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ごまつの野郎やんで俺見るたんびに俺ば
っかりいるんだよほんと仕事仕組みじゃんか いすでに
気持ちいいんだよそうね
ああそうね冗談じゃないっちゅうの
俺を誰だと思ってんだよくそだあ
なにちゃん?
ん?あなにちゃん?
ん?僕の話聞いてる?
はいはいちゃんと聞いてるわよ
朝倉彩音今日の一句たわいなき夫の口を聞き 流す
シャボンの泡と白き皿かな
久しぶりね、小沢さん。
あ、ああ。
奥さんと娘さんは元気?
あ、ああ。
それで、私に何か用?
こんなところで待ち伏せなんかしたりして。
彩音さん、俺、やっぱりあんたのこと忘れら れなくて。
もう会わない方がいいって言ったのは小沢さ んあなたの方じゃなかったかしら
男の未練なんて最低よ
あ、大丈夫?
あはー
1年前、朝倉彩音は高校時代の同級生の葬儀 に出席した。
火葬場の煙突から冬空にたなびく煙を眺めな がら、朝倉彩音
は人の命の儚さを持った。
いつかは私も死んでしまう。
焼かれて骨と灰になって煙になって、そして 消えてしまう。
1年後も、1ヶ月後も、1週間後も、いや、 1分後、1秒
後だって、生きてる保証なんてどこにもない 。
私はこのままでいいのだろうか。
朝倉彩音は自分の人生に新人な疑問を抱いた 。
自身の内部にマグマのようにうごめく欲望が 存在するのをはっきりと自覚したから
である。
その時、朝倉彩音の支線の先に一人の男がい た。
小沢徹は朝倉彩音の高校時代の同級生の勤務 先の上司であった。
朝倉彩音と小沢徹は仮想場を後にすると、そ のま
まホテルに入り寝た。
朝倉彩音には夫があり、小沢徹には妻と娘が いたため、
二人の関係は長くは続かなかったが、体の相 性が良かったのだろう。
朝倉彩音は夫に隠れて、小沢徹と密会し、体 を重ねる高骨
と快楽を片時も忘れることができなかった。
ああ、会社行きたくないな。
めんどくさいな。
借りに行ってくんないかな?
さばっちゃおうかなはい、
いってらっしゃい
朝倉屋根 今日の一句何も知らぬ夫の背中を 見送りぬ
女心に朝日まばゆき
はい、もしもしあ、もしもし、俺だ今、どこ
にいるの?
あんたの家のすぐ近くだだったらすぐに来て ああ、
すぐ行くもう待てないわだから、すぐ行く
ああ、小沢さん、あなたが欲しいわああ、
俺もあんたが欲しい
朝倉屋根と夫との性生活は結婚してすぐにな くなった。
年齢のわりに幼い夫は、すでに自分の所有物 となった女には性的関心
を抱くことはなかったのだ。
朝倉屋根は自身の内部にぽっかりと大きな穴 が開いているのを感じて
いた。
埋めようのない深くて暗い穴。
決して満たされることのない欠落。
その欠落が朝倉屋根の心に激しい飢えと渇き を起こさせた。
朝倉屋根はそのない分に抱えた欠落ゆえに、 セックスを
欲望した。
決して満たされることのないのをわかってい ながら、いや、だからこそ、
苦労しく欲望せずにはいられなかった
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