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(華子) サガラトノサキ製作所。
(鷺沼) 徴税禁止リストに載ってた 企業なんだ。
(饗庭) 市役所の記録と 照らし合わせて→
徴税禁止リストを暴く 証拠にできる。
(相楽) サガラトノサキが 滞納していた2億円は→
既に会計課へ納められた。
(饗庭) 親父さんが動いたんだ。
奥林は 地方交付税に関する→
資料の改ざんに 関与させられていた。
お前が奥林にやらせてたのか!?
(相楽) 俺は…。
奥林のためにも→
父の不正をただす。
だから みゆきの市に来たんだ。
(饗庭) 認めんのか。
徴税禁止リストのこと。
ああ。
みゆきの市において→
リストは 長い間の慣習になっている。
俺の父が主導し→
米田市長も それに協力している。
国の方では 奥林も それに関与していた。
(饗庭) いつから知ってた?
あいつが飛び降りる 少し前…。
♪~
〔ドアが開く音〕
(相楽の声) それで あいつを問い詰めた。
資料は みゆきの市に関するもの だったから→
裏に誰がいるのか→
すぐに見当がついたよ。
〔自分が何をしてるか 分かってんのか?〕
〔どうして お前が こんなこと…〕
〔不正の黒幕は誰だ?〕
〔俺の…→
父なんだな?〕
(華子) 奥林さんは どうして そんなことを?
お2人の友人だったんですよね。
何の理由もなく 不正に手を染めるような方では…。
(饗庭) ないよ 絶対。
(華子) だったら…。 >> 適当に理由をつけて→
懲戒免職にすると脅されたんだ。
(華子) 副市長は どうされたんですか?
不正に 自分の父親が 関わっていると知って。
俺なりに全て調べ上げて 父を止めようと…。
いや…。
その前に…→
せめて 奥林だけでも 止められないかと考えた。
父を責める前に→
不正に関与させられて 苦しんでる あいつを→
見てられなかった。
(饗庭) だけど時間が足りなかった。
奥林が先に限界を迎えたから。
相楽にも あの日→
あいつから連絡があったのか?
ああ。
(相楽の声) お前よりも先に屋上に着いて…。
(相楽)〔奥林!〕
〔ばかなまねは やめろ!〕
〔約束する 父のことは 俺が何とかするから!〕
(奥林)〔もう遅いんだ〕
〔もう何十億っていう税金が 不正に使われた〕
〔俺のせいで… 俺が弱かったせいで〕
(相楽)〔違う! お前は…〕
(奥林)〔俺は みんなを 裏切ったんだよ〕
〔この国で真面目に働いて→
税金を納めてる全ての人を…〕
〔俺は もう そういう人たちと一緒には…〕
〔奥林…〕
〔相楽… ごめんな〕
〔饗庭にも謝っといてくれ〕
〔あ…〕
(饗庭)〔奥林!〕
(饗庭)〔奥林!〕
♪~
不正は今も続いてる。
米田市長も関係者の一人だ。
(華子) だから みゆきの市に?
ああ。
(饗庭) 徴税強化体制を敷いたのも そのためか。
(饗庭の声) ああやって 強硬な態度を取ることで→
市長の先にいる親父さんに アピってたわけね。
「俺は味方ですよ~」って。
半分はな。
もう半分は→
本当に みゆきの市の徴収率が 悪かったからだ。
(饗庭) あっ そう。
すいませ~ん。
饗庭…。
お前に 一つ 謝ることがあるとすれば…。
奥林に何があったのか→
俺は ずっと黙っていた。
理由があるとはいえ→
奥林も不正に関与していたことに 変わりはない。
話せば お前は→
奥林のことも…。
あいつを止められなかった 俺のことも→
恨むと思った。
(饗庭) 何だよ それ。
俺に嫌われたくなかった ってこと?
ツンデレかよ。
奥林の様子を探ろうと 病院へも行った。
(相楽の声) 当時のこと 何か書き残してたり→
母親に話してないかと思ったんだ。
だが…。
〔戸が開く音〕
〔こんにちは〕 (陽子)〔こんにちは〕
(相楽の声) あんな奥林に会ったら 俺は何もできなかった。
(饗庭) ただ見舞いに行きゃいいんだよ。
友達なんだから。
そうだな。
(華子) 副市長…。
どうして 今なんですか?
ずっと黙ってたこと どうして今になって お話しに…。
まさか→
サガラトノサキ製作所への捜索が できなくなったことで→
もう諦めるしかないからって 全部を…。
(饗庭) それは違うよ 百目鬼ちゃん。
やっと分かっちゃった。
どうして サガラトノサキが リストから外されたのか。
お前がやったんだろ?
(華子) えっ?
(増野) どういうことですか? 副市長が サガラトノサキを→
リストから外したって。
(饗庭) あそこはグループの中でも 有力な子会社だから→
俺たちが捜索に入れば→
親父さんの不正につながる証拠を 差し押さえてくるでしょ?
市の側にある 徴税禁止リストからだけでは→
滞納者の口座情報を 調べることはできない。
(相楽の声) それをするには…。
〔キーボードを打つ音〕
(相楽の声) 皆さんに 捜索に 入ってもらうのが一番だった。
(饗庭) だけど 親父さんが先回りして→
滞納分を 納付しちゃったもんだから→
作戦失敗!
…と思いきや!
相楽の頭の中には 次なる一手が思い浮かんでいた!
えっ! そんなものあるのか?
そんなものがあるんだったら 出してみろ!
そう言わんばかりの形相で 見つめる第三係!
すると そこには→
信じられない光景が 広がっていた!
(加茂原) 次なる一手って ありますよね?
最初は サガラトノサキと同じように→
相楽ホールディングスを リストから外すことを考えました。
でもダメだった。
(鷺沼) 裏切ったことがバレて→
リストへのアクセスは もうできなくされたんですね。
そこで気付いたんです。
徴税吏員には 滞納者ではない相手にも→
捜索に入る権限がある。
(饗庭) それって もしかして…。
地方税法 22条の4。
徴税吏員は 犯罪行為を調査するためなら→
裁判所の令状を取って 捜索に入り→
証拠品を 差し押さえることができる。
(浜村) 今回の場合 相楽グループがリストによって→
納税の義務を不正に免れてる点が それに当たるんですね。
ええ。
内部にいた俺の証言があれば 令状は出るはずです。
(華子) 相楽グループへ捜索に入り→
口座情報や帳簿などの資料を 差し押さえられれば…。
(饗庭) 徴税禁止リストに関する 不正を暴ける。
それに 奥林が やらされていたことの全てもだ。
相手は大企業で 父は国の側にも友人が多い。
捜索に入ることで→
みゆきの市にとって どんな影響が出るかは→
正直 俺にも分かりません。
それでも皆さんは 協力してくれますか?
(饗庭) 相手が どんなに大物だろうと 税金 滞納してんなら→
徴収するのが 俺たち徴税吏員の仕事なんだよ。
ねぇ みんな!
(華子) はい。
(饗庭) 相楽…。
公務員… ナメんなよ。
♪~
(米田) 副市長が徴税第三係の 手助けをしてるということか。
(浦部) いっそ→
第三係を取りつぶしますか。
元々 徴収率も低いですし→
日比野係長のいる第一係があれば 十分ですよ。
彼女なら 我々の側に ついてくれるはずです。
(米田) それはいいね。
会長 ご安心ください。
(華子) 大丈夫ですかね 副市長。
(饗庭) ん?
(華子) お父さんの不正を暴くなんて→
うまくいっても いかなくても もう元の関係には…。
(饗庭) やっぱ心配なんだ。
お兄ちゃんだもんね~。 (華子) 別に そういう意味じゃ…。
(饗庭) 大丈夫だよ 相楽は。
っていうか やめなよ~ こんな所で しんみりすんの。
ねっ キレイだよ~。
♪~ クリスマスキャロルが
♪~ 流れる頃には
何だっけ? この後。 (華子) フフっ。
(饗庭) この後 何だっけ? (華子) フフフ…。
(饗庭)♪~ ララララララ ララララ
(華子) 饗庭さんは いいですね どんな時でも楽しそうで。
(饗庭) ばかにしてんじゃん。 (華子) フフ… 違います。
私 クリスマスって…。
(橘) 相楽ホールディングスへ 捜索に入るための令状が出たよ。
いつの間に!?
(橘) 徴税禁止リストから推定される 滞納額は→
法人住民税 固定資産税 都市計画税→
そして 従業員の個人住民税 5年分 締めて→
約45億円… 考えられないよ。
こんな高額の納税を 免れていたなんて。
(饗庭) 燃えますよね~。
(橘) 吐きそうだよ。
(増野) 犯罪行為の調査って 何をすれば?
(加茂原) 普段の家宅捜索とは 違うんだよね?
(華子) 今回の目的は 犯罪行為を立証するための→
証拠品の差し押さえです。
基本的な流れは いつもと変わりませんが→
資産価値のありそうなものの 差し押さえは必要ありません。
相楽ホールディングスが 所有してる不動産は→
本社ビルだけじゃないよね? (華子) はい。
他にも みゆきの市内だけで→
営業所や従業員用の 福利厚生施設などがあります。
(橘) そっちは第二係に応援 頼んだから うちは本社だけに集中しよう。
(華子) 到着したら まずは 証拠の隠蔽を防ぐために→
車のタイヤロックをした後→
各フロアを手分けして 証拠になりそうな会計帳簿や→
パソコンなどの電磁記録の 差し押さえを行っていきます。
(増野) 重要書類の保管場所は→
副市長が 事前に調べておいてくれたんだ。
(華子) 詳しくは お手元の資料に。
(浜村) 本当に信用できんのか? 副市長からの情報なんて。
(饗庭) まぁ… みんなの気持ちも分かります。
俺も最近まで→
いけ好かねえヤツだなと 思ってたんで。
でも ここは どうか ひとつ お願いします。
もし何かあったら→
俺が責任取りますから。
責任取るって?
(饗庭) ジュースおごるとか?
そこは普通 「辞める」とか言うだろ。
(饗庭) え~! だって 辞めたくないんだも~ん!!
うぅ…! (橘) まぁまぁ… ほら。
饗庭君が ここまで言ってんだから。
>> あ~ もう 俺が悪かったって! (饗庭) あぁ~!
饗庭さん 泣かないでください。
(加茂原) あぁ… こっちもね はい 大丈夫?
(華子) 増野さん 加茂原さん それは?
(加茂原) あっ! あぁ…。
何でもない… 何でもないよ!
(饗庭) 今回は 犯罪行為の調査のため→
臨宅は すっ飛ばして いきなり捜索に入ります。
チャンスは1回。
滞納してるはずの税金 きっちり納めてもらいましょう。
行くぞ! (一同) お~!
(饗庭) 声が小さい!
(一同) おぉ~!
(饗庭) 好きな血液型は?
(一同) オ~! (饗庭) 百獣の王!
♪~
♪~
(橘) あっ! ダメダメ!
ダメ! 見えてる!
はいて!
(饗庭) ねぇ ウソでしょ? よりによって今?
さっきまで 超キメ顔してましたよね?
どんな気持ち? ねぇ。
(華子の声) 相楽耕史郎さま。
こちらの 相楽ホールディングスには→
本来 納めるべき税を 不正に免れているという→
犯罪行為がなされている 疑いがあります。
(華子の声) よって 地方税法 第22条の4にのっとり→
先ほどから みゆきの市役所 徴税第三係の者が→
社内を捜索中です。
(加茂原) ない。
(華子) この部屋も ただ今から…。
(耕史郎) どなたですか?
我々が 犯罪者かもしれないなんて→
誰から 何を聞いたんです?
(華子) お答えできません 守秘義務があるので。
義実… 私の息子だね。
かつては 君の兄だった。
♪~
大きくなったな… 華子。
(饗庭) いや 10数年ぶりの 親子の再会っすか。
感動っすね!
これは もう…→
涙なしでは いられない。
泣いてないんか~い!
(華子) 当然です。
今になって父親ヅラ…。 (饗庭) ヅラしないでください。
華子は あくまで→
市の徴税吏員として 会いにきたんです!
(華子) モノマネしないでください 似てません!
そうか。
懐かしんでるのは 私だけか。
義実の話だったな。
あいつが何を言ったのか→
大体のところは想像がつく。
だけどね それは全部→
出任せだよ。
あなたが上司ですね。
(橘) あっ… はい。
相楽副市長の言うところの 我々の犯罪行為。
証拠は お持ちなんですか?
(橘) そ… それは…。
社内を調べて もし何も出なかったら→
あなたたちが 善良な市民に 何をしたのか知ったら→
世間は どう思うでしょうね。
📱(振動音)
(饗庭 小声で) 調子はどうですか?
📱(浜村) それが…。
副市長の指示にあった資料は→
どっかへ移されてる。
捜索に入ること 事前に察知されてたんだ。
(饗庭) かもね。
もう少し 調べてはみるけど これ以上 やっても…。
ちょっと悪ぃ。
ちょっと! 何してるんですか?
(社員) あ~ すいません。
下にあった車も 調べてみましょうか。
うん トランクに 何か入ってるかもしれないしね。
はい。
(加茂原) あっ… 取った。
(増野:鷺沼) えっ?
(鷺沼) えっ? ちょっと! >> おい!
(鷺沼) ちょっと! (浜村) クソ!
それで 何か見つかりましたか?
待て こら!
(加茂原) 待って!
ハァ ハァ ハァ…。
♪~
(車のドアの解錠音)
(駆けてくる音)
あっ…。
公務執行妨害の 現行犯になりますよ。
タイヤロックもされてるし 逃げられないでしょ?
加茂原さん いつの間に!?
エレベーター!
キーを渡してください。
中に証拠でもあるんですか?
調べさせてもらいますよ。
(鷺沼) あれ? トランクは何もないよ。
(増野) こっちも何もないです。 >> こっちもだ。
もういいでしょ?
証拠は何も出なかったんだ。
これ以上 あなたたちが 居座る理由がありますか?
(橘) 饗庭君…。
(ドアが開く音) (足音)
饗庭 ちょっと…。
(饗庭) 社用車のキー? >> 持って逃げたんだよ。
妙なことに→
タイヤロックに気付いた上で 車に乗り込もうとしてた。
(華子) でも 車内には 何もなかったんですよね?
ああ…。
(饗庭) すいません お待たせしちゃって。
(橘) 何か分かった?
(饗庭) 相楽会長。
相楽ホールディングスでは→
この本社ビルの他にも 不動産 お持ちですよね。
営業所や 従業員用の施設なんかをね。
それが何か?
(饗庭) 実は さっき→
社員のお1人が社用車で 逃げようとしたらしいんですよ。
車には タイヤロックがされていて→
走れる状態じゃなかった。
なのに その人は 車に乗ろうとした。
これ 何でですかね? >> 何が言いたいんだ?
(華子) カーナビです その車のナビを調べたところ→
最近の履歴の中に→
1件だけ 未登録の別荘地がありました。
相楽ホールディングスが 所有する不動産としては→
記録にありませんでした。
(饗庭) 逃げようとした社員の方は 恐らく→
この別荘の存在が 俺たちにバレるとマズいと考えた。
だから 車を持ち出そうとして それができないと分かると→
せめて ナビの履歴だけでも 消そうとした。
でも 何で そこまでして→
この別荘を 隠したかったんすかね~。
あっ! 分かった! きっと こういう時のために→
相楽とは別名義で所有している 隠れ家だからだ!
(華子) わざとらしい。
♪~
📱(着信音)
はい…。
ええ…。
資料は この後 全て…。
今すぐ処分しろ! もう そこは バレてるんだよ!
(饗庭) 無駄ですよ 相楽会長。
何!?
(饗庭) 俺たちが徴税第三係。
で 営業所なんかの 他の施設に行ってんのが第二係。
もう1つ お忘れじゃありません?
会長 どういうことですか? もしもし…。
(日比野) 浦部さん。
(日比野) ここで何を?
(饗庭の声) 第一係には 遊軍として→
すぐに動けるように 待機してもらってたんです。
浦部君は→
第一係は こちら側につくはずだと…。
(橘) 日比野係長も みゆきの市の徴税吏員です。
副市長と一緒に 相楽関連の所を 捜索していたのも→
徴税禁止リストのことを知って→
それを暴こうとする副市長に 協力していたからだそうです。
日比野係長が今まで 積極的に 捜索するように言っていたのも→
それが彼女なりに 市民の皆さんへの→
公平な態度だと 考えていたからです。
(饗庭) 俺たちへの単なる嫌がらせじゃ なかったってことね。
(華子) 分かってますよ。
(橘) 徴税禁止リストなんてものが あったら→
そんな日比野係長の 公正公平も ゆがめられてしまう。
そんなこと 許せないじゃないですか。
浦部明憲財務部長…。
公務員 ナメないでください。
(橘) 日比野係長からだ。
資料 見つかったんで 全て差し押さえるって。
(饗庭) 詳しく調べれば→
徴税禁止リストによる犯罪行為は 立証されるでしょう。
3年前 財務省にいた奥林が→
何をやらされていたのかも。
で これで あなたも滞納者です。
税金 納めていただけますか。
ふざけるな~!!
今の みゆきの市をつくったのは→
相楽だぞ。
我々 相楽が商業施設を誘致し→
駅前を大規模に開発した。
市の人口は増え→
休日には レジャー客も 訪れるようになった。
結果 税収が跳ね上がったんだ。
大体 税金なんて払って何になる?
ばか正直に納税したところで→
お前たち公務員や政治家が 本当に まともに使うとでも?
そんな保証が どこにある?
同じ金なら お前たちより私の方が よっぽど有意義に使える。
社会のためになるんだよ!
みゆきの市民を助けてるのは→
お前たちではなく 私なんだ!
(華子) 相楽会長。
(華子) あなたは 税金を何だと思ってるんですか?
何?
(華子) 今のお話は ある意味 正しいのでしょう。
みゆきの市に相楽あり。
この街は 相楽グループのおかげで 発展してきました。
ですが それは→
あなたが税金を納めなくていい 理由にはなりません。
街のために何をしたのか 誰の役に立ったのか→
あるいは どれだけ迷惑をかけたのか…。
そんなこととは関係なく 税は公正公平に徴収され→
その支援もまた 公正公平に 届けられるべきなんです。
フフ…。
本気で言ってるのか?
公正公平なんて そんな きれい事。
(相楽)\当然ですよ/
私たちは公務員なんですから。
義実…。
♪~
父さんは 「そんなことで」と→
あっさり 切り捨てるかもしれません。
ですが 公平であるべきだと信じ→
それをできずに苦しんだ公務員を 私は知っています。
だからこそ 私たちは こうして あなたの前にいる。
あなたが今まで何をしてきたのか 徹底的に暴くと決めたんです。
相楽会長→
下に国税局が来ています。
国税!?
私が連絡したんです。
日比野係長が 差し押さえた資料によって→
あなたは所得隠しなどの容疑で 聴取を受けることになるでしょう。
(華子) 徴税禁止リストの件も 地方交付税の件も→
言い逃れはできませんよ。
クソ~!
笑いたければ笑え。
いい気分だろう。
市役所の いち公務員が→
国税より先に 大手柄を上げたんだ。
(饗庭) 別に俺たちは あなたを 捕まえにきたわけじゃないんすよ。
つうか むしろ 力になりたいんです。
あなたが 税金を滞納されてるのには→
何か訳があるんですか?
俺たちで 役に立てることがあるなら→
何でも おっしゃってください。
相談に乗って 一緒に解決しますから。
待て 何を言って…。
(饗庭) 助けてほしい時は 声を上げてください。
(耕史郎) やめろ!
同情なんていらない ばかにするのも いいかげんに…。
(饗庭) ばかになんてしてません!
(饗庭) 助けを求めることは→
決して恥ずかしいことじゃ ない。
俺たちは みゆきの市の職員で→
あなたは みゆきの市の市民です。
あなたが どんなに 俺たちのことを嫌っても→
どんなに拒絶しても→
助けるのは当然のことなんですよ。
相楽会長…。
公務員 ナメないでくださいね。
♪~
(モニタ)(アナウンサー) 神奈川県みゆきの市長 米田 保容疑者は→
いわゆる徴税禁止リストの作成に 関与していたとして→
共犯の浦部明憲容疑者とともに→
市役所の納税記録を 偽造していたことが分かりました。
また 相楽ホールディングス社長で→
相楽グループ会長の 相楽耕史郎容疑者 65歳も→
少なくとも 45億円の脱税を…。
(饗庭) あっ ごめん まだ見てた? >> はぁ?
(饗庭) なかなか見らんないだろ 自分の父親が捕まるシーンなんて。
お前にはデリカシーってもんが…。
言うだけ無駄か。
(饗庭) 何だよ 冷たいな~ せっかく仲直りしたのに~。
よく そんな はしゃいでられるな。
みゆきの市は これからが大変だぞ。
父と市長がしたことを考えれば→
市民からの信頼は 地に落ちたも同然だ。
(饗庭) 分かってるよ 実際 市役所じゃ→
市民の皆さまからのお電話が 鳴りやまないみたいだし。
そんな時なのに 相楽副市長は→
財務省に お戻りになられるんですよね。
出向の期間は まだ残ってるが→
父の件を考えると→
息子である俺が居座り続けるのは マズいだろ。
(饗庭) 最初から 親父さんのことに片が付いたら→
戻るつもりだったんだ~。
言ったろ?
俺は奥林のために みゆきの市に来たんだ。
〔約束する 父のことは 俺が何とかするから!〕
♪~
少しは俺を 許してくれるか?
(饗庭 高い声で) やだ 許さない!
ハァ…。
(饗庭 高い声で) 財務省に戻ってからも 頑張ってくれないと→
僕 許さないんだも~ん!
頭が痛い。
華子は いつも これに付き合ってんのか?
(饗庭) もっといい顔してくれるけどね。
ハァ…。
(饗庭) とにかく これで終わったと 思うなよって話。
お前には→
奥林ができなかったことを やりきる義務がある。
それまでは 俺がお前を許さな~い。
(饗庭) で いつか気が向いたら みゆきのに戻ってこいよ。
米田市長もいなくなったし→
今度は お前が市長やっちゃえよ~!
考えとくよ。
(陽子) あら~! 今日は2人そろって。
(饗庭) こんにちは。
あっ お借りしてた 奥林の日記なんですけど…。
警察の方から聞きました。
証拠品として しばらく預かるって。
(饗庭) すいません。
あの…。
俺 何も言えなくて…。
本当なら あの時 すぐに…。
ありがとう。
2人とも 礼二のために→
いろいろと…。
ありがとうございました。
♪~
(饗庭) あっ そうだ。
お前に頼みあんだよね。
実は今度…。
礼二 よかったね。
饗庭君たち また2人で来てくれるかな~。
♪~
(羽生) すごいよね。
市長たちのこと 毎日 ニュースでやってて。
(華子) はい。
何だか実感がないんだ。
自分が あんな大事件の中に いたなんて。
でも 分かったこともある。
私 華子ちゃんと会えてよかった。
(華子) えっ?
華子ちゃんが 徴税吏員になってくれて→
華子ちゃんみたいな人が この街にいてくれて→
ホントによかった。
ありがとう。
華子ちゃん ホントにありがとう。
(華子) はい。
(饗庭) そんな急ぐことなくない? そんな急ぐことなくな~い?
(華子) もう定時になってるんですよ?
あと資料置いて 帰るだけですから。
(饗庭) じゃあ はい それ 俺が預かるから。
(華子) そうですか?
では これで。 (饗庭) あっ ちょちょちょ… 帰るのも!
帰るのも ち~が~う! 帰るのも違う。
(華子) どうしろっていうんですか? (饗庭) とにかく ここにステイ ねっ?
向こうの準備が まだなんだよ。 (華子) 準備?
(饗庭) ウォ~! ブブブブ…!
これ置きにいこう ねっ。
ピッピッ! ピッピッ! ピッピッ!
ピ~! バン! 前ならえ! シャキ~ン!
休め!
(華子) 皆さんは?
(饗庭) せ~の!
(一同) メリークリスマ~ス!
(クラッカーの音)
♪~
(華子) 饗庭さん これは?
(饗庭) 百目鬼ちゃんへの サプライズ クリパ。
前言ってたでしょ。
(華子)〔饗庭さんは いいですね どんな時でも楽しそうで〕
(饗庭)〔ばかにしてんじゃん〕 (華子)〔違います〕
〔私 クリスマスって…〕
〔きちんと楽しんだことが ないんです〕
〔母がいた時も そんな余裕は…〕
(饗庭) で 大きくなってからは ずっと節約。
「私 みんなでパーティーとか 経験ないんです!」。
…って。
(華子) それで 皆さんも?
結構 凝ってるでしょ? 飾り付け。
もうバレんじゃないかって ヒヤヒヤしたよ!
(華子) あっ!
〔増野さん 加茂原さん それは?〕
〔あっ! あぁ… 何でもない…〕
ったく… 2人とも こういうサプライズ→
慣れてないから。 >> 浜村君は慣れてるの?
(饗庭) え~! やらしい!
(浜村)「やらしい!」って何だよ。
(日比野)\饗庭君だって さっき危なかったでしょ!/
「準備が まだ」とか言って。
いつの間に!?
(珠代) 私も呼ばれちゃった。
(北沢) いや~ 皆さん このたびは お疲れさまでした。
たまには いいもんだね こういう にぎやかなのも!
北沢課長にまで声かけたのか。
(饗庭) 相楽も似合ってんじゃん。
うるさいな どうして 俺まで…。
(饗庭) みんないた方が楽しくね?
しかも今回は→
鷺沼さんたちが 警察からのお咎めなしだった→
お祝いも兼ねてるしね。
徴税禁止リストの件は 警察に全て話してきたんです。
(橘) 羽生さんも出頭した上で 問題なかったそうです。
鷺沼君の処分は→
市役所として軽くする方針。
ということは これは…。
本当に ありがとうございます!
(拍手)
(饗庭) ちなみに ちなみに→
クリスマスケーキは!
饗庭ちゃん特製!
クリスマス スペシャル節約ケーキ!
(一同) お~! (拍手)
すご~い! (拍手)
(橘) ねぇ 百目鬼さん 気に入ってくれた?
(華子) 許されません 市役所内で こんなこと。
(橘) えっ…。
(華子) 市役所の庁舎は 市民の皆さんのものです。
それを こんな私物化するようなまね…。
(饗庭) でも全部 自分たちの持ち出しだし→
課長も係長も 許可してくれましたよ?
(華子) しちゃダメです。
ああいうことがあったからこそ→
私たちは市民の皆さんの 模範になるよう自省して…。
(饗庭) そうチョゼんないの。
(華子) その「チョゼ」っていうのも いいかげん…。
(饗庭) 百目鬼ちゃん。
うれしかったの? うれしくなかったの?
どっち?
ブルルルル… デン!
(華子) うれしかったです。
(饗庭) イェ~! (拍手)
(鷺沼) ほら ジュースもあるから。 (拍手)
(鷺沼) お菓子もあるから!
(加茂原) わ~!
(足音)
(華子) 饗庭さん 皆さん 探してましたよ。
この後 プレゼント交換するからって。
(饗庭) ちょっと休憩。
俺も もう年かな。
♪~
(饗庭) ねぇ 覚えてる?
徴税吏員になって初めて 一緒に臨宅 行った時のこと。
(華子) 覚えてますよ 泉さんのお店ですよね。
(華子の声) あの案件で 初めて捜索にも入りました。
(饗庭)〔公平公正〕
〔俺たち ゼイチョーは→
どこまでも平等に税を徴収する〕
〔公務員 ナメないでくださいね〕
あの時 百目鬼ちゃん 言ってくれたよね。
(華子)〔徴税吏員になったこと→
間違えてなかったです〕
〔え~!?〕
聞こえてたんですか?
(饗庭の声) あの後も百目鬼ちゃんとは いろんな案件通して→
いろんな人と会って→
大変なことも すげぇ いっぱいあったけど…。
♪~
(饗庭) 俺も間違ってなかった。
(華子) えっ?
(饗庭) 徴税吏員になったこと→
間違ってなかったよ。
(饗庭) おかげで そう思えた。
(饗庭) ありがとう。
みゆきの市。 (華子) いえ 私は…。
えっ? (饗庭) えっ?
えっ 何? 今→
自分がお礼 言われてると 思っちゃった感じ?
ちょっと待ってよ 自意識過剰なんですけど。
(華子) 違います!
紛らわしい言い方 しないでください!
(饗庭) ほら! やっぱ思ってたんじゃん。
(華子) 私 もう戻ります!
饗庭さんも さっさと来てください。
(饗庭) ありがとね 百目鬼ちゃん。
♪~
(増野) 皆さん! プレゼント交換会しましょ~!
♪~ ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
♪~ 今日は楽しいクリスマス
♪~ ヘイ!
(饗庭) えっ!?
饗庭ちゃんが足りてなくな~い!?
ちょっと待って 待って 待って 待って…!
♪~
(男性)\だから~!/
この書類 間違えてるよね?
これ以上 滞納したら 差し押さえるって→
どういうことだよ!?
(華子) 住民税は 前年の所得から算出され→
期日までに ご納付いただくことに なっています。
それまでに 納めていただけない場合→
督促や催告を通知した後…。 >> あ~ もう訳分かんねえ!
何言ってんの?
(饗庭) ですよね~。
この人 すぐチョゼるんで 困ってるんすよ。
はぁ?
とにかく! 税金払ってほしいなら→
誠意を見せろよ! 誠意を! (机をたたく音)
(饗庭) 誠意ですか…。
(華子) 分かりました。
ご納付方法の相談でしたら→
何時間でも 何日でも お受けいたします。
(饗庭) 納得してもらえるまで→
徹底的に お付き合いしますよ って言ってるんです。
あっ 今日の夜まで 空いてる会議室は…。
俺は別に そこまで…。
(饗庭) えっ 言いましたよね?
「誠意を見せろよ~!」って ねっ。
(華子) はい 言いました。
(饗庭) あれ? もしかして 俺たちが簡単に引き下がって→
徴収すんの 諦めると思ってました?
(華子) 公正公平 私たちゼイチョーは→
どこまでも平等に税を徴収します。
♪~
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