All language subtitles for 大奥(18)幕末編 - [1440-FHD@KFMVFR.hevc10_crf 20_p 8_qaac][字]

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Original subtitles

(胤篤)上様が お倒れに!? (瀧山)は。

伊勢守様がお亡くなりになって以来 自ら表へも出られ➡

そこに 思いも寄らぬ動きがあったための ご心労ではないかと。

思いも寄らぬ動き。

条約を結ぶためには 帝のお許しを頂かねばならぬと➡

堀田様が アメリカに告げてしまったようで。

なんと。 それでは 幕府は国を治めておるわけではないと➡

自ら言ってしまったも同じではないか!

はい。 上様も そう仰せになられ お倒れに。

それで 上様のご容体は!?

幸い 命に別状はないそうですが。

そうか。

井伊掃部頭直弼を大老に任ず。➡

国難の時節 万事慎重に運ぶようにとの 上様からのお言葉である。

<大老に就任した井伊は開国派であり➡

同時に 紀州福子姫を推していた。➡

この瞬間 次の将軍は 福子姫に決まったも同然となった>

(斉昭)おのれ 井伊め!➡

亡国の奸臣が! このままで済むと思うなよ!

今頃 薩摩も歯がみしておろうな。 (中澤)ええ…。

⚟御台様! ご無礼つかまつります!

(胤篤)入れ。

(胤篤)どうした? 瀧山。

御台様 落ち着いてお聞き下さいませ。

上様 ご懐妊でございます!

♬~

(家定)私の… 子。

(直弼)は。 ご懐妊であられたとは。 これはこれは。

(内藤)しかし ご大老➡

これは いささか 面倒なことになりはしませぬか?

何がじゃ。

お子が生まれれば 福子姫の後継は なかったこととなりましょう。

はらんだとて 無事に生まれるかどうかなど➡

分からぬではないか。

何という顔をしておる。 わしは 世の習いを申しただけじゃ。

うーん。

お食事が進まれませぬか。

やはり 体を動かさぬからかの。

ここは ひとつ 乗馬でも。

なりませぬ 上様!

男のそれがしが申すのも 何でございますが➡

上様のご気分がすぐれぬは 恐らく つわりにございましょう。

かゆと梅干しなどなら お召し上がりになられるのでは?

中奥でも そう言われてのぅ。 毎日 かゆと梅干しばかりで。

あ! では 甘いものはいかがでしょうか?

甘いものなら召し上がれるのでは?

そういえば ここのところ 食しておらぬかったからの。

瀧山! すぐに! は! 直ちに取り寄せます。

いや! いや…➡

ひとつ 私が腕前を披露してやろう。

ほう 上様! すばらしいお手並みで!

どこで習得なされたのでございますか!?

ふふ。 これは天賦の才よ。

回想 (正弘)まぁ カステラ。

正弘も同じように驚いておったな。

さ。 上様 お手並みも披露されたことですし➡

あとは お任せなさっては? 何を。 やるぞ 最後まで。

すり回すのとて 腹に力が入りましょう。 ご勘弁下さいませ。

松之助。 は。

季節の変わり目のせいか ここのところ食が進まず。

好物ばかり そろえてくれておるのに すまぬの。

さような! 私ごときに なんと もったいなきお言葉。

では あとは頼んだぞ。

(胤篤)まことのところは➡

御膳所に詫びるために 菓子をお作りになったのでしょう?

単なる腕自慢ではなく。

いや 単なる腕自慢じゃ。

そうですか。

仲野 ご苦労であった。

残りは 御膳所のものたちで 分けるようにと申し伝えよ。

(仲野)ありがとうございます! 皆 喜びましょう!

ほう まこと よう出来ておりますな。

早う。 え?はよ食べぬか!

あ… はい。はよ! では いただきます。

♬~

これは!

焼きたてのカステラというのは… 格別にございますな!

格別かえ。

はい。

そうか! 格別か!

では。 食せ! もっと! あ はい。

これも!

上様の分もでございますか。 そうじゃ。

一緒に食べましょうって。 ほら…。

麻の裃を新調なさるのですか? うむ。

暑うなってくるし さりとて着流しで 上様をお出迎えともいかぬしな。

お万の方様がお好みだった意匠などは 分からぬのか?

(池谷)今では少し古風がすぎるかと。

そろそろ当世風も見飽きての。

お万の方様は総取締。

御台様がお召しになるには いささか格が。

お あるではないか!➡

そうそう これこれ こういうのを求めておったのだ。

流水紋。

あの いっそ お二人おそろいで お召しになってみるなど。

できるか!

<そして それは つわりもおさまった 梅雨の晴れ間の日のことであった>

上様。 花菖蒲が美しうございますよ。

(胤篤)さ 参りましょう。

な… 何故 裃など着ておるのじゃ。

たまには きちんとした身なりをと。

そもそも 裃は 御台の身につけるものではなかろう!

では 着替えてまいります。 (家定)あ あーよい!

(胤篤)さほど こだわっておるわけでも ございませぬし。

よいと言っておろう! 別に そこまでのことではない。

時も惜しいし。

さようでございますか。

では。

政務を思い出した! 一旦 中奥へ戻る!

(胤篤)え!?

御台様! 流水紋ではないでしょうか!

流れる というのが。 それだ!

上様。

まことに ご政務で?

どこか お体がすぐれぬのでは!?

まこと政務じゃ!

⚟(胤篤) 上様 まことに失礼いたしました!

は!? ご懐妊の折 水の流れる意匠など➡

何という気遣いのなさ! 直ちに始末いたしますので。

始末などもってのほかじゃ! 召し替えてもならぬ!

とにかく 夕げには戻るゆえ 必ず そのままにしておけ!

よいな! そのままじゃぞ!

私は何をやっておるのだ。

(家定)もう戻れ とは?

お昼間のこと よほどの大事であったことと存じます。

多分にお忙しき折 無理をして お運び頂いたのでございましょう?

大奥は 上様におくつろぎ頂く場 重荷となっては名折れとなりまする!

いや そのな。

さ お送りいたしますので。

御台。 ちょっと離れて立ってくれ。

え?

よいから そこに背を向けて。 は。

で こっちを向け。

♬~

あの 上様。

好きだ。

私は そなたが好きなのだ。

はは。 何を今更じゃな。

しかし 実のところ➡

私には しかとは分からぬことであったのだ。

何をもって この男を好きだ嫌いだと人は言うのか。

私もにございます。

私も しかとは 分かってはおらなかった ような気がいたします。

まことに女人を 恋い慕うとは➡

どういうことなのか。

何を今更でございますな。

(笑い声)

♬~

上様。

これを。

(家定)これは?

そうですか。 また しばらく こちらへは お渡りになれぬと。

できるだけ人目は避けたい。 ご懐妊を喜ぶ者ばかりではなかろうと。

賢明なご判断かと。

だが 戌の日までには もう一度 顔をお見せ下さると お約束して下された。

楽しみにございますな。 うん。

(懐中時計の音)

<けれど>

メリケンと通商条約が結ばれたのか。

らちが明かぬゆえ 井伊様は帝の許しを得ずして➡

結ばれてしまったようにございます。

上様は それでよいと思われたのかの。

(懐中時計の音)

水戸が謹慎を食らった?

許しを得ずして条約を結んだことを どなり込んできたところ➡

井伊様に 無断の登城であったことを逆手に取られ。

上様も ご承知の上でのお沙汰であろうか。

何分 表のことにございまして。

瀧山 上様は 今 どのようなご様子なのだ!

ですから➡

上様の城中でのご様子お変わりなくと 申し上げておるではないですか。

しかしながら 上様は 戌の日を迎える前には奥へ渡ると➡

御台様とお約束をなされたのです。

内内のことを持ち出されましても それがしとて➡

近頃 上様にお目にかかれたのは 数えるほど。

では その数えるほどの折のご様子を 伺えますか?

ですから お変わりなかったと申し上げております。

では それがしは 八朔の儀の支度がございますので。

(胤篤)八朔の支度。

上様のお体に常ならぬことがあれば さすがに式日の支度は進めませぬかと。

便りのないのは よい便り ということだな。

⚟(中澤)胤篤様。 ご無礼いたします。

では 私はこれにて。

どうした? 何かあったのか。

胤篤様。 お覚悟下さいませ。

(中澤)先ほど 表の隠密より知らせがございまして。

太守様 島津斉彬様が みまかられてございます!

義父上が。 病でも得られて。

急死にございました。 軍事調練のさなかに。

軍事? (中澤)先日の水戸の斉昭公が➡

謹慎を申しつけられた一件について 幕府をただすため➡

江戸へ向かう支度を されていたのでございます。➡

そのさなかに。 待て 中澤。

義父上は薩摩は➡

武力を持って 江戸へ 攻め込もうとしていたということか。

(中澤)何を今更!

もとより太守様は そのおつもりでございましょう!

もとより 目指すは討幕…。

今 江戸城に主はおらぬ。 これ以上ない機会であったのに。

中澤 今 何と申した。

ひょっとすると 久光公の一派より毒を盛られたのやも。

おい 江戸城に主がおらぬとは いかなる意味か!

♬~

(中澤)胤篤様。

家定公は とうにお亡くなりですよ。➡

表では 既に皆の知るところ。 知らぬは大奥のみにございます。➡

家定公は死に申した! 腹の子と共に!

バカな! 私は あの方の夫だぞ。 知らされぬことなどあろうはずがない!

しきたりがあるそうな!

取り乱すであろう大奥には 将軍の死は時をおいて知らせよと!➡

まさに 今のあなた様のような方のために!

そんな…。

(中澤)さように悲しうございますか?

太守様が お隠れあそばしたより 徳川の女が死んだことが。

毒か。

(中澤)太守様は久光公様ではなく➡

あなた様こそを跡取りにとまで考え…。

上様に毒を盛ったのは薩摩か!

答えよ! 津村重三郎!

へへ。

私かもしれませぬぞ。➡

どうぞお斬りなされ!➡

主を失った今 私に思い残すことなど ございませぬ!

去れ。

<御台様に正式に その死が知らされたのは 八月八日のことであった>

(泣き声)

上様は 七月六日に薨去されたそうにございます。

御台様には どうぞ菩提を弔うなどなさらず➡

己の人生を思うように生きてほしいとの ご遺言で。

こちらが お形見の品にございます。

回想 これは?

しばらくは 今までのように 頻繁に お会いすることも難しうなりましょう。

離れていても 上様と同じ時を刻みたく。

(懐中時計の音)

ふふ。

子が生まれたら なすべきことがたくさんあるぞ。

正弘の目指したところに向け いま一度 走り出すのじゃ。

身分の別なく 人を取り立てる世を 目指してにございますか。

そうじゃ。

西洋の国々は確かに強い。

しかし どこも主たるは男。 女の力は認めぬという。

実は 私は ここが勝ち目だと思うておるのじゃ。

勝ち目?

女子にも力のある者は大勢おる。

身分 更に 男女の別もなく 人を取り立てるとなれば➡

倍の中から人を取り立てられる。

さすれば 西洋に負けぬ 強い国がつくり上げられよう。

なるほど。

御台も表に出るのじゃぞ。

私は そなたなら 井伊とも互角に渡り合えると思うておる。

上様。

奥でも 表でも共に時を刻むのじゃ。

♬~

幸せじゃ。

今 この時が この上もなく…。

♬~

もう 上様は この世のどこにも おいでではないのだな。

御台様! お形見にございますぞ!

巻くものもおらぬ時計など 持っていて何になる!

では 私が一旦お預かりしておきましょう。

上様のご最期を伝えてきたのは誰か。

井伊様にございます。 では 井伊をこちらに呼べ。

御台様。 呼べ!

こたびのこと 幕閣一同。

(胤篤)口上はよい。 そなたは ご最期に立ち会ったと聞いた。

(直弼) 恐れながら 私がお会いしましたのは➡

亡くなられる前日でして。

医師たちの診立ては聞き及んでおるか。

肝の臓をお悪くされたと 伺っております。

それは まことなのか?

お疑いならば 自ら 医師にお尋ね…。

上様を煙たく思われ➡

実の子が生まれては 不都合な者もおるであろう。

のう 井伊!

井伊家は その昔 直政が 大権現様にお仕えしたのが始まり。➡

時の上様と考えが合わず 不遇をかこったこともございます。

かくいう私も 上様と お考えが合わないこともございました。

ございましたが➡

たとえ 目の上のこぶであろうと 主は主!

主君を害することなど 断じてございませぬ!

それがし 城中にはびこる毒に 辟易いたしており➡

大老に任ぜられ直ちに➡

中奥で上様に仕える女中 医師 全ての身元を調べ上げ➡

4名に 攘夷派の疑いありと 獄につなぎ申した。➡

攘夷派 すなわちこれ 薩摩 長州!

疑うべきは まず お身内ではございませぬか!?

(直弼)では。

待て 井伊! 御台様 お気持ちは分かりますが➡

毒に関しては下手人をあげるのは 困難の極み。

妻と子を殺されても 泣き寝入りせよというのか!

ならば なおのこと かようなやり方は極めて悪手!

♬~

御台様には どうか➡

上様のご遺言の意味を いま一度お考え頂きたく。

ご遺言とて井伊より伝え聞いたもの。

まことかどうか 分かったものではあるまい。

では ご随意にお考え下さいませ。

上様なら 御台様が このあと どう生きるのをお望みになるか。

それは 御台様が 誰よりもご存じなのではないですか?

♬~

生きて… 生きていたくなどない。

さようなこと 考えたくもない!

(直弼)何かあったのか。 掃部頭様。

水戸藩に帝より勅諚が下されたと。 何? 帝より水戸藩へ。

勅許もなく 通商条約を結んだことに 帝は いたくお腹立ちで。

攘夷を行うよう 水戸藩から幕府に働きかけるようにと。

では この際 幕府に反逆を企てたとして 水戸藩に責めを負わせよ。

徳川斉昭は永蟄居 倅の慶喜は隠居謹慎!➡

よい折じゃ。

これに関わった水戸藩士 公家ども➡

更に 「志士」などとうそぶく 攘夷派のど阿呆ども。

幕府に盾つくものどもを まとめて始末してしまえ!

(中澤)国父 久光公より 催促が来ております。

薩摩へ戻ってこいと。

(胤篤)上様をあやめたかもしれぬ 薩摩になど戻れるか。

(中澤)毒を盛ったのは 徳川の人間かもしれませぬぞ。➡

慶喜の擁立をくじかれた水戸 家定公を煙たがっていた井伊。

誰にせよ 敵を討ち取るまでは 動くわけにはいかぬ。

そなたこそ この機に国元へ帰ってはどうだ。

太守様のお命を奪ったかもしれぬ 国父様にお仕えする気には。

では そなたも私も ここにおるしかないということか。

⚟御台様。 少しよろしうございますか? 入れ。

何だ。

実は福子姫 家茂様から 大奥に入るにあたり➡

前もって お話をする場を設けてほしいと 申しつかっておりまして。

一段とご立派になられ。

(家茂)見かけばかりで。 じいやなどは 政は幕閣が進めるゆえ➡

黙って神輿に担がれておればよい と笑いますが…➡

ご先代様のことを考えると 果たして それでよいのかと。

家定公のことを? (家茂)はい。

ご先代様が 私に 何かを望んでおられたことがあるならば➡

そのお望みにお応えすべく努めたいと。

回想 なかなかの器であろ?

家定様は 家茂様を買っておられました。➡

上に立つものは➡

家臣や民を思う心が 何より大切だと よくおっしゃっていて。➡

家茂様には それが備わっていると➡

お感じになっていたのでは ないでしょうか。➡

伊勢守様の思いをつぎ 身分も男女の別もなく➡

人を取り立てることで 小さいけれど強い➡

西洋列強に立ち向かえる国にするのだ と。

申し訳ございませぬ。 大人が。

すみませぬ。 私こそ。

では 私は その志を引き継がねばならぬ ということにございますね。

なしえる自信はございませぬが 精進いたします。

これからも 私をお導き頂けますか?

義父上様。

ちち…。

♬~

頼りない父ではありましょうが 力になれることがございますれば…。

<御台様は 落飾し大奥に残る道を選ばれた。➡

その名を天璋院という>

上様のおなーりー。

<そして 家茂公は第十四代将軍に就任>

<「安政の大獄」➡

井伊による攘夷派粛清の嵐が吹き荒れる さなかのことであった>

いくら何でも やりすぎではないのか!?

公家に攘夷を吹聴しただけで 死罪とは!

上様。 今 攘夷派を放置すれば 徳川はもちませぬ。

しかし かようなやり方 敵を増やしているだけではないのか!?

徳川が崩れれば 国内は内乱となりまする。

日の本を列強の手に落とせと仰せか!

(家茂)情けない。

大老とはいえ 家臣1人説得できぬとは。

ご自分を責めてはなりませぬ。

将軍が政を行うためには 忠義な片腕がなくてはなりませぬ。

吉宗公における加納様しかり 家定公における伊勢守様しかり。

でも 義父上。

私は 井伊は忠義者だとは思うのですよ。

私というよりは 徳川というものに 対してかもしれませぬが。

幕府を守るべく 誰よりも必死に動いているのは➡

間違いなく 井伊にございましょう。

井伊は井伊なりに忠義ですか。

回想 主君を害することなど 断じてございませぬ!

あの言葉は まことなのでしょうかね。

(銃声)

<安政七年 三月三日。➡

弾圧に業を煮やした水戸浪士たちによる 大老・井伊直弼の殺害。➡

桜田門外の変>

井伊が かような形で亡くなるとはな。

(家茂)瀧山。

申し訳ございません。

かように やすやすと 徳川の大老が討ち取られるなど。

世を治めるのは徳川しかないと 考えておったのは➡

案外 徳川だけかもしれぬ。

しかし しかし仮に 徳川を倒したとしても➡

朝廷のもと諸侯が一体とは 参りますまい。

もし さようなことになったら!

関ヶ原以前の乱世➡

その前に 西洋列強の属国となるかもしれぬな。

そうならぬために 今 徳川がすがれるものは➡

一つしかございませぬね。

天子様のご威光。

公武合体。

<帝の弟君 和宮様を 家茂公の御台所にお迎えし➡

お世継ぎをもうける。 朝廷とのつながりを深め➡

幕府の権威を立て直すという 苦肉の策であった>

天璋院様自ら 和宮様のお道具 お衣装 全てお手配とは。

私が大奥に入る時 恥をかかぬようにと➡

西郷吉之介という者が 必死に道具をそろえてくれてな。

その者の心づくしには 何度も励まされた。

和宮様も 私どもを頼りにして下さると ようございますな。

そう願うばかりだな。

(小声で)江戸はいかがですか?

(天璋院)お小さい方。 かつ 左手が欠けておられるご様子。

上様には人を思う天賦の才がある。

宮様が悲しむような振る舞いは なさるまい。

⚟(仲野)天璋院様! 瀧山様!

一大事にございます!

♬~

はよ 体きれいにして 上さんとこ 連れてっとくれやすか。

お おんな…。

ま どんな気張っても➡

子はできひんけどなぁ。

♬~

公武合体なんて ご破談になると思いますけど…。

どうか この国のために堪えてほしい!

あんたらの気持ちは よう分かったわ!

何より大事にございましょう。 ご機嫌取り。

こりゃ恐ろしい話でございますよ。

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