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ありがとう。
まだまだ 小さすぎる。➡
優作の優しい言葉にも➡
こころは 素直に うなずけませんでした>
(みね子)お父ちゃん…。
帰ってこながったね。
東京に出稼ぎに行っている父 実が 正月に帰ってこなかったことで➡
みね子は 東京に出て働く決意を固めました。
頑張ろうね! 頑張ろうね!
(アナウンス)「上野~ 上野~」。
♬~
あっ あっ 連絡取り合おうね!
(三男)おう 分がった!
確認できました。 ありました 谷田部みね子さん。
はぁ~。
みね子は 東京に着きました>
♬「Pon pon pon…」
♬「愛の言葉をリル」
♬「シャイなハートがドキドキ」
♬「あの日観てた “サウンド・オブ・ミュージック”」
♬「瞼閉じれば蘇る」
♬「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♬「ずっと この胸に 抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♬「夜の酒場で Lonely」
♬「あの娘 今頃どうしてる?」
♬「さなぎは今、 蝶になって」
♬「きっと誰かの腕の中」
♬「若い広場 愉しドラマ」
♬「夢膨らむ 青い空」
♬「肩寄せ合い 声合わせて」
♬「希望に燃える 恋の歌」
みね子たちは 上野駅を出て➡
工場と寮のある 墨田区向島へと向かいました。
今日から みね子たちが 働き 暮らす 墨田区向島は➡
東京都の東部 桜の名所 隅田川を望む下町です。
お相撲さんがいますね。 近くに国技館がありますからね。
今は 東京スカイツリーが有名ですが➡
当時は 高い煙突が立ち並ぶ 工場の町で➡
集団就職者が 東京で一番多かった 地区といわれています。
さよなら。
就職列車で出会った 澄子ちゃんもいます。
一人 仲間が増えていますね。
実は 上野駅で…。
ごめんなさいね。 もう一人 違う列車で到着するの➡
つい忘れてて… ハハハ…。
アハハ…。 (愛子)えっと…。➡
あら? えっと…。
青森市立第二中学の兼平豊子なら 私ですけんど。
えっ? あっ! えっ?
はい そうです! ごめんなさい 待った?
はい かなり待ちました。
だよねえ ごめんね。
あれ? 一人? 工藤先生…。
探しに行ぎました。 誰を?
向島電機の永井愛子さんを。
あっ 私? あら どうしましょう!
ちょっと待っててね! ごめんなさい。
♬~
あの… よろしくね。
あ… 私は谷田部みね子。
で こっちが助川時子。 2人は茨城。
で この子が 福島の青天目澄子ちゃん。
お二人は 高校ですか?
うん。 (時子)そうだよ。
中学の3年の成績は いぐつでしたか?
ん?
4が多がったから 平均よりは上かな 私は。
私は あの 体育と実技科目は 得意なんだけど➡
それ以外は アヒルの行列 2ばっかしだった。 フフフ!
私は 体育以外は5でした。 えっ!?
なのに 高校には行かずに ここさ います。
あぁ… 何か すみません。
この子 何だか怖いです>
ごめんなさいね ごめんなさい! では 豊子さん お預かり致します。
ということで 仲間が一人 増えました。
(愛子)さっ 着いた。 ご苦労さま。➡
あれが あなたたちが働く工場。
そして その隣に➡
今日から あなたたちが暮らす 乙女寮があります。
私も一緒に住んでるのよ。 フフフ!
♬~
愛子さんも 乙女ですもんねえ。 ヘヘ…。
そう? じゃ 大丈夫かしら。
はい! エヘヘ!
(愛子)さっ 行きましょう。
時子… 知らん顔して。 もうちっと加わって。
(時子)あっ ごめん。
私 ほら 本来の目的あっから あまり こごに興味なくて。
もう… 分かっけど。
もうちょっと興味持ってよ 頼むがら。
分がった ごめん。
(豊子)何か あれですね。
えっ? (時子)どうした?
(豊子)何かさ 思ってた東京って 感じのところでねえですね。➡
職場も寮も 何だべ 聞いてたより ちちゃこいし 古いし➡
寮が こったにすぐ隣って 嫌でねえですか?
四六時中 管理されてるみてでさ。
どうなんですかね? これって。 労働環境として。
えっ? 労働環境?
そんなに悪い環境では ないんじゃない?
うん まぁ そうだね。 遅刻しなくて 便利だっぺ。
うん。 はぁ… そうですね。
「ダメだ この人は」と 思われてしまいました>
(時子)みね子!
♬「ルン ルルンルン ルン ルルンルン ルン ルルンルンルンルンルン」
♬「ルン ルルンルン ルン ルルンルン ルンルンルンルンルンルン」
♬「ぼくらは みんな生きている」
♬「生きているから歌うんだ」
♬「ぼくらは みんな生きている」
♬「生きているから悲しいんだ」
♬「手のひらを太陽に 透かしてみれば」
♬「まっかに流れる ぼくの血しお」
じゃ 一人ずつ 名前言おうか。
茨城県の奥茨城村から来ました 谷田部みね子です。
あの… 不器用で 私➡
ちゃんとできっか 心配なんですけど 頑張ります!
みね子と同じ 奥茨城から来ました 助川時子です。
将来の夢は 女優です。 (どよめき)
でも 仕事も しっかり頑張ります。
福島の いわきから来た 青天目澄子です。
あの… ぼや~っとしてで いっつも寝てんじゃねえって➡
どなられるんだげんども…。 (笑い声)
起きてます。
青森から来ました 兼平豊子です。
私は…。
私は 仕事の成績 1番を目指します。
(どよめき) (豊子)よろしくお願いします。
1番 私! (笑い声)
今日は歓迎会だからね 乙女寮で一番の人気メニュー カレーライス。
和夫さん お願いしま~す!
はいよ。 うめえぞ 今日のは特別。
肉盛りだくさんだ!
(歓声)
寮長 よろしくね 教えてあげて。 はい。
あっ じゃ 荷物は そご置いで。 で 並びましょう。
はい。 おいで。
寮長で あなただちの指導係もやる 秋葉幸子です。
よろしぐね 部屋も一緒だよ。
(2人)よろしくお願いします。
優しそうで すてきです>
優子。
で もう一人 一緒なのが…。
夏井優子です。 よろしくお願いします。
仲よくしましょうね。
(2人)よろしくお願いします。
さっ 並ぶべ 並ぶべ。
♬~
いただきます。
お代わりは 早い者勝ちの 売り切れ御免だからな。
はい。 (和夫)はい。➡
はい どうぞ。
♬~
じゃ 食べよう。 いただきます! (5人)いただきます。
♬~
う~ん! おいしい!
う~ん。
こんなうめぇもの 毎日 食えるんですか?
フフフ… カレーライスだば 毎週月曜日だ。
(澄子)わ~! (時子)ふ~ん。
それ 何ですか? これ マヨネーズ。
野菜に こうしてかけて食べるの。 へぇ…。
この容器のマヨネーズが発売されたのは 昭和33年。
それ以来 東京の一般家庭では よく使われるようになりました。
でも みね子たち 地方から来た人にとっては➡
まだまだ珍しかったようです。
うわ…。
何だ これ…。
うっ! うう~!
う~。
(幸子)アハハハ!
あ…。
そのうぢ 好きになるよ きっと。 本当ですかぁ?
私も 最初は なじめねがった。 私も。
(時子)へぇ。
うめぇ…。
おれが食べてたカレーは 何だったんでしょ…。
肉が…。
♬~
カレーライス おいしいです。➡
東京に来たんだなって➡
これから ここで生きていくんだな って思いました。➡
うちで作っていたカレーライスとは 全然違っていて➡
おいしいけど 何だか 急に うちが恋しくなって➡
ちよ子と進にも 食べさしてやりてえなって➡
思いました>
頑張れ。
♬~
おいしいね。
うん…。
おいしいね。
おいしいね… あれ?
(時子)あ…。
あ…。
(笑い声)
♬~
どこで どんな晩ごはんを 食べていますか?➡
そこは 私のいる所と近いですか?➡
みね子の東京での暮らしが 始まりました>
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