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♬~
♬「君が跳んだ 水たまりへと」
♬「街の翳が」
♬「雪崩れてゆくよ」
♬「手のひらの上に」
♬「太陽を乗せて」
♬「心の暗がり照らし出しておくれ」
♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」
♬「雨上がりの少女」
♬「Dreaming Girl 君と」
♬「めぐり逢えた」
♬「素敵な奇跡」
♬「Dreaming Girl」
(ドアが開く音)
(のぞみ)まだ 残ってたんですか? (星野)ああ…。
担当してる遺産相続の調停が 長引いたんだ。
じゃあ…。
星野さん!
何?
どうして 無視するんですか? 別に 無視なんかしてないよ。
でも 今までと違うじゃないですか。
だったら 今までが 優しすぎたんじゃない?
怒ってるんですか? うん?
そうでしょう? 怒ってるんでしょう? (星野)何を?
この間 私が 「星野さんは 人に踏み込めない」って言ったことです。
怒ってないよ。 あれ 当たってるよ。
えっ?
君が言うとおりだよ。
俺は 誰にも踏み込めない。
ず~っと そうやって生きてきた。
自分が 踏み込まれたくないんだ。
だから 相手にも踏み込めない…。
知られるのが嫌なんだな きっと…。
何を?
もちろん 「自分を」だよ。 臆病で身勝手な。
そんな…。 そんなこと言ったら 私だって… 臆病で自分勝手だわ。
少なくとも 君は 臆病じゃないよ。
俺は 臆病なんだ。 だから 「好きだけど どうこうする気はない。➡
弁護士になる方が先だ」 なんて言ったんだ…。
改めて言うよ。
俺… 君が好きだよ。
どうこうしたいと思ってる。 星野さん ちょっと そんな…。
いいよ。 こうなったら もう 焦らないから。
だから ニヤニヤ中途半端な態度で 君に接するの もう やめたんだ。
そっけないからって気にしないでくれ。
♬~
(ため息)
あっ! (達也)ハハハ…。
何 「アハ~ン」とか言ってんだよ? 「アハ~ン」なんて言ってないでしょう。
言ってたじゃん 「アハ~ン」。
邪魔しないでよね 仕事の。
どうせ 男のことでも考えてたんだろ?
何 言ってんの? 私はね あんたみたいに フワフワしてないの。
社会人なんですから。
社会人になったら 男のこと 考えないの?
そうは言ってないけど… 「今は 誰もいない」って言ったでしょう?
いないって… 好きなやつも?
もう本当 女みたい! 人のことばっかり考えて。
姉ちゃんってさ どんな男 好みなの?
もう うるさいわね~。 さっさと 東京に帰りなさい。
いいじゃん。 うららは 「いくらでも いろ」って言ってんだからさ。
いいかげんに ちゃんと就職しろって言ってるの。
チッ… はあ~ また それか…。 (マッチを擦る音)
まあ 別に… 今すぐ どこでもいいからって➡
言ってるわけじゃないけど…。
受験やめる時に 「バイトでも何でもして➡
うちに お金入れる」って 約束したんでしょう?
だったら それは守んなさいよ。 あとで 自分が惨めな思いするわよ。
うん。 そう思ってさ 新しいバイト 決めてきた。
ええっ!? 福島で?
うん。 短期でもいいってバイト ちょうど あったからさ。
ええ~? フフフ…。
(リキ)<さて さまよえる達ぼんが見つけた バイト先とは…>
はい。 ケーキに コーヒー。
お待たせしました。
(桂子)あきれた フフフ…。
1か月ぐらい こっちにいようかと思って。
ちょうど この間 バイトの貼り紙 してあったの 思い出したから。
でも…。 あっ 心配しないでください。
ほかに バイトの当てがないって だけだから…。
おうちは いいの? (達也)大丈夫。 ちゃんと言ってあります。
あっ… あなたに会ったことは 誰にも言ってません。
別に隠すわけじゃねえけど 言う必要もないし…➡
本当 1か月だけですから。
驚かせるから 今日は 2本ぐらい吸っちゃいそうよ フフフ…。
あっ どうぞ! 2本でも 3本でも…。 (桂子)えっ?
ごゆっくり。
<うれしいような 困ったような➡
少し複雑な心境の 桂子さんでありましたが…>
(育子)お父さん! そんなこと おっしゃらずに➡
私たちに ご協力 願えませんか?
<のぞみ嬢ちゃんの実習の方も ますます 複雑な展開になっておりました>
(机をたたく音) (健一)やっぱり 告訴します!
僕は あの女を誘拐で訴えます。
お父さん そう興奮なさらないで。
興奮しますよ! して 当たり前でしょう? 子供を奪われたんですよ。
落ち着いてください。 他人に 連れ出されたんじゃないんですよ。➡
お母さんなんですよ。➡
事を荒だてたら 秀樹君が傷つきます!
はあ…。
もう… こんな調査には応じません。➡
あの女が秀樹を返すまで 僕は 何も話しません。
(育子)あっ お父さん…。 (健一)何で…➡
いろんなことを 聞かれなきゃいけないんですか?
納得して こっちに親権を渡したくせに 今頃 何なんですか?
あの… 裁判官から 調べるように言われている以上➡
私たちは 秀樹君にとって➡
お父さん お母さんの どっちで 育った方がいいか 調査したいんです。
ご協力 願えますか? だから 協力したくないと言ってるでしょう!
(北山)そう…。 母親は 「どうしても 返さない」と言ってるんですね?
「返したら おしまいだ」って 言ってました。 このままだと➡
今度は 父親が 母親の自宅に乗り込んで➡
力ずくでも取り戻すってことが あるかもしれません。
そうなると修羅場ですね。 子供は ひどく傷つく…。
こういうケースは どう 調整すべきなんでしょうか?
人間関係に こうすべき姿 なんていうものはありませんよ。
同じ 男と女の組み合わせの夫婦でも それぞれ千差万別ですからねえ。
「このケースは こう」とか 「あのケースは こう」とか 決められないんですよ。
まあ 今回の場合も どう持っていくかは➡
今回の夫婦にしかない事情を じっくりと 聞いてからでないと決められません。
予測や計算の立たない世界ですからねえ。
はい。 すいません。
しかし 確実に言えることが 一つ。
いずれにしても できるだけ早く調査を進めて➡
結果を出してあげることです。
子供のためにも それから 母親のためにもね…。
はい。
♬~
(妙子)今日 何? うん? あっ エビフライ。
え~ カロリー高いのに!
何 言ってんのよ! ダイエットなんか やめなさい。
(経一)ただいま~。 (2人)お帰りなさい。
(桂子)あっ 早い!
今日から 中間テストじゃないか。 そうか…。
今日の晩御飯 何? エビフライ。
おっ カロリー高いんじゃないか? でしょ でしょ?
あっ そんなこと言うんだったら 私 全部 食べちゃおうかな…。
いや 父さんも食べますよ。
(赤松)はあ~ 今日は 蒸し暑いぐらいだな! ええ?
よし! あれだ 冷たいビールでも 飲みに行くか。
(あづさ)はい…。
どうした? …うん?
(赤松)あ~ 「うん?」じゃないだろう。 おかしいぞ 福島から帰ってきてから。
あっ… そう?
そうさ…。 自分でも分かっているはずだぞ。
ん~ やめて! シワが見えるわ。
あ~ いいじゃないか。 結構な財産だろう。
まだ そこまで開き直れません!
何だ? 反対でもされたのか? 娘や息子に。
あっ そうじゃないわ。
はあ~ 嫌だねえ…。 えっ?
うん? 女の歯切れの悪いのってのは 一番嫌いだ。
あら そうですか。 だって そうだろう?
男ってのは 元来 ウジウジしたもんなんだよ。
だから 女のサバサバに憧れるんだよ。 まあ! それは知らなかったわ。
何だ? 何か あったのか?
うん?
どうした?
ごめんなさい…。
あっ… 今日は… 帰るわ。
一つだけ… どうしても 整理のつかないことがあるの。
何だ? 言ってみろ。
全部 引き受けるって言ったろう?
ごめんなさい!
♬~
父親の経済状態はと…。
ただいま~。 お帰り。
バイトに行ってたの?
ああ…。 慣れない仕事したらさ 疲れちゃった。
だったら さっさと東京に帰ったら?
仕事? そうよ。
どんな事件? そろそろさ 銀行強盗とか やんねえの?
何 言ってんだか…。
え~っと…。
達也…。 うん?
もう 本当のお母さんに… 会わなくていいの?
ごめん…。 何となく 向こうは 会いたいって思うものなのかなと思って。
ごめん…。 もう言わない。
<ああ… みんな それぞれ 一生懸命なのに➡
どうして 波風が立ってしまうのでしょう?>
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