All language subtitles for 雲霧仁左衛門2(3).jp
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1
00:00:02,438 --> 00:00:06,175
盗賊改の動きを知るには
便利な男じゃが…。
2
00:00:06,175 --> 00:00:11,013
<火付盗賊改方 与力の
岡田甚之助を買収し→
3
00:00:11,013 --> 00:00:14,884
その情報を得ていた
雲霧仁左衛門。→
4
00:00:14,884 --> 00:00:20,022
だが それに気付いた 安部式部は
岡田に揺さぶりをかけ→
5
00:00:20,022 --> 00:00:24,693
追い詰められた 岡田は
雲霧一党を裏切り→
6
00:00:24,693 --> 00:00:29,365
仁左衛門自らの手によって
葬り去られた>
7
00:00:29,365 --> 00:00:42,545
・~
8
00:00:42,545 --> 00:00:45,214
何やってんだ お前!
9
00:00:45,214 --> 00:00:49,084
ちょっと 親分
待っておくんなせえ…。
10
00:00:49,084 --> 00:00:51,987
早く来いよ おい!
11
00:00:51,987 --> 00:00:54,557
いいから 貸せ もう!
12
00:00:54,557 --> 00:00:59,728
親分 待っておくんなさい…。
13
00:00:59,728 --> 00:01:01,664
馬鹿野郎!
14
00:01:01,664 --> 00:01:04,333
法事のただ酒だと思って
がぶがぶ 飲みやがって…。
15
00:01:04,333 --> 00:01:06,333
しっかりしろ!
16
00:01:12,074 --> 00:01:15,845
親分 どうしました?
17
00:01:15,845 --> 00:01:19,545
物音がしたような…。
18
00:01:23,352 --> 00:01:25,688
安!
19
00:01:25,688 --> 00:01:29,024
(激しい物音と女の荒い息遣い)
20
00:01:29,024 --> 00:01:31,694
あっ…! ああ!
21
00:01:31,694 --> 00:01:33,694
(男)行くぞ。
22
00:01:39,201 --> 00:01:41,401
うう…。
待て!
23
00:01:46,075 --> 00:01:48,711
お前は…!
24
00:01:48,711 --> 00:01:51,380
うっ!
あっ 親分! 親分…。
25
00:01:51,380 --> 00:01:54,180
追え! いいから早く 追え!
へい!
26
00:01:57,887 --> 00:02:00,856
鳩栗の大五郎?
(政蔵)へい。
27
00:02:00,856 --> 00:02:05,160
顔を見たのは
その手下の 確か… 甚助。
28
00:02:05,160 --> 00:02:09,331
盗られた金は 3百両余り。
殺されたのは 4人。
29
00:02:09,331 --> 00:02:12,368
…で 見失ったのは
どの辺りだ?
30
00:02:12,368 --> 00:02:16,105
麻布坂下の
浄念寺の境内で。
31
00:02:16,105 --> 00:02:19,008
よし。 その辺りを
とことん洗うのだ。
32
00:02:19,008 --> 00:02:22,344
政蔵が その甚助の顔を
知っていたのは 何よりだ。
33
00:02:22,344 --> 00:02:28,851
・~
34
00:02:28,851 --> 00:02:33,022
5千や1万は軽いなんぞと
ぬかしやがって→
35
00:02:33,022 --> 00:02:35,691
3百両じゃ どうにもならねえや!
36
00:02:35,691 --> 00:02:37,691
へい…。
37
00:02:41,497 --> 00:02:43,565
甚助。
へい…。
38
00:02:43,565 --> 00:02:46,402
次は 確かな大仕事を持ってこい!
39
00:02:46,402 --> 00:02:49,538
それまでは 俺の方から
つなぎは つけねえ。
40
00:02:49,538 --> 00:02:51,573
いいな。
41
00:02:51,573 --> 00:02:53,709
あっ…。
42
00:02:53,709 --> 00:02:57,212
当てなら ありやす!
この次は 必ず…。
43
00:02:57,212 --> 00:03:00,712
それまで 待とう。
44
00:03:02,818 --> 00:03:04,753
お頭 お冠でしたね。
45
00:03:04,753 --> 00:03:06,689
うるせえ!
46
00:03:06,689 --> 00:03:09,491
そのうち あっと言わせてやらあ。
47
00:03:09,491 --> 00:03:12,394
なに… もう ちゃんと→
48
00:03:12,394 --> 00:03:14,363
手は打ってあるんだ。
どこです?
49
00:03:14,363 --> 00:03:19,563
日本橋の油問屋 井筒屋清右衛門。
50
00:03:22,671 --> 00:03:44,927
・~
51
00:03:44,927 --> 00:03:48,364
あれが 井筒屋清右衛門の蔵か。
52
00:03:48,364 --> 00:03:53,035
はい。 油問屋は表向きで→
53
00:03:53,035 --> 00:03:56,538
裏じゃあ あこぎな金貸し…。
54
00:03:56,538 --> 00:04:01,143
どのぐらい進んでる?
はい。 だいぶ前から→
55
00:04:01,143 --> 00:04:04,046
富の市に 引き込みに入るように
言ってありますが…。
56
00:04:04,046 --> 00:04:06,015
今日は
何を持ってきたんだい?
はい。
57
00:04:06,015 --> 00:04:09,651
唐茄子に青唐辛子 里芋を少し。
いいねえ!
58
00:04:09,651 --> 00:04:12,988
このまま 裏口へ回っておくれよ。
はい。→
59
00:04:12,988 --> 00:04:14,923
富の市さん。
60
00:04:14,923 --> 00:04:17,860
ちょうど 裏口に行くから
手を引いてあげるよ。
61
00:04:17,860 --> 00:04:21,997
そういう声は おかねさん?
62
00:04:21,997 --> 00:04:25,334
分かる?
ヘヘヘヘヘヘ…。
63
00:04:25,334 --> 00:04:29,671
おかねさんの声を
忘れるもんですかい。
64
00:04:29,671 --> 00:04:33,175
いいんですかい?
はい。
65
00:04:33,175 --> 00:04:37,846
じゃあ お言葉に甘えまして…。
66
00:04:37,846 --> 00:04:44,353
ヘヘヘヘヘ… おかねさんの手は 何やら
しっとりしていて いいねえ。
67
00:04:44,353 --> 00:04:48,023
おこうさんとは大違いだ~。 ヘヘヘ!
68
00:04:48,023 --> 00:04:51,693
何だい 何だい?
え? 言いたい事を ぬけぬけと。
69
00:04:51,693 --> 00:04:53,629
(富の市)ワハハハハハ!
70
00:04:53,629 --> 00:04:57,566
店先で 何を騒いでるんだ!
71
00:04:57,566 --> 00:05:00,969
旦那…。
富の市さん 早く上がんなさい!
72
00:05:00,969 --> 00:05:02,905
おこう!
はい!
73
00:05:02,905 --> 00:05:05,641
今日は 青物は要らないから
帰っておもらい!
74
00:05:05,641 --> 00:05:07,576
はい!
75
00:05:07,576 --> 00:05:09,812
(子ども)早く来いよ!
76
00:05:09,812 --> 00:05:14,683
・(子どもの騒ぐ声)
77
00:05:14,683 --> 00:05:20,183
俺にも 女房がいたらなあ…。
78
00:05:27,162 --> 00:05:29,098
ヘヘヘヘヘ…。
79
00:05:29,098 --> 00:05:31,333
さあ。
80
00:05:31,333 --> 00:05:34,369
富の市さん。
81
00:05:34,369 --> 00:05:37,005
おかねさん…。
82
00:05:37,005 --> 00:05:39,005
あいよ。
83
00:05:42,811 --> 00:05:45,514
お… おかねさん!
どうしたんだよ?
84
00:05:45,514 --> 00:05:47,549
詫びに来たのさ。
85
00:05:47,549 --> 00:05:53,689
私のおかげで
井筒屋さんに叱られちゃって。
86
00:05:53,689 --> 00:05:55,624
堪忍しておくれ。
87
00:05:55,624 --> 00:05:57,559
とんでもねえよ!
88
00:05:57,559 --> 00:06:00,496
お前さんこそ
おいらの手を引いたおかげで→
89
00:06:00,496 --> 00:06:02,798
商いに
ならなくなっちまったろう…。
90
00:06:02,798 --> 00:06:06,135
謝りてえのは おいらの方さ!
91
00:06:06,135 --> 00:06:11,473
私は いいんだよ!
92
00:06:11,473 --> 00:06:16,345
唐茄子 余ったから持ってきたよ。
93
00:06:16,345 --> 00:06:18,347
すまねえ…。
94
00:06:18,347 --> 00:06:23,819
煮てあげようか?
いいよ いいよ。 おいらがやるよ。
95
00:06:23,819 --> 00:06:26,722
いいから いいから。
96
00:06:26,722 --> 00:06:29,625
(子どもたちの笑い声)
97
00:06:29,625 --> 00:06:31,994
ハハハハハハ。
98
00:06:31,994 --> 00:06:34,994
(足音)
99
00:06:38,667 --> 00:06:41,570
伊勢の様子に動きがあったか…。
100
00:06:41,570 --> 00:06:43,839
回想
(男)上意じゃ!
101
00:06:43,839 --> 00:06:45,774
(女の悲鳴)
102
00:06:45,774 --> 00:06:48,710
問答無用!
103
00:06:48,710 --> 00:06:53,549
藤堂家 国家老 八木重右衛門が
近いうちに出府すると。
104
00:06:53,549 --> 00:07:00,789
ただ 日取りまでは
はっきりとは…。
105
00:07:00,789 --> 00:07:04,589
蔵之助様も 程なく江戸へ。
106
00:07:06,295 --> 00:07:12,467
おかねさんは 独り者なのかい?
107
00:07:12,467 --> 00:07:14,403
亭主に捨てられてね。
108
00:07:14,403 --> 00:07:19,103
おかねさんみてえに いい女を
捨てるとは なんて野郎だ!
109
00:07:22,177 --> 00:07:26,481
…富の市さん。
110
00:07:26,481 --> 00:07:31,353
お前さん ほんとは
目が見えるんじゃないのかい?
111
00:07:31,353 --> 00:07:36,158
さっき 起こした時さ…→
112
00:07:36,158 --> 00:07:40,662
目を開けてて
私が見えてたような気がしたから。
113
00:07:40,662 --> 00:07:42,998
と… とんでもねえよ。
おいら…。
114
00:07:42,998 --> 00:07:46,998
ごめんよ。 余計な事を言って。
115
00:07:57,546 --> 00:08:05,254
でも もし そうだとしても
私は いいと思うよ。
116
00:08:05,254 --> 00:08:14,054
人間さ… 生きていくためにゃ
いろんな事があるんだから。
117
00:08:19,301 --> 00:08:22,204
心配しないでおくれ。
118
00:08:22,204 --> 00:08:34,650
私は 死んだって
そんな事は言わないから。
119
00:08:34,650 --> 00:08:37,152
おかねさん…。
120
00:08:37,152 --> 00:08:46,152
・~
121
00:09:05,213 --> 00:09:09,618
富の市が 女をな…。
122
00:09:09,618 --> 00:09:13,121
はい。 州走りの話では→
123
00:09:13,121 --> 00:09:16,958
井筒屋出入りの
青物を売る女だそうで。
124
00:09:16,958 --> 00:09:19,861
その人から
何か聞き出そうとしてるうちに→
125
00:09:19,861 --> 00:09:22,130
親しくなっただけじゃ
ないですかね?
126
00:09:22,130 --> 00:09:27,469
目の不自由な富の市を哀れんで
親切にしてくれている。
127
00:09:27,469 --> 00:09:30,806
それだけなら…。
128
00:09:30,806 --> 00:09:35,477
州走りは この先
おかしな事にならないかと→
129
00:09:35,477 --> 00:09:38,177
案じております。
130
00:09:39,815 --> 00:09:42,851
まあ 年も年ですから→
131
00:09:42,851 --> 00:09:46,488
そんな事にならないとは
思いますが…。
132
00:09:46,488 --> 00:09:49,991
でも
色恋に 年はないと思いますよ。
133
00:09:49,991 --> 00:09:52,491
え?
フフフフ…。
134
00:10:00,168 --> 00:10:03,071
目が見えるのか…。
135
00:10:03,071 --> 00:10:05,040
その男から→
136
00:10:05,040 --> 00:10:10,679
井筒屋押し込みの手がかりが
何か 分かるかもしれねえな。
137
00:10:10,679 --> 00:10:13,715
お頭 きっと やります。
138
00:10:13,715 --> 00:10:19,388
頼む…。
(せきこみ)
139
00:10:19,388 --> 00:10:27,028
夜兎の文蔵といわれた俺も
もう 体が動かぬ…。
140
00:10:27,028 --> 00:10:29,064
任せておくんなせえ。
141
00:10:29,064 --> 00:10:32,367
これを最後に
湯治場へでも行って→
142
00:10:32,367 --> 00:10:35,036
ゆっくりなさっておくんなせえ。
143
00:10:35,036 --> 00:10:36,972
ああ…。
144
00:10:36,972 --> 00:10:39,875
おかね 頼むぜ。
145
00:10:39,875 --> 00:10:43,375
分かっていますよ。
146
00:10:45,680 --> 00:10:53,422
父親同然に 今日まで育ててくれた
お頭へのご恩返しだもの。
147
00:10:53,422 --> 00:10:58,727
はい。
おかね いつも ありがとよ。
148
00:10:58,727 --> 00:11:04,166
あんまも 何度も取り替えたが
お前さんほどの人は いなかった。
149
00:11:04,166 --> 00:11:06,668
ずっと 通っておくれ。
150
00:11:06,668 --> 00:11:11,173
それじゃあ
明日から刻限を決めて…。
151
00:11:11,173 --> 00:11:17,045
ああ。 おこうを迎えにやろう。
ありがとうございます。
152
00:11:17,045 --> 00:11:19,881
どうだい? 私の体は。
153
00:11:19,881 --> 00:11:23,185
よいしょ…。
154
00:11:23,185 --> 00:11:27,022
お金持ちは みんな
おんなじでございます。
155
00:11:27,022 --> 00:11:29,858
お金に気が残って…。
156
00:11:29,858 --> 00:11:34,529
フフフフ… 私は
金に気なんぞは 残していないよ。
157
00:11:34,529 --> 00:11:39,701
…といって もし
盗人に入られでもしたら?
158
00:11:39,701 --> 00:11:41,736
入っても 盗れないよ。
159
00:11:41,736 --> 00:11:44,539
うちの蔵の戸には→
160
00:11:44,539 --> 00:11:48,710
上方一の錠前師に こしらえさせた
錠が掛かってる。
161
00:11:48,710 --> 00:11:55,710
へえ~! 上方一の錠前師にね…。
162
00:12:00,222 --> 00:12:04,993
心の声
蔵は向こうだな。→
163
00:12:04,993 --> 00:12:12,793
1尺 2尺 3尺 4尺…。
164
00:12:15,003 --> 00:12:18,840
心の声
15 16…。
165
00:12:18,840 --> 00:12:32,840
・~
166
00:12:41,029 --> 00:12:44,900
あ… ああ どうも。
167
00:12:44,900 --> 00:12:49,704
富の市さん。
おかねさん?
168
00:12:49,704 --> 00:12:55,043
よかったねえ。
これから 毎日 井筒屋さんへ?
169
00:12:55,043 --> 00:12:57,379
ああ。
170
00:12:57,379 --> 00:13:00,649
おかねさんにも
親切にしてもらって→
171
00:13:00,649 --> 00:13:02,584
おいら ついてるよ。
172
00:13:02,584 --> 00:13:05,320
おっとっと!
ああっ! ちょっと 富の市さん!
173
00:13:05,320 --> 00:13:07,656
大丈夫かい?
174
00:13:07,656 --> 00:13:10,492
ありがとうよ。
175
00:13:10,492 --> 00:13:18,692
・~
176
00:13:20,835 --> 00:13:22,835
(物音)
177
00:13:25,707 --> 00:13:28,707
・州走りだ。
178
00:13:30,545 --> 00:13:33,415
井筒屋の絵図なら もう少しだ。
179
00:13:33,415 --> 00:13:37,018
青物担ぎのおかねさん…。
180
00:13:37,018 --> 00:13:40,355
近頃 よく ここへ来てるようだな。
181
00:13:40,355 --> 00:13:42,691
それが どうかしたのかい!
182
00:13:42,691 --> 00:13:45,360
フフフ! 何 むきになってんだい。
183
00:13:45,360 --> 00:13:48,029
むきになってる訳じゃ…。
184
00:13:48,029 --> 00:13:50,699
お頭が 何か その事で…?
185
00:13:50,699 --> 00:13:56,871
女と一緒でも 仕事さえ
抜からなけりゃ 構わねえ。
186
00:13:56,871 --> 00:14:02,644
お頭は 日頃から
そう言っておいでだ。
187
00:14:02,644 --> 00:14:07,144
それじゃあ お前が
とやかく言う事じゃねえだろ!
188
00:14:13,989 --> 00:14:18,326
ハハハハハ… 瀬戸物の商いでさあ。
189
00:14:18,326 --> 00:14:21,229
おかねさん。
190
00:14:21,229 --> 00:14:26,668
いい柄の手拭いがあったから
一緒に買っておいてあげたんだよ。
191
00:14:26,668 --> 00:14:28,703
すまねえなあ。
192
00:14:28,703 --> 00:14:31,903
それじゃあ。
うん。
193
00:14:40,682 --> 00:14:42,617
やっぱり 怪しいぜ。
194
00:14:42,617 --> 00:14:44,853
俺たちの事 探ってるのかも。
195
00:14:44,853 --> 00:14:47,522
州走りの そりゃ 考え過ぎだぜ。
196
00:14:47,522 --> 00:14:50,358
俺は 気を付けろって
言ってるだけだ!
197
00:14:50,358 --> 00:14:53,261
おかねは そんな女じゃねえよ!
198
00:14:53,261 --> 00:14:58,233
もし そうだったら
この首をくれてやるぜ。
199
00:14:58,233 --> 00:15:04,472
ヘヘヘヘ… 大丈夫 大丈夫。→
200
00:15:04,472 --> 00:15:09,310
う~ん ああ いい匂い。
201
00:15:09,310 --> 00:15:12,814
あ~ うるせえなあ!
202
00:15:12,814 --> 00:15:18,620
(犬の鳴き声)
203
00:15:18,620 --> 00:15:25,994
・~
204
00:15:25,994 --> 00:15:27,929
うう…。
待て!
205
00:15:27,929 --> 00:15:37,706
・~
206
00:15:37,706 --> 00:15:42,906
そばに~ そばに!
207
00:15:44,679 --> 00:15:47,582
旦那… あの野郎です。
208
00:15:47,582 --> 00:16:10,805
・~
209
00:16:10,805 --> 00:16:13,805
こちらでございます。
世話になる。
210
00:16:17,145 --> 00:16:20,145
あの古道具屋です。
211
00:16:23,918 --> 00:16:26,321
おかね。
212
00:16:26,321 --> 00:16:29,991
お頭が急いでなさる。
213
00:16:29,991 --> 00:16:36,691
富の市から うまく聞いて
早いとこ 絵図を。
214
00:16:42,003 --> 00:16:45,703
富の市さん?
215
00:16:49,744 --> 00:16:52,544
私だよ。
216
00:16:57,018 --> 00:16:59,687
富の市さん?
217
00:16:59,687 --> 00:17:04,292
(いびき)
218
00:17:04,292 --> 00:17:09,464
う~ん…。
219
00:17:09,464 --> 00:17:22,177
・~
220
00:17:22,177 --> 00:17:24,312
井筒屋…。
221
00:17:24,312 --> 00:17:38,827
・~
222
00:17:38,827 --> 00:17:42,127
おかねさん…。
223
00:17:46,701 --> 00:18:04,285
・~
224
00:18:04,285 --> 00:18:06,321
おかねさん!
225
00:18:06,321 --> 00:18:10,792
いつも すまないね。
いいんですよ。
226
00:18:10,792 --> 00:18:15,592
1人分をこしらえるのも
手間は一緒だし。
227
00:18:18,132 --> 00:18:24,639
お前さん あんまになる前は
何をしていたのさ?
228
00:18:24,639 --> 00:18:27,542
ずっと あんまさ。
229
00:18:27,542 --> 00:18:30,979
京都の山崎検校の下でな。
230
00:18:30,979 --> 00:18:33,481
そしたら…→
231
00:18:33,481 --> 00:18:39,153
大人になってから なぜだか
目が見えるようになった。
232
00:18:39,153 --> 00:18:43,825
そう…。
うん。
233
00:18:43,825 --> 00:18:47,161
もう一膳 どうだい?
234
00:18:47,161 --> 00:18:49,961
おかねさん…。
235
00:18:53,501 --> 00:18:56,404
いけませんよ。
236
00:18:56,404 --> 00:18:59,841
調子に乗っちゃいけないね。
ウフフフフフフ!
237
00:18:59,841 --> 00:19:04,679
疲れたよ…
おかねさん もう歩けないよ…。
238
00:19:04,679 --> 00:19:08,950
・~
239
00:19:08,950 --> 00:19:11,986
もう… はい。
240
00:19:11,986 --> 00:19:14,786
ありがとう。
フフフフフ。
241
00:19:24,799 --> 00:19:27,635
お頭に言っとくれ。
242
00:19:27,635 --> 00:19:29,671
およその見当はつくけど→
243
00:19:29,671 --> 00:19:34,971
このままじゃ
急ぎ働きになっちまうってね。
244
00:19:40,982 --> 00:19:48,656
・ふさふさ ふさふさ ふさ楊枝
かきすき楊枝 ふさ楊枝。→
245
00:19:48,656 --> 00:19:51,956
ふさふさ ふさふさ ふさ楊枝。
246
00:20:01,369 --> 00:20:03,838
よう。
お待ちです。
247
00:20:03,838 --> 00:20:06,138
小頭。
248
00:20:07,709 --> 00:20:11,346
よう。
249
00:20:11,346 --> 00:20:13,381
よいしょ…。
250
00:20:13,381 --> 00:20:16,217
手に入ったかい?
ああ。
251
00:20:16,217 --> 00:20:21,717
おかねの奴 案外 早うござんした。
252
00:20:24,525 --> 00:20:26,561
まあ いいや。
253
00:20:26,561 --> 00:20:31,199
出口と入り口 それに
金蔵の在りかさえ分かりゃあ。
254
00:20:31,199 --> 00:20:36,999
どうで 血を見なきゃ
おさまらねえ お人だ。
へい。
255
00:20:54,055 --> 00:20:56,391
州走りの。
256
00:20:56,391 --> 00:21:01,362
この間は 俺が悪かった。
なに 俺も言い過ぎた。
257
00:21:01,362 --> 00:21:04,499
言い忘れていた事があった。
258
00:21:04,499 --> 00:21:06,499
井筒屋の金蔵は…。
259
00:21:12,373 --> 00:21:15,143
そこで 鼻緒が切れちまって…。
260
00:21:15,143 --> 00:21:18,443
そうですかい。
261
00:21:20,515 --> 00:21:23,418
おい! やっぱり
あの女 密偵だったんだ。→
262
00:21:23,418 --> 00:21:25,386
俺のにらんだとおりだ。→
263
00:21:25,386 --> 00:21:28,689
お頭のつなぎを
待つまでもねえ。
264
00:21:28,689 --> 00:21:31,889
すぐに 殺してしまえ!
265
00:21:38,199 --> 00:22:31,399
・~
266
00:22:47,702 --> 00:22:51,205
州走りの案じたとおりに
なりましたね…。
267
00:22:51,205 --> 00:22:56,077
富の市は 女を始末できねえ。
268
00:22:56,077 --> 00:23:03,077
ぐずぐずしているうちに
抜き差しならなくなるような…。
269
00:23:17,365 --> 00:23:21,202
回想
(熊五郎)お頭のつなぎを
待つまでもねえ。→
270
00:23:21,202 --> 00:23:23,902
すぐに 殺してしまえ!
271
00:23:29,844 --> 00:23:31,779
お茶を入れるよ。
272
00:23:31,779 --> 00:23:35,979
何で お前 俺に近づいた?
273
00:23:38,519 --> 00:23:42,319
何で 俺に優しくした!?
274
00:23:45,193 --> 00:23:48,393
何で…!
275
00:23:53,067 --> 00:23:59,740
何でだ… 何でだ… 何で!
276
00:23:59,740 --> 00:24:03,940
何で…。
(うめき声)
277
00:24:11,352 --> 00:24:20,661
・~
278
00:24:20,661 --> 00:24:24,332
で… できねえ…。
279
00:24:24,332 --> 00:24:28,836
俺には… 俺には できねえ…。
280
00:24:28,836 --> 00:24:34,175
俺には できねえ…!
281
00:24:34,175 --> 00:24:45,686
・~
282
00:24:45,686 --> 00:24:50,524
出ていけ…。
283
00:24:50,524 --> 00:24:52,860
いいから 出ていけ!
284
00:24:52,860 --> 00:25:26,860
・~
285
00:25:31,699 --> 00:25:35,699
山田様 やっと出てきました。
うむ。
286
00:25:38,005 --> 00:25:40,005
後をつけろ!
287
00:26:09,470 --> 00:26:14,270
おかね…
どうした? こんな時間に。
288
00:26:22,049 --> 00:26:26,487
お頭… 井筒屋の図面は
助三が届けたろう?
289
00:26:26,487 --> 00:26:28,989
あの事の話で…。
待て。
290
00:26:28,989 --> 00:26:32,860
そんなものは
受け取っちゃいねえ。
291
00:26:32,860 --> 00:26:35,162
…何だって?
292
00:26:35,162 --> 00:26:38,499
すぐに 助三に会ってきます!
おい おかね!
293
00:26:38,499 --> 00:26:42,199
おかね!
(せきこみ)
294
00:26:49,677 --> 00:26:54,181
その絵図なら
鳩栗の大五郎の手にありますぜ。
295
00:26:54,181 --> 00:26:57,218
助三… 手前!
296
00:26:57,218 --> 00:27:01,989
お前さんの組織ごと ごっそりね。
297
00:27:01,989 --> 00:27:05,126
あんな野郎に 身を売ったのか!?
298
00:27:05,126 --> 00:27:07,126
うっ…!
299
00:27:08,963 --> 00:27:13,163
(うめき声)
300
00:27:17,638 --> 00:27:19,638
うわっ!
301
00:27:23,144 --> 00:27:26,046
うわっ…! うわ~!
302
00:27:26,046 --> 00:27:30,246
この老いぼれが!
ううっ…!
303
00:27:32,853 --> 00:27:35,853
野郎…!
304
00:27:40,161 --> 00:27:42,096
あんた…。
305
00:27:42,096 --> 00:27:48,335
鳩栗の大五郎…。
306
00:27:48,335 --> 00:27:58,045
・~
307
00:27:58,045 --> 00:28:00,981
お頭…。
308
00:28:00,981 --> 00:28:22,136
・~
309
00:28:22,136 --> 00:28:24,636
(戸が開く音)
310
00:29:19,793 --> 00:29:30,437
・~
311
00:29:30,437 --> 00:29:34,341
おかね 言い残す事はないか?
312
00:29:34,341 --> 00:29:36,644
お頭…!
313
00:29:36,644 --> 00:29:39,146
言うがいい。
314
00:29:39,146 --> 00:29:55,596
・~
315
00:29:55,596 --> 00:30:00,334
富の市さん…。
316
00:30:00,334 --> 00:30:05,839
私は…→
317
00:30:05,839 --> 00:30:12,012
お前さんのような優しい人に
会ったのは 初めてだったよ。
318
00:30:12,012 --> 00:30:16,212
それだけは 本当さ…。
319
00:30:22,523 --> 00:30:25,359
さあ…→
320
00:30:25,359 --> 00:30:29,859
ばっさりと
やっておくんなさいまし。
321
00:31:11,805 --> 00:31:15,676
お頭! 待っておくんなせえ!
322
00:31:15,676 --> 00:31:18,012
お願えでございます!
323
00:31:18,012 --> 00:31:21,348
お頭…! あっしの命に代えて→
324
00:31:21,348 --> 00:31:23,851
この女の命を
助けてやっておくんなせえ!
325
00:31:23,851 --> 00:31:26,186
お願えでございます!
326
00:31:26,186 --> 00:31:30,886
どうか お願えでございます!
327
00:31:46,040 --> 00:31:51,240
ああ~… お頭!
328
00:31:52,813 --> 00:31:56,750
おかね。
329
00:31:56,750 --> 00:32:00,688
わしの組織に入るがいい。
330
00:32:00,688 --> 00:32:02,688
そ… それじゃあ!
331
00:32:04,425 --> 00:32:10,164
富の市に頼まれれば
しかたがない。
332
00:32:10,164 --> 00:32:13,200
頼んだぞ。
333
00:32:13,200 --> 00:32:33,187
・~
334
00:32:33,187 --> 00:32:40,360
おかね 鳩栗の大五郎の
根城は知るまいな?
はい。
335
00:32:40,360 --> 00:32:47,868
手がかりになる事も
思い出せぬか?
336
00:32:47,868 --> 00:32:54,374
…助三のなじみの女が
あひる河岸の水茶屋に。
337
00:32:54,374 --> 00:32:57,174
そうか…。
338
00:33:05,986 --> 00:33:09,656
富の市。
へい。
339
00:33:09,656 --> 00:33:15,162
夜兎のお頭の敵を討ってやれ。
340
00:33:15,162 --> 00:33:17,462
へい!
341
00:33:21,335 --> 00:33:26,507
助三… 手前
盗賊改に つけられてやがったな。
342
00:33:26,507 --> 00:33:30,344
ああ… あっしは
どじ 踏んじゃいねえ。
343
00:33:30,344 --> 00:33:35,682
ありゃ きっと おかねの奴が
つけられていたんだ。
344
00:33:35,682 --> 00:33:37,718
まあ いいや。
345
00:33:37,718 --> 00:33:40,521
甚助も八も たまさか
こっちに来ていて→
346
00:33:40,521 --> 00:33:44,858
よかったというものよ。
347
00:33:44,858 --> 00:33:47,528
押し込みは 四つだ。
348
00:33:47,528 --> 00:33:50,564
蔵の中の金は 全て頂く。
349
00:33:50,564 --> 00:33:53,200
手向かう店の者は 皆殺しだ。
350
00:33:53,200 --> 00:33:55,200
いいな!
(一同)へい!
351
00:33:59,540 --> 00:34:04,378
・~(三味線)
352
00:34:04,378 --> 00:34:08,816
お前さんも 隅に置けないねえ。
353
00:34:08,816 --> 00:34:11,485
悪いね また今度。
354
00:34:11,485 --> 00:34:14,785
おお 今度か… 今度な!
355
00:34:19,993 --> 00:34:23,497
後ろの男だよ。
356
00:34:23,497 --> 00:34:25,999
おや 助三さん。
おお。
357
00:34:25,999 --> 00:34:29,336
たまには 寄ってっておくれよ。
また今度。
358
00:34:29,336 --> 00:34:31,836
(女)待ってるよ。
359
00:34:36,677 --> 00:34:38,612
うっ…!
360
00:34:38,612 --> 00:34:41,515
鳩栗の大五郎は どこだ!
361
00:34:41,515 --> 00:34:44,184
し… 知らねえ!
362
00:34:44,184 --> 00:34:46,984
おら!
おかね…。
363
00:34:55,696 --> 00:34:58,599
深川 こその。
旅籠だ。
364
00:34:58,599 --> 00:35:01,501
おかねさん 文蔵親分の敵を!
365
00:35:01,501 --> 00:35:08,801
(助三)何…!? あ… いや…。
366
00:35:17,818 --> 00:35:22,322
いや… 待ってくれ… なあ!
367
00:35:22,322 --> 00:35:26,193
待ってくれ! おかね!
待ってくれ! お願いだ!
368
00:35:26,193 --> 00:35:28,195
しかたがないんです!
369
00:35:28,195 --> 00:35:31,031
甚助の奴に 文蔵親分を裏切れって
脅されて…。→
370
00:35:31,031 --> 00:35:36,503
あっしは
鳩栗の大五郎が恐ろしくて…!
371
00:35:36,503 --> 00:35:39,840
おかね… このとおりだ!
372
00:35:39,840 --> 00:35:42,509
なあ おかね 許してくれ!
373
00:35:42,509 --> 00:35:45,209
許してくれ…!
374
00:35:48,382 --> 00:35:50,384
やあ!
375
00:35:50,384 --> 00:35:52,519
こら!
376
00:35:52,519 --> 00:35:57,357
寄るなよ おら! 殺すぞ!
377
00:35:57,357 --> 00:36:03,163
どいつも こいつも
盗人のくせに格好つけやがって…。
378
00:36:03,163 --> 00:36:06,633
動くな!
379
00:36:06,633 --> 00:36:13,140
夜兎の文蔵… あんな老いぼれに
ついてったって→
380
00:36:13,140 --> 00:36:15,976
しゃらくせえだけだ。
381
00:36:15,976 --> 00:36:21,848
だから こっちから
殺してやったんだよ。
382
00:36:21,848 --> 00:36:27,487
・~
383
00:36:27,487 --> 00:36:29,823
ああ~!
384
00:36:29,823 --> 00:36:31,858
(うめき声)
385
00:36:31,858 --> 00:36:34,358
おかねさん!
386
00:36:36,163 --> 00:36:38,498
あっ…! うう…!
387
00:36:38,498 --> 00:36:41,498
おかね…!
388
00:36:43,370 --> 00:36:46,173
うう…!
389
00:36:46,173 --> 00:36:48,973
ああ…!
390
00:36:53,513 --> 00:36:57,313
おかねさん…。
391
00:37:09,296 --> 00:37:16,970
よし あとの敵は
盗賊改が討ってくれるさ。
392
00:37:16,970 --> 00:37:20,474
古道具屋をあたったものの→
393
00:37:20,474 --> 00:37:22,976
何の手がかりも
つかめなんだか…。
394
00:37:22,976 --> 00:37:28,148
しかし 奴らは
何かを たくらんでいるはず。
395
00:37:28,148 --> 00:37:30,484
・山田様!
396
00:37:30,484 --> 00:37:36,823
「盗人の風上にも置けぬ奴らは
深川の こそのにいる」…。
397
00:37:36,823 --> 00:37:40,523
旅籠ですよ 八幡裏の。
398
00:37:48,001 --> 00:37:51,338
(戸を蹴破る音)
399
00:37:51,338 --> 00:37:55,509
鳩栗の大五郎 神妙にせい。
盗賊改である!
400
00:37:55,509 --> 00:37:58,178
鳩栗の大五郎?
401
00:37:58,178 --> 00:38:00,947
私は
そんな者じゃございやせんよ。
402
00:38:00,947 --> 00:38:04,451
嘘をつくな!
嘘など申しておりやせん。
403
00:38:04,451 --> 00:38:07,788
私は流れ者の香具師で 平右衛門。
404
00:38:07,788 --> 00:38:10,624
何かのお間違いでございましょう。
405
00:38:10,624 --> 00:38:12,559
や~!
406
00:38:12,559 --> 00:38:18,965
(斬り合いの音)
407
00:38:18,965 --> 00:38:27,765
御用だ!
御用だ!
408
00:38:30,577 --> 00:38:32,577
手前!
409
00:38:40,353 --> 00:38:43,153
や~!
410
00:38:51,665 --> 00:39:23,663
・~
411
00:39:23,663 --> 00:39:25,663
(指を鳴らす音)
412
00:39:27,968 --> 00:39:31,471
(六之助)これが 上方一の錠前師が
こしらえたものかい。
413
00:39:31,471 --> 00:39:34,808
まずは 鶴の目を突く。
414
00:39:34,808 --> 00:39:37,711
すると 亀がずれる。→
415
00:39:37,711 --> 00:39:41,148
そこに 更に刺すと→
416
00:39:41,148 --> 00:39:43,183
鍵穴が出てくる。
417
00:39:43,183 --> 00:39:49,383
板ばねを
一つ一つ閉じながら 開ける。
418
00:39:51,158 --> 00:39:53,994
お前は 大したもんだなあ…。
419
00:39:53,994 --> 00:39:57,864
何たって
俺がこしらえた錠前だから。
420
00:39:57,864 --> 00:39:59,866
何だって!?
421
00:39:59,866 --> 00:40:03,003
じゃあ
上方一の錠前師ってのは…。
422
00:40:03,003 --> 00:40:05,038
わいの事や。
423
00:40:05,038 --> 00:40:14,714
・~
424
00:40:14,714 --> 00:40:17,914
あと7千両…。
425
00:40:28,695 --> 00:40:31,195
気を付けて下さいよ。
426
00:40:32,866 --> 00:40:35,535
あっ!
あっ! 富の市さん!
427
00:40:35,535 --> 00:40:37,470
大丈夫かい?
エヘヘヘ!
428
00:40:37,470 --> 00:40:40,040
(おかね)アハハハ! まあ まあ。
429
00:40:40,040 --> 00:41:02,240
・~
430
00:41:35,528 --> 00:42:55,528
・~
33225