All language subtitles for ひらり 第016话

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Original subtitles

♬~

♬「山へ行こう 次の日曜」

♬「昔みたいに 雨が降れば」

♬「川底に沈む橋越えて」

♬「胸まである 草分けて」

♬「ぐんぐん進む背中を」

♬「追いかけていた」

♬「見失わないように」

♬「抱えられて」

♬「渡った小川」

♬「今はひらり」

♬「飛び越えられる」

♬「一緒にね いろんな話ししよう」

♬「晴れたらいいね 晴れたらいいね」

♬「晴れたらいいね」

♬~

(ひらり)う~ う~う~う~!

う~ よし! できたな。 うん。

お母さん 見て! ほら。 (ゆき子)あらあら おいしそう。

(みのり)おはよう! (小三郎)おはよう。

おはようございます!

はい! お姉ちゃんと おじいちゃんには チーズオムレツ。

コーヒー沸いてるよ。⚟(洋一)おはよう。 おはよう!

お父さん 本当は ごはんに おみそ汁がいいんだよね。

作ってあるからね。

どうしたのよ ひらり 急に。 今日から 毎朝 ひらりが作るんだって。

私も びっくりしたわよ。 朝起きたら みそ汁の匂いがするんだもん。

☎ あっ お母さん 私出る。

⚟はい 藪沢でございます。

仕事が決まんないでしょ。 毎日ブラブラ遊んでんの悪いって言うの。

いや 必ず見つかるよ。

そんなこと気にしなくていいのにね。

私も そう言ったのよ。 でも 何となく心苦しいんでしょ。

まだ子供のくせに 家族に心苦しがって どうするんだ。

でも 毎日朝ごはん作ることで 気が楽になるんだったら➡

それでも いいと思って。 三日坊主なら安心だけど➡

毎朝 ずっと作られたら 何だか ひらり かわいそう。

ちょっと 親方んとこ行ってくる!

どうしたの?今 後援会の人が来てて 私に仕事 世話してくれるって。

本当に? うん。 じゃあね!

あっ お母さん 干物焼いてないけど 頼むね。

それから サラダ 全然作ってないんだけど 材料あるから。

あと ドレッシングも途中なんだけど 頼むね。

じゃあ おじいちゃん 行ってくる。

三日坊主どころか 1日目の半分だ。

(エディ 久男)おはようございます!

(梅若)うちの後援会長の木原さんだ。

日本橋で 大きな衣料品会社を経営なすってる。

(木原)ハハハハハ 久男とエディ 初めての場所だ 思い切っていけよ。

(2人)はい!

さあ。

(2人)ありがとうございます!

(戸が開く音) おはようございます!

(ひらり 久男)あれ? ひらりも ご祝儀もらいに来たの?

何言ってんのよ。 何かね 仕事紹介してくれるらしいのよ。

よかったじゃない。

何か 金も権力もありそうなオヤジだよ。 ホント?

じゃ ちょっと 行ってくるわ! 頑張って。

ひらりです! ⚟(梅若)おう 入れ。

ひらりって 得な子だよね。 どうして?

困ると必ず誰かが助けてくれる。

そう言えば そうだな。

「朝ごはん 毎日作る」って大宣言して 一日でやめても➡

テヘッて笑って ケロッとして。 だけど みんな 許しちゃうのよね。

私 ひがんでるんじゃないからね。

私にはできないから いいなと思って。

俺もできないよ。 母さんだって できないよ。

普通は できないんだよ。

私 結構 見栄張っちゃうから「助けて」って 誰かに おすがりするのって➡

みっともないなとか 三日坊主って笑われるの嫌だから➡

頑張っちゃおうとか。 普通は そうだって。

でも ひらりの方が得だよね。

何考えてんのか 心の中 全部分かるから かわいいし➡

男の人に もてるわけだよね。 みんなが みんな➡

ひらりタイプが好きってわけじゃないよ 男だって。

そう? お父さん そう思う? そりゃ そうだよ。

男だって いろいろ いるよ。

そうだよね。

おい! どこ行くんだ?

えっ? あ… たまには気分変えて こっちの道から駅行かない?

ん? さ! お父さん 行こう。

よろしくお願いします。 (明子)木原さん 力になってくださいな。

ま うちにとったら 娘みたいな子なんですから。

相撲に関係した仕事なら 何でも 一生懸命やります。

うん ひらりちゃんっていう名前なの?

はい。 (木原)はあ~ 変わった名前だね。

あの~ 祖父が付けてくれたんです。 物事は あるところまで考えたら➡

あとは ひらりと飛んでみることも 大事だよって。

(木原)はあ~。それと 相撲に関係した意味もあるんですよ。

ほら 昔から 相撲は 「素舞い」から来てるというでしょ。

ですから ひらりひらりと美しく舞う というんですかね。 ハハハ。

だから 私 相撲とか力士の美しさに うるさいんです。

「力士は 葉書一枚出しに行くんでも 着物を着ろ。➡

トレーナーなんか着ちゃいかん」っていう 親方の考え 大賛成です。

いいね~ いいね~。

いや~ よし 分かった。 あの ひらりちゃんっていったよね。

はい。 あの お茶屋に勤めてみない?

お茶屋?

はい! 勤めます。

お茶屋とは 相撲サービス会社のことで 入場券や土産物を売ったりします。

たっつけ袴の粋な男衆が➡

客を席に案内するのも➡

相撲茶屋の仕事です。

私 ゆくゆくは お茶屋を仕切れるぐらい 頑張りますから。

いや~ うれしいね。 ご主人が聞いたら喜ぶよ。

今まで一人でやってたんだからね。 えっ たった一人でですか?

そうよ。 じゃあ お客さんの案内とかは?

いや 案内なんていらないよ そんな広かないんだから。

いや 国技館は広いですから 案内はいるでしょう。

いや だから 通用門は一つでしょうが。

いや ひらりちゃんね 運転免許 持ってる?

あ はい。 取ったばかりです。 いや~ そら結構結構。

あの~ 配達が大変だからね。 配達?

あ お茶屋さんって 配達するんですか?

そりゃ そうだよ。 相撲協会からは買いに来ないもん。

あの 何をどこに配達するんですか?

いや だから お茶ですよ。 お茶屋さんなんだから。

(3人)は? え?

お茶屋って? いや だからね➡

両国に 山川園ってお茶屋さんが あるでしょ。

あの 昔から相撲協会に 一手にお茶をまとめて入れてる老舗よ。

ん?

(笑い声)

いや~ それにしても驚いた。 3人そろって来るんだもん。

(春子)町子が東京出てくるなんてさ 15年ぶりぐらいじゃない?

そいじゃあね 短大のミニクラス会を ゆき子んちで やっちゃおうって。

(ゆき子)前もって言ってくれれば ごちそう作ったのに。 どうぞ 食べて。

(町子)ありがと。 ねえねえ お子さん いくつになった?

上が25で 下が二十歳。

(礼子)は~あ 私も結婚してたら それぐらいの子供がいるわけか。

羨ましくもないくせに。 ねえ ゆき子 聞いて。

この人 今度 編集長になったの。 え~ あの旅の雑誌の?

そ。 今はさ 女の人の方が自由に旅するでしょ?

おかげさまで 女性初の編集長。

あなたさ 世界中 みんな回ったでしょ。

でもね 結婚してたら 普通は 25の子供がいるっていう年よ。

仕事で旅してきたんだもん 世界中ぐらい歩くわよ。

アハハ! ねえねえ ねえねえ ゆき子➡

町子もさ フラワーアレンジメントの教室 一人で開いたのよ。

友達と一緒じゃなかったの? それがさ➡

相手が 何だかんだ言って 尻込みするのよ。

経営が成り立つのだろうかとかさ 発想がもう 完璧に奥さんなわけ。

そいで その人に お引き取り願って 私一人で始めたってわけ。

(礼子)ね! 同じ短大で机並べてたのに こんだけ人生違うもんね。

町子なんてさ おとなしくて目立たなかったのに➡

「お引き取り願って」なんて 平気で言っちゃうもんね。

嫌ね あんた アハハ。

春子は 私と同じ平々凡々よね?

先月離婚したの。 え…。

(礼子)だって。 亭主に女ができてさ➡

でも 離婚しちゃうと 私 暮らしていけないでしょ?

ずっと 我慢してたのよ。 でもね ある時 ふっと思ったの。

スーパーマーケットで 夕食の買い物してる時に➡

一人になりたいって。

でも よく離婚できたわね。 後悔してない?

うん 生活は大変だけどね 近所の仕出し屋のお弁当屋さんで➡

パートやってんの。 それから ワープロの資格取って➡

仕事回してもらって。 一人になって せいせいした。

恋愛だってできるしね。 うん! そう。

もう一回 何かこう ときめいてみたいわ。 礼子みたいにね。

礼子 恋愛してんの? うん。

いまだに 切った張った やってる。 それも10歳も年下と。

信じらんない。 面倒くさくない?

全然。 毎日ドキドキしてる。

(春子)私もね 生活大変だけど でも これで 結構 毎日面白いの。

ほら 47になって ゼロからスタートしたけどね➡

怖いけど ドキドキするわよ。 あ~ それ 私もそう。 同じ。

教室開く時にね すごい借金したの。

でもさ 何もかも 自分の手にかかってるな~と思うと➡

何か 快感よね。 ほら 主婦って そういうことないじゃない。 ねえ!

私 あなたたちの言ってること 少し おかしいと思う。

どうして?

あ それはね あなただけが 絵に描いたような幸せ妻だからよ。

バカにしないでよ。 え… 何で?

バカにした? 私。

町子だって ちゃんと ご主人がいるから 好きなことができるし➡

教室だって開けるのよ。 あなたさ 借金する時➡

ご主人の名前出してるでしょ? そりゃ 当然よね。

私らみたいに 何の取り柄もない主婦に お金貸してくれるわけないもん。

「私ら」って… 悪いけど あなたと私は ちょっと違うわよ。

同じよ。 ご主人のバックがあるから 好きなことができるだけ。

あなた一人じゃ何の力もないわよ。 ゆき子➡

何でヒステリーになってんのよ。

ヒステリーじゃないわよ。 私は女の身勝手さを怒ってんの。

47になってゼロからスタートするの ドキドキして すてきだって言うけど➡

いつまで そんなこと言ってられる?

ご主人の慰謝料があるから言えるのよ。 結局 自分の力じゃないじゃない。

あら 慰謝料もらうのは当然よ。 それだけのこと あの人はしたんだもの。

私が言ってるのはね 自分たちだけが 偉いんだと思うなってこと。

このままじゃ 女の人生終わっちゃうって 焦りながらも どうにもできなくて➡

普通の主婦やってるってことも➡

飛び出すことと同じぐらい パワーがいるんだから。

でもね 私 やっぱり飛び出す人の方が ほんの少し偉いと思うよ。

違う。 礼子はキャリアウーマンだし➡

それに独身だから そういう考え方でもいいけど➡

少なくとも 普通の女はね 結婚したって その瞬間に➡

家族と それから家庭っていうものを 任せられるの。

そのみんなが どうやったら 幸せに暮らして生きていけるか➡

それを考えるのが主婦なのよ。

うん。 ゆき子の言うこと よく分かった。

ほとんど あなたの言うとおりだと思う。 (春子)うん。

でもね 私 そういう生き方したくなかったの。➡

少しでも 生き生きしたかったの。

(礼子)いいのよ ゆき子は ゆき子で。 みんな生き方は それぞれ違うんだし。➡

どれが正しいなんて言えないわよ。

相撲好きに「お茶屋」って言えば 誰だって 相撲茶屋だと思うよねえ。

まあね。 懲りた。

私 やっぱ 自分の足で動く。

後援会の人に おすがりしたのは 品がなかったよ。

誰にでも かわいがられて ひらりは得だな~って思ってたのよ。

やっぱ 楽しちゃ いい目に遭わないね。

私らしくもないけどさ そう思った。

そうよね。 いい仕事とか いい男とか こっち振り向かせるには➡

傷つくこととか 怖がってらんないよね。 大変なことだもん。

傷つくことも 面白がらなきゃ。

ね。 うん。

あなた 今幸せ?

(洋一)不幸せではないよ。

今日 短大のお友達が3人来て 私 カリカリ来ちゃった。

どうして?

半分腹が立って 半分羨ましくて。

男も女も 自分で 人生を 選び取れるようにならなきゃ駄目ね➡

これからは。

私も何か始めようかな。

傷つくことも 面白いかもしれないもんね。

お休み。

♬~

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