All language subtitles for Uchuu Senkan Yamato Movie (1977.08.06)

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Original subtitles

日本中を 一大ブームの渦に巻き込んだ

SF冒険アクション ついに完成

新たな構想の元に2年の歳月と

2億円の巨費を投じた超話題作

時は 2199 年 銀河系から 遠く離れた宇宙のかなた

ガミラス星からの攻撃によって 地球は放射能汚染により

地上は全て破壊され 人類は地下に住んでいた

しかしその運命はあと1年

ただ一つ救いは 14 万 8000 光年のかなたの星

イスカンダルにある 放射能除去 装置を手に入れることだ

私はイスカンダルのスターシア

私どもの星には 放射能除去装置があります

これを使う以外に 地球を救う道はありません

人類滅亡の危機を救うため

250 年の眠りからさめた あの戦艦ヤマトが

今 巨大な宇宙戦艦ヤマトとなって よみがえった

いかなる敵の攻撃にも屈しない 宇宙戦艦ヤマト

再び緑の地球を取り戻すため

ヤマトとともに 運命をかける宇宙戦士たち

地球滅亡まであと 366 日

14 万 8000 光年のかなた目指して

宇宙戦艦ヤマトは 今ロマンと冒険の旅に飛び立つ

行く手には想像を絶する危険が 待ち構えている

デスラー総統の下 ロメル将軍率いる

ガミラス艦隊と戦うヤマト

息を飲む壮絶な戦い

アニメで描きうる最高最大の すさまじいばかりの戦闘シーン

そのスリルと空前の迫力が

大スクリーンに展開する

ファンタジックな ムードの中に広がる

果てしない宇宙と未来への夢

そして限りないロマン

あらゆる楽しさを詰め込み 壮大なスケールで圧倒する

驚異の超大作

宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ

旅立つ船は

宇宙戦艦ヤマト

宇宙の彼方 イスカンダルへ

運命背負い 今とび立つ

必ずここへ 帰って来ると

手をふる人に 笑顔で答え

銀河をはなれ イスカンダルへ

はるばるのぞむ

宇宙戦艦ヤマト

無限に広がる大宇宙

静寂な光に満ちた世界

死んでいく星もあれば

生まれてくる星もある

そうだ 宇宙は生きているのだ

我々の太陽を含む大銀河系も

また生命に満ちあふれているのだ

しかし我々の地球は

今その最期の終末の時を 迎えようとしていた

海は蒸発し尽くし

地上の全生命は死滅した

人類はわずかに その生存圏を地下に求めて

細々と生き延びているのだった

その地球をあざ笑いながら

冷酷に見ている目が宇宙にある

我が銀河系を隔たること 14 万 8000 光年

大マゼラン群の太陽系サンザー

その第8番惑星ガミラスこそ

今 地球を 滅亡に追いやろうとしている

悪魔の星なのだ

駄目だ もう今は防げない

我々には あの遊星爆弾を防ぐ力はない

あれが 我々の母なる地球の姿だとはな

時に西暦 2199 年

地球は今 最期の時を迎えようとしていた

21 世紀の始め以来 宇宙侵略を着々と進めてきた

ガミラス宇宙艦隊は ついに 太陽系へその魔の手を伸ばし

地球に対して遊星爆弾による 無差別攻撃を加え続けているのだ

地球人は地下都市を築き 必死に生き延びたが

地球防衛軍の 懸命の努力にも関わらず

ガミラス艦隊は 圧倒的に強力であり

地球人の絶滅か奴隷かを要求して

情け容赦のない攻撃を 繰り返してきた

次第に戦力を失っていく 地球防衛軍にとって

最後の頼みは 地球防衛艦隊であったが

強大なガミラス艦隊の攻撃の前に

今や地球防衛艦隊は 壊滅しようとしているのだ

遊星爆弾による放射能の汚染は

地球の表面はもとより 地下をも 着実に侵し始めていたのである

もはや地球に 健康な土地はなくなった

人類はただその絶滅の時を 待つだけだろうか

明日への希望はないのだろうか

海王星

冥王星

火星さえも ガミラスの勢力圏に落ちていた

レーダーに反応 目標接近

3時の方向に敵 距離 10 万キロ

速度 27 宇宙ノット

超弩級宇宙戦艦6 巡洋艦8

護衛艦多数 高速接近中

敵艦確認 11 時半の方向

距離2万 5000 キロ

総員 戦闘配備

右 30 度返進 砲雷撃戦用意

敵艦より入電 地球艦隊に告ぐ 直ちに降伏せよ

返信はどうしますか

馬鹿め と言ってやれ は?

馬鹿め だ

落ち着いて狙え

撃て

艦尾損傷 シアンガス発生

レーザー 動力ストップ

味方突撃艦 爆発

やつらにはこの船では勝てない

うわあー

うわあー

気密隔壁閉鎖 動力回路異変

待ってくれー

我々の艦隊は あと何隻残っているか

はい 本館の他 ミサイル艦が1隻だけです

誰の船だ 護衛隊長 古代の船であります

そうか もうこれまでだな

撤退しよう

艦長 逃げるんですか このままでは自滅するだけだ

撤退する

進路 反転 180 度

古代 わしに続け

僕は嫌です ここで撤退したら

死んでいった者に 顔向けできません

いいか古代 ここで今 全滅してしまっては

地球を守るために戦う者が いなくなってしまうんだ

明日のために 今日の屈辱に耐えるんだ

それが男だ 沖田さん 男だったら

戦って戦って戦い抜いて

一つでも多くの敵をやっつけて 死ぬべきじゃありませんか

そうじゃありませんか 古代 分かってくれ

進路変更 ヨーソロー

180 度回転完了

艦長 古代の船がついてきません 古代…

沖田さん 僕はどうしても 逃げる気になりません

見逃してください お元気で 地球のことを

よろしくお願いします 死ぬなよ 古代

古代

正体不明の飛行物体発見

惑星間航行速度を はるかに超えている

あの分だと 数分で 火星の軌道まで行ってしまうぞ

正体不明の飛行物体は 火星に自由落下中なるも

所属は不明 墜落します 方位測定

極冠付近 凍結した崖のそばです

誰か観測員はいるか 訓練中の学生が2人います

誰だ 古代進と島大介です

地球司令部より指令 墜落した飛行物体の正体を

確認せよ 行こう

おい島 あれだ

宇宙船らしいぞ ガミラスでも 地球のものでもないぜ

降りるぞ 気を付けろ

ん? おい 島

死んでる

何だ 通信カプセルか?

火星探索艇 接近します

収容エアロック開け

火星で特別任務に就いていた 訓練学生 古代と島は

発見した通信カプセルを持って

地球へ帰還した

このドックは 昔 水でいっぱいだったんだ

放射能の汚染は 地下1キロまで来ているな

この分だとあと1年で 人類は全滅してしまうぞ

この辺りも 以前は近代化された 美しい眺めの都市だったのにな

ガミラスの人でなしめ 早く訓練学生を終えて戦いたいよ

うーん これが例の通信カプセルだな

いやよくやった もう一人前だな

2人ともゆっくり休め はっ

親愛なる地球の皆さん

私はイスカンダルのスターシア

ガミラスの放射能によって 地球の全生物が滅びるのは

あとわずかに1年 彼らはそれを待っているのです

地球型の空気の中では ガミラス人は生きてはいけません

しかし私どもの星には 放射能除去装置があります

これを使う以外に地球を救う道は ありません

今 私は妹サーシアに

超高速波動エンジンの設計図を 持たせました

運よくこのメッセージが あなた方の手に渡ったら

このエンジンを組み立てて イスカンダルへ来るのです

私どもの星は 銀河系を隔てること 14 万 8000 光年

マゼラン星雲にあります

私はイスカンダルのスターシア

沖田君 あれは何だろうか

高速を超える エンジンの設計図のようですが

信じていいんだろうか 沖田君

今は信じる他ないでしょう この設計図を

大至急実現してください

非常警戒指令 沈没戦艦ヤマトの遺跡の近辺に

謎の偵察機 接近

島 僕たちで 迎えてやろうじゃないか

訓練学生として 実際の戦闘体験を積むには

絶好のチャンスだぜ おい 行こう

うん もう戦闘員はほとんどいないんだ

俺たちの出番かもな おい 待て

お前たちが出ていっても 的になるだけだぞ!

いくぞ いいとも

しかしまた何で九州のあんな所を

坊ケ崎といえば 大昔の戦いで 戦艦ヤマトの沈んだ所だ

おかしいな

おい もうそろそろ九州辺りだぞ

おっ レーダーがキャッチした

いた よーしたたき落としてやる

追え!追うんだ

くそう… あ!

駄目だ エンジンが出力過剰だ

ええい ポンコツめ

おい島 大丈夫か

人のことより お前の方を心配しろよ

惜しいことをした 例え1機でも

この手で落としてやりたかった

帰ったら大目玉だぜ? しかしなぜこんな所へ

敵の偵察機が来たんだろうな

ああ どうした… はっ

すごい あれがヤマトだ

ほんとにありゃ 鉄くずのスクラップだな

あんなものを どうして敵が偵察に来るんだ

一体 どんな秘密があるっていうんだ

そうだ まさしくその通りであった

夕日を浴びて 死んだように沈黙しているヤマト

しかしその地下工場では

ヤマトの改造が 着々と進められており

今またイスカンダルから送られた 波動エンジンも

取り付けられようとしている

ヤマトには人類の 明日への希望が託されているのだ

果たして ヤマトが 恐るべき力を発揮するのはいつか

ヤマトよ 200 年の眠りからさめて よみがえれ

ニューヨーク交信不能 エネルギーが尽きた模様

パリ 正午より沈黙

ケニア パニック状態に陥っています

モスクワ サヨナラを打ち続けています

北京 リオデジャネイロ 出力低下

電波キャッチ不能

関東地方 放射能さらに 0.5 キロ降下

ヤマトの進行状況は? 波動エンジンは取り付けましたが

テストはまだです 指令 わしは行く

もう一刻も猶予は出来ん テスト飛行をしている時間はない

しかし沖田君 君の体は

14 万 8000 光年の旅は

わしの命を 奪うことになるかもしれない

しかしイスカンダルへの旅は 命をかけるだけの値打ちがあると

わしは思う

皆よく聞け 我々はいよいよ

放射能除去装置を受け取りに

マゼラン星雲イスカンダルへ 向かう

しかし我々は宇宙戦艦ヤマトを

完成したとはいえ 全てが未知数だ

一方ガミラスはどこからでも 我々の目標を攻撃してくる

力を持っているが まだ我々地球人類は

彼らの前線基地が冥王星付近に あるということ以外は

ガミラス星の位置すら 発見することが出来ない

これは我々とガミラスとの間に

はっきりとした力の差が あるということだ

それでも我々は1年という 限られた日数の中で生きて帰り

地球を救わなければならない

しかもわしは諸君の安全を 保障してやることが出来ない

諸君に選択の機会を与える

抜けたい者は 行進の間に抜けてくれ

わしはヤマトで待っておる 以上

超大型ミサイル 発射秒読み始め

目標 ヤマト

6 5 4

3 2 1 0

おい お前たちだけ 逃げ出すんじゃねえだろうな

ほんとにイスカンダルへ 行ってくんだろうな?

お願いよ 無事に帰ってきて

超大型ミサイル 地球に接近

冥王星付近から発射された模様 くそう 大事な時に

コンピューター計算によると 地球における確率 99.9 パーセント

あと約 55 分後です

古代進 島大介の2人も

今や訓練生としてではなく

それぞれ戦闘班 運行班の 責任者としてヤマトに乗り組んだ

艦長 全員乗船しました 欠員なし

うん

超大型ミサイル キャッチ 方位 右 15 度 速度 27 宇宙ノット

ああ 古代さん たった今

地球指令本部からの連絡で 超大型ミサイルが

本艦に接近中とのことです

補助エンジン準備完了 メインエンジン接近完了

エネルギー注入 100 パーセント完了

よし エンジン始動するぞ 待て

波動エンジンの始動は 一発でしなければならない

万一 失敗したら 取り返しがつかなくなるんだぞ

艦長 ぐずぐずしていると

あの超大型ミサイルに 吹っ飛ばされてしまいます

いいんですか 古代 エンジンがかからなければ

全ての武器が使えんことが 分からんのか

徳川君 目いっぱい注入するんだ はい

地球司令部より入電

ヤマトはまだか と言ってきています

待てと伝えろ

超大型ミサイル 地球到達まで 600 秒

あと 10 分しかないぞ ヤマトはまだ始動しないのか

まだ連絡が入りません

エネルギー 120 パーセント

島 補助エンジンスタート はい

補助エンジンスタート

エンジン出力 100 200 300 600

1200 2000 2500

2900 3000

波動エンジン回路接続

やっ… やった! 動いた 動いたぞ

波動エンジン始動

接続 接続!

地球へあと5分で到達します

出力 パワーアップ

発進準備 発進準備

主砲発射準備

主砲発射準備

ヤマト発進

ヤマト 発進します

右 15 度転換 右 15 度転換

ショックガン 動力連動

測的完了 自動追尾装置完了

誤差修正 右1度 上下角3度

目標 ヤマトの軸線に乗りました

発射! 発射!

ヤマトは?

西暦 1945 年 第二次大戦は

今や終わろうとしていた

ヤマトだ

ヤマト? そうだ よく見ておけよ

あれが戦艦ヤマトだ

日本の男の船だ

忘れないようによーく見ておけ

西暦 1945 年

押し寄せる 300 余隻の 米艦隊に戦いを挑むべく

戦艦ヤマトは護衛艦 10 隻を従え

日本海軍最後の大艦隊として

出撃していったのである

もはや1機の空中援護機もなく

片道分の燃料を積んでのそれは

二度と帰らぬことを前提とした 決死の出撃であった

時に4月6日 午前7時 04 分

戦艦ヤマトは米空母軍から 発進した

のべ 1000 機にも及ぶ 艦載機の反復攻撃にさらされた

対空用戦艦 敵編隊を発見

方位右 30 度 距離2 0 0

高度 6000 各砲 敵機に付け

雲は低い 近距離に気を付けい

午後3時 この地上最大最強の大戦艦は

九州南東 坊ケ崎の沖 260 度 90 マイルの海底へ

巨大な黒煙を上げて 没し去ったのである

歴史の流れは大戦艦の時代から

航空機の時代へと移っていた

空を飛べない限り ヤマトの運命は

海の底に眠るしかなかった

今やイスカンダルから送られた エンジンの設計図により

宇宙を飛ぶ戦艦に 改造されたヤマトは

放射能除去装置を受け取りに

イスカンダルを目指している

往復 29 万 6000 光年

人類の未来をかけて 宇宙戦艦ヤマトは飛び立った

地球引力圏 離脱します

よし 第2宇宙飛行に切り替えろ はい

我々の旅が成功するもしないも

全て波動エンジンの 超高速テストにかかっている

29 万 6000 光年という旅を 1年以内に成し遂げるには

光と同じ速度でも不可能なのだ

その時間短縮をするのが ワープ航法というものなんだが

それには波動エンジンが高出力を

出せるかどうかが問題なのだ

では私からワープについて 説明します

ワープとは 光よりも速く航行する方法です

これを見てください

アインシュタインの 閉じた宇宙論の模型です

この点は ヤマトの現在のいる時間です

ワープとはこのように時間軸を 通らずに飛び越えることです

例えて言えば 波打って流れる時間の

頂点から頂点へ飛行すれば

この時間の谷間の分だけ 余分な 時間をかけなくて済むわけです

だがしかし 実際のワープは こんな簡単なものではないのです

現在 我々の時点は この点になるわけです

この横のグラフはワープすべき 目的地の時間の波です

空間のひずみのため わずかなズレが出ています

ワープを成功させるためには このひずみを0にして

つまりこの2つの点が 完全に重なった時に

ワープしなければなりません もしこのタイミングが

少しでもずれたら 恐らく

3次元と4次元の間に挟まって

ヤマトは いや この宇宙全体が吹っ飛ぶでしょう

ヤマトは火星へ向かって航行中

速度 25 宇宙ノット

いかが致します シュルツ指令

分かってるだろう やつらの行動を

黙って見ているわけにはいかん

我々 冥王星前線基地の 名誉にかけて

ヤマトを撃破してしまうのだ

はっ 高速空母出撃準備にかかれ

総員に告ぐ ヤマトは月軌道に乗ったところで

ワープテストを行う このテストに失敗したら

我々はもちろん 地球人類の破滅につながるのだ

各人 気持ちを引き締めて 任務遂行せよ

あっ 未確認飛行物体 レーダー反応強し

ビデオパネル チェンジ

ガミラスの空母だ しかし

まだ我々を直撃するには遠過ぎる

艦長 やつらの処理は 僕に任せていただけますか

しかしワープテストに 全エネルギーが

波動エンジンに集中しているから

ヤマトの武器は使えんぞ

は… はい!

南部 ブラックタイガーチームへ

直ちに出撃命令を出せ はい

ブラックタイガー 発進せよ

ブラックタイガー全機発進完了

よーし 発進

空母部隊もじき ミサイル砲の射程距離に入る

それまで魚雷で徹底的にやれ

ガミラスの戦闘艇を1機も残すな

我々の作戦が失敗したら ヤマトはおしまいだ

ああっ

空母接近 距離8万キロ

戦闘機体を収容せよ

ガミラス高速空母 接近

まもなく ヤマトは射程距離に入ります

ワープテスト8分前

ガミラス空母の攻撃を受ける前に

ワープをする

ワープテスト5分前

ワープ自動装置 セットオン

艦長! もうちょっと待ってください

ブラックタイガーの山本機が まだ帰還していません

しかし中止は出来ん 収容を急げ

古代かね こちらブラックタイガー山本

俺のことは構わず ワープテストの 変更はしないでくれ

まだ時間はある 最後まで諦めるな!

しっかりしろ! 山本 もっと右だ

右へ切って突っ込め!

いかん 行き過ぎだ もっと左!

そうだ そのまま突っ込め

山本!

こ… 古代 山本

山本機 ただいま帰還しました

1分前 各自ベルト着用

操縦士としての 僕のスイッチ一つに

ヤマトの運命がかかっているんだ

島 しっかりやれ

今度はお前が勝負する時だ 命は預けたぜ

ワープテスト 30 秒前

ヤマト捕捉 射程距離まで あと 0.2 宇宙秒

20 秒前

スイッチオン

ガミラスミサイル 目標 ヤマト

発射!

ワープ! ワープ

全弾命中

はっ

ん?成功したのか

あれから 1分しか経っていないけれど

ん?

ん?か… 火星だ

成功したぞ ははははは

や… やったあ

おめでとう 古代

デスラー総統 冥王星前線基地から入電しました

何 ヤマトが 月から火星へワープした?

何かの間違いだろう

冥王星前線基地のシュルツが

一部始終を見たそうです

イスカンダルが送った エンジンの設計図が

優秀だったということだ よくぞ改造したもんだね

可愛いやつだ

ふっはっはっはっはっはっはっ

かくして ワープテストに成功したヤマトは

小雪の舞う火星に不時着

傷付いた船の修理を終えて

一路 木星へ向かったが

その強力な重力場の影響を受けて

メタンの海へと突入してしまった

そこに浮かぶ巨大な浮遊大陸

しかし既にここにも ガミラスの前線基地があり

ヤマトに しつような攻撃を仕掛けてきた

くそう やるな

うわあ

さらにヤマトは波動エンジンの エネルギーを一気に発射する

波動砲のテストを行った

波動砲の発射準備にかかる

電源を切れ はい

波動エンジン内 圧力上げろ 非常弁 全閉鎖

エンジン圧力上げます 非常弁 全閉鎖

波動砲への回路開け 回路 開きます

波動砲薬室内 圧力上がります

全エネルギー 波動砲へ 強制注入機作動

波動砲安全装置解除 安全装置解除

セーフティーロック ゼロ 圧力 発射点へ上昇中

あと0 2

最終セーフティー解除

圧力限界へ

艦主砲 大陸に合わせます

ターゲットスコープ オープン 電影クロスゲージ明度 20

目標速度 40 宇宙ノット

タキオン粒子出力 上昇

発射 10 秒前 対ショック 対閃光防御

5 4 3 2 1 0

発射!

シュルツ指令 た… 大陸が!

うわっ うわあー

恐怖に駆られた 冥王星基地司令官シュルツは

ガミラス本国へ指示をあおいだが

デスラー総統閣下の お言葉を伝える

総統は勝利の報告しか 聞きたくないとのことだ

分かったな

追い詰められたシュルツは ヤマトを引き寄せるため

遊星爆弾を直接地球へ撃ち込んだ

艦長 冥王星に敵の基地があるのでは?

ある 基地をたたかせてください

これ以上 地球に遊星爆弾が落ちるのを

見過ごしてはおけません

艦長!

分かっておる

島 全速航行で冥王星へ向かえ

ヤマトは冥王星へ ガミラス基地攻略を決意したが

そこに待っていたのは 予想もしなかった新兵器

反射衛星砲であった

強力なエネルギーの束が ヤマトへ向かってきます

ヤマトは反対側へ隠れたが

発射

ああっ ヤマトには

潜水艦としての機能もあった

そこで海中に難を避け 船を回転させ

転覆したと見せかけて 特別攻撃隊を敵基地に差し向けた

観測艇 発進

あったぞ 古代さん あれだ

うわあ

うおっ うわあ

ちくしょー うわあ

こんな所に隠れていたのか

急げ!

逃げろ!もうじき爆発するぞ!

デスラー総統 万歳!

ガミラスの冥王星基地は 終わりだ

もう地球に 遊星爆弾が降ることはない

長年の宿願が今ようやく

実ったのだ

こうしてヤマトは 冥王星ガミラス基地を壊滅させ

船の修理を続けながら 一路

イスカンダルへの旅を急いだ

なおも続く しつようなガミラスの攻撃には

10 万惑星の成れの果て

アステロイドベルトに入って 姿を隠し

反重力感応機で岩盤を装着

さらに アステロイドリングで身を守って

太陽系脱出へと近づいていった

ヤマトへ ヤマトへ こちら地球防衛司令部

緊急連絡あり 沖田艦長どうぞ

こちら ヤマト了解 サイクル 003 に修正するぞ

沖田艦長 沖田艦長 地球から緊急連絡です

おいでください そのサイクルで キープしてください

遠方のため大変周波数が 合わせにくくなっています

1回に5分です それ以上は無理かと思います

大パネルへ切り替えろ

沖田君 随分遠くまで行ったな

どうかね ヤマトは ヤマトは健在です

しかし長官 通信はこれが最後で

これからは 途絶えることになると思います

うん… そこでだ 最後に地球のことを

もう一度知らせようと思う

地球は今 絶望の渕にいる

一片の望みを 君たちに託している

これを見てほしい

地上に生き残る者は無に等しい

その汚染は徐々に 地下都市にも波及しつつあり

一部でも混乱が起こっている

絶えず 来たるべき最期の 恐怖におののく人々が

我々に 救いの道を求めてやってくる

しかしヤマトが遠くなるにつれ

人々はヤマトに 不安を抱きはじめてきた

人々はヤマトの 帰還の可能性だけを話し合い

そのあまりにも困難な旅に 絶望しつつある

沖田君 ヤマトのことが知りたい

ヤマトの全てが…

ヤマトは必ず帰るわ 必ず

かならず帰るから

真赤なスカーフ

きっとその日も

迎えておくれ

今ははるばる

宇宙のはて

夢を見るのも

星の中

旅する

男の瞳は

ロマンを

いつでもうつしたい

ララララララ

ララララララ

ラララ 真赤な

スカーフ

ついに 映像可能距離を 離れてしまいました

受信映像は これより不可能です

さようならー! 必ず帰ってくるからな

達者で暮らしていろよ

さようならー!

さようならー!

さようならー!

デスラー総統 万歳!

デスラー総統 万歳!

デスラー総統 万歳!

デスラー総統 万歳!

では 始めてくれたまえ あ え では これから

ヤマトの愚かな航海ぶりについて

ご説明致します

デスラー紀元 103 年 申し訳ありません 要するに

ヤマトは 現在調子付いた状態で

太陽圏を出てきた というところでございます

しかしデスラー総統 太陽圏を出たヤマトの前には

総統の名をいただいた デスラー防衛門は

絶対に破れぬ 垣根を作っております

宇宙戦艦ヤマトの無事を祈って 乾杯しようではないか

はははは… ヤマトの無事を祈ってか

これはおもしろい 総統も相当冗談がお好きで

あはははははは…

ガミラスに下品な男は不要だ

デスラー総統 万歳!

そうだ そこで私の次の手だ

おお! 物質のエネルギーを食べて

成長する ガス生命体だ

見たかね 諸君 今のがヤマトの運命だ

このガスがやがて ヤマトの後ろから襲う

逃げようにも周囲はバリア

その上前方は 赤色巨星アルファ星の

コロナ溶解炉だ

変です ガスです 後方からガスがやってきます

ガスだって? ガス?

金属腐食ガスだ! 逃げないと船がやられる

緊急発進だ 島

バリアは 10 時の方向だけ

開いています

ガスから逃げるには そこしかありません

艦長 いや しかし 10 時の方向には

アルファ星があります 何?

アルファ星の 火の海へ入ってしまいます

ちきしょう わなにはめやがったな

艦長 どうしますか?艦長

10 時の方向へ全速前進 はい 10 時の方向へ全速前進

しかし艦長 溶鉱炉の中へ 入っていくことになりますよ

船が溶けてしまいます

全艦 防御シャッターを下ろせ

大田 火の動きを しっかり計算するんだぞ

はい 艦長 全員に

宇宙服を 着せてはどうでありましょうか

800 度までは耐えることができます

そうしてくれ 全乗組員に告ぐ

直ちに宇宙服を着用せよ

ああ 艦長!

先生 佐渡先生 早く!

えらいこっちゃ! 先生 これを

あほう!そんなもん着て 医者が務まるかい!

先生! 分かった

こらー!船を止めろ!

なんちゅう所へ行くんじゃ! 艦長を殺す気か!お前ら

しかし佐渡先生 止めろっちゅうんじゃ!

医者の言うことが聞けんのか! 止めんでもいい!

艦長 森君ありがとう

古傷が痛んだだけだよ

ああ

こんな傷でまいるとは 私も年を取ったものだ

そうですな 先生

あ…

とにかく お脈を拝見

まあこりゃ 大したことはないでしょう

注射をしておきますが くれぐれも大事にしてくださいよ

さもないと 入院ですぞ

分かってるよ 先生

はあ よかった どうなることかと思ったぜ

しかし熱いのう 体にようないわ

現在 船の外は 2500 度

艦内 400 度

あと1時間だ 頑張れ

必ず通り抜けるんだ!

後ろのガスの動きが 前より激しくなってきました

航海長 火の粉に触れて 発火しているようです

そうか 毒をもって毒を制する 作戦だったんですね 艦長

前方に巨大なコロナ イレギュラーです

計算にはありません

大き過ぎる どんどん高くなっていくぞ

よけられるか?島 無理だ

船の速度が速すぎる

それなら 速度を落とせよ

駄目だ!アルファ星の 引力圏に巻き込まれるぞ

うう… 古代

あ… はい 波動砲で撃て

え 火を撃つんですか?波動砲で?

復唱はどうした! はい 波動砲でコロナを撃ちます

直進方向 500 キロの差し渡しだ

あそこを狙え 古代

任しとけ

コロナ接近 あと 30 秒

発射!

人間もけがもね 外見だけで 判断しちゃいかんのです

気を付けてくださいよ 艦長

いやありがとう もう治ったと思っていた

激しい戦闘だったそうですな 冥王星の海戦は

古代の兄さんも そこで亡くなられたんだろ

お気の毒に あ これは

悪いこと言ってしまったなあ

いや すまん すまん

終わりました 先生

ありがとう 佐渡君 お大事に

あ そや 艦長

一つ言い忘れておりましたわ

ん?

入院が必要です 艦長

入院?こんな傷でかね

あなたの体が異常なのは そんな傷のせいじゃありませんぞ

分かっておられるはずです

地球を出発するときの あなたの検査データを見ました

浴びるくらい酔ってはいても 佐渡酒造

目は曇ってはいませんぞ

入院してください

入院することは出来ん 艦長!

私には船を動かす責任がある

総統 ちょっと小耳に挟んだのですが

ヤマトは冥王星基地を破り

太陽系から外へ出てきたと

ふっふっふ 目下バランを うろうろしているようだがな

昨今多少は目障りになってきた

総統 よろしければ

私がひねりに行って まいりましょうか

また君に勲章が一つ 増えるだけだろうが

休養半分で 軽くやってきてもらおうか

は かしこまりました

古代進 入ります ああ

こっちへ来い 古代

艦長 お体の具合は

うん 疲れた

古代 はいっ

わしからの頼みだ 艦長代理を引き受けてくれ

ええ? わしの体はもう

艦長の大任には耐え切れん これからはどうしても

優秀な補佐が必要なのだ

いや… しかし 僕にはとても…

古代

いいな 古代 はいっ

しっかり頼むぞ はっ

とうとう来たな

おい 見てみろよ とうとうほぼ中間まで来たんだぜ

航海長 そんなに ほっとしないでくださいよ

まだ半分しか来ていないんですよ

問題は日程だけさ 今日で地球を出てから 109 日

予定では 65 日で バラン星を 通過していなければならないんだ

このバラン星を通過すれば 一気に大マゼラン雲の

イスカンダルへ7万 1000 光年だ

ここがガルマリウスの 密合星団です

駄目だ あそこは放射能嵐が強すぎる

それでは ポジ星系の 重力星団はどうでしょう

ここには 我が艦隊の 隠れる所がない

これは? 七色混成発光星域

通称 七色星団です それぞれ 違った習性に基づく6つの星と

ガス状の暗黒星雲とから成る 混成星団だ

よし 決まったぞ ゲイル

七色星団を決戦の場に選ぶ

やつを迎え撃つには絶好の場所だ

ゲイル 俺の挑戦状を

ヤマトに送れ しかしドメル将軍

ヤマトに勝つ手立ては

心配するな 既に兵器開発部で

計画は進行中だ

ヤマトの艦長に告ぐ

そろそろお互いに 雌雄を決する時が来たようだ

諸君がイスカンダルへ 行こうとするのと同じように

我々は地球を欲している

もしどうしても イスカンダルへ 行こうというのであれば

諸君は我が軍を正面から 打ち破る必要がある

本日より7日後 七色星団において

艦隊戦力の決戦を申し入れる

太陽系方面作戦指令長官ドメル

ヤマト艦長殿

第1第2第3空母が 仲良く並んでいるのは

壮観な眺めだわい

我が戦闘空母も あの端っこに着陸だ

はい

こいつは久しぶりに でっかい戦闘だよ

ルビー戦線から参りました

ゲットーでございます

サファイア戦線から参りました バーガーです

ダイア戦線から参りました

クロイツです

オメガ戦線から参りました ハイデルンです

本当にご苦労だった 出撃は明朝だ

今夜はゆっくり休んでくれたまえ

はっ

諸君 我々はもうこれ以上

ヤマトを我がガミラス本星に

近づけるわけにはいかない

私は全てをここにいる ドメル将軍以下の

勇敢なる戦士諸君の双肩に委ねる

諸君の凱旋を待っている

存分に戦ってきてほしい

太陽系方面作戦指令長官ドメル

どんな男だ

彼も祖国の命運を賭けて 出てくるのだ

ただの男ではあるまい

我々はこの暗黒圏の外で ヤマトを待ち 作戦に入る

ヤマトは七色星団の発する 電磁波でレーダー妨害された上

第1次攻撃隊は ヤマトのレーダーをたたき壊す

こうなれば後は完全に 我々のなすがままだ

ヤマトは我々の位置を 突き止めることも出来ぬまま

我らドリルミサイルにより 波動砲を封じられる

そして 内部から爆破されるというわけだ

なるほど さすがドメル将軍

これではヤマトは 手も足も出ないですな

だが油断は出来ん

ヤマトの艦長 沖田という男は ただ者ではないからな

諸君 いよいよドメル艦隊との 決戦は間近に迫った

挑戦状から推して 彼らも 並々ならぬ決意で挑んできている

我々も祖国の危機を救うため

ひいては 全宇宙の平和を獲得するために

全力を投入して 勝利を収めなければならない

だがもちろん 戦の勝ち負けは

やってみなければ分からん

ここで諸君 私はしばしの

別れの挨拶として 水杯を交わしたいと思う

え… 水盃?

これは死を決意するための ものではない

いいか 諸君

もう一度ここで諸君と共に

勝利の宣言をするための 水杯だ

おおー!

成功を祈る

ドメル将軍 ヤマトです ヤマトが来ました

ネズミが袋に入っていく

あ レーダーが 効かなくなりました

人類の興亡を賭けて

この一戦に期待する

全艦 戦闘配備

全艦 戦闘配備

ガミラス機 左上方 続け!

第2空母へ 急降下爆撃機発進

いよいよ この瞬間物質移送機の

威力を見せる時がきたようだな

全機 ワープ光線の エリアに入りました

よし

真上にガミラス戦隊が現れました

何?

古代 どこにいる?ヤマトは今

ガミラス爆撃隊の 攻撃を受けているぞ

ヤマトの戦闘機隊を 引き離すわなだったのか くそっ

了解 直ちに戻ります

追撃中止 全機 フルスピードで ヤマト上空へ戻れ

了解

ようし 第3空母へ 雷撃隊発進

コスモゼロは 爆撃隊が引き付けている

あの反対側へ飛び出せば手薄だ

雷撃隊全機 ワープエリアに入りました

あっ わあっ

戦闘隊長 早く戻ってください

ヤマトが想像もしない空間からの 攻撃を受けているんです

いよいよとどめを刺す時がきたな

戦闘空母へ

重爆撃機 発進せよ

エネルギーが残り少ない ようし 今のうちに補充しよう

ブラックタイガー着艦します

ヤマトの艦載機は全部着艦した

やるのは今だ 行け!

皆 避難しろ!

退避 皆 エンジンルームから離れろ

退避しろ! こいつだ

中で爆発されたらヤマトが粉々だ

アナライザー こいつの動力源を探れ

はい

こちら真田 今 ミサイルの動力室だ

このミサイルを逆転させて 元に戻すしかない

あのミサイルの爆発まであと 15 分

波動砲を塞がれたヤマトは もはや無力 とどめを刺してやる

工場長 ドリルミサイルの処理は まだ出来ないのか

まだ 何とも言えません

戦艦空母 攻撃用意

攻撃開始

ドリルミサイルはまだか 波動砲は使えんのか

くそ!

こいつだ!分かったぞ

こいつを逆転に セットすればいいんだ

分かりました

第2砲塔損傷 くそ…

もうヤマトを防ぐ手は尽きた

ドメル艦隊 接近してきます

ヤマトは完全に沈黙しました

ドリルミサイル爆発まで あと 30 秒です

ヤマトよくやった 褒めてやるぞ

そうだ そのコードをつなげ

回った ようし 逆転成功!

引き上げろ

やった やったぞ

な… 何だ!何が一体!

こっ… これは 艦隊が全滅した!

うろたえるなゲイル まだ勝負がついたわけではないぞ

ドメルの滅びる時は ヤマトも滅びる時だ

ヤマトに向かって進撃せよ

このままではヤマトに とどめを刺すことは出来ない

自爆装置をいつでも 入れられるようにしとけ

自爆装置!うう…

そうだ セットカウントは 30 秒

これが私の最後決め手だよ

ゲイル君

レーダー 修理完了

ああ 真下にガミラス艦が

スクリーンに何か反応しています

沖田艦長 私が

太陽系方面作戦指令長官ドメル

ドメル指令 私が宇宙戦艦ヤマト艦長

沖田十三だ

あなたの勇気と決断と知恵に

心から敬意を表します

ドメル指令 我々はお互い

それぞれの星のために戦ってきた

しかし もうこれ以上 犠牲を出すことは望まん

我々をイスカンダルへ 行かせてくれ

それは出来ん

沖田艦長 あなたが地球を救うために

戦っているのと同じように

私の戦いにも ガミラスの命運を賭けているのだ

私は命を捨てても ヤマトを イスカンダルには行かせぬ

しかしドメル指令 あなたのような勇士に会えて

光栄に思っている

ガミラス星ならびに 偉大なる地球に栄光あれ

ドメルの船は自爆するつもりだ

艦艇部の乗組員は 上部へ避難せよ 急げ!

上部へ隔壁 第6第7第8閉鎖

放射線防御壁注水

かくして 宇宙最強のドメル艦隊を

撃滅させはしたが

ヤマトにも多大の犠牲者を出し

盛大な宇宙葬が行われた

地球のために命を賭けた

全ての勇士に送る 君たちの心は

我々の心によみがえって 明日の地球の力となるだろう

我々は君たちを 決して忘れはしない

おい相原 これは音声信号だぞ

スターシア こちらイスカンダルのスターシア

ああ!やっぱりそうだわ スターシアよ

間違いありません 電波は 宇宙位置

1836 Mからのものです そこに イスカンダル星があるんでしょう

こちらイスカンダルのスターシア

ヤマトの皆さん 聞こえますか

あなた方はとうとう 私の

イスカンダル星へ やってきたのです

イスカンダルはマゼラン雲の

太陽を巡る第8番目の惑星

あなた方の位置からは 0.8 光年

そこからどうぞ私共の

誘導電波に従っておいでください

おい島 古代

ははは よかった

やったな

地球を出て 198 日

想像を絶する苦しみの航海を経て

今ヤマトは 目指すイスカンダル星へ

マゼラン星雲へと近づいていく

ようし いいか 今度はセルフタイマーだぞ

うーんと よし

さあさあさ うっうーん

おっ いてっ ひでえなあ

いいじゃないの 子どもたちに パパとママの青春を語るときの

思い出になってよ ああ それもそうだな

じゃあ 私は仕事があるから

古代君ありがとう うん じゃあな

はあ 女の子ってのは 発想がませてやがんなあ

子どもたちにパパとママの 青春を語るときだとよ

パパとママ? 誰のことだ

どうしたんだ? ああ 通信班長

お呼び立てしてすいません イスカンダルの誘導電波が…

何?切れたのか

操作を第1環境に切り替えろ

艦長代理に報告する いいか これがイスカンダル星だ

中心の太陽からの推定距離 3億キロ

第8番目の惑星で 大きさは地球のおよそ 1.3 倍

それはもう分かったよ 一体何が起きたというんだ

それとも ガミラス星の位置が 分かったとでもいうのか?

そうだ 島 イスカンダルからの

誘導電波は切れたんだ もっと手短に言ってくれ

ガミラス星は イスカンダル星の隣にある

何? ええ…

大田 レーダーを大パネルに投影しろ

はい

ど… どっちがガミラスだ 報告では

手前の星から妨害電波が出ている しかも彼らは二重惑星なのだ

二重惑星?というと

こう2つ星があって 互いにぐるぐる回りながら

太陽の周りを回るというやつか? そうなんだ

悪の星 ガミラスはヤマトにとって

今まで 所在の分からぬ謎の星であった

ヤマトがイスカンダルに行くには その双子星

ガミラスを 避けて通るわけにはいかない

デスラー総統 万歳!

諸君 いよいよ あのヤマトがやってきた

私は諸君ら全軍に指令する

このガミラス本星 そのものをもって

ヤマトの前に立ち塞がれ!

作戦を説明する

いうまでもなく これが我がガミラス星である

イスカンダルと 二重惑星を形成する

直径1万 6000 キロの惑星だ

これが断面だ ガミラスの本体を成す内核星

その表面は 大きく分けて大陸と海である

大陸には山脈がそびえている

この山脈を柱にして いわば天井ともいえる

厚さ 10 キロの岩盤の外皮が 内核星を覆っている

この外皮と内核星との間の空洞は

元来 地底であったものが 長年の侵食によって

出来たものであって 我がガミラス星の構造上の

特色を成している

諸君も知っているように ガミラス星の星としての寿命は

もう さして長いものではない その現れとして

ガミラスの地底物質は 急速に硫化しつつあるのだ

火山は亜硫酸ガスの煙を吐き

硫酸製の溶岩を流す

それが海に影響を与え

今やガミラスの海は 濃硫酸の海であり

硫化水素の風によって 硫酸嵐が吹く

私はこの魔の海に ヤマトを沈めようと思う

宇宙戦艦ヤマトにとって 最もふさわしい墓場ではないかね

諸君

既にヤマトは

ガミラス上空 5000 キロの地点に

強磁性フェライトの雲によって とりこにしてある

この強磁性フェライトは

一切の通信を途絶えさせ

計器類を狂わせるだけではなく

ガミラスのマグネット発信機を 作動させると

磁石に吸い寄せられる 砂鉄のように

ヤマトを包んだまま 運んできてくれる

後は 外皮の割れ目から 海上へと誘い込み

気圧変圧機で低気圧を発生させ

硫酸の嵐を起こす

加えて 沿岸の砲台から爆雷を見舞う

ヤマトの運命は 諸君

硫酸のつぼへ落ちた ゴキブリと同じだ

何だ?どうした?

ヤマトに強力な磁力が作用中

ガミラスの方へ 引っ張られていきます

ちきしょう 船を包んでいるあの物質だ

逆噴射 逆噴射だ 早く!

全艦 直ちに戦闘配置に着け!

駄目だ 操縦不能だよ 古代

うわあ! あ!壊れそう

あ ああ おお痛てえ ああ

荒っぽい招待の仕方をしやがるぜ ガミラスさんよ

ええ?地底に海が開けてる

変な星だな

古代 これからどうする?

敵の出方が分からん しばらく様子を見よう

おい 成分分析だ アナライザー

ちょっと待って古代君 今 真田さんに

組み立ててもらうから しょうがないな 肝心な時に

雨雲が広がっています 嵐が来ます

あっあっあ 修理完了

さあ 海水と大気の分析だ アナライザー

やっぱり船は水の上だな

どうだい この揺れ具合 いい気持ちじゃないか 島

分析完了 報告します

大気は亜硫酸ガス 雨は希硫酸

海水もPH3の濃硫酸 ええ?

早く!ヤマト溶けてしまう!

エンジン全開!垂直上昇!

危ない 第3艦橋が溶け落ちたぞ

上空に爆雷が来ます 後部エンジン噴射!

ヤマトは袋のネズミであった

いかなる物質をも腐食させる 濃硫酸の雨 風 波とう

ヤマトの退路を絶ち 爆雷の攻撃

撃沈され 濃硫酸の海に 溶けるしかないのかヤマトよ

第3号基地 爆雷発射します

続いて第7号基地 発射

2発ヤマトに命中 ヤマト0時の方向に旋回します

第6号基地 迎撃せよ 左舷に命中

第6号基地 全弾発射します

手ぬるい 敵はヤマトだ 本土決戦なのだ

撃って撃って撃ちまくれ ヤマトの頭上を火の海にしろ

硫酸の嵐は ガミラスの変圧装置により

人工的に 引き起こされているのであった

いいぞ 強酸の海をたぎらせておけ

ヤマトを撃ち落として 跡形もなく溶ろかしてやる

総統 戦況は有利です

一息入れられては

私は戦争をしているのだよ 副総統

私の一番楽しい時間を くだらん飲み物で

邪魔しないでくれたまえ

古代です 入りたまえ

古代 どうかね 戦況は

だいぶ難儀しているように 見受けられるが

艦長 教えてください 僕は

僕はどうすればいいのか 分からないのです

お願いします そうか

それでは一つだけ 言わせてもらおうか

海へ潜るんだよ

え?硫酸の海へですか?

そうだ ヤマトが溶けてしまいます

5分や 10 分でなくなるものでも あるまい

溶けきる前に鉱脈を探して 波動砲で撃て

鉱脈と言いますと 強酸性の海といえども

元は美しい水だったに違いない

それを 強酸性に変えたものは恐らく

地殻内部の硫酸の火山脈だろう

そこを撃ち抜いて ガミラスの地上に

大火山活動を誘発させるのだ

反撃の機会をつかむには それしかないと思うのだ

分かりました やります 忘れるなよ

溶ける前にやるんだぞ はい

アナライザー全機能を上げて 火山脈を探れ

見つけ次第 波動砲発射だ

行くぞ 全艦 潜水艦行動に入る

全艦 潜水艦行動に入る

エンジン異常なし 左舷損傷応急処置完了

潜水開始

ヤマト 海に潜りました

ヤマトめ 万策尽きて自殺を図ったか

爆雷攻撃止めい 様子を見る

10 時の方向へ 10 時の方向へ

10 時の方向 ヨーソロー

どうだ 強酸性火山脈はつかんだのか

どうした 早くしろ

もう時間がないぞ

2時の方向へ 2時の方向へ

4時の方向へ 4時の方向 ヨーソロー

まだなのか アナライザー

あった 島 止めろ!

停止する

12 時から6時の方向へ 海底火山脈が伸びています

地上岩盤の厚さ推定 16 キロ

波動砲 発射用意

目標SE 25 NW 50

距離1万 2000 急げ!5分しかもたんぞ!

エネルギー充電 95 パーセント

エネルギー充電 100 パーセント

全員対ショック用意

エネルギー充電 120 パーセント

目標 誤差修正

SE 1205 発射

ヤマトめ

はははははは…

やりおったな ヤマト

ふはははははは

は ははは…

おかしくなられた ヤマトめ へへへははは

ははは… はあははは…

ははははは ひひひははは

ははは

ヤマト浮上しました

爆雷攻撃を続けますか?

当然だ いや待て

ミサイルに切り替えろ 天井都市の全ビルのミサイルを

ヤマトの頭上から見舞うのだ

え?

ヤマト現在位置 第3地区の下 2500 メートル

第3地区 ミサイル発射準備完了

第4地区完了 第5地区準備完了

ヤマト前進してきます 第6地区準備完了

総統 お願いです もう止めてください

何? まだお気付きになりませんか

大ガミラスといえども 敗れることはあったのです

これ以上の戦いは ガミラスの自殺行為です

止めてください そして 遅まきながら

ヤマトとの和平を 話し合いによる 地球との

共存の道を 総統

う うっ

ミサイル接近 大型です

全砲門開け応戦だ

うわあ!

第3砲塔大破 島 全速発進だ

敵の心臓部に突入する

行くぞ!

うわあああ!

そこに都市はなかった

ただ 廃虚があるだけであった

破壊の限りを尽くされた地上には

音もなく 動く物もなかった

古代は知った 宇宙の一つの星が

今 死んだのだ

うっうう…

うっ あたしたちは 何ていうことを してしまったの

あたしには もう

神様の姿が見えない

俺たちは 小さい時から

人と争って 勝つことを 教えられて 育ってきた

学校に入る時も 社会に出てからも

人と競争し勝つことを要求される

しかし 勝つ者がいれば 負ける者もいるんだ

負けた者はどうなる

負けた者は幸せになる権利は ないというのか

今日まで 俺はそれを 考えたことがなかった

俺は悲しい それが悔しい

ガミラスの人々は地球に 移住したがっていた

この星は いづれにせよ おしまいだったんだ

地球の人も ガミラスの人も

幸せに生きたいという気持ちに 変わりはない

なのに 我々は戦ってしまった

我々が しなければならなかったのは

戦うことじゃない

愛し合うことだった

勝利か

くそでも食らえ

雪 行こう イスカンダルへ

他にどうしようもないじゃないか

ヤマトの諸君

ヤマトの諸君 艦長 沖田だ

我々は ついに イスカンダルへ来た

見たまえ 今 諸君の目の前に

イスカンダルがある

この機会に艦長として

一言だけ諸君に申し上げたい

本当にご苦労だった

こちら イスカンダル星の

スターシャ

こちら イスカンダル星の

スターシャ

ヤマトの皆さん こんにちは

皆さんには イスカンダル星の

マザータウンの海へ 降りていただきます

着陸を誘導しますので

操縦装置を私の指示に 合わせてください

現在 地上の気圧は

980 ミリバーレル 気温 20 度…

おっ スターシャさんだ

雪に似てるな

ようこそ イスカンダルへ 私がスターシャです

古代進です えっと こちらは…

サーシャ あなた ヤマトで一緒なら

どうして 連絡してくれなかったの

いいえ あたしは サーシャって するとあの

火星で亡くなった方が ええ?

サーシャは死んだのですか?

すると あなたは? 地球の女性です 森雪といいます

はあ…

教えてください 妹のサーシャは

火星でどうなったのです 妹さんのロケットは

ガミラスに撃ち落とされ 火星に不時着しました

僕とこの島が第一発見者として

駆け付けたんですが サーシャさんは

既に息を引き取っていました

でも そのロケットから私たちは

放射能除去装置を 取りに来るようにという

あなたのメッセージと 波動エンジンのメカニズムを

知ることが出来たんです

妹は命がけで 私の使いを

果たしてくれたのですね 地球の恩人です

しかし 地球を救うのは 結局は あなた方です

はるばる イスカンダルまで やって来させ

あなた方の勇気と力を 試したりして すみませんでした

でも 明日の幸せというものは

自分の力でしか 獲得出来ないものですからね

ふうん これが地球の大気から

放射能を取る除去装置ね

完全品という形では なかったんです

そこでパーツと設計図を 受け取ることにしました

私が地球へ帰り着くまでに ヤマトの艦内工場で組み立てます

よろしく頼む 本当はここで完成させ

間違いないかどうかを イスカンダルの技師に

見てもらってから 行きたいのですが

時間が切迫しています 予定より2ヶ月遅れています

9ヶ月目に帰り着く予定が この分では 11 ヶ月かかりそうです

そりゃあ大変だ 一つ間違ったら

間に合わんじゃないの 我々が帰り着いた時は

人類は全て 死滅しているということになる

馬鹿な! あり得ないことではない

とにかく 全力を尽くそう

今 我々に出来るのは それだけだ

お葬式に参列してくれて ありがとう

古代さん 雪さん

これで妹のサーシャも

イスカンダルの大地に 帰ることが出来ました

タウンへ帰りましょう

引き合わせたい人があります

え? この星に他に誰かいるんですか?

地球の人が一人

地球の人? 地球の人?

ヤマトが帰る時 連れて帰ってあげてください

進じゃないか

あ… 兄さん!

進! 生きていたんだね 兄さん

兄さん!

スターシャさん

黙って入ってきて ごめんなさい

いえ いいのよ あの方 古代守さんはね

ガミラスが研究のため 捕虜にしたらしいのです

ところが その宇宙ロケットも 難破したらしくて イスカンダルの

近くを漂流しているのを お助けしたのだけれど

それはひどいけがと 宇宙病でした

でも もう大丈夫です 地球へ帰れます

スターシャさん え?

あなた 古代守さんを 愛してらっしゃいますね

スターシャさん 本当に私たちと

地球にいらっしゃらんか お気持ちはうれしいのですが

私はイスカンダルを 離れることは出来ません

そうですか

では いつまでもお元気で

スターシャさん

いいんですか? 古代守さんを連れて帰って

運命を受け入れるだけでは 愛は実りませんわ

あなたはあたくしたちに 仰ったじゃありませんか

明日の幸せは自分の力で

つかむものだって

さようなら スターシャ

守

愛してるわ

守

ああ

スターシャ 兄さん

進 許してくれ

兄さーん 元気でね

頑張れよ 進

さようなら

兄さんとスターシャさんは 新しいイスカンダルの

アダムとイヴになったんだ

さあ雪 俺たちも行こう

地球に向けて出発!

こうしてヤマトは 地球への帰路についた

14 万 8000 光年の距離

航行スケジュールの遅れを 取り戻すためには

ワープだ ワープ航法しかない

ワープにワープを重ね 地球での

一刻も早い使用を可能にするため

コスモクリーナーは 艦内で組み立てていた

銀河か

戻ってきたんだな

うん

おい 地球との交信が回復したぞ

お

ヤマトか こちら 地球本部だ

放射能除去装置は 手に入ったのか?

こちらヤマト こちらヤマト

コスモクリーナーは ほとんど 組み立てを完了致しました

そうか 地球は ギリギリのところで救われるぞ

うん?おい 沖田艦長はどうした

それが 実は宇宙放射線病が

悪化しまして

森君 はい

人間は死んでも 何 言ってんですか

縁起でもないこと 言うんじゃないよ 艦長

いや わしは魂は

永遠に生きていると信じたい

艦長 地球との交信がとれました

そうか しかし 地球側の出力が

不足していて すぐ消えましたが

防衛司令部の司令官は 涙を流して喜ばれておりました

ううん

古代 立派になったな

え? まるで 別人のように成長した

いえ そんな まだまだです

そう思うだろう 森君

あ ええ まあ

これより銀河系に突入のため 最後のワープに入る

全員 ワープ部所につけ 全員 ワープ部所につけ

それでは 2人とも仲良くな

君たちの結婚式の晴れ姿を と思っていたが…

うっ ごほごほ 艦長

大丈夫だ わしはこの目で 地球を一目見るまでは死なんよ

さあ行け

銀河系に入った宇宙戦艦ヤマトは

直ちに完成した コスモクリーナーの

放射能除去テストに入った

スイッチオン

ああ やったぞ 古代

成功だ

地球だ

地球だ 地球が見えてきたぞ

何じゃと 地球だ 見に行こうぜ!

地球が見えてきたぞ! 本当か!俺たちも一目見ようぜ

展望室へ行け!

あの娘がふっていた

真赤なスカーフ

誰のためだと

思っているか

誰のためでも

いいじゃないか

みんなその気で

いればいい

旅立つ

男の胸には

ロマンの

かけらがほしいのさ

ララララララ

ラララララ…

ラララ 真赤な

スカーフ

佐渡先生 は

わしをしばらく 一人にしてはくれまいか

佐渡先生 う…

ありがとう

地球か 何もかも みな懐かしい

あ… はっ!

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