうしたんですか? おかみさん。
(明子)ごめんね わざわざ呼び出して。 いいえ。
ちょっと…。 はい。
いえね これが一番 目立たないと思ったから…。
お見合い。
竜太先生のことでは 悲しい思いさせちゃったから。
ああ… やだ。 おかみさんのせいじゃ ありませんから。
ううん ずっと気にはしてたのよ。
でも まだその気には なれないだろうけど➡
なかなかの人だと思うのよ。
きっと あの… 見合い恋愛みたいになると思うの。
あ あの… 嫌なら断ってくれていいのよ。
少し 考えてみてちょうだい。
はい。
あ… あの もうすぐ終わりますから。
⚟(竜太)よしっ。 ⚟(梅響)どうも ありがとうございました。
(竜太)まだ だいぶ痛むだろ? (梅響)いえ もう全然。
うそつけ。 稽古は駄目だぞ。
その件で お話があって参りました。
一日に 一番でも二番でも 軽く稽古させてもらえませんか?
駄目だ。 本場所に出られなくなるほどの➡
稽古をしようってんじゃありません。 一切駄目だ!
自分の体は自分が一番よく分かってます。
俺 稽古しますから。
(戸が開く音) (竜太)ちょっと 待てよ!➡
おい 待て!
稽古は許さねえぞ!
俺の勝手です。 稽古します。
(ドアが開く音)
よう…。
どうしたの? あ… 昨日は祖父が➡
いろいろとお世話になりまして お礼に参りました。
フフ そんな わざわざ。
大事を取って入院しただけだから 心配しないで。
はい ありがとうございます。
あの… 私 今度は ホントのお見合いの話が来ちゃって…。
あ そう! 何か… どうしようかなって➡
思ってるんですけど…。
この前 僕とやった見合いが 練習台になってるから➡
大丈夫! うまくいくよ。➡
おじいちゃんのことは心配ないって 家族の人に伝えてね。
は… はい。
じゃあ…。 (竜太)ん おう。
♬~
(梅若)明子。 ん?有価証券やらを入れると➡
うちには1億の手持ち資金は 確かにあるんだな?
はい。 それを頭金にして➡
地方に土地を買う。 俺は決めた。
だから場所前の大事な時に 神輿を担ぐのを許したんだ。
決めた。
☎
はい もしもし 梅若部屋でございます。
あら。 はい…。 分かりました。
はい そいじゃ 後ほど。 どうも。
(電話を切る音)
はあ さてと…。
あっ もしもし 先ほどは どうも失礼いたしました。
いえ あのね… 私が 嵐月 売りに出してること➡
親方 知らないもんですから。 ええ。
ええっ!? そんなに買いたたかれるの…?
へえ…。
(市子)息を吸って~。 吐く~!
(寒風山)痛え~!
頑張れ! ほら 正浩 マジックかけてやれ!
(正浩)あなたは だんだん 体が柔らかくなる! 柔らかくなる!
え~い! ほら なった。
(寒風山)痛え~!
もっと 腰を入れるんだよ。
響さん 大丈夫ですか? ああ 大丈夫だよ。
ちょっと無理しないでくださいよ。 大丈夫 大丈夫。
もっとな 腰を入れるんだ。 上体 起こして 胸張ってな。
はい。 いくぞ せ~の…。吐いて!
息吐いて! 上体起こせ もっと。 胸張るんだよ。
ハア ハア ハア…。
(掛け声)
押せ! 押すんだ 梅車! 引くなと言ってるだろう!
次!
あっ!
親方 今日から 軽く…。
(竜太)おはようございます。
ほら 休んでる暇ないぞ! 次! (力士たち)はい!
先生 ありがとうございました。
いえ 余計なことを。
サラダお待たせしました!
はい サラダお待たせいたしました。
ひらりは 竜太がやっと この町にも➡
力士たちにも とけ込んでくれたことを感じていました。
♬~
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