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(大陽)三ツ星が見放した 風汐の造船所跡地。
あの場所を 巨大なネットスーパーとして 蘇らせるんだ。
(武藤)もう一度 あの町を元気にしたいんです。
あん土地は 渡さん! 帰らんか!
こん町ば 乗っ取るつもりやろうが!
必要なんです 今の武藤さんには 2人が。
(武藤) 必ず こん町に 活気は蘇ります。➡
皆さんの力ば 貸してください! (拍手)
(加賀谷) ふつつか者で恐縮ですが…。
よろしくお願いします!
このメンバーで スタートアップしよう。
このメンバーで スタートアップしよう。
(山口)はい もしもし。 株式会社ワカラン 山口が承ります。➡
あっ そうです。 造船所の跡地をネットスーパーに。
えっ!?
このままだと ワカランは倒産する。
あらためまして 山谷コンビのお二人が➡
われわれのチームに 加わってくれることになりました!
(拍手)
はいっと。
さらに 武藤さんの頑張りで➡
さらに 武藤さんの頑張りで➡
地元商店とのタッグが 実現することになりました!
はい。
以上! 以上か…。
まだまだ 課題は 山積みということですね~。
そうなんですよ。
ネットスーパーの完成に向けて ここから➡
造船所の跡地を購入して➡
補助金が採択されて➡
配送システムを完成させて ドライバーを確保して…。
(山口) まだ 土地も手に入れてないのか。
全ての話は そこからでしょう。
全ての話は そこからでしょう。
そうなんですが 豊光水産が 取りつく島もなくて。
まあ 取りあえず あらためて みんなで ご挨拶 行ってみる?
株式会社ワカラン?
(武藤) そのように 社名ば 変えまして。
出資者の 三星 大陽です。
(山口)ワカランの山口です。 よろしくお願いいたします。
(山口)ワカランの山口です。 よろしくお願いいたします。
同じく ワカランの加賀谷と申します。
このとおり 新体制で臨みますので➡
あらためて 御社に土地の売買から 手を引いていただけないかと➡
お願いに参りました。
こちらが 弊社の ネットスーパー事業の概要となります。
読まん。➡
そいば持って とっとと帰らんか。➡
何遍も言わすな。
よそ者に あん土地ば 任す気は なか。
ハァ…。
(山口)なるほどね。
まあ でも 何となく お人柄は つかめましたよ。
えっ?
これは 山口さん案件ですね。 (山口)だな。
ちょっと 作戦 考えてみるよ。 お~ 頼もしい。
いや でも…。
ここは だまされたと思って 私に任せてくださいよ 社長。
(武藤)え~っ!? 豊光水産が 手を引いてくれるんですか?
はい。 ハハ…! 山口さん ナイス!
でも どうやって?
これですよ これ。➡
豊光社長の趣味の釣りに 同行しましてね。➡
まあ 色々 腹を割って 話したんですよ。
なるほど。 山口さんらしい。 (山口)いや 豊光社長って➡
ホントは すごく 気さくで面白い人なんですよ。➡
ほら。 えっ!
ほら。 えっ!
(笑い声)
これが あの社長…。
(山口)まあ 結局 豊光社長も➡
この町を どうにかしたい っていう思いは 一緒で➡
で 武藤さんの思いを しっかり説明したら➡
応援したいって言ってくれて。
しかも 今後 事業面で組んでいきたいって➡
盛り上がっちゃって。
信じられない。
ちなみに 売買の手順ですが➡
え~ 造船所跡地は➡
豊光水産の子会社に➡
豊光水産の子会社に➡
土地を買ってもらう。
ただ 手を引いたんじゃ 多額の違約金が発生するもんね。
そう。 それで その子会社を…。➡
ワカラン。➡
うちが買い取る という形であれば➡
銀行も融資ができるという回答を 頂きました。
さっすが~。
よーし これで➡
融資と土地の問題は 解決と。
融資と土地の問題は 解決と。
じゃあ 私からも報告を。 (山口)おっ。
配送システムについて この1週間➡
東京の開発チームと 打ち合わせを重ねてきまして➡
ようやく 実現のめどが立ってきました。
ホントですか!? (加賀谷)はい。➡
配送先の在宅状況を 正確に把握できないことが➡
一番のネックだったわけですが➡
こちらで 解決できるのではないかと。
宅・システム?
施錠時と解錠時に➡
こちらの鍵に付けた センサーと➡
扉に付けたセンサーが 反応して➡
扉に付けたセンサーが 反応して➡
配送先の状況を知ることができる。
なるほど。 (加賀谷)加えて このシステムのAIは➡
あらゆる三次元的な動作に 対応していますので➡
配送だけでなく➡
倉庫内の作業などにも 応用できる見通しです。
すごっ! 助かるなぁ。
これが 山谷コンビ…。
じゃあ これも 丸と。
となると あとは 配送ドライバーの確保と…。
(武藤)あっ その件は 私が➡
造船所時代の仲間を中心に 集めています。
造船所時代の仲間を中心に 集めています。
了解。 じゃあ それは 武藤さんに一任して。
(武藤)はい。
だったら 補助金の方は 私が担当しようかな。
商店街の皆さんと 足並み揃えながら➡
資料を作りますよ。 (武藤)ありがとうございます。
ハハハ…。
見えてきたね ちょっとずつ。
ほら。 あれ 見えてる? (携帯電話)(M)ええ。
ほら。 あれ 見えてる? (携帯電話)(M)ええ。
ホントに見えてる?
あの場所が生まれ変わるんだよ。 フフ…。
(携帯電話)本当は 大海さまに 見せたいのでしょう?
まあね~。
あっ! あっ いや…。
決して 海兄の代わりに 見せてるってわけじゃ…。
(携帯電話)さすがに 私も➡
大陽さまと大海さまの間に 入れるとは 思っていませんよ。
ハァ~。 フフフ…。
(携帯電話)不思議なご兄弟ですね。 だね。
(携帯電話)不思議なご兄弟ですね。 だね。
ネットスーパーが稼働したら 海兄 悔しがったりするかなぁ。
(携帯電話)どうでしょうね。➡
ただ 大海さまも 今 大変な状況のようでして。
えっ? 大変って?
(パソコン)(技術者)クラウドの増量や ピア・ツー・ピアでの検証の結果➡
(パソコン)(技術者)クラウドの増量や ピア・ツー・ピアでの検証の結果➡
クラウドの大幅な増量が必要で➡
納品先全体に 新システムを普及させるためには➡
相当な時間と費用が必要でして。
すでに 損失は 10億を超えている。 分かってるのか?
(パソコン)すいません。
<(ノック)
失礼します。
社長 臨時役員会の準備が整いましたが。
今後の対応策は 追って伝える。
大丈夫ですか?
ああ。
先に向かってくれ。 すぐに行く。
承知いたしました。
♬~
(奥田)全部 私がしゃべるけんが➡
あんたは 黙って ニコニコしとけば よか。
わ… 分かりました。 (奥田)こがん事業に➡
目新しさなんか いらんと。 やり尽くされたことの方が➡
お役所のおっさんは 安心するっちゃけん。
《支援を受けられる事業は 今回 1つだけだから➡
絶対 勝たなきゃね》
いざ 参りましょう。
(職員)風汐市 「元気なまちづくり」 推進補助事業➡
最終プレゼンば 始めたいと思います。➡
まずは 商工会の皆さんから どうぞ。
(奥田)ご覧ください。➡
こちら 風汐市ば イメージした ご当地キャラ かざにゃー。➡
猫ちゃんに 風車の付いとっとですよ~。
(職員たち)おぉ~!
(奥田)現在 商工会で出している➡
クッキーと まんじゅうのパッケージを➡
この かざにゃーに変え➡
この かざにゃーに変え➡
さらに スマホケースなどの商品展開も していけます。
それにより 見込まれる経済効果は 約2億円。
うん。 よかとやなかですか?
観光客も増えそうたい。
そうですね。 よかですね。
(職員)あら! ほらほら。 回るんじゃない?➡
あ~ 回った 回った 回った。 (職員)あ~ カワイイたい カワイイたい。
(職員)じゃあ 次は ワカランさん。 (武藤)はい。
え~ 弊社では 造船所の跡地でのネットスーパー事業。
併せて 貸倉庫としても 活用する事業ば 進行中です。
すでに 商店街の半数以上の店舗に ご賛同いただいております。
すでに 商店街の半数以上の店舗に ご賛同いただいております。
うーん… ばってん…。
少し地味ちゅうか。 (奥田)ですよね~。
今は こちらのプレゼン中ですが。 (奥田)何なん!
(山口)まあまあ 加賀谷君。
(せきばらい)
え~ 皆さん。
私は この場を 優劣を決めるためではなく➡
風汐市の未来を考えるための会議 だと思っております。
風汐市の未来を考えるための会議 だと思っております。
そこで もう1つ お見せしたいものが。➡
こちらは 弊社が開発した 宅・システムという➡
AIナビシステムの➡
在宅状況を確認するための センサーになります。
AIねぇ…。
どうも こがん話は難しくて。
(山口) まあ 専門的な話は さておき➡
このシステムのミソはですね 例えば これを➡
循環バスの効率化にも 応用できたりすることなんです。
つまり この町に限らず➡
つまり この町に限らず➡
地方が抱えるインフラ問題の解消に 一役 買うことができる。➡
よそを まねるのではなく よそから まねられる。
風汐が 日本で最初の試みを することによって➡
地方創生のパイオニアになるんです!
皆さん いかがですか?
(職員たち)おぉ~!
(職員)われわれが パイオニアか。
ありやなかですか 宅・システム。
(職員)うん 名前の響きも よかし。 (職員)よかよか。
(職員)うん 名前の響きも よかし。 (職員)よかよか。
ワカラン ワカラン! ハハハ…!
あんたが ずっと黙っとるけん! (村尾)えぇ…。
ありがとうございました。
というわけで 補助金問題も クリアしました。
よっ! (拍手)
いや~ 全部 この宅・システムのおかげだよ。
(加賀谷)いや 山口さんのプレゼンの力ですよ。
あの言葉 俺も じーんときたというか。
あの言葉 俺も じーんときたというか。
ああ 「パイオニア」ね。
あれ 大陽君が考えてくれたんだ。 (加賀谷)えっ?
(山口)俺が考えた言葉より ずっと よくってさ。 ハハハ…。
何 加賀谷さん じーんときちゃいました?
そう言われると 何だかなぁ。
ちょっと。 何か 俺にだけ厳しくないですか?
アハハハ…! (武藤)お疲れさまです。
(山口)あ~ 社長。 (加賀谷)何ですか? それ。
フフッ。 せっかくなんで お祝いしたくて➡
シャンパン買ってきました。 (3人)おぉ~!
こんな感じでございます。 (一同の盛り上がる声)
こんな感じでございます。 (一同の盛り上がる声)
(一同)かんぱーい!
(加賀谷)にしても こんないい酒を マグカップで飲むって…。
(山口)グラスがないんだから しょうがないだろ。
でも こういうの あの… 大学時代を思い出さないか?
ほら 誰かの誕生日にさ ケーキ買ってきてさ➡
フォークがなくて 割り箸で食べちゃったみたいな。
分かるな それ! 青春の味ってやつですね。
分かるな それ! 青春の味ってやつですね。
俺 そういうとき ちゃんと フォーク用意してましたよ。
おい 加賀谷。 そういうとこだぞ お前 加賀谷。
あっ 加賀谷 2回 言った。 酔ってる。 山口さん 酔ってる。➡
2回 言うときはね 酔ってるの。 (山口)こんなんで酔うわけない…。
武藤さん? どうしたの?
あっ いえ…。
何だか 夢みたいだなぁって。
えっ?
私一人じゃ 何もできませんでした。
大陽さんが いてくれて➡
大陽さんが いてくれて➡
山口さんと 加賀谷さんが いてくれて…。
町の人も… うぅ…。
ちょっと 社長! (加賀谷)泣くの早くないですか?
まだまだ これからでしょ。
(武藤)分かってます。 分かってるんですけどね。
(武藤の泣き声)
オープンまで あと3カ月ですね。
うん。 (加賀谷)はい。
(武藤)あっ 写真。 みんなで 写真 撮りましょう。
(武藤)あっ 写真。 みんなで 写真 撮りましょう。
何… えっ? 何で?
何ででもです。 これは 社長命令ですから。
社長命令。 ハハハ…!
じゃあ 仕方ないね。
(武藤)あっ タイマー押しちゃった。 (3人)えっ!?
(武藤)ちょっと待って…。 (電子音)
えっ? えっ? あっ ちょちょちょ…!
(シャッター音)
どれどれ?
あれっ!? ちょっと! 俺 写ってないよ! ほら。 もう。
ご無沙汰しております。
五十嵐さん 元気しとりましたか?
(五十嵐)どがんやろう。 バイト先ん大学生から➡
使えんおっさんって 毎日 怒られとる。
そうでしたか。
あの~ 実は…。 (五十嵐)配送ドライバーの勧誘やろ?
あの~ 実は…。 (五十嵐)配送ドライバーの勧誘やろ?
えっ ご存じやったとですか?
造船所のやつらの何人かから 連絡のあったっさ。
そしたら 話ば早か。
ぜひ われわれと一緒に 働いていただけませんか?
出来の悪か後輩でしたけん➡
五十嵐さんには 大変 お世話になりました。
どうか これからも また…。
悪かばってん おいは お断りばい。 (武藤)えっ…。
悪かばってん おいは お断りばい。 (武藤)えっ…。
何か条件などあれば できるかぎり 何とかしますけん。
そがん話やなか。
じゃあ なして?
造船所のなくなった後➡
正社員になるために あちこち 面接に行った。
ばってん 全滅やったよ。
おいより若いやつ 大卒のやつ 資格ば持っとるやつ。
おいより若いやつ 大卒のやつ 資格ば持っとるやつ。
会社だって そっちば欲しかに決まっとる。
ばってん おいは 三ツ星での実績のあるけん➡
すぐに決まるやろうって 高ばくくっとった。
(面接官)《そん年で 資格も こんだけやったらねぇ》
(五十嵐)自分が どんだけ 思い上がっとったかってことを➡
嫌っていうほど 突き付けられて➡
何度も何度も 自分に失望する。
おいは もう 失敗しとうなか。
おいは もう 失敗しとうなか。
(五十嵐)お前んとこ ベンチャーってやつやろ?
ほとんどが すぐに つぶれて 残らん世界ぞ。
お前は 失敗しても 前ば向いてられるとや?
そいは…。
おいは 無理ばい。
つぶされるぐらいやったら もう立ち上がりとうなか。
あんたが どうしても 試してくれって頼むけん➡
言うことば聞いた結果が こいたい。
(加賀谷)申し訳ございません。
(男性)これで3軒目ぞ。 (男性)そうや。
あんたんとこのセンサー 設置した家ばっかい➡
空き巣に入られとる。
家におらんときに ランプの光るとが➡
目印になっとっとたい。
い… 一度 設置したセンサーを 外させてください。
問題点を改善して 設置し直しますので。
あ~! ごちゃごちゃと やぐらしか!➡
あ~! ごちゃごちゃと やぐらしか!➡
こがんと もう二度と付けん!
(山口)はい もしもし。 株式会社ワカラン 山口が承ります。➡
あっ そうです。 造船所の跡地をネットスーパーに。
えっ… えっ!?
(加賀谷)お~ 山口さん。
(山口)ちょっと大陽君と話してくる。 (加賀谷)えっ!?
(山口)ちょっと大陽君と話してくる。 (加賀谷)えっ!?
(山口)いや まさか こんなことになるとは。
申し訳ない。 完全に俺のせいだ。
いや そういうわけじゃ…。
でも このままだと…。
ワカランは 事業開始前に➡
倒産することになる。
(虎魂)ちょっ 無茶 言うなよ。 もう 時間ねえんだぞ。
(虎魂)ちょっ 無茶 言うなよ。 もう 時間ねえんだぞ。
(パソコン)虎君 分かってる。➡
でも 今のセンサーのままじゃ 実用化は できないんだ。
頼む!
ったく もう 分かったよ。 とりま 考えてみっから。
ありがとう。 じゃあ また。
(ドアの開閉音)
<(林田)虎君 お疲れさま。 (虎魂)お~ 林田っち。
ちょっと 近くまで来たから 差し入れ 持ってきたんだけど。
ちょっと 近くまで来たから 差し入れ 持ってきたんだけど。
おぉ~ サンキュー。
肉まんだ。
いや~ にしても 参ったよ。 (虎魂)えっ?
(加賀谷のため息)
(戸の開閉音)
<(電気をつける音)
お疲れさまです。 (武藤)お疲れさまです。
(加賀谷)ハァ~。
(武藤)大丈夫ですか? (加賀谷)あっ はい。
(武藤)大丈夫ですか? (加賀谷)あっ はい。
(加賀谷)社長は 怖くないですか? (武藤)えっ?
(加賀谷)自分の仕事が 会社の生き死にに直結している。
会社の動脈に 手をかけているような感覚が。
会社の動脈に 手をかけているような感覚が。
もし 失敗したら…。
(五十嵐) 《つぶされるぐらいやったら➡
もう立ち上がりとうなか》
分かります。 私も怖いです。➡
加賀谷さんのようなエリートでも そんなこと考えるんですね。
当たり前じゃないですか。 人を何だと思ってるんですか。
当たり前じゃないですか。 人を何だと思ってるんですか。
じゃあ 三ツ星重工も…。
えっ? (武藤)あっ いえ。
三星 大海社長も➡
こんな恐怖の中で 闘ってるんでしょうか。
かもしれませんね。
<(戸の開閉音) <(山口)ただいま。
あっ おかえりなさい。 (加賀谷)おかえりなさい。➡
あっ おかえりなさい。 (加賀谷)おかえりなさい。➡
どうしたんですか?
実は 税務署から連絡があって…。
んっ? ワカラン社に追徴課税?
うん。 さっき 大陽君から 相談の連絡があったんだけど➡
こればっかりは どうしようもないというか。
はっ? えっ どういうこと?
造船所の跡地に対して かかる税金で➡
造船所の跡地に対して かかる税金で➡
三ツ星は 固定資産税と維持費がかさむ➡
造船所の跡地を 早く手放したかった。➡
だから 時価16億円といわれている あの土地を➡
10億って捨て値で売り払うことに 了承した。➡
ここまでは 何の問題もなかった。
よく分かんねえけど 取りあえず 続けて。
うん。 ただ 違約金の問題があって➡
うん。 ただ 違約金の問題があって➡
豊光水産の子会社が 造船所跡地を買い取り➡
その後 ワカラン社が 4億円を出資して➡
その子会社を吸収合併する という形を取ったんだ。➡
これが 低廉譲渡に当たるとされ➡
関連当事者取引と見なされたんだ。
関連当事者?
関連当事者?
つまり 税金逃れの裏工作として➡
あの土地が 不当に安く売買されたと➡
税務署に判断されたんだ。
そう思われた理由は…。
俺と 三ツ星重工の社長が 兄弟だから。
そうか。 身内同士で 示し合わせたんだろうと。
それで 幾ら払う必要があるんですか?
それで 幾ら払う必要があるんですか?
1億4,000万円。
そんな大金 もう どこにも…。
いや でも…。
うん 決めた。
今回は 俺の見通しが 甘かったことが原因だから➡
1億4,000万は 俺が出します。 えっ!?
いや 会社の税金を ファンドが負担するなんて➡
いや 会社の税金を ファンドが負担するなんて➡
それこそ 不正と思われるんじゃ…。
ええ。 だから サンシャインファンドじゃなくて➡
俺個人の資産から出すんですよ。 (山口)しかし そんなことは…。
(加賀谷) いいじゃないですか 山口さん。
会社のためなら 遠慮なんかしてる場合じゃない。
ありがたく受け取るべきです。 (山口)うん…。
大陽さん どうか よろしくお願いします!
いいんですか? 大陽さんは それで。
いいの いいの。
こういうのは 勢いが大事なんだから。 ねっ。
こういうのは 勢いが大事なんだから。 ねっ。
<(携帯電話)(M)横から失礼いたします。
M。
(携帯電話)私 大陽さまの様々なサポートを 行っております Mと申します。
(加賀谷)M?
(携帯電話)大陽さま ワカラン社に対して 5,000万以上の出資は➡
大陽さま個人の投資で定めている 想定リターンを➡
下回ることになります。➡
下回ることになります。➡
投資家の大陽さまが➡
この数字を裏切って 利益の見込めない投資を行って➡
本当に よろしいのですか?
(携帯電話)もし 今回 1億4,000万円を出せば➡
その瞬間から 大陽さま あなたは 投資家ではなくなりますよ。
ハァ… だよねぇ。
でも…。 駄目です!
でも…。 駄目です!
だったら 駄目です!
(加賀谷) でも じゃあ どうするんですか?
宅・システムも行き詰まっていて➡
この上 土地の話まで 白紙に戻ったりしたら…。
分かりません!
でも 私にできることなら 何でも やります!
いえ できないことでも やります!
大陽さんは 投資家として 私を変えてくれた。
私という資産の価値を 信じてくれた。
私という資産の価値を 信じてくれた。
(武藤)資産は人なり。
あなたが そう信じているなら➡
あなたは 投資家じゃなきゃ駄目だ!
♬~
♬~
ちょっと 大陽さん?
すいません 生意気なこと言って。
ううん。
ありがとう。
(加賀谷)げっ 何か たくらんでる。
人とのつながりが 何よりの財産。
いや~ 俺としたことが➡
そんな大事なことを 見失ってたよ。
(山口) どうにかする手があるのか?
(山口) どうにかする手があるのか?
ええ。 M。 (携帯電話)はい。
今すぐ アポを取ってほしいんだけどさ…。
♬~
ここで間違いないな? (高島)はい。
ここで間違いないな? (高島)はい。
(加賀谷)な… 長崎名物 よりよりでございます。➡
あの… いい意味での 硬さになっておりますので➡
少しだけ気を付けて お召し上がりになっ… 熱っ。
え~ 遠路はるばる ありがとうございます。
いえ。
いや~ 同窓会のような顔ぶれですね。
で われわれを ここに呼び出した 張本人は?
で われわれを ここに呼び出した 張本人は?
それが… あいにく 今日は 出席できずでして。
アハ… ハハ…。 (高島)そうですか。
そろそろ 本題に入っても?
は… はい。
われわれが 造船所の跡地で行っている➡
事業についてなんですが➡
当社が抱える 1億4,000万円の追徴課税を➡
当社が抱える 1億4,000万円の追徴課税を➡
御社に ご負担いただきたく…。
はぁ!?
ああ… 失礼。
どういうことですか?
は… はい。 え~ それは え~ その… え~。
(山口)社長 代わりましょうか? (武藤)いえ 私が話します。
いや しかし…。 (武藤)社長は 私ですから。
(武藤) 《ワカランの事業に関して➡
三ツ星の社長と 話し合いの場ば 持つことになりました》
《はぁ?》
《望んでいる結果は 得られんかもしれん》
《でも やることに意味がある》
《私が そう思えるとは➡
一緒に頑張ってくれる人たちが➡
私が失敗することを 絶対に笑わないからなんです》
(武藤)《だから 私も➡
(武藤)《だから 私も➡
五十嵐さんが どんだけ失敗しても➡
絶対に笑いません》
《失敗したことより 挑戦したことを➡
私だけは しっかり見てますけん》
《おいには無理って》
《怖い気持ちは よう分かります》
《ばってん 一番 怖かとは➡
立ち上がらんまま 終わることやなかですか》
立ち上がらんまま 終わることやなかですか》
(武藤)《五十嵐さん》
《私ば信じて ついてきてください!》
《分かった》
《ありがとうございます!》
どうぞ。
(武藤) こちらの資料をご覧ください。
当社では 宅・システムという 配送ナビを開発いたしました。
配送ルートに限らず あらゆる 三次元的な動きに対して➡
最適なルートの選択が 可能になっており➡
また 当ネットスーパーの ロボットの運転制御にも➡
使用しております。➡
つまり… 御社が 現在 抱えている➡
ロボットの遅延問題を➡
このシステムによって 改善できる。➡
その使用料として➡
1億4,000万円を お支払いいただきたいんです。
なるほど。
こちらの 宅・システムの利用に関して➡
もう1つ 条件がございます。 (高島)条件?
もう1つ 条件がございます。 (高島)条件?
当社では 現在 利用者の 在宅状況を把握する方法に➡
課題を抱えておりまして。 (男性)《もう二度と付けん!》
そこで 三ツ星の持つ電気使用情報を➡
共有させていただきたいのですが。
(加賀谷)ここ 風汐市で➡
三ツ星製のシェアは 9割を超えます。➡
一般家庭用の電気メーター この利用情報を使えば➡
住居者の状況を たやすく知ることができる。
住居者の状況を たやすく知ることができる。
(山口)三星社長。
御社と 規模は違えど➡
矢面に立つということの重さを われわれも 今 実感しております。
(山口)まあ 色々と 確執のあった われわれですが➡
これからは お互いのほころびを 補い合えるような関係に➡
なれませんか?
高島。 (高島)はい。
すぐに 宅・システムのベータ版で 実証のテストを。
それから 電気メーターの情報部にも➡
データ共有の準備を進めるように。
(高島)かしこまりました。
♬~
♬~
よろしくお願いいたします!
よろしくお願いいたします。
(武藤)よろしく…。
よっしゃ! (バケツの落ちる音)
大陽! どうも。
(高島)お前 そんなとこに。
(高島)お前 そんなとこに。
いや~ ホントは もっと カッコ良く 出てくるはずだったんだけど。
(高島)はぁ?
わざわざ こっちに来てもらったのはさ➡
海兄に見せたいものがあって。
時間 まだ大丈夫だよね。
ちょっと ドライブ行かない?
ジャジャーン!
ワカランと三ツ星➡
他にも いろんな人たちが つながって できた光景だ。
どうですか? ご感想は。
ちょっと 何か言ってよ。
覚えてるか? 昔 高島が➡
うちに ドローンの試作機を 持ってきたときのことを。
《うちの取引先から もらってさ》
(大陽)《開けてみていい?》 (高島)《うん》
(大陽)《開けてみていい?》 (高島)《うん》
《わ~! すごい!》
《おっ 飛んだ》 (高島)《お~ 飛んだ 飛んだ》
《ハハ…! すごいね》 《あっ あっ!》
お前は 新しいもので何ができるか いろんなことを試して➡
何度も壊しては 修理してを 繰り返してたな。
覚えてるよ。
海兄は 箱から出さずに 飾ったままだったよね。
大陽。 人は 簡単に壊れるぞ。
大陽。 人は 簡単に壊れるぞ。
俺は 会社を生かすためなら 個人の犠牲は いとわない。
お前のやり方は それより危険だ。
数少ない成功例を見せられても 賛同は できない。
そっか。
(武藤)今ごろ 何を話してるんでしょうね。
しかし 大陽さんも すごいこと考えたな。
自分を三ツ星から追放した兄と 手を組むなんて。
自分を三ツ星から追放した兄と 手を組むなんて。
追放した?
壮絶な後継者争いが あったんでしょ?
ハッ… 違いますよ。
社長は 大陽が自由に生きられるように➡
一人で 三ツ星を背負うことにしたんです。
ずいぶんと 聞こえのいい言葉ですねぇ。
皆さんは 三星 大海という人間を 誤解している。➡
ずっと昔 彼ら2人に➡
ずっと昔 彼ら2人に➡
ドローンをプレゼントしたことが ありました。
大陽が壊すたびに 私が修理させられていて…。
《今度ばかりは 直せないかもなぁ》
(大海)《こっちの部品を使えば 直せますか?》
《えっ でも そしたら 大海君のは もう飛ばせなく…》
《いいんです。 箱のまま飾っておくので➡
見た目だけ 元通りにしてもらえれば》
(高島)必要なら いくらでも自分を差し出す。
(高島)必要なら いくらでも自分を差し出す。
社長は そういう人なんです。➡
たとえ 自分の真意が 相手に伝わらなくても。
大陽君には 伝わってたんじゃないかな。
えっ?
(山口)この事業を 一緒に彼と進めてきて➡
いろんな話をして…。
お兄さんを恨んでるようには 見えなかったな。
海兄の考え方は 分かってる。
でもさ ちょっとは 俺のこと頼ってよ。
ほら 俺だって➡
あのころよりは 頼もしくなったと思わない?
(汽笛)
《お前には 誰一人 救えない》
《三ツ星の未来は 俺がつくる》
《三ツ星の未来は 俺がつくる》
《お前は うちには 必要ない人間だ》
《やっぱ バレてたか~》
《さすがだね》
《何の話だ》
《分かったよ》
《俺は 俺のやり方で 海兄を支える》
《何?》
《いろんな人に出会って つながって➡
《いろんな人に出会って つながって➡
海兄の力になるよ》
《だからさ➡
それまで ちょっと 待っててくれない?》
《そろそろ お時間が》 《ああ》
《高島さん》
《よろしくお願いします》
《よろしくお願いします》
(汽笛)
資産は人なりだよ。
俺は 自分が出会った資産と一緒に➡
海兄の重荷を下ろしてやりたい。
余計なお世話だ。
お前とは分かり合えないな。
(スピーカー)次に設定されているお宅は 現在 不在です。➡
先に その次の配送先を案内します。
はい 了解。
(五十嵐) ごめんください。 ワカランです。
ご注文のお品 お届けにあがりました。
(男性)どうも。
(五十嵐)おぉ…。 (男性)どうも。
(五十嵐)あっ 閉めます。 ありがとうございました!
(男性)ほいほい。 ほい ほい ほい。 (男性)おぉ~!
風汐の大吟醸やんか。
(男性)いや~ 便利ばい ワカラン。
(男性)いや~ 便利ばい ワカラン。
別に 顔ば隠さんでも よかろうもん。
は… 恥ずかしかろうが。 あげん 反対ば しとって。
何じゃそりゃ。 アハハ…! お~! (男性)はいはい。
(男性) 酒には やっぱり すり身たい。
こん新商品 ワカランで 扱ってほしかっちゃけど。
(山口)味噌チョコレートですか。
んっ! うまい! (女性)おっ やった!
(山口) いや これも ヒットしそうですよ。
こん町も ちょっとずつ 活気が戻ってきて。
こん町も ちょっとずつ 活気が戻ってきて。
ホント ワカランのおかげばい。
いえ。 全部 皆さんの力ですよ。
っていうか もう1個 いいですか?
どうぞ どうぞ。
うん!
(加賀谷)うわっ カワイイ。
(奥田)まさか かざにゃーば➡
ワカランのマスコットキャラに していただけるとは。
いいですね。
公式サイトで 全て販売しましょう。
公式サイトで 全て販売しましょう。
ホントですか?
見れば見るほど かわいく思えてきまして。
(2人)アハハ…!
にゃ! (奥田)あ~!
(加賀谷)にゃ! (奥田)あ~!
(武藤) では そいで お願いしますけん。
悪かねぇ 仕事中に。
(武藤)ああ! お久しぶりです 豊光社長。
近くまで寄ったもんやけん。
どうぞ。 (豊光)おう。
どうぞ。 (豊光)おう。
ほう… ここも 人の増えたったいねぇ。
ええ おかげさまで。
あ~ 武藤さん。
今まで 色々と きつく当たってしもうて➡
すまんかったね。
おいも 必死やったけん。➡
それと ありがとうな。 あん土地ば生き返らしてくれて。
いやいやいや。 (豊光)ハハハ…!
いやいやいや。 (豊光)ハハハ…!
おっ。➡
お~ よか写真やっか。
不思議な男やったねぇ 三星 大陽。
恩人です。
こん町と 私の人生ば 変えてくれた。
(武藤)さあ お茶でも。 (豊光)ああ 焼酎がよかな。
(武藤)さあ お茶でも。 (豊光)ああ 焼酎がよかな。
(武藤) いくら何でも 時間が早かとです。
(虎魂)あ~! マジで アニキ いない間 さみしかったんすからね。
まだ それ言ってんの。 (虎魂)さみしい…。
虎 ホントに ありがとな。 (虎魂)はい。
林田さんも 色々 相談に乗ってくれて助かりました。
いや いっときは ホントに焦ったけど➡
三ツ星を巻き込むってのが さすが大陽君だよね~。
いや 俺 誤解してました。
大陽さん お兄さんのこと すごい恨んでるのかなと思って。
大陽さん お兄さんのこと すごい恨んでるのかなと思って。
ああ…。 (隼人)じゃあ あれも➡
俺の深読みのしすぎだったのかな。 あれって?
あっ いや 前に見つけちゃったんですよ。➡
三ツ星の子会社で➡
ずいぶん昔の不祥事が 発覚したって記事。➡
大陽さん そのとき 副社長で➡
責任 取って 辞めたんですよね?➡
それも 色々 裏があったりすんのかなぁとか➡
思っちゃって。
♬~
♬~
《あの…》
《少しだけ よろしいでしょうか?》
(武藤) 《このような機会でもなければ➡
お伝えすることは できませんでした》
《以前 株主総会で あなたを おとしめたのは➡
《以前 株主総会で あなたを おとしめたのは➡
そうするように 指示を受けたからなんです》
《指示?》
《三ツ星の労働組合員だと 名乗る男に➡
まずは これで株主になれと 大金を渡されて➡
このままで悔しくないのかと たきつけられて…》➡
《総会後に お金は お返しするつもりだったんですが➡
二度と 連絡は取れませんでした》
《あのときは 本当に 申し訳ございませんでした!》
(武藤) 《そして 気を付けてください》
《あなたの失脚を 企てている人間がいます》
♬~
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