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1
00:00:01,960 --> 00:00:03,240
(菜々)やめなさい!
2
00:00:04,020 --> 00:00:05,000
(佐知)菜々!
3
00:00:05,400 --> 00:00:08,380
何だ? てめえ。
4
00:00:15,830 --> 00:00:17,000
菜々…。
5
00:00:29,510 --> 00:00:33,410
奥様… 奥様! 奥様!
6
00:00:33,410 --> 00:00:41,420
日本語字幕 Jpsubbers
計時機構 Jean: www.giftedones.net
7
00:00:48,260 --> 00:00:55,000
(風早市之進)お前が かどわかしの浪人者を
倒したというのは まことか?
8
00:00:56,270 --> 00:00:57,970
はい…。
9
00:01:00,820 --> 00:01:03,950
まずは 礼を言う。
10
00:01:03,950 --> 00:01:05,770
いえ…。
11
00:01:05,770 --> 00:01:09,500
しかし 何故
そのようなことができたのか…。
12
00:01:10,930 --> 00:01:13,210
お前は 剣術が使えるのか?
13
00:01:16,760 --> 00:01:18,330
そのようなことは…。
14
00:01:18,330 --> 00:01:21,420
ただ お子様と奥様を救おうと
必死に…。
15
00:01:25,660 --> 00:01:27,500
分かった。
16
00:01:28,880 --> 00:01:30,520
佐知の看病を頼むぞ。
17
00:01:32,050 --> 00:01:34,020
はい。
18
00:01:42,640 --> 00:01:48,460
百姓の娘が 偶然に侍を倒せるわけがない。
19
00:01:48,470 --> 00:01:51,540
何か言えぬ事情があるのだろう。
20
00:01:52,380 --> 00:01:54,770
そうですね…。
21
00:01:55,950 --> 00:02:00,730
何にしても 心の強い娘に違いない。
22
00:02:01,450 --> 00:02:02,620
はい…。
23
00:02:08,400 --> 00:02:13,530
そなたは 病を治すことだけに
専念してくれ。
24
00:02:15,150 --> 00:02:17,390
はい…。
25
00:02:17,390 --> 00:02:19,310
でも…。
26
00:02:21,430 --> 00:02:23,220
どうした?
27
00:02:23,920 --> 00:02:27,650
旦那様に申し訳なくて…。
28
00:02:29,070 --> 00:02:31,620
他藩の さして
高い身分でもない➡
29
00:02:31,620 --> 00:02:35,280
私をもらっていただきましたのに➡
30
00:02:36,120 --> 00:02:38,270
ご迷惑を…。
31
00:02:38,990 --> 00:02:41,270
何を言う。
32
00:02:42,250 --> 00:02:49,340
私は そなたを妻に迎えたこと
誠に幸せに思うておる。
33
00:02:53,970 --> 00:02:55,950
旦那様…。
34
00:02:56,930 --> 00:03:01,480
良くなったら
紅葉狩りにでも参ろう。
35
00:03:02,370 --> 00:03:03,610
子どもたちと共に。
36
00:03:05,950 --> 00:03:07,850
はい…。
37
00:03:15,580 --> 00:03:18,390
(壇浦五兵衛)いえ~い!
38
00:03:18,390 --> 00:03:22,270
いえ~い! やあ~!
39
00:03:29,510 --> 00:03:33,530
どうしたのだ? 暗い顔をして。
お主らしくもない。
40
00:03:34,760 --> 00:03:39,550
今日は… 稽古を しばらく
お休みさせていただきたく➡
41
00:03:39,550 --> 00:03:42,680
お願いに参りました。
休むだと?
42
00:03:42,680 --> 00:03:44,660
あれほど 剣を教えてくれと
言っておったのに。
43
00:03:44,660 --> 00:03:45,740
一体 どういうことだ?
44
00:03:46,140 --> 00:03:50,860
実は お仕えしているお屋敷の
奥様が ご病気で…。
45
00:03:50,860 --> 00:03:53,140
ですから
看病をしなければならないのです。
46
00:03:53,950 --> 00:03:56,860
ご病気とは…。 それは気がかりであるな。
47
00:03:57,300 --> 00:03:59,010
はい。
48
00:03:59,460 --> 00:04:03,520
奥様が良くなりましたら
また お稽古 お願いいたします。
49
00:04:04,060 --> 00:04:06,010
待て。
50
00:04:11,350 --> 00:04:14,360
お主 もしや 風早家の女中か?
51
00:04:15,050 --> 00:04:17,290
えっ…。 どうして?
52
00:04:18,290 --> 00:04:20,470
うわさになっておる。
53
00:04:21,080 --> 00:04:25,210
かどわかしの くせ者を
女中が 一突きで倒したとな。
54
00:04:28,760 --> 00:04:30,270
やはり そなたであったか。
55
00:04:31,210 --> 00:04:35,200
だんご兵衛さんのお教えが
役に立ちました。
56
00:04:35,200 --> 00:04:36,430
ありがとうございました。
57
00:04:37,070 --> 00:04:38,800
待て。
58
00:04:44,110 --> 00:04:47,820
風早家といえば あるじは大事ないのか?
59
00:04:47,820 --> 00:04:49,270
えっ?
60
00:04:52,540 --> 00:04:55,240
城中で 気になるうわさを聞いてな。
61
00:04:55,240 --> 00:04:57,500
うわさとは?
62
00:04:58,230 --> 00:05:00,780
軽々しく 口にできることではないが➡
63
00:05:00,780 --> 00:05:05,410
どうやら 風早殿は
江戸におわす大殿やご重役方から➡
64
00:05:05,410 --> 00:05:08,400
不興を買っておるそうだ。
不興?
65
00:05:08,400 --> 00:05:12,410
風早殿は 改革派の頭目で
にらまれておるというわけだ。
66
00:05:15,210 --> 00:05:17,610
旦那様に そのようなことが…。
67
00:05:17,860 --> 00:05:21,870
まあ どこの家中にも いさかいはある。
68
00:05:21,870 --> 00:05:24,970
それだけのことなら
わしも何も申すことはない。
69
00:05:24,970 --> 00:05:28,760
ただ… 気になるのは轟という男。
70
00:05:28,760 --> 00:05:30,660
轟!?
71
00:05:30,660 --> 00:05:33,770
それは 轟 平九郎というお方のことでしょうか?
72
00:05:33,960 --> 00:05:36,670
お主 轟殿を存じておったのか!
73
00:05:38,810 --> 00:05:43,220
いえ… 一度
お屋敷にお見えになったお方が➡
74
00:05:43,220 --> 00:05:44,620
そのような名でしたから。
75
00:05:47,890 --> 00:05:50,590
[ 回想 ]
轟 平九郎と申す。
76
00:05:52,210 --> 00:05:55,120
それは ますます危ないな。
77
00:05:55,120 --> 00:05:56,260
何が危ないのですか?
78
00:05:56,980 --> 00:06:00,560
轟という男は
大殿の覚えが ことさら めでたく➡
79
00:06:00,560 --> 00:06:04,020
ご家老たちも
顔色をうかがっているそうだ。
80
00:06:04,440 --> 00:06:06,760
そのような男に
にらまれるということは…。
81
00:06:08,600 --> 00:06:12,110
轟は恐らく これまでに
何人をも斬っておろう。
82
00:06:12,110 --> 00:06:14,150
油断すると とんでもないことになるぞ。
83
00:06:17,440 --> 00:06:21,880
そのお方は お強いのでしょうか?
84
00:06:22,380 --> 00:06:26,240
何故 それほどまでに
剣の腕前を気にする?
85
00:06:29,030 --> 00:06:30,000
まさか…。
86
00:06:31,170 --> 00:06:36,790
いえ…。
旦那様のことが心配なだけにございます。
87
00:06:37,560 --> 00:06:40,190
それでは 失礼いたします。
88
00:06:56,320 --> 00:06:58,490
≪(正助 とよ)母上。
89
00:07:04,020 --> 00:07:08,020
おかゆをお持ちしました。
それから お薬も。
90
00:07:08,790 --> 00:07:12,760
まあ 皆で そろって…。
91
00:07:15,130 --> 00:07:18,310
正助と とよが聞かぬのだ。
92
00:07:18,310 --> 00:07:21,270
そなたが かゆを
食べられるようになったのが➡
93
00:07:21,270 --> 00:07:23,510
うれしいのであろう。
94
00:07:24,230 --> 00:07:29,560
2人とも…。
もうじき 母は良くなりますからね。
95
00:07:30,600 --> 00:07:31,960
はい!
はい!
96
00:07:35,260 --> 00:07:39,630
母上。 正助は
難しい字を いくつも覚えました。
97
00:07:40,920 --> 00:07:42,430
そう。
98
00:07:42,650 --> 00:07:47,210
とよは
菜々から 針の使い方を教わりました。
99
00:07:47,210 --> 00:07:49,270
(佐知)まあ…! 針を?
100
00:07:49,520 --> 00:07:52,580
2人とも 今度 見せておくれ。
101
00:07:53,230 --> 00:07:54,380
はい!
はい!
102
00:07:54,870 --> 00:07:57,830
もう そのように
起きられるようになったのだ。
103
00:07:57,830 --> 00:07:58,680
きっと良くなる。
104
00:08:00,900 --> 00:08:02,750
はい。
105
00:08:02,750 --> 00:08:04,510
奥様。
106
00:08:17,630 --> 00:08:21,050
(甚兵衛)どうだい? 奥様のご様子は。
107
00:08:21,050 --> 00:08:23,660
だいぶ良くなられました。
108
00:08:23,660 --> 00:08:25,110
そりゃあ よかった。
109
00:08:26,890 --> 00:08:34,450
実はな わしも 奥様のために
大好きな酒を断っとったんじゃ。
110
00:08:34,450 --> 00:08:37,860
そうだったんですか?
111
00:08:39,010 --> 00:08:43,910
ああ~ 今日は 見事な秋晴れじゃ。
112
00:08:43,910 --> 00:08:49,410
久しぶりに外に出て 風に
当たっていただいてはどうじゃ?
113
00:08:49,410 --> 00:08:53,270
はい。 奥様にお勧めしてみます。
114
00:08:57,670 --> 00:09:02,870
奥様 今日は少し お庭に出ませんか?
115
00:09:04,930 --> 00:09:06,140
奥様?
116
00:09:07,230 --> 00:09:12,470
奥様…! ゆうべは
あんなにお元気でしたのに…。
117
00:09:14,700 --> 00:09:16,620
菜々…。
118
00:09:16,620 --> 00:09:18,270
はい。
119
00:09:20,110 --> 00:09:22,830
私は…➡
120
00:09:23,580 --> 00:09:31,170
旦那様と子どもたちを
守りたいと念じてきましたが➡
121
00:09:32,170 --> 00:09:36,110
もはや それは
かないそうにありません。
122
00:09:36,110 --> 00:09:39,120
そんな悲しいことを
おっしゃらないでください。
123
00:09:46,800 --> 00:09:54,250
もうすぐ 命が尽きると
不思議に分かるのです…。
124
00:09:57,350 --> 00:10:03,130
それゆえ あなたにお願いがあります。
125
00:10:06,790 --> 00:10:07,780
はい。
126
00:10:08,560 --> 00:10:12,010
私の亡き後➡
127
00:10:14,180 --> 00:10:18,010
旦那様と子どもたちを➡
128
00:10:18,700 --> 00:10:20,620
守ってもらいたいのです…。
129
00:10:24,290 --> 00:10:26,790
私は➡
130
00:10:28,530 --> 00:10:36,010
あなたが妹のような気がして
いとおしく思っています…。
131
00:10:38,660 --> 00:10:43,590
だからこそ あなたに託します…。
132
00:10:49,240 --> 00:10:50,190
菜々…。
133
00:10:55,540 --> 00:11:03,330
あなたは 何かを背負って
生きているのではないですか?
134
00:11:40,230 --> 00:11:42,520
私は…。
135
00:11:48,210 --> 00:11:50,880
元鏑木家臣の娘にございます。
136
00:11:54,520 --> 00:11:59,010
隠し事をしていて
申し訳ありませんでした。
137
00:12:14,050 --> 00:12:16,510
誰でも…➡
138
00:12:17,510 --> 00:12:21,810
人に言えない悩みや苦しみを
持っています。
139
00:12:25,800 --> 00:12:29,270
菜々は それを知っているから➡
140
00:12:30,500 --> 00:12:33,500
人に優しくできるのだと思います…。
141
00:12:37,840 --> 00:12:39,990
奥様…。
142
00:12:41,940 --> 00:12:45,280
あなたのような人に➡
143
00:12:46,480 --> 00:12:49,000
旦那様のそばにいてもらいたい。
144
00:13:01,020 --> 00:13:03,260
女は…➡
145
00:13:04,790 --> 00:13:08,010
命を守るのが役目。
146
00:13:09,930 --> 00:13:13,230
だから どうか…➡
147
00:13:15,150 --> 00:13:18,520
旦那様と子どもたちを➡
148
00:13:20,170 --> 00:13:23,280
守っておくれ。
149
00:13:25,590 --> 00:13:27,520
お願い…
150
00:13:28,690 --> 00:13:30,020
お願い…!
151
00:13:33,490 --> 00:13:35,270
はい。
152
00:13:37,450 --> 00:13:38,790
必ず。
153
00:13:51,790 --> 00:13:55,000
少し 眠ります。
154
00:14:18,960 --> 00:14:21,020
どうか…
155
00:14:22,350 --> 00:14:28,250
どうか… 奥様をお守りください。
156
00:14:46,470 --> 00:14:49,660
風早様。
お宅より 急の使いが参っております。
157
00:14:55,870 --> 00:14:59,730
(甚兵衛)旦那様! 奥様が…。
158
00:15:23,920 --> 00:15:25,020
正助…。
159
00:15:26,240 --> 00:15:27,800
はい。 母上。
160
00:15:29,310 --> 00:15:37,710
必ずや お父上のような…
立派な武士になるのですよ。
161
00:15:38,970 --> 00:15:40,870
はい。
162
00:15:43,350 --> 00:15:44,110
とよ。
163
00:15:44,810 --> 00:15:49,280
母上… 母上!
164
00:15:51,470 --> 00:15:54,020
(とよ)母上…。
165
00:15:55,570 --> 00:15:57,260
(佐知)2人とも。
166
00:15:57,920 --> 00:16:04,730
お父上と菜々の言うことを
よく聞くのですよ。
167
00:16:04,730 --> 00:16:05,600
はい。
168
00:16:06,210 --> 00:16:09,510
嫌です。 母上…。
169
00:16:10,380 --> 00:16:12,020
とよ。
170
00:16:13,050 --> 00:16:15,030
とよ…。
171
00:16:18,380 --> 00:16:23,740
母上を安心させなければならぬぞ。
172
00:16:23,740 --> 00:16:25,750
はい…。
173
00:16:32,360 --> 00:16:33,090
菜々…。
174
00:16:35,180 --> 00:16:36,300
はい…!
175
00:16:39,810 --> 00:16:41,640
あとを頼みます…。
176
00:16:46,150 --> 00:16:48,980
はい。 奥様…。
177
00:16:52,410 --> 00:16:53,910
佐知…。
178
00:16:55,220 --> 00:16:58,010
市之進様…?
179
00:17:05,640 --> 00:17:06,730
ここにおるぞ。
180
00:17:08,170 --> 00:17:10,740
申し訳…➡
181
00:17:12,060 --> 00:17:13,430
ございませぬ…。
182
00:17:14,280 --> 00:17:16,130
何を言う。
183
00:17:23,410 --> 00:17:24,450
旦那様…。
184
00:17:30,310 --> 00:17:35,000
旦那… 様…。
185
00:17:38,030 --> 00:17:38,900
佐知…!
186
00:17:39,330 --> 00:17:45,010
(正助)母上! 母上!
(とよ)母上! 母上!
187
00:17:45,740 --> 00:17:47,030
(正助)母上…!
188
00:17:53,550 --> 00:17:55,540
(正助)母上…!
189
00:18:05,000 --> 00:18:07,450
奥様…。
190
00:18:07,450 --> 00:18:12,010
(正助)母上! 母上…!
(とよ)母上…!
191
00:18:22,770 --> 00:18:24,560
はい! おめでとうございま~す!
192
00:18:24,560 --> 00:18:27,410
≪おめでとうございます!
193
00:18:35,010 --> 00:18:37,180
申し訳ございません!
よいのだ。
194
00:18:40,950 --> 00:18:43,580
あの… お城へ参られるのですか?
195
00:18:43,790 --> 00:18:48,510
喪中ゆえ 登城はせぬ。
内々のあいさつ回りだ。
196
00:19:00,210 --> 00:19:04,500
母上… 母上に会いたい…。
197
00:19:09,300 --> 00:19:10,360
お嬢様。
198
00:19:18,300 --> 00:19:20,020
坊ちゃま。
199
00:19:22,120 --> 00:19:25,040
おつろうございますね…。
200
00:19:29,770 --> 00:19:35,380
菜々も 母を亡くした折は
泣いてばかりでございました。
201
00:19:36,010 --> 00:19:39,750
菜々も?
はい。
202
00:19:43,020 --> 00:19:48,180
お二人には
ご立派なお父上がいらっしゃいます。
203
00:19:48,180 --> 00:19:54,540
坊ちゃまとお嬢様が泣いていると
お父上は心配なさいますよ。
204
00:19:58,930 --> 00:20:03,480
母上は 今 どうしていらっしゃるの?
205
00:20:06,160 --> 00:20:12,000
お空の上から お嬢様と
坊ちゃまを見てらっしゃいます。
206
00:20:14,930 --> 00:20:19,830
ならば 私は もう泣かない!
207
00:20:19,830 --> 00:20:20,890
坊ちゃま…。
208
00:20:21,600 --> 00:20:24,070
とよも もう泣くのはおやめ。
209
00:20:25,420 --> 00:20:26,820
兄上…。
210
00:20:27,600 --> 00:20:30,740
母上が悲しまれる。
211
00:20:32,500 --> 00:20:34,260
はい。
212
00:20:37,620 --> 00:20:40,010
今 戻った。
213
00:21:26,100 --> 00:21:29,100
申し訳ございません!
大事な羽織をお掛けくださり…。
214
00:21:29,220 --> 00:21:31,510
よいのだ。
215
00:21:32,490 --> 00:21:36,010
子どもたちは
また泣いておったか?
216
00:21:36,540 --> 00:21:37,430
はい…。
217
00:21:40,360 --> 00:21:43,260
あれらは まだ幼い。
218
00:21:43,260 --> 00:21:46,780
母の死を受け入れるには
時が かかろう。
219
00:21:50,850 --> 00:21:54,800
これからも よろしく頼む。
220
00:21:54,800 --> 00:21:56,350
頼りは お前しかおらぬ。
221
00:21:59,200 --> 00:22:02,400
はい…! すぐに夕餉のお支度を。
222
00:22:10,800 --> 00:22:13,010
(滝)あなた!
223
00:22:16,170 --> 00:22:17,670
縁談?
224
00:22:17,670 --> 00:22:22,060
私の知り合いに
ご家老のご親戚が おられましてね➡
225
00:22:22,060 --> 00:22:25,900
その方のお嬢様 雪江様という方が➡
226
00:22:25,900 --> 00:22:32,630
それはもう お美しく つつましく
誠に すばらしい方なのです。➡
227
00:22:32,970 --> 00:22:38,720
先様も家格が高く
これ以上のご縁はありませんよ?
228
00:22:38,720 --> 00:22:44,250
せっかくですが
まだ 妻を亡くして間もありませぬ。
229
00:22:44,250 --> 00:22:45,670
縁談など 考えられません。
230
00:22:48,150 --> 00:22:49,830
失礼いたします。
231
00:22:50,830 --> 00:22:55,100
(田所与六)そうは申しても
死んだ者は生き返りはせぬ。
232
00:22:55,100 --> 00:22:58,390
生きている者は
死んだ者のことなど早う忘れて➡
233
00:22:58,390 --> 00:23:01,580
楽しゅう暮らすことを考えれば
よいのじゃ。
234
00:23:03,510 --> 00:23:07,240
何だ? この女中風情が。
235
00:23:07,240 --> 00:23:12,490
まさかとは思いますが 市之進殿
この女中とでも すでに…?
236
00:23:12,490 --> 00:23:15,560
菜々は良き女中です。
勘ぐるのは おやめいただきたい。
237
00:23:19,470 --> 00:23:25,910
とにかく… どうか 後添えの話は
なかったことにしていただきたい。
238
00:23:53,370 --> 00:23:55,640
佐知…。
239
00:24:13,890 --> 00:24:16,740
(とよ)父上は
お寂しゅうございますね。
240
00:24:18,050 --> 00:24:21,700
うん? なぜ そう思うのだ?
241
00:24:21,700 --> 00:24:26,750
私は 兄上や菜々が
お話の相手になってくれます。
242
00:24:26,750 --> 00:24:31,810
でも 父上には お話を聞いてくれる人が
いませんから。
243
00:24:32,710 --> 00:24:36,780
う~ん… そうだなあ。
244
00:24:36,780 --> 00:24:39,680
私には もう話し相手がいないのだな。
245
00:24:40,580 --> 00:24:44,250
(正助)私たちは 寂しくなったら
菜々と一緒に寝ています。
246
00:24:44,780 --> 00:24:47,460
父上も そうなされば
よろしいではありませんか?
247
00:24:48,050 --> 00:24:48,950
坊ちゃま…!
248
00:24:49,420 --> 00:24:54,220
2人とも 菜々に
優しくしてもらって よかったな。
249
00:24:55,530 --> 00:24:58,150
しかし 父は大人だから➡
250
00:24:58,150 --> 00:25:00,370
寂しくても
辛抱しなければならないのだよ。
251
00:25:02,540 --> 00:25:05,330
大人とは 大変なものなのですね。
252
00:25:06,170 --> 00:25:08,530
大変なことができてこそ 大人なのだ。
253
00:25:08,530 --> 00:25:10,610
分かるか? 正助。
はい!
254
00:25:11,050 --> 00:25:15,270
さすがは 風早家の嫡男である。
頼もしいぞ。
255
00:25:15,930 --> 00:25:18,360
とよもいます。
うん?
256
00:25:18,360 --> 00:25:20,630
とよは女子ゆえ よいのだ。
257
00:25:20,630 --> 00:25:25,570
いや? 女子でも
立派な武家の奥様になれるよう➡
258
00:25:25,570 --> 00:25:28,160
強くなければならぬぞ。
はい!
259
00:25:38,690 --> 00:25:41,390
早いもんだ。
260
00:25:41,390 --> 00:25:47,250
奥様が逝かれてから 早三月か。
261
00:25:48,820 --> 00:25:51,750
旦那様は
これから どうなさるのでしょう。
262
00:25:53,580 --> 00:25:58,800
いずれ 後添えを
おもらいになられるだろうな。
263
00:25:58,800 --> 00:26:05,450
お子様たちが小さいし
男親だけというわけにはいかんからね。
264
00:26:05,450 --> 00:26:07,490
そうですね。
265
00:26:08,190 --> 00:26:12,700
じゃが どなたでもよい
というわけにはいかん。
266
00:26:18,680 --> 00:26:20,850
≪(秀平)御免くださいまし!
267
00:26:21,500 --> 00:26:25,050
あの声は 赤村の叔父です。
ああ…。
268
00:26:25,600 --> 00:26:29,600
外で話してまいります。
いや 上がってもらいなさい。
269
00:26:29,600 --> 00:26:31,050
でも…。
かまわぬ。
270
00:26:33,250 --> 00:26:35,230
はい。
271
00:26:40,400 --> 00:26:42,260
すまん…!
272
00:26:52,760 --> 00:26:54,540
菜々。
273
00:26:59,700 --> 00:27:02,130
(秀平)菜々の叔父の秀平でございます。➡
274
00:27:02,130 --> 00:27:06,220
これは せがれの宗太郎と申します。
275
00:27:06,930 --> 00:27:10,570
面を上げなさい。
(秀平)あっ はい…!
276
00:27:11,820 --> 00:27:17,200
菜々には 子どもたちもよく懐き
助けられている。
277
00:27:17,200 --> 00:27:21,310
また いつも野菜を届けてくれ
心から礼を言う。
278
00:27:22,340 --> 00:27:24,520
もったいないお言葉にございます!
279
00:27:26,190 --> 00:27:29,020
用向きは 菜々のことか?
280
00:27:29,870 --> 00:27:31,020
(秀平)はい!➡
281
00:27:31,350 --> 00:27:37,950
このたびは 菜々を せがれの嫁にいたしたく
お願いに参った次第でございます!
282
00:27:37,950 --> 00:27:39,120
叔父さん!
283
00:27:39,120 --> 00:27:44,560
(秀平)息子は 菜々を嫁にしなければ
家を継がないとまで申しております。
284
00:27:45,310 --> 00:27:51,250
菜々にとっても 赤村に戻って暮らすほうが
幸せかと存じます。
285
00:27:51,530 --> 00:27:53,770
なるほど…。
286
00:27:53,770 --> 00:28:00,840
(秀平)それに… はばかりながら
奥様のおられぬお屋敷内に➡
287
00:28:00,840 --> 00:28:07,220
菜々をとどまらせるのも
甚だ 外聞が悪いのではないかと…!
288
00:28:13,260 --> 00:28:15,900
菜々! 嫁に来てくれ! 頼む!
289
00:28:16,470 --> 00:28:17,830
宗太郎さん…。
290
00:28:18,920 --> 00:28:22,790
私は 子どものころから
菜々のことを好いております!
291
00:28:22,790 --> 00:28:26,530
どうか… どうか!
必ず幸せにします!
292
00:28:32,150 --> 00:28:33,650
宗太郎とやら。
293
00:28:38,740 --> 00:28:41,980
そなたの気持ちは しかと分かった。
294
00:28:43,610 --> 00:28:48,110
菜々と相談のうえ 返答するゆえ
しばし 時をくれ。
295
00:28:48,110 --> 00:28:51,300
ありがとうございます!
(秀平)よろしくお願いいたします。
296
00:29:27,330 --> 00:29:33,740
[ 回想 ]旦那様と子どもたちを
守ってもらいたいのです…。
297
00:29:37,310 --> 00:29:39,270
奥様…。
298
00:29:48,290 --> 00:29:52,140
先ほどは
叔父が妙なことを申しました。
299
00:29:52,140 --> 00:29:55,020
縁談なのだから 妙な話ではない。
300
00:29:56,470 --> 00:30:03,000
それに あの宗太郎と申す者は
なかなか 実のある男らしい。
301
00:30:03,840 --> 00:30:06,450
菜々のことを
本心から好いているように見えた。
302
00:30:09,800 --> 00:30:10,980
良い縁に思う。
303
00:30:12,370 --> 00:30:19,690
でも 私は 宗太郎さんのことを
いい人だとは思いますが➡
304
00:30:19,690 --> 00:30:21,750
兄妹のようにしか思えないのです。
305
00:30:24,490 --> 00:30:27,610
それに 奥様とお約束しました。
306
00:30:27,610 --> 00:30:30,770
旦那様とお子様たちを
ずっとお守りすると。
307
00:30:33,440 --> 00:30:36,630
そなたは まだ若い。
308
00:30:36,630 --> 00:30:38,140
ゆっくりと考えるがよい。
309
00:30:40,900 --> 00:30:42,790
はい…。
310
00:30:51,750 --> 00:30:53,520
(桂木仙之助)市之進殿!
311
00:30:55,610 --> 00:30:59,490
城下で
轟 平九郎の姿を見たという者がおります。
312
00:30:59,490 --> 00:31:02,760
轟殿が?
江戸から また こちらに…。
313
00:31:02,760 --> 00:31:05,600
(益田源三郎)何が目当てか分からぬだけ
不気味です。
314
00:31:08,530 --> 00:31:12,600
市之進殿
かつて 大殿の用人だった轟が➡
315
00:31:12,600 --> 00:31:15,010
お役目を退いた一件をご存じですか?
316
00:31:15,700 --> 00:31:18,250
いや…。
14年前のことですが…。
317
00:31:21,110 --> 00:31:23,150
[ 回想 ](仙之助)普請費用の一部を
着服した…。
318
00:31:23,150 --> 00:31:25,220
[ 回想 ](源三郎)轟に 罪を
着せられたのではないか…。
319
00:31:25,220 --> 00:31:29,960
[ 回想 ](仙之助)藩とご城下の商いを
独り占めする豪商 日向屋です。
320
00:31:35,960 --> 00:31:38,960
(宮田笙兵衛)風早! ご家老がお呼びだ。
すぐに参れ。
321
00:31:39,700 --> 00:31:41,290
はっ。
322
00:32:02,980 --> 00:32:05,570
(卜部作左衛門)風早。
はっ。
323
00:32:05,570 --> 00:32:10,430
江戸屋敷にて
勘定方の不正が行われているとは➡
324
00:32:10,430 --> 00:32:15,660
そなたが言いふらしておるという
うわさがあるが まことか?
325
00:32:19,820 --> 00:32:23,440
おそれながら
言いふらしにはあらず。
326
00:32:23,440 --> 00:32:26,820
疑惑を詮議すべきと
建白書を奉ったのみにございます。
327
00:32:26,820 --> 00:32:29,190
疑うておるのか?
328
00:32:29,190 --> 00:32:31,500
先頃
お代替わりがあったばかりというのに➡
329
00:32:31,500 --> 00:32:33,010
不埒ではないか!
330
00:32:33,620 --> 00:32:37,760
不正の証しでもあるのか?
はっきり申してみよ。
331
00:32:43,450 --> 00:32:45,490
では…。
332
00:32:47,280 --> 00:32:52,470
材木問屋 日向屋から
お借り上げになりました金子が➡
333
00:32:52,470 --> 00:32:56,040
江戸屋敷に じかに回されますのは
いささかおかしいと存じます。
334
00:32:58,470 --> 00:33:03,820
わざわざ国許から送るのは
不用心であるし費用もかかる。
335
00:33:03,820 --> 00:33:06,060
当たり前のことであろう。
のう? 宮田。
336
00:33:08,480 --> 00:33:10,030
はあ…。
337
00:33:10,690 --> 00:33:14,260
されど
その借用証文が国許に残らなければ➡
338
00:33:14,260 --> 00:33:17,500
借財が いかほどに上るのか分かりませぬ。
何だと!?
339
00:33:19,980 --> 00:33:23,140
我らが 信用できぬと申すか!
無礼であろう!
340
00:33:34,800 --> 00:33:39,270
か… 風早…!
いま一度 頭を冷やしてまいれ!
341
00:33:40,650 --> 00:33:43,520
改めて詮議いたす。
342
00:33:52,780 --> 00:33:56,500
よく考えろ。 よいな。
343
00:34:00,190 --> 00:34:03,000
うん! うんうん。
344
00:34:07,680 --> 00:34:14,130
わざわざ江戸表から国許に参られたのは
このためでしたか。
345
00:34:14,130 --> 00:34:15,620
う~ん。
346
00:34:18,010 --> 00:34:23,170
お主を斬ることはできたのだが
それでは面白くない。
347
00:34:23,170 --> 00:34:27,500
お主に 味方など
一人としていないことを➡
348
00:34:27,500 --> 00:34:34,030
じっくりと思い知らせてやろうと
思うてなあ。
349
00:34:38,950 --> 00:34:41,990
安坂長七郎という方のことを
覚えておいででしょうか?
350
00:34:45,960 --> 00:34:50,030
普請にまつわる着服の疑いをかけられて➡
351
00:34:50,030 --> 00:34:54,130
城内で轟殿に斬りかかり
切腹となった者です。
352
00:34:55,980 --> 00:34:59,020
[ 回想 ] 何をする! 血迷うたか!?
353
00:35:02,700 --> 00:35:06,750
その折の普請を請け負っていたのも
また…➡
354
00:35:07,390 --> 00:35:10,980
日向屋でございました。
355
00:35:17,070 --> 00:35:23,320
安坂殿は 実は 日向屋にまつわる不正を
ただそうとしていたのだとか…。
356
00:35:27,010 --> 00:35:34,100
さように 取るに足らぬことは忘れたわ。
357
00:35:49,110 --> 00:35:52,210
(日向屋孫右衛門)
代替わりしても これまで同様➡
358
00:35:52,210 --> 00:35:57,570
政は 勝重様が握っておいでのようだな。➡
359
00:35:57,570 --> 00:36:06,310
これまでどおり 鏑木家を
骨の髄まで しゃぶり尽くせるわけだ。
360
00:36:06,310 --> 00:36:15,010
愉快よのう 平九郎。
361
00:36:17,700 --> 00:36:19,010
どうした?
362
00:36:23,770 --> 00:36:29,920
14年前に うっかり出してしまった尻尾を
今になって 嗅ぎつけた者がおります。
363
00:36:34,470 --> 00:36:36,980
14年前…。
364
00:36:36,980 --> 00:36:40,460
あれは 何とかという武士を
切腹に追い込むことで➡
365
00:36:40,460 --> 00:36:41,840
済んだはずであろう。
366
00:36:42,090 --> 00:36:46,580
月日がたてば また
目障りな者が出てくるということです。
367
00:36:46,580 --> 00:36:52,810
しかも 今度の敵は
私と血のつながりがある男。
368
00:36:55,820 --> 00:36:56,960
風早か?
369
00:37:00,180 --> 00:37:00,990
はい。
370
00:37:02,610 --> 00:37:07,400
お前にとって因縁の相手ではないか。
371
00:37:07,400 --> 00:37:10,410
抜かりなく片づけるがよい。
372
00:37:10,410 --> 00:37:16,530
この日向屋に火の粉が及ぶ前にな。
373
00:37:21,020 --> 00:37:24,490
女中の子として生まれたお前が➡
374
00:37:24,490 --> 00:37:29,200
泥水をすすりながら
はい上がろうとしていたとき➡
375
00:37:29,200 --> 00:37:37,210
あの家の者たちは 当たり前のように
日の当たる道を歩んでいた。
376
00:37:37,210 --> 00:37:43,990
くれぐれも そのこと
忘れるでないぞ。
377
00:37:49,350 --> 00:37:53,200
どん底に たたき落としてやります。
378
00:37:53,200 --> 00:37:58,010
あの育ちのいい まっすぐな男を。
379
00:37:58,900 --> 00:38:02,000
風早の名を。
380
00:38:11,210 --> 00:38:14,660
行ってらっしゃいませ。
行って参る。
381
00:38:16,400 --> 00:38:18,900
≪風早市之進!
382
00:38:18,900 --> 00:38:21,090
何事です?
383
00:38:21,090 --> 00:38:22,540
そこもとが関わった➡
384
00:38:22,540 --> 00:38:25,410
勘定方の金子の流れについて
不審がある。
385
00:38:27,470 --> 00:38:32,140
詮議の間 登城を禁じ 謹慎を申しつける。
386
00:38:39,540 --> 00:38:44,080
市之進殿が謹慎を命じられた…!
濡れ衣を着せられたのだ!
387
00:38:44,080 --> 00:38:45,680
何?
何?
388
00:38:45,680 --> 00:38:47,910
濡れ衣とは何の!?
389
00:38:47,910 --> 00:38:51,780
恐らくは 金の横流しや着服。
390
00:38:51,780 --> 00:38:54,470
そのようなこと 市之進殿にかぎって
あるはずがない!
391
00:38:54,850 --> 00:38:57,480
こうなっては時がない。
392
00:38:57,480 --> 00:39:02,010
市之進殿の汚名を晴らし
轟を排するには➡
393
00:39:02,530 --> 00:39:04,350
もはや 手だては 一つ…!
394
00:39:06,470 --> 00:39:09,010
≪失礼いたします。
395
00:39:11,470 --> 00:39:14,780
菜々。
はい。
396
00:39:19,280 --> 00:39:24,560
こたびの件 田所の叔父上に
ご迷惑をおかけするかもしれぬ。
397
00:39:26,280 --> 00:39:28,830
書状をしたためたゆえ 届けてくれ。
398
00:39:32,170 --> 00:39:34,510
かしこまりました。
399
00:39:51,600 --> 00:39:54,330
≪(与六)何故 わしまで
このような扱いを受けねばならんのだ!
400
00:39:54,670 --> 00:39:58,530
田所様。
お前は…。
401
00:39:58,530 --> 00:40:00,230
何故 ここにおる!?
402
00:40:00,230 --> 00:40:02,310
旦那様からの書状をお持ちしました。
403
00:40:03,190 --> 00:40:06,750
謹慎のことなら聞いておる。
そのような書状は無用じゃ!➡
404
00:40:07,650 --> 00:40:10,600
由緒ある風早の家名に泥を塗りおって。➡
405
00:40:10,600 --> 00:40:12,890
今日かぎり 叔父でも 甥でもない!
406
00:40:12,890 --> 00:40:15,270
そう伝えよ!
407
00:40:42,150 --> 00:40:44,650
[ 心の声 ]父上…。
408
00:40:48,070 --> 00:40:49,320
[ 心の声 ]母上…。
409
00:41:21,280 --> 00:41:22,650
≪轟 平九郎か?
410
00:41:23,370 --> 00:41:25,510
いかにも。
411
00:41:26,020 --> 00:41:27,160
お命頂戴!
412
00:41:27,750 --> 00:41:29,290
≪覚悟!
34236