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(キシリカ)ファ~ハッハッハッハッハッハ!
さぁ 何でも願いを言うがよい!
その前に名を名乗れ!
(クリフ)ク… クリフ・グリモル です。 クリフか~。
わらわに飯を食わせてくれた 功績は大きいぞ~。
何せ もう半年も 何も食ってなかったからな。
(ルーデウス)お久しぶりです キシリカ様。
なんじゃ お主は? んっ?
おぉ~?
お主か! 人族のくせに 気持ち悪い魔力を持つ男!
名前はたしか ルー… ルンバ…。
ルンバウス!
《前世の男:俺は ゴミを吸い込まねえよ!》
ルーデウス・グレイラットです。
そうじゃった そうじゃった!
だが 今回の褒美はお主ではない!
さぁ クリフ・グリモル! あっ!
何でも願いを言うがよい!
あっ…。 な… なら➨
ドライン病の治療法を教えてほしい。
ほ~う。
僕の知り合いが その病気にかかったんだ。
何か知ってたら教えてほしい。
ふむ ドライン病か…。
今どき あんな病気に かかるヤツがおったとは➨
驚きじゃな。
(一同)あっ…! それで 治るのか?
(キシリカ)無論じゃとも。 ハァッ!
あんなもの ソーカス草の葉を 茶にでもして飲むだけで➨
ウンコと一緒に出ていくわい!
ソーカス草? どこにあるんだ?
赤竜の尾と呼ばれる 渓谷の洞窟にあったが…。
第二次人魔大戦の終わりに➨
龍神と闘神の戦いの末 大陸に大穴が開き 消滅した。
えっ! じゃあ➨
もう ソーカス草は 存在しないってことですか?
なので…。
わらわが命じ 各魔王どもの城の地下で➨
栽培を始めたのじゃ!
何せ ソーカス茶はうまいからな! ダ~ハッハッハッハッハッハ!
手に入らないと思ったか?
思ったじゃろ? 残念じゃったな!
そこのキシリカ城でも 栽培しておるわい!
ファ ハッハッハッハッハッハ! 《コイツ 蹴り飛ばしてやろうか》
コイツ! 待ってください クリフ先輩!
すべてを吐かせてからです! お… おう。
では キシリカ様。 んっ?
何とぞ そのソーカス草を 少し分けて いただけないでしょうか。
よかろう!
しかし 一つ問題があってな。
今 キシリカ城には 嫌なヤツが来ておってな~。
あっ。 (一同)んっ?
(どよめき)
あっ! ぎぃ~。
(ムーア)お待ちを。
我らは ガスロー地方が不死魔王➨
アトーフェラトーフェ様の親衛隊である。
キシリカ様を こちらに渡しては いただけないだろうか。
(エリナリーゼ)嫌だと言ったら?
話は聞いておりました。
ソーカス草は 栽培の仕方も 知っております。 (2人)あっ!
なんでしたら 鉢植えも 用意いたしますので どうか…。
(キシリカ)そっ そんなヤツの言葉を 聞くでない!
アトーフェは魔王の中でも 随一のアホウじゃ!
話の通じる相手ではないぞ!
いったい何があったんですか?
アトーフェ様が 楽しみにしていたお酒を➨
キシリカ様が すべて 飲んでしまわれたのです。
ほう。 それを知ったアトーフェ様は➨
烈火のごとく お怒りになられまして…。
なるほど わかりました。
えっ?
♬~
(クリフ)ルーデウス。
僕たちは ソーカス草を もらってくるぞ。
はい お願いします。
(ムーア)アトーフェ様との謁見の際➨
褒美は受け取らないように お願いします。
(ルーデウス)褒美?
(ムーア)褒美を受け取る 流れになってしまった場合➨
我々には どうすることも できませんので。
わかりました。
ふぅ… まだか…。
(ザノバ)王侯貴族の中には➨
支度に時間がかかる者もおります。
2時間も待たせるなんて 限度があるだろ。
《わりと アットホームだな。
こういうやりとりを見ると 安心する》
あっ はい。
えっ?
《えぇ~っ!》
あっ!
《ゼンマイでも切れたのだろうか》
ハッ!
んっ…。
フッ。
あっ!
えぇ… と。
《前世の男:あぁ コイツは 言葉がわからないんだった。
ザノバには頼れない》
師匠! ここは余が! あっ!
ぐっ! フン!
落ち着いてくだされ! 我らは何も➨
愚弄したつもりはありませぬ。 ただ 草を…。
ぬぅ…。
ふぁ…!
がっ! があぁ…!? あっ…。
フン! がぶきょあ!?
むっ いかん。
師匠を守ろうとするあまり つい 手が出てしまいました。
(ザノバ)死んでしまいましたかな?
(ルーデウス)いや 死にはしないと思う。
あっ!
お前たち 我らの仲間に なるつもりはないのだな?
あ… ありません。
なら 逃げなさい。
(2人)んっ! 城の地下に抜け穴があります。
いいんですか?
この5,000年の間 我らが王には➨
北神カールマン様と魔神ラプラス様以外に➨
勝ち得ることが できておりません。
そ… そんなに強いんですね。
敗北すれば 無理やり 契約させられることでしょう。
大半の者は 好きでここにいますが そうでない者も多いのです。
俺の二の舞にならんでくれ。 家族に会いてぇよ。
あっ…。
では お言葉に 甘えさせていただきます。
(キシリカ)くすん…。
うる うっ うるるるる…。
んっ…。 キシリカ様を 連れていってもいいですか?
まぁ 我らの任務は➨
キシリカ様を捕まえるところ までですからね。
(ルーデウス)ハッ ハッ ハッ ハッ…。
すまんのう! 恩に着るぞ!
あっ! クリフ先輩! エリナリーゼさん!
ルーデウス。 どうしたんですの? 慌てて。
移動しながら話します。 それより ソーカス草は?
問題ない。 栽培法も教えてもらった。
(2人)あっ! よし 地下の抜け穴で脱出します。
いや 地下はやめておけ。
地下通路は昔 バーディが壊して そのままのはずじゃ。
マジですか?
ムーアという男 食わせ者じゃぞ。
さっきは あんなことを言っとったが➨
何か たくらんでおったはずじゃ。
《この状況で ウソは言わないか》
わかりました。 では 1階から城の外…。
(アトーフェラトーフェ)ムーア~! おっ! んっ!
《怖い…!》
どこに行くんじゃ?
こっちに 俺たちの使った 転移魔法陣があります。
ほ~う。 そんなもん まだ残っておったのか。
いや でも… アデッ!
なんじゃ 急に! んっ?
あっ…。
フン!
はぁ…。
くっ…。 (アトーフェラトーフェ)ハッハハハハハ!
くっ…!
《ごめん シルフィ。 俺 帰れないかもしれない》
(エリナリーゼ)ルーデウス。 ハッ!
クリフだけでも 転移魔法陣に逃がしましょう。
草を持ち帰れば ナナホシは確実に助かりますわ。
それに クリフに 救援要請してもらうのも➨
手でしてよ。 なるほど。
クリフを説得できますか? やってみせますわ。
《クリフが戻れば ナナホシは助かる。
アイツは助けたい。 それが目的だ。
でも 俺も帰りたい》
ご心配めされるな。 あっ?
魔王アトーフェは 余が命に代えても抑えますゆえ。
あっ…。 フッ。
わかった。 ルーデウス。
んっ。 んっ。
まずは ルーデウスが 先制してくださいまし。
私とザノバで アトーフェを抑えますわ。
そのあとに あなたが 後ろの連中の足を止める方向で。
わかりました!
(息を吐く音)
《ダメだ。 なら エレクトリックか?》
師匠 余を信じてくだされ。
んっ。
いきます!
うぉ~っ! ちょっ 待て…。
待てと言うとるじゃろうが~!
ぐえっ! うがっ!?
あぁ!
うぉ~っ!
ほう。
ちゃあ~!
は~あっ! フッ。
くっ!
まだ!
ヒッ! ハァッ!
うっ!
うぉ~っ!
ちゃあ!
うっ… ぐはっ! む~っ!
フンッ 師匠~!
クリフ先輩! くっ!
《もう遅い》
バーニングプレイス。
ハァ ハァ ハァ…。
ムーア!
させませんわ! ルーデウス 足止めを!
ハッ! はっ はい!
くっ…。
アースランサー!
なっ!
ハァ ハァ ハァ…。
ハッ! ディスタブマジック!
ディープミスト!
うっ!
《止まらない。 熟練の魔術師は ここまでやるのか…》
ルーデウス クリフを!
む~っ! ムーア~!
ハッ!
くっ…!
(エレクトリックの発射音)
(うめき声)
ぐあぁ~っ!
あっ…。
(倒れる音)
(耳鳴り)
あっ…。 ハッ!
《どうなった クリフは?》
(走る足音)
《ムーア。
まだ魔術を使えるのか。
早く ディスタブマジックを…》
ウインドバインド。
腕よ 吸い尽くせ!
《ざまあみろ》
クリフ先輩 頼みます。
ペルギウスをうまいこと… 説得してください…。
クリ~フ! ハッ!
《ウソだろ 中にもいたのかよ》 (クリフ)うっ…!
くっ… あっ!
(倒れる音)
ペルギウス~!
(ペルギウス)まさか お前がいるとはな。
貴様の薄汚い兵の血で 我が城が汚れたぞ。
《そうか! アトーフェは➨
転移魔法陣先の探索を 命じていたのか》
グルルル… ガァ グッ!?
ハッハァ~! どうした? また油断でもしたか?
油断は貴様ら不死魔王の お家芸だったな?
カールとの約束は守るさ。
ヤツとは親友だからな。
その龍はただ忠義にのみ生きる。
両の爪は 長く 鋭く 決して拳を握れない。
かの龍が怒りし時 拳は握られん。
爪は折れ 牙は抜け しかし思い知るだろう。
忠義を握りし龍が➨
いかなる思いで忠義を捨てたかを。
三番目に死んだ龍。
最も鋭き瞳を持つ 白銀鱗の龍将。
甲龍王ペルギウスの名を以て召喚する。
ハッ! 開け 前龍門。
招け 後龍門。
ペルギウ…。
破らんさ。 ただ…。
このような千載一遇 めったにないゆえな。
くっ くぅ~っ!
甲龍手刀。
一断。
やぁ~っ!
ペルギウス~!
ハッ!
フン どうせ死なんのだろう。
シルヴァリル 4人を回収し 手当てをしろ。
(シルヴァリル)魔界大帝キシリカの姿も 見えますが。
あっ…。 捨て置け。
はっ。 うひょ!
《助かった…》
《2人のおかげで 不死魔王を行動不能にできた。
友情はプライスレスだが➨
帰ったら きちんとお礼を言っておこう》
(キシリカ)これでよし! では さらばじゃ!
ワ~ハハハハハ…!
《クリフも ナイスランだった。
ソーカス草も手に入ったし》
《これでナナホシも回復するはずだ》
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