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Original subtitles

<学園闘争以降・

くすぶり続けた若者たちの やり場のないエネルギーは・

大人たちへの反抗と 奇抜なファッションという形で・

一斉に花開いた>

<当時 日本中で大暴れした 不良学生たちは・

「つっぱり」と呼ばれ 社会現象となった>

<そして ここ 千葉でも…>

(チャイム)

(伊藤真司) 我ながら傑作だ。

出来たら京ちゃんに プレゼントしよ~ フフっ。

(佐川) 伊藤さん あれ見てください。

いや… これ作るはずだったんすけど。

(谷川) 今井さん もうすぐ誕生日ですね。

(今井) ああ 今年の誕生日こそは ステキに過ごすぞ。

悪いな 谷川!

何か女の当てでもあるんすか~? ハハハ…!

アルバイトでも しようと思ってな!

アハハハ…! あ… ハハハ…。

あっ 理子さん。

あっ ちょっ…。

あっ 三橋!

(赤坂理子) さんちゃんに そんな才能があったとはね。

(三橋貴志) どうよ この曲線美。

うん とってもキレイ。

芸術の神がよ 俺の中に ふわっと降りて来たっつうか。

俺の ここと ここに。 2人いたんだ。

な… 何? 怒るツボが全然分かんない。

やる。 え?

・~

あっ…。

邪魔なんだよ!

危ないですよ 理子さん 今 ほうき借りて来るんで…。

ダメ。

さんちゃんに もらったんだから。

理子さん…。

三橋のバカには もったいねえ。

もったいなさ過ぎる!

どれぐらいもったいないか 分かるか?

いや…。

今は いい例えが浮かばないが すごくだ すごくもったいない!

でも理子さんは 三橋が好きなんだから・

こればっかりは しょうがないですよ!

どうしてなんだ!

あのバカみたいなバカな三橋には 理子さんみたいな いい人がいて・

どうして俺にはいない! そのうち現れますよ。

本当か・ いつだ・

それは分からないですけど 俺が女なら・

今井さんみたいな人 ほっとかないですよ。

いや 例えですよ 例え 例えば 俺が女ならっていう話…。

そうじゃ ない。

今 あのばあさん 何か言わなかったか?

さぁ。

ばあさん 今 俺に何か言わなかったか?

[ 小声で何かつぶやいている ]

え? 何て?

おい 聞こえなかったろ 黙ってろ。

すいません。

ばあさん もう一度はっきりと言ってくれ。

私の言う通りにすれば モテるようになるよ。

それは 本当か?

伊藤の野郎 どこ行きやがった。

またデートじゃない?

何? どうしたの?

伊藤ちゃんと約束でもしてたの?

別に。

だったら いいじゃない。

何? 何でそんな機嫌が悪いの?

例のあれです。 あれ?

ほら あの… 花瓶を…。

え? まだ怒ってるの?

ごめんね さんちゃん。

割れても ちゃんと持ってるよ。

意地悪で割ったと 思ってるみたいで。

そんなわけないでしょ。

人がぶつかったって 説明したじゃない。

そんなに私のこと信じられない?

分かった もういい フン。

いいんですか? いいんだよ ほっとけ。

それより佐川 何か おもしれぇことねえか?

あ~…。

あっ… あっ そうだ サテン行きませんか?

お前と2人でサテンに行って 何か面白いことでもあるのか?

ち ち… 違うんですよ。

何か女の客がわんさか集まる サテンがあるらしいんですよ。

聞いた話によると ナンパし放題だって。

バカ 今はそういう気分…・

です! よ~し行くぞ!

こっちです! ん~ タァ!

(マスター) いらっしゃい。 2人です。

どこでもいいよ 適当に座って。

どこでもいいそうですよ。 ん? 満席じゃねえかよ。

ここ 相席でいいですか? いいですよ。

(マスター) こっち 注文は?

レスカでいいですか? (マスター) あいよ。

どうも~。

すっご~い 金髪 珍しいね。

まぁ…。

ねっ 言った通りでしょ ナンパし放題。

それにしても ちょっと これ いきなり過ぎねえか?

出会いなんて こんなもんすよ。

ほら 三橋さん ビシっと決めちゃってくださいよ。

《…って どうすりゃいいんだ》

(店員) あれ? 髪形変わった?

(女子大生) ウッソ~ 気付いた? (店員) もちろんさ。

君のことは いつも気にしてるからね。

(女子大生) わぁ~ そういうとこ さすがだよね!

(店員) その髪形 すごい似合ってるよ。

(女子大生) え~ ホントに? フフ…。

(店員) かわい過ぎて 帰したくなくなっちゃいそうだ。

《カァ~! 何ぬかしとんじゃ あの店員》

《ナンパの参考に聞いとくか》

(店員) アハハハ…! (女子大生) フフフ…。

(女子大生) ねぇねぇ 私は?

(店員) 何? やいちゃった?

(女子大生) もう そんなんじゃないし。

(店員) 君の怒った顔も最高にかわいい。

(女子大生) キャ~! カッコいい!

あれは さすがに無理だ。

い… い…。

い~! い~!

今井~! (佐川) い~!

お待たせしました。

《何だ そのお前の 爽やか過ぎる笑顔は》

ヘヘっ。

おう! マブダチ!

来てたのか~。

誰が貴様のマブダチじゃ。

相変わらず素直じゃねえな~。

はい。

《勝手に爽やか仲間に すんじゃ ねえ!》

フリャ!

ホホホ…! 痛ってぇ~!

調子こいてんじゃねえぞ!

三橋。

相変わらず ヤンチャだな~。

《ヤンチャ?》

こいつ いっつもこうなんだよ!

ハハハ…! (女子大生たち) びっくりした~。

(佐川) ちょっと 三橋さん 座ってください!

ほら レスカでも飲んで 落ち着いてくださいよ!

ほら 三橋さん レスカ レスカ…。

(谷川)♪~ ハッピーバースデー トゥー ユー

(谷川:女子大生たち) ♪~ ハッピーバースデー トゥー ユー

♪~ ハッピーバースデー ディア 奈美さん

(奈美) え~!

♪~ ハッピーバースデー トゥー ユー

うわ~ ありがとう えっ 誰から?

今井君 覚えててくれたんだ。

今日は…。

世界で…。

一番 大切な日だから。

じゃあ 私とデートして。

(詩織) あ~ ずるい 私とだよ。

え~ ダメ…。 (今井) 待って 待って 待って!

何か 俺 もう・

お姉さん方に 食べられちゃいそうだ。

ハハハ…! (詩織) 何言ってんの?

《誰だ?》

《一体 これは誰なんだ!》

♪~ つっぱることが男の

♪~ たった一つの勲章だって

♪~ この胸に信じて生きてきた

♪~

♪~ 泣きたくなるような つらい時もあるけど

♪~ いつも俺達がんばってきた

♪~ 時の重さに 流されそうになった時でも

♪~ 歯をくいしばり たえてきた

♪~ ガキのころ 路地裏で見た

♪~ 夜空にキラめいた

♪~ 流れる星を見て

♪~ 誓った思いを 忘れちゃいないぜ

♪~ つっぱることが男の

♪~ たった一つの勲章だって

♪~ この胸に信じて生きてきた

♪~

(拍手と歓声)

今井は狂ったんだ。

きっと今井は 悪魔に魂を売ったんだ!

別にいいじゃねえかよ。

それに 前の明美ちゃんの時と 同じようなもんだろ。

違~う・ 違~~う・

あん時の100倍 おかしいんだって。

お前も見りゃ分かる。

おっ。

さんちゃん 昨日はごめんね。

私が悪いのに怒っちゃって。

何か ごちそうさせて。

じゃ サテン行こう。

ホント? 許してくれる?

伊藤 お前もじゃ。 俺も?

えっ 2人で行くんじゃなくて?

おかしい 絶対におかしい。

分かった じゃあ放課後ね。

いやいや… ちょっ…。

お前って ホント 女心分かってねえよな。

今度こそ…。

今井の化けの皮 剥いでやる~。

だから いつもダサいんだって。

なのに それが急に あか抜ける 理由って何ですかね?

(椋木) あ~ なるほど。

(反町) 人が変わるっていえば やっぱり恋なんじゃないの?

あ~ それは分かります。

私も ある女性と出会ってから だいぶ変わりましたから。

(山口) そうなんですか?

(坂本) どこが変わったんですか?

ん? 分かりませんか?

(水谷) あっ 下着ですか?

えっ 見えるの?

オーデコロン変えました。

見た目 変わってないなら 回る必要なくないですか?

とてもステキなことですわね。

そうですか? 山口先生に そう言っていただけると…。

(水谷) そういえば 反町先生・

お見合いは どうでした? (坂本) えっ!

えっ そ… 反町先生 お見合いしたんですか?

お相手は ブスですか?

待って 待とうか そんなに驚きます?

いいじゃないですか お見合いの ひとつやふたつ。

水谷先生 誰にも言わないでって 言ったでしょ?

で 何でブス前提なの?

えっ ブスじゃなかったんですか?

ブスでしたよ しっかりブスでした。

けど いい人でしたよ。

(坂本) じゃあ あれは言ったんですか?

「じゃあ ここは若い人たちで」 っていうの。

それは お見合いをセッティングした側が 言うやつでしょ?

お見合いした側なんで 私。

(椋木) あっ あれですよね。

「ご趣味は?」って いうことですよね?

「ご趣味は?」って聞いたら 「ええ お茶を少々」。

ブスなのに? ブス 関係ないでしょ。

ブスでもお茶は やっていいんですよ ねっ。

やってみてください 聞いてみてください 私に。

だから こう 「ご趣味は?」って こういう感じで。

「え~ そうですね あの お茶を少々」。

何でしゃくれました? ブスとは言いましたけど・

しゃくれてるとは 言ってないですよね。

何で しゃくれたんです? お願いしますよ。

えっと… ご趣味は?

えっ!

趣味を聞かれただけですから 坂本先生 ねっ。

聞かれたことないんで。

まぁまぁ じゃあ びっくり しちゃったんでしょうけど…。

えっと… ご趣味は? えっ!

(反町) いや だから 2回目だから 分かるじゃないですか。

もう分かりますよね? 聞かれても大丈夫ですよね?

(椋木) えっと…。 えっ!

(反町) いや まだまだ 何も 聞かれてないですから 逆に。

何か 聞かれそうな空気を 感じたんで。

そりゃ そうですよ 聞こうとしてますから。

えっ・ まだ何も言ってないです…。

(今井) 理~子さ~ん!

来てくれたんですね~。

あっ はい。

うれしいな~。

今すぐ おいしいコーヒー入れますから。

お席にご案内します。

なっ? な な な? 俺の言った通りだろ? 何が?

「何が?」って お前 気付かなかったのかよ?

どんだけ鈍感なんだよ! はぁ?

気にし過ぎじゃねえか?

何だ? お前もドンのカンなのか?

おかしいだろ ありゃ いつもの今井じゃねえだろ!

三橋 また来たのかよ。

暇なのか?

あぁ?

あっ 今井君 また来ちゃった。

お姉様たち 本当に俺のこと好っきだよな~。

生意気!

じゃあ こちらの席にどうぞ。

うぅ~…。

ほら! やっぱり あいつは 悪魔と契約したんだ。

魂と引き換えに 女にモテることを選んだんだ!

そう? いつも あんな感じじゃない?

バ~カ 違ぇ! 全然 違ぇ!

あれはな 魔族のなせる業なのだ。

よ~し もういい。

こうなったらな エクソシストみつはーが おはらいしてやる。

何だ その名前。

あっ そうだ。

聖水だ 悪魔には聖水だ。

よ~し 見てやがれ。

この聖水ぶっかけて 正体 暴いてやる。

やめなさいって。 (せき込み)

汚っ お前。 何すんだ てめぇ おい!

「何すんだ」じゃねえよ 別にいいじゃねえか・

今井がモテてたってよ。

伊藤。 あ?

お前それは本当か?

(篠原) 今井君みたいな人が うちの高校にもいればね~。

お前 本当に・

今井がモテまくっても 平気なのか?

別に関係ねえし。

(今井) 伊藤! あ?

お前 学校でラブレター たくさんもらってるんだって?

やっぱ お前ってモテんだな!

(篠原) 今井君 伊藤君と知り合いなの?

おう ダチだよ。

なぁ? え?

伊藤はさ いいヤツなんだよ。

たまに きかん坊なとこあっけど フフ… なっ?

きかん坊?

(太田) でも そういう今井君だって・

ラブレター たくさんもらってるんでしょ?

いや もらいたいのは君だけさ。

え~!

やだ! 誰にでも言ってるくせに。

悪いけど俺 そんな軽くねえんだわ!

ハハハ… なっ?

(女子生徒たち) キャ~!

《何だ? 何で俺はさっきから イライラしてんだ?》

おい どうかしたか? 伊藤 なっ。

《そうか この爽やかな笑顔が ムカつくんだ》

《相手が自分にない明るさを 持ったところにいるので・

こっちの仲間にしようという 気持ちだ》

《ひがみにも似た根性だ》

《いかん いかんぞ 真司! この気持ちは捨てろ》

なっ? 伊藤 ムカつくべ?

なぁ? ムカつくべ?

《いかん このまま ここにいたら こいつのようになってしまう》

《いかん! それだけは阻止しなければ》

あっ… 悪ぃ 俺 行かなきゃ じゃあな。

ダメだ お前も一緒にあれを見るのだ。

どこにも行かせねえ。

《いかん このままでは 真っ黒な闇に吸い込まれる》

ハァ ハァ… 俺… 俺…・

京ちゃんに会いたいんだ! じゃあな!

おい 伊藤! てめぇ おい! いいじゃない さんちゃん。

伊藤ちゃんに 京ちゃんがいるみたいに・

さんちゃんには私がいる。

何 もう。

そんなイライラするなら 見なきゃいいのに。

あ~あ せっかくのデートなのにな~。

バカ! これはデートじゃねえべ。 えっ そうなの?

おう 今井さんからのサービスだ。

・~

確かに いつもより余裕を感じるわね。

あいつ 絶対 殺す。

(三橋愛美) 何? 何か付いてる?

(三橋一郎) 君の瞳を・

見ていたんだ。

目? 目に何か付いてる?

キラキラしてる。

はぁ?

どうしたの? 何があったの?

君の瞳の その美しさは・

あらゆるものを止めてしまう。

時間さえも。

俺の心臓も 今・

危うく止まりそうになった。

24時間じゃ足りない。

このまま ず~っと・

永遠に・

君の瞳を見つめていたい。

や~だ~。

どうしたのよ?

(一郎) お~…。

そうやって ステキな笑顔まで 重ねて来るんだね。

ウフっ…! まるで・

稲妻に打たれたようなダメージを 受けてしまったじゃないか。

ウッフフ… もう からかわないでよ!

フフ…。

(一郎) からかってなんかいないさ。

俺に言わせれば ダ・ヴィンチも・

『 モナ・リザ』 ではなくて・

君を描いておけばよかったと 後悔してると思うよ。

もう 何… もう 何なのよ~!

(一郎) 未来のことなんて 誰にも分からないけど…。

一つだけ分かってることがある。

何?

俺が 君の とりこだってことさ。

何が どうなってるのか 詳しく説明してほしいんだけど。

何…?

お~お~お~…。

え~ また あのサテンに行くの?

当たりめぇだろ 悪魔がいるんだぞ 退治しなくてどうする。

それって さんちゃんが しなきゃいけないの?

俺にしか 止めることはできないんだ。

そんな大げさなこと?

お~ 三橋!

何だ お前 今日は サテンじゃなかったのかよ?

今日は定休日なんだ。

せっかくだから 店に飾る花でも 摘みに行こうと思って・

公園に向かってたら・

お姉様方に つかまったってわけだ。

ヘヘ… お前も一緒に来いよ。

「来いよ」だと?

(今井) 大丈夫だって。

お姉様たちも おとなしいから お前を取って食ったりしねえよ。

もう 何言ってんの ウフフ!

メンゴ メンゴ ハハハ。 ウフフ。

《今井~! てめぇ ろば~ この~!》

《世界中の人々が 俺より幸せであっても・

お前だけは俺より 不幸でなくてはならんのだ~!》

大丈夫? 震えてるけど。

(今井) あっ 宝物 見っけ。

(奈美) あ~。

バ… バカな!

三橋 諦めろ。

今井さんは 以前の今井さんじゃないんだ。

(奈美) いいの? ありがとう。

サワサワサワ。 えっ・

ちょっと さんちゃん何してんの?

これでヤツも一巻の終わりじゃ。

ステキな感覚だ。

あ… やだ! 今井君のエッチ!

ハハっ いや 手が勝手にさ。

(今井) ハハハ…! (詩織) やだ~!

(今井) 行こう。

何がしたかったのよ さんちゃん!

あ… あ… あ…。

サワサワサワサワ。

気色ええ感じ。

もう!

お前って 結構バカだよな。

(谷口) おい 何 チャラついてんだよ 今井。

君らか 今日は よしてくれないか 女性がいるんだ。

(大瀧) 女性! 女性って何ですか?

この人たちのことですか?

おい よしてくれって 怖がってるじゃないか。

すかしてんじゃねえぞ この野郎 あぁ?

よしてくれって言ってんだろ。 (カバンが落ちた音)

(大瀧) うるせぇ!

・~

何やってんだ 開久! 頑張れ!

さんちゃん?

・~

(岸田) きょ… 今日のところは… 勘弁してやるよ。

行くぞ ほら!

・~

大丈夫? ケガない?

ありがとう 今井君って強いのね。

ケンカなんかするヤツは最低さ 怖がらせて ごめんね。

そんなことないよ。

今井君って ホントにカッコいいんだね。

ハハ… ハハっ。

誰だ! 誰なんだ お前は! おぉ・

さんちゃん やめてよ。

何言ってんだよ 三橋 俺だよ 今井だよ どうしたんだ?

ウソつくんじゃ ねえ!

ウソじゃねえって。 しらばっくれんな!

思い出せ! 思い出すんだ! お前はバカなんだよ!

なぁ おい…!

ん?

何だ こりゃ。

何だよ~ 参ったな~。

バレちまったか。

今井君 それ 何?

う~ん こんなこと言うと バカにされるけど・

これを持ってると 流れに身を任せられるんだよ。

この澄んだ石が 幸運に導いてくれるんだ。

へぇ~ 今井君って ロマンチストなんだね。

ヘッヘヘ…!

ピッ。

《どうだ 今井! これでもか! これでも まだ爽やかに…!》

おいおい 何すんだよ

ホント 困ったヤツだな 高いんだぞ それ

《…ってぬかすか 今井》

《余裕を感じられないわ》

何するんだよ~~・

それだ~! そのツラだ 今井!

アハハハ…! アハっ! アハっ!

いや 悪かったな 今井!

いやね 悪気は あったんだよ たくさんよ!

ザマミロ ボ~ケ!

ヒ~! ヒ~ッヒッヒッ…! あぁ~・ あぁ~~~・

ヒ~ッヒッヒッ…! あぁ~…。

ヒ~ ヒ~ ヒ~…! あぁ~… あぁ~…。

ヒ~ッヒッヒッ…! もっかい バリ~ン。

あぁ~~~・ もっかい バリ~ン。

あぁ~… あぁ~…。 からのシュ~ からのシュ~。

ハ~ ハ~ アッハ…!

あの じゃあ 代わりに この重い石を…・

重い石を胸ポケットに… 胸ポケットに・

入れてさしあげますので ございまする。

アハ! アハハ! アハ アハ…!

あの… このチェーンも…。

このチェーン… このチェーンを…!

目元… 目元に…!

うぅ~ うぅ~ うぅ~…!

うぅ~ うぅ~…!

見て 見て…! これ見て…!

あ~…! 腹痛い…!

うぅ~! うぅ~~~!

うぅ… うぅ~…! 目にチェーン…!

目に… 目にチェーン! 目に…!

おい! 何すんだ 汚ねぇぞ! ひとが笑いこけてる隙に!

黙って そこで反省しなさい。

待てよ 俺が何したっつうんだよ!

今井を 元に戻しただけだろうがよ!

おい 理子! ほどけ! ほどけってば! おい!

…ったく ひどい目に遭ったぜ。

ハァ…。

母ちゃん メシ。

どうした?

効き目が… ねっ あったはずなんだ…。

効き目とかの話じゃ ない 使った金の話。

はい あの それは… 何と言いますか その…。

月々 返済して行くつもりで おります。

あっ それ。

道端でね 売ってたんだよ おばあさんが。

(愛美) 幾らするか もう一度 言ってみなさい。

あの… はい えっと…。

……円です。

聞こえない! 幾ら?

はい。

……万円。 あぁ?

10万円…。 えっ! これ 10万もすんの・

バカでしょ? ただの石だよ。

どこのバカが こんなただの石に 10万も払うよ。

(一郎) あの 確かにね 効き目があったんだ…。

ふざけんな! すんません。

これ 10万もすんだ…。

(愛美) ほ~ら 貴志だって ねぇ バカだと思うでしょ?

(一郎) つ… 着けてみるとね 分かるよ。

何ていうのかな この… 自信… みたいなもの。

パワー… パワー パワーがね…。

グ~っと 湧き上がって来るんだよ。

必要? あんたにパワー必要? 何パワー?

10万…。 (一郎) あの それは…。

(愛美) 何のための 何パワーですか?

(一郎) ちんパワー…。 (愛美) あ?

聞こえない 何パワー? (一郎) 聞こえなくていいです。

(赤坂哲夫) もう だからさ 誰の許可を取って こんな所で商売してんの?

黙ってるよ… それじゃ 話し合いにならんでしょ?

こんな道端でさ 商売しちゃダメだよ。

しかも うちの町内でさ 誰の許可を取ったの?

えっ 何? 怖い… 俺にしか見えない人なの?

こっちからの声は聞こえないの? ねぇ ちょっと。

こんな… こんなさ 石をさ 幾らで売ってんの。

10万だよ。 じゅじゅじゅじゅ… 10万・

高くない? 買うとモテるよ。

そんなの誰も信じるわけ ないじゃないのよ。

1個も売れてないでしょ? 2個 売れた。

2個 売れたの・

2個 売れたの・ バカなの? その人たちはバカなの?

あんたも この後 買うよ。

そんなことないよ こんなとこで商売しちゃダメだよ。

今すぐやめなさい。

モテるよ。

別に 心揺れてるわけじゃないよ? ねぇ。

別に 心揺れてるわけじゃないよ?

(音声案内) あなたがおかけに なった電話番号は・

現在 使われておりません。

電話番号をお確かめになって・

もう一度 おかけ直しください。 (受話器を置く音)

え… これもですか?

ああ… これも この世にない電話番号だ。

全滅じゃないっすか。 そうだな。

あの女子大生のお姉様たち 全員 ウソつきっすね ひでぇな。

面白そうなヤツと いっときだけ 遊びたかっただけだったんすね。

何言ってんだ 谷川。

違うよ。

俺がバカだから… 電話番号を聞き間違えたんだ。

今井さん!

元気出しましょうよ! いつものことじゃないっすか!

こんなんで ヘコんでたら 俺たち 今頃 死んでますよ!

ああ いっそのこと 死んじまえたら 楽なのにな…。

今井さん 大丈夫っすよ!

思い出してくださいよ!

あの時の今井さん 存在感あったな~!

いや! 今だって ありますよ! 今井さんの… 圧倒的な存在感。

(京子) あ~ん 待って! 伊藤さん 速いです!

あ~ ごめんね 京ちゃん。 (京子) うん。

(京子) 1・2 1・2…。

これぐらいで ゆ~っくり 伊藤さんと歩きたいな。

ゆっくり歩けば それだけ長くいられるでしょ?

それもそうだね~ 京ちゃん! じゃあ 行くよ? せ~の…。

1・2 1・2 1・2…。 1・2 1・2 1・2…。

ウフフフ…!

アヒルさんみた~い! アヒルさんみたい?

うん! じゃあ 行くよ! せ~の…。

クワっ クワっ クワっ クワっ…。 クワっ クワっ クワっ クワっ…。

クワっ クワっ…。 クワっ クワっ…。

(明美) 京子さん!

ゆっくり歩いてる場合じゃ ねえっす!

明日の殴り込み どうするんすか?

アヒルさんは 殴り込みなんかしないよ~。

クワ~ クワっ…。 クワ~ クワっ クワ~ クワっ…。

京子さん! (伊藤:京子) クワ~ クワっ…。

寒い…。 寒い…。

あ~あ 何もかんも 失っちまったみてぇだ。

谷川よぉ・

逆に気持ちいいくらいだぜ。

なぁ そうだろう?

そうっすね…。

《今井さん 今日 誕生日なのに》

《誕生日なのに…》

(あくび)

おぉ! 谷川じゃねえか どうした?

お前に話がある 顔貸せ。

ハァ…。

(戸を開ける音)

ただいま!

兄ちゃん 友達来てるよ。

友達?

こんにちは。

え…? えっ えっ えっ えっ…・

えっ えっ えっ えっ…! 理子さん・

《これは夢か?》

《とうとう理子さんが 俺を選んでくれたのか・》

おい! 三橋 起きろ!

え~~・

お~ 帰ったか バカの総大将。

(今井) 何でだ? 何で こいつがいるんだ?

それが 今井さんが誕生日っつったら・

理子さん連れて ついて来たんす。 おい 何のつもりだよ! てめぇ。

何言ってんだよ…。

おめぇ 誕生日だろ? (今井) え…?

誕生日おめでとう。

み… 三橋… お前…。

(谷川) 今井さん それゴミ箱から 拾って来たやつですよ。

お~い・

今井君 お誕生日おめでとう。

ごめんね 急だったから。

理子さん… ありがとう。

さんちゃん 水晶の件 すっごく 反省してるみたいだから・

許してあげてね。

理子さん 僕は もう気にしてませんよ。

ホント? よかったね さんちゃん。

当ったりめぇだろ 俺たち ダチなんだからよ なぁ?

それより 今井 誕生日だろ? ケーキは? 寿司は?

本当に反省してますかね?

《ケーキ… ケーキか》

♪~ ハッピーバースデー トゥー ユー ハッピーバースデー トゥー ユー

♪~ ハッピーバースデー ディア 今井君

♪~ ハッピーバースデー トゥー ユー

《お~ 悪くない… 悪くないぞ!》

三橋… たらふく食ってくれ 今から準備させっからよ。

おう! 持って来い。

その人 誰? 兄ちゃんの女?

え?

あ~っと…。

入っちゃダメだって言ったろ すいません…。

フゥ~。

《よかったぜ… 理子さんには はっきり否定されなくて》

今井君 かわいい弟さんがいるんだね。

ええ まぁ…。

お前 一体 何人兄弟なんだよ うじゃうじゃいんじゃねえか。

俺入れて4人で 全員男だ。

《よし 後で弟たちに 俺の彼女だって・

言い張ってやるんだ あいつら 驚くぞ~》

にぎやかで いいね。 まぁ~ そうですね。

うっとうしくねえか? そんな いたら。

そんなことないさ 俺にとって みんな かわいい弟たちだ。

(弟3) ・え~ あれ 兄ちゃんの女じゃないの?・

(弟1) ・当たりめぇだろ あんなキレイな子だぞ?・

お前 何してんだよ 汚ねえな! 悪い。

(弟2) ・多分 変な金色頭の 彼女じゃねえの?・

(弟3) ・え~ そうなの?・

(弟1) ・ここだけの話 去年のバレンタインデー・

兄貴のヤツ 3丁目の菓子屋まで わざわざ遠征して・

チョコ買って来たんだって・

(弟2) ・え~! あれ もらったんじゃなかったんだ・

(弟1) ・バカ! 兄貴がモテるわけねえだろ・

・だから そんな期待しちゃ かわいそうだろ? なっ・

《あのガキども…》

《あとで必ず 無口な男にしてやる!》

《そんな目で 俺を見るんじゃねえよ!》

今井よぉ。 な… 何だよ。

あの女子大生のお姉様方は どうした?

ハハハ…!

バ~カ! 遊びだよ!

あんな… 最初から なぁ?

相手にする気なんかねえよなぁ? 谷川!

え? そう… そう… そうっすよね! ハハハ…。

《バカ三橋! 余計なこと 聞くんじゃねえよ!》

(今井の母) ・えっ・ 何だって・ 勝俊が女の子連れて来たって・・

・どこにいんだい! 2階かい・・

(階段を駆け上がる音)

な… 何だよ 母ちゃん。

菓子… 持って来たよ…。

(今井) おぉ サンキュー…。

あ… どうも お邪魔してます。

母ちゃん 分かったら 菓子置いて出てってくれ。

え…? あぁ… あぁ…。

ごゆっくり どうぞ…。

ハハハ…!

変な家族なんだよ~ アッハハハ…!

(今井の母) ・あれは違うよ! あんなかわいい子は無理だよ!・

(弟1) ・だろ? 俺もそれ 言ってたとこだったんだよ・

(今井の母) ・勝俊も面食いだね~ 身の程を知らないのかね~・

ハハハ…!

《ダメだ… 居たたまれん 居たたまれんぞ これは!》

(今井の父) ・何だと・ 勝俊が女の子 連れ込んだだと?・

(階段を駆け上がる音)

な… 何だよ 父ちゃん…。

おぉ おぉ おぉ おぉ…。

どうも。

やめろよ 父ちゃん 気持ち悪いだろ。

おいおいおいおい!

お前たち 堂々と のぞくんじゃないぞ。

どう思います?

俺は好きな顔だが・

勝俊には無理じゃないか~?

でしょ? ほら~ だから言ったじゃないのよ!

(今井の父) 高望みだよ~。

いいかげんにしろよ~・

いいよ! 分かったよ! そんな 知りたいなら教えてやるよ!

この方は 赤坂理子さん!

俺の!

俺の!

俺の!

俺の彼女だ~~!

《ダメだ 完全にテンパった》

それじゃ その金髪は?

こいつは…!

俺の子分だ!

ガハハハ…! ア~ハ! ア~!

《それは大きく出過ぎだ》

《せめて友達ぐらいに 抑えておかないと》

なっ? そうだよな?

ハハハ…。

はい まぁ… ハハハ…。

(今井の家族たち) おぉ~! すごい!

この状況じゃ そう答えるしかないでしょ?

さんちゃんも水晶のことが あるんだから我慢してよ。

(歓声)

よ~し だったら 遠慮することないな。

母さん 祝杯だ! あっ あっ そうね! はいはい…!

ちょ 兄貴 すげぇじゃん! (弟3) やるじゃん。

(谷川)《何だかんだいっても 仲間なんだ》

《今井さんの立場を 思いやってくれるなんて》

勝俊の どこが気に入ってんだい?

あ… そうですね。

男らしいところ… ですかね?

(今井の父) う~ん そうかそうか~!

おい 子分!

おい 子分 俺たちは親分の弟なんだぜ。

挨拶しろや。

はい…。

よろしくお願いします…。

《何ていいヤツなんだ》

《この恩は一生忘れねえぜ》

《いや… やっぱ3日くらいにしとこう》

《三橋は調子に乗るからな》

子分 馬になれよ。

はい…。

馬になります。

進め 進め。

ヒヒ~ン。

(弟3) もっと速く!

ヒヒ~ン。

どうですか?

はいはいはいはい お待たせしました ジャ~ン。

さぁさ 遠慮なく。

ありがとうございます。 (今井の母) どうぞどうぞ…。

ねぇ 勝俊のどこがよかったの?

それ もう聞いたよ 母さん。 え? え?

顔だって 勝俊の顔に惚れたんだって!

まぁ~! えっ そうなの?

アハハハ…。

アッハハハ 顔だって 顔だって!

なぁ 子分って何すんだ? 兄貴の肩でも揉むのか?

はい 今井さん 肩揉みさせてください!

あっ おう 頼むわ。

お~ なかなかうまいじゃないか。

ありがとうございま~す。

《最高だ》

《今日は わが人生最良の日だ》

《三橋は いいヤツだし・

理子さんが俺の隣にいるし》

理子さん。

本当すいませんね。

ううん そんな嫌じゃないから。

《えっ えっ えっ・ 理子さん!》

おい 子分! 俺たちの部屋 掃除してくれよ。

(今井) おう そうだな。

三橋 肩揉み もういいから 掃除して来い。

キレイにな すぐに弟たちの部屋 掃除して来い キレイに。

カッ カッ カッ クッ カッ クッ… カッ。

どうした? ウ~。

さんちゃん ダメ。

てめぇ…・

今 俺に命令したな?

俺に命令しやがっただろ こら~。

何言ってんだよ?

だって ほら お前 俺の子分じゃ…。

誰が子分じゃ このガキャ~・

他の誰に命令されようがな・

てめぇにされんのだけは 我慢ならんのじゃ~・

うぉ~! わぁ~! (谷川) おいおいおい…!

う~わ! あぁ~! あ~!

う~! う~!

うぅ! うぅ! うぅ!

うりゃ~! うりゃ~!

うぅ~ ダァ~~!

うぅ… うあぁ~! う~!

う~ あ~! う~! ハァ ハァ…!

あぁ!

(今井:三橋) あぁ~! 今井さ~ん!

ふざけやがって! こら~・

ハァ ハァ…。

何見てんだ こら~~・

じゃあ 私たちはこれで。

(谷川) え?

さんちゃん行こう。

・~

今井さん。

何ていうか…・

一応 おめでとうって 言ってもらえたじゃないっすか。

(今井) フフフ…。

ハッハハハ…。

谷川。

理子さんに誕生日を 祝ってもらったんだぜ。

おめでとうって。

プレゼントまでくれて。

彼女のふりまで!

俺はラッキーだ~~~・

(谷川)《バカでよかった~~!》

ハハハ…。

ハッハッハッ…!

イェ~イ!

バンザ~イ! バンザ~イ!

バンザ~イ!

(谷川) カッコいいっす 今井さ~ん!

ウッハハハ…! ハハハ…!

おめでとうございます! 谷川!

(清野) 『 今日から俺は・劇場版』 絶賛公開中です。

笑いもカッコ良さも スケールアップした・

大人数で挑んだ 『 今日俺』 史上最強の・

見応えある アクションも必見です。

(橋本) エンターテインメントを 全部詰め込んだ・

お祭り映画なので 初めて見る人も絶対楽しめます。

最後の最後まで 目が離せない 仕掛けもありますので・

この夏は ぜひ 家族や友達とご覧ください。

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