All language subtitles for ひまわり 第08章 子はかすがいじゃないの？第096話

♬～

♬「君が跳んだ
水たまりへと」

♬「街の翳が」

♬「雪崩れてゆくよ」

♬「手のひらの上に」

♬「太陽を乗せて」

♬「心の暗がり照らし出しておくれ」

♬「Ｄｒｅａｍｉｎｇ　Ｇｉｒｌ　Ｄｒｅａｍｉｎｇ　Ｇｉｒｌ」

♬「雨上がりの少女」

♬「Ｄｒｅａｍｉｎｇ　Ｇｉｒｌ　君と」

♬「めぐり逢えた」

♬「素敵な奇跡」

♬「Ｄｒｅａｍｉｎｇ　Ｇｉｒｌ」

（リキ）＜瑞穂ちゃんの　お父さんの
第２回公判が始まりました＞

起立！

＜借金の整理の　めどがつき
再就職先も決まった今は➡

残る　お母さんの証言が
鍵を握っていると言えるでしょうか＞

それでは　弁護人
今日は　証人は来ていますか？

（竹永）はい。　本日は
前回　出廷できませんでした➡

被告人の元妻　茄子佳織さんの証人尋問と
被告人質問を予定しております。

それでは　茄子佳織さん
前へ来てください。

（佳織）はい。

名前は？
茄子佳織です。

生年月日は？
昭和３３年１２月１０日です。

住所は？
東京都渋谷区広尾５の１の１３。

パールマンション　３０１号です。
現在の職業は？

（佳織）東京の青山で
美容室を経営しております。

それでは　弁護人　どうぞ。

それでは　お尋ねします。　え～　証人は
被告人　西村鷹男さんの➡

前の奥さんですよね？
はい。

あなたと西村さんは
いつ　結婚して　いつ　離婚しましたか？

昭和５４年７月に結婚し
平成３年３月に離婚いたしました。

…とすると　結婚生活は
約１１年続いたわけですね？はい。

（竹永）あなたから見ると
西村さんの性格は　どうですか？

一緒に暮らしていた時には
真面目に働き　優しくて➡

怒るようなことは
ほとんどありませんでした。

どうして　そのような
優しくて真面目な性格の西村さんと➡

離婚するに至ったんでしょうか？

はい…。　ほかの男の人と
つきあうように　なったからです。

一緒に働いていた美容師の男性が➡

「新宿に　大きな店を出すので
手伝ってくれないか」と話をくれました。

一緒に仕事をするうちに➡

主人にはない行動力と
仕事に対する姿勢に　強く引かれ➡

愛人関係になったんです。

え～　あの…　お子さんは
どうするつもりだったんでしょうか？

あの時の私には
何も見えませんでした。

夢と男性　この２つがあれば
何も要らないと思ったんです。

それが　こんなことになってしまって…。

あの時　私が家庭を捨てたことが
今回のことに　つながっていると思います。

それでは　え～　これから
西村さんと　瑞穂ちゃんと➡

どうしたいんですか？

はい…。　もしも　許されるなら➡

もう一度　３人で　やり直す方法を
考えたいと思います。

♬～

うん。

では最後に一つ。　裁判所に対して
何か　言うことはありませんか？

はい…　前回の公判の時には
「来る」と言っておきながら➡

突然　欠席をして
申し訳ありませんでした。

実は　私…
浅はかなことを考えていたんです。

主人が実刑になれば
保護者のいなくなった瑞穂を➡

引き取ることができると
考えていたんです。➡

ご迷惑をおかけした
竹永弁護士をはじめ➡

主人　そして　瑞穂に➡

心から　おわびをしたいと思います。

♬～

＜こうして　これから１か月後の判決で
瑞穂ちゃんのお父さんは➡

執行猶予を勝ち取ったのであります＞

（戸が開く音）
（のぞみ）あっ　来た　来た！

こんにちは。
あっ　こんにちは。

（うらら）あららら…　よぐ来られたなし。

この度は　どうも
いろいろ　お世話になりまして。

（西村）本当に　お世話になりました。
（うらら）いえ…　挨拶なんかいいがら➡

さあ　上がって　上がって。
（みどり）どうぞ。

お邪魔いたします。
お邪魔します。

（松男）ここさ…。

本当に　もう　この度は　いろいろと
ありがとうございました。

（相楽）こんにちは！（竹永）こんにちは！
あっ　こんにちは～！

（竹永）お邪魔しま～す！
（相楽）こんにちは～　どうも。

本日は　おめでとうございます。

あのね
これ　泉田川から取れた…　ほら！

シャケだ　シャケ！
ほら！

（みどり）うわ～！
（うらら）立派だごと！

おばあちゃんの顔　そっくりだろ。　ほれ！
（笑い声）

上がって　上がって。
どうも　どうも…。

あ～　どうも　どうも！　はい。

♬～

瑞穂ちゃん…。

（瑞穂）お返しです。

貸して。

はい。

悔しかったら　早く大人になりな。

＜かくして
一つの事件が終わりを告げ➡

のぞみ嬢ちゃんの弁護修習は
終わったのであります＞

ありがとうございました。
（星野）本当に　お世話になりました。

いやいや…　いや…　うん。

（相楽）ちょっと…。うん？
何か　言いなさいよ。

こういう時にはね
立派な訓辞　垂れたっていいんだから。

う…　う～ん…。

（相楽）あ～　おかしな人だない。

じゃあ　かあちゃん　言え。
えっ…　そう？

それじゃ…。

まあ…　よく　頑張ったね。

はい。
いえ…。

次の検察修習の時も…　頑張りなさいよ。

はい。
はい。

な…　何だい　それで終わりかよ？

それじゃ　俺だって言えるよ　お前。
普通じゃねえかよ　それじゃ。

（相楽）文句あんだったら
あんた　言いなさいよ！

う…　うん…。

え～…　諸君に会えて　うれしかった。
うん。　それだけだ。

ああ…。

ありがとうございました。

先生…。

（相楽）「ありがとう」なんて　あんた
１歳の子供だって言えるわよ。

うっつぁしいな。　ケチつけんな。
この　アッペチンゲが！

何！？　この　ドスムクレ！
お前　ドスムクレって…。

（相楽）あんた　「ありがとう」ひと言で…
このデレスケが！

こういう時に　何　言ってんだよ　この…。

（言い争う声）

（白井）頑張って。　まあ　私も
試験　頑張っから…。

♬～

成長したじゃない。
えっ？

その場で泣かず
あとで泣く…。

そんな　いつまでも　人前で
「ウエ～ン」じゃ　ありませんよ。

自制心は　あります。
あっ　俺　「人前」じゃないわけ？

そ…　それは…
気を許してるっていうか…。

「気を許す」ねえ…
まずいな　男としては。

星野さん…。

安全パイになる前に考えなきゃなあ。

おい…。

瑞穂ちゃん！

学校の帰り？

晩御飯の材料　買いに寄ってたんです。
そう。

母は　東京に帰りました。
いつ？

父が出てきて３日後です。
じゃあ…。

やっぱり　無理だったみたいです。
やり直すのは。

そりゃそうだよなあ。　いっぺん別れたの
また　くっつくのは大変だよ。

はい。
そっか。

でも　私　今度のお正月は➡

東京の　母のマンションで
過ごすことになりました。

そう！
親が別れてると　いろいろ面倒だけど➡

まあ　それなりに
運命　楽しませていただきます。

そう。
それじゃ！

父が帰ってきて　御飯出来てないと
情けない顔するから。

気ぃ付けてな！
頑張って！

バイバイ！
バイバイ！（星野）バイバイ。

はあ…　東京か…。

帰るの？
えっ？

検察修習　始まるまで
１週間あるからさ。

うん…　今　考え中。

やっぱり　おかしいなあ。
家　避けてる。

これでも　悩みがあるんです。
ふ～ん。

星野さんは？　どうするの？
うん？　俺　福井。

おうち？
うん。

お父さんに会うの？
ああ。　弁護修習も終わったし➡

会いに行ってみようかと思ってさ。
そう！　喜ぶわよ。

うん…。　あっ　そうだ。

知ってる？　来週の月曜　赤ゲンの例の事件
判決　出るんだぜ。

うん。
俺　一回　東京に寄って➡

傍聴してから
福井に帰ろうと思ってるんだ。

君　もし　東京に帰るんだったら
見といた方がいいよ。

うん…　ちょっと考える。

あっ　そう。
じゃあ　俺　ここで。

じゃあね。

あのさ　福井から帰ったら
一回　ゆっくり　話がしたいんだ。➡

時間　作ってくれよ。

じゃあ。

♬～

♬～（鼻歌）

（バッジが落ちる音）

あっ…。

あ～？

♬～

＜運命の美少女は
去っていきましたが…＞

＜東京には
のぞみ嬢ちゃんの運命を狂わせる➡

とても　とても　大きな出来事が
待ち構えていたのであります＞

＜さて来週は
「ならぬ堪忍　するが堪忍？」の巻。➡

一人の男が　南田家を
大きく揺さぶります＞

初めてなんです。

世の中に　望んじゃいけないものが
あるって知ったの。

＜またもや起こる大騒動！　お楽しみに＞