All language subtitles for [DBD-Raws][日版西游记][14][1080P][HDTVRip][HEVC-10bit][AAC]

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Original subtitles

・~

(ナレーター)

この世に人間が現れる はるか前>

ドロドロと溶岩のように

漂い流れておりました>

4つの大陸ができました>

とうしょうしんしゅう

東勝神洲の一部に山がありました>

かかざん

何万年たったことでしょう>

不思議な石が生まれました>

まるで霊魂でも

宿っているかのようでした>

(叫び声)

・『モンキー・マジック』

・~

・~

とう

ちょうあん

既に天空万里のかなた>

てんじく

天竺を目指して

さんぞうほうし

三蔵法師一行の旅は続きます>

ごじょう

(悟浄)この灰じゃ わしのお皿も

灰皿になってしまうな

ごくう

(悟空)結構 毛だらけ 猫 灰だらけ

豚の おけつは

くそだらけと来たもんだ

はっかい

(八戒)今 何つった? この野郎

豚の おけつは

くそだらけっつったんだ

なんだよ 人のけつ

見たこともねえくせしやがって

何言ってんだよ

てめえこそ なんだよ

真っ赤な けつから

くせえガス出しやがって この野郎

ばかやろう

なんだよ 馬鹿野郎

(三蔵法師)また 内輪もめですか

(八戒)はい

(悟浄)あさましいな お前らは

お師匠さまの

貴い教えを守ってんのは・

この わしだけやないか

偉そうに…

偉そうなこと

かっぱ

言いやがって この河童

もう みんな 静かに!

(八戒)はい

(三蔵)忘れたのですか?

お前たちが

そのような姿に変わり果てたのも

心の奥に潜んでいる

醜い欲望のせいだということを

・~

うん?

(八戒)何だ? 何だ?

あっ 娘さんだな

(八戒)娘さんと来りゃ 俺の出番だ

ちょっくら

ちょっと 道でも聞いてくっかな

(悟空)ちょっと待った 八戒

何だよ?

妖怪のにおいがするぞ

(においを嗅ぐ音)

ちっとも におわねえ 俺の鼻には

この馬鹿っ鼻! アハハッ…

これ 娘

そちは この辺りの村に住む者か?

(女性)はい 何でございましょう?

うわぁ なんと また

美しい声じゃねえの 本当に

ねえ ちょっと 娘さん

その顔を ちょっと

こっちに見せてくれない? ええ?

うわぁ そこが

また なんとも いじらしいんだわ

でも そこを押して ちょこっと

(笑い声)

ウワ~ッ!

のっぺらぼう! やっぱり!

おらぁ!

八戒 大丈夫か・ 悟浄 追え!

(悟浄)

八戒 しっかりせえ お前は!

はえ

ちきしょう 逃げ足の速え野郎だ

・(鳥の鳴き声)

誰だ・

なんだ 河童か

(悟浄)

なんや 薄気味の悪い妖怪やったな

何を考えてけつかるのかな

・(羽ばたきの音)

また出た

今度 会ったら…

どないしようかな

目の玉くりぬいてやる

その目ん玉がないから・

気色悪いんやないか

顔が ぺらっとして

気持ち悪いったらねえや 本当に

何だ? もう逃げたのか?

俺 見て びびったのか この野郎

(笑い声)

ヒイッ!

なんだ 俺の足音か ハハハッ…

こら! 俺が おっかなくて

逃げたのか この! ハハッ…

お前なんかな 卵チャーハンにして

ぺろっと食って

それから 残りは

お前 あれだ マーボー豆腐にして

豚の ひき肉…

ああ それは共食いに…

・~

アア~ッ! ピータン!

(噴火音)

(地鳴り)

中国でも地震の多いことで有名な

まふうこ

魔風湖近くの村>

火山灰に地震 おまけに

もん

妙な化け物が うろうろしてやがる

こんな所は 早めに

通り抜けたほうがいいですね

お師匠さま

(八戒)うわぁ 見ろよ

避難もしねえで 本当に

なってねえな

この村の災害対策はよ なっ?

八戒

はい はい

私は一介の旅の僧

微力ではございますが・

この村の方たちの

お力になれればと存じまして

(村の長老)ありがたい お言葉じゃ

しかし お坊さま

この地震も大事に至らず

まもなく

収まることでございましょう

この辺りは 遠い昔から

地震の災いの絶えなんだ土地

じゃが この30年余り

大きな地震は起こっておりません

ぜんちしょうにん

これも ひとえに 善智上人さまの

ご法力のおかげじゃ

善智上人?

上人さまは

みほとけ

日夜 わしらのために 御仏を念じ

地震を封じてくださっておる

ずいかんじ

あそこに見える瑞観寺でのぅ

・~

(読経)

善智上人さまの お名前は

私も聞き及んでおりました

今を去ること三十数年の昔

私と同じように 天竺を目指し

唐の都を旅立たれた お方だと

それっきり ご消息が途絶え

志半ばにして亡くなられたと

いうことでございましたが…

(読経)

私にとりましては尊い先達

こうして お目にかかれましたのも

如来さまの

お引き合わせでございましょう

(善智上人)三蔵どの

わしが どうして天竺へ

向かう志を捨てたか 分かるかな?

度重なる地震に 村々は荒れ果て

人々は 座して死を待つか

土地を捨てるか

塗炭の苦しみに あえいでおった

ぜんしん

これにおる善信も・

仏弟子に入る前は

悪党どもの頭でな

かっては

村人を苦しめていた男なのじゃ

さようでございましたか

さて 地震のほうじゃが

ねんしんまおう

鯰震魔王と名乗る妖怪の

仕業であった

鯰震魔王?

火の山の近くに

魔風湖という湖がある

昔から その湖底に

巣くっていた大なまずだ

なるほど

(八戒)なまずが暴れだすと・

大地震が起こるって

いいますもんね 昔からね

(善信)

しかし それも上人さまのご法力で

湖底に封じ込められている

つい さっきは

また少々 暴れだしおったようだが

あの… もう1匹 妙な妖怪が

うろついちゃいませんか?

こう つるっとしてて

目も鼻も口もねえ

その妖怪は なかなか すばしこい

この わしの法力によっても

封じ込めることは かなわぬのじゃ

上人さまの お力でも?

その証拠に

妖怪は今 この堂内におる

(悟空たち)えっ?

ひゃくめんかい

その妖怪の名は 百面怪

百…

面…

怪…

(善智)変幻自在

瞬時にして その相手と入れ代わる

魔力を備えておるのじゃ

それじゃ お上人さまは

俺たち3人のうちの1人が・

百面怪と入れ代わってるって

おっしゃるんで?

わしの眼力では 3人のうちの

誰かと見分けることはできぬが

フン… でたらめだ

何の証拠があって

そんなこと言うんだ?

上人さまを疑うのか?

悟空 控えなさい!

私じゃありませんから

(悟浄)私でもないですよ ええ

八戒 言い方おかしくねえか 今の

なんで?

普通 なまるだろう もっと

あっ そうか

俺じゃねえよ

「あっ そうか」?

ああ おかしい!

あかぬ

垢抜けたんだよ 最近

ちょっと ちょっと まあ ええわい

それよりもな わしらの中に

百面怪が入ったとなれば

これは ちょっと 事やぞ

・~

のっぺらぼうの化け物を

追いかけてるうちに・

俺たちは ばらばらになっちまった

化け物が俺たちのうちの誰かに

入れ代わったとすりゃ

あのときだな

おう 断っとくがな

俺は白だぞ! 白!

こういう場合にな

自分が 「白だ 白だ」って主張する

やつ

奴ほど いちばんくせえって

小学校の先生が

おっしゃってましたよ

ホームルームの時間に

(悟浄)おい ああやってな

きつう怒るっちゅうこと自体が

疑惑の種やな

(八戒)うん

俺の公式じゃな 他人に

罪をなすりつける奴こそ真犯人と

中学の先生が

卒業式んとき おっしゃった

そう言われてみれば

そういう感じするわ わしもな

(八戒)なんだ? この風見鶏

ふたまたこうやく

こういうな 二股膏薬をするような

奴が いちばんくせえって

高校の先生が ちゃんと

おっしゃってましたよ 卒業式に

俺 そうじゃねえかと思うんだよ

そうだろう

おい 水くさいやないか ええ?

わしら 大体 深い契りを

結んだ義兄弟やなかったのか?

おう 百面怪 正体 現せ!

ぱっぱっぱっ!

変わるか そんなもん!

あほくさ 何言うてんねん

こうなったらよ

きれいさっぱりとよ

お師匠さんに けりつけて

もらおうじゃねえかよ ええ?

ちょっと待て ちょっと待て

俺たち3人がよ

のっぺらぼうを追っかけたときに

みんな お師匠さんのそばを

離れなかったかい?

めえ

お前 何が言いてえんだ?

ということは…

百面怪は

お師匠さまに化けている…

(読経)

何の用ですか? 3人そろって

ハハハッ… こんばんは

ヘヘヘッ… こんばんは

分かっています

お前たちは この私までも

うたぐっているのでしょう?

もしや百面怪ではあるまいかと

情けない…

相手は妖怪ですぜ

今だって

この4人の中の1人に化けて

何をたくらんでるかも

分からねえと来てるんだ

では 悟空

仮に お前が百面怪という化け物で

本物の悟空と

入れ代わっているとしましょう

ちょっと それは

どういう意味ですか? お師匠さま

だとすれば 本物の悟空は今ごろ

どこで何をしているのでしょうね

何を… だって 俺 本物だもん

私は お前たちのうちの

誰か1人の無事を・

如来さまに お願いしていたのです

まあ よく分からねえけどさ

本物の悟空なら

大丈夫ですよ お師匠さま

むざむざ妖怪の手にかかるような

ドジは踏みません

その点だったらば

この本物の八戒も

全く右に同じでございます

本物の悟浄も全く同じですな

それなら安心です

では 悟空

たとえ お前が百面怪でも

本物の悟空だと思って

また 旅を続けましょう

それは ないでしょう お師匠さま

たとえ 相手が妖怪変化でも

そのうちに心が通じ合うはず

お互いに信じ合ってさえいれば・

本物の悟空と

同じことではありませぬか?

そうでしょう? 悟空 悟浄 八戒

今 いちばん大事なことは

お互いを信じ合う心です

信じられねえな

信じられへんな

とっても信じらんねえべ

いいえ

私は お前たちの心が 再び

結ばれるまで念じ続けましょう

あ~あ 俺は孤独だな もう

(読経)

俺の頼りになんのは

にょいぼう

この如意棒1本 よろしく

ぼちぼち

エンドマークの雰囲気やな

まあ ここいらで ひとつ

衆議院も解散っつうとこだべな

解散? いいなぁ

なあ

俺もよ

お前たちの そのひでえ面をよ

見飽きちゃったんだよ

嫌んなっちまってよ

うわぁ うれしい言葉だ

飽きてもらって結構

本当に良かった

ほんじゃ 私は・

この辺は いの一番に

去らせていただきましょう

どうぞ どうぞ

(八戒)ちょっと ごめんなさい

出口 分かるか?

分かりますよ

それじゃ 猿と河童と坊主

フフフッ… それじゃ バイバイ

豚!

し

子のたまわく 「男の友情は

薄いガラスで できている」

はかないな ほんまに…

河童

ハァ… もう 何が何だか

さっぱり分かんなくなっちゃった

お師匠さん

おい お師匠! この期に及んで

まだ何も言わねえのか!

ああ そうか

俺は ここへ残ると思ってんだな?

冗談じゃねえぞ 本物だか偽者だか

分かんねえ坊主と一緒に・

旅なんかできるかい!

じゃあな!

今 何か言ったか?

ちょっと待てとか お猿さんとか

盆に返らないのでしょうか>

さ

りゅうさが

流沙河には何の未練もなく・

さりとて

別に行く当てもございません>

こ

おのずから水を恋うるのは・

河童の本性とでも申しましょうか>

やってまいりました所は・

何やら不気味な湖>

地震妖怪の大なまず・鯰震魔王が・

その湖底に封じ込められている

魔風湖であります>

(悟浄)強がって別れてみたものの

これから

どないせえっちゅうのかな

・~

ウワ~ッ!

何や お前は・ やめて…

アア~ッ!

悟空! 助けてくれー!

悟浄 どこだ・

やはり 友達思いの悟空なのです>

悟浄 どこだ? 悟浄!

あっ!

悟浄…

悟浄!

生きてんだろう? おい

返事しろよ!

心配かけるな 馬鹿!

まだ返事がねえってことは

助けてくれってことだろう?

分かってんだ

今 行ってやるからな!

ヘヘヘッ…

よっ!

・~

・~

てめえが鯰震魔王の正体か 来い!

・~

アアッ!

・~

のまれてしまいました・

悟空・悟浄の運命は 果たして

いかなることに相なりますやら>

(善智)三蔵どの いま一度頼むが

天竺への旅は諦めて

この寺に とどまってはくれぬか

このわしは もはや老い先短い

わしが世を去ったら せっかく

封じ込めてある鯰震魔王が・

また暴れだすだろう

この辺りの村人たちは・

また 苦しみの中に

突き落とされることになる

でも 上人さまには・

善信どのという立派なお弟子が

おるではございませぬか

いやいや

あの善信は まだ修行が足りぬ

そなたなら 必ず立派に

この わしのあとを継いでくれると

信じておるのじゃが

しかし 私には・

如来さまから

授かった掛けがえのないお役目が

そのお役目を果たすためには・

この辺りの村人たちの苦しみを

見捨ててもよいと言われるのか?

行かれるのか やはり

みこころ

如来さまの御心に沿わぬとあれば

私は命を失いましょう

無事

天竺まで たどりつけましたなら

じぞうびょう

帰りには 必ず この地蔵廟に…

この分じゃ また暴れだすな

フフフフッ…

(噴火音)

(悲鳴)

(噴火音)

(善智)皆の者!

(男性)あっ 上人さま!

(善智)心配するな!

(長老)上人さま!

ど… どこに おいでに?

(善智)魔物を封じ直してくる

(長老)お願いします

(女性)お願いいたします お願い…

・(善智)鯰震魔王!

鯰震魔王は おるか?

フフッ…

何を そう むくれておるのじゃ?

うん?

(鯰震魔王)とぼけるな!

えろう機嫌が悪いようじゃないか

フフフッ…

約束が違うじゃねえか!

三蔵の肉を食わせてやると

胸をたたいたのは 一体 誰だ?

フン…

こうなったら ひと暴れしてよ

ここいらの村を ひと思いに

たたきつぶしてくれようかい

(たたく音)

(地鳴り)

(噴火音)

そう わがままを言われては困る

わしは

もう 10人以上の坊主の肉を・

お前さんに食べさせてきたんだぜ

天竺へ行こうと

通りかかった坊主を1人残らずな

三蔵は別物だ

なぜ この俺に断りもなく

寺から出しやがった?

あいにく

わしの つきあっとる妖怪は・

お前さんだけでは ないからのぅ

それじゃ 初めから百面怪に

くれてやるつもりだったのか?

お前さん とっくに 三蔵の

弟子どもを食っとるじゃないか

(笑い声)

ケッ…

あんな猿や河童

まずいうえに こなれが悪いわい

(げっぷ)

(おなかの鳴る音)

やわた

やぶ

かんもん

はたまた 関門トンネルか>

いや もう 何と申しましょうか

さすがに立派なものでございます>

おいおい

迷子になっちまいそうだな こりゃ

なまずの腹ん中って

これ 複雑な構造してやがるね

あら こんな物 食ってんのかい

へきこせい

・(碧湖精)フフフッ… いや…

・ フフフッ…

はて? 面妖な…

・ フフフッ…

悟浄じゃねえか!

ウワッ!

おお 悟空やないか お前

ああ そうか

お前も大なまずに のみ込まれて

ここへ やって来たんか ええ?

アハハハッ…

ほな わしと同じや アハハハッ…

なにが 「アハハハ」だよ

この河童野郎!

俺はな お前の忘れ物を わざわざ

ここまで届けに来てやったんだぞ

フン… 人の気も知らねえで

いい気なもんじゃねえか

女と いちゃいちゃ いちゃいちゃ

いちゃいちゃしやがって!

(碧湖精)ちょっと

誤解しないでくださいまし

私は 気を失って倒れてたこの方を

介抱してただけなんです

そんな変な目で見ないでください

何だい? この ねえちゃん

(碧湖精)

私? 私は碧湖精と申します

碧湖精?

魔風湖なんて 今では

汚らわしい名前が付いてますけど

ここは 昔 碧湖と呼ばれる・

それはそれは

美しい湖だったんです

へえ…

(悟浄)そうすると

あんた 湖の精やったんか

ああ そこへ大なまずがやって来て

あんたごと

ぐっと 乗っ取ったってわけか

もう1000年も昔のお話ですわ

(悟空・悟浄)1000年・

ウフフフッ… でも これからは

退屈しないで済みそうですわね

だって 楽しいお仲間が

2人も増えて ウフフッ…

あの… 何か召し上がります?

アハハハッ…

ああ いただきたいな

ウフッ… ぱっ!

(歓声)

こら すごい ええ? ヘヘヘヘッ…

これ 食べていいんですか?

(碧湖精)どうぞ

(悟空・悟浄)いただきます!

食べ物には

全然 不自由しないんですよ

なまずが

何でも のみ込んでくれますから

これは

なまずが のみ込んだ物ですか?

そうですよ

5年ぶりの坊主の肉を・

あの百面怪なんぞに

食われてたまるもんかってんだ

フフフッ…

悟浄 なんか おかしくねえか

そういえば なんや

酒のにおいがしてきよったな

あっ おい! あららら…

俺 もう 腰に来ちゃってるよ

あれ? わしもや

なんや 気分が

えらい ようなってきよったな

私も

なんか 体がほてってきちゃった

ほてりました?

アア…

♪ 酒は うまいし

ねえ

姐ちゃんは きれいだ

悟空 わし なんや ここな

出ていきとうなくなってきたわ

ハァ~ッ…

どうも 今日は こなれが悪いな

私 なんだか

踊りたくなってきちゃった

(悟浄)踊れ 踊れ

大賛成! いえ~い 踊れ

いえ~い!

よっ!

(拍手)

♪(蓄音機の音楽)

アハッ!

♪~

(悟浄)ヘヘッ…

オオッ…

ハァ~ッ…

待ってろよ 三蔵

お前の うまそうな肉は この俺が

誰が何と言おうと

絶対に この俺が食ろうてやるぞ

(笑い声)

ああ どうも腹具合がおかしいな…

ああ いたた…

ああ いたた…

いたっ いたっ いたっ!

ああ いたっ! ああ いたた…

いたっ! いたた…

♪~

(歓声)

回れ 回れ 回れ!

よっよっよっ!

ア~オ!

♪~

どうしたんだ? どうなってんだ?

これは… あいた… あいた…

・(八戒)碧湖精ちゃ~ん!

(悟浄)おい ちょっと 悟空

ちょっと待てよ おい!

何だよ?

今 何か聞こえへんかったか?

歌しか聞こえねえよ

アオッ!

♪~

・ 碧湖精ちゃ~ん!

悟空 ちょっと

何だよ?

人がフィーバーしてんのに

ちょっと聞いてみいな

・ どこにいるの?

あら 確かに八戒の声だ

あら 八戒っていうの? あの豚

知ってんの? あの豚

うん 知ってるも何も

私が あの迷路に誘い込んだのよ

これで もう2日になるかしら

アハハッ…

ちょっと待った

あんた 今 「2日」って言ったね?

そうよ

だって 食べ物を食い散らかしたり

私の体に触ろうとしたり

本当に もう いやらしいんだから

聞いたか 悟浄

俺たちが あの瑞観寺へ

泊まったのは ゆんべだ

してみると 寺で大飯食らったり

減らず口たたいてた八戒が…

百面怪…

そうか…

(八戒)碧湖精ちゃん

碧湖精ちゃん どこにいんの?

返事してよ 碧湖精ちゃん

碧湖精ちゃんってば!

アアッ! また

元んとこに戻っちゃったもんな

(泣き声)

碧湖精ちゃ~ん!

・~

(百面怪)お師匠さま!

おお 八戒

待っていてくれたのですか

(百面怪)あの恩知らずの

猿や河童と違いまして

この八戒は たとえ火の中 水の中

お師匠さまの

お供をしてえ一心で… へい

悟空と悟浄も

いずれ 現れるかもしれませんね

そいつは絶望的じゃねえか?

何か言いましたか?

いえいえ

ところで ゆうべの一件は

許していただけるんでしょうか?

いいのです もう そんなことは

ありがとうございます

それじゃ この八戒

くつわを取らせていただきます

八戒 道を間違えたようですね

いや 大丈夫 ここまで来りゃ

もう 邪魔は入らねえ

八戒?

うまそう

お前は まさか…

(笑い声)

ハハハッ… いただきます

何をするのです?

黙って立ち去りなさい

(崩落音)

(白馬のいななき)

あっ!

ええい くそ…

三蔵は渡さんぞ!

完全に2強の対立であります>

あっ!

上人さま…

やれやれ また仲裁役かい

ああ やっぱり駄目かな? 魔王

今度だけ百面怪に

食べさせてやるわけには…

(魔王)

嫌だ 雑魚をいくら食っても・

約束の坊主でなきゃ

食った気がしねえ

(善智)百面怪 見たとおりだ

お前さんな もう一度だけ

我慢してやってくれないか

ああ しかたがない

それじゃ 仲良く 上半身 下半身

半分ずつ食べることにしては?

嫌だ! 頭から丸ごと食わなきゃ・

魔力の効き目にも

なりゃしねえんだ

(騒ぎ声)

うるせえ!

どうやら 腕ずくで決めるより

しかたねえらしいな

まあ 待て

どうじゃな? 恨みっこなし

将棋の一番勝負ということでは

(魔王)でもよ この野郎

時々 汚ねえ手を使いやがるからな

お

心配するな わしが立ち会うてやる

(百面怪の笑い声)

(魔王)よし よかろう

おい 三蔵

てめえは 俺さまの胃袋へ

収まることに決まったぜ

(笑い声)

兄貴 お礼言ってよ

こんなにごちそうになってんの 私

いいかげんにしろ!

何だよ? 何すんだよ!

ねえ 兄貴

物事はね 諦めが肝心なんだよ

まあね もう しょうがねえからさ

お師匠さまのことは

悪いけど ころっと忘れちゃってよ

こん中で

余生を送んのも悪くねえんじゃ…

そうは いかねえんだよ!

なんでよ?

ごちそうは食い放題だし

酒は飲み放題だしな

それに あんた 女だって…

違うんだよ この 女だって…

(悲鳴)

やめろ!

何だよ? 何すんだよ? 本当に

本当に役に立たねえんだから

あいたた…

(悟浄)おい 悟空

お前 何を そう突っ張っとんねん

なに突っ張ってんのよ?

突っ張ってるわけじゃねえよ

ただ このまんまじゃ

どうにも寝覚めが悪いよ

そうよ あのお師匠さんのことだ

今だってな

俺たちが助けに来てくれると

信じてるんだぞ

百面怪だか

鯰震魔王だか知らねえけど

食われる間際まで・

俺たちが助けに来てくれると

信じてるに決まってんだ

そういう人なんだよ あの人は

ちきしょう!

・~

悟空 八戒 悟浄…

おい

なんとかして ここを出なくっちゃ

出口なら2つあります

どこと どこだい?

右のほうへ行くと なまずの口

でも 最後に 大変 狭い所があって

ちょっと その お2人では…

駄目 駄目 狭いの駄目だ

狭いのは本当に息苦しくて

じゃ 右は やめよう

(八戒)…で その左っての

出やすいのかい?

(碧湖精)はい

(八戒)

どこ? 左は その出やすいのは

ねえ その 出やすい左のほうって

いうのは どこよ?

(碧湖精)お尻の穴です

あの… 俺 狭いの大好きだよ

狭いの大好き

善智上人さま

上人さまともあろうお方が

なぜ このような ありさまに…

(笑い声)

この坊主 俺たち妖怪と

取り引きしやがったのよ

取り引き?

ああ

この俺が

地震を起こすのをやめる代わりに

この坊主は 通りかかった坊さんを

寺に誘い込んで・

この俺に提供する

ハハハッ… そういう約束だったな

上人 ハハハッ…

おい フェアプレーでやれ

この野郎!

(善智)怒るな お前の番じゃ

(魔王)ええい くそ…

(笑い声)

(魔王)待て! 「待った」だ

「待った」は効かんな 魔王

(笑い声)

(鼻息)

(八戒)

兄貴 難所っちゅうのは ここか?

これはな 魔王の肺の近くだな

奴が息を荒くする度に…

ああ ちきしょう!

(悟浄)おい 悟空よ

生物学的に言うとな 魚類には

肺は ないはずなんやけどな

これは ただの魔王じゃねえや

なまずの変身だ なまずの

(笑い声)

お前さんの負けじゃな 魔王

(魔王)ええい なんの なんの

ああ 終わりじゃ

121手 鯰震魔王の負け

何でえ こんなもん!

やめんか 魔王!

腕ずくで勝負だ!

(善智)やめやめ! やめんか!

ええい どけ!

(善智)あらら!

この! どりゃ!

ヤッ!

この!

(殴る音)

(笑い声)

ウッ!

(うめき声)

あれ 見ろよ

(八戒)あっ あれ

のどちんこじゃねえか? なまずの

(悟浄)おい

ちょっと こそばしたらへんか

よし! やったれ やったれ

(八戒)この野郎 本当に もう

ほらほら

この野郎 この野郎 この野郎

(笑い声)

こちょこちょ こちょこちょ

(八戒)この野郎 来たね 来た来た

おい 何だよ・ おい!

(八戒)

せめ

こんな狭えんじゃ通れねえな

こうなったら しょうがねえ 兄貴

兄貴得意の変身でよ ひとつ

俺たちも細かくしてもらって

そっから抜けるしかねえべ

よし じゃ やってみるか

頼むわ

ウ~ン… ヤッ!

ウ~ン…

ウ~ン…

(うめき声)

どうした?

お師匠さま

悟空!

悟浄!

本物 やってまいりました

八戒!

鯰震魔王 覚悟しろ!

かかれ!

・~

・~

魔王 いくぞ!

・~

・~

(突く音)

ウッ!

(殴る音)

(うめき声)

・~

ざまあみろ

(八戒)待て この野郎!

逃げんな この野郎!

(百面怪)わ~い!

(八戒)あれ? あれ? えっ?

俺は俺だけどよ てめえは誰だ?

(笑い声)

待て 百面怪!

おお 兄貴 八戒 俺

(百面怪)百面怪は こいつだよ

何言ってんだよ

こいつが百面怪なんだかんな!

だま

(百面怪)騙されんなよ 兄貴

俺よ 俺 俺 ほらな

(八戒)俺 俺 俺 俺よ 八戒

アア…

どうも

お前が本物の八戒のようだな

そうよ 俺が本物よ あれが偽者よ

てめえか この野郎!

やめなさい!

(殴る音)

アッ!

(笑い声)

あららら…

(笑い声)

かえる

蛙だったのか 百面怪の正体は

上人さま!

この!

(善智)

三蔵どの わしの命を絶ってくれ

言うにや及ぶわ このニセ上人!

なりませぬ!

しかし お師匠さま!

なりませぬ!

三蔵どの

わしが中途で諦めた天竺への旅を

その うら若い身で

成し遂げようとしている そなたが

わしは

どうしても許せなかったのだ…

頼む わしの命を絶ってくれ…

私は あなたを救うためにも

天竺へ たどりついてみせましょう

帰りには 必ず瑞観寺へ

そのときは きっとあなたさまとて

ごうねん

業念の地獄から救われます

三蔵どの…

・~

見ろ! 俺に手ぇ振ってるよ

さよなら 碧湖精ちゃん!

馬鹿 俺に手ぇ振ってんだよ

へっちゃ~ん!

(碧湖精)三蔵さま~ ご無事で~!

「会うは別れの始めなり」か

まあ こんなもんやろうね

へっちゃん

(八戒)へっちゃんじゃねえよ

へっちゃんって呼べるほどよ

親しい つきあいだったのかよ?

さほどじゃねえけど

じゃ なんで へっちゃんなんて・

呼ぶんだよ?

これ これ 2人とも!

おやめなさい

そうだよ

先を急ぎますよ

はい

暗い夜には気をつけろよ お前

馬に蹴られるなよ

申せません 三蔵法師>

その旅は まだまだ

前途多難の様子でございます>

それは 次回の講釈で>

・『ガンダーラ』

・ そこに行けば

・ どんな夢も かなうというよ

・ 誰もみな行きたがるが

はる

・ 遥かな世界

・ その国の名は ガンダーラ

どこ

・ 何処かにある ユートピア

・ どうしたら行けるのだろう

・ 教えて欲しい

・ In Gandhara, Gandhara

・ They say it was in India

・ Gandhara, Gandhara

・ 愛の国 Gandhara

・ Gandhara, Gandhara

・ They say it was in India

・ Gandhara, Gandhara

・ 愛の国 Gandhara

ただひとり

どうじゅん

黙々と岩山をくりぬく男・道順>

三蔵は ひと肌脱いだ>

いけにえ

ご期待ください>

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