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Zulu
・~
ともこ
(友子)
《子供のころの夢は1つだけ》
・~
なおみ
《直美と一緒にいることだった》
・~
《ずっと 私たちは
一緒だと誓った》
《私たちは 他の誰よりも
お互いを愛していたのだ》
・~
直美…
・~
《初めて 直美の体に触れたのは
高校3年のときだった》
《私は 彼女のセックスを知った》
・~
・~
・~
(直美のあえぎ声)
・~
《それからの私たちは
急速に近づいていった》
・~
《毎日のように会い・
愛を交わし合った》
・~
・~
(2人の笑い声)
・~
《私たちは
果てしないセックスが終わると・
2人で シャワーを浴びた》
(2人の笑い声)
・~
《それから また私たちは
ベッドに潜り込んだ》
《クラスの男子生徒のことを
話題にして・
盛り上がったりした》
・~
《それは 大学2年のときだ》
・~
《直美に 恋人ができた》
(あえぎ声)
・~
(あえぎ声)
・~
(泣き声)
《直美が結婚したのは
大学を出て 1年がたったときだ》
(鐘の音)
《以来 私たちの関係は途絶えた》
《直美は 私の前から姿を消した》
・
(女性)はい トダ物産
営業課でございます
きじま
・ 木島さん
お願いしたいんですが
(女性)はい 少々 お待ちください
いくお
(郁夫)なっ ここまで数字…
(女性)木島さん 2番にお電話です
はい もうちょっとだよ
はい お電話 替わりました
・ 木島郁夫さんですね?
はい そうですが
むらせ
村瀬と申します
ずっと お電話してたんですが
いらっしゃらなくて
えーと 失礼ですが
どちらの村瀬さんですか?
・ お会いできないでしょうか?
そちらのご都合のいいときで
かまいません
・ 会って
いただけないでしょうか?
♪(店内のBGM)
(ドアベル)
♪~
あの… 村瀬さんですか?
はい
あの…
出ませんか? ここ
それは かまいませんが
♪~
《それから 私は
この男を誘った》
あーあ
なんだか今日は 不思議な日だな
そうかしら?
だって 僕たちは
今日 初めて会ったんですよ
なのに こんなに
盛り上がっちゃってさ
あーあ
(唇を鳴らす音)
ホテル 連れてってください
《男は 私の言いなりだった》
・~
《私は 男を刺激した》
《男は それに答えた》
(荒い息遣い)
(あえぎ声)
・~
(荒い息遣い)
(あえぎ声)
・~
アッ アアッ! アア…
ハァ…
《男が 奥さん以外の女と・
関係を持っていることを
知ったのは・
まもなくのことだ》
♪(鼻歌)
・(シャワーの音)
《私は それをメモした》
・~
《それからの私は
男との関係を続けた》
・~
《午後になると 電話を入れ・
一方的に 待ち合わせの場所を
指定した》
・~
《男は 次第に
おびえるようになった》
(力み声)
(苦しむ声)
何 考えてんだ お前
(力み声)
何 考えて 俺に近づいたんだよ
おい なんとか言えよ
(力み声)
(苦しむ声)
《私は答えなかった》
(2人の荒い息遣い)
とりこ
《男は 私の虜になっていった》
・
(武司)はい
ふじた
藤田さんのお宅でしょうか?
そうですけど 何か?
・ 奥さん いらっしゃいますか?
今 買い物に出てるんですよ
あの どちら様で?
・(通話が切れた音)
・(不通音)
やすこ
(郁夫と康子の荒い息遣い)
(康子のあえぎ声)
アア… ハァ…
(なめる音)
(あえぎ声)
あっ ああ… フゥー
ハァ…
(ため息)
ダメだな 今日は
仕事が忙しくてな
疲れてるんだよ
ウソつき
ウソじゃないよ
ウソつき!
何すんだよ
あたしが あの会社で働いてたこと
忘れたの?
あなた 何時に出社して
何時に 会社 出るか・
知らないとでも思ってるの?
だから…
どこの女よ?
そんなのは いない
どこの女なのよ! ねえ!
どこの女なの?
なあ
んっ や… やめてよ
(抵抗する声)
ダメ… やめて…
お前が好きなんだよ
お前が 一番好きなんだよ
(あえぎ声)
好きなんだよ 康子
ウソよ
ウソなわけないだろ
俺は…
お前と結婚したかったんだよ
なのに お前が…
ウソ… そんなのウソよ…
好きなんだよ 康子
ンッ!
アッ! アアッ
(2人の荒い息遣い)
(ドアベル)
話がある
《それは 別れ話だった》
嫌よ 私
別れない
それは 君の勝手だけどな
しかし 俺は・
今後 二度と
君と会うつもりはない
あっ
何度でも殴りゃいい
おい どうした?
もっと殴れよ
(平手打ちする音)
あっ… んっ…
(笑い声)
・
はい
もしもし?
・(通話が切れる音)
・(不通音)
それじゃ 失礼します
(同僚)失礼します
(ため息)
ああ お前
こういうやり方じゃダメなんだよ
いいか? これから 今日は
アポ10件 取って・
なっ それで行く 分かったか?
はい
よし…
痛い…
な… 何すんだね 君 アイタッ
何をすんだ…
ちょ… ちょっと…
ああっ
ちょっと あなた
や…
あなた 何やってんですか
やめろって
やめなさい
ちょ… ちょっと やめなさい
今夜は 早く帰ったほうが
いいと思うわ
恋人と待ち合わすのは中止にして
まっすぐ戻ったほうが いいと思う
(踏切の警告音)
(荒い息遣い)
(踏切の警告音)
ハァ ハァ ハァ…
(ドアチャイム)
ハァ ハァ ハァ…
(荒い息遣い)
・♪(レコード)
♪~
♪~
♪~
♪~
♪~
ハァ ハァ ハァ…
(セミの鳴き声)
(武司と康子の荒い息遣い)
(武司)誰なんだよ ええ?
誰なんだよ
あなたより ずっとステキな人
(武司の荒い息遣い)
(康子のあえぎ声)
あたしの… 一番好きな人
(武司)バカ野郎
(康子)ああっ! やめて ダメ…
(苦しみもだえる声)
バカ野郎
バカ野郎
(力み声)
(康子)やめて もう…
(郁夫の声)分からないんだよ
(武司の声)何が?
(郁夫の声)
いや どうなってるのかが
全く分からないんだよ
(武司)なあ
ん?
なんで 俺を呼び出したんだ?
だからさ…
困ってるんだよ
困ったときだけ
俺を呼び出すのか?
そんなこともないけどな
俺が困ってるときは
相手にもしないのか?
(武司の声)女房が浮気してんだよ
知ってるんだよ 俺
相手が誰なのか
そろそろ 会社に戻らないと
じゃあ
おい
あしたは晴れるといいな
どしゃ降りでね 俺んとこ
(友子と直美の息遣い)
どうしてなの?
どうして 私の前から消えたの?
ねえ
ねえ
分からない
たぶん 怖かったんだと思う
たぶん このままでいくのか
ダメになるのか・
怖かったんだと思う
郁夫さん いい人よ
すごく いい人
男に いい人なんか いないわ
いるわけがない
ずっと一緒よ
んっ もっと…
ずっと 私たちは…
一緒よ…
(なめる音)
(あえぎ声)
アッ ねえ もっと…
んっ もっと…
(あえぎ声)
別れることにした
あなたのせいよ
みんな あなたのせいよ
康子…
(急ブレーキ音)
(激突音)
(武司の息遣い)
なあ 直美
何?
お前の友達だけどな・
いつまで
ここにいるつもりなんだ?
なあ
ずっと 居させてほしいって
言ってた
ずっとって言ったってな…
俺が お前の友達
食べさせる筋合い・
ないと思うんだけどな
そうなの?
友子 私の友達なだけ?
ねえ 後ろから して
今日は勘弁してくれよ
して! んっ
アッ ンッ!
ンッ ンンッ! アア…
(あえぎ声)
友子にも してあげて
おい
交代でいいから
これから ずっと 友子にも…
ちょっと待てよ
アッ アア…
(あえぎ声)
(息遣い)
《それからの私たちは
幸せだった》
・~
《私たちは いつも一緒だったし・
もう二度と 離ればなれになる
心配もなかったからだ》
・~
《私たちは
学生時代に戻ったように・
毎日のように 愛を交わした》
・~
《あの人は 私たちの関係に
気付くことはなかった》
・~
《直美を裏切り続けた あの人と・
寝なければならないのは
つらいことだったが・
それだって 直美と一緒に
いられるのだったら・
我慢もできた》
・~
あっ ああっ ああ…
あっ ああ…
(シャッター音)
郁夫さん!
嫌! 郁夫さん…
(鐘の音)
《あの人が亡くなった》
《私たちは 2人で・
クリスチャンだった
あの人の お墓を訪ね・
花を添えた》
《私は 幸運がもたらしたのだと
思ったが・
直美は そうは思っていなかった》
(2人の荒い息遣い)
《私は 直美を求めた》
《前より
いや 今まで以上に より強く・
直美を求め続けた》
(2人のあえぎ声)
《でも 何かが
変わってしまっていたのに・
まもなく 私は気付いた》
《私の愛が 直美を・
イラだたせていることを
知ったのだ》
(鐘の音)
・~
・~
・~
・~
・~
・~
・~
(女性の荒い息遣い)
・~
・~
・~
・~
(ドアチャイム)
直美? 直美なの?
・~
(ドアが開く音)
・~
・~
・~
《そんなわけで
私は ブタ箱に入った》
《直美が 私に
罪をなすりつけたのは・
分かっていた》
《あの人を殺したのは
間接的ではあっても・
私の仕組んだことだったのだ》
《でも 直美は
私の愛の在りかを知らない》
《私の強い愛のことを知らない》
《そのときの私は そう思った》
(虫の鳴き声)
・(サイレン)
《愛があれば なんでもできる》
《それからの私は・
ただただ 直美を捜し歩くだけの
毎日を送った》
《直美が どこにいるのか》
《どこで どんな生活を
送っているのか》
《それを 私は知りたかったのだ》
《でも 私には
もっと知りたいことがあった》
《直美と会ったら
聞いてみたいことがあった》
《それは 「あなたは私を
愛していなかったのか」・
ということだ》
《学生時代に
愛を確かめ合った あのことは・
今 直美の中で
どうなっているのか》
《それを聞いてみたかったのだ》
《しかし 私は・
直美を捜し当てることが
なかなか できなかった》
《いつまでたっても・
直美の消息は
つかめなかったのだ》
(節子)ただいま
あっ ダメよ 起きたら
もう大丈夫
ホントに大丈夫なの?
今 お昼 作るから
すいません
よしてよ 「すいません」なんて
《直美とは出会うことがなかった
私だが・
別の出会いがあった》
《この人は 私を
愛してくれると言った》
《過去の 破れた恋の分まで
私を愛してくれると言った》
《私は 直美を
忘れようかと思った》
《忘れてしまおうと決めた》
(2人の荒い息遣い)
(なめる音)
(あえぎ声)
(あえぎ声)
《果てることだけ
女の喜びだとは思わない》
《でも 果てる喜びに
勝ることもないのは 確かだ》
(なめる音)
(あえぎ声)
(あえぎ声)
アアッ! アア…
(2人の荒い息遣い)
《そのとき 直美への愛が消えた》
・~
《残る問題は ただ1つ》
《それは 私自身に
落とし前をつけることだ》
・~
・~
・~
《もう 誰も愛さない》
《そのとき 私は そう誓った》
んっ…
あっ…
《愛は残酷だ》
・~
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・~
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