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(オラス)あっ! (グレゴリー)うっ… うぅ!
《イルシア:グレゴリー!
うっ! ぐはっ!
くそ… このままだと まずい。
なんか… なんか 手はねえのか?》
(神の声)逃げろ。
逃げろ。
《えっ?》
スキル 神の声のレベルが➨
3から4へと上がりました。
ラプラスによる 簡易シミュレーションに➨
アクセスが可能になりました。
《なんのつもりだ?
神の声のレベルが上がったって!》
でも いくら忠告しても 逃げないんだろうね。
君は いろんな意味で 特例だったからね。
ここで お別れは 残念だ。
《こんなこと 言うために➨
わざわざ レベル 上げたのかよ!》
君は 見ていて 飽きなかった。
ゆっくり休むといい。
《上から目線で ペラペラと!
お前は 一体 なんなんだ!?》
神の声 レベル4では その説明を 行うことができません。
《ふざけやがって!
お前の言うとおりに終わって たまるか!
俺には まだ 最後の手段がある!
進化だ!
姿が変わっちまって➨
ミリアも 黒蜥蜴も➨
俺だと わからなくなるかも しれねえがな!》
《今 俺が進化できるのは 4つ!
どれがいいんだ? どれが!
ヨルムンガンド。
こいつなら なんとかなるかもしれねえが➨
猛毒持ちで やばすぎる!
ローリングドラゴン。
転がる特化だろ? 威力はあるのか?
ダルクドラゴ・ヒューマ。
亜人種って 戦闘は どうなんだ?
全然 予想がつかねえ!
リトルアークドラゴン。
白魔法は 攻撃にも使えんのか?
あの野郎に勝てんのか?
どれだ? どれにすれば…。
いちばん勝てるのは どれなんだよ!?
あっ! うわっ!
うわっ!
今のは なんだ? MPが ごっそり持ってかれたような…》
称号 ラプラス干渉権限を得ました。 《えっ?》
リトルアークドラゴンに進化した場合の勝率 4%。
負傷者全員の救助成功率 1%未満。
《なんだよ? それ! 進化しても 無駄だって言いたいのか?》
ヨルムンガンドに進化した場合の 相打ち成功率 98%。
村が崩壊する確率 94%。
《村が守れなきゃ 意味ねえ!》
ローリングドラゴンに進化した場合の勝率 1%未満。
逃走成功率 99%以上。
《俺に 逃げろって言うのかよ!》
あっ! ぐっ…。 くっ… くっ…。
《あんな…。 あんな予測 聞かせて なんのつもりだ?
この くそ神!》
うっ うっ… うぅ…。 ガァー!
ガァー!!
(ユノ)大きな音が 村の方角から しました。
(メルティア)急ごう。
(咆哮)
(マリエル)岩竜が暴れておる。
村人は 全員 避難したのか?
(ミリア)まだ かなりの人数が来てなくて…。
あっ ジャン! んっ?
グレゴリーは どうした? 広場のほうです。
さっき 岩竜を止めるって オラスたちと…。
わしも 広場に向かう。
ミリアは ここで 村人の手当てを。
いえ もう 手当ては 全員 終わりました。
私も一緒に行きます。
じゃが…。 広場には きっと➨
けがをした人が たくさんいるはずです。
んっ…。 わかった。 ついてこい。
《ハァ…。 くっ! どっちにしろ このままじゃ じり貧だ。
まずは グレゴリーを助け出して➨
リトルアークドラゴンに進化して➨
回復魔法を使えば…》
リトルアークドラゴンに進化した場合の勝率 4%。
負傷者全員の救助成功率 1%未満。
《うるせえ! くそ神の言葉なんか 誰が信じるかよ!》
《大丈夫か? グレゴリー!》
うっ… うぅ… うっ… うぅ… うっ…。
《すごい出血だ。 待ってろよ。
リトルアークドラゴンに進化して…。
あっ!》 うぅ… うっ…。
俺のことは どうでもいい。
《なっ… どういう意味だよ?》
厄病竜のお前が➨
どうして こんなに 人間のために 戦ってくれるのか➨
俺には 全く わからん。
わからんが 俺が勝手に思ってることがある。
いいから しゃべるな! 俺が すぐに治してやるから!
お前 本当の力を 出せてないんじゃないか?
《えっ?》
なあ… 頼む。
俺を食ってくれ。
《はぁ?》
(グレゴリー)お前は 厄病竜だろ?
人を食って 強くなれるんじゃないか?
《ないない ないない!
俺は そんな やべえ魔物じゃねえ!
人なんか食わねえし そんなんで パワーアップなんかしねえ。
俺が強くなるには 進化するしか…。 あっ!
俺の… 進化先…》
⸨厄病子竜。 災害を振りまく邪竜。
だが 踏み外した道は まだ浅く 引き返せる⸩
⸨称号 ちっぽけな勇者を 得ました⸩
⸨光属性! よく 厄病子竜から 選択肢に出てきたな⸩
⸨称号 悪の道を得ました⸩
⸨ていうか 俺 厄病子竜なのに➨
進化先に 厄病竜はないのか?⸩
厄病竜はない。 厄病竜はない。
厄病竜は… ない…。
うっ… フッ…。
お前は ミリアを助けたのに➨
俺に やりで刺されて。
なのに また 人間を助けるために➨
岩竜と戦ってくれた。
《俺は 村を守った勇者として➨
人間に 受け入れてもらいたかったんだ》
本当に 魔物らしくないやつだな お前は。
だが…。
そのせいで 岩竜に勝てないんなら…。
ハッ…。
あっ? グレゴリー お前 何を…。
村を…。
村を守ってくれ イルシア。
ハッ…。
うっ… うぅ…。
(鳴き声)
レベルマックスのため 経験値を得ることができません。
称号 悪の道のレベルが 4から5へと➨
災害のレベルが 1から3へと➨
卑劣の王のレベルが 1から2へと 上がりました。
《盛大に上がっちまったか…。
もう 戻れそうにねえな》
進化先を表示しますか?
《さっさとしやがれ》
厄病竜。 ランクBマイナス。
災害を振りまく邪竜。
幾多の人里を滅ぼした。
血の海で 穢れを落とし➨
築き上げた骸の山で眠る。
三大災害獣の1つに数えられる。
《俺は 厄病竜に進化する!》
ああ…。
(咆哮)
グゥルガァー!
ひぃ~! うわっ!
《安心しろよ。 村は 絶対に守る!
お前がくれた この力でな!》
(咆哮)
(咆哮)
(咆哮)
(咆哮)
《ぐっ! くそ… 重すぎるぞ てめえ!》
《さすがに 押し合いで勝つのは 無理かよ。
だが…》
《食らえ!
やっぱり硬え! でも…》
《よし ここなら…》
(鳴き声)
《お前は…》
《ここで倒す!》
イルシアさん! グレゴリーさん!
岩竜は どこに行った?
あっ! (物音)
んっ…。 オラス 無事じゃったか!
他の者は? グレゴリーは どうした?
うっ… うぅ…。 うぅ…。
うぅ… うっ… うぅ…。
ひっ!
グレゴリー… 一体…。
黒い竜だ! あいつが グレゴリーを殺した!
黒い竜? ミリアが連れてきたという 厄病竜か?
まさか…。 (オラス)この目で見たんだ!
黒い竜が グレゴリーの首を はねたんだよ!
そしたら いきなり大きくなって…。
大きくなった? 進化したということか?
わっ… わかりません。 岩竜と争いながら 東のほうへ…。
ちくしょう! あの化け物ども!
イルシアさんが グレゴリーさんを?
そんな… そんなはずはありません!
(マリエル)落ち着け ミリア。
わしらには するべきことがあるはずじゃ。
あっ…。
さあ 早く けが人の治療をするぞ。 はっ… はい!
オラス 急げ! はい!
んっ…。
岩竜と厄病竜か…。
やつらが戻ってきたら しまいじゃな。
んっ! フッ! ぐっ!
うっ… ぐっ!
《また 地響きかよ ワンパターンだな!》
うわっ!
《今度は こっちの番だぜ!
鎌鼬!》
《こいつが 新しく手に入れた 鎌鼬のスキルか。
使えるな。 首折舞ってのもあるな。
これの使い方は…。
うわっ!》 (鳴き声)
《危ねえ! 今のを もろに食らってたら➨
やばかったぜ。
くっ! 結構 当てたはずなのに 大して減ってねえな。
相変わらずの硬さだぜ。
どこか こいつの弱点はねえのかよ?》
神の声 レベル4では その説明を 行うことはできません。
《だろうと思ったぜ!
硬い体を持ってるやつの 弱点といえば… 頭か?
とにかく 試すっきゃねえ!
ドラゴンパンチ!》
(鳴き声)
《次だ! ドラゴンテイル!
これで どうだ!?》
(鳴き声)
やった! やつの両目を潰した!
(鳴き声)
《目が見えないなら こっちのもんだ。
一方的にやらせてもらう!
えっ? 待て! そっちは…》
これ以上 行かせるかよ!
(マリエル)よし。
オラス 動ける者は 村の西へ避難させるんじゃ。
わかりました! ミリア わしらは 周囲の捜索を…。
んっ? ミリア?
ハッ! まさか あやつ…。
ぐっ… うぐっ…。 うっ…。
ぐっ! うっ!
あぐっ! うぐっ…。
ぐっ…。 くっ…。
ぐっ… くぅ…。
《止まれ~!》
うっ…。
(鳴き声)
竜鱗粉!
《毒が こいつに効いてるのか?
首…。 そうか こいつの首は細い。
もしかして こいつの弱点は…》
《効いてる! 今だ! たたき込め!》
《もう少しだ! こいつの首を…。
これか!
食らえ! 首折舞!》
経験値を 384 得ました。
称号 歩く卵により 更に 経験値を 384 得ました。
厄病竜のレベルが 1から19へと上がりました。
《やった! 倒したぞ…》
イルシア… さん?
《えっ?
ミリア!》
イルシアさん… ですよね?
《俺だって気付いてくれたのか》
グルァ…。
岩竜を倒してくれたんですね。
そんなに大きくなって…。
また 進化したんですか?
《進化?
そうだ。 俺は グレゴリーを殺して この姿に…》
(マリエル)ライトスフィア! うぐっ!
ミリア! 離れるんじゃ!
《なんだ?》
今のうちじゃ! 逃げろ!
やめてください マリエルさん! 《ミリア?》
何をしておる? マリエルさん! このドラゴンが➨
私の言ってた イルシアさんなんです!
大きくなってるけど 間違いありません!
グレゴリーは そやつに殺されたんじゃぞ!
あっ!
イルシア… さん?
んっ…。
そこから離れるんじゃ!
何かの誤解です! イルシアさんは そんなこと しません!
《ミリア… 俺を信じてくれるのか》
(せき)
《あっ! そうか 竜鱗粉が…》
マリエルさん 私は…。
(せき)
《俺は もう この子の そばに いちゃいけない➨
化け物なんだな…》
ミリア! キャー!
うっ! グガァー! あっ!
ライトスフィア!
グゥ… グワー!
厄病竜の毒気にあてられたか。 (せき)
そんな…。 そんな… イルシアさん…。
《さよならだ ミリア》
ハハッ! すげえ。 強そうじゃねえか。
最強だな! 俺様は。
ハッ… ハハハハハ! ハハハハハハ!
全身が重い。
自動回復 あるんじゃねえのかよ?
んっ?
今まで 花のことなんか 気になったこと なかったのに…。
イルシア。 価値 Dプラス。
えっ?
俺の… 名前?
赤と白の配色が美しい花。
この花は 魔物の生息する地にしか 咲かないといわれている。
それ故に 採取するのが困難とされ 贈り物として喜ばれる。
花言葉は 勇気。 あるいは 勇敢な者。 勇者。
⸨勇者…。
イルシアって どうですか?
私の好きな花の名前なんです。
フッ!⸩
グォガァー!
消せ! こんな名前 消しやがれ!
名称は 一度 決定すると 変更することはできません。
勇気だと? 勇者だと?
俺が こんな名前 使えるかよ!
消せ! 消せって言ってんだよ!
名称は 一度 決定すると 変更することはできません。
グオー…。
《ばかだ。 俺は… ばかだ!》
《俺は 何になりたかったんだ?
何をしたかったんだ?
俺は どうして この世界に…》
(足音)
《なんの音だ?
ああ… もう どうでもいいか》
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