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♪~
(昂太) 〔「シナリオの件で遅くなりそう 先に寝てていいよ」〕
♪~
(神崎)〔確実に 離婚を成立させるために→
不倫の証拠をつかんでください〕
♪~
(昂太) 陽子? ん? どうした?
(電気がつく音) (陽子) あ…。
(昂太) 何かあった?
(陽子) ううん… 何でもない。
急に遅くなるっていうから 心配になって寄っただけ。
あ… 夕飯は? 差し入れとか。
(昂太) もう食べた 大丈夫。
(陽子) なら よかった。
(昂太) 大丈夫か?
(陽子) うん ごめんね お邪魔して。
じゃあ 失礼します。
📱(操作音)
(陽子) ハァ。
♪~
(陽子 爪を噛む音) (心電計の音)
(由紀) ん…。
(由紀) 来てくれたの?
ごめんなさい。
気付いてたんでしょ?
昂太のこと。
(陽子) お義母さんは→
いつから?
(陽子) 知ってて 昂太さんのこと頼むって→
言ったんですか?
誰にも言わないって約束で→
私に打ち明けたの。
もちろん 別れなさいって言ったわ。
あの子も約束してくれた。
ねぇ 信じて!
(陽子) もう手遅れです。
え?
(陽子) 子供が できたんです。
え…。
何ですって…。
あのバカな息子を許して。
(陽子) 許す?
凪のためにも。
凪にとっては たった1人の父親なの!
(陽子) 彼が 凪にとって ふさわしい父親とは→
私には思えません。
家のお金を 全部使い込んだんですよ。
家を担保に借金して→
女に貢ぐために→
息子の学資保険にまで手を出した。
そんな夫 許せると思いますか?
あの子は終わりってこと?
(陽子) 映画は失敗して 全てを失います。
私には仕事があるから→
凪と私は大丈夫。
お義母さんの面倒は 私が見ます。
あなたは完璧過ぎる。
(陽子) 私が悪いってことですか? >> お願い。
昂太から 何もかも取らないで。
お願い…。
(泣き声)
あぁ… あっ あっ…。
(心電計のアラーム) (せき込み)
(心電計のアラーム) (荒い息遣い)
(心電計のアラーム)
(酸素が流れる音) (心電計のアラーム)
(陽子) 公平にやります。
♪~
(基樹) 陽子さん 陽子さん。
(陽子) ん? (基樹) ハハハ。
こんばんは~。 (陽子) こんばんは。
仕事の帰り? >> うん。
大丈夫? (陽子) え?
だってさ 全然気付いてくんないんだもん。
(陽子) ごめんなさい ちょっと考え事してて。
ん? また昂太の会社のこと?
(陽子) 別に。 >> ん?
(陽子) この年になるとね いろいろあるのよ。
え? 陽子さん 全然変わんないけどなぁ。
(陽子) そんなことない。
ほら タイムも落ちてる。
じゃあね。 >> あぁ ねぇ!
僕でよければ いつでも相談乗るから。
(陽子) ありがとう。 >> うん。
バイバイ。
(朋美が小走りする音)
(玄関のドアが開く音)
(基樹)\ただいま/
(朋美) おかえり。
(ノック)
(陽子) はい。
(藤野) 陽子先生 お届け物です。
(陽子) え? 誰から?
旦那さんからじゃないですかね?
キレイですよね。
あっ カード 付いてます。
(ドアの開閉音)
(佳奈子) あっ… さっきの花 誰から?
え? 旦那さんからじゃないですか?
えっ 昂太から? >> あぁ…。
奥さんの職場に花を 贈ってくるなんてマメっすね~。
ヘヘっ。
(陽子) どうしたの? 突然 花なんて。
アハハ 少しでも元気になってほしくて。
📱(陽子) ありがとう。
📱 何だか気を使わせちゃったね。
そんなふうに思わないでよ。
じゃあ 顧客サービスの一環 ってことでどう?
📱(基樹) 昂太 うちの顧客だし。
あぁ でも 花代は経費じゃないよ。
ちゃ~んと 俺から心を込めて。
(陽子) じゃあ ありがたく。
俺 陽子さんとは 似た者同士だと思ってんだ。
人生設計が ちゃんとあって→
こうと決めたら 手を抜かない性分。
📱 合ってる? (陽子) うん まぁ そうかも。
でも 俺は 深く考えるのやめたんだ。
無理に何かを決めたりしない。
📱 人生は 計画通りにならないからね。
📱 気の向くままにってのも→
たまには悪くないと思うよ。
(陽子) うん…。
(美南) 桜の葉と 花の塩漬けを使っていきます。
では今日は 2人分 作っていきます。
ありがとう。
(美南) 鯛の切り身を2切れ。
桜の花の塩漬けを2輪。
\うっ… うぅ…/
(トイレの水洗音)
(ドアが開く音)
(理央が手を洗う音)
(朋美) できちゃったのね。
(理央) え?
私 そういうことに敏感なの。
(理央) あぁ…。
まさか 産むつもり?
私が目をつぶっていたのは ただの遊びだと思ってたから。
これじゃ 話が違う。
黙ってるわけにはいかない。
(理央) 今更 告げ口なんかできるんですか?
共犯なのに。 >> は?
ハハ…。
あなた ホントに昂太さんが 離婚すると思ってるの?
アハっ。
陽子さんが知らないふりをしてる とは思わない?
ちゃんと考えないと バカを見るわよ。
(理央) ハァ。
(陽子) ハァ…。
(陽子) もう。
📱(充電音)
📱(凪) こっち来て~。 📱(実玖) 何?
📱(凪) ポテチいる? 📱(実玖) いる!
📱(実玖) うわ~っ! 📱(凪) アハハ!
📱(実玖) 何これ! 📱(凪) ごめん ごめん。
📱(実玖) ひっどい…。 📱(凪) しまっといて。
📱(凪) 次は パパに仕掛けたいと思います。
📱(実玖) え~ パパにもやんの? 📱(凪) そうだよ。
📱(凪) あっ いたいた。
📱(凪) えっ?
📱(実玖) 凪~ パパいた?
(陽子)〔凪?〕 (凪)〔疲れた 寝る〕
〔1人で帰るって言い出したから 送ってきたの〕
(陽子)〔何かあったの?〕 (佳奈子)〔何にも言わないのよ〕
(陽子) ハッ!
(凪)〔僕はパパとママが 離婚するのは嫌だな〕
♪~
♪~
(昂太) ただいま~。 >> ただいま~。
(昂太) うわっ すごい いい匂いする。 >> え? ちょっと待って。
(窓を開ける音) (昂太) ん~!
(陽子) おかえり。
ただいま。
ママ 何かいつもと違くない?
(陽子) そう? >> 口が赤い。
(昂太) 学会だろ? (陽子) うん。
(昂太) 確かに ちょっと違うかも。
(陽子) 久しぶりだから 気合 入っちゃった。
変? (昂太) ううん。
キレイだよ なぁ?
まぁ そういうこと。
(陽子) 夕ごはん 野菜も残さずに食べるのよ。
は~い。
(陽子) じゃ あとよろしくね 多分 遅くなると思う。
>> うん。 (昂太) ふ~ん。
ステーキ。 >> ステーキ ステーキ!
ステーキ食べよう。
ほら えっ めっちゃおいしそうなんだけど。
ほらほら パパ パパ 食べよう 早く。 (昂太) よしよし。
(車のエンジンの始動音)
(理央) ハァ…。
(理央) ハァ…。
(玄関のチャイム)
(芽衣) こんにちは 突然すみません。
同じ階に越してきた 吉野です。
(理央) あぁ どうも。
引っ越しのご挨拶に。
(理央) あの。
それ…。
あっ はい 2か月なんです。
(店員) いらっしゃいませ。
(店員) こちらでございます。
(店員) 失礼いたします。
(陽子) お待たせしてごめんなさい。
(基樹) 今日は 一段とキレイです。
乾杯。
(陽子) 一つ 聞いてもいい?
俺に答えられることなら 何でも答えますよ。
(陽子) 昂太の会社の財政について。
会計士としての意見が聞きたい。
申し訳ないけど 何の資料も持ってこなかった。
(陽子) 分かった。 >> せっかくだから→
もっと楽しい話をしよう。
(陽子) じゃあ 守秘義務のない質問。 >> うん。
(陽子) 男の人は どうして浮気するの?
男には2種類しかいない。
浮気をする男と 浮気がバレる男。
浮気をしない男はいない。
(陽子) そう?
1人の女性と添い遂げるのも 時々 羽目を外せばこそ。
それで満足する。
何の罪悪感もない。
男は本能には勝てないんだ。
(陽子) 本能なら 女にもある。
📱(通知音)
📱(識別音)
📱(話中音)
(基樹) 白状するよ。
昂太に突っかかるのは 俺の嫉妬が原因。
(陽子) フフフ。 >> 俺はいつも→
負けたくないヤツに負ける。
(陽子) それは つまり 一番負けたくない相手が→
昂太さん? >> それは想像に任せる。
(陽子) 男の人って 何でも順番つけるのが好きね。
その順番が狂うと いら立って不安になる。
大体 分かる。
昂太が友達の中で どの位置にいるのか。
周りから逆玉って 噂されてることも。
面と向かって 言ってくれるあなたは→
優しいほうよ。
やっぱり…。
陽子さんみたいに聡明な人は 昂太には もったいないよ。
気付いてるよね?
俺が陽子さんのこと好きなこと。
それなのに 今日は来てくれた。
知ってるんでしょ?
昂太の浮気のこと。
こういう形の復讐も 悪くないと思うよ。
もちろん 断ってくれてもいい。
決めるのは 陽子さんだから。
♪~
(陽子) 女は 浮気できないわけじゃ ない。
(昂太) 俺だって知らなかったんだよ。
同時に 同じだけ愛せるなんてさ。
俺は 陽子も理央も 2人とも大事なんだ。
(峯田) 何やってんだ お前。
(陽子) どれも絶対に譲らない。
昂太だけを 私の人生から排除する。
♪~
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