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(車のドアの解錠音)
♬〜
(捻木深愛)〈店長のために→
まずは 私が
しっかり状況を知って→
対策を考えてあげたい〉
(エンジンをかける音)
大丈夫ですよ。
(捻木美幸)
ねえ 明日 お父さんの命日よ。
ちゃんと
休み取ってあるんでしょうね?
うん。
(美幸)8年も経つのね。
(美幸)8年も経つのね。
なんだか
昨日の事のように感じるわ。
ᗒ(雨の音)
うーん…
明日は雨じゃないといいな…。
もう 嫌になっちゃう。
私さ 本当 雨 嫌いなのよね。
えっ なんで?
だって 服が汚れるし
髪の毛だって広がっちゃうし。
〈私は… 雨の日が好きだ〉
お母さん 猫っ毛だもんね。
〈雨の音を聞いていると
心が落ち着く〉
〈雨の音を聞いていると
心が落ち着く〉
《将来 店長と私に
子どもができたら…》
《絶対 素敵な名前つけるんだ》
《2人の名前を
1文字ずつ取るのって→
ベタかな?》
《「な」が続いちゃうけど→
結構いい響きじゃないかな…》
♬〜
♬〜
はあ… 帰ろうか。
えっ? もういいの?
いいのよ。
こんな変なお墓の持ち主って
誰にも見られたくないもの。
こんな変なお墓の持ち主って
誰にも見られたくないもの。
な〜んで
あんな悪趣味なのかしらね→
捻木家の人たちっていうのは。
私 あんなとこに入りたくないわ。
お母さん
深愛と同じお墓に入りたいな。
わ… 私と旦那さんのお墓に
入るって事?
そしたら
お父さん 寂しがっちゃうよ。
そしたら
お父さん 寂しがっちゃうよ。
お母さん あんたとの二人暮らし
割と気に入ってるのよね。
そりゃ
深愛には結婚してほしいけど→
私 1人になっちゃうな…。
私との同居→
あんたの旦那さん
許してくれるといいな…。
(捻木正数)
洗濯も ろくにできんのか!?
(捻木正数)
洗濯も ろくにできんのか!?
このバカが!
〈私は 父に
毎日 殴られて育った〉
〈でも それは
私が不出来だったから…〉
〈悪いのは 私だし…〉
〈父が病気で死んだ時は
悲しかった〉
〈父が病気で死んだ時は
悲しかった〉
〈もう一生会えない〉
お父さん! お父さん!
〈なのに…〉
〈ああ もう
痛い思いしなくていいんだ…〉
〈安心した〉
〈私は 本当に ひどい人間だ〉
〈私は 本当に ひどい人間だ〉
〈私が最低な人間だと
店長にだけはバレたくない〉
〈店長にだけは…→
嫌われたくない〉
あっ。
(那須川夏生)深愛ちゃん…!
(那須川夏生)深愛ちゃん…!
今日 休みのはずじゃ…。
いえ あの…
ちょっと 買い物に来ました。
顔色悪いですよ 店長。
大丈夫ですか?
ちょっと… いいかな…。
この前は… 突然 すまなかった。
(夏生の声)別れてほしい…。
君の事を
嫌いになったわけじゃないんだ。
《そっか… 私
嫌われてはなかったんだ!》
ただね…
妻の事 この前も話したけど→
メンタル的に大変になってて…。
だから 僕が ご飯作ったりとか
家の事 全部やってるんだ。
大変なんですね…。
大変なんですね…。
うん…。
だから
なかなか連絡返せなくて…。
ごめんね。
そ… そんなのいいんです。
大丈夫です。
私にできる事があれば
なんでも言ってください。
♬〜
ありがとう…。
ありがとう…。
前みたいに
デートはできないけど…。
はい。
今までどおり接してほしい。
はい。
つらくなったら→
また こうして話したり
連絡してもいい?
また こうして話したり
連絡してもいい?
もちろんです。
うん…。
やっぱり…
深愛ちゃんがいないとダメだ…。
えっ…?
僕にとって
深愛ちゃんは救いなんだよ。
救い…?
ありがとう…。
ありがとう…。
♬〜
まだ閉店作業があるから ここで。
は… はい。 頑張ってください。
《店長…》
《店長…》
《私も
店長がいないとダメです…》
♬〜
♬〜
あっ…。
(黒田)あっ…。
いつも 遅くまで
本当 ありがとうね。
ああ 全然 大丈夫ですよ。
シフト もうちょっと
人数 増やせないですか?
シフトは
もう ちょっと 今 厳しいかな…。
大変かな?
いや さすがに きついですよ
この人数だと。
来月は 大丈夫なんだよね?
《ラストまでいる人に
飲み物 買ってあげてる…》
《ラストまでいる人に
飲み物 買ってあげてる…》
《優しいな 店長…》
♬〜
《店長… 大好きです》
(キーボードを打つ音)
《私は 店長の救いでいたい》
《店長の力になりたい》
《店長の力になりたい》
《奥さんが良くなって
私たちが元に戻るために…》
♬〜
(那須川ハルキ)《捻木さん…》
《捻木深愛さん… 会いたい…》
《捻木深愛さん… 会いたい…》
《深愛さんと一緒にいたい》
(深愛の声)大丈夫ですよ。
どこも行く所がないなら
ここにいていいですよ。
《毎日 一緒にいたい》
ᗒ袋 お持ちですか?
(田中)100円です。
捻木ちゃん 探してるの?
(田中)あんた
捻木ちゃんのファンでしょ?
あっ いや…。
ただいま。
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
(缶を開ける音)
《深愛さん… 会いたい…》
《会いたい… 会いたい…》
(尾崎ちふゆ)わあ… ハルキ…。
来たんだ…。
ハルキ!
最近 来ないから
心配してたんだよ!?
よかった…!
あっ テスト受けに来た?
あっ そうだ そうだ…。
はい。
来週 陸上部のみんなが
集まるんだって。 パーティー。
ハルキに渡そうと思って
もらったの!
(男子生徒)あっ ハルキ!
(森高)おい! レイプ魔!
ハハハハ…。
(女子生徒)今の ひっど〜い。
(森高)えっ?
だって 本当の事だろ?
(谷口)よく来れるよな。
怖いんですけど。
あいつの母ちゃん メンタル
やられちゃってるらしいぜ。
あいつの母ちゃん メンタル
やられちゃってるらしいぜ。
えーっ!
(谷口)父ちゃんが看病してるって。
マジ?
これ マジだから。
すっごいネタでしょ?
おい… 谷口 ほら…。
(森高)
怒らせちゃったんじゃないの?
(谷口)やばっ… 襲われちゃう。
ハルキ 痩せたんじゃない?
大丈夫?
ちゃんと食べなきゃダメだよ。
ハルキは
陸上部のエースなんだから。
はい から揚げ あげる。
キャッ!
ちょっと 何すんの? もう…。
キャッ!
ちょっと 何すんの? もう…。
俺に話しかけんなよ!!
はあ はあ…。
お前のせいで…
俺の高校生活が…。
全部めちゃくちゃなんだよ!!
♬〜
♬〜
♬〜
♬〜
(缶を開ける音)
ああ…。
ᗕ(足音)
なんで お前が
こんなとこにいるんだよ。
私… 心配なの!
ハルキの事! 本当に!
お願いだから…
無視は やめてよ…。
お願いだから…
無視は やめてよ…。
(ちふゆの泣き声)
ちょっ…!
俺はレイプなんてしてないだろ!?
なんで こんな事になってるんだ?
俺は ただ お前に頼まれて
保健室で介抱してただけだ!
いいじゃん。 熱っぽいの。
ちょっ… ちょっと…。
(戸の開く音)
(ハルキの声)なのに→
なんで クラス中に
デマが広がってるんだ?
なんで クラス中に
デマが広がってるんだ?
お前だろ!?
あの時は…
私も否定したんだけど→
なんか話が大きくなっちゃって…。
うちの母さんの事は?
それは…。
ちょっと前に ハルキのパパ
コンビニで見かけて→
その時
今 大変なんだって言ってたから。
それで? クラスの奴らに
言いふらしたのか?
それで? クラスの奴らに
言いふらしたのか?
おい!!
このスピーカー女!!
てめえの嘘のせいで
クラスの奴らから→
変な目で見られるように
なったじゃねえか!
(男子生徒)
あいつ レイプしたらしいよ。
(男子生徒)知ってる?
(男子生徒)知ってる 知ってる。
(ハルキの声)
俺が何をしたっていうんだよ!?
勉強も部活も必死にやって
平和に過ごしてたのに…。
ごめん… ごめんね!
でも 噂話って すぐ みんな
飽きるから 大丈夫だって…。
じゃあ… じゃあ 明日→
ハルキは頑張ってるから
見逃してあげてよって言っとくね。
ふざけんな!!
わあ…。
こうしてみると
やっぱ 背 大きいな〜。
(ちふゆ)ヘヘッ…。
エヘッ…
久しぶりにハルキとケンカした!
エヘッ…
久しぶりにハルキとケンカした!
こんなマジなの
小学生ぶりぐらいなんだけど。
お前と縁を切りたいのに…。
中学 出れば
離れられると思ったのに…。
ダメ!
ずっと一緒なの 私とハルキは!
ハルキ!
もう 手遅れだからね!
ハルキの味方してくれる人なんて
誰もいなくなったんだから。
ハルキの味方してくれる人なんて
誰もいなくなったんだから。
あんたには もう
私しかいないんだから!
俺 好きな人いるんだ。
♬〜
♬〜
(退店のチャイム)
ᗒハルキ。
お前 何してるんだ?
そっちこそ 仕事は?
そっちこそ 仕事は?
夕方から休みだ。
お前 サボったのか?
まあ お前も いろいろあるよな。
行きたくなかったら
しばらく休むといい。
行きたくなかったら
しばらく休むといい。
♬〜
ありがとう…。
親父。
うわっ… たくさん来てる…。
「何もしないのが一番では?」
「基本的に
他人が関わろうとしても→
いい方向には進まないと思う」
「ひたすら声をかけまくる」
いい方向には進まないと思う」
「ひたすら声をかけまくる」
「家がわかるなら ポストに
手紙とかいれるのはどう?」
「僕も気になる子がいた時
口下手だから 色々考えた」
「その子のポストに
チラシを入れまくるの」
「“古本回収” “害虫駆除”
色んなチラシを自作して→
そこに自分の連絡先書いて
向こうからの連絡を待つ!」
これ… これだ!
♬〜
「え ガチ? 冗談ですよね?」
「そういうのって犯罪では」
「え ガチ? 冗談ですよね?」
「そういうのって犯罪では」
「こわ」
「なんてね。 ウソウソ
良い子は真似しないでね〜」
♬〜
《私の携帯に繋がる
チラシを作って…》
♬〜
♬〜
《店長の家に 毎日 投函しよう》
《奥さんと店長の悩み…→
私が 解決してあげられる
かもしれない》
(かしわ手)
《奥さんの目に
留まりますように!》
《なんで ハルキくんが…
店長のマンションに?》
《なんで ハルキくんが…
店長のマンションに?》
♬〜
♬〜
♬〜
《店長の高校生の息子さんって…
ハルキくんだったの!?》
♬〜
♬〜
《ハルキくん
こんな時間に私服だった…》
《やっぱり
学校には行けてないのかな?》
《もしかして
奥さんの悩みの原因→
ハルキくんの
不登校かもしれない》
《それなら 私が…!》
《私が店長の家族を助ける!》
《私が店長の家族を助ける!》
《絶対に大丈夫!》
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