All language subtitles for Mada.Kekkon.Dekinai.Otoko.EP08.1080p.AMZN.WEB-DL.DDP2.0.H.264-MagicStar

af Afrikaans
ak Akan
sq Albanian
am Amharic
ar Arabic
hy Armenian
az Azerbaijani
eu Basque
be Belarusian
bem Bemba
bn Bengali
bh Bihari
bs Bosnian
br Breton
bg Bulgarian
km Cambodian
ca Catalan
ceb Cebuano
chr Cherokee
ny Chichewa
zh-CN Chinese (Simplified) Download
zh-TW Chinese (Traditional)
co Corsican
hr Croatian
cs Czech
da Danish
nl Dutch
en English Download
eo Esperanto
et Estonian
ee Ewe
fo Faroese
tl Filipino
fi Finnish
fr French Download
fy Frisian
gaa Ga
gl Galician
ka Georgian
de German
el Greek
gn Guarani
gu Gujarati
ht Haitian Creole
ha Hausa
haw Hawaiian
iw Hebrew
hi Hindi
hmn Hmong
hu Hungarian
is Icelandic
ig Igbo
id Indonesian
ia Interlingua
ga Irish
it Italian Download
ja Japanese
jw Javanese
kn Kannada
kk Kazakh
rw Kinyarwanda
rn Kirundi
kg Kongo
ko Korean Download
kri Krio (Sierra Leone)
ku Kurdish
ckb Kurdish (Soranî)
ky Kyrgyz
lo Laothian
la Latin
lv Latvian
ln Lingala
lt Lithuanian
loz Lozi
lg Luganda
ach Luo
lb Luxembourgish
mk Macedonian
mg Malagasy
ms Malay
ml Malayalam
mt Maltese
mi Maori
mr Marathi
mfe Mauritian Creole
mo Moldavian
mn Mongolian
my Myanmar (Burmese)
sr-ME Montenegrin
ne Nepali
pcm Nigerian Pidgin
nso Northern Sotho
no Norwegian
nn Norwegian (Nynorsk)
oc Occitan
or Oriya
om Oromo
ps Pashto
fa Persian
pl Polish Download
pt-BR Portuguese (Brazil)
pt Portuguese (Portugal)
pa Punjabi
qu Quechua
ro Romanian
rm Romansh
nyn Runyakitara
ru Russian
sm Samoan
gd Scots Gaelic
sr Serbian
sh Serbo-Croatian
st Sesotho
tn Setswana
crs Seychellois Creole
sn Shona
sd Sindhi
si Sinhalese
sk Slovak
sl Slovenian
so Somali
es Spanish
es-419 Spanish (Latin American)
su Sundanese
sw Swahili
sv Swedish
tg Tajik
ta Tamil
tt Tatar
te Telugu
th Thai
ti Tigrinya
to Tonga
lua Tshiluba
tum Tumbuka
tr Turkish
tk Turkmen
tw Twi
ug Uighur
uk Ukrainian
ur Urdu
uz Uzbek
vi Vietnamese
cy Welsh
wo Wolof
xh Xhosa
yi Yiddish
yo Yoruba
zu Zulu

Original subtitles

(桑野信介くわの しんすけ)何載せろってんだ…

みんな 何載せてるんだ

ん…

よし

あ…

(シャッター音)

よし

さて

いまいちだ

(電子音) (シャッター音)

完璧だ…

(森山桜子もりやま さくらこ) 軽井沢かるいざわのチャペルで挙式か…

(村上英治むらかみ えいじ)あっ こっちの 世田谷せたがやの教会もよさそうだよ

(桜子)あっ ハワイもいいな〜

(英治)あっ 目黒めぐろの神社で 挙式っていうのもよくない

(桜子) ちょっと ねえ さっきから 安上がりな案ばっかり言ってない?

(英治)いや でも コスパは大切でしょ

(田中有希江たなか ゆきえ)英治君は— (英治)はい?

どんな結婚式がしたいの?

まあ… シンプルに こぢんまりと

コスパがすべてか

いや でもさ この年になって そんな派手なことやって—

楽しいかな

(桜子)う〜ん それは…

(英治)これからの人生 いろいろ不安もあるじゃない

年金問題とかさ…

だったら 結婚式で ぱ〜っと使うより—

いざという時のために 貯めといた方がいいんじゃないの?

(桜子)う〜ん まあね

(英治)うん だから 近場の教会で挙式して—

リーズナブルなレストランで パーティーやってさ

(桜子)そうだね (英治)うん

(桜子)そうしよっか (英治)うん

まあ 式は どこでやろうと幸せってことね

(吉山よしやままどか)こんにちは (有希江)あっ いらっしゃい (ドアの開く音)

(英治)あっ こんにちは (桜子)こんにちは (太田留美るみ) いらっしゃいませ

(まどか)ああ 結婚式の計画か いいな〜

私は今日も離婚裁判です

(英治)あら (有希江)大変ね…

もう ドロッドロ

あっ ごめんね

夢いっぱいの2人の前で こんな話して

いえ 現実は知っておきたいんで

うん 周りに離婚してる人 多いしね

あっ すいません

フフッ いいの 別に

(まどか)でも やっぱり 結婚には夢を持とうよ

でないとさ これから相手が 見つかるといいなって人の—

テンションが下がるでしょ

いや でも 結婚に すっごい 否定的な人が近くにいるもんで

(まどか)ああ… いるね (英治)うん

そういえば 桑野さんって 私たちの結婚式 来るの?

ええ 来るでしょ

だって 俺たちの結婚 認めてくれたんだし

(留美)あっ

(英治)ん?

(まどか)あっ

(英治)桑野さん

(有希江) なんで 入らないんだろう…

(まどか)知らんぷりしよ (英治)はい

(英治)えっとね ああ 見に行った方がいいね

ハア〜

どうも

(まどか)あっ (有希江)あっ いらっしゃい (英治・桜子)おお〜

(留美)いらっしゃいませ (英治・桜子)ハハハッ

(桜子)ああ〜 フフッ

気付いてたくせに

(有希江)あっ いや 今… 今 今

(英治)まあ… (桜子)うん

(まどか)じゃあ なんで 入ってこないんですか?

何か 僕の悪口を 言ってたみたいだったんで

(まどか)別に 悪口なんか言ってないですよ

桑野さんが 英治君たちの結婚式に 出るかどうかって話をしてたんです

行きますよ

(英治)えっ (まどか)おっ

場所にもよりますけど

(英治)いやいや いや 近場でやりますよ コスパ優先で

なるほど なら検討しよう

ねえ まさかハワイだの何だので やられた日には—

周りの人間も ひきつった笑顔で 参加するハメになりますからね

大枚はたいて参加して それで すぐに別れられた日には

どこに八つ当たりしていいのか 分かったもんじゃない

(英治) だから 近場でやりますって

じゃあ 来ますよね

(信介)うん…

(まどか) いや 考えるとこですか?

出席してあげれば いいじゃないですか

しかし なんで みんな結婚なんて—

時代遅れの制度に 固執するんですかね

時代遅れ? どこが

確かに 高度成長の時代は 結婚して男が働き—

女は家事と子育てを 分業することで—

(信介)世の中はうまく回っていた (まどか)はいはい はいはい

でも 当人同士が結婚して幸せなら そんなこと関係ないでしょ

まあ そうですね… でも 実際は—

周りがどうとか 親がどうとか そういうことで左右されて—

焦って結婚する例が多いんだ

愛し合ってると思っていても—

それは一時的なことで 生活するうちに—

お互いの欠点ばかり 目についてきたりして

私たち 大丈夫よね

うん もちろん…

テンション低かった

あっ いやいや だ 大丈夫だよ 大丈夫です

既に 尻に敷かれてる傾向が 見えてますよ

(まどか)もう あなたって人は…

…で 結局 式には出るんですか 出ないんですか?

検討しよう

タハッ

あっ ブレンド

(留美)はい

私も入れておくれ

(信介)誰ですか? (まどか)おばあちゃんです

(信介) おばあちゃんはいないんです この家には

♪〜

〜♪

(戸波早紀となみ さき)タツオ? どうしたの… タツオ

(信介)どうした?

(早紀)あっ 桑野さん

タツオが 何だか元気がないんです

えっ

(信介)病院には? (早紀)連れていきました

(早紀) でも 特に悪いところはないって

(信介)どうした…

何かあったのか

飼い主のいじめか

いじめてませんよ 人聞きの悪い

何か心に秘めた顔してるな

えっ どのへんが?

(信介) ハッ 女優のくせに 犬の表情も読めないのか

(早紀)関係あるんですか

(信介)あっ お大事にな

あの

(信介)何か?

もしかしたら またあの人が…

あの人?

ああ 怖くて

誰のこと?

(信介)あっ

(足音)

あいつか…

確かに怖い

(店員)お待たせしました

(中川なかがわ良雄)コーヒーだけでいいの (中川圭子けいこ)ん パンケーキとかは

(信介) 何たくらんでる 不気味だな

(中川)信介に 折り入って相談があってさ…

(圭子)うん そうなの (信介)断る

ちょっとお兄ちゃん

ああ

ついに 離婚するのか

しないわよ そうじゃないの

実は ゆみのことなんだ

ゆみ?

(中川)これ

ラムちゃんって… これ ゆみか?

(中川)やっぱり ゆみだろ (圭子)私 びっくりして

なんで こんなの見つけたんだよ?

うちの若い医者がさ メイドカフェに よく行くらしくて

見つけて教えてくれたんだよ

医者のくせに ナースよりメイドが趣味なのか

真面目に聞いて

親にナイショで なんで こんなことを…

本人に聞けばいいだろ

(中川)そんなこと聞けるかよ

無理に問い詰めて グレたりしたら どうすんだよ

(圭子)あの子 意固地なとこあるし…

正面から聞いたって答えないで 閉じこもっちゃうと思うの

親は やっぱり大変なんだな

それで 頼みたいのは…

(信介)断る (中川)まだ言ってない

(信介) なんで こんなことやってるか 聞き出して—

説教して やめさせろとか言うんだろ

(圭子)さすが お兄ちゃん

(信介)あのね… 他にいるだろ 友達とかさ

(圭子)ゆみ 友達とか 全然 私たちに紹介しないし

確かにな 親に友達を紹介して ろくなことはないからな

ああ 少なくともさ—

ゆみは 俺たちよりも信介に 心を開いてる感じがするんだよ

そうなのか?

そうなのよ

頼む このとおり

(横田詩織)さそり (丸山裕太ゆうた)あっ さそり座の女

(裕太)ええ〜 すごいね (詩織)分かるっしょ

(裕太) いや 分かんなかった 全然

(一同)おかえりなさい

(信介)秋葉原あきはばらか…

ハア…

さて… チッ

(信介)チッ

(英治)あの 桑野さん…

(信介)んっ うん

結婚式ですが…

ああ 出りゃいいんだろ

えっ いいんですか?

それより 重大な案件が発生したんだよ

ああ そうなんですか…

えっ ていうか 俺たちの結婚は 小さいことですか

どうするべきかな…

聞いてないし

チッ ハア…

しょうがないか…

(男性たちの中国語)

(店員) おかえりなさいませ ご主人様

(店員たち)イエ〜イ

(店員)はい 次 次 次 (店員)交代で〜す

(一同の中国語)

(店員たち)最初は にゃ〜ん

じゃんけん ぴょ〜ん

イエ〜イ

(店員)失礼しま〜す もえウォーターで〜す

どうも

おかえりなさいませ ご主人様

ただいま

ご主人様のお名前は?

(信介)信介っていいます (店員)信介ご主人様

お仕事お疲れさまです

(信介)あっ…

おしぼりでございます

すいません

何になさいますか?

(信介)これ

かしこまりました

(信介)ハア…

(中川ゆみ) ご主人様 ちょっと こっちに来てほしいにゃん

にゃん にゃにゃ〜ん

にゃん にゃん こっちなんだにゃ〜ん

伯父さん なんでいるの?

(信介)いや それは…

(ゆみ) お父さん 何か言われた それとも お母さん?

(信介)両方だ

(ゆみ)ハア…

なんで こんなバイトしてるかって?

(信介)まあ… そうだな

(ゆみ)自分で聞けばいいのに

(信介) 向こうにも事情があるんだろ

ごめんね 伯父さんに迷惑かけて

いや…

お金…

えっ

お金を貯めるため

(桜子)やだ (英治)何でだよ〜

(詩織) 何 もめてるんですか?

(桜子)英治君が—

私たちの結婚パーティーで 桑野さんに—

主賓のスピーチしてもらおう って言うんです

(詩織)えっ 大丈夫ですか (桜子)ねえ

(桜子) 第一 やるって言わないでしょ 出席すら渋ってたのに

いや でも 普通は 一番お世話になった人とかさ—

(信介)新郎の上司に頼むだろ (桜子)普通は でしょ

桑野さんは普通ではない

そうだけど

桑野さんが どんなスピーチすると思う

結婚しても ろくなことないとか—

どうせ 尻に敷かれるとか—

テンション下がりまくるようなこと 言うに決まってるじゃない

さすがの桑野さんも それはないんじゃないですか

(沢村映子さわむら えいこ)甘い気がします (詩織)うわっ

(英治)おお

もう そう言われると だんだん そんな気がしてきた

(桜子)ほら

留学?

(信介)アメリカで 経済の勉強したいそうだ

(中川) あっ その資金のために メイドカフェでバイトしてたのか

(信介)フッ 他より時給がいいそうだ

(中川)なんで アメリカで経済なんかの勉強…

(信介)世界の金融と 経済の中心だからな

だったら どうして俺たちに言わないんだよ

反対されると思ったんだろ お前は医者と結婚して—

病院 継げとか 言ってるらしいじゃないか

それは… そうなればいいなって願望で…

別に決めつけたわけじゃないよ

コミュニケーションの欠如だな

俺も仕事ばっかで 家庭をおろそかにしてたのかもな

キャバクラに行く時間は あるのにな

(中川) それは言わない約束だろ

(信介) そんな約束してない

(中川) でも まあ ちょっと安心したよ

ゆみが自分の将来のこと 考えてるなんてな…

しかし メイドカフェっていうのは どうなの?

別に 変な仕事じゃないよ 楽しかったし

(中川)えっ (信介)あっ いや

あっ あとは まあ… 自分たちで話し合え うん

(中川)ああ

(信介)あっ

あれだよ

ゆみは…

まあ いい子だ

信介

ありがとな

(信介)あれ まだいたのか

(英治)ええ まあ…

(信介)やることは たくさんあるんだよ…

チッ

え〜と…

チッ

(英治)桑野さん (信介)あっ?

(英治) 俺たちの結婚パーティーで—

主賓として あいさつしてもらえませんか

(信介)えっ

(英治)お願いします

出ると言ったら次はこれか

ケーキ入刀まで やれとか言わないだろうな

真面目な話です

俺 桑野さんには ホント世話になったから…

桑野さんがいなかったら—

今の俺はなかったと思うから

だから 桑野さんに 主賓あいさつ お願いしたいんです

古い考えかもしれないけど…

まあ 結構古い人間なんです 俺は

なのに… みんな 桑野さんに頼んでも断るだろうし

やっても ろくなスピーチしない って言うんです

もう悔しいです 俺は

俺たちの長いつきあいというか…

キズナをどう思ってるんですかね

キズナ?

うん そうです

フッ そんな…

目に見えないもののこと 言われてもな

そうですか…

(信介)あっ

まあ そりゃそうでしょ

分かった またね

(まどか) う〜ん いい子 いい子

(有希江)どうした?

(桜子)英治君が桑野さんに スピーチ頼んだんですけど—

やっぱり いい返事しなかったそうです

(有希江)えっ (早紀)ひどい

(まどか)ええ いいんじゃない

無理に 桑野さんに やってもらわなくても

早紀ちゃん ビールちょうだい

(早紀)はい (桜子)でも 何か—

英治君が 妙に桑野さんに—

スピーチしてもらうのに こだわってて

(まどか)ふ〜ん

(まどか)あっ ちょちょ ちょ… (桜子)ああ〜

(早紀)ティッシュ ティッシュ (まどか)あっ ごめん ごめん

(桜子)ちょっと待ってください (まどか)アハハッ ごめん ごめん

(桜子) こだわってるんですよね なんなんだろ (まどか) ごめん ごめん

でもさ 桑野さんに やってもらうってことはさ—

皮肉なしで 真面目な話を やってもらうことが—

(桜子) そりゃそうです (まどか) マストなわけでしょ 無理でしょ

(まどか) マストなわけでしょ 無理でしょ

皮肉でもいいから やってあげればいいのに

(桜子)えっ (まどか)ハハハッ

(まどか)いや ダメでしょ

だって 桜子ちゃんの親御さんとか 親戚も来るわけでしょ

(桜子)そうですよ (まどか)その人たちに—

(まどか)桑野さんの 皮肉たっぷりのスピーチ—

聞かしてごらんなさいよ どうなることか

(桜子)絶対 怒りだす人いると思いますね

(まどか)ねえ (桜子)叔父も… 叔父さんとか

(まどか)フフフッ (有希江)そうね…

(有希江)でもね 私 こないだ 桑野さんの言ったことが—

妙に胸に刺さったの

(桜子)うん?

(早紀)桑野さん どんなこと言ったんですか?

世間体とか親に言われたとか—

他のことに引きずられて 結婚してないかって

私の結婚って もしかしたら そうだったのかもしれない…

気にすることないよ

結婚なんてさ 単純に愛情だけでできないでしょ

お金とか仕事とか—

周りの人との関係とか いろいろあるでしょ

桑野さんは 自分が結婚する気がないから—

気軽に批判できるのよ

でもね 私 これからは—

世間体とか年齢がどうとか そういうことからは—

とらわれずに自由に 生きていきたいと思ってるの

(一同)うん

(桜子)私たちは 世間体なんか関係ないですよ

自分たちがしたいから 結婚するんだし

(まどか)ふ〜ん 早紀ちゃんはどうなの?

私は結婚より…

激しい恋愛か

はい フフフッ

桑野さんのせいで ややこしいな もう

あの人は あの人なりに 悩み事とかあるんじゃないの?

どうかな〜

(早紀)タツオ ハハハッ (有希江)タツオ

(“交響曲第8番 第4楽章”)

そう

(携帯電話の着信音) (信介)ハア… ったく

スポック 音楽ストップ

(携帯電話の着信音) (信介)フウ…

はい

えっ これからですか?

(まどか)んっ

(信介)何か? (まどか)まあ 座ってください

(店員)いらっしゃいませ (信介)ああ 水割り

(店員)かしこまりました

分かってるでしょ スピーチのことですよ

桑野さんが結婚に 否定的な考えなのは分かりますよ

でも 英治君にとって 桑野さんは恩人なんですよ

祝福の言葉が欲しいんです

その気持ちを くみ取ってあげられないんですか

いや スピーチするのは 簡単なことですよ

でも 結婚をいいと思ってないのに きれい事 言えますか

まあ 言ったとしても うわべだけで

そんなスピーチだったら しない方がいいでしょ

う〜ん 頑固なんだから

(携帯電話のバイブ音)

ちょっと すいません

ああ めいっ子です

あとで出ます

(まどか) 出ればいいじゃないですか

(信介)じゃあ (まどか)どうぞ

もしもし

お父さんたちと話した

留学 賛成してくれた

(信介)ああ そうか (ゆみ)うん

あっ バイト辞める

せっかく楽しそうなバイトなのに

どうせ 私の年だと メイドやるのも潮時だったのよ

厳しい世界だな…

お父さん 先のことは 留学から帰ってからでいいって

お前は それでいいのか?

今は いい 留学したもん勝ち

そうか

ありがとね 伯父さん

礼なんかいいよ

あっ ちょっと 今 取り込み中だから

(店員)お待たせしました

取り込んでないじゃないですか

(信介) 真面目な話は苦手なんで…

(まどか)フフッ

何か 感謝されてませんでした?

(信介)えっ まあ…

何かしてあげたんですね

いや 別に 大したことはしてませんよ

やればできるんじゃないですか

めいっ子の役に立つことは できるんだから—

次は 英治君のために 一肌 脱いでやったらどうですか?

喜びますよ 英治君

じゃあ まあ…

じゃあ やりますね?

ええ… じゃあ 原稿でもあれば

(まどか)えっ

(信介)読むだけなら

(まどか)もう〜

(信介)あっ やっぱ やめます (まどか)もう遅い

今やるって言ったでしょ 原稿があればやるんでしょ

まあね

原稿 私が書きます

(信介)えっ (まどか)よし 決定!

いや しかし…

何ですか

ああ… やりますよ

じゃあ 約束ですよ

んっ

指切りげんまん ウソついたら…

バナナ100本 私にあ〜げる 指切った

ハハッ

(信介)欲張りだな

(信介)あっ さや管ヘッダーの チェックしといて

(大工)あっ 分かりました

(棟梁とうりょう)ええ〜 本日は お日柄もよろしく—

お二人ならびに ご両家の ご親族の皆様におきましては…

何やってんだよ

親戚の結婚式で あいさつしないといけねえんだよ

ほっといてくれよ えっと 何だっけ

ええ あっ これか

ええ〜 ご親族の皆様には 心よりお祝い申し上げますと…

月並みなあいさつだな

うるさいな 心がこもってりゃいんだよ

ええ〜 こうして…

ちょちょ ちょ 何っ

こうして お二人の幸せそうな顔を 見ておりますと…

タッ 浮気してるかもしれないぞ

(棟梁)いいんだよ そんなことは (信介)いいのかよ

(棟梁)いいんだよ 返せ 返せよ

返せ チッ 届かねえだろ この野郎

(棟梁)あっ 危ねえ (信介)あっ 大丈夫か おい

ああ… めんどくさいこと 引き受けちゃったな〜

(山下香織かおり)先生 申し立て書の確認 お願いします

(まどか)は〜い

ああ〜 仕事だって忙しいのに

(信介)やめたっていいんですよ (まどか)はっ

いつものやつがなかったんで 今日は2つ

どうも…

(まどか) 何しに来たんですか?

(信介)陣中見舞いと 進捗しんちょく状況の確認ですよ

(まどか) まだ下書きですけど

“本日は お日柄もよろしく”

“ご両家におかれましては”って あのね…

はい ネットにあった文例を コピペしただけです

あとで直しますよ 中身を先に考えようと思って

中身ね…

“今日は お二人に 三つの袋を送りたいと思います”

三つの袋?

結婚式のスピーチの 定番じゃないですか

胃袋 おふくろ 堪忍袋を 大切にしなさい—

(信介)却下 (まどか)…っていう えっ

(信介) こういう手あかのついた 月並みな言葉じゃなくて—

もっと新鮮なのはないんですか

(まどか)だったら 自分で書けばいいでしょ

(信介) いったん 引き受けたんだから 最後までやってくださいよ

分かりましたよ

しかし…

ああ〜あ 文章が堅いな…

“せん越ではございますが”とか

ええ〜 ご“ご紹介あずかりました”とか

こんなの 全部 却下ですよ

すいませんね

ふだん 裁判の弁論ばっかり 書いてるもんで

(信介)“新郎新婦は 仕事を通じて愛を育み”って…

仕事帰りに飲みに行って いい感じになっただけでしょうが

そんな言い方したら 身もふたもないでしょ

(信介)とにかく 新鮮で軽さもありつつ—

時折 笑いを取りながら—

最後は感動するやつで お願いしますよ

んああ

あれ

(まどか)はっ 自分はどうなんですか

(信介)何がですか?

(まどか) SNS アカウントだけ作って 全然 更新してないじゃないですか

別に 慌ててやることじゃない

(まどか)ノンキにやってると—

また 第2 第3のやっくんが 現れますよ

それで検索結果1位を取られても もう知りませんからね

言ったでしょ 自分の正式なサイトを作れば—

検索の結果の上位を 埋められるから—

変なものが出てきても 安心だって

ほとんどの人は 検索結果の 1ページ目しか見ないんです

(信介)分かりましたよ まあ でも その いわゆる…

映える写真ってやつが なかなか難しいんですね

何だっていいじゃないですか

今日は こんなもの食べましたとか こんな楽しいことありましたとか

分かりましたよ

じゃあ 僕は映える写真を投稿しますよ

そっちは ちゃんと 文章 完成させてくださいよ

その交換条件は おかしくないですか

フッ 逃げるんですか

やりますよ やればいいんでしょ

う〜ん フフフッ

(早紀)おいしい (まどか)フフフッ

(早紀) このお店 よく来るんですか?

(まどか)うん

何か居心地がいいのよ

(早紀)ああ〜

平成を超えて 昭和な感じですもんね

そうね〜

桑野さんのあいさつ 代わりに書くんでしょ

もうできた?

えっ ゴーストライターってことですか?

(まどか)う〜ん 何か そういうことになっちゃって

それが難しくてね

いや 型どおりのものなら書けるよ

ネットに文例とか たくさん出てるしさ

でも う〜ん 新鮮で軽さもありつつ—

時折 笑いも取りながら 最後には感動させるやつって…

何?

(有希江)ハードル高そう

無理じゃないんですか?

うん でも 引き受けちゃったからには—

何とかしないとね

頑張ってください

あっ 替え玉 お願いします

(店員)はいよ 替え玉1丁

(信介)よし

“被写体を映えさせるには—”

“背景を スッキリ見せることが大切”

“撮影ボックスを使うと—”

“凝った写真に 見せることができます”

さすがだ

(電子音) (シャッター音)

よし よくできた

(携帯電話の着信音)

(信介)フッ

写真 どうですか?

(まどか) ちょっと お話があります

えっ

どうも

(まどか)あっ どうぞ

(神崎)いらっしゃいませ

珍しいですね 女性とご一緒なんて

えっ

(神崎)何にされますか?

任せるよ

(神崎)かしこまりました

お話って何ですか?

原稿ができました

ああ そうですか

でも… この作業を進めるうちに 思ったことがありまして

何ですか?

月並みで型どおりの原稿は ダメなんですよね

ダメですね

それは分かります

でも オリジナルな原稿を書くって どういうことでしょう

それは 自分の言葉で—

自分の気持ちを 書くってことでしょ

まあ そうですよ

でも 私は桑野さんの心の中なんか 知らないし 知りたくもない

…で?

だから この原稿は—

私が自分の気持ちを 正直に書きました

えっ

どうぞ

“本日は おめでとうございます”

“私は 幸せそうな 英治君と桜子さんを—”

“ちょっと憎らしい思いで 見ています”

“どうして 人生の先輩を差し置いて—”

“こんなにいい出会いに 恵まれたのか”

“前世で お地蔵さんに かさでもかけたんですか”

何ですか これ

“笠かさ地蔵” 知りませんか

知ってます

こんなの僕の気持ちじゃない

私の気持ちです

これをパーティーで 読めっていうんですか

あなたの気持ちを 知らないんだから—

私の気持ちを 書くしかないじゃないですか

開き直りか

まあ そう解釈してもらって 結構です

ああ… ハハッ

(まどか)それじゃあ ごゆっくり (信介)あれ 帰るんですか?

ええ お勘定は私に

逃げる気ですか

(まどか)ていうか 話が終わったので

それじゃ

チッ ハア…

(神崎)地蔵酒でございます

嫌みか…

(鐘の音)

(参列者たちのどよめき)

(参列者たちの拍手)

(詩織)英治さん 英治さん (参列者たち)おめでとう

(まどか)おめでとう (詩織)英治さ〜ん

(男性)英治 おめでとう

(映子)おめでとう (裕太)おめでとうございます

(詩織)桜子さん

(女性)おめでとう〜 (男性)カッコいいぞ

あの人 カッコいい 独身かな

その年で結婚 焦らなくても…

のんびりしてると あとで後悔することになるの

あっ ちょっとすいません

(早紀) 桜子さん ホントにきれいですね

(有希江)そうね

桑野さん スピーチの原稿 書いたのかな

(まどか)知らない

(桜子)それでは ブーケトスいきま〜す

(一同)フウ〜

(詩織)桜子さん 桜子さん

(桜子)せえ〜のっ

(信介)フウ…

(英治)あれ

あれ どうしたんですか?

(信介)おう すまないな

ちょっといいか

(英治)はい

(桜子)うん

パーティー会場 移動しますよ

どうしたんですか?

何か 桑野さんが…

事情があって—

今日のスピーチは 自分で書くことになったんだ

(桜子・英治)えっ

(英治)自分で書くって… 人に頼んでたんですか

(信介) そうだよ 読むだけなら—

主賓のあいさつやってもいいと 言ったら だまされたんだ

だましたわけじゃないし

まあ そういうわけでだ こうなったら自分でやるしかない

(英治)ていうか 普通でしょ それ (桜子)うん

(信介)しかし 内容のある スピーチをするためには—

お前たちのことを もっとよく知る必要がある

それは そうですね… えっ 今ですか?

(信介)聞かしてくれ

なんで 結婚なんかしようと 思ったんだ

(桜子)結婚なんか…

(信介)そこらへんのことを 話に盛り込むから

(英治)え〜っと 改めて聞かれると…

(桜子)うん… 私は—

一緒にいて楽しいし 仕事 頑張ってるの知ってるし

あと まあ 私の言うこと 何でも聞いてくれるし

まあ そんなとこです

稼ぎは まあまあ

尻に敷いても文句は言わない

ちょっと 勝手に解釈しないでください…

英治は どうなんだよ?

俺ですか 俺は まあ 彼女きれいだし

(桜子)まあ? (英治)えっ す すごく

見た目 第一と…

いや それが一番なんて 言ってないでしょ

(信介)どうぞ

(英治)え〜っと… (信介)早く

(英治)まあ 一緒にいて楽なんですよ

気を遣うのは苦手なんで

あっ それに 話題が豊富っていうか…

話題がない人って 気詰まりになるじゃないですか

あっ あと 片づけ上手なのもいいですね

散らかす女は どうも

(桜子)あれ? (英治)えっ

何か今の みんな 他の女と比較してない

ええっ そんなことないよ

(信介)おしゃべりで 他の女より片づける

(英治)いや だから 違うって

(桜子) そういうことだったんだ…

(英治)えっ

まあ いいよ それなら それで

(英治)ちょっと 変な納得のしかたしないでよ

(英治)危ない (桜子)もう 有希江さん

(有希江)はい…

(英治)ちょっと待ってよ

(信介)あれ あれ ちょっと英治 おい

(まどか)桑野さん もう (信介)何ですか?

ホント ろくなことしないんだから

いや あの… ハッ まだスピーチの材料が足りない

(まどか) それどころじゃないでしょ

えっ ちょっと どうしようかな…

(司会)ただいまから 新郎 村上英治様—

新婦 森山桜子様の ご結婚披露宴の開演でございます

(一同の拍手)

(司会)本日は 新郎新婦様 ならびに…

(有希江) あの2人 大丈夫かな

(まどか)一応大人だから ちゃんと話したみたいよ

(有希江)ああ そう

(司会)すがすがしい…

(まどか)それに引き換え…

(司会) 初霜の候 新しいご夫婦を お迎えいたしました

(有希江)大丈夫?

(早紀)私 桑野さんが あんなに焦ってる様子—

初めて見ました

(司会) それでは ここで—

(まどか)そうよね… ご来賓の皆様を 代表していただき—

ご来賓の皆様を 代表していただき—

ご祝辞を賜わります

新郎様側のお客様を代表して—

桑野信介様からの お祝いの言葉を頂きます

どうぞ 皆様 温かい拍手でお迎えくださいませ

(拍手)

(司会)では 桑野様 よろしくお願いいたします

(拍手)

(信介)あの…

本日は… お日柄もよろしく

あのね…

もとい…

人生っていうのは まったく 何が起きるか分かりませんね

その時々で 対応していかなければならない

あっ

つい結婚するハメになった時も そうです

まあ 結婚して後悔しても—

それは… 自己責任ですし

まあ 万が一 離婚することになっても—

いい弁護士さんが そこにいますから

まあ それはそうとして…

15年前…

僕のところに 初めてやってきて

何にもできなかった英治が…

ハハッ 本当に何もできなくて

何をやっても ダメダメで

そんなダメな男ですが…

ただ1つ—

彼は どんなつらいことも—

逃げなかった

逃げずに 僕と一緒にここまで…

まあ 僕も—

どっちかと言うと ダメな人間ですけど

そんな彼の力もあって—

何とか ここまでやってこれたわけです

そんな英治のことだから—

結婚生活で つらいことがあっても—

ハハッ 桜子さんに責められても—

絶対に逃げないでしょう

桜子さん それは僕が保証しますよ

僕との間に キズナができたんですから

桜子さんとの間には もっと…

ねえ…

まあ そういうわけで…

桜子さん 英治をお願いします

英治

おめでとう

(拍手)

(英治)ありがとうございます (桜子)ありがとうございます

(映子の泣き声)

やればできるじゃない

(信介)そんな2人に…

今日は三つの袋を 送りたいと思います

(信介)おお〜

(メールの受信音)

(信介)ん?

ハハッ

(早紀)あっ これ カワイイ (有希江)カワイイ

桑野さん ちゃんとできるのにね

ホント 変な人

ねえ フフフッ

(まどか) 今日の写真 投稿するかな たくさん送りつけてやったから

(有希江)どうだろう…

(早紀)桑野さんが 人間の写真なんか載せるかな

あっ 桑野さん 更新してる

(有希江・早紀)えっ

(まどか)ほら

何これ?

あれ これ 私?

フフッ いいねがたくさん付いてる

(ゆみ) 伯父さんがデート

(有希江) また行こうかな…

(まどか)桑野さんは あなたたちには—

好意が あるんじゃないの?

(有希江) 楽しかったな

(まどか)えっ (有希江)まどかさん

実は 桑野さんのこと—

気になってるん じゃないの?

(信介)うっ… (まどか)桑野さんが

(まどか)倒れた (美香)キャーッ

(映子)救急車呼びます (英治)呼んで 呼んで

実は お前 モテ男だったのか

(一同)いやいや いや

一寸先は闇 何が起こるか分からない

それが人生よ

(英治)桑野さんに 反論させてください

何だ 理論武装してきたのか

(信介)映画 行きませんか チケットが 2枚あるんです

桑野さんが 誘ってくれるなんて

(まどか)ああ…

インド産です

Can't find what you're looking for?
Get subtitles in any language from opensubtitles.com, and translate them here.