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(陽子) 私 もう決めたから。
あなたと離婚する。
凪は見たの。 (凪) いたいた。
えっ?
(陽子) 凪~!
この子さえいれば 大丈夫。
夫のいない完璧な世界を つくってみせる。
(昂太) ふざけるな!
子供も金も諦めろなんて こんな一方的な。
(陽子) 私が稼いだお金でしょ?
(昂太) 凪を育てたのは 俺だ。
(陽子) そう。
そっちが戦うつもりなら 仕方ない。
(昂太) 今度は何する気だ?
(陽子) 楽しみにしてて。
夫の隠し口座のコピーと 保険の書類です。
(神崎) 確認ですが 違法に集めた 証拠ではないですよね?
(陽子) ええ どうしてですか?
(神崎) もし 今 先生が 法に触れるようなことをしたら→
社会的信用の失墜 ということになります。
そうすると 親権に影響を及ぼしかねない。
ご主人が親権を主張し 徹底抗戦してくるとなれば→
こちらの弱みを 突いてくるでしょう。
隙を見せないためにも 慎重な行動を心がけてください。
(陽子) はい。
>> 書類は渡しましたか? (陽子) ええ。
でも あの様子だと破り捨ててるかも。
新しいものを準備しておきました。
内容は前回同様。
(陽子) ⟨「貴殿が陽子氏に 秘匿して開設した→
預金口座の金銭は 全額を陽子氏に支払うこと」⟩
⟨「貴殿が居住している 陽子氏所有の建物から→
離婚成立後 5日以内に 退去しなければならない」⟩
⟨「子どもとの 面会交流に関しては→
子の福祉を第一に考え 双方協議して決めること」⟩
(昂太) 一生 息子に会わせないつもりだよ!
クソ!
♪~
(峯田) おい… おい…。
(峯田) 芽衣。
(ドアが開く音)
(芽衣) 何してんの?
返してよ。
芽衣 薬は やめたはずだろ?
あんたのせいでしょ。
あんたさえいなきゃ 薬なんて。
そっか~。
お前 薬を餌に あの医者に使われてんのか。
違う… 関係ない。
♪~
何だよ その顔。
♪~
(理央) ねぇ 投資のことなら 私からも親に頼んでみる。
(昂太) こんな状態で 会長に 金の相談なんかできないよ。
とにかく 会社行ってくる。
(理央) それより ちゃんと離婚して。
(昂太) あんな条件 のめるか。
話し合ってからだ。
(理央) 子供のことは もう諦めてよ!
(昂太) そんな簡単に…。
(理央) この子は?
どうすんの?
(昂太) もちろん大事だよ。
(理央) だったら 私とお腹の子のことだけ考えて。
早く離婚してよ。
(昂太) 凪は 俺が育てた。
俺の子なんだよ。
大丈夫だから。
もう少しだけ待って。
(峯田) 真壁さ~ん。
ビンゴ。
あんた あの医者の旦那だろ? (昂太) え?
なるほどね。
(昂太) 一体 何なんだ?
あの医者が 俺の彼女使って あんたのこと 尾行させてた。
(昂太) え? (理央) 彼女って?
ハハっ 知ってんだろ?
家に上げて おしゃべりしてた…。
(ドアが開く音)
(鼻歌)
芽衣ちゃん ただいま~。
ごめんな~ 痛かったか?
うわぁ… 痛そう。
腹 減ったろ? パ~っと肉でも食いに行くか。
何したの?
別に。
あっ そうだ あのババア もう終わったな。
部屋の鍵どこだ? 合鍵ないと不便だろ。
♪~
(藤野) あ~ 陽子先生。 (陽子) お疲れさま。
院長に呼ばれたんだけど 院長室?
はい あの… 先生。
(佳奈子) 陽子。
(佳奈子) こっち来て。 (陽子) え?
>> いいから ちょっと。 (陽子) 何?
昨日のこと 聞いた。
2人で冷静に話し合った方が いいと思って。
もし何かあったら 呼んで。 (ドアを開ける音)
(昂太) ありがとな。
(陽子) ちょうどよかった。
サインして。
(昂太) 俺は出て行かない。
凪は 俺の息子だ。
(陽子) 往生際が悪い。
(昂太) 一方的過ぎるんだよ。 (陽子) じゃあ あなたがしたことは?
私の家を担保にお金を借りて→
凪の保険まで解約した。
それでも 一度は許そうと思った。
なのに あなたは そのチャンスを棒に振った。
(昂太) 頼むから 落ち着いて話し合おう。
(陽子) サインしないなら→
私の委任状を偽造した罪で訴える。
それが嫌なら さっさと出て行って。
(昂太) 俺の家でもある。 (陽子) 私の家よ!
(陽子) これも。
車も このジャケットも そのシャツも→
全部 私が買った。
(昂太) 財産は夫婦の共有物のはずだ。
もちろん 凪も渡さない。
(陽子 携帯電話を投げつけた音)
📱(振動音)
(陽子) 出なさいよ。 📱(振動音)
📱(振動音)
(走る音) 📱(振動音)
(佳奈子) 院長! 院長…。 (高梨) 分かった 分かったから。
(高梨) 陽子先生 一体どういうことですか?
聞きましたよ 薬を処方する代わりに→
患者にご主人の尾行をさせた っていうのは これ事実ですか?
それに 患者の恋人にケガをさせて 脅迫したって→
あの苦情は 事実だったんですか?
(陽子) 患者を守るための正当防衛です。
まともな医者なら そうします。
(昂太) 患者に尾行させるのが まともな医者のすることか?
院長 僕は妻が心配なんです。
書き込みの件だって…。
(陽子) その件は解決しました。
私を陥れるための罠です。
もしかして あなたも書き込んでた?
(昂太) ばかなことを言う…。
陥れようとしたのは 君の方だろ。
いつから離婚を考えてたんだ?
離婚!? 離婚するんですか?
(陽子) プライベートなことです。
それで済むような問題じゃ ないでしょう!
薬の処方と引き換えに ご主人の尾行を頼んだなんて→
これ 下手すると 医師免許に関わる問題ですよ?
(陽子) 分かってます! ちゃんと話しますから。
その前に 部外者は追い出してください。
(昂太) 尾行 暴行 脅迫。
とても正常とは思えない。 (陽子) あなたに関係ないでしょ!
余計な口出ししないで。 (昂太) 息子は任せられない!
♪~
(陽子) ハァ…。
親権のため?
私を陥れようとしてるわけ?
(昂太) 親権は 俺が持つ。
(陽子) 自分が父親に ふさわしい人間だっていえる?
(昂太) 裁判で今の話が出たら どっちが不利か 分かるだろ?
(陽子) 卑怯者。
(昂太) おい!
(車の鍵が開く音)
(昂太) あぁ… ハァ。
(車の鍵が開く音)
(エンジンの始動音)
(凪) ねぇ 何で早退? どうしたの?
(陽子) ちょっとね… 急いで。
(昂太) すいません。 (教師) はい。
(昂太) 真壁ですが 息子は?
(教師) 今 お母さまが来られて 帰られましたけど。
(昂太) ホントですか… ありがとうございます。
📱(呼び出し音)
📱(着信音)
(凪) 鳴ってるよ? 📱(着信音)
ねぇ パパだよ? 📱(着信音)
📱(着信音)
📱(着信音)
(雷鳴)
ママ 説明してよ。
ねぇ どこ行くの?
話してくれないなら降りる。
(陽子) はっ 分かった 話そう。
(陽子) 凪がお腹にいた時 ここに来たの。
(陽子) この海を見て 凪の名前を決めたの。
(陽子)〔凪~〕
(昂太)〔すごく いい名前だと思う〕
(陽子)〔この海みたいに穏やかで→
凪いだ人生を歩んでほしい〕
(陽子) 凪。
今 うちがどんな状況か 分かるよね?
友達は休みの日に家族で出かける。
でも うちは違う。
(陽子) してるでしょ?
みんなのママは 毎日 一緒にごはんを食べて→
学校の話を笑って聞いてくれる。
でも ママは仕事のことで 頭がいっぱい。
だから パパも浮気した。
今は お互いに嫌ってる。
(陽子) ママのせい?
パパは いつも一緒にいてくれてる。
(陽子) 仕事がないからよ。
全く稼いでない。 >> お金が一番大事なの?
お願い パパを許してあげて。
ママ。
(陽子) それはもう無理なの。
2人だって大丈夫でしょ?
もっと一緒にいられるように ママ 頑張るから。
パパと一緒がいい!
(陽子) パパが好き?
ママは?
(陽子) 好きじゃ ない。
今のママは。
(陽子 ハサミを動かす音)
ママ?
(波の音)
♪~
(昂太) 凪はどこだ? (陽子) もう終わり。
凪には会えない。 (昂太) どういう意味だ?
(理央) パパお願い 昂太さんを助けてあげて。
(佐倉) あいつと別れなさい。
初めて 信じられる人に出会えた。
(陽子) 私 仕事を続けるべきかどうか 迷ってます。
(大庭) 医者は お前さんの 天職だと思ってるよ。
(佳奈子) ホントに誰も 傷つけたくなかっただけなの。
(昂太) 何度謝らせれば 気が済むんだ! (陽子) あなたは 一度も謝ってない!
あなたは もう終わり。
(昂太) んあ~!!
♪~
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