All language subtitles for [DBD-Raws][日版西游记][11][1080P][HDTVRip][HEVC-10bit][AAC]

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Original subtitles

・~

(ナレーター)

この世に人間が現れる はるか前>

ドロドロと溶岩のように

漂い流れておりました>

4つの大陸ができました>

とうしょうしんしゅう

東勝神洲の一部に山がありました>

かかざん

何万年たったことでしょう>

不思議な石が生まれました>

まるで霊魂でも

宿っているかのようでした>

(叫び声)

・『モンキー・マジック』

・~

・~

てんじく

いただきに行く・

さんぞうほうし

ごくう

三蔵法師と悟空たちの行く手にも

また 何が起きるか分かりません>

(悟空)

おい 2人とも 何やってるんだ?

はっかい

(八戒)何だ これ… あれ? あれ?

これ 何だよ? これ

ごじょう

(悟浄)おい 八戒 何してんねん?

ちょっと ちょっと… あいた…

(八戒)ほら

ばか

また冗談やってんのか あの馬鹿

何やってんだ? お前ら

だって兄貴 ここに何かあんだもん

何かあるのよ ここに

どこに? 何にもねえじゃねえか

ここに…

(ぶつかる音)

(三蔵法師)

何を遊んでいるのです?

遊んでるわけじゃ

ねえんですけどね

(八戒)

前にね 進めないんでございます

おい これ また妖怪の仕業だぜ

妖怪?

ああ

チッ… まあ…

どいてろ

ハァー! アチョー!

うん?

おい 向こう 夜だぜ

あららら…

おい 来てみろよ こっちは夜だよ

(八戒)こっち 昼だよ

だから こっち 夜なんだよ

(悟浄)そんなあほなこと あるか?

(八戒)お師匠さま

これは どうしたことです? 悟空

あっ! 見てみろ!

三日月だ

(八戒)なんだ

夜になったとは

どういうことですか?

もん

こうもりの化け物が

昼と夜を止めていたんですよ

つまり わしらが ぶつかったのは

昼と夜の境っちゅうわけやな

そう

にょいぼう

それが 俺の如意棒で ぶっ飛んだ

うそ

嘘こくんでねえ この!

夜と昼が そういっぺんに

入れ代わっかよ このおたんこ猿が

何にも知らねえんだから

月へ行ってごらんなさい 月へ

あそこはね 昼と夜は

あっという間に変わるのれすよ

夜の壁など作って

どうするのですか?

決まってるでしょう

やつ

奴らは 夜が長ければ長いほど

悪さができるんですよ

・~

(こうもりの鳴き声)

(鳴き声)

・~

闇のとばりを引き回して・

思うさまに人や動物の生き血を

すする吸血こうもりの群れ>

ゆうばんかい

夜を操る妖魔・唯晩怪>

(扉の開く音)

・~

・~

唯晩怪! そうは させるかい!

(唯晩怪)お前は さっき

私のとばりを破った猿だね?

そうだ 猿だ

俺が カバに見えるか?

それも ただの猿じゃねえぞ

せいてんたいせい

そん

斉天大聖 孫悟空だ!

(唯晩怪)だったら

お前も お化けの仲間じゃないか

その娘の生き血を

ごちそうしてあげるよ

俺は もう化け物じゃねえの!

お師匠さまに言われてな

めえ

お前の悪さを止めに来たんだ

妖怪が人間の言うことを

聞いているのかい

(突き飛ばす音)

アアッ!

やったね!

・~

(羽ばたきの音)

(口笛)

エイッ!

待てい!

・~

ハアッ!

・~

猿め!

野郎!

こうもり!

(殴る音)

アアッ!

♪ どこだべや いなかんべ

こんなとこさ いたの

あららら…

また いかした あねさんだなや

これ また…

ああ 俺 大好き こういうタイプ

アハハッ…

お前 悟空の仲間だな!

いや 仲間ったって

俺 大体 あんな野蛮じゃねえし

大体 主義が違うわけだから

また 教養も違うわけですからね

第一 やり方が違うもん

ほら こうでしょう

…で こうすんでしょう

…で こういうふうに

やんわりといくから

ほらね ほらほら

ほ~ら 大丈夫だ ねっ?

・~

なんか ちくっと来たぞ 何かな?

何したのかな? フフッ…

お前の体中の血を吸ってやるんだ

本当に? 吸ってくれんの?

吸って すらっとなるまで吸って

怖くないのかい?

(八戒)怖くないよ

あんたみたいな美人に

吸われるんだったら・

俺 本望だもん

吸って ねっ? 吸って

なんだか勝手が違うねえ

(八戒)勝手違くない 勝手違くない

ほら 吸って ほれ 吸って

ほら 吸って 早く早く

まず~い!

(吐き出す音)

もう嫌だ!

(八戒)あら? あら あら…

あら 今度はまた変わったんですね

これも また いいなぁ いいなぁ

吸ってくださいよ 吸ってよ

もっと いっぱい吸ってくださいよ

こんな

たっぷりあるんだもの 本当に

お口に合わないのかしら

遠慮は要らないんですから…

うち

(唯晩怪)私の家に来て

はい! 待ってたよ それ

相談に乗ってほしいの

(八戒)いいですよ 何でしょうね?

今 私

亭主と けんか別れしてるのよ

あら… そうすると 目下 独身

平たく言うと 独りぼっちかな

そう 一緒に来て

アハッ… はい はい はい 行く!

おい おい

(たたく音)

(たたく音)

(たたく音)

・~

・~

かわいい顔してるな

誰かに似てるな

あっ… お師匠さんだ

どうしたんだい? こりゃ

なんで この子が

お師匠さんに見えるんだよ

人間の娘に 強く

ひ

惹かれてしまったようであります>

眠らされていた少女の魂を・

揺り起こしたのでしょうか>

起きませんか

もう起きましょうよ

・~

みんみん

(眠々)

私 どうしちゃったんでしょう?

ね… 眠らされてたんだろう

あの唯晩怪に…

唯晩怪って? あなたですか?

違う違う!

唯晩怪は こうもりだろう

俺は このとおり…

猿だ

ヘヘッ…

あっ!

・~

あんた… 俺に抱きついたね

すいません

嫌じゃないのかい?

何がですか?

俺がさ

どうしてですか?

猿だよ 俺は…

私 お猿さん 好きです

好き?

飼ってたこと ありました

悟空っていう名前でした

ご… 悟空?

お猿の大将の名前を

付けてやったんです

へえ…

でも とっても弱虫で

私に くっついてばかりいました

やんちゃなくせに

気がちっちゃくて

鶏にまで

追っかけ回されてたんですよ

俺は そんな弱虫じゃねえよ!

あなたのこと

言ってるんじゃありません

だって… 悟空だろう?

ええ

俺だって悟空… 本物の悟空だ

嘘・

本当ですか?

さっき 見てたろう?

こうもり やっつけたところを

ええ

この町は 奴らに狙われてんだ

このまんまじゃ

町じゅうの生き血 吸われちまうぜ

だが 本物の悟空が来たからには

もう大丈夫だ

しっかり俺に くっついてな

はい!

おい…

・~

(こうもりの鳴き声)

唯晩怪とやらは なぜ この辺を

夜だけにしてしまったのだろう

(悟浄)それはね

夫婦別れしてしもうたからですよ

夫婦別れ?

唯晩怪の亭主っちゅうのは・

ゆうちゅうかい

唯昼怪っていいましてね

はげわしの化け物ですわ

唯昼怪…

この辺の昼を操る妖怪でね

夫婦仲が うまくいってる間は・

昼と夜の交代も

うまくいってたんでしょうね

離縁して 昼は昼だけ

夜は夜だけにしてしまったのか

そういうことです

その昼と夜の境が・

さっき

目に見えなんだ壁でっしゃろうな

…ということは

この夜だけの町の隣に・

昼だけの町が

あるということですね

そういうことになりますね

行きましょう

えっ?

昼だけの町へ

何しに行くんですか?

昼だけでは 人々が

さぞ難儀をしているに違いない

ほら また始まった もう…

夜だけのほうは 悟空たちに任せて

私たちは昼だけのほうを…

ちょっと待ちなさい お師匠さん

夜と昼の境は越えられませんよ!

さっき 悟空が壊した穴がある

あの光が それです

・~

夜と昼とを取り結ぼうと・

夢中で

昼だけの町に突入しました>

ねいもう

更に獰猛な はげわしが・

夫婦げんかの余勢で

荒れ狂っている所>

これぞ 昼を操る暴君・唯昼怪>

(殴る音)

(唯昼怪)ターッ! ターッ!

一刻の休息も許されません>

むちに追われて

倒れるまで働くばかり…>

(兵士)そ~ら!

(殴る音)

(蹴る音)

そ~ら!

どうどう

(働々)お願いです!

夜の町に行かせてください

夜の町へ?

貴様 眠りたくなったんだな?

いいなずけ

違います 許婚に会いたいのです!

(唯昼怪)許婚に?

馬鹿者! 働くんだ!

逃げようったって逃がしはせぬ

働け!

(殴る音)

くそ!

やめなさい!

行かせておあげなさい

誰だ? 貴様は

旅の僧です

あなた方ご夫婦を

仲直りさせたくて やって来ました

俺と女房を?

(笑い声)

人間に そんなことができると

思っているのか?

人間には できなくても

仏には できます

貴様 仏か?

仏に仕える者です

俺は 抹香くさい奴は嫌いだ

おい こいつに

ぶっ倒れるまで荷物を担がせろ

(悟浄)なんやと? な… 何を…

ほれ 見なはれ お師匠さま

言わんこっちゃないでしょうが

三蔵法師の願いとは あべこべに・

ひたすら 夜だけの享楽を

追い求めております>

いや しかし あんた

夜はいいなぁ やっぱ

昼よか ぐ~っと盛り上がるもんな

(唯晩怪)そう思う?

(八戒)思う思う

1発 歌 歌うから

歌な アハハッ…

ちょっと つきあえよ

♪ 夜 夜 夜 夜は もり上がる

♪ お酒を飲んで

イエーイエー イエーイエー

♪ 踊りを踊る ルンルン ルンルン

♪ やっぱり夜しか出来ないわ

♪ 昼間やる奴は…

(唯晩怪)でもねえ

うちの人 昼のほうがいいって

(八戒)

うん? 「うちの人」って なんだよ

あんたは もう別れたんでしょう?

もう夫婦じゃないんでしょう?

でもね 私も女だから…

俺が…

唯晩ちゃん 俺がいるんでないの

これから ずっと一緒に

暮らそうって言ってるじゃん

言ってるじゃ~ん

昼がなくてもいいのかい?

(八戒)昼なんかなくたっていいよ

俺 だって 働くの大嫌いだもん

血は まずいし 怠け者だし

どうしようもない男だね

でも…

なあ 唯晩ちゃん 好きなんだべ?

だから ここに

俺を連れてきたんだべ? なっ?

(唯晩怪)さあ どうかしら?

(侍女)

申し上げます 唯昼さまが表に

・(唯昼怪)唯晩 出てこ~い!

あの… てっぺん とがった

あの はげわしの…

なんだか 化け物みたいなの…

うん? アア…

(唯晩怪)慌てなくても大丈夫だよ

あの人 夜は鳥目なんだから

・~

(唯昼怪)やめ!

お前 豚の化け物を

引っ張り込んでるそうだな

(唯晩怪)ああ そうだよ

ちょいと 八戒さん

(八戒)はい 呼んだ? 呼んだ?

ねえ 私の亭主に

なってくれるんだよね?

はい はい はい はい!

はい?

こんな男の どこがいいんだ?

どこって…

血は… おいしいし 働き者だし…

ちょいと 肩もんでおくれ

(八戒)はい!

これ ちょっと持っててね

ここかな? ほら

(唯昼怪)いちゃいちゃするな!

(八戒)ウワッ!

何だよ・ 急に 突然

びっくりすんな

や

妬いてるのかい?

馬鹿! その面が気に入らん

なに? 貸せ

こんな いい顔を…

やれ!

私の里で

まね

勝手な真似は許さないよ!

そんな強がり言わないで

下がって 危ないですから

追っ払っとくれ!

(八戒)追っ払えったって…

色男は つらいなぁ

(唯晩怪)お行き!

あの… なんとか

話し合いで うまく穏便に…

(唯昼怪)やかましい!

(殴る音)

アアッ…

そうですよね 話し合いなんてね

そりゃそうだと思ったんだ

役に立たないね

(八戒)はい

(手下)エイッ!

ウウッ…

ヤーッ!

相手は鳥目だ 暗くしちまいな

(手下)はっ!

・~

(手下)おい 見えない!

見えない!

(八戒)さっきは なんで

話し合いに応じなかったんだよ!

(殴る音)

唯晩…

・~

(眠々)斉天大聖 孫悟空

魔法を使えるお猿さんなんです

(男性たち)へえ…

この人… いいえ このお猿さんが

私たちを守ってくれるんです

(男性)

おい 大丈夫なんかい? 本当に

(男性)頼りになるのかね?

(男性)なんだか ぽ~っとしてるね

悟空さん!

えっ? ああ…

皆さん 心配しているんです

あなた1人で

こうもりの大軍を防げるのかって

ああ 防げる 防げる

あの… 1人で心配だったら

こっちも大軍そろえるから

そんなこと できるんですか?

フフフッ…

おいらの数ある術の中で・

しんがいしん

身外身の術といやぁ

簡単な部類のほうですね

体の毛を抜いて 息を吹きかけりゃ

抜いた毛の数だけ兵隊になるんだ

すご~い! やって見せてくれる?

いいとも フフフフッ…

(毛を抜く音)

(息を吹く音)

ありゃ・

(男性)

悟空さんの分身ってのは眠々かね

いや… ちょっと今

気が散ったもんだからよ…

(男性)気が散った?

眠々に いかれちまったのかい

返してくれよ!

(男性)悟空さんよ!

(笑い声)

(眠々)悟空さん!

分身の術は どうなったんですか?

できなくなっちまったんだよ

精神統一ができねえんだ…

あんたのこと 考えちまってさ

みんな

よく笑いやがって ちきしょう…

あんた 笑わないのかい?

私 笑いません

だって… お… 俺は猿だよ

カッ!

猿が… 笑っていいんだよ

言ったでしょう

私は猿が好きだって

迷惑じゃないんですか?

あなたは

私を守ってくれたんですもの

それに 町の人たちの眠りも

覚ましてくれたじゃありませんか

だけど

術が効かなくなっちまったんだ

もう役に立つかどうか分からねえ

でも いてください

あなたは 心がすさんでいます

いらだっているのですね

うん?

それは 夜を

なくしたからでは ないのですか?

慰安と休息が

必要だからでは ないのですか?

ええい うるさい! 黙れ!

お坊さん

大丈夫ですか?

ありがとう

あなたは 許婚に会いたいと

言っていましたね

はい

夜の町にいるのですね?

はい

でも 昼と夜との間には

目に見えない とばりがあって

通り抜けることができません

できます

ついてきなさい

えらいことに

なってしもうたな もう…

何のために わしが こんなことを

せんならんのか もう…

世の中には

夜も眠らんと働きたがってる奴が

なんぼでもおるちゅうのに なんで

わしが こんなことをせんならん…

ああ もう 考えてることが

分からんっちゅうねん

悟浄!

あっ お師匠さん

悟浄 この人を私の馬に乗せて

夜の町へ連れていってあげなさい

無理ですよ そんなこと

追っ手は 私が引き受けます

お師匠さん どうするんですか?

私は あの気の毒な男に用がある

気の毒な男って

唯昼怪のことですか?

夫婦の仲さえ戻れば

あの男も救われるでしょう

また そういうこと

言いだすんだから もう! アア…

(兵士)おい いたぞ!

頼みますよ

ちょ… ちょっと お師匠さん!

(兵士たち)ウワッ!

(悟浄)よし 来い!

(兵士)捕まえろ 行け!

・~

見てみい

あれが夜の町の入り口や!

・~

(八戒)はい ちょうだい

うん? フフフッ…

なあ ぱ~っと盛り上がろうよ

ぱ~っとな! なっ?

どうしたんだよ? みんな

なんか ひとつ足りねえな

ふら~っとしてて

(唯晩怪)おなかが すいてるんだよ

(八戒)えっ?

血が吸えないから

(八戒)ああ!

なんだ 唯晩ちゃん

あんた 夜を支配してんでしょう?

あっ ごめんね… あんた だったら

吸えばいいじゃないの 吸えば

悟空が邪魔なのさ

悟空?

なんだ あんなのが邪魔なのかい?

アハハハッ… 笑っちゃうな

おかしいよ フフフッ…

ごまかしたって駄目! 怖いくせに

なんで 俺が あんな野郎を・

怖がんなきゃなんねえんだよ

フフフッ…

(唯晩怪)あんたは もともと

私たちをやっつけるために・

ここへ来たんだろう?

それが これじゃ…

悟空に どやしつけられるよ

だからよ 俺 あんたと ここでよ

一緒に一生暮らそうと思ってよ

私と一緒に暮らしたいんなら

戦っておくれよ

誰と?

(唯晩怪)悟空とさ

あの… ねえ 相手にすんの

よしましょうよ あんな山猿

(侍女)町へ行かなきゃ

私たち 飢えてしまいます

じゃ 俺も飢えちゃうのかしら?

働いて食べ物を取ってくるのは

男の仕事じゃないか

前の亭主なら

こんなとき 頼もしかったけどねえ

ねえ? お前たち

(侍女)はい そうでした

全然 違います

じゃ なに?

俺は頼もしくないっていうの?

(侍女たち)はい そのとおりです!

まあ はっきりしていて

いい子たちだこと

ねえ 本当に腹の立つ

そうかい そこまで言われたんじゃ

俺も しゃあねえな

寄ってたかって

なんだよ 俺だって男だ ハハッ…

悟空の1匹や2匹

軽く片づけてやろうじゃん

鳴らねえものな…

(働々)眠々! 眠々!

(眠々)

働々! どうして来られたの?

はげわしが許してくれたの?

(働々)逃げてきたんだ

働々…

どうしても お前に会いたくて!

・『この道の果てまでも』

・ 花よ 鳥よ

ゆくさ

俺に聞くな 旅の行先き

・ ただ歩き続けるだけ

それだけのことさ

・ 君のこころ

(毛を抜く音)

あいち…

分身

(息を吹く音)

また駄目か…

(悟浄)おい 悟空

・~

どないしたん?

・~

あれ? この子…

お前 知ってたのかよ?

知ってるも何も

お

今 その裏で恋人と会うとるがな

(鼻の鳴る音)

恋人と・

(働々)俺の町では

みんな 休みもなく働かされてる

昼が続くかぎり 働いて働いて…

ぼろぼろになって

死んでしまうんだ

(眠々)こっちでは

働きたくても日が昇らない

そして こうもりたちに

血を吸われてしまうんだわ

(働々)周りは 目に

見えない とばりに囲まれていて

どこへ逃げることもできない

どうせ死ぬなら

お前と一緒に死にたかったんだ

私もよ

・~

お前が連れてきたのかよ?

うん

いや お師匠さまにな

恋人同士 会わせてやれ言われて

余計なことするなよ 馬鹿野郎!

余計なこと?

連れて帰ってくれよ

2人一緒にか?

そんな あほな… お前 考えてみい

もう離れられへんで あの2人は

おい 悟空

お前 なんや

ほ

あの娘に惚れてしもうたんか

そうか… それで 分身の術が

うまくいかんっちゅうわけやな

図星だよ

術かけても かけても

すぐ これになっちまうんだ

ハハッ… こら おかしいな

傑作やな おい ええ?

何が おかしいんだ?

おかしいやないか

おい 悟空 お前は そもそもな

この町の人を助けに来たんやろう

それが 町の娘に惚れてやな

術が使えんようになってもうた

惚れれば惚れるほど

役に立たんっちゅうわけや

だから 悩んでんじゃねえかよ!

絶対矛盾の

自己同一っちゅうやっちゃな

難しいこと言ってねえで

何か知恵ねえのかよ 知恵はよ

何を今更 知恵じゃ… おい 悟空

お前な あの2人を見ても

まだ冷めへんのか? ええ?

ええか 悟空

お前 よう考えてみいよ

あの娘はな 人間やぞ

お前 何や? お前

お前 猿やないか

それにな あの子には・

ちゃんとした人間のな

若~い男前の恋人がいはりますの

ねっ? 分かってんのか?

分かってるよ

分かってへんやないか

よう考えよ 仮にやぞ

まあ これは仮の話やけども

お前と あの子がな

一緒になったら どないなる?

お前のほうが

分かってねえじゃねえか

俺が旦那で あの子が女房

そのあと 何かができるやろう?

ヘヘヘッ… これが できんだよ

それ どんな格好してんねや?

オホッオホッ オホッオホッ…

(2人)怖い話やなぁ

どうや ちょっとは冷めたか?

冷めた

ほな もういっぺん

分身の術やってみいや

うん!

(毛を抜く音)

あいた…

もう はげちゃった ここ

分身!

(息を吹く音)

ちっとも

冷めとらんやないか もう…

悟浄…

手ぇつけられんな お前は

大体な お前は

女に免疫がないから いかんのや

八戒みたいに適当にやっときゃ

こういうことには ならへんのやで

内心がたがた震えながら 悟空との

決闘に向かってまいります>

困りものと申せましょう>

・~

・~

悟空を頼んだよ

俺 あいつに

会いたくねえんだもん だってな

分かった 分かったよ 行きますよ

行きますよ この意地悪

・(騒ぎ声)

えらいとこへ来てしもうたな

これやったら まだ

昼の町のほうが ましやったがな

おい やめとけ やめとけ!

神通力のなくなった孫悟空なんて

しゃく

柄の取れた杓みたいなもんやから

何だい? そりゃ

「すくいよう」がないやないか

それもそうだな…

・(眠々)悟空さん 助けて!

眠々!

おい!

待てい!

ハハッ… 「待て」と言って待つとは

珍しい野郎だ

さあ あんたの出番だよ

(八戒)帰ろうよ 母ちゃん

やっぱり わしとは

もう 比べものにならないね!

(八戒)そこまで言われたんじゃ

こっちも腹立っちゃうな

やってやるよ!

よう 兄貴

やったるで!

(殴る音)

キキキッ!

兄貴 なんだよ わざと

負けてくれんの? ありがとう

いいか 見てろよ!

エイッ!

(蹴る音)

おい 八戒!

ちょっと待て ちょっと待て!

ええか

今 悟空はな 術が使えへんのや

はぁ?

(悟浄)術が使えへんの

なに? もういっぺん言ってごらん

(悟浄)せやさかい ほどほどに

しといたれっちゅうこっちゃ

いや いや そうはいかねえな

(悟浄)えっ?

母ちゃん よく見てろよ

おい ちょっと待て!

(八戒)うっとうしい うっとうしい

ワーッ!

(殴る音)

アアッ!

アア…

(突く音)

ウウッ!

(蹴る音)

アアッ!

フフフッ… 兄貴 ほら

はぁ… ぶざまなもんだな

(殴る音)

痛い痛い 痛い痛い!

(殴る音)

おい! 悟空 大丈夫か? おい

(八戒)

母ちゃん 見たかよ 見たかよ?

はげわしより強いべ 俺

ハハハッ…

お前は 昼の町から来たんだね

これで亭主と張り合える

(八戒)亭主ってよ 俺のことか?

私の亭主は

はげわしのほかには いないんだよ

さあ!

(八戒)アアッ!

働々!

眠々…

唯晩…

眠々…

昼と夜が

和み合えぬはずはありません

(手下)ほら もっと引かんかい!

一体

いさかいのもとは何なのですか?

黙れ黙れ! 黙らんか!

どけ! どけ!

黙れ 貴様!

(殴る音)

(殴る音)

・(唯晩怪)唯昼!

お前さん 私と別れるときに

約束したはずだよ

昼の町と夜の町の男と女は

関わりを持たせないって

(唯昼怪)それが どうした?

この男が 女に会いに来たんだよ

(唯昼怪)なに?

恋の一念… 男っていうのは

そういうもんじゃないのかねえ

男は女に惚れるもの… お前さんも

素直に認めたら どうなんだい?

認めん! 惚れるのは女だ!

じゃ この男は どうするのさ?

おきて

掟を破った奴は死刑だ!

意地っ張りだねえ

(眠々)働々!

(働々)眠々…

眠々!

(眠々)働々!

(唯昼怪)お前は夜の町の女だな?

(眠々)はい

(唯昼怪)男を追って来たのか?

(眠々)はい

(唯昼怪)フフフフッ…

唯晩 女というものは

こういうものじゃないのか?

お前も少しは見習ったら どうだ?

誰が!

この娘は 私のとばりを破って来た

生かしてはおけないよ

それ!

(騒ぎ声)

えっ?

お師匠さま…

あの娘ですね?

お前が心を惹かれたのは

人間の娘を

好きになっちまったんだ…

何をしているのです?

早く助けに行きなさい

おいら

術が使えなくなっちまったんだ…

なんですって?

好きになったら

ただの猿になっちまったんだ…

お師匠さま

どうしたらいいんだよ…

助けに行きなさい

・~

(働々)眠々!

待てい!

こんな処刑は 俺が許さねえぞ!

フン… お前は 水豚の八戒にも

かなわなかったじゃないか

やっちまえ!

・~

アア…

悟空 術を使いなさい!

使えりゃ苦労しねえよ!

(蹴る音)

アッ!

(呪文)

痛い痛い 痛い痛い 痛い痛い!

こんなときに何しやがんだよ!

(蹴る音)

アアッ!

術を使いなさい!

痛い痛い 痛い痛い 痛い痛い!

(毛を抜く音)

(息を吹く音)

できた! お師匠さ~ん!

・~

・~

根性!

(突く音)

変わったって許さねえぞ

頼む 女房だけは助けてくれ!

何言ってるのさ!

お前さんだけは死なせないよ

どうなっちまってんだ?

仲良くなっちゃって

同じですね 若い2人と

・~

それが あなたたちの本心です

もう 意地を張り合うのは

およしなさい

さあ 昼と夜を

元どおりにしてもらおうか

(男性)お~い みんな 夕焼けだ!

(女性)夕焼けが返ってきた!

(男性)これで元どおりだ!

(男性)

昼も夜も元どおりになるぞ!

2人 仲良く幸せに暮らすのですよ

(眠々・働々)ご恩は一生忘れません

・~

悟空…

お師匠さん もう心配いりませんよ

大丈夫

術は ちゃんと使えますからね

・~

きれいだなぁ 夕焼け…

さあ 行こうか!

兄貴

無理しなくたって いいんだよ

うん? 悲しいんだろう?

泣きてえんだろう?

思い切って 1回 泣いちゃえよ

全体的に貸してあげるから

貸してくれるか

貸してあげる

すまねえな…

いいよ

八戒…

はい

(殴る音)

(笑い声)

(悟浄)

おう 悟空 大丈夫か? 大丈夫か?

なに? お前も やられてえか?

うん? ハハハッ…

お師匠さま まいりましょう

それ!

近づいた しるしかもしれません>

まだまだ続きます>

手に入れるまでに・

この先 何が起きますやら

それは 次回の講釈で>

・『ガンダーラ』

・ そこに行けば

・ どんな夢も かなうというよ

・ 誰もみな行きたがるが

はる

・ 遥かな世界

・ その国の名は ガンダーラ

どこ

・ 何処かにある ユートピア

・ どうしたら行けるのだろう

・ 教えて欲しい

・ In Gandhara, Gandhara

・ They say it was in India

・ Gandhara, Gandhara

・ 愛の国 Gandhara

・ Gandhara, Gandhara

・ They say it was in India

・ Gandhara, Gandhara

・ 愛の国 Gandhara

音に聞こえた車遅国に

やって来ました 三蔵一行>

こりき

ろくりき

ようりき

豊かな資源を食いつぶされ・

見るも無残なゴーストタウン>

村の娘に惚れ込んで・

妖怪退治を買って出た八戒>

追放作戦」に ご期待ください>

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