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📱 ♬〜(ゲームの音楽)
(佐倉めめ)えっ?
📱 ピコン(ゲーム停止音)
(心の声)
≪うそでしょ? やばばばっ!≫
≪光陰 矢のごとし!
だらけ過ぎなこと➡
ナマケモノのごとし〜!≫
≪もう〜 なんで
こんなに だらけちゃうの?≫
≪だらけダラケじゃん。
さあ 仕事 仕事!≫
≪だらけダラケじゃん。
さあ 仕事 仕事!≫
♬〜
≪主人公周りの仲間たち。
サブキャラ モブキャラ➡
いろいろ描いてみたけど…。
なんかな〜➡
バチッと こないんだよな〜≫
📱(マナーモード)
≪うわ〜 どうしよう≫
≪まだ 1ページも
出来ておりませ〜ん!≫
はい 佐倉です…。
📱(山田)サファイア 山田です。➡
今 お時間 大丈夫ですかね?
あっ はい。
今 お時間 大丈夫ですかね?
あっ はい。
📱(山田)佐倉先生 新作のネームの
目処なんですけど➡
まだ もう少し かかりそう…
ですよね?
あっ ですかね〜。 今 最後の
ちょっと細かいとこ詰めてて。
📱(山田)了解しました。
では 目処が見えましたら➡
目処でかまいませんので 目処だけ
教えていただいてよろしいですか。
分かりました。
📱(山田)ありがとうございます。➡
失礼します。
失礼しま〜す…。
失礼します。
失礼しま〜す…。
ガタン!
≪なんだよ
目処 目処 目処 目処≫
≪でも とりあえず
これで 何日か締め切り延びたぞ≫
≪って 根本的な解決に
全然 なってないけど≫
≪はぁ〜 どうしよう≫
ぐうぅ〜(おなかの音)
≪だらけていても 腹は減る…≫
パシッ!
≪この世のおいしいご飯たちよ➡
メシ神さまよ。
我に 神の啓示を!≫
♬〜
≪また 降りたことない駅に
降りてしまった≫
≪東急東横線 都立大学駅≫
≪都立大と言いつつ
都立大がないってのは➡
≪都立大と言いつつ
都立大がないってのは➡
なぜか知ってる。
どんな町なんだろ≫
≪なんか落ち着いてて いい感じ≫
≪各駅停車しか止まらない駅の
夕方の空気って➡
何か心の奥が キュッとなるなぁ≫
≪仕事終わりの人。
晩ご飯 買いに来た人≫
≪歩いてる人の数だけ
暮らしがあって➡
家族や仲間がいて…。 仲間か…≫
家族や仲間がいて…。 仲間か…≫
≪私は こんな暮らししてて
いいのだろうか?≫
≪何? ここ≫
≪ビルの奥に桃源郷?≫
≪めっちゃよさそう≫
≪なんて書いてあるんだろう?
おそば屋さんとかで使ってる➡
≪なんて書いてあるんだろう?
おそば屋さんとかで使ってる➡
古いひらがなみたいなやつかな?
いずれにしろ 居酒屋だよね≫
≪でも 今日は
ちょっと飲みたい気分かも≫
≪夕方だし 締め切り延びたし≫
≪いやいや!
でも 今晩こそは作業しないと…≫
≪んん… どうする?≫
≪まあ 一杯だけ。
30分くらいなら…≫
≪このお店の門を叩けと
メシ神さまが言ってる≫
≪このお店の門を叩けと
メシ神さまが言ってる≫
≪平日の6時前なのに
もう お客さん 入ってる≫
いらっしゃいませ。
お待ち合わせですか?
いえ 一人で。
かしこまりました。
では こちらへどうぞ。
どうぞ。
あの…
一杯だけでも大丈夫ですかね?
もちろん 大丈夫ですよ。
お決まりでしたら どうぞ。
あっ じゃあ ハイボール 下さい。
(店員)かしこまりました。➡
ハイボール1丁〜。
(店長・店員)はいよ。
≪ふぅ〜 さて…≫
≪これ 飲み物メニューだ。
食べ物は… 壁か≫
≪これ 何種類あるの?
すごいな〜≫
≪これ 何種類あるの?
すごいな〜≫
≪たぬき奴。 チンジャオせせり≫
≪アジフライピータンタルタル…
全部 魅力的≫
≪お刺身か…。 そういえば 最近
魚 食べてないな≫
(店員)お待たせしました〜
ハイボールです。
ありがとうございます。
≪たはぁ〜!
飲んじゃった 最高!≫
すみません。
(店員)は〜い。
すみません。
(店員)は〜い。
刺盛三点を。
ハーフにされます?
あっ 多いですか?
それぞれ 5枚ずつですね。
そしたら 食べたいんで
ハーフじゃなくていいです。
かしこまりました。
刺盛 1人前で〜す。
(店長・店員)はいよ。
(店長)
7番さん 餃子 お願いしま〜す。
(店員)は〜い。
≪店員さんたち 気持ちいいなぁ。
小気味いいなぁ≫
≪チームワークだね〜
仲間だね〜≫
♬〜
♬〜
(店員)4番さん 刺盛 出ま〜す。
(店員)は〜い。
(店員)はい。
(店員)ありがとうございます。➡
お待たせしました。
刺盛になります。
こちらから
真鯛 カツオ カンパチになります。
ありがとうございます。
ごゆっくり。
≪わお〜≫
≪これを
一人で食べられるんだ≫
≪うれし〜い!≫
≪しょうゆ小皿が でっかい≫
≪これも なんかうれしい≫
≪さあ 何からいこうかな〜≫
≪聞こえる 刺盛たちの声が…≫
(真鯛)おいでなすったわね。
みんな 用意はいい?
(カツオ)もちろんだ!
(カンパチ)はい!
(真鯛)まずは 挨拶代わりに➡
私でも食らいな! はあ〜!
私でも食らいな! はあ〜!
≪おいしい〜…≫
≪続いて…≫
(カツオ)お前ばっかに
いいカッコはさせねぇぜ。➡
これが 旬のうまみだ。 覚悟しな!
♬〜
≪うん 最っ高!
まさしく カツオ≫
≪うん 最っ高!
まさしく カツオ≫
≪ほんのり血潮の香り。
切り口が すっぱりで➡
ツルツルなのが
口の中でも分かる≫
≪こういうの
腕がいいっていうのかな≫
≪そして…≫
(カンパチ)怖くなんかないさ。
僕だって やれるんだ。➡
うおぉ〜! 僕でも食らえ〜!
≪んん〜 サックサクしてる!≫
≪んん〜 サックサクしてる!≫
≪ブリまで 脂脂してないのが
すっごくいい≫
≪歯応えに 若さを感じる≫
≪ああ〜 最高。 ん?≫
≪これ なんだろ?
カイワレの紫バージョンみたいな≫
♬〜
≪うん。
ほんのり辛くて苦くて…≫
≪うん。
ほんのり辛くて苦くて…≫
≪心地いい。
こういうのもいいよね≫
≪口の中が さっぱりする≫
≪ってか 今 気付いたけど
この刺盛 ツマが多い≫
≪お刺身の
最後尾に敷かれている大葉≫
≪人参のツマ 紫のカイワレ➡
大根のツマ わけぎ たっぷり≫
≪あっ 奥には わかめもいるぞ≫
≪あと これは? 水菜だ≫
≪あと これは? 水菜だ≫
♬〜
≪ああ〜 この香りいい。 大好き≫
≪ツマかぁ。 決して
刺盛の主役になることはない≫
≪でも このツマこそ
刺盛というチームの中で➡
いぶし銀の名脇役じゃない?≫
≪言わずと知れた 大スター 鯛≫
≪みんな大好きカツオ≫
≪サクサクのカンパチ≫
≪サクサクのカンパチ≫
≪華のあるスター軍団の脇で
ひっそり咲いてるけど➡
主役を立てる美学に満ちてる≫
≪うん。 子どもの頃から
お寿司とか➡
お刺身 大好きだったけど➡
ツマのことなんて
考えたことなかった≫
≪でも 人は
大人になって 日々を暮らして➡
人生の酸いも甘いも知っていくと➡
彼ら脇役の存在に
気付くのかもしれない≫
ブーッ(ブザー)
ブーッ(ブザー)
ダダダダッ!(銃声)
ドーン!(爆発音)
ダダダダッ!
(真鯛)こっちは あと3枚!➡
そっちはどう?
(カツオ)やれやれだぜ。➡
俺も同じく あと3枚だ。
(カンパチ)ぼ… 僕は あと2枚です〜。
(カツオ)ちくしょう…
どうすりゃいいんだ?
(真鯛)私が行くわ。
(カツオ)とんだ おてんば娘だな。➡
こっちだって 3枚あるんだ。
俺が行くぜ。
(真鯛)
あんたは黙って 私に任せな!
(真鯛)
あんたは黙って 私に任せな!
(カツオ)いや 俺が行く!
(真鯛)私が行く!
(紫カイワレ)待つんじゃ!
(カンパチ)えっ⁉
(紫カイワレ)わしが行く。
(カンパチ)カイワレばあさん…。
(真鯛)で… でも…。
(紫カイワレ)わしじゃ➡
せいぜい 時間稼ぎくらいにしか
ならんじゃろう。➡
じゃが わしも れっきとした
チームの一員じゃ!➡
そうじゃろ?
(魚たち)うっ ううっ…。
(紫カイワレ)泣くのは やめい。
水っぽくなっちまうじゃろ。➡
(紫カイワレ)泣くのは やめい。
水っぽくなっちまうじゃろ。➡
さあ
ショータイムの始まりじゃ〜い!➡
おおっ おおっ おおっ おお〜!
(魚たち)カイワレばあさ〜ん!
ブーッ
≪刺盛。 お刺身だけじゃ
「盛り」にはならない≫
≪サブキャラも モブキャラも
それぞれの人生を➡
必死に生きている≫
すみませ〜ん。
はい。
すみませ〜ん。
はい。
ハイボール おかわり下さい。
は〜い。
≪一杯だけって決めてたけど…≫
≪負けたわ。
あんたたちのチームワークに≫
♬〜
(店員)ありがとうございました。
ごちそうさまでした〜。
≪山田さんも 私のために
時間稼ぎしてくれてるのかなぁ≫
≪山田さんも 私のために
時間稼ぎしてくれてるのかなぁ≫
♬〜
≪頑張んないと!≫
♬〜
≪私 何やってんだ?≫
≪セクシーアイコンかぁ…≫
♬〜
♬〜
≪魅力的な女性って
どういうことなんだろ≫
📱(マナーモード)
≪ちょっと
いい女風に出てみるか≫
📱(マナーモード)
もしもしぃ〜 さぁくらでぇす。
📱(山田)あっ
サファイア 山田ですけども…。
どうもぉ〜。
どうもぉ〜。
📱(山田)失礼しました。
体調 崩されてますよね?
えっ?
📱(山田)
声で 一発で分かりました。
あっ… あっ そうなんですよ。
こほこほっ こほっ…。
📱(山田)ゆっくり
お休みになってください。➡
ネームは よくなってからで
大丈夫ですので。➡
お大事にどうぞ。 失礼いたします。
失礼しま〜す。
≪締め切り 延びた≫
≪って違うだろ! いや マジで
いいかげん描かないと!≫
ぐうぅ〜…
パシッ!
≪この世のおいしいご飯たちよ➡
メシ神さまよ。
我に 神の啓示を!≫
♬〜
≪神楽坂。 魅力的な
大人の女性がいるイメージ≫
≪私なんかにゃ
不釣り合いかなぁ≫
≪コソコソ
歩かせていただきま〜す≫
≪私って 周りから
どんな女性って思われてるんだろ≫
≪お子ちゃまだよね…≫
≪まあ しょうがない。
さあ ご飯 ご飯≫
≪まあ しょうがない。
さあ ご飯 ご飯≫
≪今日は あそこが輝いて見える≫
≪「PATISSERIE & DESSERT」≫
≪お菓子屋さんかぁ。
メシ神さまも➡
私を お子様認定してるらしい≫
私を お子様認定してるらしい≫
≪テイクアウトのお店?
いや ちょっと待てよ…≫
≪店内に ケーキのショーケース≫
≪でも その奥
きれいなカウンターがある≫
≪お店の中でも
食べられるっぽい≫
≪このお店の門を叩けと
メシ神さまが言ってる≫
≪うん。 見てるうちに どんどん
スイーツの口になってきた≫
≪よ〜し≫
(店員)いらっしゃいませ。
一人なんですけど。
お好きなお席へどうぞ。
ありがとうございます。
≪写真なし。 シンプルに
中央ぞろえのテキストのみ≫
≪ひたむきさと 自信を感じる≫
≪パフェ! いいねぇ〜≫
≪非常にいいね〜。
奮発しちゃうか≫
≪非常にいいね〜。
奮発しちゃうか≫
≪ピスタチオとあんずのパフェ?≫
≪ちょっと 想像つかないな≫
≪無難に
チョコパフェにしとく?≫
≪いやいや 魅力的な女性って
未知のものに挑む➡
好奇心旺盛さを
持ってる気がする≫
≪アルコール 微量?
かまわないわ≫
≪私だって もう
お子ちゃまじゃないんだから≫
お決まりですか?
あっ じゃあ
ピスタチオとあんずのパフェを。
あっ じゃあ
ピスタチオとあんずのパフェを。
かしこまりました。
ピスタチオとあんずのパフェ➡
お願いします。
(パティシエ)はい。
≪ふぅ〜…≫
♬〜
≪あっ あれ あんずだよね。
おいしそう〜≫
≪えっ もしかして
バーのカクテルみたいに➡
目の前で作ってくれる感じ?
いいねぇ≫
≪えっ⁉≫
♬〜
≪えっ えっ… えっ?≫
♬〜
≪ええ〜…≫
≪えっ えっ⁉≫
≪ええ〜⁉≫
≪ええ〜⁉≫
≪ショーじゃん。
エンタメじゃん≫
≪すてきすぎるんですけど…≫
失礼します。 お待たせしました➡
ピスタチオと
あんずのパフェになります。
ありがとうございます。
≪なんて美しいんだろう≫
≪なんか
羽飾りが付いた帽子をかぶった➡
貴婦人みたい。 高貴な淑女。
近寄り難さすらある≫
≪聞こえる パフェの声が≫
(パフェ)
ごきげんよう。 ごきげんよう。
(パフェ)
ごきげんよう。 ごきげんよう。
いただきます。
♬〜
≪まずは…≫
≪んん〜!
あんずシャーベット おいしい≫
≪甘酸っぱくて
みずみずしくて…≫
≪天真爛漫な乙女みたい≫
(あんずシャーベット)おっはよ〜!
な〜に 浮かない顔してんの?➡
(あんずシャーベット)おっはよ〜!
な〜に 浮かない顔してんの?➡
今日も頑張ろ!
♬〜
≪おお〜 そこに
まろやかなピスタチオクリーム≫
≪おてんばに駆け抜けたあんずが
優しく包み込まれる≫
(ピスタチオクリーム)お疲れさま。
もう〜 ミスしたからって➡
気にしないの。 よし 今日は
私のおごりで飲みに行こう。
♬〜
♬〜
♬〜
≪薄焼きクッキーの香ばしさと
食感が 心地いいアクセント≫
≪薄焼きクッキーの香ばしさと
食感が 心地いいアクセント≫
≪なんてすてきな
ハーモニーなの≫
≪いざ グラスの中へ…≫
(ピスタチオアイス)私は知ってるよ。
あなたが いつも➡
すっごく頑張ってること。
つらいときは言って➡
いつでもつきあうよ。
≪濃厚!
このピスタチオアイス やばい≫
≪口の中が
優しさの大波に包まれる≫
≪ピスタチオクリームも
まろやかだとは思ったけど➡
≪ピスタチオクリームも
まろやかだとは思ったけど➡
今 考えれば ほんのご挨拶程度≫
≪序の口だったんだ≫
♬〜
≪うわぁ…
あんずのコンポートもすごい≫
≪さっきのあんずシャーベットより
かなり濃くて➡
甘酸っぱい魅力は
まるで 小悪魔みたいに確信的だ≫
♬〜
♬〜
(あんずコンポート)私じゃ… ダメ?
≪私 いいように翻弄されてる≫
≪もう 虜になってるかも≫
≪正直 ほれてしまいそう≫
(パフェ)今夜は帰りたくない。
♬〜
♬〜
≪えっ? この最後の
赤ワインのジュレ やばい≫
≪果実味は あるけど
ドスンと ほろ苦くて➡
かすかなアルコールを感じる≫
≪まるで
深い女性の情念 本性?≫
≪あなた
こんな顔まで持っていたの?≫
(赤ワインジュレ)
もう あなたを離さない。➡
ほかの人には
絶対に渡さないんだから。
ほかの人には
絶対に渡さないんだから。
≪いや〜 参った。
あなた 一体 なんなの?≫
≪天真爛漫で
おてんばに笑ったかと思えば➡
聖母のような優しさがあって
小悪魔のように➡
ドキドキさせられ 時に
遊女のように妖艶に誘惑する≫
≪一体 何人いるの?≫
(パフェ)全部 私よ。 女は
いろんな顔を持つ阿修羅なの。
≪阿修羅!≫
(パフェ)阿修羅のごとく➡
≪阿修羅!≫
(パフェ)阿修羅のごとく➡
顔を変えながら 強くしなやかに
シュラシュシュシュと➡
生きているの。
あなたも そうでしょ?
≪これまでのすべての層が
混然一体になった この状態≫
≪ともに愛し合い 最後まで
添い遂げた人だけに見せる顔≫
≪私は こんなに
底知れない魅力を持った女性を➡
描けるかな≫
(パフェ・天真爛漫)大丈夫!
(パフェ・天真爛漫)大丈夫!
(パフェ・優しさ)できるわ。
(パフェ・情念)
描かなかったら許さないから。
≪はい…≫
♬〜
ごちそうさまでした。
(店員)ありがとうございました。
≪戦いの神 阿修羅の女か≫
≪まずは 私が そうならないと≫
≪まずは 私が そうならないと≫
≪たくさん描いて
強くなってやる≫
≪私の戦いは これからだ≫
≪佐倉めめの次回作に
ご期待ください!≫
≪って…
それ 短命フラグじゃん!≫
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
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