All language subtitles for Midnight.Yatai.La.Bonnoo.EP08.1080p.FOD.WEB-DL.AAC2.0.H.264-MagicStar
Afrikaans
Akan
Albanian
Amharic
Arabic
Armenian
Azerbaijani
Basque
Belarusian
Bemba
Bengali
Bihari
Bosnian
Breton
Bulgarian
Cambodian
Catalan
Cebuano
Cherokee
Chichewa
Chinese (Simplified)
Chinese (Traditional)
Corsican
Croatian
Czech
Danish
Dutch
Esperanto
Estonian
Ewe
Faroese
Filipino
Finnish
French
Frisian
Ga
Galician
Georgian
German
Greek
Guarani
Gujarati
Haitian Creole
Hausa
Hawaiian
Hebrew
Hindi
Hmong
Hungarian
Icelandic
Igbo
Indonesian
Interlingua
Irish
Italian
Japanese
Javanese
Kannada
Kazakh
Kinyarwanda
Kirundi
Kongo
Korean
Krio (Sierra Leone)
Kurdish
Kurdish (Soranî)
Kyrgyz
Laothian
Latin
Latvian
Lingala
Lithuanian
Lozi
Luganda
Luo
Luxembourgish
Macedonian
Malagasy
Malay
Malayalam
Maltese
Maori
Marathi
Mauritian Creole
Moldavian
Mongolian
Myanmar (Burmese)
Montenegrin
Nepali
Nigerian Pidgin
Northern Sotho
Norwegian
Norwegian (Nynorsk)
Occitan
Oriya
Oromo
Pashto
Persian
Polish
Portuguese (Brazil)
Portuguese (Portugal)
Punjabi
Quechua
Romanian
Romansh
Runyakitara
Russian
Samoan
Scots Gaelic
Serbian
Serbo-Croatian
Sesotho
Setswana
Seychellois Creole
Shona
Sindhi
Sinhalese
Slovak
Slovenian
Somali
Spanish
Spanish (Latin American)
Sundanese
Swahili
Swedish
Tajik
Tamil
Tatar
Telugu
Thai
Tigrinya
Tonga
Tshiluba
Tumbuka
Turkish
Turkmen
Twi
Uighur
Ukrainian
Urdu
Uzbek
Vietnamese
Welsh
Wolof
Xhosa
Yiddish
Yoruba
Zulu
Would you like to inspect the original subtitles? These are the user uploaded subtitles that are being translated:
1
00:00:01,503 --> 00:00:06,807
(岡部)[こんばんは 岡部です。
えっ? 誰って? だから岡部だよ]
2
00:00:06,807 --> 00:00:12,012
[屋台の常連客の岡部!
さあ 今夜の『ミッドナイト屋台』は➡
3
00:00:12,012 --> 00:00:16,016
味覚と嗅覚が回復したことを喜ぶ
翔太]
4
00:00:16,016 --> 00:00:18,018
って何その格好!?
5
00:00:18,018 --> 00:00:20,020
[なぜか有頂天になる私]
6
00:00:20,020 --> 00:00:23,023
俺をバカにしてんのか!?
試してんの? 何?
7
00:00:23,023 --> 00:00:27,027
[だが そのことが原因で
翔太と輝元の関係に変化が生じ➡
8
00:00:27,027 --> 00:00:29,029
屋台は閉店の危機に]
9
00:00:29,029 --> 00:00:32,032
(岡部)えっ 俺も味見したい!
ちょっと今は黙ってて。
10
00:00:32,032 --> 00:00:35,035
え~!? 今日 俺が主役なのに…。
11
00:00:35,035 --> 00:00:39,039
[あぁ これも諸行無常なのか]
12
00:00:44,044 --> 00:00:47,047
[土ドラ…]
13
00:00:47,047 --> 00:00:49,049
[この後 すぐです]
14
00:00:51,051 --> 00:00:58,058
輝元。 俺 鼻と舌が戻った。
15
00:00:58,058 --> 00:01:01,995
マジか。
うん。
16
00:01:01,995 --> 00:01:05,999
そうか…。
喜んでくんないの?
17
00:01:05,999 --> 00:01:10,003
俺の居場所がなくなる。
えっ?
18
00:01:10,003 --> 00:01:13,006
俺は もう必要ないってことだろ。
19
00:01:13,006 --> 00:01:18,011
何言ってんだよ。
お前は屋台のプロデューサーだし➡
20
00:01:18,011 --> 00:01:22,015
誰よりも魅力的に
俺の料理をプレゼンしてくれる。
21
00:01:27,020 --> 00:01:30,023
俺は神の舌を持つ男だ。
22
00:01:34,027 --> 00:01:39,032
屋台は終わり。 俺たちは解散だ。
23
00:01:39,032 --> 00:01:42,035
はっ?
24
00:01:42,035 --> 00:01:48,041
バカ言うなよ。
いつまでも一緒だろ!
25
00:01:48,041 --> 00:01:53,046
おい 輝元。 輝元!
26
00:01:53,046 --> 00:01:55,048
輝元!!
27
00:01:58,051 --> 00:02:01,989
ハァ 夢か。
28
00:02:01,989 --> 00:02:04,992
よかった…。
29
00:02:06,994 --> 00:02:10,998
俺たち 解散か…。
えっ?
30
00:02:16,003 --> 00:02:23,010
(輝徳・輝元)…虚妄
我亦為世父 救諸苦患者➡
31
00:02:23,010 --> 00:02:31,018
為凡夫顛倒 実在而言滅
以常見我故…。
32
00:02:31,018 --> 00:02:34,021
《線香の香りって落ち着くなあ》
33
00:02:34,021 --> 00:02:37,024
(輝徳・輝元)放逸著…。
34
00:02:40,027 --> 00:02:46,033
《やっぱりいいよなあ
木造建築の温かみのある香り》
35
00:02:57,044 --> 00:03:00,981
《お米の甘味がたまんねえ》
36
00:03:11,992 --> 00:03:15,996
《苦味の向こう側に
生産者さまの笑顔が見える》
37
00:03:15,996 --> 00:03:21,001
《うん
これぞ山と海のハーモニー》
38
00:03:30,010 --> 00:03:34,014
《豆腐の苦味が
味噌の甘味に包み込まれてる》
39
00:03:34,014 --> 00:03:36,016
《これぞ和の味わい》
40
00:03:36,016 --> 00:03:42,022
ハァ… 日本に生まれてよかった。
41
00:03:42,022 --> 00:03:46,026
(真耶)フフッ。
あっ すいません。
42
00:03:46,026 --> 00:03:49,029
どうしたの? 急に。
いや 別に。
43
00:03:49,029 --> 00:03:55,035
感謝の言葉を口に出すことは
とても大切なことです。
44
00:03:55,035 --> 00:03:57,037
そうね。
45
00:03:57,037 --> 00:03:59,039
いつも おいしい朝食を
ありがとうございます。
46
00:03:59,039 --> 00:04:00,974
(真耶)いいえ こちらこそ。
47
00:04:00,974 --> 00:04:03,977
いつも残さず食べてくれて
ホントにありがとう。
48
00:04:03,977 --> 00:04:18,992
♬~
49
00:04:18,992 --> 00:04:21,995
《太陽と朝露の香り》
50
00:04:23,997 --> 00:04:27,000
《迫り来る夏の足音が
聞こえてきそうだ》
51
00:04:42,015 --> 00:04:45,018
(トイレの水を流す音)
よいしょ。
52
00:04:45,018 --> 00:04:47,020
⚟(戸の開く音)
53
00:04:54,027 --> 00:04:57,030
(輝徳)《紙がないんだ。
持ってきてくれないか?》
54
00:04:57,030 --> 00:04:59,032
(真耶)《もう お父さん!》
55
00:04:59,032 --> 00:05:00,968
《鍵 閉めてって
いつも言ってるでしょ!》
56
00:05:00,968 --> 00:05:02,970
《あっ! うぅ…》
(真耶)《ハァ…》
57
00:05:02,970 --> 00:05:05,973
《ごめんね 臭くて》
58
00:05:14,982 --> 00:05:19,987
(嗅ぐ音)
59
00:05:21,989 --> 00:05:23,991
臭くない。
60
00:05:26,994 --> 00:05:29,997
あっ。
61
00:05:29,997 --> 00:05:36,003
そんなに消臭剤 振りまくほど
臭かったですかね?
62
00:05:36,003 --> 00:05:39,006
あっ いや あの…。
63
00:05:39,006 --> 00:05:41,008
小さい方しか
してないんですけどね。
64
00:05:41,008 --> 00:05:46,013
えっ…。
何だか へこむな。
65
00:05:49,016 --> 00:05:52,019
あの おじさん! おじさん。
66
00:05:52,019 --> 00:05:55,022
すいません あの
傷つけるつもりは まったくなくて。
67
00:05:55,022 --> 00:05:57,024
えっと…。
68
00:05:57,024 --> 00:06:00,961
臭いって…。
はい。
69
00:06:02,963 --> 00:06:08,969
翔太君… 戻ったんだね!
70
00:06:08,969 --> 00:06:12,973
あっ… はい。
ハハハハハッ。
71
00:06:12,973 --> 00:06:16,977
ハハハ… よかったね!
はい。
72
00:06:16,977 --> 00:06:19,980
よかった よかった。 ハハハ…。
73
00:06:19,980 --> 00:06:22,983
痛い 痛い… おじさん 痛いです。
ハハハ…。
74
00:06:22,983 --> 00:06:25,986
あのっ 輝元には
まだ内緒でお願いします。
75
00:06:25,986 --> 00:06:27,988
うん うん うん
分かった 分かった。
76
00:06:27,988 --> 00:06:29,990
はい。
ハハハハ。
77
00:06:58,018 --> 00:07:00,954
いい香り。
あれ? 鼻…。
78
00:07:00,954 --> 00:07:03,957
はい 戻りました。
79
00:07:03,957 --> 00:07:07,961
お~ おめでとうございます。
どうも。
80
00:07:09,963 --> 00:07:14,968
ナスと トマト…。
81
00:07:14,968 --> 00:07:17,971
夏野菜は
今年も高騰しそうですか?
82
00:07:17,971 --> 00:07:22,976
今年も暑そうなんでね。
おそらく すると思います。
83
00:07:22,976 --> 00:07:25,979
参ったな。
これで以上です。
84
00:07:25,979 --> 00:07:30,984
ありがとうございます。
あっ リンゴがないですね。
85
00:07:30,984 --> 00:07:32,986
あっ すいません。
すぐ配達し直します。
86
00:07:32,986 --> 00:07:35,989
あっ! いや 大丈夫です。
自分で買いにいきます。
87
00:07:35,989 --> 00:07:41,995
いや 持ってきますよ。
久しぶりに買い物に行きたいんで。
88
00:07:41,995 --> 00:07:43,997
はい。
89
00:07:51,004 --> 00:07:55,008
翔太。 お前 もしかして…。
90
00:07:55,008 --> 00:07:58,011
うん。
おめでとう! よかったな。
91
00:07:58,011 --> 00:08:00,948
ご心配お掛けしました。
92
00:08:00,948 --> 00:08:03,951
あと もう少し酸味の強い
リンゴが欲しいんですけど。
93
00:08:03,951 --> 00:08:06,954
おお 奥の方が酸味強めだ。
94
00:08:09,957 --> 00:08:12,960
じゃあ これも頂きます。
(宗夫)はいよ。
95
00:08:17,965 --> 00:08:20,968
じゃあ また来ます。
おう 毎度あり。
96
00:08:20,968 --> 00:08:24,972
(嗅ぐ音)
97
00:08:24,972 --> 00:08:27,975
あと ここのハッサク
ちょっとにおうんで➡
98
00:08:27,975 --> 00:08:29,977
もしかしたら傷んでるかもです。
えっ?
99
00:08:29,977 --> 00:08:32,980
じゃあ。
100
00:08:32,980 --> 00:08:37,985
傷んでるって 新鮮なやつだぞ?
101
00:08:37,985 --> 00:08:40,988
うぇっ ホントだ。
102
00:08:44,992 --> 00:08:47,995
(深呼吸)
103
00:08:50,998 --> 00:08:54,001
《帰ったら輝元に言おう》
104
00:09:03,944 --> 00:09:07,948
《いい香りだ
売れる理由が分かる》
105
00:09:10,951 --> 00:09:12,953
あっ。
106
00:09:12,953 --> 00:09:17,958
《そうだ ちょっと試してみよう》
107
00:09:26,967 --> 00:09:30,971
《まずは生クリームを
8分立てにする》
108
00:09:30,971 --> 00:09:32,973
《カスタードを用意したら➡
109
00:09:32,973 --> 00:09:37,978
生クリーム6とカスタード4の
割合にする》
110
00:09:37,978 --> 00:09:41,982
《2つを合わせれば
ディプロマットクリームの出来上がり》
111
00:09:43,984 --> 00:09:45,986
お待たせ~!
112
00:09:45,986 --> 00:09:48,989
おう。
って今日は ずいぶん早いね。
113
00:09:48,989 --> 00:09:53,994
もう漬け置きもしてるんだ。
まあ 慣れてきたってのもあるし。
114
00:09:53,994 --> 00:09:56,997
俺が味見しなくて大丈夫そう?
115
00:09:56,997 --> 00:10:01,001
あっ あと実は…。
116
00:10:01,001 --> 00:10:06,006
《治らなくても 俺がいる》
117
00:10:06,006 --> 00:10:10,010
《俺が翔太の舌になる》
118
00:10:14,014 --> 00:10:16,016
んっ?
119
00:10:19,019 --> 00:10:24,024
いや お前に味見してほしい。
分かった。
120
00:10:24,024 --> 00:10:27,027
実は試作品があって。
121
00:10:27,027 --> 00:10:31,031
生クリームにカスタードを足して
ディプロマットクリームを作ってみた。
122
00:10:31,031 --> 00:10:37,037
おお~。
いいね その向上心 好きよ。
123
00:10:42,042 --> 00:10:47,047
うん。 タイプの違う甘さが
ケンカせずに高め合ってて➡
124
00:10:47,047 --> 00:10:50,050
めちゃくちゃおいしい。
当たり前の組み合わせだけど➡
125
00:10:50,050 --> 00:10:54,054
その奇跡的なバランスが
唯一無二の味を生み出してる。
126
00:10:54,054 --> 00:10:58,058
これなら子供も喜ぶし
ターゲット広がりそう。
127
00:10:58,058 --> 00:11:00,994
やんじゃん!
128
00:11:00,994 --> 00:11:05,999
よかった。
でも よくこんな繊細な味のバランス➡
129
00:11:05,999 --> 00:11:10,003
味見もせずにできたな。
マジすげぇな!
130
00:11:16,009 --> 00:11:19,012
いらっしゃいませ。
(客)プレーン2 ココア1 シナモン1で➡
131
00:11:19,012 --> 00:11:22,015
お願いします。
プレーン2 ココア1 シナモン1。
132
00:11:22,015 --> 00:11:25,018
うい!
(客)これでお願いします。
133
00:11:25,018 --> 00:11:27,020
ありがとうございます。
134
00:11:31,024 --> 00:11:34,027
あっ おばあちゃん こんにちは!
来るの遅くなっちゃって。
135
00:11:34,027 --> 00:11:36,029
いつものあるかしら?
大丈夫。
136
00:11:36,029 --> 00:11:40,033
ちゃんと取り置きしてあるよ。
(女性)あら 悪いわね。
137
00:11:40,033 --> 00:11:44,037
はい どうぞ。
糖分控えめのやつね。
138
00:11:44,037 --> 00:11:48,041
(女性)おいしそう。
何か ずいぶん はやってるね。
139
00:11:48,041 --> 00:11:52,045
うん おばあちゃんが
来てくれたからかな?
140
00:11:54,047 --> 00:11:57,050
今日も完売御礼!
141
00:11:57,050 --> 00:12:00,053
くぁ~ んん…。
142
00:12:00,053 --> 00:12:03,991
じゃあ 俺
寺の仕事 まだ残ってるから➡
143
00:12:03,991 --> 00:12:06,994
また後でね。
うん。
144
00:12:11,999 --> 00:12:17,004
(真耶)ふ~ん?
輝元には まだ言えてなくて。
145
00:12:17,004 --> 00:12:22,009
きっと喜ぶわよ。
でも何か怖いんです。
146
00:12:22,009 --> 00:12:26,013
今の俺たちの関係が壊れそうで。
147
00:12:26,013 --> 00:12:31,018
どうして?
いや…。
148
00:12:33,020 --> 00:12:37,024
あの子の役目がなくなるから?
いや もちろん➡
149
00:12:37,024 --> 00:12:41,028
輝元の役目は俺の舌ってだけじゃ
ないんですけど。
150
00:12:41,028 --> 00:12:45,032
でも やっぱり おっきい部分だし。
151
00:12:45,032 --> 00:12:48,035
優しいのね 翔太君は。
152
00:12:48,035 --> 00:12:51,038
あっ いや ただの心配性です。
153
00:12:53,040 --> 00:12:56,043
でも言わないとね。
154
00:12:56,043 --> 00:13:00,981
ずっと
隠しておけることでもないし。
155
00:13:00,981 --> 00:13:03,984
そうですね。
156
00:13:03,984 --> 00:13:06,987
あの子は大丈夫よ。
157
00:13:08,989 --> 00:13:10,991
はい。
158
00:13:22,002 --> 00:13:26,006
(鐘の音)
159
00:13:26,006 --> 00:13:42,022
♬~
160
00:13:42,022 --> 00:13:47,027
《味は分かってるけど
輝元に味見を頼むべきだよな…》
161
00:13:47,027 --> 00:13:51,031
《何か だましてるみたいで
心苦しいな》
162
00:13:55,035 --> 00:13:58,038
かき混ぜ過ぎじゃね?
163
00:13:58,038 --> 00:14:00,040
おお…。
164
00:14:03,977 --> 00:14:07,981
俺 翔太がうらやましいよ。
165
00:14:07,981 --> 00:14:09,983
うらやましい?
166
00:14:11,985 --> 00:14:16,990
やっぱりシェフだよな。
何がだよ。
167
00:14:16,990 --> 00:14:21,995
主役だよ。
主役?
168
00:14:21,995 --> 00:14:25,999
今日だって翔太が考えた新作が
一番最初に売り切れた。
169
00:14:25,999 --> 00:14:29,002
俺は注文を聞いて
ただ それを渡してただけ…。
170
00:14:29,002 --> 00:14:32,005
お前は俺の舌だろ。
171
00:14:34,007 --> 00:14:38,011
あんなに たくさんのお客さんが
来てくれるようになったのは➡
172
00:14:38,011 --> 00:14:41,014
俺たち2人がいたからだろ。
173
00:14:44,017 --> 00:14:47,020
どちらかが欠けても
きっと駄目だった。
174
00:14:51,024 --> 00:14:55,028
お前は俺の一部。
175
00:14:55,028 --> 00:14:59,032
お前もシェフだ。
これからも頼んだぞ。
176
00:15:00,968 --> 00:15:02,970
分かった。
177
00:15:04,972 --> 00:15:08,976
味見 頼む。
うん。
178
00:15:08,976 --> 00:15:21,989
♬~
179
00:15:21,989 --> 00:15:24,992
バッチリ。
サンキュー。
180
00:15:24,992 --> 00:15:36,003
♬~
181
00:15:41,942 --> 00:15:44,945
何 飲みますか?
(客)次は じゃあ 赤ワイン1つ。
182
00:15:44,945 --> 00:15:47,948
赤ワイン。
183
00:15:47,948 --> 00:15:50,951
ありがとうございます。
いい香り。
184
00:15:50,951 --> 00:16:07,901
♬~
185
00:16:07,901 --> 00:16:10,904
輝元。
んっ?
186
00:16:10,904 --> 00:16:13,907
OK。
187
00:16:13,907 --> 00:16:17,911
はい これ。
(岡部)サンキュー。
188
00:16:17,911 --> 00:16:19,913
いただきます。
189
00:16:22,916 --> 00:16:25,919
(岡部)うん…。➡
190
00:16:25,919 --> 00:16:30,924
んっ? これは…。
191
00:16:35,929 --> 00:16:51,945
♬~
192
00:16:51,945 --> 00:16:55,949
岡部さん!?
えっ…?
193
00:17:00,954 --> 00:17:04,892
あの人 食い逃げじゃないよな?
194
00:17:06,894 --> 00:17:11,899
違うって信じたいけど
やっても不思議じゃないな。
195
00:17:11,899 --> 00:17:14,902
いつもワンコインだしね。
196
00:17:14,902 --> 00:17:16,904
⚟(駆けてくる足音)
197
00:17:16,904 --> 00:17:20,908
戻ってきた。
よかった。
198
00:17:20,908 --> 00:17:25,913
って何その格好!?
えっ?
199
00:17:25,913 --> 00:17:30,918
おかえりなさい
遠海 翔太シェフ。
200
00:17:30,918 --> 00:17:32,920
えっ お… 俺に?
201
00:17:32,920 --> 00:17:35,923
(岡部)はい!
えっ どういうこと?
202
00:17:35,923 --> 00:17:37,925
やっと言える…。
203
00:17:37,925 --> 00:17:41,929
私は あなたのファンです。
受け取ってください。
204
00:17:41,929 --> 00:17:43,931
あっ… はい。
205
00:17:46,934 --> 00:17:48,936
どうしたんすか? 急に。
206
00:17:48,936 --> 00:17:52,940
私ね 昔 パリでね➡
207
00:17:52,940 --> 00:17:56,944
あなたの料理 たくさん
食べたことがあるんですよ。
208
00:17:56,944 --> 00:17:58,946
ホントですか?
(岡部)はい! あのう➡
209
00:17:58,946 --> 00:18:02,950
私 今 こんなだけど
数年前までは世界中を飛び回る➡
210
00:18:02,950 --> 00:18:05,953
やり手の貿易商だったんです。
岡部さん。
211
00:18:05,953 --> 00:18:08,622
嘘は駄目だよ。
はい! そう言うと思ってました。
212
00:18:08,622 --> 00:18:10,958
えっ?
213
00:18:10,958 --> 00:18:13,961
うわっ!
214
00:18:13,961 --> 00:18:17,965
ホントだ 海外ばっかり!
215
00:18:17,965 --> 00:18:20,968
疑って すんまへん。
はい。
216
00:18:20,968 --> 00:18:25,973
当時 パリでね
たまたま食べた料理の味にね➡
217
00:18:25,973 --> 00:18:29,977
衝撃を受けて!
もう めっちゃ感動して➡
218
00:18:29,977 --> 00:18:32,980
ぜひシェフに挨拶したいって
申し出たんですよ。
219
00:18:32,980 --> 00:18:35,983
それで やって来たのが
翔太ってこと?
220
00:18:35,983 --> 00:18:40,988
そうなのよ! こんな若い日本人が
本場のシェフを務めてて➡
221
00:18:40,988 --> 00:18:43,991
しかも
大事なポジション任されてた。➡
222
00:18:43,991 --> 00:18:46,994
私は びっくりした!
223
00:18:46,994 --> 00:18:53,000
遠海 翔太。
その名前を 私は心に刻みました。
224
00:18:53,000 --> 00:18:55,669
翔太は覚えてる?
いや 正直 全然。
225
00:18:55,669 --> 00:18:58,005
だよね。
(岡部)いや 俺 覚えてるから!
226
00:18:58,005 --> 00:19:00,007
君が日本に帰国して➡
227
00:19:00,007 --> 00:19:02,943
日本でレストランを開くって
聞いたときにはね➡
228
00:19:02,943 --> 00:19:05,946
もう胸が高鳴ってワクワクして➡
229
00:19:05,946 --> 00:19:09,950
いつオープンすんだろ
いつオープンすんだろって待ってたら➡
230
00:19:09,950 --> 00:19:12,953
予定日になっても
オープンしなくて。
231
00:19:12,953 --> 00:19:15,956
すみません。
もう 俺 諦めきれずにね➡
232
00:19:15,956 --> 00:19:19,960
君の足跡をたどり続けてたら
この屋台にたどりついたの。
233
00:19:19,960 --> 00:19:24,965
どうして その話
今まで内緒にしてたんですか?
234
00:19:24,965 --> 00:19:28,969
彼が味覚を失ったって知ったから。
235
00:19:28,969 --> 00:19:30,971
もし俺がファンだって言ったら➡
236
00:19:30,971 --> 00:19:34,975
君は 自分のことを
悲観するかもしれないだろ。
237
00:19:37,978 --> 00:19:43,984
でも やっと伝えられる。
私は あなたのファンです。
238
00:19:43,984 --> 00:19:46,987
あなたの料理で
人生 狂わされました。
239
00:19:46,987 --> 00:19:49,990
メルシー。 メルシーボクー。
240
00:19:49,990 --> 00:19:52,993
狂っちゃってるよ。
ありがとう! ホントにありがとう!
241
00:19:52,993 --> 00:19:55,996
よーし じゃあ 乾杯だ!
おい ギャルソン!
242
00:19:55,996 --> 00:19:58,999
いや 輝元です。
この店で一番高いワイン開けてくれ!
243
00:19:58,999 --> 00:20:01,001
あっ はい。
244
00:20:01,001 --> 00:20:03,937
えっ? それ いつものじゃん。
えっ これですよ。
245
00:20:03,937 --> 00:20:07,941
開けてくれ!
はい。
246
00:20:07,941 --> 00:20:09,943
すいません
ありがとうございます。
247
00:20:09,943 --> 00:20:11,945
ううん。
(グラスの引っ掛かる音)
248
00:20:11,945 --> 00:20:13,947
大丈夫か? ギャルソン。
あっ 輝元です。
249
00:20:20,954 --> 00:20:23,957
ありがとう 岡部さん。
すいません。
250
00:20:23,957 --> 00:20:26,960
いやあ パリにいたときはね
毎日のように➡
251
00:20:26,960 --> 00:20:29,963
君の店 通ってたんだよ。
ありがとうございます。
252
00:20:29,963 --> 00:20:34,902
君は覚えてないかもしれないけど。
すいません。
253
00:20:34,902 --> 00:20:40,908
最も衝撃を受けた料理はね
真鯛のポワレ。
254
00:20:42,910 --> 00:20:45,913
当時の得意料理の一つです。
ええっ やっぱそうなんだ!
255
00:20:45,913 --> 00:20:48,916
はい。
そうか そうか。
256
00:20:51,919 --> 00:20:56,924
あのさ
俺も オーダーしていいかな?
257
00:20:56,924 --> 00:21:00,928
はい。
あのパリで食べた真鯛のポワレと➡
258
00:21:00,928 --> 00:21:04,932
まったく同じ味の真鯛のポワレを
よろしくお願いします。
259
00:21:04,932 --> 00:21:06,934
あのう 岡部さん。
260
00:21:06,934 --> 00:21:09,937
味覚 戻ったんだろ?
俺には分かるよ。
261
00:21:09,937 --> 00:21:11,605
いや 岡部さん。
えっ?
262
00:21:11,605 --> 00:21:13,941
隠したって駄目だって!
この屋台の料理はさ➡
263
00:21:13,941 --> 00:21:17,945
どれもおいしかったけど
何かが足りなかったのよ。
264
00:21:17,945 --> 00:21:21,949
でも今夜は違った。 完璧だった。
265
00:21:21,949 --> 00:21:24,952
あのころに戻ってる。
266
00:21:24,952 --> 00:21:29,957
どういうこと?
お前 味覚 戻ったの?
267
00:21:31,959 --> 00:21:33,961
うん。
268
00:21:33,961 --> 00:21:38,899
あれ? えっ 何
バディに言ってなかったの?
269
00:21:38,899 --> 00:21:41,902
はい。
えっ 言ってなかったのか。
270
00:21:41,902 --> 00:21:44,905
それは悪いことしちゃったな。
271
00:21:44,905 --> 00:21:47,908
何で すぐ教えてくれないの?
272
00:21:54,915 --> 00:22:00,921
でも よかったじゃん。
いつから?
273
00:22:00,921 --> 00:22:06,927
昨日 お前が作ったスープを
味見したときに気付いた。
274
00:22:06,927 --> 00:22:09,930
それで あんなに
仕込み早かったの?
275
00:22:11,932 --> 00:22:17,938
うん。
つまり 自分で味見できるのに➡
276
00:22:17,938 --> 00:22:22,943
俺にさせてたってこと?
悪い。
277
00:22:22,943 --> 00:22:25,946
俺をバカにしてんのか!?
試してんの? 何?
278
00:22:25,946 --> 00:22:28,949
いや だから悪気はなかった…。
じゃ 何なんだよ!
279
00:22:28,949 --> 00:22:30,951
気は使うだろって!
2人とも…。
280
00:22:30,951 --> 00:22:33,954
俺たちって
まだ その程度だったのかよ。
281
00:22:33,954 --> 00:22:48,902
♬~
282
00:22:52,906 --> 00:22:55,909
何か ホントにごめんね。
283
00:22:55,909 --> 00:22:59,913
いえ 悪いのは自分なんで。
284
00:22:59,913 --> 00:23:02,916
俺にできることあったら…。
ないです。
285
00:23:02,916 --> 00:23:06,920
あした 楽しみにしてっから。
286
00:23:06,920 --> 00:23:10,924
あしたは材料揃えておきますんで。
ありがとう。
287
00:23:10,924 --> 00:23:13,927
じゃ ごちそうさま。
288
00:23:13,927 --> 00:23:16,930
おやすみ。
ありがとうございました。
289
00:23:32,946 --> 00:23:37,885
俺がお前の舌になってやるって
言ったから 気 使ったのか?
290
00:23:37,885 --> 00:23:40,888
まあ それもある。
291
00:23:40,888 --> 00:23:45,893
俺の役目がなくなるから
俺が いじけるとでも思ったの?
292
00:23:45,893 --> 00:23:49,897
いや 別にそうは思ってねえけど。
293
00:23:49,897 --> 00:23:52,900
俺は大丈夫だよ。
294
00:23:52,900 --> 00:23:56,904
お前こそ どうなんだよ。
えっ?
295
00:23:58,906 --> 00:24:01,909
回復したなら 店 出せるよな。
296
00:24:09,917 --> 00:24:15,923
翔太が この屋台からいなくなる。
そっちの方が心配だよ。
297
00:24:18,926 --> 00:24:21,929
バカ言うなよ。
俺は この屋台が一番…。
298
00:24:21,929 --> 00:24:27,935
味覚がなくなってなかったら
屋台は やってなかったろ。
299
00:24:27,935 --> 00:24:29,937
そりゃそうだろ。
300
00:24:34,875 --> 00:24:39,880
俺 昨日の夜 夢 見たんだ。
301
00:24:39,880 --> 00:24:44,885
夢?
味覚が戻って➡
302
00:24:44,885 --> 00:24:48,889
翔太が この屋台から出てく夢。
303
00:24:48,889 --> 00:24:52,893
《俺たち 解散か…》
《えっ?》
304
00:24:57,898 --> 00:25:00,901
そういう意味だったのか。
305
00:25:02,903 --> 00:25:06,907
俺は どこにも行かねえから。
306
00:25:06,907 --> 00:25:09,910
そんなの分かんないだろ。
307
00:25:09,910 --> 00:25:29,930
♬~
308
00:25:29,930 --> 00:25:39,873
♬~
309
00:26:06,900 --> 00:26:08,902
いらっしゃいませ。
(客)プレーン2つ。
310
00:26:08,902 --> 00:26:10,904
プレーン2。
こちらにお願いします。
311
00:26:10,904 --> 00:26:14,908
ありがとうございます。
そちらに お並びください。
312
00:26:14,908 --> 00:26:16,910
こんにちは。
(客たち)こんにちは。
313
00:26:21,915 --> 00:26:23,917
ハァ…。
314
00:26:25,919 --> 00:26:28,922
翔太君。
あっ おじさん。
315
00:26:28,922 --> 00:26:31,925
何を考えてるのかな?
316
00:26:37,865 --> 00:26:42,870
(輝徳)そうか。
自分のお店を持ちたくなったんだ。
317
00:26:45,873 --> 00:26:48,876
輝元に どこにも行かないとか
言っときながら➡
318
00:26:48,876 --> 00:26:53,881
気付いたら
店を出すはずだった場所にいて。
319
00:26:53,881 --> 00:26:58,886
翔太君が どんな選択をしようと➡
320
00:26:58,886 --> 00:27:02,890
私は翔太君を応援してるよ。
321
00:27:02,890 --> 00:27:07,895
翔太君が どこに行こうと
何をしようと➡
322
00:27:07,895 --> 00:27:13,901
私は ずっと翔太君の味方だ。
323
00:27:13,901 --> 00:27:15,903
おじさん…。
324
00:27:15,903 --> 00:27:21,909
やり直すことはできないけれども
引き返すことはできる。
325
00:27:21,909 --> 00:27:24,912
それが人生だ。
326
00:27:26,914 --> 00:27:30,918
はい。
翔太君。
327
00:27:32,920 --> 00:27:37,858
迷ってくれてありがとう。
えっ?
328
00:27:37,858 --> 00:27:42,863
翔太君にとって うちの輝元が➡
329
00:27:42,863 --> 00:27:47,868
大切な存在だったという証しだ。
330
00:27:47,868 --> 00:27:54,875
輝元に出会ってくれて
本当にありがとう。
331
00:28:04,885 --> 00:28:07,888
味覚を失った俺を➡
332
00:28:07,888 --> 00:28:12,893
あいつは強引に
料理の世界に引き戻しました。
333
00:28:12,893 --> 00:28:16,897
空気を読まない 料理はできない➡
334
00:28:16,897 --> 00:28:21,902
いつも俺に報告なく勝手に進める。
335
00:28:21,902 --> 00:28:24,905
ちょっとしたことで
すぐケンカ売ってくるし➡
336
00:28:24,905 --> 00:28:26,907
出ていったと思ったら➡
337
00:28:26,907 --> 00:28:29,910
隠れて 話 聞いてたりして
姑息だし。
338
00:28:29,910 --> 00:28:34,915
ハハ…。
でも…。
339
00:28:36,850 --> 00:28:39,853
あいつがいなかったら
俺は終わってました。
340
00:28:42,856 --> 00:28:48,862
人間関係がうまくいかなくて
パリの店を辞めて➡
341
00:28:48,862 --> 00:28:51,865
こっちで
店を出そうとしてるときも➡
342
00:28:51,865 --> 00:28:55,869
やっぱり スタッフともめて…。
343
00:28:57,871 --> 00:29:02,876
でも 屋台では
うまくやれてると思うんです。
344
00:29:02,876 --> 00:29:08,882
それは
翔太君が成長したという証しだ。
345
00:29:08,882 --> 00:29:12,886
俺は何も変わってません。
346
00:29:12,886 --> 00:29:18,892
あのころと違うのは
輝元がそばにいるってことです。
347
00:29:22,896 --> 00:29:28,902
俺が毎日
体の芯から生きていられるのは➡
348
00:29:28,902 --> 00:29:31,905
輝元がいるからなんです。
349
00:29:33,907 --> 00:29:38,846
人は 天職に就くと輝くものだ。
350
00:29:40,848 --> 00:29:46,854
今の輝元は 本当に輝いてる。
351
00:29:48,856 --> 00:29:54,862
それも全て 翔太君のおかげだ。
352
00:29:57,865 --> 00:30:00,868
ありがとな。
いえ。
353
00:30:04,872 --> 00:30:07,875
俺はどうですか?
354
00:30:07,875 --> 00:30:11,879
今の俺 輝いてます?
355
00:30:17,885 --> 00:30:19,887
まぶしいくらいだ。
356
00:30:21,889 --> 00:30:23,891
よかった…。
357
00:30:28,896 --> 00:30:30,898
フフフッ。
358
00:30:30,898 --> 00:30:36,837
(鐘の音)
359
00:30:54,855 --> 00:30:59,860
岡部さんのやつ?
うん。
360
00:31:01,862 --> 00:31:04,865
後で ソース味見してくれ。
よせよ。
361
00:31:04,865 --> 00:31:08,869
もう必要ないだろ。
362
00:31:08,869 --> 00:31:12,873
俺の味見は もう必要ない。
363
00:31:12,873 --> 00:31:15,876
あっ 別に
いじけてるわけじゃないからな。
364
00:31:15,876 --> 00:31:17,878
うん。
365
00:31:17,878 --> 00:31:37,831
♬~
366
00:31:37,831 --> 00:31:44,838
♬~
367
00:31:44,838 --> 00:31:47,841
ホントに何も注文しないんですか?
(岡部)うん。
368
00:31:47,841 --> 00:31:51,845
最高に腹すかせた状態で
真鯛のポワレ食べたくてね。
369
00:31:51,845 --> 00:31:54,848
いや それは
さっきも聞きましたけど…。
370
00:31:56,850 --> 00:32:00,854
何? 俺のいない所で
妖怪塩なめジジイとか言わないでよ。
371
00:32:00,854 --> 00:32:03,857
岡部さんがいない所で
岡部さんの話題 出るの➡
372
00:32:03,857 --> 00:32:05,859
あんまりないんで大丈夫です。
373
00:32:12,866 --> 00:32:14,868
ありがとうございました。
ありがとうございました。
374
00:32:14,868 --> 00:32:16,870
(客)ごちそうさまでした。
375
00:32:23,877 --> 00:32:25,879
あ… あの 今から作るんで➡
376
00:32:25,879 --> 00:32:28,882
そんな子犬みたいな目で
見ないでください。
377
00:32:28,882 --> 00:32:30,884
子犬って フフッ。
378
00:32:30,884 --> 00:32:33,887
翔太 俺 上がるから。
えっ?
379
00:32:33,887 --> 00:32:37,824
2人の時間 邪魔しちゃ悪いしな。
お疲れ。
380
00:32:37,824 --> 00:32:39,826
輝元君…。
おやすみ。
381
00:32:39,826 --> 00:32:42,829
岡部さん 楽しんで。
382
00:32:54,842 --> 00:33:14,862
♬~
383
00:33:14,862 --> 00:33:20,868
♬~
384
00:33:20,868 --> 00:33:23,871
フゥ。
385
00:33:23,871 --> 00:33:25,873
《まずはソース》
386
00:34:06,914 --> 00:34:25,866
♬~
387
00:34:25,866 --> 00:34:27,868
《違う》
388
00:34:29,870 --> 00:34:32,873
んっ? んっ? どうした?
389
00:34:34,875 --> 00:34:38,879
駄目だ これじゃパリにいたときと
おんなじ味になる。
390
00:34:38,879 --> 00:34:41,882
いやいやいや それでいいんだけど
同じ味ってオーダーだし。
391
00:34:41,882 --> 00:34:43,884
いや…。
392
00:34:43,884 --> 00:34:48,889
過去の自分と今の自分
どっちがいいか判断してください。
393
00:34:48,889 --> 00:34:51,892
あ… うん。
394
00:35:01,902 --> 00:35:03,904
味見してくれ。
395
00:35:05,906 --> 00:35:07,908
だから…。
俺は あのころを➡
396
00:35:07,908 --> 00:35:13,847
再現したいわけじゃない。
あのころを超えたいんだ。
397
00:35:15,849 --> 00:35:19,853
だから 味見してくれ。
398
00:35:21,855 --> 00:35:23,857
お前の大事な役目だろ。
399
00:35:23,857 --> 00:35:43,877
♬~
400
00:35:43,877 --> 00:35:47,881
めちゃくちゃうまいな!
えっ 俺も味見したい!
401
00:35:47,881 --> 00:35:52,886
ちょっと今は黙ってて。
え~!? 今日 俺が主役なのに…。
402
00:35:52,886 --> 00:35:54,888
何か隠し味ないかな?
403
00:35:57,891 --> 00:36:01,895
あれとか どうかな?
404
00:36:01,895 --> 00:36:05,899
あ~ あれね。
うん。
405
00:36:07,901 --> 00:36:10,838
よし 乗った。
うん。
406
00:36:10,838 --> 00:36:30,858
♬~
407
00:36:30,858 --> 00:36:34,862
♬~
408
00:36:34,862 --> 00:36:37,865
《皮に焼き色が付いたところで
ひっくり返す》
409
00:36:37,865 --> 00:36:39,867
《今だ》
410
00:36:39,867 --> 00:36:52,880
♬~
411
00:36:52,880 --> 00:36:55,883
《冷たい…》
412
00:37:05,893 --> 00:37:08,829
《ここに…》
413
00:37:08,829 --> 00:37:28,849
♬~
414
00:37:28,849 --> 00:37:31,852
♬~
415
00:37:31,852 --> 00:37:34,855
ムッシュ岡部
あちらの席へどうぞ。
416
00:37:34,855 --> 00:37:36,857
ウイ。
417
00:37:36,857 --> 00:37:56,877
♬~
418
00:37:56,877 --> 00:38:10,824
♬~
419
00:38:15,829 --> 00:38:17,831
お待たせしました。
420
00:38:21,835 --> 00:38:24,838
真鯛のポワレです。
421
00:38:26,840 --> 00:38:28,842
(生唾をのむ音)
422
00:38:28,842 --> 00:38:34,848
おいしくなかったら
正直に言ってください。
423
00:38:34,848 --> 00:38:36,850
分かった。
424
00:38:44,858 --> 00:39:04,878
♬~
425
00:39:04,878 --> 00:39:20,827
♬~
426
00:39:20,827 --> 00:39:22,829
セシボン…。
427
00:39:36,844 --> 00:39:39,847
翔太君。
428
00:39:39,847 --> 00:39:44,852
パリで食べた味より
神懸かり的においしいよ。
429
00:39:46,854 --> 00:39:51,859
君は 成長したんだね。
430
00:39:54,862 --> 00:39:56,864
メルシー。
431
00:40:06,874 --> 00:40:08,809
(岡部)うん。
432
00:40:08,809 --> 00:40:11,812
俺たちがやってきたことは
間違いじゃなかった。
433
00:40:14,815 --> 00:40:16,817
うん。
434
00:40:24,825 --> 00:40:26,827
こいつのおかげです。
435
00:40:33,834 --> 00:40:36,837
あらためまして➡
436
00:40:36,837 --> 00:40:40,841
翔太の舌 やらせてもらってます。
437
00:40:44,845 --> 00:40:48,849
俺が味噌好きだってこと
覚えててくれたんだね。
438
00:40:48,849 --> 00:40:52,853
味噌ラーメン食べたとき
その会話しましたよね。
439
00:40:54,855 --> 00:40:58,859
さすがだな! フフ…。
440
00:40:58,859 --> 00:41:00,861
ありがとうございます。
441
00:41:00,861 --> 00:41:13,807
♬~
442
00:41:13,807 --> 00:41:16,810
えっ?
443
00:41:16,810 --> 00:41:18,812
はっ?
444
00:41:21,815 --> 00:41:23,817
こんなにもらえませんよ!
445
00:41:23,817 --> 00:41:30,824
これは今までの分と
君たち2人の未来への投資。
446
00:41:30,824 --> 00:41:33,827
頑張ってね。 フフ。
447
00:41:33,827 --> 00:41:46,840
♬~
448
00:41:46,840 --> 00:41:50,844
ありがとうございます。
ありがとうございます。
449
00:41:50,844 --> 00:41:52,846
じゃあ。
450
00:41:58,852 --> 00:42:08,795
♬~
451
00:42:08,795 --> 00:42:19,806
♬~
452
00:42:19,806 --> 00:42:23,810
え~ 私も食べてみたいわ
真鯛のボレロ。
453
00:42:23,810 --> 00:42:26,813
ポワレね。
アハハッ ごめんなさい。
454
00:42:26,813 --> 00:42:29,816
雰囲気で覚えてたから。
少し お時間頂ければ➡
455
00:42:29,816 --> 00:42:31,818
いつでも作りますよ。
ホント?
456
00:42:31,818 --> 00:42:33,820
はい。
うれしい。
457
00:42:33,820 --> 00:42:38,825
輝元 お前は幸せ者だな。
458
00:42:38,825 --> 00:42:41,828
俺も そう思うよ。
(輝徳)うん。
459
00:42:41,828 --> 00:42:47,835
だって こんなスーパーシェフと
一緒に屋台やれてんだもん。
460
00:42:50,838 --> 00:42:54,842
何度も言うけど
俺たちは一心同体なんだから。
461
00:42:54,842 --> 00:42:58,846
嘘でもうれしいよ。
嘘じゃねえよ。
462
00:42:58,846 --> 00:43:17,865
♬~
463
00:43:17,865 --> 00:43:22,870
彼のことなら
陽美さんに聞くのが一番。
464
00:44:01,593 --> 00:44:02,595
[この作品を…]
42994