All language subtitles for 2006-熟男不結婚-S1-EP07

どうやらんだっけな?

お はようございます。

おー、珍しいですね、ネクタイなんか締めて。

親父の三回忌なんだ。

死んで2年になる、なんで三回忌って言うんだろうね。

あ、あの、ネクタイそれでいいんですか?

何を?

いや、三回忌って、まだネクタイ黒だったような気が。

まったく、観光総裁ってやつだ。

親切で言ってあげたのに感謝がない。

本日はありがとうございました。 えぇ、
コサトゥ。 え ぇ、コサトゥ。 静香さんにもらおうかな?

あの、今日はお忙しいところ。 しかし、なんだな、イクヤさん。

あとは、静香さんの結婚だけだな。

桑の毛を継ぐのは、長男のあんただけなんだよ。

死んだ親父さんも、あの夜、あんたのこのだけを失敗してると思うよ。

ええ、まあ。

吉川さんとこの娘さんは、どうなの?

去年、旦那が死んで、独身なんだろ?

えぇ?

ふみちゃん、旦那さんだったらピンピンしてますよ。

しかし、静香さんよ。

相手が再婚じゃ嫌だなんて言ってる立場じゃ、ないの分かってんだろ?

えぇ?

分かってますよ。

大丈夫、大丈夫。

結婚なんて縁だから。

思わぬとこから、ひょっといい人が現れたりするものよ。

そう、うまくいくといいんですけどね。

大丈夫、大丈夫。

一層のことさ、あの、ゆくよおばちゃん。
しんすけさんと同級したら?

そうそう。

ごめんですよ。

こんな陰気臭い人の。 けいこちゃんとこは?

うん。

まあ、そっちのほうが100倍いますしね。

ゆみもいるしね。

そうよ。

あたしもそうしたらって言ってるの。

ね、パパ。

あ、うん。

会うたんびの同じこと言ってるや、あの連中は。

あなたは同じこと言わせているんでしょ?

ちょっとパパ、さっきのリアクション何よ。 え、何?

顔引きついてたらやっぱ同居したくないんでしょ。

そんなことないよ。

うん、うん。

あ、心配しなくても、あたし今の家を離れるつもりはないの。

あ、死んで、お祝いになったら同居させてもらってもいい?

えぇ、えぇ、えぇ、ぜひ。

あ、じゃあ俺、仕事があるから帰るわ。
えぇ、車で送らなくていいの?

このやつ、墓村から早く出たいんだ。

それじゃ。

お祝いになっても、
あの子と同居はごめんだわ。 現場別々に住んのか?

えぇ、当然だろ?

えぇ?

2世 帯住宅だからって、プライバシーは必要だし。

なんで一つ屋根の下に生活するのに、出入り口が2つもいるんだよ。

中で行き来するドアを作ることはできますから。

いいじゃない。

この子たちが一緒に住もうって言ってくれてるだけでも。

仕事に戻ってもこれかよ。

今は高齢化社会なんだし、2世帯住宅の需要って増えるんじゃないかな。

中にリングでも作ってやるか。

喧嘩的には。

リビングじゃなくてリング。

でも、ああいうの見てると、結婚して親と同居するのってちょっとパスした気になります
よね。

まあ、俺の親は同居するつもりはないみたいですけど。
なんか忘れてないか?

結婚したらお前の親だけじゃないんだぞ。

相手の親もいるんだぞ。

あ、そっか。

結婚なんかしたらさ、親や親戚との付き合いが単純経済倍に増えるんだ。

自分の親だけの面倒なのに。

私はお姑さんの前でいい嫁を演じるのも楽しそうって思っちゃうな。

お母様。

なんつってね。

姑は毒殺しそうな嫁だな。

雑談はこれくらいにして仕事の話をしましょう。

ああ、悪い。

なんか今日は俺はならない。

え?

夏バテかね。

夏バテですか。

ええ。

私もです。

え?

なんか体がだるくて、力が湧いてこないんですよね。

患者に症状を訴える医者は初めて見ましたよ。

夏バテくらい誰だってなるってことです。

規則正しい生活をして、睡眠と食事をちゃんととる。

水分補給を忘れない。

そうやって解消するしかないですね。 やってますよ、そのまま。

継続してください。 医者は無力?

いちいち憎まれ口叩かないと診察受けられないんですか?

夏バテでも起こるエネルギーはあるんですか?

次の患者さんのためにエネルギー温存したいんで、この辺で。

ここに来て、余計バテましたよ。

すいません。

ちょっと暑くないですか。 すみません。

寒いとおっしゃる方がいて。

君。

はい!

寒いから温度を上げてくれと申し上げたはずですが。

上げたんですけど。

寒いんです。

暑いとおっしゃる方もいまして。

結構ですよ。

わかりました。

おめでとうございます。 お め で とう
ございます。 ごめん、大丈夫ですか?

お前に話があってきた。

私、忙しいの。

少し話す時間くらいあるだろう。 お前、急いで。 ないの?

さぁ、いらしてください。

検査の結果、ちょ、
ちょっと問題が見つかりまして。 詳しくお話しします?

どうぞ、こちらへ。 すいませんでした。 誰ですか?

父です。

それじゃ。

お大事に。

どうも。

日の想い

を 君に会いに行くか。

今朝の逆、結局、Aさんが降りたんだよな。

ええ。

それで玄関は別々にするという結論でした。

なんかどうだ。

そばは分かない。

あ、金田更新してる。

行きつけのバーで、新しいカクテルにちょっとトライ。

相変わらずのんけのやつ。

悩みはないのか。

ちょっとトイレ行っていこう。 金田さんのサイト?

うん、今見てる。

その写真に女の手が写ってるだろ。

このブラシレット。 何見てんの?

金田はどうでもいいの。

私に内緒で抜けがけするのがどうかと思うわけ。
まあまあ、その件ほぼいいじゃん。

自分が道でに行ったくせに。

あの、ちょっと聞いてもらってもいいですか?

この人、結婚したら相手の親と同居するのは嫌だって言うんですよ。

えっ?

結婚するの?

しないけど。

いや、結婚もしないのにそんな文句言われてもね。

結婚するしないじゃないの。

考え方の問題。

何だかショックで。 うーん、
私も彼氏にお前の親と同居するのは嫌だなんて言われたらなれるなぁ。

じゃあ聞くけど、結婚してシュートミと同居してもいいと思ってんの?

私はパス。

嫁一致されたら嫌だもん。

相手によるな。

結婚相手がちゃんとした人なら、その人のお母さんだってちゃんとした人のはずでしょ?

同居してうまくいかないはずないと思う。

いいこと言う。

そんなの理想論だろ。

いいの。

まだ先のことなんだから理想論言ってて。

あのー。

すいません。 ここも。 どうしたんですか?

ごめん。

何も聞かないで。

今夜止めて。

いいですけど。

はぁ、どうしてそんなお父さんのこと避けるんですか?

どうせ見合い話持ってきたに決まってるの。

35過ぎて世間体が悪いから結婚しろしろってうるさくて。

お見合いくらいすればいいんじゃないですか?

私は1回くらいお見合いしてみたいなぁ。

父が持ってきた話でよかった試しがないの。

真面目だけだとりえで、いまひとつ面白みにかける人ばっかり。

しかも、奥さんには専業主婦になってほしいと思ってる人とか。

結構古いタイプなんだ。
親戚の誰それちゃんは子供をもう2人産んだ。

医者なんかやってるよりその方がよっぽど親孝行だって。

まぁ、親なんて大体そういうこと言いますよ。

3年前に母を亡くしたでしょ。

そうなんですか。

抑える人がいなくなって、ますます頑固で口うるさくなって。

あっ。

確か病院で。

えっ?

いいよ。

いや、あなただ。

あぁ、そういうの。

酒なんか飲んじゃダメでしょ。

なんでそんなに。

病気でしょ、あなた。

あぁ。 失礼ですが、ご病気は何ですか?

あなたには関係ないでしょ。

ありません。

しかし、病人が先を飲むのを見過ごすわけにはいかん。
スプーンいりますか?

みなさん。

これとまだお寂しいです。 ありません。

文ちゃん、正直に言いますよ。

僕はね、単に夏バテで病院に行っただけで、さっきあなたの娘さんに、
なりゆきで調子を合わせただけです。 夏美とはどういう関係ですか?

何の関係もありません。

関係ないのに、どうしてあんなウソに付き合う必要が?

ただの知り合いです。

それじゃあ。

あれ?

まだ何か?

あなたにお願いがある。

え?

話を聞いてもらえませんか?

急ぎますんで。 これ何?

あ、それボリュームマスカラです。

へえ、こういうの使ってんだ。

今は若い子の間で流行ってるんですよ。 うーん、若い子の間でね。

はい。

どうも。

おはようございます。

何か?

あの、 今日、 会えますか?

え?

私とですか?

え、まあ。 何のために?

会うのに理由が必要ですか?

え?

会いたいんです。

どうしても。

分かりました。

え、それじゃあ。 どうしたんですか?

うーん、なんてこない。

あ。

おはようございます。

おはようございます。

そこにいたのか。

じゃあ、13時に、A to Zカフェで。

何だ。

電話はクアノさんだったんですね。

うん。

隠すことないのに。

別に隠してなんか。 会うんですか?

なんか、会いたいって。 デートですか?

違うでしょ。

え、でも、なんか挙動不審でしたよ。 どうします?

プロポーズとかされたら。

まさか。

あ、先生、レントゲンできたみたいなんで持ってきましょうか。

うん、そうね。

あ、ごめん。

私、午後の診察までちょっと出かけてくる。

え?

何かあるんですか?

デートですか?

え?

何、何言ってんだよ。

違うわよ。

痛い。

あ、 どうも。

こんにちは。 こんにちは。 何か注文します?

あ、 アイスロイヤルミルキティ1つ。 かしこまりました。

あ、そうだ。

昨日はすみませんでした。

変なことに巻き込んじゃって。

いえ。

あの、どうしてお父さんを避けるんですか?

お父さん、見合い話持ってきたに決まってるんです。

見合いぐらいいいじゃないですか。

歳も歳だし、話があれだけマシですよ。

あなたに言われたくないんですけど。

一人娘なんだし、早くお父さんに孫の顔でも見せてあげるのが親孝行ってもんです。

あとね、相手が再婚でも文句言える立場じゃないんですよ。

そんな話するために呼び出したんですか?

亡くなったお母さんなんて、さぞかし心配してるだろうな。

母が亡くなったこと、あなたに話しましたっけ?

俺が話したんだ。

えっ?

お前がお父さんの話を聞こうとしないから、この人に頼んで呼び出してもらったんだ。

なんであなたたちが結託してるんですか?

結託なんかしてませんよ。

この人が、あんまりしつこいもんだから、仕方なしに協力したんです。

そんな言い方したら身も蓋もない。

だってそうじゃねえですか。

仕方なしと言われには、今夏美に私の言いたいことを全部代弁してくれたじゃないですか。

普段自分がそう言われてるもんですから。

こんな手の込んだことしなくても。 結婚の話しに来たんでしょ?

ん?

まあ、そうだ。

結構です。

親不幸です。 いません。

周りの人にもこういう態度なんですか。

そうです。

嘘です。

あなたたち2人にだけです。

あ、じゃあ僕はこれで。

あ、お礼をまた改めて。

結構ですよ。

それキャンセル。

余計なことだけがするんだから。

じゃあ… なんで父親の話が聞けないんだ?

じゃあ聞くから。

さっさと話してよ。

それが父親の話を聞く態度か。 今度の見合いの人どういう人?

同窓同窓の好きな子もいいんでしょ?

ワンパターンなんだから。

もういい。

帰れ。

そう?

それじゃ。

やれやれ。

羽田?

なつみんなやつ全く聞く耳持ちません。 そうですか。 まだ何が?

ホテルが向こうなんです。

じゃあ僕こっちなんだ。

せめてあなたが聞いてくれませんか。
私がなつみに何を話そうとしたのか!

どうして僕に?

いいんじゃないですか、聞くくらい。

しょうがない。

ただし、なつみには私から直接言いたいんです。

あなたから中途半端に情報が漏れないようにしてください。

ご心配なく、
僕とあの人の間にコミュニケーションはありませんか。 絶対に?

はい。

なんだ、デートじゃなかったんだ。

ごめんね、ご期待に沿えなんて。

でも、桑野さん、なんでお父さんの頼み聞いたんだろう?

変屈な割に正真者だから、自分より推しが強い人がいると負けちゃうんだよ。

あ!

一人ビアガーデン!

はい。 こっち来ませんか?

え?

左、左。

いや、いい。

そこに一人でいられると、気になって飲めないんですけど。

まったく、とんだ災難だったよ。

親子喧嘩に巻き込まれて。

誰かのせいで余計喧嘩がこじれた気もします。

あの父にして、この娘ありか。

結局、夏美さんのお父さんは何を話しに来たんですか?

だから、お見合いの話。 違うな。 聞いたんですか?

父から。 まあな。 聞いたなら、
話してあげればいいじゃないですか?

話すんなら、直接話したいそうだ。

なんで夏美さんのお父さんにギリ立てするんですか?

単に、私と喧嘩している人の見方したいんでしょ?

はぁー。

しかし驚いたな。

まさか、あのお父さんにあんな秘密があるなんて。

もったいつけないで、教えてくださいよ。 秘密だ。 なんでですか?

いいのよ、もう。

結婚したら、こんな揉み事が毎日続くのか。
誰もあなたと結婚なんかしません。

一般論だ。

いや、あの、一般的にこういうことは滅多にないと思いますけども。

お待たせ。

うん。

まだ今日、布団センス入れ。 そうかしら?

あなたも素敵。

いらっしゃいませ。

どうも。

いつものダブルだ。

ねえ、私の両親に会ってくださらない?

あ、まだ早いんじゃないかな。

パパにあなたのことを紹介したいの。

ダメ?

ああ。

パパが、田園調布の家を建て替えしたい?

ぜひ、会わせてほしいな。 ほんと?

嬉しい。

なに?

さ

ら に買ってきたんです。

一人じゃ食べきれないんで。 なんで俺に?

え?

あ、深い意味はないです。

ただ、遅さわけ。

あ、その代わり、夏美さんのお父さんの話って何なのか教えてください。

ダメだ。

玄関を2つ作ると、親世帯のキッチンが暗くなるんだよ。

確かに。

じゃあ、こっちを2階に持って行ったらどうですか?

やだね。

ごめん。

この間のお客様、お父様が反撃に出たらしいのよ。

え、じゃあやっぱり玄関一つにしろとか。

そうなのよ。

何しろ財布の紐を握ってんのはお父様だから。

結果が出るまで、作業ちょっと止めて待っててくれる?

せっかく作ったのな。 まあまあ、コーヒー入れてあげるから。

今夜、丸山チェンジャーで盆踊りがあるんだって。

あ、なんか夜店も出るみたいですね。
時間が空いたし、気晴らしに行ってくれば?

くだらんね。

やっぱり桑野さん教えてくれませんでした。

いいよもう、男。 気にならないんですか?

父が今までの態度改めるとか言うなら、聞かないでもないけど。

なんかお父さんのキャラ聞いてると難しそうですね。

男ってどいつもこいつも、どうして素直じゃないのかな。

どいつもこいつもって、サンプル少なすぎですよ。

そうだけど。

あっ、サンプルその1。

あっ。

一人で金魚すくんやってる。

すくって買うのかな、金魚。

あっ。

あっ。 残念やな。

それじゃダメなんだよな。

おじちゃん、もう一回。

はいよ。

はい。

はい。 はい。 まずは上下を確認する。

紙が貼ってある方を上にする。

逆だと、水が溜まって破れやすいからな。

そして、まず慣れさせて。

ターゲットを決め、網を斜めに入れる。

そして金魚の下に網を潜り込ませる。

ここで大切なのは、下手に動かさないこと。

問題はここからだ。

金魚と一緒にすくう水の調節。

金魚の重みで網が破れないよう。 金魚を足に乗せる。 やった!

おじちゃん、ありがとう!

はい。

残念。

もう一回。

あんた、去年向いたね。

これサービス。

頑張って。

行きましょうか。

行きましょう。

もう泣かない。

いらっしゃいませ。 何名様ですか?

いらっしゃいませ。 いつものメディア?

かしこまりました。

いらっしゃいませ。

6人なんですけど。

えーと。

こちらと、あちらの離れた席になってしまうんですけど。
離れちゃうって。 他探すか?

申し訳ありません。

行こうぜ。 どうも。 まだ何か?

いや、もう何も。

ただ、これを夏美に持ってきたんですがね、ご当地のうなぎサプリ。

よかったらあなたに。

いや、いただく理由はありませんから。 わざわざ持ってきたんです。

わざわざ持ってきたんです。

じゃあ、ちょっと待っててもらえますか?

ああ。

お返しにこれを。 え、あ、何ですか?

肉まんです。

ああ。

どうぞ。

ああ、こんなには食べられません。

じゃあ、僕は1つもらいますよ。

ああ。

それじゃあ、いただきます。

お前、あの子と夏美に話しましたか?

話してませんよ。 え、なんで?

話すなって言ったでしょ。

話すなって言ったって話すでしょ、普通。

何言ってんだろうな、この人は。

分かりました。

じゃあ、話しますよ。

話さなくていい。

わけわかんないな。

あっ。

ん?

チルちゃん、ラムネ飲み物早いよね。

早いですか。

ちょっと自慢なんですよ。 いや、私、これ!

あ、いいんですか?

ほんとに。

あ、クワノさん。

あっ。

撮れたんですね。 うむ。 かわいい!

金魚、もう一匹取ってあげてください。

え?

一匹じゃかわいそうでしょ。

この子もパートナー欲しいと思いますよ。

一匹取る苦労はあなたは知らないんだよ。

この子のために。 応答ありましたか?

ええ。

軽い食当たりですね。

大したことはないでしょ。 食当たり?

何食べたんですか?

昨日お店で変なもの食べたんでしょ?

食べませんよ。

夢やね、ステーキを。 何ですか?

お隣からもらった肉まん食べました。

あれ、冷蔵庫入れてなかったな。

ダメですよ、この季節は冷蔵庫入れないと。

まあ、お薬出しておきますから。

どうもありがとう。 あっ。 何ですか?

あなたのお父さんも食べましたよ。

えっ?

多分、向こう今頃。

知りません、あの人。

そうですか。

それじゃあ。

ちょっと待ってください。 はい。

携帯出ない。

まあ、具合が悪かったら、自分の病院に行くでしょ。

そうですね。 あと3つ残ってたな。

あれ、全部一人で食べちゃったんじゃないかな。

えっ?

それじゃあ。 あの人どこですか?

えーっと、ホテルの名前、確か聞いた気がしますね。

思い出してください。

えー、だって確か、
あの人知らないって言ってませんでした。 いいから!

エドワードホテルだ。

エドワードホテルですね。

えー、エイトリアホテル。

えっ?

いや、違う。

これロッキーだ。

ロッキーのこういうドア。

ビクトリア。

これ、確か王朝家の名前やったな。

えー、ルノワール。

これ、喫茶店か。

はい。

王心です。

確かに朝から腹はいるいが、王心を頼むほどでもない。

いいから、横になって。

変なもん食わせやがって。

全部食うとは言ってませんよ。

やっぱり食当たりね。

しばらくは、お腹に優しいものを食べてください。 はい。

医者なんだな。

当たり前です。

なにこれ。

あっ!

結婚するかどうかも分からないのに、こんな心配してもらわなくて結構です。

誰がお前の結婚式の心配なんかするか。

え?

俺の結婚式だ。 お父さんの?

山歩きの会で知り合った人だな。

いい人なんだ。 うん。

なら、そう言えばいいのに。

きちんと話をして、認めてほしいと思ったんだ。

それはお前。

ちゃんと話そうとしないから。 ちゃんと聞こうとしないからだろ。

うん。 うん。

おめでとう。

あたしも式。 出ていいんでしょ?

パーク。

当たり前じゃないか。

お前も出られるように。

式を20日にした。

え?

なんで20日があたしの非番だって知ってるの?

この間、病院に行ったとき聞いた。

あとはお前の結婚だな。

また!

じゃあ、僕はこれで。

お、桑野さん。

この度はいろいろと。

お前からも。

ありがとうございました。

あなたも、早く、いい人。

あ、なんなら、私が見合いの話を。

結構です。

ご自分が結婚する代わって、人を道連れにしないでください。

それじゃあ、道連れとは何だ。

ご両親のお住まいを青、
息子さんご夫婦のお住まいを黄色に色分けしてあります。 へぇー。 あの、ここは?

こちらは、リビングとキッチンです。

あの、リビングとキッチンは、ご両家で共有していただくという案になってます。

桑野によりますと、ご指定の予算では、リビングとキッチンを2つ作る余裕がない
ということで。

そういうことです。

それに、やはり家の中には、みんなで話をしたり、触れ合ったり、
喧嘩をしたりする場があってもいいんじゃないでしょうか。

俺は、いいぞ。

別に。

本当に予算、足りないんですよね。

足りませんね。

全然。

何か?

父が今日、結婚式だったんです。

引き出物。

父がよかったら桑野さんに言って。

どうせ、一生使いそうもない絵皿か何かでしょう。

ピンポン。

まあ、いいじゃないですか。

気持ちの問題だから。

しかし、分からないな。

なんで2回も結婚したいのか。

すごくいい人でしたよ。

結婚したくなる気持ち、分かります。

まああの年なら、相手の親とも付き合いもないしね。

それがね、向こうのお母さん元気なんです。

87歳でピンピンしてて、この人がまた頑固な性格なの。

つまり、あなたと結婚する男は自動的に、 あの頑固演じと87歳の頑固婆さんと付き合う羽
目になるということですか。

そうなりますね。 ますます遠慮くなりそうですね。

有機なそうです。

どうもありと。

失礼しなさい。

ああ、いたの。

あの、私、話聞いてて思ったんですけど、 松見さんのお父さんって、
どっか桑野さんと似てません?

うーん、微妙に違う。

うちの父は頑固、桑野さんは変靴。

二人とも変だっていう点では似てるでしょ。

縁があるんですよ、そういう人と。

私松は、普通の人と縁ができること。

結婚なんかしてみろ。

木は使うし、水は汚されるし、酸素も半分で。

やっぱり一人ではいいよな。

ねっ。 ね っ。 ねっ。

ねっ。

ねっ。