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Original subtitles

(カメラのフィルムを巻き上げる音)

- (早生)よーし いくよ (柚子 - ゆず - )はーい

(早生)おー きたきたきた!

ほらほらほら ちゃんとカメラ見て はい

(笑い声)

もう1回 もう1回

(南津海なつみ)あー もう! 失敗しちゃった

- (南津海)気をつけてね! (柚子・花梨 - かりん - )はーい

(柚子)花梨 早く行こ (花梨)おっけーい!

(早生)肉 焼いちゃうぞ~ (柚子・花梨)はーい

(はしゃぎ声)

(花梨)お姉ちゃん 早く!

花梨 戻ってきな

(花梨)えー なんで?

- そっちは あやかし特区だよ 妖狐 - ようこ - が住む所

(鈴の音)

きれいな目!

(太鼓の音)

(教師)この世の始まり

神は 人間とあやかし

異なる ふたつの種を生んだ

(アナウンサー) 財界に多大な影響力を持つ——

- 鬼龍院きりゅういんグループ代表 鬼龍院千夜 - せんや - 氏の息子で

- 次期当主とされる鬼龍院玲夜れいや氏が 今夜“お披露目の宴 - うたげ - 〟に出席し

初めて 公の場に 姿を現すことがわかりました

代表の鬼龍院千夜氏は

鬼のあやかし一族を統すべる 鬼龍院財閥の当主として

人間社会と あやかし社会の双方に

大きな影響力を持つことで 知られています

会場の鬼龍院家屋敷には 全国から 多数のあやかしの来賓が招かれ

大きな注目を集めています

(教師)あやかしには さまざまな種族が存在し

それぞれの能力も違う

とりわけ 力を持つ三大種族は

妖狐ようこ

烏天狗からすてんぐ

そして

鬼

(太鼓の音がやむ)

近い将来 これら あやかしたちを

お前が統べるのだ

ほーら

あやかしたち みーんな 鬼の座を狙っているぞ

(強い風の音)

(一同のどよめき)

(玲夜)鬼龍院家 次期当主

鬼龍院玲夜と申します

(太鼓の音)

(教師)その圧倒的な霊力により

古来から鬼の一族が あやかしのトップに君臨してきました

さて こんなにも違う あやかしと人間が

なぜ争わずに 同じ世界で生きてこられたのか…

(児童)人間の中に 花嫁がいるから!

花嫁に出会うと 強くなれるからです

(教師)うん そのとおり

あやかしは 魂の片割れともいえる 運命の人間と出会うことがある

この相手を

“花嫁〟と呼びます

(児童)私 花嫁になるのが夢です!

(児童)無理じゃね?

(教師)うーん 花嫁に選ばれるのは ほんの一握り

- あやかし自身にも決められない 本能で惹 - ひ - かれるものだからね

そんな あやかしの花嫁に

このたび…

柚子さんの妹 花梨さんが 選ばれました

(児童たち)えっ!? (教師)妖狐の花嫁になります

(ざわめき)

はい 静かに

静かにして 静かにして!

(花梨)わあ! すごい おうち!

瑶太ようたくん ありがとう!

- (南津海)花梨は あの 愛嬌 - あいきょう - があって 本当に出来た子で

(瑶太の母)そうですね

(早生)だよな~

(南津海)おいで

(南津海たちの笑い声)

(瑶太の母)瑶太

花嫁だけに贈る 特別な花だよ

ありがとう

(早生の笑い声と拍手)

♪ 月明かり白く ホールを照らす

♪ もうこんな夜と いうのに明るい

♪ あぁ華麗なダンスを踊ろう

(歌声が続く)

(口々に) 玲夜様 鬼龍院様

(玲夜の声)皆が 媚こびへつらう

ひとりとして 信じられるものはいない

(佐藤さとう)あっ 玲夜様

(高道たかみち:小声で) 友愛党の佐藤幹事長です

(佐藤)人間と あやかしの友好が 保たれているのも

こりゃ もう 鬼龍院家のおかげですなぁ

ああ これ うちの娘です

莉緒りおと申します お目にかかれて光栄です

(佐藤)いいご縁が生まれれば 友好の絆も さらに深くなるかと

鬼龍院に 花嫁が必要だと?

それは もう あやかしの繁栄にとって…

(高道)ご用件が以上でしたら 失礼します

(玲夜)いらっしゃっていたとは

(烏水うすい)若にご挨拶あいさつをと…

(高道)烏水様…

(烏水)烏天狗からすてんぐとはいえ

今の世を生きるには 隠れてばかりも いられません

しかし 人間とは強欲なものです

運命まで その手で つかもうとするとは

花嫁とは神の定さだめしもの

ひと目見たらわかる

魂の片割れのように なくてはならぬ存在に感じる

出会ってしまえば 逃れることはできない

鬼龍院には関係のない話だ

(烏水)ハハハッ そうでした そうでした

若が運命などに 惑わされるはずもない

(玲夜の声)俺は 運命など信じていない

(高道)交流会 お礼が各所より入っております

そうか

(高道)しかし 烏水様が いらっしゃるとは

いったい 何の思惑があって…

トップとは常に狙われるものと 言われて育ってきた

今さら 何が起こっても驚かない

(高道)でも 花嫁の話まで…

烏天狗一族との因縁を 忘れたわけではないでしょうに

(玲夜の声)どちらにしろ

花嫁など見つかるはずもない…

(柚子)え?

(大和)こっちから 声かけといて悪いけど…

なんかさ

柚子って普通じゃん

あやかしの花嫁の 姉ちゃんって

すげえのかなとか 期待してたっていうか

違ったっていうか

ごめん

(去っていく足音)

(ドアが閉まる音)

(柚子の声)いつもそう 選ばれるのは私じゃない

(講義の声)

選ばれた花梨は特別で 私は違う

そんなこと わかってる

(学校のチャイム)

(柚子の声)ただ 誰かに 必要とされる人間になりたくて…

(高橋)今日 シフト入ってもらって ほんと助かったわ

よかったです

(柚子)1列に並んでくださーい ちゃんと並んでね

(包丁で切る音)

(室内に流れる クラシック音楽)

(早生)いやあ… こんないいものを

瑶太くん いつもありがとね

(南津海)夫の会社にも また援助していただいて

さあ どうぞ

あー もう ノロノロして! 瑶太くん待たせないで

さあ こちらへどうぞ

どうぞ

(花梨)ねえ 瑶太 (瑶太)ん?

今ね ボブが流行はやってて

私も ちょっと 短くしてみよっかなって

どう?

(瑶太)うーん 僕は長いほうが好きかな

じゃあ やーめた

瑶太の好きな私が 正解だもん

(柚子)似合いそうなのに

(音楽がゆがんで止まる)

(南津海:小声で)柚子!

それは どういう意味かな

ねえ 瑶太

やっぱり 今日 外 行かない?

この前 言ってた ネオ和食のお店とか どう?

(音楽が流れ始める)

花梨の仰せのままに

(早生)瑶太くん また近々…

余計なこと 言わないでよ

誰のおかげで いい暮らし できてると思ってんの?

(南津海)あんたが作ったものなんて 口にしたくもない!

(早生)柚子!

(柚子)はい

わきまえないなら 大学 やめてもらう

(柚子)バ… バイト増やすから… (早生)そういう問題じゃない!

(南津海)そうよ!

狐月こげつ家の援助がなくなったら 大学どころじゃなくなるのよ!

(玄関ドアの開閉音)

(震える息)

おいしい

(柚子の声)今日 私は

21歳になった

(鼻歌:「Happy Birthday to You」)

(柚子)えっ

こんな高そうなの 私なんかにいいの?

(透子とうこ)柚子! もっと自分に自信持って

その第一歩!

- (東吉とうきち)それ 本当は 昨日 - きのう - 渡したかったんだけど

売り切れてて めちゃめちゃ探したんだよね~

うるさい

ごめんね 無理させて

(透子)親友なんだから 無理ぐらいさせてよ

ありがとう

嬉うれしい

(透子)お誕生日おめでと~ (東吉)おめでとう

(透子)近いってばぁ

(女子大生)あの すみません

猫又ねこまたの東吉さんと 花嫁の透子さんですか?

(東吉・透子)はい

(女子大生)一緒に写真とかって 撮ってもらってもいいですか?

(東吉)うん いいよ (女子大生たちの喜ぶ声)

(東吉)いいよね?

(女子大生)私 花嫁さんに会うの初めてで!

(東吉)じゃあ あっちで撮る?

(学生)あの子 誰?

(学生)えっ 知らない なんで透子さんと一緒にいるの?

(噂うわさをする声が続く)

(花梨)えー かわいい!

どうしたの?

透子が 誕生日プレゼントにって

あー 誕生日だっけ

えー かわいい

ねえ これ貸して

はい

透子さん 猫又の花嫁なのに

なんで お姉ちゃんなんかと 仲良くしてんだろう

ねえ お姉ちゃん これ ちょうだい

いいでしょ?

返して

大切なものなの

あーげない

命令しないでよ

お姉ちゃんのくせに

ねえ 返して

(花梨)離して!

ねえ 花梨 返して

痛い! お姉ちゃん 離して!

(柚子)返して ちょうだい 花梨! (花梨)やめてよ!

(倒れる音)

(花梨)痛いたっ…

(柚子)花梨!

花梨 大丈夫?

(瑶太)花梨に手を上げたのか?

ごめん…

俺の花嫁を傷つける奴やつは 許さない

(花梨)瑶太

(震える息)

(鈴の音)

(悲鳴)

(勢いを増す炎の音)

(南津海)柚子! 柚子!

(柚子の悲鳴が続く)

瑶太! もう いいよ

(荒い息)

(瑶太)花梨に感謝すべきだ

止められなきゃ 殺してた

(早生)瑶太くん

不快な思いをさせて 申し訳ない

ハハッ…

(柚子の声)なんで 生きてるんだっけ?

(苦しそうな息遣い)

これは…

(柚子の声)もう…

痛いかどうかさえ わからない

何も感じない

何も…

見つけた

(玲夜)ひどいな

この霊力 狐か?

(柚子)え?

(柚子)どうして…

他に痛いところは?

名前は?

柚子

俺は鬼龍院玲夜

柚子…

痛かっただろう

(泣き声)

大丈夫

もう大丈夫

俺の

花嫁

(道空)おかえりなさいませ 玲夜様

こちらの方が?

(玲夜)柚子だ

ようこそ いらっしゃいました

しかし お恥ずかしい

あまりに急なことなので まだ万全な用意が間に合っておらず…

ああ! 大旦那様にも連絡を…

すべて あとだ

まずは柚子を休ませたい

かしこまりました

(使用人たちの遠ざかる足音)

あの…

なんで 助けてくださるんですか?

柚子が 俺の花嫁だからだ

信じられないか?

俺もだ

あ…

(道空)ご用意しているお部屋は

この先にある 離れの洋館にございます

(柚子)はい

(ドアが開く音)

(道空)こちらです

代々の花嫁様が お使いになられてきたお部屋です

- このお部屋を整えさせていただくのは 誠に久方 - ひさかた - ぶりのこと

こんなお部屋 使えません

玲夜様が 癒やしの霊力を お使いになったとか…

やけどを治してもらいました

(道空)癒やしには 相応の対価となる霊力が必要です

やけどには やけどの

病には 病の

命を蘇よみがえらせるほどになれば

霊力は失われ 二度と戻らないことも

そんな大事な力を なんで?

柚子様が それだけ特別な存在だということです

人は

温かいんだな

(長老)若に花嫁…

恐れていたことが現実に

(長老)盤石だった鬼龍院玲夜に 弱点が生まれるとは

(長老)花嫁など 鬼龍院の弱みにしか ならぬ

おい 大旦那様は 会合までにお戻りになるのか?

いえ 玲夜様にお任せになると 伺っています

(おばば)千夜様は

当主として試されておるのじゃ

玲夜様が

運命を己のものにできるものか

あれ…

あっ そうだ 昨日…

やばっ 今日ゼミあるのに!

(ノックの音) (柚子)はい!

(雪乃ゆきの)失礼いたします

私わたくし 本日より柚子様付づきとなりました 雪乃と申します

朝食の準備が整いました その前に お着替えを!

(柚子)えっ こんなに?

あっ… いや 自分で!

とんでもございません! これは雪乃の仕事です

はい… ありがとうございます

ここだけの話

誰が花嫁様のお手伝いに付くか 争奪戦だったんですよ

そ… 争奪戦?

さあ ごゆっくりご覧ください

失礼します…

かわいい

好きなものを食べればいい

いただきます

ん~!

高道

(高道)玲夜様のご希望で 急ぎ 修復させました

大事なものかと思って

嬉しいです すごく…

誕生日おめでとう

なんで…

(高道)勝手ながら 柚子様のことを 調べさせていただきました

ご両親のこと ご姉妹の花梨様のこと

そして 花梨様を花嫁に迎え入れた 妖狐一族 狐月家の瑶太のこと

(玲夜)大体の話はわかった

そんな家 捨てればいい

捨てる?

あの家を出て ここに暮らせばいい

助けていただいて

感謝しています

高道 すぐに手配を

じゃなくて!

私は玲夜さんのこと 何も知らないし

他人なのに そんなに甘えられません

とりあえず 私 学校に行かないと

(玲夜)すでに欠席の連絡を入れた

大学など 無理に行く必要はない

なんで そんな勝手に…

俺は ただ 花嫁である柚子を思って…

(高道)柚子様のお気持ちは わかりました

ですが しばらくは 当家にて お過ごしください

運命があなたを選んだのです

花嫁様の安全のためです

(物音)

(走る足音)

(玲夜)長老たちが 騒いでいるのは知っている

(高道)柚子様は

あやかしの教育を受けていない 普通の人間

玲夜様と あまりに違う

高道は…

反対か?

あやかしたちの 格好の的になるのは確かです

玲夜様は どうお考えですか?

わからない

でも…

この感情を

無視することはできない

(南津海)ハァ… ほんと…

勝手にいなくなって 連絡もないなんて 信じられないでしょう?

(使用人)それは心配ですね

(南津海)心配? ハッ!

(南津海)勝手にいなくなった娘に? (使用人)ええ

(南津海)ハハハ! まあ…

怒っては いるかな

うちのこと 放り出したわけだし

- 今日は本当 助かったわ 明日 - あした - もお願いしようかしら

(使用人)ぜひ! よろしくお願いします

(話し声が続く)

(玄関ドアが閉まる音)

(息を吐く音)

(柚子の声) ずっと この家にいたのは

いつか あの頃に 戻れるんじゃないかって 願ってたから

(花梨)ねえ!

何してんの?

てか 昨日 どっか 泊まったわけ?

しばらく

帰らないから

最低!

家族 捨てるんだ

何 ムカついちゃってんの?

捨てるってことでしょ?

(ため息)

(たたきつける音)

さんざん いい暮らし しといてさ

ずるいよな~ お姉ちゃん

ずるいよ

好きな服着て 好きなことして

自分は関係ないって顔してさ!

(柚子)えっ!

ねえ

私を突き飛ばしたこと

一生 許さないから

あ?

(遠ざかる足音)

(柚子)あった…

(玲夜)柚子!

(柚子)玲夜さん…

(玲夜)どこに行ってた!

どうして こんな…

大丈夫か?

どこもケガないな?

無事でよかった…

もう私なんかに 優しくしないで!

誰にも必要とされてない

私なんか…

もう ほっといてください

ほっといてって言ってるのに!

無理だ

なんで?

なんで そんな勝手なんですか!

勝手で何が悪い!

どんな判断も 責任も

ずっと ひとりで背負ってきた

勝手にもなる

もういいから

もうやめて

もうやめて!

(玲夜)ごめん

急すぎて 支え切れなかった

(柚子)フフッ…

柚子に

優しくしたい

柚子が怒ると イライラして

悲しむと 悔しくて

柚子が笑うと 嬉しい

優しくしたい

笑っててほしい

信じ切れないのはわかる

疑いながらでいい

そばにいてほしい

あなたは…

あなたは 私のこと

愛してくれますか?

ああ

俺のすべてを懸けて

(柚子)今まで育てていただいて 感謝しています

でも…

ここに私の居場所はないから

この家を

出ていきます

(早生のため息)

偉そうに

彼氏だか何だか知らないけど 男まで連れ込んで

信じらんない

あなた方は 柚子にとって害悪にしかならない

人の家に ずかずか上がり込んで 礼儀知らずな!

(花梨)別にいいじゃん

お姉ちゃんなんか いなくなっても

どうせ私たちのこと 悪者にして

助け 求めたんでしょ?

(瑶太)花梨

やめろ

(花梨)ねえ なんで? 瑶太 こんな奴ら追い払ってよ

こないだみたいに 妖狐の炎で焼いちゃってよ

やはり お前か

柚子の痛みを知れ

(瑶太)ぐわあああ! (花梨)瑶太!

(うめき声が続く)

(花梨)瑶太! (瑶太)来るな!

(花梨)やめて! もうやめてよ!

瑶太!

玲夜さん!

(花梨)やめて お願い!

瑶太!

(うめき声)

(花梨)瑶太!

瑶太 瑶太!

許さない…

瑶太 狐月家の跡継ぎよ!

あんた こんなことして 狐月家が知ったら どうなるか…

俺は鬼龍院家 次期当主 鬼龍院玲夜だ

(南津海)まさか 鬼龍院財閥の!?

柚子は俺の花嫁となる

(花梨)お姉ちゃんが

鬼の… 花嫁

柚子

行こう

(瑶太のうめき声) (花梨)瑶太 大丈夫?

(花梨)ひどい

(叫び声)

(撫子なでしこ)若から お出向きになるとは

ほんに嬉しいこと

狐月家の坊を ひどく痛めつけたとか

鬼と妖狐の均衡を破るような 軽率な振る舞い

いくら鬼龍院の若とはいえ

どう収めるつもりじゃ?

その理由も ご存じのはず

狐月瑶太の理由も

花梨なる花嫁の存在ゆえ

柚子を一方的に傷つけたことは 許されない

ハッ

花嫁とは ほんに煩わしいものじゃのう

狐月瑶太には 今後

若の花嫁には関わらぬよう 言い含める

しかし

さすがの若も 運命には逆らえなんだか

花嫁の呪いには

くれぐれも かからぬよう

この感情が呪いというなら 甘んじて受け入れよう

(撫子)呪いを 喜びとな…

吉と出るか 凶と出るか

フフフ…

(玲夜)今日から ここが 柚子の家だ

(柚子)玲夜さん

(玲夜)どうした?

大学 続けたいです

学費は バイト代と奨学金で 何とかするので

花嫁がバイトだなんて 聞いたことがない

私 何の取り柄もない 普通の人間で…

だから 自分のことは できる限り 自分でやりたいです

生真面目すぎるのも問題だな

よろしく 柚子

(柚子)よろしくお願いします

花嫁の柚子だ

今日から ここで暮らすことになる

(道空)柚子様は

鬼龍院一族 繁栄の 希望でございます

柚子様のお言葉は

玲夜様のお言葉と思って 接するよう!

(使用人一同)かしこまりました

よ…

よろしくお願いします

(拍手)

(柚子の声)こうして 私の新しい生活が始まった

(柚子)えっ!

何 これ?

(玲夜)どうぞ

(柚子)はい

(玲夜)まずは これから

えっ

かわいい!

ん?

(玲夜の声)“一歳の柚子へ〟

“一歳のお誕生日おめでとう〟

“柚子がこの世界に生まれてきてくれて 本当に嬉しい〟

“玲夜より〟

フフッ…

(玲夜の声)“二歳の柚子へ〟

“もう おしゃべりも 上手になった?〟

“柚子の話す言葉の全てを 大切にしていきたい〟

“三歳の柚子へ わがままは言えている?〟

“五歳の柚子へ いよいよ小学生か〟

“どんな時でも ここが柚子の帰る場所になるように〟

“八歳の柚子へ〟

“柚子はこれから どんな物語を紡いでいくんだろう〟

“十歳の柚子へ〟

“少し大人びてきた頃か?〟

“柚子が 安心して 休める場所となるように〟

“十三歳の柚子へ〟

“柚子の踏み出す一歩一歩が 明るい道へと続くように〟

“十六歳の柚子へ 悩んだりしていないか?〟

“つらいこともあるだろう〟

“どしゃ降りの雨の日も 柚子の心が明るくなるように〟

開けてみて

(玲夜の声)“十八歳の柚子へ〟

“成人おめでとう〟

“大人になっていく柚子の姿を 見ていたかった〟

“玲夜より〟

(柚子)これ全部 私のために…

(玲夜)ようやく追いついた

21歳の柚子へ

改めて

誕生日おめでとう

ありがとう

私も何か お礼しなくちゃ

ひとつ ある

その…

俺は 柚子のことを “柚子〟と呼んでいる

こういうのは 信頼関係を表すためにも大事だ

だから その…

俺のことは “玲夜〟と呼んでほしい

(柚子)はっ…

れい…

れいや?

なぜ 疑問形なんだ?

(柚子)玲夜! (玲夜)怒ってる?

(2人の笑い声)

玲夜

少しずつ慣れればいい

うん

(2人の笑い声)

(雪乃)戻りました~

(柚子)おはようございます!

(雪乃)柚子様 何か ご入り用ですか?

(柚子)あっ 私も 何か手伝ってもいいですか?

(雪乃)え? いや 柚子様にそんなこと…

(柚子)これ おろせばいいですかね? (雪乃)はい

あの すみません お気になさらず

皆さん 戻ってください

(手を洗う音) (雪乃)あっ… 柚子様

(柚子)いきます (大根をおろす音)

(雪乃)硬いんです! (柚子)硬い!

(柚子)でも すごい! すれてる!

(雪乃)柚子様 お上手です (柚子)すれてます!

(楽しそうな話し声が続く)

(透子)なんか すごいね…

(柚子)なるべくね 離れてほしいって 頼んでるんだけど

(東吉)鬼龍院玲夜の花嫁…

(柚子)うん

(東吉)ダメだ やっぱ まだ信じらんない

ねえ 柚子

その人のこと 好きになれそう?

うーん

誰かに大切にされてるって こんな感じなんだって

勉強してるっていうか

信じてみたいって思ってる

そっか

うん

でも 無理だけは しちゃダメだよ

ん?

運命だとか言われても 私たちには関係ないんだから

(柚子)そうなの? (透子)そうだよ

好きになるかどうかは 花嫁次第

(柚子)知らなかった

(東吉)俺 心配だよ~

今だって どっから あやかしが 狙っているか わかんないんだから

でも 鬼が一番強いって…

だからだってば!

鬼には 誰も 手 出せないけど

花嫁は ただの人間でしょ

よく 大学とかバイトとか OKしてもらえたよ

マジで気をつけろよな

(透子)そこまで言って ビビらせないでよ

(児童)ねえねえ 柚子ちゃん (柚子)ん?

(児童)何かいる! 何かいる!

(児童)わあ きれい!

こんにちは

(柚子)こんにちは

(児童)お姫様だ!

(高橋)ああ! ちょっとちょっと すみません

あの どういったご用で?

こちら おやつにどうぞ

校長先生には 許可をいただいております

えー そんな ありがとうございます

(柚子)あっ ねえねえ みんな

自分がさ お友達にさ 服 引っ張られたら どう思う?

(児童たち)やだ

うん やだね じゃあ やめよっか

(児童たち)はい (柚子)じゃあ みんな 中 入ろう

入ろう 入ろう~

そうですか

(柚子)ん?

あなたが…

私わたくし 鬼の一族

鬼山きやま家の桜子さくらこと申します

お会いできて光栄です

こちらこそ

お仕事中に失礼いたしました

あの…

私が大学とかバイトとか行くのって 良くないんですか?

かつて 玲夜様のおじいさまも 花嫁を見初められました

- しかし 花嫁は 烏天狗の郎党 - ろうとう - に命を奪われた

え?

(高道)花嫁を救うために 力を使った当主は

霊力を失い 鬼龍院の危機に陥りました

以来 命を救うことは禁忌きんきとされ

花嫁の存在も タブーとなったのです

桜子様がお訪ねになったとか

(柚子)はい

玲夜様の婚約者… でした

鬼龍院に次ぐ筆頭分家の 強い霊力をお持ちです

しかし 玲夜様は 柚子様を花嫁として見初められた

だからこそ ご理解いただきたいのです

柚子様は 鬼龍院唯一の弱みに なったのだということを

(柚子)あやかしの会合?

(玲夜)ああ

年に一度 三日三晩 日本各地から あやかしや関係者が集い

近況報告会が行われる

(柚子)なんか 大変そうだね

(玲夜)最終日の舞踏会で 柚子のお披露目を行う

(柚子)え…

お披露目?

えっ 舞踏ってことは…

踊るってこと?

(玲夜)肩に置いて

踊りは信頼の証し

互いを信じ

身を任せる

大丈夫

俺に預けて

左足から引いて

少しずつ…

少しずつでいい

(柚子)あ! ごめんなさい

(玲夜)気にするな

当日は 俺がエスコートするから

大丈夫

お披露目が終われば 柚子は 名実ともに

鬼龍院家の花嫁になる

(柚子の声)私なんかが

花嫁になっていいのかな?

(花梨)あの人が鬼の花嫁なんて 私 認めてない!

(瑶太)あやかしの本能が 選ばせたんだ

運命を変えることは できないよ

(花梨)でも…

だって 私のお姉ちゃんだよ

なんで 関わっちゃいけないの?

(瑶太のうめき声)

(花梨)痛いの?

でも 大丈夫だよね

霊力で治るよね

この傷は

消えないよ

(早生)花梨

瑶太くん

柚子に謝ってもらっても いいかな?

(花梨)え?

(南津海)柚子も 話せば きっとわかってくれるから

(早生)うまくいけば うちもさ

鬼龍院の恩恵を受けられる

(花梨)何 それ…

お姉ちゃんが鬼の花嫁になったら 私も瑶太も もう必要ないってこと?

(早生)そんなつもりじゃ…

ふざけんな!

親に向かって 何だ その言い方は!

(鈴の音)

(瑶太)お前たちに許されるのは

花梨の望みを叶かなえることのみだ

全部 お姉ちゃんのせいだ

(瑶太)花梨…

お姉ちゃんが鬼の花嫁なんて 許さない

あいこでしょ!

あっ 鬼だ!

(鈴の音)

(早生)柚子 元気か?

(南津海)鬼龍院玲夜って

あやかしの婚約者が いるらしいじゃない

(早生)簡単に乗り換えて…

お前だって いつ同じことになるか

(南津海)そんな人 信用できるの?

不安じゃない?

(早生)鬼龍院の繁栄のために 利用されてるんじゃないか?

帰ろう

(柚子)離して!

お父さん?

(腕をつかむ音)

やめて!

(早生)えっ…

ああ… 何?

柚子! 柚子!

(南津海)ちょっと離して 柚子! 違うのよ 違うの!

(早生・南津海)柚子!

狐月瑶太の仕業か

(柚子の声)私は

弱い…

何もできない

(玲夜)落ち着いた?

うん

柚子

明日から留守にするが…

会合の準備だよね?

大丈夫?

うん

私…

いつも助けてもらってばかり

当然のことだ

私…

(高道)失礼します

玲夜様 急なご来客が…

(玲夜)桜子…

柚子様のこと…

本当なんですね

一族に決められた婚約とはいえ

桜子には 申し訳ないことをした

運命が私を選ばなかった

それだけのことです

運命か…

恐れながら申し上げます

玲夜様の花嫁ともなれば

そのお立場ゆえ

あやかし全体の期待と責任が 降り注ぐこととなるでしょう

まして 柚子様は

修練も積まれていない人間…

その重責とは いかほどでしょう?

(玲夜)花嫁とは

何なんだろうな

考えもしなかった

運命が

俺が

柚子の笑顔を奪うことが あるかもしれないなんて…

(柚子)ずっと やってみたくて

(雪乃)柚子様 すぐ上手になりそうですね

(雪乃)玲夜様!

手伝ってもいい?

うん

じゃあ お願いします

(玲夜)えっと これ まず 何をすればいい?

(柚子の笑い声)

そうですよね わからないんですね

この… 反対…

この筋すじを取ってください

爪で ピッ…

おおー 上手!

(玲夜)こうか? (柚子)うん

(柚子)合ってます 合ってます (玲夜)わかった

(楽しそうな話し声が続く)

(玲夜)留守の間のことは 高道に頼んである

(柚子)ありがとう

(玲夜)柚子

(柚子)何?

えっ…

寂しいとか?

いや…

しばらく会えないだけだ

(玲夜の声)花嫁になることは

柚子にとって 幸せなんだろうか?

(玲夜)お披露目の夜に また会おう

(柚子)うん

いってらっしゃい

(玲夜)いってきます

(雷鳴)

(撫子)鬼龍院を欺あざむけるとでも 思うたか?

鬼に刃向かえば どうなるか わかっていたであろう

許せないのです

花梨の…

花嫁の願いを 叶えられない自分が

花梨を傷つけるものは許さない

それが

たとえ 鬼龍院の 次期当主だとしても

(鈴の音)

(突風の音)

(瑶太のうめき声)

“口は災いのもと〟と 教わらなんだか?

(せき込み)

- 現在 花嫁の家で 行 - おこの - うておる援助は停止

両親は遠い地で監視すること

この後のち

花嫁と許しなく会うことを禁ずる

待って…

待ってください!

俺は… 俺は罰を受けます! でも…

でも 花梨だけは…

去いね

(南津海)花梨!

(早生)南津海 行くぞ

(南津海の泣き声)

(花梨)パパ

ママ

(玄関ドアが閉まる音)

なんで…

なんで こうなるの!

(花梨)瑶太と離れるなんて

無理だから

花梨の願いを叶えたい

そのためなら

鬼を敵に回したって かまわない

(高道)さん はい

1・2・3 2・2・3

3・2・3 4・2・3 5…

(柚子)あっ こっちか…

あっ ごめんなさい!

(高道)少し休憩しましょう

(柚子)はい

(柚子)1・2・3…

2・2・3 3・2・3

4・2・3 1・2・3…

(高道)柚子様

動いてみましょう

はい

(手拍手)

高道様

お相手を交代していただけますか

(桜子)女の鬼たちは

幼き頃から 学業はもちろん 舞踊に 行儀作法

すべての分野において修練を積み 霊力をも鍛え上げます

- それはすべて 鬼の一族を盛 - も - り立てるため…

玲夜様の花嫁になるというのは

その頂点に立つ ということなのです

柚子様

一生を捧ささげる覚悟は

お決まりですか?

(柚子)私は

あやかしのこと よく知りません

でも そんな私でも…

玲夜のそばにいて 恥ずかしくない自分になりたい

その思いは譲れません

玲夜様は

想像も及ばぬ重圧と ご事情を抱えていらっしゃいます

私は

あの方の心に 寄り添うことはできなかった

でも

あなたなら…

♪「Ray」 by 由薫

(桜子)踊りを通して 柚子様の思いを伝えるのです

ふたりの心が通じた時 踊りは完成するでしょう

♪ you you heard my rain

♪ あなたにはきこえたなぜか

♪ 嬉しくてでも戸惑った

♪ あなたがいると私も

♪ 光の中にいるみたい

(道空)肘をもう少し上げて (柚子)はい

(道空)はい 始めて

(道空の手拍子)

(道空)背筋を伸ばして (柚子)はい

(道空)はい

はい 大変すばらしい

ありがとうございます

♪ あなたのせいで

♪ 私は私が好きになってしまう

♪ 穴のあいた空に

♪ 覗くあなたの

♪ 存在が私を照らして

♪ なんだか切なくて

♪ 近づいてくほどに

♪ 離れられなくなるから

♪ 臆病な気持ち

♪ 抱えてる、can I love you?

♪ 特別な気持ち

♪ 抱えてる、can I love you?

~♪

会いたいな…

(スマホの振動音)

(鳴り続く振動音)

(スマホ:花梨) お姉ちゃん 助けて!

パパとママが 連れてかれちゃったの

(柚子)なんで?

(花梨)私 ひとりぼっちに なっちゃうよ…

お姉ちゃん

お姉ちゃん

(柚子)ここ みんなで最後に遊びに来たとこ

覚えてたんだ

(花梨)なんか懐かしいよね

“年に一度の贅沢ぜいたく〟って キャンプしてさ

お金なんかなくても 幸せとか

幸せだったよ

本当に

あれが?

ボロいアパートで みすぼらしく暮らして

ここで瑶太と出会わなきゃ どうなってたか

瑶太なの 私を救い出してくれたの…

だから 守らなきゃって

必死に

家族の幸せを

わかってる

(花梨)絶対に わかってない!

頑張ったの 私なんだからね

ごめん

お姉ちゃんが戻ってくれば 全部 元どおりになるんだよ

ねえ 花嫁 辞退して 家に帰ってきてよ

そしたら 撫子様も許してくれて

今までどおり みんなで仲良く暮らせる

ね? 超幸せじゃん

私は

帰れない

(花梨)何 その言い方

超 中途半端!

(泣き笑い)

(花梨)どうせ 覚悟も できてないんでしょ

帰ってこなかったら

鬼龍院玲夜のことも 不幸にしちゃうかもね

(雪乃)このお着物 玲夜様が選ばれたんですよ

白い彼岸花の花言葉 ご存じですか?

“思うは あなたひとり〟

迷いのない思いを 誓うお花です

(出席者たちの話し声)

(静まり返る)

よく似合ってる

ありがとう

(ダンス音楽)

(撫子)鬼の花嫁を狙ねろうて 来たか

我ら烏天狗が 再び一矢報いる 絶好の機会

…とでも言えば ご満足か?

それもよい

妾わらわは 楽しいことが大好きじゃ

(烏水)逆よ 逆

一族から不名誉な郎党を 二度と出すわけには いかぬ

千夜様と約束したからのう

(撫子)なんじゃ つまらぬ

(烏水)フフ…

そちらに不穏な動きが あるようだが

それは知らぬこと

~♪

(拍手)

(撫子) さて 吉と出るか 凶と出るか

(ダンス音楽)

(玲夜)ずいぶん 練習してくれたんだな

高道さんと桜子さんに 教えてもらって

柚子が誇らしい 心から

~♪

(拍手)

(柚子)私は…

鬼の花嫁に

ふさわしく ありません

ただの… 霊力のない 普通の人間で

自分を守る力も

術すべさえ持っていません

だから

花嫁を

辞退させていただきます

(ざわめき)

ごめんなさい

(玲夜)それは…

本心か?

ふさわしいかどうかなんて どうでもいい

俺が知りたいのは

柚子が花嫁になって

幸せかどうかだ

そうか

俺は…

生まれた時から ひとりで立つことが 宿命づけられていた

守りたいと 思えるものなんか ないし

運命の花嫁もいらない

こんな俺が 誰かを愛せるはずがない と

そう思っていた

運命だからじゃない

ただ 俺が

柚子を好きになったんだ

つらい思いをさせて すまなかった

玲夜…

お姉ちゃん 帰ろ?

花梨

ごめんなさい

は?

私 もう逃げたくない

(走り去る足音)

(柚子)玲夜!

私…

玲夜のこと 全然わかってなかった

本当は 私も

玲夜と出会えて…

(鈴の音)

柚子!

柚子!

ダメだよ… 柚子!

(玲夜)柚子

柚子!

柚子… 頼む!

死ぬな 柚子!

柚子…

玲夜?

ずっと ひとりで

つらかったよね

私も

玲夜が好き

(投げ飛ばされる音)

玲夜!

(瑶太)失った命を蘇よみがえらせると その霊力を失う

愚かだな

心底 愚かだ

(花梨)あーあ

だから言ったのに

お姉ちゃんのせいだよ

(柚子)玲夜!

呪われた愚かな あやかし

それが 俺たちだ

お前と俺が 同じ?

黙れ…

呪いのせいにすれば楽か

(瑶太)黙れ! (殴る音)

(荒い息)

運命など 自らの意志で つかむことができる

お前は!

それをしなかっただけだ

黙れ

玲夜!

瑶太! やって!

やめて

これ以上 玲夜を傷つけないで!

柚子…

(花梨)瑶太

(瑶太)ううっ…

(花梨)瑶太! 瑶太!

(撫子)そこまでじゃ!

若 このたびは すまなかった

- この愚か者は 自らの花嫁に乞 - こ - われ

若たちに危害を加えた

間違いないな? 瑶太

はい…

瑶太 違う…

妖狐一族の当主として

この女おなごを花嫁とは認めぬ

二度と

瑶太には会わせぬ

(瑶太)責任は

俺が取ります

花梨

願いを

叶えてやれなくて…

ごめん

瑶太!

(すすり泣き)

(花梨)私…

幸せになりたかった だけなのに

お願いがあります

すぐじゃなくて いいです

でも いつか

ふたりを許してあげてください

ふたりが心の底から 思い合ってるのは

本当だから

花嫁とは

それほどに尊いものか

そなたは

鬼の花嫁に ふさわしい

(玲夜)忘れられないか? ご家族のこと

忘れちゃいけないものだって 思うから

ちゃんと持ってる

強いな 柚子は

過去のこれまでの全部 含めて 私だから

愛してる

柚子の どんな痛みも 悲しみも 寂しさも…

すべて

愛していく

私…

玲夜の花嫁になりたい

私を あなたの花嫁に してください

共に並び

この先の道を歩いていこう

(2人の笑い声)

♪「Waltz for Lily」 by King & Prince

♪ もう泣かないで

♪ もう泣かないで…

♪ You're my only bloom, never let go

♪ ひとりぼっちで

♪ ただ凛と咲いていた

♪ 摘まれてしまわぬように

♪ そっと包もう

♪ 会えばすぐにわかった

♪ その通りだって思った

♪ 涙の向こう側で

♪ 君が瞬く

♪ 月明かりに揺れた

♪ 優しさに溶けた

♪ ふたつのシルエット

♪ Your love makes me bloom

♪ My heart is true

♪ その瞳で… 僕を見つめて

♪ たった一輪の花

♪ 結んでひらいて

♪ ふたり ぬくもりを

♪ 守るよ ずっと…

♪ いつか雨も上がり

♪ 歩いてゆけるはずだから

♪ (Love lights the way, ah)

♪ 君が咲いてる世界で

♪ 僕は… 君といられる

♪ ねえ ずっと… ふたりで

♪ 痛みも過去も

♪ 優しくほどけてゆく

♪ たくさんの初めてが

♪ こんなにも愛しい

♪ 想いを重ねた

♪ ひとつ傘の下

♪ My love makes you bloom

♪ Your heart is true

♪ その瞳を… 僕に委ねて

♪ たった一輪の花

♪ 結んでひらいて

♪ ふたり ぬくもりを

♪ 守るよ ずっと…

♪ 風薫る日も 枯葉舞う日も

♪ いつも寄り添いあって

♪ 巡る季節を 愛で繋ごう

♪ 朱あかに揺れる

♪ 花びら導く…

♪ この運命キセキを

♪ 君と手を取り合いゆこう

♪ たった一輪の花

♪ 結んでひらいて

♪ ふたり ぬくもりを

♪ 守るよ ずっと…

♪ いつか雨も上がり

♪ 歩いてゆけるはずだから

♪ (Love lights the way, ah)

♪ 君が咲いてる世界で

♪ 僕は… 君といられる

♪ そう いつだって愛に触れて

♪ ねえ ずっと… ふたりで

~♪

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