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Original subtitles

(大陽)何か こういうの 懐かしいですよね~。

ですね~。

えっ? じゃあ 食べれるってことですか? あれ。

(武藤)もちろんですよ それは。 嘘!?

(武藤)そんなことより 倉庫の…。

(林田)私も そっち 入ろうか?

えっ? 林田さんの担当は 事業計画書でしょ?

だって 何か 2人して楽しそうだからさ。

あっ じゃあ このお肉は ここかな。

違うよ。 何で そこ お肉なの?

違うよ。 何で そこ お肉なの?

(武藤)《三ツ星は… 私を 道具のように使い捨てた!》

(大海)《社長として さびた部品の片付けは➡

必要な業務であると考えます》

《もっと 彼の可能性を 信じてみたら どうですか?》

《起業だよ。 新しい事業 始めるんだ》

《私が… ですか?》

《武藤さん 造船所閉鎖に➡

最後まで 反対運動してたんだって?》

《はい》 《すごいよ その情熱と行動力》

よし 完成。

よし 完成。

けど 大変なのは ここからだなぁ。

精密機部門の遅れは どうなってる?

(高島)はい。 検証したところ➡

ロボットの動作情報を クラウド経由で共有しているため➡

秒単位の遅延が発生していました。

そのせいで 顧客の生産現場に 影響が出てるのか。

はい。 それと別件で➡

長崎の風汐市の 造船所跡地ですが➡

売買の協議が まだ停滞しており…。

それは 後回しでいい。

それは 後回しでいい。

クラウドの容量を増やすことで どこまで改善できるか調べろ。

それと 技術部門に➡

クラウドを経由しない ピア・ツー・ピアへの切り替えの➡

実証データを提出させろ。 はい。

産業ロボットは 今の三ツ星のコア事業だ。

最優先で対応しろ。 (高島)はっ。

大海社長 今日も ビシバシやってるねぇ。

(高島)お疲れさまです。

山谷コンビが辞めて 吹っ切れたのかな。

山谷コンビが辞めて 吹っ切れたのかな。

結果 自分に 権力を集中させることによって➡

意思決定のスピードを ぐんぐん上げてる。

高島君は 2人がいなくなったことに 不満?

(高島)いえ 不満ということは。

残念だけど ルールは ルールだ。

はい 分かっています。

(加賀谷)ポチャポチャポチャ… うぅ~。➡

(加賀谷)ポチャポチャポチャ… うぅ~。➡

いい子 いい子…。 <(山口)久しぶり。

(加賀谷)山口さん。

ハッ…。

(山口)まさか 2人して 三ツ星を去ることになるとはなぁ。

(山口) 散々 会社に尽くしてきたのに➡

最後は あっけないもんだ。

あの… 山口さん。

加賀谷 すまなかった。

加賀谷 すまなかった。

お前に 嫌な役回りをやらせてしまって。

何 言ってんですか。 謝るのは 俺の方です。

山口さんに あんなこと…。

会社の命令だ。 お前のせいじゃない。

全部 不適切会計を見抜けなかった 俺のせいだ。

それに 俺は もう 三ツ星に 未練は なかったよ。

えっ?

出世するのも いいことだけど➡

お前と2人でチームを組んで 現場の最前線にいたころが➡

お前と2人でチームを組んで 現場の最前線にいたころが➡

一番 楽しかったと思わないか? (加賀谷)はい。

難しい案件ほど 燃えたよな。

(山口)《いや~ 分かります。 私のうちもね➡

20年前に奮発して買った炊飯器が まだまだ現役ですもん》

《それは すごいねぇ》 《ありがとうございます》

(山口)営業一筋の俺が 相手の懐に入り込んで…。

(加賀谷) 《今後の海外展開に向けて➡

幾つか 戦略のパターンを 立てたんですが》

(山口)技術畑出身のお前は ロジックで相手を説得する。➡

(山口)技術畑出身のお前は ロジックで相手を説得する。➡

そうやって 幾つも でかいヤマを 動かしてきたよなぁ。

<へぇ~。

山谷コンビって ホントに いいチームだったんですね。

三星 大陽… さん!?

(山口)何で ここに?

山口さんの性格なら 自分から 会いに行くだろうなと思って。

知り合いなんですか? (山口)ああ まあ…。

で? 今日は 思い出話して おしまいで いいんですか?

で? 今日は 思い出話して おしまいで いいんですか?

俺は 見たいけどなぁ。

2人が もう1回 チーム組んで ばりばり働くところ。

だからさ 山口さん 加賀谷さん➡

俺たちと一緒に スタートアップしよう。

「俺たち」? そう。

株主総会にいた 武藤さんって覚えてます?

ああ。 確か 三ツ星の造船所の 現場責任者だった…。

武藤さんと俺で 進めてきた計画があるんです。

武藤さんと俺で 進めてきた計画があるんです。

言わせてもらいますけど もともとは➡

あなたのお兄さんのせいで こんなことに…。

俺も あの人のやり方には ムカついててさ。

いっちょ ぎゃふんと 言わせてやりましょうよ。

どういうことだ?

三ツ星が見放した 風汐の造船所跡地。

あの場所を➡

巨大なネットスーパーとして 蘇らせるんだ。

(2人)はぁ!?

♬~

♬~

これが 完成形のイメージで➡

これが 現地の写真。

(武藤)こんな すごいお二人に 助けていただけるんですか?

ああ。 この2人 難しい案件ほど 燃えるらしいから。

(山口) いや ちょ… ちょっと待ってくれ。

本気ですか? この広大な敷地を…。

ネットスーパーなら 建物は 居抜きで使えるし➡

物流倉庫としても活用すれば➡

海に面した この立地を 最大限に生かせますよね?

いや しかし…。

すでに こっちで ある程度 準備は進めてます。

すでに こっちで ある程度 準備は進めてます。

ある程度って? うーん…。

取りあえず 会社は もう つくってて➡

これも完成して…。

あとは 全部 これから?

ハッ ハハ…。

あっ この「優秀な仲間」ってのが お二人のことね。

(武藤)お願いします。 どうか お力を貸してください!➡

私は 風汐の町に育ててもらいました。

私は 風汐の町に育ててもらいました。

それが造船所がなくなってから➡

どんどん寂れていく一方なのが 悲しくて。

もう一度 あの町を元気にしたいんです。

いや 武藤さんのお気持ちは 分かりました。

ですが その あまりにスケールが大きい話と…。

やる気は あります! 何でも やります!

ええ。 その気持ちは 大事だと思います。

ですが もうちょっと具体的に…。

分かりました。 (山口)えっ? えっ?

分かりました。 (山口)えっ? えっ?

一度 持ち帰って 検討させてください。

うわっ 出た~! 大人の返事。

言いたいことがあるなら 今 言ってほしいんだけどな~。

お話自体は 理解したので。

山口さん 行きましょう。 (山口)あっ ああ…。

断られてしまいましたね。

なーに まだチャンスは あるさ。 えっ?

大丈夫。 俺 こっちで たまってる仕事 片付けたら➡

大丈夫。 俺 こっちで たまってる仕事 片付けたら➡

あの2人 連れて 長崎 行きますんで。

ホントですか? うん。

じゃあ 私は 打ち合わせどおり➡

先に向こうで 色々 進めておきます。

了解。 じゃあ お互い 頑張りましょう。

よろしくお願いします。

もうちょっと 話 聞いても よかったんじゃないか?

無理でしょう どう考えても。

それは… まあ。

われわれに 就職先を 提案してくれたことには➡

われわれに 就職先を 提案してくれたことには➡

感謝しますよ。 (山口)えっ?

いや ただ 別に 何も あの話に乗る必要はないでしょう。

よければ 2人一緒に働ける場所を 探してみませんか?

そうだな。

じゃあ 付き合いのある会社でも 回ってみるか。

(加賀谷)はい。

(隼人)三ツ星の造船所を ネットスーパーに?

うん。 ってなわけで➡

しばらくの間 東京を離れることになる。

うお~! それ スケールでけえっすね。

いよいよ 勝負の時か。

いよいよ 勝負の時か。

(虎魂) えっ 林田っち 知ってたの?

ああ 大陽君に頼まれて 色々 準備の手伝いをね。

はぁ!? 何で 俺じゃなくて 林田っちなんだよ!

いや 私に言われても…。

じゃあ 虎にも甘えちゃおうかな。

えっ! え~! 何すか? 何すか? 何すか?

ネットスーパーに欠かせない 配送システムのAI開発。

優秀なエンジニアを集めてほしい。

うわっ… さらっと えぐいオーダー来た。

でも 分かりました。

ちょうど 俺も 新しい会社をつくる準備中なんで。

ちょうど 俺も 新しい会社をつくる準備中なんで。

最強メンバー 揃えてみせます!

ホントか? ありがとう。

よし。

《じゃあ やるべきことを確認しとこうか》

《お願いします》

《最優先なのは 土地の購入》

《あの場所を買うために 銀行の融資を受けたい》

《でも 銀行は 土地がないと 融資をしてくれない》

《ってことで 先に 三ツ星に➡

土地の購入証明を 出してもらいたいんだけど➡

ここで ネックになるのが…》

ここで ネックになるのが…》

《あの土地を買おうとしている 地元の豊光水産ですね》

《そう。 ただ 交渉は停滞してるみたいだから➡

豊光水産には 手を引いてもらう》

《でも 豊光社長って➡

一度 言いだしたら聞かない めちゃくちゃ頑固な人だって➡

有名ですよ》

《武藤さん 風汐の町 再建したくないの?》

造船所の土地から 手ば引けぇ!?

ぶしつけな お願いであることは➡

ぶしつけな お願いであることは➡

重々 承知しとっとですが➡

ひとつ 私どもの事業提案ば 見ていただけませんか?

(豊光)サンシャインファンド? この辺の会社や?

出資者は 東京ん方でして。

よそ者に 金ば出してもろうとるやつに➡

あん土地は 渡さん!

帰らんか!

《手元資金を考えると➡

風汐市の補助金は 絶対もらいたい》

(武藤)《そうですね》

《支援を受けられる事業は 今回 1つだけだから➡

絶対 勝たなきゃね》

(職員)補助金 交付後に 補助金の返還指示のあった場合は➡

こいに従わなければなりません。➡

では ここまでで 何か質問の あれば。

あっ すいません。

えっと… 用地取得費は➡

施設整備費の項目に含めて よかでしたっけ?

施設整備費の項目に含めて よかでしたっけ?

ですけん そいは 先ほどから伝えてますとおり…。

(奥田)何ね あん人。 バカな質問で 時間ば取ってから。

まあ あがんとは うちら商工会の敵やなかですよ。

造船所ば 首になった人が➡

市のお金欲しさに 立ち上げただけの事業でしょう。

ハァ… それもそうやね。➡

風汐のための支援やけん➡

地元で顔の利く人間が 活用していかんば。

アニキ! アニキ アニキ! おう。

配送システムの開発メンバー ヤベえメンツ 揃えましたよ。

お~!

(男性)ちわっす! (女性)お願いしやす。

こちらこそ よろしく。 虎 ありがとな。

一番 解消したいのは 不在配達なんだ。

あれ ドライバーの二度手間っすもんね。

配送先の在宅状況を リアルタイムで把握して➡

かつ それを踏まえた配送ルートを 提示できるシステムをつくってほしい。

了解っす。 しゃあ 早速 ミーティングすっぞ。

了解っす。 しゃあ 早速 ミーティングすっぞ。

よっしゃ! やっちゃおうや。 (女性)うぇい~。

よろしく~。 (虎魂)うぃっす。

(パソコン)(M)大陽さま 一歩前進ですね。

ああ。

あとは 山谷コンビの説得だな。

(パソコン)2人は 現在➡

様々な企業の経営陣と 会っているようです。

なるほどね~。

まあ でも 連れていかないと 武藤さんに顔向けできないもんね。

(パソコン)ウフフ…。 何だか楽しそうですね 大陽さま。

そうだね~。

そうだね~。

新しい場所で 一からのスタート。

投資家 始めたばっかりのころを 思い出すなぁ。

(パソコン)つまり 大陽さまは ご自身をリセットしたいわけですか?

えっ? いや 別に?

(パソコン)私との関係も ゼロに戻したいと。

んっ? な… 何で そんな話に。 (パソコン)大陽さま…。➡

10秒後に 全てのデータを初期化します。

えっ?

ちょっ ちょちょ… ストップ ストップ ストップ!

ちょっ ちょちょ… ストップ ストップ ストップ!

えっ ちょ… 何で? 何で? え~っ!

ストップ ストップ ストップ…。 M M! ストップ ストップ!

あぁ~っ!

♬~

♬~

(男性)はい ありがとね~。

(武藤)お仕事中 すいません。

(男性)おぉ 浩やっか。 何ね? 今日は あらたまって。

実は こがんことば やろうと思っておりまして。

うん?

(取締役)ハハ… そうですか。➡

お二人が うちに来てくれるなら 大歓迎ですよ。

わっ! そう言っていただけて ありがたいかぎりです。

それなりのポストは ご用意させていただきますんで。

それなりのポストは ご用意させていただきますんで。

いや われわれですね あの…。

現場で ばりばり やりたいと 考えておりまして。

(加賀谷)役職がありますと むしろ 動きづらいというか…。

そうですね~。

持ち帰って 検討させてください。

ハッ…。 (2人)はい。

(山口)ハァ…。➡

まあ ポストをもらえるのは ありがたいんだけど➡

どこも 似たり寄ったりの反応だよな。

(加賀谷)ですね~。

(加賀谷)ですね~。

(山口)おぉ! 就活 お疲れさまです。

どこにでも現れるな。 ヘヘヘ…。

ちょっと うちで飲みません? (2人)はぁ!?

はい! じゃあ 戻った戻った。 (山口)えっ 戻るの?

そっか~。 どこの会社も ぴんとこないんだ。

おい! うれしそうに言わないでくれよ。

はい どうぞ。

いただきます。 (山口)ありがとう。

いただきます。 (山口)ありがとう。

結局さ 良くも悪くも 2人は 有名すぎるんですよ。

どこに行ったって 一からのスタートにはならない。

あっ その点 うちに来れば➡

やるべきことは 山ほどあるから 馬車馬のように働けますよ。

正直 この事業が厳しいってのは 分かってます。

実は 最初は 武藤さんに スタートアップ 断られて。

実は 最初は 武藤さんに スタートアップ 断られて。

えっ?

株主総会の後に スカウトしたんだけど…。

(武藤)《すいません。 私には できません》

《どうして!?》

《もったいないよ》

《武藤さんのガッツがあれば 何だって…》

《もういいんです》

《造船所を閉鎖したくない。 それだけが私の願いでした》

《だから もう 全部 終わったんです》

《だから もう 全部 終わったんです》

でも 俺って しつこいから。

武藤さんを諦められなくて 風汐まで会いに行ったんです。

《へぇ~。 武藤さん 自分の会社 つくったんだ》

(武藤)《町の 何でも屋のような形で 細々と》

《すごいじゃん。 スタートアップしたんだね》

《ふーん…》

《ふーん…》

《あっ》

《『造船所の歴史』》

《バカみたいですよね》

《自分で 造船所を開けるわけもないのに》

《ここ 寂れてるでしょ》

《造船所があったころは もっと にぎやかだったんです》

《武藤さんは➡

造船所を守ることで この町を守りたかったんだね》

《風汐の町があって 造船所があって➡

たくさんの人がいて》

《数えきれないくらい いろんな思い出をもらいました》

《なのに 自分が 何の恩返しもできてないことが➡

《なのに 自分が 何の恩返しもできてないことが➡

悔しくて 情けなくて…》

♬~

《武藤さん》

《違う形で あの場所を蘇らせることは➡

できるかもしれないよ》 《えっ?》

できるかもしれないよ》 《えっ?》

《新しい事業が生まれれば 人が増えて 活気が戻る》

《それって 武藤さんの願いが かなったことにならない?》

《立ち上がろう。 一緒に頑張ってみようよ》

《でも 私のような不器用な人間が…》

《できる》

《経営のことは 何も…》 《できる!》

《武藤さんの その思いがあれば 絶対》

《資産は人なり》

《俺は 武藤さんを信じてる》

その場では 返事をもらえなかった。

でも 今度は 武藤さんが 俺の所を訪ねてきてくれて…。

《武藤さん 待ってました》

(武藤)《どうぞ よろしくお願いいたします》

《こちらこそ》

《で あれから 俺も 色々 考えてみたんだけどさ➡

《で あれから 俺も 色々 考えてみたんだけどさ➡

無店舗型のネットスーパーって どうかな?》

《ネットスーパー?》

《風汐の町に行ったときに➡

買い物で苦労してる人を たくさん見てさ》

《あれだけの土地面積があれば➡

品揃えの面で いろんなニーズに応えられる》

《なるほど》 《さらに➡

貸倉庫としても 土地を活用すれば 収支も立つ見通しだ》

《とはいっても➡

色々 うまくいけば って話なんですけどね》

《はい》

《でも 大丈夫》

《この事業を 成功に導いてくれる➡

最強のブレーンを 見つけ出すからさ》

《えっ?》

で 山谷コンビに 目を付けたってわけ。

でも 何で われわれに…。

もちろん 2人が すごい優秀だってのもある。

でも それ以上に➡

思いで仕事をしてくれる っていう信頼があるからですよ。

昔から知ってる 山口さんは もちろん➡

昔から知ってる 山口さんは もちろん➡

その山口さんが信頼してる 加賀谷さんにも。

必要なんです 今の武藤さんには 2人が。

俺たちは 三星 大海のもとで➡

三ツ星の改革に関わってきた。

まあ 言ってみりゃ 造船所をつぶした側の人間だ。

それを いまさら…。 だからだよ!

三ツ星を離れた今 あの場所を 今度は 2人が蘇らせるんだ。

三ツ星を離れた今 あの場所を 今度は 2人が蘇らせるんだ。

でも なーんか これ 気持ち悪いなぁ。

(山口)えっ?

いや 東京で この話 してるのがってことで➡

取りあえず 長崎 行っちゃいますか。

はぁ!? (山口)いや 取りあえずって…。

まずは 武藤さんの頑張りを 見てあげてくださいよ。

(携帯電話:通知音) はい!

飛行機と宿 手配しちゃいました。

アハハ…! 何て強引な…。

手配しちゃったんだもん。

手配しちゃったんだもん。

ほら! もうちょっとだから。 ねっ。 行こう 行こう。

ほら! ここ ここ。

武藤さん 2人を見たら 喜ぶだろうなぁ。

あの~ 大陽君。

われわれは まだ 決めたわけでは…。

分かってますって。 じゃあ 入りましょうか。

武藤さん 武藤さん! ちょっと!

はい ジャーン! 山谷コンビ 連れてきたよ。

どうも。 (加賀谷)ご無沙汰しております。

お久しぶりです。 さらに➡

配送システムの開発メンバー 見つかった! アハハ…!

そうですか…。 いや テンション低っ!

ハァ… すいません。

大陽さんが こんなに頑張ってくれてるのに➡

私ときたら…。

いや ちょ… どうしたの? いったい。

いや ちょ… どうしたの? いったい。

(武藤)土地の売買も進まず➡

補助金のことも 分からないことだらけで➡

地元商店との協力なら 商店街の会長と知り合いなので➡

うまく取りつけられるかもと 思ったんですが➡

悪い噂が広がってしまっていて…。

(男性)《ネットスーパーか何か 知らんばってん➡

こん町ば 乗っ取るつもりやろうが!》

《乗っ取るなんて そんな…。 皆さんのお店の商品ば➡

取り扱わせて いただきたいだけとです》

《そがん言葉で丸め込まれるか この詐欺師が!》

《そがん言葉で丸め込まれるか この詐欺師が!》

《詐欺師?》 (男性)《商品だけば持ってって➡

店舗は つぶしてしまえってか?》 《そいは 違います!》➡

《事業が生まれれば 雇用が生まれます》

(武藤) 結局 そのまま追い返されて…。

すいません。

ゼロどころか マイナスからの スタートになってしまいました。

いや… うん。 ナイスガッツですよ 武藤さん。

(加賀谷)ナイスガッツじゃないですよ! (山口)お… おい!

どんなに強い思いがあっても➡

どんなに強い思いがあっても➡

形にならなければ 意味ないでしょう!

はい。 (加賀谷)大陽さんが➡

システム開発のメンバーを集めて われわれを ここに連れてきて➡

その間 武藤さんは 何一つ 進められなかったわけですか?

おい 加賀谷!

この人だって ずっと ここにいるわけじゃない。➡

いなくなった後 どうするんですか?

やめろ。 もういい! (加賀谷)俺だって ホントは➡

思いで動きたいですよ。 でも 私と山口さんは➡

それだけで やってきたわけじゃない。

お互いに この人となら リスクをしょい合えるという➡

信頼関係があるんです。➡

だから あなたも 本気で われわれを引き入れたいのなら➡

だから あなたも 本気で われわれを引き入れたいのなら➡

ちゃんと われわれを 信頼させてくださいよ!

加賀谷…。

分かりました。

大陽さん。 うん?

商店街との交渉 このまま 私に一任していただけませんか?

えっ…。

(武藤)一度 事業に関する説明会を開いて➡

(武藤)一度 事業に関する説明会を開いて➡

協力してもらえるような プレゼンをしたいと思います。

ですので 成功したら➡

私を信頼してもらえませんか。

♬~

(武藤)お願いします。 一度だけ 皆さんに➡

ご説明する機会ば いただけませんか?➡

お願いします お願いします!➡

こんとおりです!

こんとおりです!

(武藤)もっと大きくだな。

口コミも 徐々に 広がっていくことが期待でき…。

語りかけるように。

口コミも…。

♬~

(武藤)お願いします。➡

(武藤)お願いします。➡

お願いします。➡

お願いします。➡

お願いします。

え~ 本日は お時間をいただき➡

誠に ありがとうございます。

では お手元の資料の1ページ目から…。

(男性)あ~ もう よか。 (武藤)えっ?

(男性)あ~ もう よか。 (武藤)えっ?

こがん よう分からんことで こん町ば壊されたら たまらん。

ば… ばってん 造船所を あのまま放置しておけば➡

それこそ 廃れていって…。 (男性)そいけんさ。

もっと よか方法の あるやろが。 (武藤)はい?

天下の三ツ星に また戻ってきてもらうったい。

(賛同する声・拍手)

(男性)別に 今日は あんたの話ば 聞きに来たわけやなか。

あんたは 元 三ツ星の人間やろ? 直接 交渉してくれんね。

いや それは…。

いや それは…。

(男性)歴史のある会社しか こん町には ふさわしくなか。

(男性)造船やなくても 三ツ星やったら 何でもよかぞ。➡

なあ! (男性)そうや。

(武藤)ま… 待ってください。

三ツ星は もう こん町に戻ってこんです。

(一同)あっ?

われわれが どがんかせんば➡

こん町の時計は 止まったままやなかですか!

(一同)何や その言い方は! ふざけんな! えぇ!?

(一同)何や その言い方は! ふざけんな! えぇ!?

(武藤)すいません!

でも だからこそ このネットスーパーを…。

お前んとこの会社が 三ツ星の代わりになるとか?➡

あぁん? (武藤)そいは…。

(男性)ハァ… もう よか!

(男性)帰っぞ。 帰っぞ。

待ってください。 (男性)ふざけんな!

(男性)時間の無駄やったなぁ。 (武藤)話ば聞いてください!

すいません。 駄目でした。

(武藤) 《造船所がなくなってから➡

どんどん寂れていく一方なのが 悲しくて》➡

《もう一度 あの町を元気にしたいんです》➡

《やる気は あります! 何でも やります!》

(武藤)《自分が 何の恩返しもできてないことが➡

悔しくて 情けなくて…》

悔しくて 情けなくて…》

(武藤)《成功したら 私を信頼してもらえませんか》

(武藤)《あの跡地を見ていると➡

これまでの自分のようだなと 思います》➡

《あの景色を動かすことで➡

私も 本当に 立ち上がれる気がするんです》

《あなたは 使い捨てにされたと 言いましたが➡

自ら動くことをやめた者は 道具そのものです》

《社長として さびた部品の片付けは➡

必要な業務であると考えます》

(男性)《ネットスーパーか何か 知らんばってん➡

(男性)《ネットスーパーか何か 知らんばってん➡

こん町ば 乗っ取るつもりやろうが!》

(男性)《そがん言葉で 丸め込まれるか この詐欺師が!》

私は… やっぱり さびた部品でした。

結局 誰の心も動かせなかった。

違う! そんなことない。

違う! そんなことない。

俺の心を動かしたじゃないか。

覚えてる? ネットスーパーをやるって決めて➡

あらためて こっちに来たときのこと。

《あ~》

《ここで ずっと働いてたんだ》

(武藤) 《自分でも不思議なんです》➡

《自分が三ツ星に切り捨てられて 投げやりになっていたころは➡

何とも思わなかったのに➡

今は あの寂しい景色が➡

もどかしくて しょうがないんです》

《あの跡地を見ていると➡

これまでの自分のようだなと 思います》➡

《捨てられて 止まったままの さびた部品たち》

《あの景色を動かすことで➡

私も 本当に 立ち上がれる気がするんです》

《うん》

《きっとさ 武藤さんの その思いが➡

これから 色々な人を動かして 巻き込んでいくよ》

まだまだ こっからだよ。

ここの企業理念は あれだろ?

「街を動かし 人を動かし➡

喜びと再生を循環できる 企業となる」

喜びと再生を循環できる 企業となる」

武藤さんなら 絶対できる。

だからさ 頑張ろう。

(おなかの鳴る音)

あっ…。

まあ 腹が減っては 何とやらだしさ➡

取りあえず 晩飯でも食べに行きます?

えっ?

武藤さんは? 何 食べたい? いや そんなことより…。

どうしよっかな~。

何で よりによって 今 もめてる商店街なんですか。

気にしない 気にしない。

おっ…。

よし ここにするか。

武藤さん。

いただきまーす!

いただきまーす!

うーん!

あ~ ごちそうさま。

ホントに ボリューム満点ですね。

じゃあ ここで マーケティングの話。

STPってプロセスがあってね➡

Sは セグメント。

Sは セグメント。

市場の細分化。

Tは ターゲティング。

市場の選定。

そして Pは ポジショニング。

商品を どう見せるか。

はあ…。

それを この定食屋に当てはめると➡

セグメントは こうだから…。

ターゲティングは こうかな。

若い男性向けの がっつりメニューが➡

中心だからね。 なるほど。

造船所があったころは それでも よかったんだと思う。

でも 今は どうかな?

若い労働者が 町を出ていって 現状と ずれてしまってる。

そういうこと。

誰に自分のサービスを届けるか 想定する。

誰に自分のサービスを届けるか 想定する。

それは 武藤さんの話も同じじゃない?

あっ! もしかして➡

私のプレゼンが 間違ってたんじゃなくて➡

市場の細分化が甘かった?

食べた 食べた~。

いや~ ごちそうさまでした。 ああ いえいえ。

あっ そうだ。 食後に甘いものでも どう?

えっ? フフフ…。

えっ? フフフ…。

味噌クッキー。

んっ! うまい。

甘じょっぱくて おいしいね これ。 味噌の風味が。

はい どうぞ。

どうも。 すいません。

この辺り こがんして 座れる場所が少ないですけん➡

助かりますね。

じいさん ばあさんばっかりやけん➡

じいさん ばあさんばっかりやけん➡

買い物のときとか 休憩できるとこのなかと➡

大変やしね。

セグメンテーションと ターゲティング。

うん?

(武藤)あの~ 味噌は 量り売りなんですか?

(女性)ああ… 今のお客さんは ほとんど単身者やけんね。

時代に合わせて 商売ば していかんば。➡

ごゆっくり。

ポジショニング。

武藤さんの思いを届けるべきは こういうお店じゃない?

武藤さんの思いを届けるべきは こういうお店じゃない?

あっ あの~。 (女性)はい。

造船所跡地のネットスーパー 商店街の方向けの説明会は➡

出席されましたか? (女性)ああ あれ。

うちの組合は 重鎮たちが 全部 決めよるけんね➡

うちらみたいなもんは 出る幕のなかっさ。

そうやったとですか~。 (女性)そいが 何か?

初めまして。

初めまして。

あの事業ば やろうとしている 武藤と申します。

あっ! あっ そうね。

(武藤)近日中に もう一度 説明会ば 行いますけん➡

出席していただけませんか?

えっ… あの でも うちは 別に…。

(武藤)お願いします! どうか!➡

きっと お役に立てる内容ですけん。

(加賀谷) もう無理じゃないですか?

(山口) お前 意外に せっかちだね。➡

(山口) お前 意外に せっかちだね。➡

釣りってのはね 待つんだよ。 待つのが釣りなんだよ。

(加賀谷)いや 武藤さんですよ。 (山口)ああ そっちか。

いや だって 武藤さん➡

精力的に 商店街 回ってるじゃないか。

全然 賛同 得られないみたいですよ。

もう 東京に戻った方が…。

<あっ! いたいた。

それじゃあ 行こうか。 (加賀谷)いや どこに?

武藤さんの第2ラウンドだよ。

武藤さんの第2ラウンドだよ。

(武藤)本日は 誠に ありがとうございます。➡

この事業は 皆さまにとっても➡

大きなメリットが 見込めるものとなっており➡

われわれは ウィンウィンの関係を築いていけると…。

いえ すいません。

自分の言葉で 言わせていただきます。

自分の言葉で 言わせていただきます。

私は 皆さんのお店に伺って➡

こんなにも たくさんの方が 同じことを考えているんだと➡

驚いて うれしくて…。

この事業は 必ず成功すると 確信しました。

(武藤) こん町から 人が減ってくとば➡

(武藤) こん町から 人が減ってくとば➡

黙って見てられん。

自分たちの手で どがんかしたか。

われわれの思いが 一つになれば➡

もっともっと多くの人を 巻き込んで➡

必ず こん町に 活気は 蘇ります。

信じてください。

私は 何があっても 最後まで やりとおしますけん。

私は 何があっても 最後まで やりとおしますけん。

絶対に こん思いば 形にしますけん。

だから お願いします。

どうか 私に➡

皆さんの力ば 貸してください!

難しかですね。 (武藤)えっ…。

いや こがんときのリアクションって。➡

取りあえず ざっくり賛成の人は 拍手?

(拍手)

よっ! (拍手)

(一同の拍手)

(一同の拍手)

ありがとうございます。

(一同の拍手)

(武藤)ありがとうございます!

(一同の拍手) (武藤)ありがとうございます!

(男性)あの… うち 総菜がメインばってん➡

そいも 扱うてくれると? (女性)商品ば置いとける期間は?

マージンは どがん感じになっとですか?

(男性)うちの商品は どげんなりますか?

(女性)私も 質問 よかですか?

(武藤)ま… 待ってください。 待ってください。➡

まず 総菜に関しましては 資料の7ページば ご覧ください。

まず 総菜に関しましては 資料の7ページば ご覧ください。

かんぱーい! (山口・加賀谷・武藤)かんぱーい!

(一同)あぁ~!

武藤さん 完璧なプレゼン お疲れさまでした。

(武藤)いや~ 人生で 一番 緊張しました。

(山口)ハハハ…!➡

いや 大陽君 いったい どうやって?

いや 俺は 何も。

あの人たちを動かしたのは 武藤さんの思いだよ。

で 武藤さんは ちゃんと 約束を守ったわけだけど 2人は?

で 武藤さんは ちゃんと 約束を守ったわけだけど 2人は?

約束どうこうじゃない。 (武藤)えっ?

私は 純粋に 武藤さんと一緒に チャレンジしたいと思いました。

(山口)あれを見せられちゃな。

俺も 自分が このチームで 何ができるだろうって考えてたよ。

それじゃあ…。

ふつつか者で恐縮ですが…。

どうぞ よろしくお願いします! (加賀谷)よろしくお願いします!

よっ! (武藤)ありがとうございます。

よっ! (武藤)ありがとうございます。

あっ そうなると…。 (山口)何ですか?

社長は お二人のどちらかに 代わっていただくのが…。

社長は 武藤さんしかいないでしょう。

えっ? (加賀谷)私も山口さんに賛成です。

出資者としては どうですか? まったく異論はないよ。

分かりました。

でも 会社の名前は 変えましょう。

武藤本舗を? はい。➡

3人になって あらためて スタートするという意味で。

3人になって あらためて スタートするという意味で。

いいね~。 どんな名前にしようか?

(武藤)あっ これは 和華蘭料理というんですが。

ワカラン? (武藤)はい。

日本の「和」と 中華の「華」 オランダの「蘭」で 和華蘭です。

長崎の町は➡

異国の文化が まざり合って 成長していったので。

へぇ~。

へぇ~。

人生も分からないものだ という意味と合わせて➡

会社名は ワカランで どうでしょう?

(山口)なるほど。 いいですね。

株式会社ワカラン。

よし 決まり!

じゃあ 俺と 武藤さんと 山口さんと 加賀谷さん。

このメンバーで スタートアップしよう。

(武藤・加賀谷・山口)はい! (武藤)揃いましたね! ハハハ…!

(武藤・加賀谷・山口)はい! (武藤)揃いましたね! ハハハ…!

産業ロボットの遅延問題は まだ解決しないのか?

(高島)ピア・ツー・ピアにより 課題は解決できるのですが➡

導入コストと時間が…。

こちらとギャップが大きくて 難航しております。

早急に 次の指示を考える。

失礼します。

♬~

♬~

♬~

(橋本)例のロボットの件 かなり深刻らしい。

(社員)そうなんですか。

(橋本) 社長が ワンマンすぎるんだよ。

特に 山谷コンビが辞めてから 誰も意見を言えなくなってな。

特に 山谷コンビが辞めてから 誰も意見を言えなくなってな。

(エレベーターの到着音)

ずいぶん 顔色 悪いよ。

ちゃんと寝てる? 大丈夫です。

君が優秀なことは みんな 知ってるけど➡

困ったときは➡

もっと 周りを頼っても いいんじゃないの?

ご忠告 ありがとうございます。

☎

(山口)はい もしもし。 株式会社ワカラン 山口が承ります。➡

はい。➡

あっ そうです。 造船所の跡地をネットスーパーに。

(山口)えっ!? はい。

失礼します。

このままだと ワカランは倒産する。

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