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つ け ら れて る わ 母 は 走 る オ リ オ ン の 窓 から 殺 人 を 目 撃 した そして 犯 人 は
殺 した 後 車 内 の 窓 を 開 けて 死 体 を 放 り 投 げ た 資 料 を 読 んだ が 富 崎 って の も な かな か 複 雑 な 家 族 だ
な 動 物 の 子 あの 女 を 殺 した 犯 人 は お 前 だ また 人 が 死 ぬ って こと
ですか 残 った 奴 が 犯 人 だ まだ 何 か 起 こ り そう な 気 が する
西 東 京 駅 4 時 35 分 発
寝 台 特 急 朝 霧 に 一 人
の 女 が 乗 って いた
4 時 35 分 発 特 急 朝 霧 の 個 室 です
彼 女 は 本 気 です
や る 気 です よ
西 東 京 駅 4 時
50 分 発 の 特 急 オ リ オ ン には 2 人 の 女 が 乗 って いた
この 手 が 立 ってる の よ はい
こちら
も オ リ オ ン 号 を 取 りました こちら に 刑 事 はい ません
了 解
病 気 の 夫 の 看 病 を する と 言 って 警 察 辞 め た そうだ そう です ご 主 人 は 高 校
の 教 員 だ った んです が 胃 が ん にな り ま して その 看 病 の ため に 辞 め た んです
それで ご 主 人 ですか
亡 く な りました 一 時 長 野 に
戻 り 長 野 の 松 本 が ご 主 人 の 故 郷 で そ こ で 暮 ら して いた んです が
山 田 前 警 視 総 監 が あ んな に 優 秀 な 女 性 が も った い ない と 東 京 に 呼 び 戻 して 一
流 企 業 の 顧 問 に した んです 警 視 総 監 署 の ほ か に も い ろ い ろ と って んな
今 彼 女 の 顧 問 先 が 20 社 以上 にな
ってる そう です 山 田 前 警 視 総 監 の 推 薦
か
まず い 天 野 東 高 が 動 き 出 した と なる と 我 々 も 静 観 して る だけ じゃ 済 ま
なく なる ぞ 私 は 今回 の 件 は 彼 女 の 売 名 行 為 では ない か と思 って お り ま して
そんな これ 以上 名 前 を 打 って どう する 危 機 管 理 の プ ロ と して 相 当 有 名 な 女 性 です よ
しか し 12 月 20 日 の 4 時 35 分 発 特 急 朝 日 の 中 に 女 の 人 は な かった
それ が 良 く な かった んです え?
その 女 の 人 は
天 野 さん の 亡 く な った ご 主 人 の 母 親 つ まり 仕 事 です 天 野 さん は 母 は
デ ブ 家 でも い な かった し 嘘 を つ く よう な 人 でも ない と 言 って います
私
は 怒 り の 告 発 を します 3 日 前 12 月 20 日 の 午 後 4 時 50 分 西
東 京 発 の 特 急 オ リ オ ン に 私 の シ ュ ート が 載 って いました
シ ュ ート が 並 んで 走 って いた 特 急 朝 霧 の 中 で 男 が 女 の 首 を 絞 めて いる の を 見て
車 掌 に 通 報 しました しか
し 車 掌 は 寝 ぼ けて いる の では ない か
と 笑 って 取 り 合 って く れ ません でした 市 民 の 善 意 の 通 報 を 無
視 した の です 私 は 警 察 に 強 く 抗 議 します
ア ト ー コ さん こちら オ リ オ ン です こちら の 朝
霧 に 追 いつ きます あ、 もう す ぐ です
3
日 前 に ここ で 男 が
女 の 人 の 首 を 絞 めて た の ね そう セ ル の 高 い 男 の 人 が 女 の 人 の
首 を 絞 め 殺 そう と して いた の わ かった わ お
母 さん は その ま ま 松 本 に 帰 って ください 綾 さん は お 母 さん を 見 送 った ら ホ テ ル まで 来 て ください
危 ない です よ 先 輩 先 輩?
なん で 私 が あ なた の 先 輩 な の よ 元 警 視 庁 総 体 育 課 警 部 補 天 野 ひ と み 子 先
輩 じゃない よ ひ と み 子 じゃない 東
子 東 子?
瞳 が 綺 麗 なので ひ と み 子 だ と 失 礼 いた しました
自 分 は 警 視 庁 捜 査 一 課 鈴 木 巡 査 部 長 で あり 次 ホ ット の 方 が 向 いて る
か も よ 先 輩 の 推 理 には 無 理 が あります ね 無 理?
何 が?
死 体 を ここ から 外 に 落 と した と思 って いる しか し 死 体 が 落 ち た ら す ぐ に 発 見 さ れる の では?
通 報 の す ぐ 後、 地 元 の 警 察 と 鉄 道 会 社 の 職 員 が 線 路 下 を 捜 索 した が、 死 体 な ど 発 見
さ れ な かった と 聞 いて います。
西 東 京 駅 から つ けて きた で しょ。
はい。
唐 木 警 部 から 天 野 さん が 危 険 な 行 動 を する か もし れない から、 見 失 わ ない よう と 言 わ れて お ります ね。
東 京 から 30 分 ぐ らい 行 った ところ で、 母 は 走 る オ リ オ ン の 窓 から 殺 人 を 目
撃 した。 並 行 して 走 る 朝 霧 の 個 室 で 殺 人 を 目 撃 した。
そして 犯 人 は 殺 した 後、 車 内 の 窓 を 開 けて 死 体 を 放 り 投 げ た。
男 の 力 なら 可能 よ。 死 体 が ある と す れ ば この 辺 り ね。
ここ 富 澤 亭 です 富 澤 亭?
ク ッ キ ー や ケ ー キ、 チ ョ コ レ ート の 富 井 製 菓 の 商 業 者 の お 屋 敷 です ああ、 あの 富 澤 亭 の 屋 敷 な の?
私 の 知 り 合 い が そ こ で 家 政 婦 やって ます そう、 家 政
婦 を ん?
ど こ さん?
ちょっと や だ、 変 な 考 え 起 こ さ ない で ください ね 私 今年 は パ リ で 新 年 の カ ウ ント ダ ウ ン する 予 定 なんです
あ なた、 死 体 を 見 つ け に その 屋 敷 へ 行 って
車 は こちら に お 泊 め して よろ しい ですか 構 い ません よ 素 敵 な 車 ね 私 の 代 わ り に お願い した んです
けど この 方 は 目 が 飛 び 出 る ぐ らい 高 い 家 政 婦 さん なんです よ け い こ さん は お 金 の お 話 を しました い
え まだ すごい お 屋 敷 ですね 古 い んです よ さ あ 中 へ どう
ぞ はい
祖 父 です。
こちら に どう ぞ。
め った に 捕 ま ら ない んです よ 1 年 の う ち の 半 分 は 外 国 旅 行 なんです よね ええ、 来
年 は パ リ に 旅 行 します う ら や ま しい わ 雪 届 か ない と思います が よろしく
お願いします こちら こ そ
先生、
父 は 胆 石 が 痛 む よう で 朝 から 苦 し が って いて
心 臓 が 悪 い の か もし れない ね
気
が つ いた?
え? お 嬢 様 は 次 の 佐 伯 先生 に 夢 中 な の よ へ ぇ ー え、 本当?
うん でも 先生 結 婚 して る んで しょ?
独 身 よ 奥 さん が いた ら 最 初 から 好 き にな った り した い わ お 嬢 様 は 真 面 目 な 方 だから け い こ さん は
結 婚 した こと は ない みたい ですね そう な の よ 旦 那 様 が ね 問題 な の よ 旦 那 様 って
け い こ さん の お 父 さん そう 相 当 変 わ った 方 な の け い こ さん が 彼 氏 を 連 れて き て も 旦 那 様 に 会 う と
み んな 怖 が って 逃 げ ちゃ う の よ この お 屋 敷 の 方 た ち み んな 相 当 に 変 わ ってる から
家 政 婦 は 長 続 き し ない の よ あ や さん が 変 わ って く れて 助 かった わ 私 も もう
新 しい 家 政 婦 さん はい あの あ なた と 一 日 いく ら で 契 約 した
の か 私 は 知 ら ん けれ ども 例えば あ なた に お 風 呂 に 入 れて も ら った り
それ から 肩 を 揉 ん でも ら った り して も ね その 対 価 という か お 金 は お
支 払 い し ません ので ね へ へ は し から ず 私 は ね
財 産 は ある けど、 金 使 う のは 大 っ 嫌 い なんだ。
これ、 歌 し なく て いい よ。
チ ップ あ げ ない よ。
カ ップ 落 と し そうだ った ので、 手 離 せ ます ね。 はい。
大丈夫、 手 は 触 れて ない んだ から。
大丈夫 ですか?
あの、 辞 め た 家 政 婦 から 聞 いて る と思 う けど ね。
朝 食 は 8 時、 そして 昼 食 は 12 時、 夜 は 6 時、 これ だけ は き ち っと 守 って も ら う から ね。
う ち の ね、 家 族 は み んな 時間 に ル ー ズ で ね。
だから 何 やって も だ ろう しか ない。
はい、 わか りました。
では 私 は これで 失 礼 します。 あ なた、 また タ バ コ 吸 った で しょ。
分 か ります か?
医 者 の 扶 養 所 で 辞 め ら れ なく て す み ません この う ちは さ 禁 煙 なんだ よ 家 族 は
誰 が 座 る の だから す ぐ 分 か る んだ よ 会 長 これ を 全部 飲 んで ください よ ダ メ です よ 勝 手 に 捨 て て は い
ら ない よ 私 は ね 若 い 時 から 血 圧 は 高 い んだ よ お 父 様 先生 の おっ しゃ る こと を 聞 いて ください
け い こ なん で こんな
禁 煙 も でき ない な ド ク ター 張 って ん の を 言 う こと を 聞 かな き ゃ なら んだ よ
この カ モ ミ ル って 美味 し かった では 会 長
食べ 過 ぎ に 要 注意 です よ じゃ が ま しい わ
ね え ね え ね え
あ なた さ いく つ?
内 緒 です 女 性 に 年 齢 を 聞 い ちゃ ダ メ です よ いや そう か でも 手 が
す べ す べ して た から さ っ き す べ す べ して ました か いい ですか ほ ら す べ す
べ して る の よ これ でも これ チ ップ は あ げ ない から ね だ
って しょう が ない よ 本当 に
広 い 森 です 道 に 迷 い そう な 感じ も っと 線 路 沿 い に 行 って 何 か 遺 留 品 が 見 つ か る か もし れない
唐 突 の 剣
カ テ ン ス なん で しょ 知 って ます よ 可愛 い ですね
び っ く り した タ ヌ キ や イ タ チ が 増 えて しま って 駆 除 して る んです よ
イ ノ シ シ も います よ イ ノ シ シ が いる の この 森
に 入 って く る のは 富 澤 の 家 の 人 間 だけ ですね 村 の 人 た ち も 滅 多 な こと では 入 って こ
ない あ なた は 富 澤 家 の 使 用 人 です。
父 親 の 代 から 仕 えて います。
じゃあ、 お 気 を つ けて。
ホ テ ル 住 ま い なん ですか 事 件 が 解 決 する ま では ね 嘘 を つ いた ように 言 わ れた 母 の 汚 名 を 晴 ら
す ため よ いや 私 ども も お 母 様 の こと を そんな 風 には 思 って お り ません し っ か り 捜 査 を して お ります あ ら?
ナ オ ミ ちゃん? 大 き く な った わ ね 私 が 名 付 け 親 な の よね 正 直 で 美 しい
娘 にな る ように と ト コ さん に 名 前 を つ けて いただ き ました お か げ さ まで かな り な ビ デ オ でしょう 本当 か わ
いい
メ リ ー ク リ ス マ ス 何 な の この 子 いや おい おい
トミー ちゃ んです あ ら トミー 成 果 の ク リ ス マ ス ケ ー キ です
ちゃん と 仕 事 して る じゃない これ 消 して も いい どう ぞ
おい 鈴 木 これ 謎 化 け か トミー 成 果 と 事 件 消 え た 死 体
霧 立 高 原 の 駅 から 徒 歩 20 分 の 西 洋 館 富 井 政 官 の 会 長 富 澤 信 介 の 屋 敷 です
そ こ に 今日 若 い 家 政 婦 が やって きた 昨 日 東 子 さん と 一 緒 に いた 女 性 です
あの 家 政 婦 さん は 私 の 知 人 の 中 村 綾 さん です 国 立 大 学
を 卒 業 し 文 部 省 に 入 省 した が 半 年 で 退 官 テ ク ハ ラ 事 件 が あ った と 噂 が ある が 詳 細 は 不 明 以
来 拡 抜 した ス キ ル に よ り フ ーパ ー 家 政 婦 と 呼 ば れる さ す が 短 い 時間 に よ く 調 べ た わ ね
見 か け に よ ら ず 仕 事 が でき る じゃない?
はい、 そう 思 って います。
主 人 が 病 気 で 療 養 した 時 に、 大 変 お 世 話 にな った 人 です。
私 の 母 も 頼 り に して います。 その 中 村 綾 さん が 富 田 県 に 行 った のは、 特 急 朝 霧 から 消 え た 女 の 2 人
を 探 す ため ですか?
そう よ。
特 急 朝 霧 の 中 で、 私 の 母 が 目 撃 した 殺 人 事 件 を 証 明 する ため よ。
殺 した 女 の 死 体 は ど こ に 行 った の か し ら
犯 人 は 霧
立 高 原 駅 近 く の 山 の 中 に 女 の 死 体 を 投 棄 した なるほど その 山 の 中
に 富 澤 亭 が ある どう いうこと で 偶 発 的 な 犯 行 では なく 計 画 的 な 殺 人
だ と思 うん ですね 犯 人 は 主 体 を 投 棄 する 場 所 を あ ら か じ め 決 めて い った そして その 主 体
を ど こ か に 埋 め た か 隠 した か した 鈴 木 さん 富 澤 家 の 人 々 の こと を 教 えて
知 ら んで おい 協 力 し ろ こちら も い ろ い ろ 教 えて いただ いて る
んだ から 分 か りました 富 澤 家 は 昭
和 の 初 め に 富 澤 岩 尾 に よ って 創 業 さ れた 富 井 製 菓 の オ ーナ ー 一 家 です
現在 は 2 代 目 の 富 澤 信 介 が 会 長 です。
プ ロ ダ ク ショ ン 経 営 企 画 会 社 社 長 38 歳 古 川 真 富 井 製 菓 運 送 部 長
48 歳 次 女 友 子 の 夫 友 子 は 2 年前 に 病 死 一 時 あり 新 児 8 歳
富 澤 恵 子 長 女 40 歳 未 婚 父 新 助 と 同 居 中 大 山
勝 事 業 人 50 歳 湘 南 の 富 澤 英 一 の 上 海 で の 事 故 死 という のは?
詳 細 は 不 明 ですね
菱 野 晋 介 と は 不 仲 だ った よう です が 後 継 者 の 長 男 を 失 って から 晋 介 は ます ます 意 固 地 にな り 富 澤
家 が バ ラ バ ラ にな って い った ということ です その こと が 今回 の 事 件 に 影 を 落 と して いる という 可能 性
は いや そ こ ま では なん と も 実 は 上 から
も 言 わ れ ました 元 警 察 官 で 優 秀 だ った に し ろ 今 は 民 間 人 だから い ろ い ろ 首 を 突
っ 込 む こと が ない よう 忠 告 し ろ と
す い ません この 後 は 我 々 が 捜 査 します ので そう さ よ なら これ はい
ただ いて お きます さ よ なら どう ぞ 天 野 徹 は
一 応 首 輪 さ せて み ました が 彼 女 の 性 格 を 考 える と 捜 査 を や め る 気 が あり ません まず い
な あ 天 野 さん は 富 田 家 に 死 体 が 隠 さ れて いる の では ない か と 疑 って います 知 り 合 い の
ス ーパ ー カ フ ェ まで 送 り 込 んで 富 澤 家 を 探 ろう と して います 資 料 を 読 んだ が 富 澤 家 って のは な かな
か 複 雑 な 家 族 だ な 長 男 は 上 海 で 謎 の 事 故 死 四 男 の 志 郎 は 乱 な 行 為 で 警 察 で 任
意 の 事情 聴 取 を 受 けて いる 今 度 の 警 察 に 富 澤 邸 を 鑑 定 する よう 見 つ めて お き たい そう 言 って く れ
や っ か い な こと にな った な
その 人 は 怪 しい 人 じゃ あり ません。
兄 の 哲 次 です。
失 礼 しました。
何 だ? ジ ロ ジ ロ。 シ ロ が 事 件 を 起 こ した んです って。 事 件?
また か。 女 子 高 校 生。
ほ ら フ ィ ン ジ も つ け な さい 兄 さん!
よ せ よ 俺 の 方 が 年 下 なんだ ぜ 私 は 兄 さん の 妹 の 夫 です から 兄 さん は 兄 さん です よ
八 丈 島 から ですか 君 が 俺 の 家 を 富 井 製 菓 に 売 って く れた ら 六 本 木 ヒ ル ズ の
マ ン ショ ン に でも 住 め る んだ けど な ご 無 沙 汰 して お ります
まだ 富 澤 家 に いて く れた の か?
他 に 懐 が あり ません から。
君、 綺 麗 だ な。
今 度 僕 の 絵 の モ デ ル にな って く れない か?
OK。 OK か。 軽 い な。 家 政 婦 の 中 村 綾 さん。 次 男 の 哲 次 美 さん
です。 こんにちは よろしく シ ン ジ ー 2 年 ぶ り だ な ぁ ず い ぶ ん 大 き く
な った な ぁ マ マ の お 葬 式 の 時 以 来 だ ね お じ さん 友 達 と?
そう ゲ ン 君 中国 人 と の ハ ーフ なんだ よ 中国 人 と の ハ ーフ?
ゲ ン です
いただ き ましょう いただ きます いや ー
食 い す ぎ る と さ 体 に 悪 い ト リ ュ フ にな っちゃ います よ
とか 言 って さ 私 にな かな か 食べ さ せ ない と する んだ よね
本当 は ね 私 を 栄 養 失 調 で 早 く 死 な
せ たい の かな
私 は 死 に ません 絶 対 に 死 に ません
あ なた 方 よ り ず っと 長 生 き して や る
遺 産 なんか 一 円 も お 渡 し し ません
いや、 実 に 美味 い。 笠 村 君。
あ なた 料 理 は 本当 に 上 手 だ ね。
ありがとうございます。
本当 に 美味 い。
ありがとう。
いや、 新 しい 笠 井 さん の 料 理 は 絶 品 だ ね。
いや、 食 い す ぎ た わ。
苦 しい わ また 佐 伯 先生 に 叱 ら れる わ け い こ、 あ ん た
う る さい よ 佐 伯、 佐 伯 って は ーい
これは
コ
ート の 毛 だ わ それ に この 手 袋
あ なた が 発 見 した この 遺 留 品 は 線 路 の 近 く に あ った の ね ライ ト
女 の 人 は や っぱ り 列 車 から 富 澤 家 の 森 に 落 と さ れた ん ですね
そう よ 死 体 を 埋 め た よう な 様 子 は?
あり ません でした そう お ば に 会 って く る って 言 って きた の?
ええ
け い こ さん に お ば が 体 調 悪 く した って 言 った ら 心 配 ね 朝 まで に 戻 って き て く れ れ ば いい わ と と って
も 優 しい 人 なんです 父 親 の 主 人 が 好 き ら しい って メ ール に 書 いて あ った けど え?
大 輝 先生 って 言 うん です けど かな り 熱 を 上 げ て る みたい です よ とう
こ さん 送 って も ら った 家 族 の デ ー タ そう
なん の 英 一 さん が 中国 の 上 海 で 事 故 死 って ど んな 内 容 か わか ります?
どう して?
ジ ナ の 手 筋 って 人 が 大 井 信 二 く ん の 友 達 が 中国 人 の ハ ーフ って 聞 いて
なんか 微 妙 な 顔 して た んです 上 海 で の 事 故 死 に つ いて は 詳 細 は 不 明 ら しい わ
そう ですか
中 に 珍 しい もの が い っぱ い 入 ってる んだ よ 俺
だ よ、 シ ロ ウ だ お じ さん
俺 を 探 し に 警 察 が 来 て ない だ ろう な 来 て ない よ 行 こう
君 は?
昨 日 から お 世 話 にな ってる 家 政 婦 の 中 村 彩 です よろしく お願いします
へ こん で る、 ほ んと だ
この 放 送 は ダ イ バ ハ ウ ス 大 正 製 薬 朝
日 新聞 野 村 ホ ール デ ィ ング ス と
ご 覧 の ス ポ ン サ ー が お 送 り します
お 父 様 に 見 せて も 大丈夫 な も ので しょう か 後 で 写 真 で 見 せ よう か
お
父
様 どう し な さい いや しか し 時 の 際
聞 いた こと も、 会 った こと も ない。
でも、 同 じ です。
す み ません。
お 前 た ちは?
加 瀬 さん の 早 さ も か。
この 二 人 を。
ああ。
警 察 です。
ど なた か この 下 に 触 った 方 はい ます か この 人 を 知 ってる 人 は
皆さん 外 へ 出 て ください お 話 を
伺 います ので ど こ へ も 行 か ない で ください 遺 体 は き れ い な
状 態 で あ った 真 冬 の 凍 て つ く ナ ヤ の 中 で 腐 敗 は 進 んで い な かった
初 活 動 の 交 代 員 が 来 て 現 場 検 証 を 行 い 死 体 は 司 法 解 剖 に 回 さ れた
天 野 東 子 の 推 理 通 り 富 澤 家 で 死 体 が 見 つ かった 死 因
は 司 法 解 剖 の 結果 交 差 だ と 判 明 した そうだ 鉄 道 警 察 隊 は 天 野 東
子 の 売 名 行 為 だ と 言 って ました が 検 討 違 い は 腹 裸 しい です よ 犯 人 は 富 澤 家 の 人 間 か 富 澤 家 に 関
係 の ある 人 物 か と思 わ れ ます い よ い よ 厄 介 な こと が あ った な 上 から は 今 度 の 件 に 関 して は でき る だけ
マ ス コ ミ に 伏 せて 捜 査 し よう と の こと だ はい
はい
分 か りました す ぐ に 迷 います どう
しました 上 から だ まず い いや 本当 に まず
い ぞ これは
ホ テ ル まで 送 り ましょう い え、 どう ぞ 行 って ください いい んです か
何 か?
あの 死 体 は 中国 人 か もし れない と思 うん です 中国
人?
どう して ですか?
特 には っ き り と 言 った 理 由 が ある という わ け です
会 話 中国 人 か もし れない?
ケ イ コ さん も ず い ぶ ん 大 胆 な こと 言 い 出 す もの ね はい
長
男
の 英 一、 38 歳 で 中国 上 海 で 事 故 死 この 件 と 何
か 関 係 が ある の か し ら
一 体、 あの 死 体 は 誰 な の?
ああ、 もし もし。
カ ラ キ さん、 ちょ う ど よ かった わ。 死 体 の 身 元 を 教 えて。 不 明 です。 不 明?
つ まり 母 が 列 車 で 殺 人 を 目 撃 した 時 刻 ね ええ
実 は 電 話 を 差 し 上 げ た のは 何
そんな こと で お 電 話 を いただ く は ず は あり ません ね しか も から きた の 電 話 で どう いう ご 用 件 ですか
つ まり ご 自 分 た ち の 手 柄 だ って こと ですね
車 から 機 体 を 取 って、 苗 まで 運 んで 行 った んだ。
苗 まで ず い ぶ ん 遠 い よ。
ス カ ラ ダ ル ス じゃない と 運 べ ない よ。
男 だ よ、 犯 人 は。
私 じゃ あり ません よ。
長 男 の 栄 一 さん が 上 海 で 事 故 で 亡 く な った 時、 付 き 合 って いた 中国 人 の 女 性 が いた という 噂 が
あります。
ご 存 知 ですか?
ね え お 兄 さん の エ イ プ さん から 聞 いた こと は あり ません か?
兄 は ず っと 上 海 の 都 民 生活 の 所 長 を して ま して その 間 日本 には 戻 って き て
ません 人 も 仲 が 悪 く て 電 話 も あり ません でした から
本当 に 一 度 も 中国 人 の 状 態 に つ いて 聞 いた こと は ない んです か?
でも ナ ヤ ナ サ イ は 中国 人 か もし れない と 言 いました よね。
手 紙?
ええ、 手 紙 が 来 た 後、 慶 子 さん が 再 審 査 に 促 さ れて、 正 直 認 め た んです。
慶 子 さん から 相 談 を 受 け た んだ。
手 紙 は 私 が 預 か って いました。
この 手 紙 はい つ だ ね?
12 月 15 日 だ そう です。 いや、 あ なた では なく、 あ なた に 聞 いて る んです。
12 月 15 日 に 届 き ました
富
澤 恵 子 様 は じ め ま して 私、 チャ ン ・ メ イ リ と 申 します 中国 人 です お 兄 様
の 富 澤 英 一 様 と 親 しく さ せて いただ いた もの です 結 婚 の 約 束 を して いました けれ ど 事 故 で お 亡 く な
り にな り 本当 に ショ ック でした
た く さん 英 一 様 と の 思 い 出 は 残 り 今 も 忘 れる こと が でき ない です
実 は 私 には 英 一 さん と の 間
に 子 供 が います 誰 に も 言 わ ず 育 て る つ も り でした でも お 金 が 少 なく な り 子 供 を
育 て る こと が 難 しく な りました 私 は 今 東 京 に います 20 日 の 午 後 2 時 に
西 品 川 の ホ テ ル 品 川 の 喫 茶 室 で お 会 い した い です
私 は 白 黒 の 毛 皮 の ロ ング コ ート を 着 て います
三
名 入 り という 名 前 で ホ テ ル 品 川 から 手 紙 は 来 て ました それで 20 日 の 午
後 2 時 ホ テ ル 品 川 の 喫 茶 室 に 慶 子 さん は 行 った の はい
ちゃん め い り 様 はい ら っ しゃ います か ちゃん め い り 様 はい ら っ しゃ います か
5 時 まで 待って いた けど 来 なく て け い こ さん は 仕 方 なく 帰
った と それ から は 電 話 も 手 紙 も ござ い ません
どう して す ぐ に 信 じ た んです?
え? 亡 く なら れた お 兄 さん の 彼 女 の 存 在 です
以前 から 知 って いた んだ よね
4
年
以上 前 に
兄 から 届 いた 手 紙 です 兄 は 中国 人 の 恋 人 が でき た こと を 知 ら せて き て
その 写 真 を 送 って きた んです
それで
チャ ンメ イ リ の 写 真 と 死 体 の 顔 は 似 て た?
私 は 似 て る と思います ちょっと 見 た だけ なんです けど
それ に ちゃん め い り の 手 紙 に あ った 毛 皮 の コ ート が 目 印 ということ と 死 体 が 着 て
いた 毛 皮 の コ ート それ に 私 が 拾 った 赤 い 手 袋 の 片 方 と 死 体 が
片 方 に つ けて いた 赤 い 手 袋 特 徴 が 言 って ます どう
思 います か?
何 が?
死 体 は ちゃん め い り って いうこと ですか?
チャ ンメ イ リ は ホ テ ル に 来 な かった その 日 の 4 時 35 分 の 特 急 朝 霧 に 乗 って 男
に 殺 さ れた ということ?
ええ、 町 内 の 英 一 さん に 子 供 が いた と した ら 富 沢 家 の 爆 雷 内 さん の 相 続 人 にな ります
それ を 恐 れて 富 沢 家 の 誰 か が チャ ンメ イ リ を 殺 した
ここ ま では 対 象 性 薬
朝 日 新聞 野 村 ホ ール デ ィ ング ス 大 和
ハ ウ ス と ご 覧 の ス ポ ン サ ー が お 送 り しました
都 市 申 し 迫 った 12 月 28 日 に 奥 多 摩 警 察 署 に
捜 査 本 部 が 立 った これは 外 車 が 来 て いた 毛 皮 の コ ート と 同 じ もの です
ロ シ ア 製 で 中国 国 内 で 販 売 さ れて います 値 段 は 日本 円 に して 3 万 円 ほど 安 物 です
日本 では 売 ら れて い ません 中国 国 内 で その コ ート を 買 った 人 間
の こと は 捜 査 依 頼 を 上 海 の 公 安 局 に 問 い 合 わ せ しました が 返 事 は あり ません まあ 安 物 で
ど こ に でも 売 って いる よう な コ ート にな る な それ と この 赤 い 手 袋 や は り ど こ で 買 って
いる の か わ から ない 安 物 でした
12 月 20 日 午 後、 チャ ン ・ メ イ リ が ホ テ ル 品 川 の 喫 茶 ロ ビ ー に 来 た か と 尋 ね ました。
来 て お り ません と は っ き り 否 定 しました。
泊 ま って いた 部 屋 の 方 は?
チャ ン ・ メ イ リ の 中 で 泊 ま って いました が、 こちら も チ ェ ック ア ウ ト して いて 住 所 も デ タ ラ メ でした。
富 澤 慶 子 の 方 は? ええ、 確 認 取 れ ました。 午 後 2 時 ご ろ 喫 茶 ロ ビ ー に 来 て、 チャ ン さん という 人
と 待 ち 合 わ せて いる と いい、 ボ ー イ が チャ ン の 名 前 を 呼 んだ が い ない ので、 夕 方 5 時 近 く まで 待って いた
ぞ なるほど じゃあ 手 携 帯 の ウ ェ ン ズ さん
この 度 は 申 し 訳 あり ません
並 走 中 の 特 急 朝 日 の 中 で 女 性 が 交 差 さ れる の を 見 た という 訴 え を 信
じ ず 初 動 捜 査 に 遅 れ を 取 る こと にな り ま して
我 々 も 懸 命 に 捜 査 して います ちゃん め い り と思 わ れる 女 の 子 に した
死 体 の 遠 き 場 所 を
天 野 東 子 さん が 発 見 した この 窓 の 空 間 から
犯 人 は 女 の 死 体 を 投 げ 捨 て た 手 の 下 に 投 げ 捨 て て 死 体 を 引 き
ず って 移 動 して いる 間 に 赤 い 手 袋 を 一 つ お 父 さん
犯 人 は 慌 て て いた の か それ に 気 づ か ず 片 方 の 手 に 手
袋 を した だけ の 死 体 を 富 澤 家 の 内 野 の 中 に 隠 した これ
も 天 野 東 子 さん の 推 理 です よね
天 野 さん の 推 理 です よね 上 西 さん どう か お ん び ん に 死 体 を 発 見 した の を
天 野 さん が 家 政 婦 に 指 示 して 家 政 婦 が 発 見 した そう
では ない の ですか あ なた 方 は 何 を した んです か
問題 は この 死 体 だ
果 た して チャ ンメ イ リ ー な の か 監 視 機 の 徳 田 さん 会
社 の 指 紋 と この 写 真 の 女 の 指 紋 が 一 つ けれ ば 簡 単 な 話 なんです が
指 紋 処 分 が でき ず D NA 鑑 定 も 今 の ところ でき ません しか し 映 像 の 女 が 着 て いる この 毛
皮 の コ ート と 額 の 手 袋 これ 完全 に 一 致 して います 同 一 人 物 の 可能 性 は 高 い
と思 わ れ ます
はい
お 母 さん そ っち の 天 気 は どう?
暖 か い それは よ かった わ ね それで どう?
写 真 見 た で しょ?
え? 違う?
違う って?
殺 さ れた のは 写 真 の 女 の 人 じゃない っていう の?
違う と思 うわ 私 は 結 構 前 の 写 真 ら しい から よ く 見て お
母 さん
この 女 の 人 と 違 うわ 私 ね あの 時 見 た 女 の 人 の 顔 が
忘 れ ら れない んだ もう 私 ね 眠 れない の よ
あの 女 の 顔 が こ び り つ いて 別 人
遺
産 の 生 前 像 よ な
富 澤 家 の
財 産 の 運 用 は お 前 た ち の じ い さん の 富 澤
岩 尾 の 遺 言 で 全 て 弁 護 士 に 任 せ た だから
私 は 一 円 た り と も 金 には 触 れ ん
その こと は お 前 た ち だ って 知 ってる じゃない か 株 が ある で しょ
冬 眠 成 果 の それ に この 屋 敷 だ って また 投
資 で 大 損 こ いた な 懲 り ね え 男 だ な お 前 も 手
筋 お 前 も 八 丈 島 あ た り で どう に も なら ん 絵 描 いて 女 と
遊 び ほ げ て バ ー ガ ー 早 く 死 んで ください よ 誰 が あ
なた です よ 僕 は あ
なた の 肖 像 画 を 描 く 気 もし ない 悪 意 と 猜 疑 心 に 凝 り 固 ま った 顔 です よ
分 かった ぞ あの 女 を 殺 した 犯 人 は お
前 だ 英 一 兄 さん の 女 です よ なん で 僕 が 殺 す んです か 今 金 の 話 を して る んだ から い ち い ち 親 父 に 付 き
合 わ ない で ください よ い ち い ち 付 き 合 う だ ろ お 前 犯 人 扱 い さ れて んだ ぞ まあ
と に か く お 前 た ち に 金 を 渡 す 気 な ど さ ら さ ら ない
おい 失 礼 します お 茶 を お 持 ち しました
ありがとう テ ィ ー タ イ ム だ テ ィ ー タ イ ム
いや ー いい ところ に 来 て く れた 中 村 さん ありがとう ありがとう
いい
ね 再 婚 し よう かな
私 が 再 婚 した ら お 前 た ち の
財 産 分 野 は 激 減 する も んな そ り ゃ いい な
ね え ね え ね え ね え 中 村 ちゃん はい 私 と 結 婚 し ません か
あー ラ ッ ピ ー あー 本当?
あー ハ イ キ ャ ッ チ ー はい 皆さん 顔 が 怖
い です よ
に 来 る 途 中 の 木 の 陰 で 見 つ け た これ を 手 が か り だ よ 彼 女 が 確 か に ここ に 来 た って
証 拠 だ よ 僕 た ち 名 探 偵 だ ろ
チャ
ンメ リ 様 12 月 20 日 に ホ テ ル 品 川 の 喫 茶 室 で お 待 ち して お ります
お 目 に か か り 兄 の 英 一 の 思 い 出 を お 話 し でき る こと を 楽 し み に して お ります 12 月
11 日 富 澤 恵 子 恵 子 さん は ホ テ ル 品 川 の チャ ンメ
イ リ に ハ ガ キ を 出 した の ね ええ 恵 子 さん に 確 認 した ところ 自 分 が 出 した ハ ガ キ だ と 犯
人 が あの 機 体 を 名 山 で 運 ぶ 間 に ハ ガ キ が 落 ち た こと にな る わ ね ええ
これで あの 死 体 が チャ ンメ イ リ だ った こと が は っ き り しました ね 誰 が 殺 人
犯 か は 全 く わ から ない
お 茶 でも どう ぞ ありがとうございます ここ で 結 構 です す い ません
マ
マ 今 刑 事 が 来 て る ゲ ン 黙 って な さい す い ません 変 な こと 言 って と ん でも
ない ゲ ン 君 また 来 て ね うん どう も ありがとう す い ません 気 にな る な わ
ざ わ ざ 迎 え に 来 て いただ いて 家 で い ろ い ろ あります シ ン ジ まで お 預 か り いただ
いて 僕 は 大丈夫 だ よ ケ ン 君 も 一 緒 だ し ご 安 心 ください シ ン ジ
君 も お 預 か り します 閉 め る よ
お願いします
警 察 は 遺 産 相 続 絡 み の 殺 人 と み て 富 澤 家 の 人 々 の ア リ バイ を
詳 しく 調 べ 始 め た どう なん ですか です から チャ ン ・ メ イ リ ー の
死 亡 時 刻 を 教 えて ください よ そ した ら その 時 刻 の 私 の 行 動 は っ き り 申 し 上 げ ます から 20 日 の 13 時
から 24 時 の 間 の あ なた の 行 動 を 教 えて ください
死 亡 推 定 時 刻 は 捜 査 上 の 理 由 に よ り 申 し 上 げ ら れ ません ア リ バイ 工作 する から ですか 八 丈 島 を
18 日 に 出 て 23 日 に ここ に 着 いた ん ですね 初 川
ど こ で 何 して ました し つ こ い な 代 々 木 上 原
の 女 友 達 の マ ン ショ ン に いて 二 日 酔 い で 倒 れて ました 女 友 達 恋 人 ですか
橋 本 理 恵 っていう 絵 の モ デ ル です よ 理 恵 に 聞 いて ください よ
夜 7 時 に 渋 谷 の フ ラ ン ス 料 理 屋 で 銀 行 の 頭 取 と 会 食 10 時 に 家 に 帰
った マ ス コ ミ に 事 件 の こと を 捨 て て く れて 感謝 して る 公 にな った ら
株 は 下 が る し 富 井 製 菓 の イ メ ージ が ダ ウ ン する フ ラ ン ス 料 理 屋 で 会 食 を
した 銀 行 の 頭 取 の 名 前 は 言 え ません 言 え ない
ビ ジ ネ ス 上 の 守 秘 義 務 が ある ので 言 え ません。
う ま。 シ ロ ン さん、 もう す ぐ お 食 事 な の に。 腹 が 減 って 我 慢 が でき ない んだ よ。
瀬 戸 さん。
う ま い って、 これ。
シ ロ ン、 警 察 が 呼 んで る ぞ。
次 は お 前 が 事情 聴 取 の 番 だ そうだ ぎ
ゅ う ぎ ゅ う や ら れ ま った か 警 察 は
と に か く 行 こう どう ぞ
もう
いい じゃない ですか
まだ 聞 く こと が ある んです か サ ンド イ ッ チ とか ス ープ とか
軽 い もの なら お 出 し で きます が い り ません お 茶 も い り ません そう ですか 富 澤 志 郎 さん あ なた 今 未
成 年 者 の 暴 行 の 容 疑 で 渋 谷 南 警 察 署 に 調 べ ら れて いる どう した
今 す ぐ 逮 捕 した り し ない から ちゃん と 質 問 に 答 え おい 大丈夫 か
おい 大丈夫 ですか
私 た ち まで 疑 ってる みたい ですね 私 は 後 で 抗 議 する
いただ
き ましょう いただ きます
じゃあ、 どう ぞ
ここ から は 東 芝 コ ス モ 石 油 と ご
覧 の ス ポ ン サ ー の 提 供 で お 送 り します
シ ロ さん が 亡 く なら れた そう です 他 の 人 は?
無 事 でした 私 が 作 った ス ープ から 毒 物 が 検 出 さ れた って 警 察 は 私 を 犯 人 みたい に も 見て ください
よ あ じゃあ 何 する んです か
カ ラ キ レ ス ご 苦 労 様 です ア ヤ さん の こと 頼 み ます よ はい わか りました
チャ ンメ イ リ を 殺 した 犯 人 が 今 度 は 富 澤 家 の 人 間 た ち を 狙 った
そんな 単 純 に 考 えて は ダ メ よ あの 場 に いた 全 員 が 容 疑 者 です よ そう
そう です よね はい 失 礼 します あ、 ちょっと ここ は 現 状
ここ に はい ない で 父 が ショ ック で 心 臓 が 痛 い と
申 して ます ので 先生 に 共 振 剤 の 注 射 を 打 って いただ いて も よろ しい でしょう か 先生 も お 疲 れ でしょう
救 急 車 を 呼 び ましょう そうですね 救 急 病 院 の 方 が いい でしょう
大丈夫 でしょう か 親 父 さん は、 ああ 見 えて 実 は かな り 頑 健 です から ね
心 配 ない と思います よ 先生 こ そ、 つ い す ぎ には つ い ですね
ご 視 聴
ありがとうございました。
もし もし、 ど ちら 様 ですか?
チャ ン ・ メ イ リ ー に つ いて の お 話 が … えっ?
チャ ン ・ メ イ リ ー さん に つ いて お 話 が ある んです か?
あの … 私、 チャ ン を 知 って いる んです
えっ?
チャ ン を … あの、 どう いうこと ですか?
私 が チャ ン ・ メ イ リ ー なんです え?
昔、 富 澤 栄 一 さん と お 付 き 合 い を して いた チャ ン ・ メ イ リ ー は
私 なんです
38
歳
の 時 に 富 田 栄 一 さん は 亡 く なら れた ん ですね はい
その 日 何 が 起 こ った んです か
栄 一 さん は 私 の 部 屋 で 食 事 を して いて
その 時 富 成 家 の 会 長 から 電 話
が あ って 業 績 が 悪 い お 前 が お
買 い に する と 言 わ れた
車 の 中 で 気 絶 しました 気 が つ いた ら 病 院 だ った
近 く に いた 両 親 に あ なた は 助 け ら れた が 英 一 さん は
歴 史 して いた そう ですね 死
んで しま いました
私 が
出 か ける の を 止 め ら れ な かった から です 私 が 殺 した よう な もの なんです
日本 に 入 国
した の はい つ?
10 年前 です 英 知 さん の 生 ま れ 育 った 日本 で
もう 一 度 祈 って み た
3 年前 に 病 気 で 人 に 感謝 さ れる 人 間 と して 生
き て く れ 夫 の 最後 の 言 葉 でした それで 私 は こう いう 仕 事 を 選
んだ の そう だ った んだ あ
なた は 日本 に 来 て 木 村 さん という 日本 人 と 結 婚
を して はい
元 君 が 生 ま れた 幸 せ にな って よ かった ですね
でも
息
子 の 親 友 の ヒ ン ジ 君 が
エ リ ツ さん の 妹 の 子 供 だ なん て
それ を 知 った 時 は 本当 に 驚 き ました。
そして 涙 が 出 ました。
不 思 議 な ご 縁 ですね。
この 人 知 り ません か?
あ なた と 間 違 え ら れた 女 性 です。
知 り ません。
あ なた は 富 澤 恵 子 さん に 手 紙 を 書 いて い ない?
はい。 品 川 の ホ テ ル で 富 澤 恵 子 さん から 来 た 葉 書 を 受 け 取 って も い ない?
ええ。
受 け 取 って ません。
何 か と 伺 います が、 英 一 さん と の 間 に お 子 さん は?
い ら っ しゃ る の ね。
いました。
お 腹 に 子 供 が でき た と 言 って 栄 一 さん と て も 喜 んで く れた んです か?
あの 事 故 で 初 めて お 会 い しました
辛 い こと 聞 いて ご め んな さい
殺 した 女 性 を ちゃん め い り さん つ まり 木 村 玲 子 さん だ と思 わ せ る ため に ちゃん め
い り の 名 前 で 慶 子 さん に 手 紙 を 書 いた そして 特 急
朝 霧 に 女 を 乗 せて 考 察 する 列 車 街 に 落 と して 富 澤 家 の 名 屋 に
隠 した 殺 した 後 この 女 性 は ちゃん め い り
さん だ と思 わ せ る ため です
この 女 性 と 犯 人 と の 本当 の 関 係 が 闇 の 中 に 消 えて
しま う ように 殺 さ れる と は 知 ら ず に この 女
性 は 犯 人 の 言 う 通 り に 行 動 して 結 局 こう な って しま った
む ご い こと ですね ええ
ここ ま では、 東 芝、 コ ス モ 石 油 と、 ご
覧 の ス ポ ン サ ー の 提 供 で お 送 り しました。
ここ から は、 本 田、 朝 日 新聞 と、 ご
覧 の ス ポ ン サ ー の 提 供 で お 送 り します。
私 は 兄 弟 の 中 で シ ロ と 一 番 仲 が 良 かった んです よ 殺 人 を 疑 う なら 次 男 の テ ツ ジ が
親 父 を 疑 った ら どう なんです?
忙 し んで 失 礼 します よ 警 察 から ですか?
ああ し つ こ い と に か く 警 察 は し つ こ い 佐 伯 先生 から
お 薬 が 届 いて います 今日は お 休 み にな る べ き です わ だ い ぶ お 疲 れ の
ように お 見 受 け します が 大丈夫 だ
毒 は ヒ ソ?
い え、 ト リ カ ブ ト です これで 富 澤 家 の 人 間
は 2 人 死 んだ い え、 湘 南 の 栄 一 さん の 上 海 で の 事 故 死 を 言 え れ ば 3 人 だ わ
師 匠 は す ぐ に 救 急 車 を 呼 んだ が 救 命 医 が 来 た 時 には 富 澤 先生 は す で に 死 んで いた
薬 は 食 卓 医 の 埼 玉 医 師 の 名 前 で 送 ら れて きた もの です
誰 か が 待 機 医 師 の 名 を 語 り、 旅 行 を 送 った ということ ですね。
印 刷 さ れた 文 字 ね。 そう です。 手 書 き じゃ あり ません。
稽 古 さん に 伝 え た 紙 も 同 じ 紙 です。
手 紙 を 書 いた 人 と 同 じ 人 間 か。
何 か お 心 当 た り は い え 薬
は 今 週 末 に 送 る こと にな って いました まだ 送 って い な かった はい
お 忙 しい ということで 私 の 指 示 で 薬 を 送 る の が 状 態 化 して いました
最 初 から 人 に 届 け さ せ る か 取 り に 来 て いただ いて い れ ば
こんな こと にな る
先生 が 清 蔵 さん に 薬 を 送 って いた こと を 他 に 知 って いた 方 は?
皆さん ご 存 知 だ った と思います 清 蔵 さん が この 屋 敷 に 来 ら れる た び に 私 と は
薬 の 話 を して いました から 全 員 知 って いた ということ か
私 の 責 任 です
いく ら 患 者 さん に 頼 ま れた か と はい え
私 の 名 前 で 製 造 さん に 薬 が 知 ら ぬ こと と はい え 私 は 責 任 を 取 って
主 治 医 を 辞 め さ せて いただ きます ああ そう これで 私 の 寿 命 は 延
び た お 父 様 本当 に 先生 が 製 造 を 殺 した の か もし れない 失 礼 です 先生 に 謝 って
ください こんな こと 言 ってる ぞ 妹 が 結 婚 して 富
澤 家 の 森 に 巨 大 な 総 合 病 院 でも 建 て ます か
そう か
遺 言 状 を 書 いて お け ば いい の か 私
が 死 ん でも お 前 た ち には 一 円 も 遺 産 は 渡 さん ぞ と
そう 書 いて お け ば いい の か ケ ツ ジ
ケ イ コ
古 川 これ から お 前 た ち 3 人 の う ち 2 人 は 死 ぬ んだ ろう
残 った 奴 が 犯 人 だ な あ しか し まあ ご 苦 労 な こと
だ よ な あ そんな 大 罪 を 犯 して も 私 の 遺
産 は 1 円 も そ いつ には 渡 ら ん の よ ああ
そう か
言 い 文 字 を 書 か れた ら 困 る から 今 度 は 私 を 殺 そう と する かな
怖 い よ
怖 い よ お 世 話 にな りました
私 は もう 富 澤 家 の 主 治 医 で いる 資 格
が あり ません
ケ イ コ さん。
最後 に、 あ なた に これ を。
これは?
ル ビ ー の ブ ロ ーチ。
母 の 塊 で ある。
いつ か あ なた に これ を 渡 した い と思 って いた
行 か ない で ください 私 の ため
今
度
こ そ 参 りました 山 口 さん 時間 に し こ た ま 叱 ら れ ました 事 件 を 解 決 する ど ころ か 2 人 も 社 を 出 す なん て
何 事 だ って 何 事 って 私 に 引 き 下 が れ って 言 って お いて 自 分 は 何 に もし ない で よ
く 言 うわ ね 考 え た く は ない んです けど
遺 産 相 続 絡 み と す れ ば 富 澤 家 で 残 ってる のは 次 男 の 哲
次 さん 亡 く な った 次 女 の 智 子 さん の 夫 で 返 事 君 という 息 子 を 持 つ
無 子 の 古 川 さん それ って 少 女 の 慶 子 さん の 3 人 だけ です しか し あの 列 車 の
中 で 女 性 を 交 差 して 名 屋 に 隠 した の が 男 です 慶 子 さん は 除 外 して も いい ん じゃない でしょう か そう ね じゃあ
鉄 二 さん か 古 川 さん の ど ちら か が 犯 人 もう 一 人 男 の 人 が いる わ え
じゃあ あの 新 介 さん ですか え それは 無 理 です よ だ って 車 椅 子 です し 一 人 で 列
車 には 乗 れ ません あ でも 最近 先生 が 新 助 さん も 実 は ああ
見 えて 眼 見 だから って も しか して 新 助 さん も 容 疑 者 の 一 人 ですか?
え ぇ もう 分 か ん ない です よ 疑 惑 だ ら け 一 番 嫌 な のは 真 実 が 分 か ん
ない って こと です 東 子 さん 何 を 考 えて る んです
か?
け い こ さん が ちゃん め い り 宛 に 出 した 葉 書 な ぜ 出 て きた の か し ら そう なんです
私 た ち も 死 体 発 見 の 後 あの 辺 り は かな り 調 べ ました から 誰 か が チャ ンメ
イ リ の フ リ を して ケ イ コ さん を 呼 び 出 した 死 んだ 後 も ご 丁 寧 に ハ ガ キ まで 置 いて 何 の ため に?
宿 泊 して いた ホ テ ル から 何 か 情 報 あり ません?
一 人 男 の 人 が 女 を 訪 ね て きた という 従 業 員 の 証 言 が あ った んです が 確 か で
いや ー、 事 件 が 複 雑 す ぎ て、 皆 目 真 犯 人 の 見 当 が つ き ません。
これは も っと、 単 純 に 見 た 方 が いい と思 う の よ。
単 純?
私 の 頭 を お か しく し よう と 言 うん ですか。 こんな つ も り は さ ら さ ら ない わ。 教 えて ください。 大 地、 あの 殺 さ
れた 女 性 が 誰 だ った の か、 徳 さん には わか る んです か?
難 しい わ。 つ まり …
彼 女 が 何 者 か は 分 から ない けれ ど どう いう 立 場 の 人 間 だ った か ということ は 推 測 でき る 気 が する の 分 か
ります?
私 には ま る っ き り 分 か り ません 殺 さ れた 女 が 宿 泊 して いた ホ テ ル
そ こ に 男 が 一 人 訪 ね て きた
風 潮 寒 く ない ですか?
いい え、 ありがとう 今 夜 は 特 に 冷 える わ ね 先 日 店 内 で 毛 皮
の コ ート を 羽 織 ら れた ま ま の お 客 様 が い ら した ので そう、 最近 毛 皮 の コ ート 着 て る
人 って 少 ない わ よね はい、 毛 皮 の コ ート お 似 合 い でした
も しか して その 方、 中国 の 方 でした?
ええ、 そう 思 いました 友 達 な の 日本 で 会 う 約 束 して た んだ けど ス ケ ジ ュ ール の 都 合
で 行 き 違 い に そう でした か 元 気 でした 彼 女 はい 楽 し そう に
さ れて 毛 皮 は 夫 から プ レ ゼ ント さ れた もの だ と おっ しゃ って ました 夫?
はい 少 し の お 時間 です が ご 一 緒 に い ら っ しゃ いました 一 緒 に?
ここ に 来 た の?
ど んな 方 でした?
ソ フ ト の 帽 子 を 深 く か ぶ って ら した ので お 顔 は よ く わ から な かった んです が お 二
人 と も お 似 合 い で 絵 にな って ました ど んな お 話 さ れて ました?
す み ません 私 ども はい つ も 眺 めて る だけ で 会 話 な ど は 聞 か ない ように して います ので そう
よね ご め んな さい でも 気 にな る な 彼 女 いつ か 私
に 紹 介 して いただ ける って こと だ った の よ そう ですか
ね え、 あ や さん に 聞 き たい こと が ある の 富 澤 家 の 人 の 中 で
犯 人 が
着 いた 途 端 に あの ト イ レ 拝 借 でき ません か なん て 大丈夫 よ 今日 ほ ら 寒 い から
それ に 食べ 物 に 当 た った って こと だ って ある じゃない 当 た る?
ね え 何 か 企 んで ない?
教 えて それ だけ は ダ メ はい はい 行 きます よ
い ら っ しゃ い ませ どう も お 邪 魔 で な けれ
ば よろ しい んです けれ ども 実 は あ さ って 東 京 に 帰 る こと にな り ま して どう して も
こちら に 伺 って 綾 さん の お 礼 を 申 し 上 げ たい と思 い ま して 母 の
ア マ ノ キ ズ メ で ございます は じ め ま して は じ め ま して 両 方 い ら っ しゃ いました あ い に く
の 雪 で
ありがとうございます お 預 か り しました どう も
綾 さん は 本当 に 素 晴 ら しい 活
動 者 で いつ ま でも 家 に いて く だ さ る と 嬉 しい んです けれ ど でも 怖 い ス ープ を 作 って しま
って 本当 に ご め んな さい 私 が もう 一 度 試 食 を して い れ ば でも ない こちら こ そ 変 な 事 件 を 巻 き 込 んで
しま って ご め んな さい ね 綾 さん は 奴 隷 の ように こ ぎ つ か って ました から ね
4 人 の ペ ア 4 人 職 の ように あ なた の 絵 の モ デ ル が 一 番 苦 痛 でした ど
う だ いい 絵 だ ろう どう だ ろう かな り いい だ ろう
八 重 島 に 来 て く れ よ ゴ ー ギ ャ ン の 大 使 の 女 みたい な 傑 作 か わ して く れ よ でも あ なた 貧 乏
なんです も ん じゃ 失 礼 します そ の う ち 大 金 持 ち にな ります よ
け い こ、 何 の 旅 だ これ。 大 樹 先生 が おっ ちゃん に お 見 え なんです。
素 晴 ら しい。
家 政 婦 の 彩 の お ば で ございます。
あ なた、 ああ、 そう か。
いや、 彩 さん は 本当 に いい 娘 だ った ね。
私 ね、 恥 ず か し な が ら プ ロ ポ ー ズ し ちゃ った。
も ち ろ ん、 彩 さん は 嫌 だ と思 う だ ろう けど。
でも 死 ぬ 間 際 に いい 夢 見 ら れて よ かった だ め です よ あ んな 若 い 子 に 夢
中 だ った り し ちゃ あ 何 ですか あ なた は あ け な さ です よ 私 の 母 なんです よ
俺 は どう も 失 礼 しました どう も ご め んな さい ね いい え いい え
おい これ 誰 か の 誕 生 日 か 大 輝
先生 の 誕 生 日 なので
お 父 様 の ご 健 康 を ず っと 長 い 間 見て いただ いた 方 です よ 最後 に
お 誕 生 日 の お 祝 いく らい しか し 感謝 し な けれ ば なら ない よう な こと は 一 度 も な かった ぞ
でも まあ 今日は 最後 だ と思 えば いい か
先生 様
ちょっと ト イ レ 拝 借 した い な ご 案 内 した い お ト イ レ ですか こちら です ご め んな
さい どう
して ト イ レ 借 り な き ゃ い け ない の
初 めて 来 た お 宅 な の に あ ん た 恥 ず か しい わ あと お 手 洗 い は あ ちら にな ります
行 き ましょう
大 雪 にな り そうですね これは 一 体 先生
の バ ー ス デ ー ケ ー キ 作 った んです 覚 えて ら っ しゃ る?
今日は 誕 生 日 だ と 伺 って いた ので ま さ か こんな こと を して いただ ける と は 思 って も い な かった
もう 何 年 も いや 10 年 以上 人 に 誕 生 日 を 覚 えて いて も ら った こと な ど あり ません でした
会 長 長 い 間 お 世 話 にな りました こちら 天 野 東 子 さん
綾 さん の お ば さ ま です 埼 玉 です 始 め ました どう も さ
あ 私 の 長 寿 を 祝 って お 茶 し ましょう か ね おい 何
ぐ ず ぐ ず して んだ 私 の 母 でした ら お 待 ち にな ら ない で ください 帰 って 恐 縮 します から どう ぞ
魚 です 僕 が 作 る の を 手 伝 った いや
いや 驚 いた 毒 入 り フ ィ ッ シ ュ ペ ー スト 召 し 上 が る んで した ら
死 ぬ の 覚 悟 で 召 し 上 が って ください ね いや この う
ちは ね 食べ る も ん は 気 を つ け んと 天 野 さん 私 二
人 の 息 子
毒 殺 さ れ ました 誰 の 仕 業 だ か 早 く 知 り たい も んです な
ご め んな さい ね こんな 話 で 食 欲 なく さ ない で ください ね 人 は
顔 色 を 良 く する と 言 います から 取 り す ぎ な けれ ば です けど ね じゃあ 鉄 二 お 前 一 つ
味 見 して み な よ 毒 味 ですか じゃあ
遠 慮 なく
行 きます よ
皆さん
で そんな 風 に 冗 談 を おっ しゃ って 本当 に 勇 気
が 終 わ り にな る 実 に 勇 敢 です 大 した もの です
の ど に 魚 の 骨 ご め んな さい どう ぞ こちら に
私 が 見て あ げ ましょう す み ません
み て いた?
私 見て た わ その 男 の 人 でした 誰 だ お 前 は 私 の 母 です
彼 女 は 殺 人 を 犯 す あ なた を 見 た んだ
なんだ と
彼 女 は あ なた を 見 ました し あ なた を あの
男 と 見 分 け ら れる 法 廷 で 証 言 します よ
め った に ない こと でしょう ね 人 が 殺 さ れる ところ を 誰 か が 実 際 に 見て いる なん て
でも この 事 件 では 殺 人 の 目 撃 者 が いた んです
いい 加 減 な こと を 言 う な こんな ば
あ さん の 言 う こと を 信 じ る 人 間 なんか い ない それ に 並 んだ 列 車 の 向 こう で 殺 人 だ と 誰
が 信 じ る んだ そんな こと
それ に それ に どう して 私 が 天 然 見 ず 知 ら ず の 女 を
殺 そう なん て 思 うん です 見 ず 知 ら ず の 女 なんか では あり ません
彼 女 は あ
なた の 妻 だ った んです
言 い 逃 れ は でき ません よ 書 の 方 で 詳 しく 話 を 聞 か せて も ら
います
ちょっと いい ですか?
5 年前 中国 で 結 婚 して から
あの 名 シ ュ ー マ ーメ イ と 言 うん です が ね あ いつ は 俺 に 取 り 付 いて 離 れ
なく な った んだ 何 度 別 れ を 切 り 出 して も あ
ん た の 人 生 を め ちゃ く ちゃ に して や る そう は 見て
だから と い って 殺 して いい わ け が ない だ ろう
俺 は もう 限 界 だ った んです よ もう 限
界 だ った んだ よ
佐
伯 が 犯 人 じゃない か と 私 が 確 信 した のは 品 川 の バ ー で
その 男 の 癖 を 聞 いた 時 でした 職 業 柄 お 客 様 の お 酒 と タ
バ コ の 癖 は 忘 れない んです その 男 の 人 は 真 剣 質 そう に 手 巻 き の 細 い タ バ コ を
カ ウ ン ター に 打 ち つ けて から す んです
綾 さん に 聞 いた 唾 液
の 癖 その ま まで した でも それ だけ では 唾 液 を 落 と す こと は でき ません
唾 液 は
自 分 の 殺 人 が 目 撃 さ れて いる なん て 夢 に も 思 わ な かった でも 私 の
母 が 殺 人 現 場 を 目 撃 して いて 佐 伯 を 殺 人 犯 だ と 名 指 して いた んです
あの 男 は き っと 自 分 の 都 合 の いい 話 を して いる
でしょう でも 佐 伯 は チャ ン ス だ と思 った んです 慶 子
さん という 大 金 持 ち の 女 性 と 結 婚 する 最近 は 慶 子 さん
から 亡 く な った お 兄 さん の 中国 人 の 妻 ちゃん め い り さん が 行 方 不 明 だ と 聞 いて いた
自 分 の 中国 人 の 妻 を 殺 して それ を ちゃん め い り さん だ と思 わ せ ら れ れ ば それは 富
澤 家 の 莫 大 な 遺 産 相 続 争 い の ため で 自 分 では なく 富 澤 家 の 人 々 に 疑 惑 を 向 け ら
れる
そして 富 澤 家 が バ ラ バ ラ にな った 後 恵 子 さん と 結 婚 して 財 産
を 相 続 する その ため なら 財 産 の 相 続
人 を 一 人 ず つ 殺 して い って も 構 わ ない
ちゃん
め い り の 名 で 恵 子 さん に 手 紙 を 書 いた り け い こ さん から ちゃん め り 当 て のは が き を 子 ども た ち に わ
ざ と 発 見 さ せ た り した の も さ え き でも 工作 し す
ぎ た 私 は その た び に 逆 に 疑 惑 が 膨 ら んで いき ました
事 件 は 単 純 な こと だ った んです
一 番 単 純 な 犯 罪
だ って 妻 を 殺 す 男 は 大 勢 います もの
ありがとうございました
お 店 が 書 いた シ ャ ン ・ メ リ ザ イ ン の 葉 書 が 庭 に あ った の を 見 た と き
な ぜ こんな ところ に 捨 て ら れて いる の か
誰 が こんな こと を した の か
葉 書 が ある のは
チャ ン さん が この 家 に 来 た と思 わ せ る ため だ
彼 が ハ ガ キ を 出 した の を 知 って いた のは 佐 伯 先生 だけ 信
じ た く あり ません でした 先生 を
好 き でした
納 屋 の 中 の 下 絵 を 見 た 時 も
この 女 の 人 が 兄 の 恋 人 だ った ジャ ン ・ メ イ リ ー なんだ と思 い 込 もう と
しました どう して も 先生 と 結 婚 が した く て
私
は 45 過 ぎ た
若 な 女 です
全 て、 全 て わ し の せ い だ。
こ ね つ き を、 け い ほ う、
許 せ る か。
許 せ る か。
こ ね つ き を 許 せ る か。
ああ、
本当 に ギ ョ ッ と 言 った わ あ の と こ よ って つ い 口 を つ いて 出 ちゃ った んだ よね
でも ね 私 その ね 男 の 人 の 後 ろ 姿 だけ で 前 から 顔 見て ない の お
母 さん が それ を 言 っちゃ うん じゃない か って ハ ラ ハ ラ した わ よ ー と思 った の に そんな こと した ら 一 巻 の
終 わ り だ った わ だ って あの 男 は 本当 に 見 破 ら れた と思 った の よ ああ いや 住 んで て よ
かった の ね そう よ お 母 さん には 一 言 も 言 わ せ ない つ も り だ った わ でも か わ い そう な のは
け い こ さん です よね どう なる んで しょう し ば ら く は ね 心 が ひ り ひ り
痛 む でしょう けど でも その う ち あの ド ク ター の こと は 忘 れて 元 気 にな る わ
そう な って ほ しい わ ね そう よ あ んな 男 よ り 断
然 いい 男 に 巡 り 合 うわ そう
絶 対
この 放 送 は 朝 日 新聞 本 田 と 見 事 に 演 じ 切 ります よ
ご 覧 の ス ポ ン サ ー の 提 供 で お 送 り しました 鏡 が 横 に ひ び 割 れた の を
見 た ら 鏡 が 横 に 明 日 の 第 2 夜 は
大 女 優 殺 人 事 件 鏡 は 横 に ひ び 割 れて 今 夜 は
6 名 間 最後 の 舞 踏 会 です 13 年 ぶ り に 映 画 の 主 演 を 務 め る こと にな った 大 女 優
彩 り 窓 か 映 画 の プ ラ ン ク イ ン を 記 念 し 多 数 の ゲ スト を 招 いて パ ーテ ィ ー を 開 く な
一 つ 目 の 殺 人 事 件 が 起 き て しま う 天 才 警 部 正 国 寺 龍 也 は 捜 査 を 始 め
残 さ れた グ ラ ス の 劇 役 から 一 つ の ツ イ リ ー を 導 き 出 す これは 明 ら かな 計 画 達 人 だ あ なた を 恨 んで い
そう な 人 物 に お 心 当 た り は
彼 女 に も 呪 い が 降 り か かった 犯 人 は 分 か りました
大 女 優 殺 人 事 件 明 日 夜 9 時
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