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Original subtitles

新しく 日の出鉛筆の社長を やることになりました 。

「 人を見る 」 と書いて 人見➡

人見 廉です 。 人見君… 。

嘘だろ…? ( 森谷 ) 何で…?

ワ~オ 。 ( 平田 ) は~?

では 人見社長 ここに承認印を押してください 。

はい… 。

次は こちらに 。

はい 。

こちらにも お願いします 。

何枚あるんすか 。 社長決裁の案件は➡

まだ このくらい あります 。

こんなに !?

決裁するのが 社長の仕事です 。

それでは ただ今より➡

社長と新入社員の皆さまとの 懇親会を 開催いたします 。

( 社員 ) 社長! よろしくお願いいたします!

( 一同 ) よろしくお願いします! ホホホホ… 。

あっ もっと ざっくばらんに いきましょ?

ねっ? あっ 座って 座って 。 社長➡

そうは いきません 。 ➡

それでは 社長に質問がある方?

( 社員たち ) はい!

( 相沢 ) おっ ついに社長編?

何か いまいち 進まないんすよねえ… 。

まあ 目の前に いないですからね 。 ( 森谷 ) それも そうなんだけど… 。

想像できないからね? 社長やってるところが 。

まあ でも 向いてないだろうなあ 。

実際 全然 向いてなさそうだった 。

みんな 全然 手 動いてないですよ?

仕事 仕事! すいません… 。

( ウジン ) それは そうなんですけど… 。

いなくなった人間のことばっかり 考えてても しょうがないでしょ?

そんなことより 目の前の仕事に集中しないと 。

真野ちゃん さみしくないの?

何で さみしいんですか?

突然 来た人が 突然 いなくなった だけじゃないですか 。

私たちの仕事は 何にも変わってません 。

冷てえな~ 。 部長!

はい 。 子育て支援策の➡

リーフレットのラフが 総務から上がってきたんですけど 。

( 平田 ) あっ ありがとう 。 お願いします 。

( 片瀬 ) この後の予定ですが 16 時から 支社長との リモート 会議➡

17 時より シャインマスカット君の デザイン選考会➡

18 時 40 分より 移動して 19 時から 会食となっています 。

あっ すいません 。 ちょっと 止めてください 。

どうしました?

いや こないだの新入社員の子… 。

( 片瀬 ) 社長 取材の時間が迫っています 。

でも 泣いてるから… 。 ちょっと 俺 話してきます 。

社長 あなたは 人事部ではなく 経営者です 。

困っている誰か一人を助けるより 大勢を見てください 。

ああ… 。

( 車の走行音 )

( シャッター音 )

(カメラマン) OKです 。 ありがとうございます 。

( 記者 ) ありがとうございました 。 ありがとうございました 。

( 記者 ) それでは 失礼します 。 はい 。

ありがとうございました 。 ( 記者 ) ありがとうございました 。

( ドアの開く音 )

( ドアの閉まる音 )

片瀬さん 。 ( 片瀬 ) はい 。

近々 ち ょっ と お願いしたいことが あるんすけど 。

( 片瀬 ) 何でしょう?

めっちゃ いいこと 思い付きました 。

( 男性 ) OKです 。 あざっす 。

じゃあ お願いします 。 ( 片瀬 ) かしこまりました 。

これ よろしくお願いします 。 はい 了解 。

(PC) ( 着信音 )

んっ? ( 須永 ) 何だ?

(PC)え~ 皆さん お疲れさまです 。 社長の 人見 廉です 。 ➡

今日は 皆さんに お知らせしたいことがあって➡

こうして しゃべってます 。 そう 。 ➡

お知らせというのがですね え~っと…➡

社長 辞めます!

えっ !? ( 堀 ) 早速?

もう 投げ出すのかよ… 。

やっぱり 俺は 社長とか➡

誰かの上に立って 誰かに動いてもらうのって➡

向いてないなあと思って 。 ですよね 。

で やっぱ 社長は➡

やりたい人 向いてる人が やった方がいいんじゃないかな➡

って思ったんすよ 。 当たり前だろ 。

でも 俺 正直 誰が向いてるとか 分かんないし➡

かといって 適当に決めるわけにも いかないじゃないっすか 。

いや 適当には決めないでよ… 。

なんで 選挙しません?

はあ !? ( 富樫 ) 選挙 !?

「 われこそは社長だ! 」 という人を 誰でも立候補してもらって➡

それで 社員全員で投票して 決めれば よくないっすか?

ハハハハハ…!

また むちゃくちゃなことして… 。

(PC)ということで 立候補者 募集します!➡

まあ 詳しいことは 詳しい人に 決めてもらうとして…➡

次の 日の出鉛筆社長は… 。

(PC) ( 指を鳴らす音 ) (PC)君だ!

[彼の名前は 人見 廉]

[これは 彼が 会社と そこで働く人々を➡

少しだけ変えていく 物語である]

まさか ホントに選挙になるとは… 。

社長の一声だからね 。

( 富樫 ) 誰か止めるかと 思ってましたけど… 。

自分が なれるかもしれないんなら 役員たちも反対しないんじ ゃ ない?

そのおかげで いろんな人が 立候補できたわけですし 。

( 須永 ) みんな 青くさいんだよなあ… 。 ➡

バカ正直に 社長選挙なんか出て 。

一番 出そうな人が… 。 ( 須永 ) あ~… 。

出馬して負けたら 敵同士だろ?

それよりも 勝った誰かの下に付いて➡

確実な部長職!

これが サラリーマンの戦い方だ 。

( 堀 ) 立候補って そういう考えで するもんじゃないと思うけど 。

( 森谷 ) でも まさか 平田部長も候補になるとは➡

思わなかったっすよねえ 。

本当に 私は 全然 狙っているわけではないので 。

まあまあ 推薦してくれる声が あったわけですから 。

噂だと 子育て世代の女性社員が プッシュしたみたいよ?

いや でも 私は 今日の演説は 里井常務を推すつもりです 。

応援演説をするくらいの つもりですから… 。

お互い 正々堂々 頑張りましょう 。

いや ですから ホントに➡

私じゃないんです 。 ( 里井 ) ハハハハ… 。

で 今 人見は どこにいるんだ?

( 富樫 ・ 相沢 ) ああ… 。 ( 須永 ) 社長挨拶 あるんだろ?➡

段取りを打ち合わせないとだろ 。 ( 相沢 ) 確かに 。

打ち合わせ できなかったら 取りあえず 須永さんには➡

プログラムのとおりに 進行してもらうとして… 。

( 須永 ) おいおいおい 。 ぐだぐだにな っ たら どうすんだよ 。

まあ… 。 ( 須永 ) 司会の俺のメンツが➡

丸つぶれだよ 。 ( 富樫 ) そこですか 。

( 須永 ・ 富樫 ) えっ? その大注目の社長さまは➡

どこで 何やってるんだか… 。 ( 相沢 ) んっ?

あっ 人見さんですか? ( 相沢 ) うん 。

さっき 擦れ違いましたよ? ( 一同 ) えっ?

スピーチの練習するとか言って 。 ( 須永 ) おいおい おいおい 。

今日まで 皆さまの… 。

( ウジン ) でも 時間までには 戻 っ てくる っ て 言 っ てましたけど 。

けっ… あっ 経営の… 経営の… 。

チッ 。 何だっけ?

あっ 「 経営の任に 当たってまいりました 」 だ… 。

ハァ… 。

《えっ これって 自分の言葉で しゃべっちゃいけないんすか?》

⚟ ( 石郡 ) 《それは駄目です》

《石郡さん…》

《退任を表明されたとはいえ あなたは まだ社長です》

《挨拶の内容が 特定の候補を 利することないよう➡

われわれ選挙管理委員で精査した 文言となっております》

《でも 何か 読み上げるのって 微妙じゃないっすか?》

( 石郡 ) 《読み上げるか 暗記するかは お好きな方を》➡

《いずれにせよ 内容を変えないように》

( 唇を鳴らす音 )

今日まで 皆さまの ご指導ご鞭撻の下➡

経営の任に 当たってまいりましたが… 。

あ~! 全然 覚えらんない もう!

おっ…?

あっ… 。

あの 大丈夫っすか?

あっ はい 。 全然… 。

って 社長 !? あ~ いや… 。

すいません 。 大丈夫なんで 。 失礼しました 。 仕事 戻ります 。

あっ… 忘れ物! スマホ!

あっ すいません… 。

あっ!

分かるよ~ 。 で 縫いぐるみの方➡

携帯に付けてるのは だいぶ 好きな人だもん 。

( 茅原 ) やっぱ 一番 手にする物なんで 。 ➡

だから あさきゆめみ先生が 植木さんの シルキーボールライト の➡

ポスター描いてるのとか 個人的に めっちゃ うれしくて 。

いや めっちゃ熱いよね~ 。

ちょうどさ その商品の企画 つくってるときに➡

植木さんと 結構 会っててさ➡

何か その 企画書? 見してもらったときに… 。

どうした どうした?

あっ… すいません… 。

私なんかが 何 言ってるんだろう って思って… 。

何で? いいじゃん 。

何か あった? 俺で よかったら 愚痴とか聞くよ 。

別に… 。 こないだも泣いてたじゃん 。

あっ ごめん 。 たまたま 見掛けちゃってさ 。

ここ最近 何か 目の前までは行けるんですけど➡

会社に行けなくて… 。

別に パワハラとか いじめとか そういうんじゃないんです 。

周りの先輩も みんな いい人で 。

文房具が好きで 会社も好きで…➡

だから 何で 自分が行けないのかとか➡

意味 分かんなくて… 。

人見社長には 分からないですよね 。

こんな 甘ったれた考え 。

正直 分かんない… 。

でも つらそうってのは分かるよ 。

OK 。 取りあえずさ➡

ここに いても 始まんないじゃん?

会社に行けってことですか?

ううん 。 一緒にサボんない?

えっ?

( ざわめき )

え~ 皆さま➡

本日の立会演説会の 開始の時間となりましたが…➡

大変 申し訳ございません 。 今しばらく お待ちください 。

(携帯電話) ( 呼び出し音 )

まだ 来てないの? ( 森谷 ) うん… 。

えっ? ていうか 連絡も… 。

えっ !?

会場 結構 ざわついてんぞ? はい 。

時間も 結構 過ぎてるぞ 。 ん~ 分かってます 。

いや もう これは 始めるしかないですね 。

えっ 人見君は? 社長の挨拶は パスで 。

( 須永 ) 分かった 。

( 石郡 ) それは駄目です 。 ( 森谷 ) 石郡さん 。

だって 来てないんだから しょうがないじゃないですか!

でしたら 始められない というだけの話です 。

だって 今日は 立候補者のための日ですよね?

社長の挨拶が なくったって 目的は果たせるじゃないですか 。

「 社長挨拶 」 は 本日のプログラムに 記載されています 。 ➡

それを なし崩し的に省略するのは➡

この 選挙管理委員の長を 預かる者として➡

看過することは できません 。

え~… 。 (無線機)須永さん 開始 待ってください 。

えっ?

ですが 規約には➡

「 業務のスケジュールに応じて その順番を➡

変更することができる 」 と あります 。 ➡

これを拡大解釈すれば➡

「 社長挨拶 」 も また その順番を変えることは➡

可能です 。 ( 森谷 ・ 相沢 ) んっ?

後回しにしてもいい ってことですか?

そういうことです 。

じゃ もっと早く 言ってください!

( 石郡 ) なので 演説会が終わるまでに➡

必ず 人見社長に挨拶させてください 。 ➡

それが条件です 。

須永さん やっぱり このまま始めます 。

いいのかよ !? (無線機)その代わり➡

社長の挨拶は 終わるまでの どこかで 入ります 。

どっかって… 。 なので スタッフの皆さん➡

どうにかして 人見社長を見つけて 連れてきてください 。

( 森谷 ) 私も 外 見てきます 。 ありがとう 。

え~ 皆さま 大変 長らく お待たせいたしました 。

ただ今より 日の出鉛筆株式会社➡

第1回 社長選挙 立会演説会を 始めさせていただきます 。 ➡

ハハ 。 申し遅れました… 。 どこで 何してんのよ あいつは… 。

よ~し 。 ( ボールの出る音 )

お~! ホホホホ…!

よっしゃ~! ハハハ! あっ 茅原さんも ほらほら ほらほら… 。

茅原さんも はいはい はいはい… 。

はいはいはい 。 はい 。 はいはい はいはい 。

いけるかな… 。 頑張って 頑張って 。

いくよ? スタートするよ? ほい 。

あっ! ハハハハ…!

いい… 。 あっ 惜しい 。 惜しい 惜しい 惜しい!

もうちょっと もうちょっと 。 うん 。 頑張って 。

社長挨拶は 後のお楽しみと させていただきまして➡

早速 候補者の方のお話を伺います 。

それでは 最初の候補者 市川常務 お願いいたします 。

( 市川 ) 皆さま 私は このたび➡

日の出鉛筆株式会社の社長に 立候補させていただきました 。

順番を変えたい?

はい 。 あの さっき 夫から ぎっくり腰で➡

子供 迎えに行けなくなったって 連絡が来て…➡

そうなると 今の順番だと お迎え 間に合わないので… 。

なるほど… 。

子育てしながら こんなの立候補するのが➡

おかしいのかも しれないんですが… 。

そんなことありません 。 何とか 調整してみます 。

ありがとうございます!

なるほどですね… 。

帰山さんは 子育てしてる 社員のために 立候補したの 。

それを 子育てのために 諦めなきゃいけないのは➡

おかしいと思う 。 だから 協力してあげたくて… 。

分かりました 。 じゃあ 次の次の人に相談してみましょう 。

⚟今の会社に必要なのは➡

地に足の着いた 安定と継続の経営だと… 。

お断りします 。 緑川さん…!

社長選挙に立候補している 人間が➡

他の候補者に情けをかけると お思いですか?

否~!

否?

僕は 敵に塩を送るつもりは 毛頭ございません 。

でも それじゃ 帰山さんが演説する機会が➡

なくなっちゃうんですよ? ( 緑川 ) 残念ですが➡

僕にとっては ライバルが 1人 減るというだけの話です 。

ちょっと それは ひどくない… 。 ( 緑川 ) 失礼 。

スタンバイがあるので 。

生産管理部の 緑川 亮輔です 。

何なの あの人! ああいう人なんで 。

俺 代わりましょうか? えっ?

俺 4番手の 見城 竜太っす 。

緑川さんの次なんで 。 時間的に 間に合えば 。

ホントですか? ( 帰山 ) ありがとうございます!

お安いご用っすよ 。

よろしくお願いします 。 お願いします 。

それに…➡

人見さんだったら そうするでしょ?

人見君と お知り合いですか?

人見さんは 俺にとっては 憧れの人でした 。

社内カラオケ大会で マーケティング部の2人を➡

呼び込んだところ… 見てました 。

なるほど 。 あっ とにかく ありがとうございます 。

じゃあ 見城さん 帰山さん そういうことで 。

( 帰山 ) はい ありがとうございます!

( 見城 ) 俺は 人見さんの意志を 継ぎますから!➡

清き一票を お願いします! え~ こちら 真野です 。

須永さん 4番目の見城さんと 6番目の帰山さん➡

順番が入れ替わります 。 お願いします 。

分かった 。

お~! いいじゃん!

あっ でも 次は 叫びながら やってみ?

叫ぶんですか? 感情のままに 大声で➡

「 ふざけんな~! 」 とか 。 フフ 。

あっ ヘヘ… 。 さ~せん 。 すいません 。

( 話し声 )

社長になって やりたいことは➡

決して ドラマチックなことでは ありません 。

けれど 社員が… 。

( 町村 ) おい 。 もう 15 分ぐらい 押してるぞ?

あっ すみません 。 社長が行方不明だったもので… 。

このままじゃ まずいんだ… 。 順番 変えてくれないか?

えっ? ( 町村 ) 5時半になったら➡

ラグビーの日本代表戦が 始まっちゃうんだよ 。

町村常務 それは我慢して… 。

いや 勘違いするなよ 。

私が見たくて 早くしろって 言ってんじゃないんだよ 。

うちの ラグビー好きの社員たちが➡

社内で 観賞会を開くんだよ 。 ( 須永 ) はあ… 。

( 町村 ) 小笠原社長派だった社員たちだ 。

私にとっちゃ 大きな票田じゃないか 。

そいつらに 私の演説を 聞かせられなかったら➡

これ もう 意味ないじゃないか!

そう おっしゃられましても… 。

とにかく 何とか 順番 変えてくれ 。

いいな? ( 須永 ) かしこまりました… 。

何で OKしちゃったんですか !?

だって 順番の変更は いいんだろ?

誰か かわる相手 いるんですか?

それは 分からないけれど… 。

もう…!

いいっすよ 。 たびたび すいません!

だって 人見さんなら そうするでしょ?

ハハ 。 フフ… 。

( 帰山 ) 私は考えました 。 ➡

「 日の出鉛筆らしさ 」 とは 何なのだろうと 。

そして 気付きました 。 それは… 。

真野さん 。 ( 帰山 ) 人を大切にすることです 。

ちょっと 面倒なことに… 。 今度は 何?

同期から聞いたんですけど➡

何番目でしたっけ? 見城さんって人 。

4番目から 6番目から 7番目に かわってくれた人ね?

何か 演説で ラ ッ プやろうとしてる って聞いたんですけど 。

ラップ !?

まあ どう演説するかは 本人の自由だけど… 。

いや 誰か サクラ仕込んで 乱入させて➡

ラップバトルやるって 。 はあ !?

( ウジン ) 瀬沼さんと海藤さんみたいな 。

( 海藤 ) 《ちょっと待て!》 ( 瀬沼 ) 《♬ 「 新人を… 」 》

( 海藤 ) 《勝手なことばっかり 言うな!》

( 瀬沼 ) 《もっと 俺たちと向き合ってくれよ!》

ハァ… 。 どこを まねしようとしてんのよ… 。

駄目なんですか? フリースタイルバトル 。

当たり前じゃないですか 。 だって カラオケ大会のときは… 。

選挙演説と カラオケ 大会は 別です! ていうか カラオケのときも➡

ルール違反は ルール違反なんですけど 。

ちょっと待ってくださいよ 。

あれ やっちゃ 駄目なんて 誰も言ってなかったですよ?

あれをやるなんて 誰も思わないから…!

あれ やるのが 禁止って 言われると…➡

正直 順番の変更とかは 難しいっすよね… 。

えっ? ちょっと待ってくれ 。 それは困る 。

町村常務… 。 だから➡

彼に ラップバトルを やらせてやってくれ 。

俺に ラップバトルやらせてください!

もう…!

( 茅原 ) 私って 何もできないんだな って思いました… 。

そっか… 。

( 茅原 ) まだ研修で 周りも 私と同じ 新人のはずなのに➡

何で 私だけ駄目なんだろうって 。

( 茅原 ) 企画書 書いても➡

グループワークで ディスカッションしても➡

先輩とのコミュ力も…➡

みんなは できるのに 私だけ できなくて➡

どんどん 置いてかれてる気がして… 。

もう 無理かもなって… 。

新入社員研修 向いてないくらいで 決めなくても いいんじゃない?

( 茅原 ) それだけじゃないんです… 。

( 茅原 ) こないだ 若手を対象にした➡

企画募集が あったじゃないですか 。 ➡

誰でも出していいやつ 。 あ~ ハハ… 。

それの説明会 行ってみたんです 。 ➡

そしたら 終わった後に➡

参加者の みんなで 話す みたいになって 。

《茅原さんは?》

《私は…》

( 茅原 ) 私だけ 何も言えなくて…➡

いよいよ もう 駄目じゃんって 。 ➡

自分が ホントに やりたい 分野のはずなのに➡

私 何も言えなくて➡

何も思い付かなくて 。

そしたら もう どうしたらいいか 分かんなくなって… 。

( 見城 ) ♬ 「 俺は見城 できる勉強 」 ➡

♬ 「 運転免許も 持ってる 」

♬ 「 すごい優秀 大好き牛乳 」

♬ 「 見城社長で 会社は成長 」 ( ウジン ) あ~あ… 。

何やってんだか… 。

キモ 。 人見君のパクリじゃないっすか… 。

てことは この後… 。

♬ 「 マイ ヒーロー 人見さんに ビッグ リスペクト 」

( 社員 ) ♬ 「 本当に できるか 半信半疑 」

♬ 「 実績 出せよ パンチライン 」 ( 堀 ) やっぱり… 。

( 社員 ) ♬ 「 もしや 俺だけの 勘違い 」

♬ 「 こいつのオーラ 段違い 」 ( 石郡 ) 確保 。

( 社員 ) ♬ 「 マジで がちな お前を見たい 」

( 社員 ) 見城さん… 。 ( 見城 ) 何すんですか 。

行きましょ 行きましょ!

言論の自由を奪うな!

人見さんだって 似たようなこと やってたじゃないですか!

あれは 色々と違うから… 。

俺と人見さんの 何が違うんですか?

人を見てるかどうか! どういう意味っすか?

俺だって 見てる… 見てる!

ほら こうやって… 。 ( 社員 ) はいはい 行きますよ!

人見さんに言ってやる!

( 社員 ) 話は 向こうで聞くから! 人見君のは違うから 。

はい 。 ありがとうございます 。

ん~ よいしょ 。

乾杯~ 。

か~ 。

あっ 今さ これ入れてるときに コンビニの店員さんが➡

あの コーヒーの機械に 豆 補充してたんだけど… 。

はい 。 あの機械 あんなに➡

コーヒー豆のごみ 出んだね 。 あっ めっちゃ出ますよ 。

私 大学生のとき 駅ナカのカフェで➡

バイトしてたんですけど 捨てるとき いつも思ってました 。

これ 何か もったいないな~って 。 だよね 。

もちろん もう 味は出ないんですけどね 。

あれ 何かに使えないのかね?

木くずみたいだから それこそ 鉛筆とかは?➡

って思いましたけど 。 茅原さん… 。

あっ いや 冗談ですけどね 。 えっ それ めっちゃ良くない?

えっ? 新しい企画の アイデア あんじゃん!

いやいや いやいや 。 こんなの アイデアでも何でもないんで… 。

そんなことないって!

あの ほら あの あれ BCGってやつ?

SDGsですか?

そう! そういうのにも はまりそうじゃない?

いや~ でも ただの鉛筆の案だし… 。

いやいやいや うち 鉛筆の会社だからね 。

いや そうですけど➡

技術的に できるかとか 分かんないですし➡

採算とか需要とか そういうのも 全然 分かんないし… 。

そんなん 詳しい人に聞きゃいいじゃん!

詳しい人? 会社でしょ? もう➡

そこら中 うじゃうじゃ いるよ 。

はあ… 。

めっちゃ いいこと 思い付いた… 。

( 大曲 ) 私は これまで ずっと 物づくりの現場に立ってきました 。

( 森谷 ) ハァ ハァ… 。 ( 堀 ) どうだった?

(無線機) ( 須永 ) おい 。 人見は まだか? まだ 見つかりません… 。

このままじゃ プログラム 全部 消化しちゃうぞ?

これ もし 最後まで 戻ってこなかったら どうなんの?

ああ… 。 ( 石郡 ) その場合➡

この立会演説会は 無効です 。

えっ? ( 森谷 ) 無効っていうと…?

みんな しゃべるだけ しゃべっちゃってますけど… 。

仕切り直しです 。 ( 一同 ) え~?

また やるんですか? 変ですよ!

変です 。 なので 一刻も早く 人見社長を 。

(無線機) ( 富樫 ) すいません 。 人見君の目撃情報が入りました 。

( 相沢 ) 目撃情報 !? ( 森谷 ) 指名手配犯みたいに… 。

富樫さん どこで目撃されたんですか?

警備員さんが 裏口付近で➡

誰かと一緒にいるところを 見たって… 。

それで 今は?

姿 確認できず 。 ( 森谷 ) UMAじゃないんだから 。

UMAって 何? ( 森谷 ) あっ 未確認生物です 。

あ~ 。 分かりました 。

相沢さん ここ お願いします 。 ( 相沢 ) 私 !?

で 堀さん 森谷ちゃん あと 動ける方➡

外回りで 人見社長を捜索! 分かりました 。

(無線機) ( ウジン ) はい 。 (無線機) ( 富樫 ) 了解 。

♬~

いや やっぱり 無理です… 。

あ~ いや そこを何とか 。 ねっ 。

今日も 会社 休んじゃったし どういう顔して行けばいいか… 。

どうしても 会わせたい人が いて… 。

⚟人見君 !?

真野さん 森谷さん… 。 やっと 見つけた… 。

何やってんの? 早く 演説会 行くよ !?

すいません 。 今 ちょっと 話 聞いてて… 。

話? はい 。 あの 茅原さんが➡

何か めっちゃ つらそうだったから… 。

いいですよ 私は もう 。 大丈夫ですから… 。

いやいや そんなことないじゃん なかったじゃん 。

事情は分からないけどさあ… 。

人見君 今 向こう行かないと まずいかも… 。

ちょっとだけ 待ってください 。 待てないよ!

一応 まだ社長でしょ? そうですけど 。

社長選挙だって 人見君が言いだしたことでしょ?

いや でも… 。 だったら もっと➡

やるべき仕事があるでしょ? ないですよ!

人の気持ちより大事な 仕事なんて!

《ないです! 真野さんの気持ちより➡

大事なものなんて ないんですよ!》

選挙も大事かもしんないっすけど 困ってる人の相談に乗るのが➡

俺たちの仕事なんじゃ ないんですか?

( 森谷 ) ん~… そうかもしれないけど… 。

分かった 。

大事なことなのね?

はい 。

じゃあ 早く終わらせて 会場に向かうように 。

了解しました 。

で 今 どんな 「 め っ ち ゃ いいこと 」 思い付いてんの?

新しく 日の出鉛筆の社長を やることになりました 。

[こんにちは! 人見 廉です!]

[このたび オガっさん… じゃなくて➡

小笠原社長の後を継いで 日の出鉛筆の社長になりました]

[が やっぱ 俺 社長とか 全然 向いてないんすよねえ]

あなたは 人事部ではなく 経営者です 。 ➡

困っている誰か一人を助けるより 大勢を見てください 。

[なので やっぱ 社長は辞めることにしまして…]

(PC)社長 辞めます! えっ !?

早速? ( 須永 ) もう 投げ出すのかよ… 。

[次の社長は 選挙で決めることにしました]

(PC)次の 日の出鉛筆社長は… 。

(PC) ( 指を鳴らす音 ) (PC)君だ!

[まさかと思いましたけど ホントに 社長選挙が開催されて➡

立会演説会の当日です]

( 堀 ) [人見君が 社長になったおかげで➡

いろんな人が立候補してるねえ]

( ウジン ) [ハードルが 下がったんですかね]

( 森谷 ) [まさか 平田部長まで 出るとは思いませんでしたけど]

私は 今日の演説は 里井常務を推すつもりです 。

お互い 正々堂々 頑張りましょう 。

( 須永 ) [そんな演説会を 私 須永は 華麗に さばきます]

( 富樫 ) [って なれば よかったんですけど…]

( 相沢 ) [社長挨拶をする予定の 人見君が いません!]

[もう 何やってんのよ あいつは…]

[いや 俺 茅原さんっていう 新入社員の人 見つけちゃって]

あっ… 。 [自信がなくて 会社に行けない➡

って悩んでて これは 話 聞いてあげなきゃって思って]

一緒にサボんない? えっ?

[一方 こちらは 人見君待ちで 遅れた影響が➡

どんどん出始めてます]

4番目の見城さんと 6番目の帰山さん➡

順番が入れ替わります 。 お願いします 。

( 堀 ) [様々な事情を抱えた候補者が➡

お願い事をしてきたり…]

( ウジン ) [人見さんに憧れた候補者が➡

変なことをしようとしたり…] ( 石郡 ) 確保 。

人見さんだって 似たようなこと やってたじゃないですか!

あれは 色々と違うから… 。

俺と人見さんの 何が違うんですか?

人を見てるかどうか!

[でも 茅原さんの悩みも ほっとけないじゃないっすか]

( 茅原 ) 私 何も言えなくて 何も思い付かなくて 。

そしたら もう どうしたらいいか 分かんなくなって… 。

[それに 実は 茅原さん➡

めっちゃ いいアイデア 持ってるんすよ]

茅原さん… 。 あっ いや 冗談ですけどね 。

えっ それ めっちゃ良くない? えっ?

[だから 気付かせてあげたくて…]

めっちゃ いいこと 思い付いた… 。

( 森谷 ) [果たして 人見君は 何をしようとしてるのか…]

( 須永 ) [ていうか 社長選挙の 演説会は どうなるのか?]

もっと やるべき仕事が あるでしょ?

ないですよ! 人の気持ちより大事な仕事なんて 。

大事なことなのね?

はい 。

で 今 どんな 「 め っ ち ゃ いいこと 」 思い付いてんの?

[最後まで気が気じゃない 解決編は この後 すぐ]

そうしたことを 一歩ずつ 整えながら➡

私が 日の出鉛筆の社長になった 暁には… 。

(無線機)こちら 真野です 。 ロビーで 人見君と合流しました 。

ホントか? ( 相沢 ) 間に合った… 。

どこで 何やってたの?

人を見てました 。

ああ… 。 ( 須永 ) あと➡

残り 部長と里井常務だけだから 急いで連れてきてくれ 。

すいません 。 まだ そっちには行けません 。

はっ? ( 相沢 )「 行けません 」 って!

なんで 今 動ける皆さんに お願いがあります 。

今から言う人たちを探し出して 居場所 教えてください 。

えっ? ( ウジン ) いいですけど… 。

何で また…?

了解 。

平田部長 。 ( 平田 ) はい?

時間いっぱいまで 演説していただけませんか?

え~? 私 そんな しゃべること ないわよ 。

里井常務 推薦して 終わろうと思ってたんだけど… 。

あと 部長と里井常務が しゃべったら 終わっちゃうんで➡

それまでに 人見君を 連れてこなきゃなんで… 。

えっ 急に そんなこと言わないで… 。

出番 次なんだから 。 ( 相沢 ) お願いします 。

えっ… 。 (携帯電話) ( 呼び出し音 )

もしもし?

ちょっと お願いしたいことが あるんだけど… 。

あの すいません 。

ちょっと お願いしたいことがあって 。

( 大曲 ) 日の出鉛筆おでんを 一緒に つつきましょう 。 ➡

どうぞ 皆さま 清き一票を 私… 。

目標 見つけました 。 ( 大曲 ) 大曲 俊哉に➡

よろしくお願いいたします! ご静聴 ありがとうございました!

( 須永 ) 大曲部長 ありがとうございました 。

それでは 次の候補者の演説に 参りたいと思います 。

お次は… 人事部 平田部長 お願いいたします!

( 平田 ) え~ 人事部長の 平田 美和です 。

このたびは 皆さんに推薦していただき➡

社長選挙に出ることになりました 。

あっ… 。

えっと… あ~ このたび 人見社長が遅れている件は➡

申し訳ありません 。

いや あっ 私が 社長の遅刻について➡

謝罪するというのは… 。 あっ 瀬沼さん 。

( 瀬沼 ) 人見さん… 。 あの ちょっとした マーケティング 部の➡

意見を聞きたいことがあって 。 ほう… 。

思えば 彼の思い付きで➡

とんでもないことをする 言動には➡

たびたび 困らされていました 。

へ~ 面白いっすね 。 ですよね!

( 瀬沼 ) ん~ まあ 一般の消費者に➡

大ヒットってのは 難しいと思うんで➡

どこにリーチするか っすよねえ… 。 ➡

SDGs的に そういう公的機関とか?

ですが それらは全て➡

誰かのためでした 。

はい 。 もう 急な話なので 。

お疲れさまです 。 ありがとうございます!

すいません 。 植木さん 今 出張中で… 。

(PC)あっ 人見君 。 お疲れさまで~す 。

あっ 企画部の植木さん… 。 ( 植木 ) 《口説いてきて》

《私の代わりに》 《南京錠に テープ…》

(PC)ごめん 。 私も講演会で 出番の直前だから 一瞬だけ 。

あっ いや すいません お忙しいときに 。

(PC) ( 植木 ) ざっくりしか聞いてないけど➡

その コーヒー豆で できたって 特徴を➡

もっと 生かした方がいいと思う 。 ➡

形とか あとは いっそ➡

コーヒーの香りを 消すんじゃなくて➡

前面に押し出すとか? お~ 。

さすが 企画部のエース… 。

( 平田 ) たぶん 今も 誰かのために 道草 食ってるんだと思います 。

お待たせしました~ 。

《ありがとうございます》

研究開発の観点で言うと➡

鉛筆の芯の硬さと➡

その コーヒーかすで できた 周りの部分の硬さの➡

バランスが 肝になりますかね 。

お~ なるほど… 。

( 平田 ) 普通に考えれば➡

無責任で 非常識で 社会人失格の行為ですけど➡

でも そんな彼のおかげで この会社は 確実に変わりました 。

どうっすか? 現場の意見からして 。

( 清川 ) うん 。 面白い企画だから➡

興味を持ってくれる店舗さんは いると思う 。

《よろしくお願いします》

SDGsなら 公共施設とか学校にも➡

提案しやすいし 。 よかったじゃないっすか 。

ありがとうございます… 。

( 平田 ) なので 彼は ここに いないんですけど➡

誰よりも役割を果たしていると 私は思います 。

鉛筆のプロ的に 何か➡

気になったりするところって あったりします?

コーヒーで作った鉛筆ですか 。

( 削る音 )

ぜひ 削ってみたいですね!

私は 波風を立てないで 生きてきた 人間で➡

おそらく ここにいる皆さんも 彼みたいに➡

自由に生きられる人ばかりでは ないでしょう?

ていうか ほとんどが そうじゃない人だと思います 。 ➡

でも 私は そんな珍しい彼が 起こしてくれた 変化に➡

乗っかれる人でありたい 。 せめて 邪魔をせずに➡

やらせてあげる人でありたいと 思ってます 。

そして わが日の出鉛筆も そんな会社であってほしいと➡

思ってます! だから ここで また 非常識なことをしている➡

彼のことも どうか… 。 ( 石郡 ) 時間です 。

はい 。 ( 平田 ) 見逃してあげてください!

あっ えっ えっと… 以上です 。

ご清聴 ありがとうございました 。 フフフ… 。

( 平田 ) ハァ… 。

素晴らしい演説でした 。 ( 平田 ) いいえ 。 あっ…!

すみません 。 引き伸ばしてたら 里井常務のこと 話しそびれた… 。

いいんです 。 ( 平田 ) いや… あ~ 。

( 須永 ) それでは 最後の立候補者となります 。

里井 嘉久常務 お願いします!

みんな めっちゃ食い付いてたね 。

はい… 。 皆さん すっごいです… 。

うっ… 。

それに比べて…➡

私は 何て 駄目なんだろう… 。

ええ… この流れで そうなる?

( 里井 ) 日の出鉛筆 常務取締役の 里井です 。

このたび 社長選挙に立候補いたしました 。

ですが 辞退することに決めました 。

えっ !?

里井常務? ( 里井 ) そして 私は➡

先ほど お話しされた 平田部長を 社長に推薦いたします 。

ちょっと待ってください…!

( 里井 ) 彼女のような人が リーダーとなって➡

若い社員と共に つくり上げていく➡

それが 日の出鉛筆の 新しい形だと思っております 。

里井常務 それ 逆です! 私が やろうとしてたこと… 。

皆さま➡

人事部長の 平田 美和さんに 清き一票を 。

ご清聴 ありがとうございました 。

終わった… 。

どういうことですか? ( 平田 ) 分かんない 。 突然… 。

プログラム 全部 終わ っ ち ゃっ たじ ゃ ないですか…!

あれは… 。 (携帯電話) ( バイブレーターの音 )

アドバイスをくれた皆さんが すごかっただけで… 。

私なんかが出すより 他の人が提案した方が➡

実現の可能性 高いじゃないですか 。

(携帯電話) ( バイブレーターの音 ) でも あれは 茅原さんが➡

思い付いたやつだから 。 (携帯電話) ( バイブレーターの音 )

あんなの 誰でも思い付きますし… 。

みんな 新鮮だったから 面白がってたんじゃない?

それに… 。 (携帯電話) ( バイブレーターの音 )

ごめん 。

もしもし? 人見君 そっち どうなってる?

あっ ごめんなさい 。 もうちょっと 待っててください 。

もう 待てないんだって 。 プログラム 全部 終わ っ ち ゃっ てて 。

あっ じゃあ あの 俺の挨拶なしで あの 締めちゃってください 。

(携帯電話)締められないんだってば…! あっ 茅原さん 待って!

あの そっち 任せました!

もしもし? 人見君? ちょっと !?

茅原さんなら大丈夫だから 自信 持ちなって!

どうやって持ったら いいんですか !?

学校でも うまくいかなくて➡

ようやく 好きな会社 入ったのに➡

そこでも 何にも できなくて➡

自信なんて 持ちようがないじゃないですか 。

私は駄目なんですよ… 。

他の人たちとは違うんです… 。

みんな 一緒だよ 。

さっき 教えてくれた人たちも➡

みんな 悩んでたり みんな 自信なかったり➡

みんな 訳 分かんなくなってた 人たちだったよ?

(携帯電話)そういうのを 乗り越えたり スルーしたり 解決した上で➡

ああいう仕事をしてるわけで 。

茅原さんと 何も変わんないよ 。

( ざわめき )

おい 。

プログラム 全部 終わ っ ち ゃっ たけど どうすりゃいい?

だから たぶん 茅原さんが かなわねえなって思ってる➡

同期の人とか 企画募集の人とか 同じぐらい 悩んでたり➡

同じぐらい しょうもなかったり… 。

(携帯電話)同じぐらい 面白い人たち… 。 ( 相沢 ) 終わるしかないですって 。

しかし 社長の挨拶が行われていません 。

( 相沢 ) でも… 。

人見君が しゃべらないと 終われないんですよね?

( 石郡 ) はい 。

今 結構 しゃべってます 。

えっ? もしかして… 。

俺さ 世界中 旅してたんだけど➡

色々 行った中で めっちゃ面白い所があって 。

会社っていう所なんだけど 。

同じメンツと 一緒に長いこと働くとか➡

こんなに大人数で 一緒に働く ってのが 俺 初めてでさ 。

(スピーカー)っだよ このルールとか➡

もう 何ていうの? この 契約っていうか➡

手続き めんどくせ~って 思いながら 働いてたんだけどさ➡

わりと 今じゃ そんな悪くないな って思うんだよね 。

まあ 年とか経験とか いろんなのが違う人がいるから➡

そういう人たちが こう 一緒に やってこうってなると… 。

(スピーカー)擦れ違いとか もめたり➡

敵同士みたいに なっちゃうときとかも➡

あると思うんだけど… 。

それでも たまに 一瞬だけでも➡

何か 俺ら 今 分かり合ってね? ってなると➡

めっちゃ うれしくて 。

(スピーカー)もちろん 分かり合えてない人とかも➡

いるんだよ 。 その… 。

こいつの ここ 何か 許せないっていうのも… 。

(スピーカー)そういう人も 中には いると思うんだけど➡

それでも… 。

存在を認めてくれる…➡

「 くれる 」 っていうのも おかしいんだけど…➡

心の広い人たちが… 。

(携帯電話)いるっていうのは➡

めっちゃ いいなって思う 。

まあ 茅原さん的に 今は➡

居心地 悪いなって 思ってるかもしれないんだけど➡

もし このルール 微妙だなとか… 。

(携帯電話)何か 仕組み 変えた方が よくね? って思うなら➡

声 上げて 変えちゃえばいいんだし 。

うちの会社ってさ そういうことができる場所だから 。

俺は 社長 辞めたし➡

ここだけの話 行かなきゃいけない所があって➡

そろそろ この会社 離れるんだけど 。

(スピーカー)それでも… 。

ここで働けて よかったし…➡

俺は この会社 大好き 。

(携帯電話)茅原さんにも… 。

会社 好きになれとは 言わないんだけど➡

一歩… もう一歩 踏み込んでほしい 。

差しで話すとさ➡

人も世界も そんなに悪くないよ?

って 俺は思う 。

(スピーカー)ごめん 。 めっちゃ語っちゃった 。 ➡

フフフ 。 ( 拍手 )

(携帯電話) ( 拍手 )

えっ !? おっ おっ… お~!

え~… ヤバい ヤバい… 。 つながっちゃってんの?

(スピーカー)これ 。 えっ? ( 一同の笑い声 )

以上 人見 廉社長の 挨拶でした 。

人見社長 ありがとうございました!

(携帯電話) ( 拍手 ) ヤバ~ 。

ヤベえ これ つながってんすか? これ 会場に 。

お~い 。 (携帯電話) ( 拍手 )

真野さんだ! 真野さん やったな!

( 一同の笑い声 ) (スピーカー)おっ… お~い 。

フフフ… 。

( 町村 ) それでは➡

こちらと こちらを 合体させるということで➡

いかがでしょうか? 平田社長 。

えっ ええ… はい 。 いいと思いますけど…➡

里井常務 いかがでしょう?

社長が決めることです 。

え~っと… 。

それと 平田社長 。 ( 平田 ) はい 。

そろそろ お時間です 。

はい 。

じゃあ 。

ホントに行っちゃうんだね… 。

さ~せん 俺 人気者なんで 。

にしても ウルグアイて 。

何か あの ホセさんから めっちゃ 連絡 来てて 。

誰 !? ダンスで仲良くなった➡

向こうの偉い人なんすけど➡

「 会社 変えてくれ 」 的な 。 ハハハハ… 。

お前は 世界中に 里井常務が いんのかよ… 。

でも 俺 ヨーロッパには あんま いないんすよ 。

他は いるんだ… 。

( 平田 ) よかった! 間に合った!

平田さ~ん! ハハ… 。

サトさん 。 ハハハ… 。 あ~ 人見君 寂しくなるな 。

すいません 何か ちょっとしか いれなくて… 。

いや もう だいぶ いろんなこと してくれたから 。

そうっすか?

向こうでも 体に気を付けて 頑張って 。

あざっす!

で 真野さんは?

ああ… 何か さっき 相談 受けてて 。

呼んだんですけど…➡

「 困ってる人の話 聞くのより 大事な仕事ないから! 」 って… 。

そうなの? いっ… いいの?

アハハ 。 いや~ 真野さんらしいっすよね 。

あっ ヤベッ! マジで そろそろ 行かなきゃっすわ 。

( 平田 ) あ~… 。 ( 堀 ) いってらっしゃい 。

元気でな 。 はい! ハハハハ… 。

ハハ… あざっす 。 ありがとね 。

はい 。 あざっす 。

ありがとうございました 。 ありがとう 。

( 堀 ・ 人見 ・ 相沢 ) イェ~イ 。

あっ 森谷さん?

これを言ったりすると 課長の心証っていうか➡

機嫌を損ねてしまいそうで… 。

大丈夫です 。 任せてください 。

そのための人事部ですから 。

ありがとうございます 。 じゃあ 詳しく➡

お伺いできたらと思うんですけど 。 あっ はい 。

⚟ ( ノック ) ごめんなさい 。

は~い 。

森谷ちゃん どうしたの? 代わります!

えっ? 真野さんは行かないと 。

いや でも… 。 私のことは いいんです 。

私のこと…?

あ~ 私のは… たっ 単なる キャ… キャラもえだったんで… 。

ごめん 。 どういうことか 分かんないんだけど 。

ウルグアイっすよ? 南米っすよ?➡

今 行かなかったら 絶対 後悔します!

ごめん 森谷ちゃん 。 ありがとう 。

( ドアの開く音 )

( ドアの閉まる音 )

( 森谷 ) すいません… 。 おっ… お待たせしました… 。

( 森谷の はなをすする音 )

では… お話 お伺いします… 。

あっ えっ… 大丈夫ですか…?

大丈夫じゃないかもです… 。

お話 お聞きしましょうか?

あっ… すっ… すいません… 。

( 一同の話し声 )

( 平田 ) あ~ 真野ちゃん!

あっ 気を付けてね! ( 須永 ) 行け!

まだ 間に合いますよ! ( 堀 ) いってらっしゃい!

人見君!

真野さん!

お~!

退職は もっと早めに言わなきゃ 駄目じゃん!

すいません… 。

さみしいわ!

俺もっす 。

元気でね?

( 肩をたたく音 ) はい 。 真野さんも 。

人見君… 。

社員証 着けっぱなし!

えっ? あっ ハハ 。

ホントだ 。

ねえ もう これ忘れたら 総務から➡

めち ゃ くち ゃ 怒られるんだからね !? えっ… とっ 取れない!

取れない 真野さん 。 えっ?

てか 時間 ヤバい! 時間! ちょっと待って 。

取って 取って…! 早く取って! ちょっと…!

早く! もう 間に合わないって 。 動かないでよ 。

待って 待って… 。 早く 真野さん! 取って!

部長 これ 頼まれてたデザインです 。

ありがと 。 置いといてもらっても いい?

了解です 。

真野ちゃん 無理すんなよ?

部長なら 俺が 代わってやっても いいんだよ 。

須永さんは 口 動かさないで 手 動かしてください!

あのね そういう 締め付け過ぎるチーム運営は➡

崩壊に つながるんだぞ?

このくらい 締め付けられないと 働かないでしょ 。

あっ! 何てこと言うんだ 。

それに 森谷だってサボってるじゃねえか 。

いや 私は もう 仕事中には 漫画 描きませんよ 。

そうですよ 。 森谷ちゃん もう プロなんだから 。

兼業ですけどね… 。 ( 須永 ) 描いてよ 。

真野ちゃん ちょっと いい? はい 。

こないだ 不祥事で処分があった 多部さんなんだけど… 。

はあ… 。 ( 須永 ) あっ 食い逃げの…!

( 堀 ) いや それが 冤罪なんじゃないかって… 。

はい !? ( 多部 ) すいません!➡

俺 ホントは やってないんです 。

私も あの店 よく使うけど➡

あそこで食い逃げは あり得ないと思う 。

ちょっと 詳しく 聞かせてもらっても いいですか?

どうぞ こちらへ 。

(ナレーター) [ある人は言う]

[ 「 人事部とは 旅人である 」 と]

( 外国語の会話 )

先日の懲戒委員会では どうして 認めたんですか?

すいません 。 話せば 長くなるんです 。

[これは 彼らが 身の回りの世界を…]

え~? これ どうしましょう?

社長が お決めになることです 。

[少しずつ変えていく 物語である]

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