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Original subtitles

大丈夫ですか? (女性)ここ 行きたいんだけど。

あ~。 あっ ここ 真っすぐ行くと 右手側にありますよ。

あ~。 あっ ここ 真っすぐ行くと 右手側にありますよ。

右手? (羽賀)はい。

ありがとう。

<(男性)おい! てめえ 何 割り込んでんだ この野郎!

(男性) ちょっと外してただけだろうが!

ちょっとじゃねえだろう! (店員)お客さま…。

あ~ 兄ちゃん 俺 並んでたよな? ここ。

♬~

♬~

(林田)パチンコで作る コミュニティスペースですか。

はい。 当パチンコグループの 新たなブランディング展開として➡

遊技と交流の場を兼ねた 複合施設を造りたいなと。

(林田)うん。 (大陽)そのための融資を➡

みその銀行から受けたいと 思ってるんだけどさ➡

元みそのの林田さんから見て ざっくり どう?

(林田)うーん…。 いけるんじゃないかな。

よし! ホントですか!?

よし! ホントですか!?

(林田)グループ自体の経営も 安定してるから➡

その点を しっかり アピールできれば。

なるほど。 (林田)にしても➡

わざわざ 社内起業して このプロジェクトに臨むわけですか。

正直 純粋なパチンコ店経営の方が 利益は 出るのでは?

われわれの業界も➡

変わっていかなければ いけませんから。

長期的には パチンコ自体の間口が広がって➡

増益につながると思っています。

彼の家 代々続くパチンコグループでさ。

へぇ~。 将来 トップに立つ人間として➡

へぇ~。 将来 トップに立つ人間として➡

色々 考えてるんだよ。 うん。 分かりました。

では この資料をベースにして➡

事業計画書を ブラッシュアップしていきましょう。

よろしく お願いします!

まあ みそののことは 私 何でも知り尽くしてますから➡

面談までには➡

ほぼ融資決定のところまで 持っていきますよ。

よかったね 光一君。

ホントに ありがとな。 うん。

(林田)あれ? 何か…。 (御手洗)はい?

いや お二人は 何か ずいぶん 仲良さそうだなって。

小学校の同級生なんだよ。 あっ そうなの?

小学校の同級生なんだよ。 あっ そうなの?

そうだ。 融資のめどがついたら ここで 打ち上げやろうよ。

あっ いいね それ! ねっ!

(羽賀)融資は 難しいですね。

えっ?

パチンコ関係というのは 当行としては ちょっと。

いや ですが この事業は…。

お力になれず 申し訳ありません。

(風船の割れる音) (林田)おおっ! おお…。

あ~…。 びっくりさせないでくださいよ。

あ~…。 びっくりさせないでくださいよ。

あっ! ああ…。

(御手洗)大陽。 おう!

駄目だった。 えっ?

(御手洗)ごめんな。 せっかく➡

こんなお祝いの準備 してくれてたのに。

ちょっと ちょっと 林田さん! えっ?

話が違うじゃない! いや あ… あれ?

(林田)うーん…。 やっぱり おかしいなぁ…。

何が?

いや 羽賀さんのことは 昔から よく知ってるんだけど➡

非常に優秀な銀行員で➡

非常に優秀な銀行員で➡

こういう ふに落ちない判断は しない人なんだけどな。➡

うーん…。 <(虎魂)ウェ~イ!

遅くなりました~! (隼人)お疲れさまです!

(林田・大陽)あっ。 (虎魂)あっ 御手洗さんっすか?

初めまして。 虎っす。 (御手洗)どうも。

こいつは 隼人。➡

あっ 融資 ほぼ決定したんでしょ?➡

ようこそ スタートアップの世界へ!

(隼人)おめでとうございます!

えっ? な… 何すか? この雰囲気。

えっ? な… 何すか? この雰囲気。

もしかして 駄目だっ…。

だだだ… 駄目というか 何というか➡

別に 融資なら 他の銀行からでも じゅうぶん 狙えますし。➡

お酒もあることですし まあ 今日は 普通に飲むといいますか➡

前祝いということで…。 <そうですね!

じゃあ 乾杯しましょう! (林田)しよう しよう!

あっ そうだ! ローストビーフ仕込んでてさ。

準備してくるから 先 飲んでてよ!

さすが 大陽さん! アハハ…!

あ~ いいねぇ~。

あ~ いいねぇ~。

うん!

はい。 (隼人)あの… 大陽さんって➡

昔 どんな人だったんですか? (林田)おっ 気になりますね。

好奇心が旺盛で 裏表がなくて いつも クラスの人気者でしたね。

今と変わんねえな。

私たちの小学校は➡

いわゆる 富裕層の子供たちが通う 私立だったのですが…。

(御手洗)パチンコ屋の息子の自分は 周りから 品がないと言われ➡

(御手洗)パチンコ屋の息子の自分は 周りから 品がないと言われ➡

バカにされていたんです。

(3人の笑い声)

(御手洗)でも そんな中で…。

<(大陽)《光一君!》

《光一君 一緒に帰ろうよ!》

《パチンコ屋経営の話 色々 聞きたいな!》

(御手洗)大陽だけは 普通に接してくれたんです。

(林田)へぇ~。

てか 大陽さん➡

そんなお坊ちゃま学校 行ってたんだ。

まあ あの三ツ星重工の 御曹司ですからね。

えっ? (隼人)えっ?

えっ? (隼人)えっ?

あれ? てっきり ご存じなのかと。

(林田・虎魂・隼人)え~っ!? えっ!? えっ!?

三ツ星…。 (虎魂)ちょっと待って。 待って…。

三ツ星ってさ あの 超でっけえ会社だよな!?

超でかい。 超でかい。 (虎魂)はぁ!?

(林田)日本人の10%近くが➡

三ツ星グループ関連の仕事に 就いてるはずだ。 そんな大企業の。

何? 何? 何の話? 大陽さんの話っすよ!

俺? (隼人)大陽さんって…。

三ツ星重工の御曹司…。

ああ。 あっ 言ってなかったっけ?

ああ。 あっ 言ってなかったっけ?

言ってないよ。

前の社長が 親父で 今の社長が 兄貴。

いや…。 (林田)ええ~っ…。

<マジか…。 はい お待たせ。 ローストビーフ。

おいしいよ。

(加賀谷)お疲れさまです。 コーヒー 飲みますか?

(山口)おお サンキュー。

(山口)懐かしの味だ。

(山口)懐かしの味だ。

どこにでも売ってる インスタントですけど。

ロマンがないやつだね~。 (加賀谷)ハハッ。

てか 何 こんなとこで 仕事してるんですか。

役員室 落ち着かなくてさ 逃げてきちゃったよ。

よく この部屋で お前が 入れてくれたコーヒー飲みながら➡

ああだこうだ 作戦会議したよな。 (加賀谷)ええ。

懐かしいな。 フフッ。

お前と がんがん 現場に出て 山谷コンビって言われてたころ。

お前と がんがん 現場に出て 山谷コンビって言われてたころ。

今も コンビですよ。 (山口)えっ?

山口さんが 上に立ってるから➡

俺は 安心して 現場をまとめられる。

それが 今の 山谷コンビの形じゃないですか?

うん。

(加賀谷)社長直々に 俺たちを 引き立ててくれたんですから➡

しっかり 恩返ししていきましょうよ。

(山口)そうだよな。 ありがとう。 フフッ。

なるほど~。 羽賀さんって 本当に優秀な銀行員なんだな~。

なるほど~。 羽賀さんって 本当に優秀な銀行員なんだな~。

(パソコン)(M)マニュアルは踏まえつつ➡

その場に応じた判断を 下しているようですね。

でも 確かに ちょっと 融資が偏ってるね。

(携帯電話)(呼び出し音)

あっ もしもし 光一君?

もう一度 羽賀さんのとこ 行ってみない?

今度は 俺も ついてくからさ。

うん。 じゃあ よろしく~。 ヘヘヘッ。

うん。 じゃあ よろしく~。 ヘヘヘッ。

(パソコン)(M)大陽さまは 興味のあることには即行動ですね。

性分でさ。 ハハッ。

(パソコン)(M)私にも もっと 積極的で 構いませんのに。

えっ?

(矢の飛ぶ音) ハッ…。

危なっ! (パソコン)(M)もっと。

(矢の飛ぶ音) (パソコン)(M)もっと。 もっと。

ちょっと待って! 危ないって! (パソコン)(M)もっと。 もっと。➡

もっと! もっと! おうっ!

ハァ ハァ…。 ハァ…。

ハァ ハァ…。 ハァ…。

ええっ…。

(パソコン)(M)もっと。

いやいや…。

(御手洗)再度 お時間を頂き ありがとうございます。

(御手洗)パチンコ業界は 年々 店舗数を減らしてはおりますが➡

今なお 年15兆円近い売り上げを 誇る巨大産業です。

当グループのアプリ登録者数は 30万人を超えており➡

アクティブユーザー率も 72.4%と高く…。

アクティブユーザー率も 72.4%と高く…。

パチンコは 世間の印象が あまり良くないでしょう?

根絶の声も高まっていますし。

えっ? (羽賀)ギャンブルというのも ちょっと。

反社会勢力の資金源になっている という噂もありますから。

いや うちは そんなことは 一切…。

面白い!

こっちの登録ユーザー30万人より➡

根拠のないイメージを 優先するんだ。

ホントに それは… 世間の声?

ホントに それは… 世間の声?

投資ファンドの三星さまでしたね。

私は 私情を挟んだわけではありません。

ただ 聞こえてくる噂を 無視はできませんので。

噂は 噂でしょ~。 イメージだけで 本質を語るべからず。

ここに パチンコの玄人が いるんだからさ。

玄人?

ほら 説明して。 は… はい。

まず パチンコは ギャンブルではなく 遊技。

エンターテインメントと 同じなんです。➡

そもそも 刑法で 賭博は 違法とされていますから。

反社会勢力とのつながり という噂に関しましては➡

まず あり得ません。➡

パチンコは 公安委員会からの許可がないと➡

営業できませんので。➡

そのようなつながりを持つ店が あるなら➡

われわれとしても 業界のために 取り締まってほしいくらいです。➡

どうですか? まっとうなビジネスでしょう?

どこが まっとうなんですか?

どこが まっとうなんですか?

えっ?

人間の射幸心を刺激して もうけてる 結局 ギャンブルですよね!?

たとえ 違法じゃなくても 依存症の人だって 生み出してる。

どっからどう見ても➡

人の欲につけ込んだ 真っ黒なビジネスじゃないですか!

それは イメージじゃなくて 羽賀さん自身の言葉だね。

真っ白な世界は 苦しくない?

何のお話ですか?

申し訳ありません。 別の担当に代えますので➡

あとは そちらと 交渉を進めていただけますか?

あとは そちらと 交渉を進めていただけますか?

(御手洗)俺 この間は まさか 断られると思ってなかったから➡

戸惑うばっかりでさ。

でも やっぱり ああいう人が いるっていうことから➡

逃げちゃいけないなと思って。

だから 俺は できるなら 羽賀さんから 融資を受けたい。

そっか。

えっ 何?

いやぁ この1年で 光一君 強くなったなと思ってさ。

全部 大陽のおかげだよ。

(御手洗)《俺が 店長?》

《ああ。 会社を継ぐ前に しっかり 現場の仕事を学んでこい》

(吉川)《店長。 メーカーの営業さん いらしてます》

《ああ…》

(森山)《しかし 店長も➡

次期社長の風格が 出てきましたね~!》

《どこがですか》 《まあ 何も心配いりませんよ》➡

《何でしたっけ? ラッキーな利益を 得たいっていう欲求》

《射幸心ですか?》 (森山)《そうそう》

《パチンコってのは その射幸心を ずばっと刺激しますから》➡

《パチンコってのは その射幸心を ずばっと刺激しますから》➡

《どう転んでも 店長の将来は 安泰ですって》

(御手洗)《ごめんな。 急に 連絡したりして》

《いや 久々に会えて うれしいよ。 で 相談って?》

《うん…。 ずばり お前の本音が 聞きたいんだけどさ➡

パチンコ屋って この世界にいるか?》

《うーん…。 どうだろうな?》

《うーん…。 どうだろうな?》

《はぁ!? いや 俺は 真面目に聞いてんだ》

《取りあえず もやもやを晴らしたいならさ➡

うってつけの場所があるよ》 《えっ?》

《はい。 ここ》

(御手洗)《いやいや…! まずいって! 俺 結婚してるし!》

《細かいことは 気にしない》

(御手洗) 《全然 細かくないから!》

(一ちゃん)《うるせえな。 営業妨害か!? コラァ!》

(御手洗)《すいません!》

《一ちゃん!》

《一ちゃん!》

《何だよ! 大陽か! お~い!》

(スタッフ)《お疲れさまでした》 《はい お疲れさま!》

《欲求ビジネスの存在意義?》

《彼 パチンコ屋の跡取り息子で 悩んでるみたいでさ~》

《意義なんて ありまくりだろう。 ええ?》

《人間と欲求っつうのは 人類誕生から セットなんだよ》

《まあ だからこそ 難しいんだけどな》

《えっ?》

《えっ?》

(一ちゃん) 《昔のこの辺りの店は➡

女の子の過重労働は 当たり前だし➡

従業員は 少なくて 店は きったねえし➡

金額設定も適当だし もう 劣悪も劣悪よ》➡

《そこで 見かねたこの俺が 大陽から 金 借りて➡

一念発起して 参入したってわけだ》

《フフッ》 (一ちゃん)《反社会勢力の➡

完全排除。 女の子との正式な雇用契約》

《前払い式の明朗会計。 とにかく 全部のことをクリーンにした》

《それで 採算がとれたんですか?》

《それで 採算がとれたんですか?》

《最初は 赤字だったけどな》➡

《結局 労働環境が良くなった分➡

働く子の接客レベルも上がって まあ それが 評判になって…》

《資産は人なりってやつだ。 ハハハ…!》

《そ… それ 俺が教えた言葉ね》 (一ちゃん)《ハッ》

《光一君さ 白い人と黒い人の話 知ってる?》

《えっ?》 《白い人は 表稼業》

《黒い人は 裏稼業。 あっ 裏っていっても➡

違法ってことじゃないよ》

違法ってことじゃないよ》

《人の欲求の受け皿になる仕事 ってことだ》

《うちとか あんたんとこみたいな》

《その後 白い人は 素人に》

《黒い人は 玄人に➡

言葉がなまって伝わっていった って説がある》

《欲求ビジネスは やり方しだいで いくらでも 人を食いつぶせる》

《だからこそ 店側は➡

ルールやコンプライアンスを 徹底的に守る必要がある》

(一ちゃん)《つまり➡

玄人じゃなきゃいけねえ ってことだ》

玄人じゃなきゃいけねえ ってことだ》

《光一君が 玄人として➡

人間の欲望の 受け皿になれるならさ➡

パチンコ屋を続ける意味は 大いにある》

♬~

(御手洗) 《いらっしゃいませ!》➡

《いらっしゃいませ! どうぞ! いらっしゃいませ!》

(御手洗)《人が 何かに依存する原因の一つに➡

孤独があるといわれていて》

《だから パチンコ屋に➡

コミュニケーションをとれる居場所があれば 過剰にのめり込む人を減らして➡

その分 気楽に楽しめる遊技として 間口が広がるんじゃないかと》

《いいね それ》

《光一君 スタートアップしよう》

(裕二)《社内ベンチャー?》

(御手洗)《現場を経験しろって 言ってもらえて➡

ホントに よかったと思ってる》

ホントに よかったと思ってる》

《おかげで 大事なことにも気付けたんだ》➡

《このプロジェクト 挑戦させてください!》

《分かったよ。 好きなように やってみろ》

ただいま。

ただいま。

また 通帳 捜してたの? それとも お金?

(綾乃)違うの 佳乃。 お掃除しようと思っただけで。

(綾乃)違うの 佳乃。 お掃除しようと思っただけで。

これ 見て 我慢できなくなっちゃったの?

(男性)《ハハハ…!》

《汚らわしい》

(男性) 《お前 結婚してるくせによ》

《いい? 佳乃。 こっちが 白い世界で➡

あっちが 黒い世界》➡

《一度 足を踏み外したら 二度と こっちには戻ってこれないのよ》

《だから ずーっと 正しい道を歩かなきゃ駄目なの》➡

《だから ずーっと 正しい道を歩かなきゃ駄目なの》➡

《分かった?》 《うん。 分かった》

大丈夫。

大丈夫よ ママ。

《真っ白な世界は 苦しくない?》

何なの…。 <(女性)羽賀さん。➡

休憩中 すいません。 (羽賀)はい。

融資の相談をしたいっていう方が いらしてて。

分かりました。 伺います。

(女性)お願いします。 (羽賀)はい。

(ノック)

あっ どうも~。 すいませんね アポもとらずに。

あっ どうも~。 すいませんね アポもとらずに。

ヘヘヘ…。

もう一度 説明させていただきたくて。

だから その件は➡

担当を 別の者に代えると 言ったはずですが。

羽賀さんに パチンコを 好きになってもらうのは無理でも➡

認めてほしいんです。

俺は 好きになってほしいけどな~。

人やビジネスの黒いところって 面白いじゃん。

(御手洗)余計なこと 言うなって。

(御手洗)先日 羽賀さんがおっしゃった➡

依存症の問題。 私は その予防策として➡

コミュニティスペースを 作りたいなと思ってるんです。➡

すでに 当店では 顔認証システムを使った➡

利用額の上限を設定して…。 (羽賀)それが➡

根本的な依存症の解決に なるんですか?

根本的な依存症の解決に なるんですか?

(羽賀)だったら 最初から➡

パチンコ屋がない方が いいじゃないですか。

スマホ 酒 買い物 恋愛…。

人の数だけあるっていわれている 依存症の根本的な解決は➡

残念ながら 今のところ ないよ。

いや ないって…。

いい悪いの話じゃなくて➡

人間には 本質的に 様々な欲求が備わっている。

人間には 本質的に 様々な欲求が備わっている。

その受け皿ってのは 必要なんだ。

だからこそ その欲求の受け皿になる人は➡

光一君のような 玄人じゃないといけない。

ハァ…。

お話は 分かりました。

それじゃ…。 (羽賀)ですが➡

私が 融資を担当することは できません。

どうして?

羽賀さん?

(携帯電話)(バイブレーターの音)

すいません…。

すいません…。

(携帯電話)(バイブレーターの音)

はい。

えっ?

(吉川) 一回や二回の話じゃないんですよ!

(吉川)何回 注意しても 落ちてる玉を➡

勝手に 使っちゃうんです。

(羽賀)申し訳ありませんでした。

さすがに もう 警察に通報します。

まあまあ…。 (吉川)御手洗さん。 何で ここに?

まあまあ…。 (吉川)御手洗さん。 何で ここに?

まあ 色々あって。

今回は 厳重注意ってことで いいんじゃないかな。

次は ありませんからね。 (羽賀)はい。

申し訳ありません。

お母さん 帰ろう。 (綾乃)ごめんね 佳乃。

いいから。

いいから。

(綾乃)《こっちが 白い世界で あっちが 黒い世界》

あっ 違う…。 今のは…。

よろしければ お送りしましょうか?

♬~

♬~

(羽賀) どうも ありがとうございました。

♬~

俺は なんて バカなんだ。

依存症を防ぎたいなんて 偉そうなことばっか 言って…。

すでに なってしまった人のこと 何も考えられてなかった。

ねえ ママ。 中 入ろうよ。 風邪ひいちゃうよ。

どうする?

えっ?

(羽賀)ねえってば…。

このまま 俺たち 帰っていいのかなって。

いや… でも…。

玄人としての光一君は それでいいの?

玄人としての光一君は それでいいの?

(羽賀)ママ 入ろう 中。

(御手洗) しつこく 融資をお願いして➡

ホントに すいませんでした。

(羽賀)いえ。

(御手洗)それで その…➡

差し出がましいことは 重々承知なのですが…。

(御手洗)お母さま➡

(御手洗)お母さま➡

依存症に苦しむ方のための グループホームに入られませんか?

何を…。 (御手洗)私が 責任を持って➡

お母さまに合う場所を 必ず 見つけ出しますので。

いきなり 何ですか!?

融資の件でしたら 私は 担当できませんから。

彼は 今 そんなことは関係なく 話してると思うよ。

いかがでしょうか?➡

今のお母さまに必要なのは➡

同じ苦しみを持つ方々が集まる 居場所なんじゃないかと…。

やめてください!

やめてください!

母は 私が支えますから。

母のことは 私が 一番 分かってますから。

そうだよね?

ママには 私がいる。

大丈夫だよ。

(綾乃)私…。

えっ?

私は 変わりたい。

施設に行くよ。

ママ…。

羽賀さん。

気持ちだけじゃ どうにもならないことって➡

あるんじゃないかな。

あるんじゃないかな。

分かりました。

母の意思を 尊重します。

(羽賀) 母を よろしく お願いいたします。

(管理長) 羽賀さんも お時間できたら➡

ぜひ お顔を見せにいらしてくださいね。

はい。

(御手洗)いい施設が見つかって ホントに よかった。

まだ終わりじゃないけどね。

まだ終わりじゃないけどね。

えっ?

もう一つ 大きな問題が残ってる。

(携帯電話)(管理長)お母さまも➡

他の方と 少しずつ お話しするようになられて。

そうですか。

羽賀さんは やっぱり お仕事 お忙しいですか?

(羽賀)そうですね…。 申し訳ありません。➡

失礼いたします。

失礼いたします。

《ママ やめて!》 (綾乃)《よしなさい!》

♬~

♬~

<(ドアの開く音) (羽賀)《おかえり》

(友人) 《お母さん 大変なんだって?》

《佳乃が しっかり 支えてあげなきゃね》

(羽賀)《うん 分かってる》

(医者)《チェック項目を見ると➡

ギャンブルへの依存の兆候が みられます》

《このままですと…》 《はい 分かってます》

(羽賀)あっ… すいません。

羽賀さん。

大丈夫? どうして ここに?

もう一度 会って 話したくて。

私の方は 話すことなんてありませんから。

私の方は 話すことなんてありませんから。

あっ。

羽賀さん! 眼鏡! (羽賀)来ないでください!

羽賀さん!

足 速っ! 羽賀さん! ちょっ…。

ハァ ハァ ハァ…。

羽賀さん これ。 あっ… ごめんなさい。

羽賀さん これ。 あっ… ごめんなさい。

お母さんに 会いに行けてないんだって?

関係ないですよね。

わざわざ それで 文句 言いに来たんですか?

う~ん…。 ただ 俺が知りたいのはさ➡

羽賀さんの その腕の傷の理由だよ。

ホントに 悪趣味…。

ホントに 悪趣味…。

羽賀さんは これからも 真っ白な世界で生きていくの?

余計なお世話です。

人の黒いところが そんなに楽しい!?

俺は 人間投資家だ。

白も黒も その人の一部なら 全部 見てみたい。

私は 見たくない。 自分の… 黒い部分なんて。

私は 見たくない。 自分の… 黒い部分なんて。

ママが変わったのは 父親が不倫して 離婚したせい。

だから ママは 何も悪くない。

病気なんだから どうしようもない。

病気なんだから どうしようもない。

ママが 一番つらい思いしてる。

私が そばにいてあげなきゃいけない。

全部…。

分かってるのに…。

(羽賀のすすり泣き)

(羽賀のすすり泣き)

ママに触れたくない。

触れたら…。

私も間違った道に行っちゃうって 思ってる。

死んじゃえって思うぐらい ママのこと 憎んでる!

白い気持ちだけでいいのに…。

こんな黒い気持ち…➡

あっちゃいけないのに!

それは 奪われた子供時代の まっとうな怒りだよ。

まっとうじゃない…。

娘なのに…。

娘だから。 傷ついて 苦しんで 恨んだ。

怒りも愛情も どっちも ホントの羽賀さんでしょ?

全然 汚くなんかない。

白も黒も まざると 人の輪郭が はっきりしてさ…。

俺には とっても 奇麗に見えるよ。

♬~

♬~

♬~

ねえ ママ。

私 昔ね 1回だけ テストの点数 自分で書き換えて➡

私 昔ね 1回だけ テストの点数 自分で書き換えて➡

ママに渡したことがあるの。

(羽賀)今 思えば 大した話じゃないんだけど➡

怖くてしょうがなかった。

一度 黒い世界に行っちゃったら➡

二度と 白い世界には戻れないって 思ってたから。

私…。

ずっと 白いだけのふりしてた。

だけど 無理だよね そんなの。

これ…。

よ… 佳乃。

けど…。

私もママも 全然 汚くなんかない。

白も黒も どっちもあって 自分だから。

私は ママと いいことも悪いことも➡

何でも話せるようになりたい。

ありのままで向き合える 親子になりたいよ。

♬~

♬~

そうだね。

(綾乃)ごめんね…。

(綾乃・羽賀のすすり泣き)

(綾乃・羽賀のすすり泣き)

<(ノック) (御手洗)はい。

<(ドアの開く音)

羽賀さん…。

お待たせして 申し訳ありません。

融資の担当は 別の方になったと…。

無理を言って 私に戻していただきました。

無理を言って 私に戻していただきました。

どうして?

私は きっと この先も➡

欲求ビジネスを 全面的に肯定することは➡

どうしても できないと思います。

はい。

(羽賀)でも 同時に思うんです。➡

たとえ 時が戻っても➡

あのとき 母が持った欲求は 変えられなかったとして…。

御手洗さまのおっしゃる居場所が あれば➡

御手洗さまのおっしゃる居場所が あれば➡

何か違ったのかもしれないって…。

だから 白も黒もある世界で 生きてみたいと思いました。

どうぞ おかけください。 (御手洗)失礼します。

融資の決定 おめでとう! (御手洗)ありがとう。

まっ 本番は ここからなんだけどな。

まっ 本番は ここからなんだけどな。

光一君なら 大丈夫だよ。

ってね。 それ 韓非子だっけ?

そう。

この1年間 厳しいルールで 自分を律してきただろ?

まあな。

でも 意外だな。 何が?

どちらかというと お前は➡

性善説からくる 論語なんじゃないのか?

どっちか片方が 正解ってことはないよ。

どっちか片方が 正解ってことはないよ。

人を善なるものとして 信頼する論語。

人を悪として システムで統治する韓非子。

どっちの考え方も 正しくて 必要だよ。

まっ とはいえ 俺は 論語の方が好きなんだけどね~。

渋沢の栄ちゃんも そっちだし。

韓非子は 昔 よく 兄貴が教えてくれたんだ。

(義知)《大陽君は まだ若いが 将来は 大海君と共に➡

(義知)《大陽君は まだ若いが 将来は 大海君と共に➡

三ツ星を背負ってく存在だ》

《今 子会社で 大きな役職を経験することは➡

非常に大きな意味がある》

《では 決議に》

《大陽君が 三ツ星エンジニアリングの 副社長に就任することに➡

賛同いただける方は 挙手を》

山口君が 常務になってから 会社の風通しが良くなったって➡

上も下も みんな 言ってる。

いや 皆さまのお力添えのおかげですよ。

相棒の加賀谷本部長も 現場を しっかり まとめてくれて。

さすがだね 山谷コンビ。

さすがだね 山谷コンビ。

恐縮です。

いやぁ ホントに 社長の人を見る目は…。

副社長。 前置きは そのくらいでいいでしょう。

だからこそ 非常に悲しいんだけどね。

えっ?

こちらを。

なっ…。 航空事業部で➡

不適切な会計処理が見られました。 ご存じでしたか?

いえ。 これ 君の責任なんじゃない?

(高島)しかし 副社長。

山口常務が 管理体制を変えて こういうことが起きたわけだから。

(高島)私は 反対です。➡

山口常務は 三ツ星の立て直しに 多大な尽力を…。

治法の至明なる者は 数に任じて人に任ぜず。

治法の至明なる者は 数に任じて人に任ぜず。

ルールは ルールだ。

今までの功績を 加味するわけにはいかない。

社長。

残念です 非常に。

(虎魂)何だよ 話って。

(隼人) ちょっと これ 見てくださいよ。

(虎魂)うん?

(虎魂)何これ? (隼人)まあ 簡単に話すと➡

三ツ星エンジニアリングっていう 三ツ星重工の子会社が➡

何十年も前に起こした不正が 発覚して。➡

何十年も前に起こした不正が 発覚して。➡

で これ。

うん?

(隼人)大陽さん 三ツ星エンジニアリングの 副社長だったんですよ。

で いきなり 発覚した これの責任を取って➡

辞めさせられて。

(パソコン)(M)羽賀さまですが➡

現在は 足しげく お母さまの元に 通われているそうです。

そっかぁ。 よかったなぁ。

(パソコン)(M)それと 三ツ星重工の人事に 大きな動きがあるとの情報が。

(パソコン)(M)それと 三ツ星重工の人事に 大きな動きがあるとの情報が。

えっ?

(パソコン)(M)詳細が分かりしだい ご報告いたします。

了解。 ありがとう。

(ドアの開く音)

<あの… すみません。

武藤さん 待ってました。

武藤さん 待ってました。

(マイク)(武藤)《三ツ星は… 私を… 道具のように使い捨てた!》➡

《そんな情のない会社に 未来はあるんですか!?》

[『スタンドUPスタート』を もう一度 ご覧になりたい方は TVerで]

[そして…]

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