All language subtitles for ひらり 第24话

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Original subtitles

♬~

♬「山へ行こう 次の日曜」

♬「昔みたいに 雨が降れば」

♬「川底に沈む橋越えて」

♬「胸まである 草分けて」

♬「ぐんぐん進む背中を」

♬「追いかけていた」

♬「見失わないように」

♬「抱えられて」

♬「渡った小川」

♬「今はひらり」

♬「飛び越えられる」

♬「一緒にね いろんな話ししよう」

♬「晴れたらいいね 晴れたらいいね」

♬「晴れたらいいね」

♬~

会社の創立パーティーの パートナーとして➡

竜太を誘う決心をしたそのやさき➡

みのりは 竜太とひらりが 会っているところを見てしまったのです。

⚟(ミシンの音) (ゆき子) 「ミシン踏む わが子の思い 夏の夜」。

(洋一)何なんだ 急にミシンなんて。

1週間まるまる お稽古事で埋めるんだって。何で?

安藤先生のこと 諦めようとしてるんじゃないかしら。

まだつきあってもいないのに 何を諦めるの?

ひらりと仲よくなりそうな 予感がしてるのよ きっと。

みのりはさ そうやって 先へ先へと ありもしないことを考えて➡

それで自分で動けなくなるから 駄目なんだよ。

そんなこと本人の前で言わないでよ。 今更 性格変えられないんだから。

ひらりみたいにさ パッパと学校やめて➡

大騒ぎして 結局うまくいくだろ?

みのりだって その方が楽だろうになあ。

誰にでもできることじゃないのよ ひらりみたいのは。

それに今は たまたま うまくいってるからいいけど➡

行き当たりばったりと紙一重なんだから。

なあ なんとか安藤先生と うまくいかないもんかな。

うん…。 ひらりなら➡

好きだから とにかくやるって 行動に出るだろうけど➡

何にもしないのが みのりのいいとこなんだしね…。

けど 本人は苦しいよな。

私ね みのりが お稽古事でも何でも 毎日忙しくなってよかったと思ってるの。

だって 土日っていうと あの子 家族のために何かしてくれるのよ。

う~ん。 俺の飯作ったり➡

おじいちゃんの病院に ついてってやったりな。 でしょ?

おじいちゃんべったりのひらりだって デートと重なれば➡

必ずデートの方 取るわよ。 そう 両手こうやって合わせてさ➡

「おじいちゃん ごめん!」だもんな。 フフ。

みのり 新しいスーパーが出来たから お母さん一緒に行こうよ なんて➡

まあ それは うれしいんだけど 何か切なくって。

だから よかったと思ってんの お稽古始めてくれて。

うん…。 ⚟(ミシンの音)

⚟(ひらり)ただいま! ああ~。 お帰り。

ただいま~。 お帰り。

遅かったね ごはんは?

要らない。 安藤先生にごちそうになった。

デートか?

それほどのもんじゃないの。 じゃあ お休み。

(2人)お休み。 お休み。

お稽古始めてよかった。

ただいま。 (みのり)遅かったのね。

うん ごはん食べてたんだ。 へえ~ 誰と?

お姉ちゃん 天ぷらってさ 塩で食べるのもおいしいんだね。

私さ そんなこと江戸っ子の することじゃねえやいって感じで➡

いっぺんも食べたことなかったの。 天ぷら食べたの?

うん。 江戸っ子はさ やっぱり➡

おしょうゆで 真っ黒に煮込んだ天丼だよ。

お座敷? えっ?

だから 天ぷら 個室で食べたの?

ううん カウンター。 あっ カウンターね。 そう。

すみれが口きいてくんないから もう 疲れちゃってさ。

すみれさんも一緒だったんだ。

ううん。 一緒じゃないよ。 あ… そう。

飲んだの? うん ちょっとね。 ビール。

あっちは ガンガンいってたけど。 あっちって?

だから 安藤先生。

あら 安藤先生と一緒だったの。うん。 ひらり言わないから。

え? 言ったよ。 言わないわよ。

あれ? あ… さっきお母さんたちに 言ったんだったわ。

言いたくないのかと思った。 何で?

だって 嫌いって言っといて ごはん食べるのって 恥ずかしいでしょ?

そりゃあ そうだ。 うん。

話してみたら いい人だった? うん… 面白い人だったよ。

へえ~ どんなふうに?

いちいち覚えてないけど…➡

よく笑った。 よかったじゃない けんかしなくて。

実は ちょっとしたの。

大学病院に帰りたいっていうのが 見え見えでさ。

何か腹立ってきちゃって。

また言いたいこと言ったんだ。

今日は言わなかった。

さあ 寝よっかな~! 明日も耐える一日が始まる~。

どうして 今日は言わなかったの?

何が? だから 安藤先生に言いたいこと。

ああ…。 今日はね ちょっと 慰めてもらっちゃったからね。

へえ~… 何で?

私 すみれに結構やられちゃってさ めげてたの。

そしたら たまったま通りかかって で 「一緒に飯食わない?」って。

あの人 誰にでもそう言うんだから だまされちゃ駄目よ。

お姉ちゃん 何でそんなこと知ってんの?

ああっ! ごはんしたことあんの!?

ないわよ! でも 何か そんな気がしたのよ あの手の顔は。

うっそ~。 お姉ちゃん ひょっとして…➡

好きなんじゃない? バカ言わないでよ~。

だって さっきから やたらしつこく聞くじゃない。

私 あんなやつ好きになるほど 趣味悪くないわよ。

そっか。 うん。

さてと 歯磨きしよっかな~っと。

結構 ひらりのこと 好きなんじゃないかな~。

ええ~! 竜太先生が!?

それはないよ~。

そう? そんな感じなかった? 全然。

あ あっ あっ… はあ~あ。 そうよね。

ひらりは そういうの敏感だもんね。

うん。 でも 私は結構好きだな 竜太先生。

しかし よくそうコロコロ変われるわね。

昨日まで あんだけ 大っ嫌いって言っといてさあ。

でも そういうことってあるよね。

あるよね。 今にさ 単なる好きが 恋人として好きに変わるよ。

やだよ~! みそじのオジンなんか!

でも あんたたち 何となく似合うわよ。

やだ! あんな痩せっぽち。

裸 見たわけじゃないでしょ。

ひょっとして… 見たとか?

も~う 私は力士見てるから 裸なんか見なくても➡

大体の体重と体つきは分かるの! そうよね うん。

でもさ まあ 思ってたよりは いいやつだった。

だって 一生懸命 慰めてくれて それで ごちそうしてくれてんだもんね。

お姉ちゃん 今度さ 何かお返しした方がいいかな?

要らないわよ お返しなんか。 そう?

何か ごちそうになりっ放しって 悪くない?

だってあんた 特別な感情ないんでしょ?

ないのに お返しなんかして また 相手に時間取らせてよ? で➡

お義理でおしゃべりして ごはん食べたって 迷惑なだけじゃないの。

若い女の子は お返しとかって 考えなくていいのよ。

いや 面白くって また会いたいなら別よ。

それなら お姉ちゃん勧めるよ。 うん 面白かったよ 私も。

じゃあ また誘えば? ちょ… ちょっと➡

何よ~! な~に怒ってんのよ。 怒ってないわよ!

ただ ひらりのこと一生懸命考えてる 私がバカみたいだなと思って。

仕事始めたばかりだしね ひらり。

ねえ ホンットのこと言って。

ホンットも何も 安藤先生なんて 関心ないよ。

ちょっと信じられないなあ。 だって あっちのおじいちゃん➡

みのりは やつのこと 好きなんじゃねえかい? って➡

前に言ってたよ。 やめてよ 私…➡

好きな人いるもん。 え!?

山下さんに ふられたばっかで…。 ほっといてよ。

そう… 好きな人いるんだ。 うん。

な~んだ せっかく竜太先生と デートさせようと思ったのに。

そうだよね 好きなわけないよね。 そうよ。

ひらりこそ 好きなんじゃないの? ホントは。

全然。 そうかな~。

さっきから いつの間にか 竜太先生って呼んでるじゃない?

昨日まで 安藤先生だったのがさ。 大学病院にいる時からさ➡

患者さんとか 看護婦さんに そういうふうに呼ばれてたんだって。

だから そう呼んでくれって 言われたんだ ひらり。

ううん 私が勝手に呼んだの。

今日さ かっこ悪い話なんだけど…➡

天ぷら食べながら 涙 止まんなくなっちゃってさ。

泣いたの…!?

お姉ちゃんだから 思い切って言っちゃうけど…。

何?

えっとね…➡

泣きたいから 胸貸してって 言っちゃったの。

ヌハハッ! アハハハ…!

そしたらね~…! 貸してくれたんでしょ?

ううん。 「僕の胸は有料だよ」って。

ウハハ! 大笑いしちゃったよ もう~!

アハハ! 好きなのよ ひらり 彼のこと。

そうじゃなきゃ言えないよ そんなこと。違う 違う!

私ね お父さんでも 久男でも お姉ちゃんでも 市子でも➡

もう銀ちゃんでも おじいちゃんでも 誰でもよかったの。

だって泣きたかったんだもん。

今思い出しても泣けてくる。

すみれのこと意識して 客にも つまんないもん勧めてさ。

やっとつかんだ仕事だもん 何言われても ず~っと我慢して➡

ニコニコしてたよ。 でも あんたみたいな女って➡

何か カンに障るのよ。 ホントに?

私は障らないよ。 でも他人は そうかもしれないってこと。

今日さ コーヒー 床に置かれてさ…。

切れちゃった…。

(すすり泣き)

ああ…。 すぐ泣くのも カンに障るんじゃないの?

そんなにすぐ泣かないよ~。 世の中には泣きたくても➡

泣き方忘れた女が いっぱいいるんだから。

うん…。 平気で胸貸してなんて言う女には➡

分かんないわけよ 泣けない女の気持ちなんてさ。うん。

(はなをかむ音)

私さ… こんないじめられ方 されたことなかった。

私のこと…? すみれだよ。

ああ… そうよね。

今まではさ 学生で みんな ほとんど同い年でしょ。

いじめもされたし まあ私もやったけど でも どっか気が楽なんだよね。

でもさ すみれみたいな年の人に やられたら もう何にも言えなくなって…。

それで泣けたわけ? うん…。

んなことで泣いてちゃ 社会なんて渡ってけないよ➡

バカバカしい。 うん…。

それで胸貸してなんて 甘いってのよ。

ホントに借りようなんて 思ってなかったよ。

ただ 乱暴な言葉のあとに 突然 「大丈夫か?」って 優しく聞かれたら➡

もう ワ~って 涙が出てきちゃって➡

で かっこ悪いから 胸貸してって言ったの。

自分で自分を こう 大丈夫 大丈夫 大丈夫! って➡

言ってる時は もう全然大丈夫なんだけど➡

他人に「大丈夫か?」って言われたら➡

全然 大丈夫じゃなくなっちゃって…。

有料だから 結局 すがらなかったんでしょ?

うん。 テレフォンカード 口に突っ込んでやったけど 駄目だった。

アハハ!

でね 泣き顔見られたくないから➡

急いでキスの…。 キスしたの!?

ああっ!? ちょっと 何言ってんのよ!

急いで キスの天ぷら食べて ごまかしたの。

とにかく あんまり人に甘えないことね。

うん…。 特に男の人にね。

安藤先生なんかにも 友達ノリで甘えちゃ駄目よ。

はい…。

それと あんまり涙見せちゃ駄目よ。 泣き上手は女に嫌われるよ。

うん。

それと… 好きでもない安藤先生とは とにかく これからは会わないことね。

そういう軽さが 誤解を招くからね。

何よ…。

ばれた! ば~れた ばれた ばれた ばれた!

お姉ちゃん 竜太先生のこと好きなんだ~。

ま… まだ言ってる やめてよ!

う~そ! もう 隠してるつもりでも➡

もう ばれこさんよ。何言ってる…。 や~ね~ お姉ちゃんったら…。

みのりは ひらりを竜太に近づかせたくなくて➡

完璧な芝居を打った気でいました。

でも 恋の下手な人は 隠し事も下手なようです。

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